JPH02243684A - 含窒素テルペンラクトン及びそれを有効成分とする脳機能改善剤 - Google Patents

含窒素テルペンラクトン及びそれを有効成分とする脳機能改善剤

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JPH02243684A
JPH02243684A JP6468189A JP6468189A JPH02243684A JP H02243684 A JPH02243684 A JP H02243684A JP 6468189 A JP6468189 A JP 6468189A JP 6468189 A JP6468189 A JP 6468189A JP H02243684 A JPH02243684 A JP H02243684A
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JP
Japan
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compound
group
methyl
nitrogen
formula
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Pending
Application number
JP6468189A
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English (en)
Inventor
Koichi Yoshida
弘一 吉田
Kiyohiko Sho
庄 清彦
Koichi Kanehira
浩一 金平
Manzo Shiono
万蔵 塩野
Joji Yamahara
條二 山原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
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  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は医薬として有用な新規な含窒素テルペンラクト
ン又はその薬理学的に許容される塩を有効成分として含
有する脳機能改善剤に関する。
脳機能改善剤とは急性期又は慢性期の脳虚血、脳低酸素
症の処置、脳循環、脳代謝の改善及び抗痴呆のための薬
剤であって、脳出血、脳血栓、脳塞栓、クモ膜下出血、
一過性脳虚血発作、高血圧性脳症などの脳血管障害すな
わち脳卒中、脳浮腫、頭部外傷などに起因する脳虚血、
脳低酸素症による脳組織・機能の障害を改善もしくは当
該障害の進行を緩やかにし、当該障害の予後における慢
性の脳循環・代謝障害もしくは老年性の亮呆を改善する
0 従来の技術 近年、社会の高ストレス化にともない従来高齢者の疾患
とされていた高血圧、脳卒中、糖尿病などの患者層が中
年、若年層甚だしきは幼年層まで低年齢化してきている
。しかも人口構成は高年齢化の一途を辿っているので、
これらの疾患の患者数は今後ますます増えていくものと
見られる。このなかで、急性又は慢性期の脳循環・代謝
障害の改善薬として塩酸メクロフエノキサート、CDP
−コリン、ホパンテン酸カルシウム、ガンマアミノ醋酸
、塩酸ニカルジピン、塩酸イデベノンなどが開発されて
いる。
発明が解決しようとする課題 上記の脳循環・代謝改善薬は必ずしもそれらの作用が顕
著ではなく、また毒性の点で問題があるものもあり、優
れた脳機能改善作用を有し、かつ安全性の高い薬剤の開
発が望まれているのが現状である。
しかして、本発明の1つの目的は、脳内に容易に移行し
て優れた脳機能改善作用を示し、かつ安全性の高い新規
な化合物を提供するにある。また、本発明の他の目的は
、かかる新規な化合物を有効成分とする脳機能改善剤を
提供するにある。
課題を解決するための手段 本発明によれば、上記の目的は、■一般式又はR1とW
はこれらが結合している窒素原子と一緒になって員数が
5若しくは6である複素環を形成し、ここで、該複素環
は環内に (1)       II 〔式中、xlは水X原子若しくはヒドロキシル基を表わ
し、かつでは水素原子を表わすか、又はガとYlは一緒
になって単結合を形成し、rは水累原子若しくはヒドロ
キシル基を表わし、かつでは水素原子を表わすか、又は
r1!−Y2は一緒になって単結合を形成し R1及び
R2は□同−若しくは異なりそれぞれ置換されていても
よい低級アルキル基、置換されていてもよいアリール基
、置換されていてもよい4−ピペリジル基、ピリジル基
、ピリジルカルボニル基若しくはイソキノリル基を表わ
すが、1〜3個有してもよく、R3は水素原子、置換さ
れていてもよい低級アルキル基又は置換されていてもよ
いアリール基を表わし R4とR5は水素原子又は低級
アルキル基を表わし、nが1のときmは0を表わし%n
がOのときmは1を表わし、pは0〜2の整数を表わす
。〕で示される含″!4素テルペンラクトン又はその薬
理学的に許容される塩〔以下に、これらの化合物を含窒
素テルペンラクトン類(1)と総称することがある〕、
及び■含窒素テルペンラクトン類(1)を有効成分とし
て含有する脳機能改善剤を提供することによって達成さ
れる。
上記一般式(りにおいて R1及びR2が表わす置換さ
れていてもよい低級アルキル基としてはメチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基などの低級アルキル基又は
ヒトミキシル基、モルホルノ基、フェニル基、ピリジル
基などの置換基を有する前記低級アルキル基が挙げられ
%また置換されていてもよいアリール基としてはフ壬ニ
ル基、4−ヒドロキシフェニル基、2−メトキシフェニ
ル基、3、4.5− )リメトキシフェニル基、ナフチ
ル基などが例示され、置換されていてもよい4−ピペリ
ジル基としては、4−ピペリジル基、N−メチル−4−
ピペリジル基、N−ベンジル−4−ピペリジル基などが
例示される。またR1とR2がこれらが結合している窒
素原子と一緒になって形成する員数が5若t、 <は6
である複素環としては、−=0.−01−〇、 −〇、
−?GJ−R’、が表わす置換されていてもよい低級ア
ルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、ジフェニルメチル基、2−メトキシベンジル
基、3,4.5−)リメトキシベンジル基などが例示さ
れ、またt13Aされていてもよいアリール基とシテハ
フェニル基、4−ヒドロキシフェニル基、2−メトキシ
フェニル基、2,3.4−1リメトキシフェニル基、ナ
フチル基、1,2.4−トリアゾリル基などが例示され
る。また R4及びtが表わす低級アルキル基としては
、メチル基、エチル基、ブー(IH−イミダゾール−1
−イル)メチル−1゜4−ジオキサン−2−オン〔化合
物(1)〕6−(4,8−ジメチルノニル)−6−メチ
ル−5−(IH−イミダゾール−1−イル)メチル−1
゜4−ジオキサン−2−オン threo体〔化合物(
2)〕6−(4,8−ジメチルノニル)−6−メチル−
5−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)メチル−
1,4−ジオキサン−2−オン〔化合物(3)〕6−(
4,8−ジメチルノニル)−6−メチル−5−(N−メ
チル−N−ニコチノイルアミノメチル)−1,4−ジオ
キサン−2−オン〔化合物(4)〕6−(4,8−ジメ
チルノニル)−6−メチル−5−ジメテルアZツメチル
ー1.4−ジオキサン−2−オン〔化合物(5)〕 6−(4,8−ジメチルノニル)−6−メチル−5−(
4−(ジフェニルメチル)−1−ピペラジニルメチル)
−1,4−ジオキサン−2−オン〔化合物(6)〕 6−(4,8−ジメチルノニル)−6−メテルー5−(
1−ピロジニルメチル)−1,4−ジオキサン−2−オ
ン〔化合物(7)〕 6−(4,8−ジメチルノニル)−6−メチル−5−(
4−メチルピペラジン−1−イル)メチル−1,4−ジ
オキサン−2−オン〔化合物(8)〕6−(4,8−ジ
メチルノニル)−6−メチル−5−モルホリノメチル−
1,4−ジオキサン−2−オン〔化合物(9)〕 6− (4,8−ジメチルノニル)−6−メチル−5−
ジブチルアミノメチル−1,4−ジオキサン−2−オン
〔化合物(10) ) −(テトラヒドロ−2H−1,4−チアジン−4−イル
)−1,4−ジオキサン−2−オン〔化合物(13))
6−(4,8−ジメチルノニル)−6−メチル−5−[
4−((2,3,4−トリメトキシフェニル)メチル)
−1−ピペラジニルメチル]−1,4−ジオキサ/−2
−オン〔化合物(11) ]6−(4−ヒドロキシ−4
,8−ジメチルノニル)−6−メチル−5−(N−メチ
ル−N−ベンジルアミノメチル)−1,4−ジオキサン
−2−オン〔化合物(14) ) 6−(4,8−ジメチルノニル)−6−メチル−5−(
1,4−ジヒドロ−2−メチル−4−オキソキノリン−
1−イル)メチル)−1,4−ジオキサン−2−オン〔
化合物(12) ) 6−(4,8−ジメチルノニル)−6−メチル−5−(
4−(2−メトキンフェニル)−1−ピペラジニルメチ
ル] −1,4−ジオキサ/−2−オン〔化合物(15
) ) 6−(4,8−ジメチルノニル)−6−メチル−56−
(4−メチル−3−ベンゾニル)−6−メチル−5−ジ
ブチルアミノメチル−1,4−ジオキサン−2−オン〔
化合物(16) ] 6−(4−メチル−3−ペンテニル)−6−メチル−5
−(N−メチル−N−フェニルアミノメチル)−1,4
−ジオキサン−2−オン〔化合物(17) )6−(4
−メチル−3−ペンテニル)−6−メチル−5−(1−
ピロジニルメチル)−1,4−ジオキサン−2−オン〔
化合物(18) )6−(4−メチル−3−ペンテニル
)−6−メチル−5−ピペリジノメチル−1,4−ジオ
キサン−2−オン〔化合物(19) ) 6−(4−メチル−3−ペンテニル)−6−メチル−5
−モルホリノメチル−1,4−ジオキサン−2−オン〔
fヒ分物(20) ) 6−(4−メチル−3−ペンテニル)−6−メチル−5
−ジメチルアミンメチル−1,4−ジオキサン−2−オ
ン〔化合物(21)] 6−(4−メチル−3−ペンテニル)−6−メチル−5
−ジエチルアミノメチル−1,4−ジオキサン−2−オ
ン〔化合物(22) ] 6−(4−メチル−3−ペンチル)−6−メチル−5−
ジブチルアミノメチル−1,4−ジオキサン−2−オン
〔化合物(23) ) 6− (4,8,12−トリメチルトリデシル)−6−
メチル−5−ジメチルアミンメチル−1,4−ジオキサ
ン−2−オン〔化合物(24)) 6− (4,8,12−)リメチルトリデシル)−6−
メチル−5−[N−メチル−N−(2−ニコチノイルオ
キシエチル)アミノメチル]−1,4−ジオキサ/−2
−オン〔化合物(27) )6−(4,8,12−トリ
メチルトリデシル)−6−メチル−5−ツェナルアミノ
メチル−1,4−ジオキサン−2−オン[化合物(25
) ]6−(4,8−ジメチルノニル) −3,6−シ
メチルー5−(II(−イミダゾール−1−イル)メチ
ル−1,4−ジオキサン−2−オン〔化合物(28) 
]6−(4,8,12−4リメチルトリデフル)−6−
メチル−5−ジブチルアミノメチル−1,4−ジオキサ
ン−2−オン〔化合* (26) )6−(4,8−ジ
メチルノニル) −3,fi−ジメチル−5−(IH−
イミダゾール−1−イル)メチル−1,4−ジオキサン
−2−オンerythro体〔化合物(29) ) 5−(4,8−ジメチルノニル)−5−メチル−6−(
IH−イミダゾール−1−イル)メチル−1゜4−ジオ
キサン−2−オン〔化合物(30) ]5−(4,8−
ジメチルノニル)−5−メチル−6−(1,2,4−1
リアゾール−1−イル)メチル−1,4−ジオキサン−
2−オン〔化合物(31) ]どの鉱酸の塩寡メタンス
ルホン酸sP  l’ルエンスルホン酸などの有機スル
ホ/酸の塩;酢酸、プロピオン酸、コハク酸、マレイン
酸、フマル酸。
乳酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン識などの有機カルボン
酸の塩などが挙げられる。
一般式(1)で示される含窒素テルペンラクトンは次の
2つのタイプに分かれる。
υ 5−(4−メチル−3−ペンテニル)−5−メチル−6
−シプチルアミノメチルー1.4−ジオキサン−2−オ
ン〔化合物(32)] 一般式(1)で示される含窒素テルペンラクトンの薬理
学的に計容される塩としては塩酸、硫酸な(上記式中、
又、Yl、X2、Y”、R1、R2、R4、R11及び
pは前記定義のとおりでおる。) −紋穴(1−1)で示される含窒素テルペンラクトンは
例えば次の方法で製造することができる。
(II) +halo −CHCo −hal。
(III) 索テルペンアルコールを一般式(■)で示されるα−ハ
ロ酢酸の酸ハロゲン化物と反応させることにより行なわ
れる。−紋穴(It)で示される含窒素テルペンアルコ
ールと一般式(1[1)で示すレルα−ノ・口酢酸の酸
ノ・ロゲン化物との反応は/10ゲン化アルキル溶媒の
存在下に通常−78℃から使用した溶媒の沸点の温度で
塩基存在下で行なう。α−ノ・口酢酸の酸ハロゲン化物
の使用量は含窒素テルペンアルコールの1.0〜1.3
倍モル量である。反応時間は反応a度によって変動する
が通常30分から5時間である。
一般式(1−2)で示される含窒素テルペンラクトンは
例えば次の方法によって製造することができる。
(+−1) (上、4e式中、Xl、Yl、X2、Y”、R1,R2
、R’及ヒpは前記定義のとおりであり、haloは)
・ロゲン原子を表わす。) この方法は1例えば−紋穴(n)で示される含窒−1−
halo −C)I:OzR’ R’(V) (If) (上記式中、!、Yl、X”%Y”、R1、謬、謬及ヒ
pFi前記定義のとおりであり、haloはハロゲン原
子を表わしR6は低級アルキル基を表わす。)この方法
は、例えば−紋穴(If)で示される含窒素テルペンア
ルコールを、常法に従って水素化ナトリウム、水素化カ
リウムなどのアルカリ金属水素化物、有機リチウム又は
グリニヤール試薬と反応させることにより対応する金属
含窒素化合物に変換したのち、該金属含窒素化合物と一
般式(V)で示されるα−ハロ酢酸エステルを反応させ
ることにより行なわれる。−紋穴(n)で示される含窒
素テルペンアルコールと一般式(V)で示されるα−ハ
ロ酢酸エステルとの反応はテトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジエチルエーテル、炭化水素などの存在下に通常
−78℃から使用した溶媒の沸点の温度で行うことがで
きる。α−ハロ酢酸エステルの使用量は含窒素テルペン
アルコール1モルに対して約1.0倍から1.5倍モル
量である。反応時間は反応温度によって変動するが通常
30分から5時間である。
上記の方法で得られ九−紋穴(1)で示きれる含窒素テ
ルペンラクトンは該反応混合物を水、飽和食塩水溶液な
どにあけ、ジエチルエーテル、ジクロロメタンなどで抽
出し、抽出痺を水、重曹水などで洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウムなどで乾燥し、溶媒を留去したのち、その残渣
を減圧蒸留若しくはカラムクロマトグラフィーに付する
ことにより、分離取得することができる。
次に、含窒素テルペンラクトン類(1)の薬理学的特性
についての試験例を示す。
試験例I KCNfllj発アノΦシアに対する作用ddY系雄性
マウス(5〜6週令、1群9〜10匹)を用い、被検化
合物の所定量をマウスの空腹時に投与し1次いで60分
後にシアン化カリウム3.2m/kfを静脈内に投与し
た。シアン化カリウム投与終了後、180秒以上経過し
ても呼吸を停止しないマウスを生存例として数え、生存
率を求めた。結果を第1表及び第2表に示す。
第  1  表 コントロール 化合物 (1) 化合物 (28) 化合物 (29) 化合?!l  (30) 0/10 4/10 5/9 8/9 4/10 4/10 5/9 8/10 10/10 40.0” 55、6 ” 88.9” 40.0” 40.0” 55.6” 80、0 ” ioo、o” ネp(0,05゜ 申*p<0.01 第  2 表 コントロール 化合物 (2) 化合物 (3) 化合物 (4) 化合物 (5) 化合@(6) 化合物 (9) 化合物 (14) 化合物 (16) 化合物 (17) 化合物 (23) 化合物(27) 0/10 5/10 4/10 4/10 3/10 4/10 3/10 3/10 4/10 4/10 3/l 0 5/10 50、0” 40、0” 40.0” 30.0 40.0” 30.0 30.0 40、0” 40.0“ 30.0 邑0.0** 第1表及び第2表から明らかなように、含窒素テルペン
ラクトン類(1)はすぐれた抗アノΦシア作用を示す。
このように、含窒素テルペンラクトン類(1)は脳機能
改善j!rlJとしてすぐれた特性を有する。
含屋素テルペンラクトン類(1)は毒性試験において低
毒性であることが確認された。例えば、化合* (1)
〜(32) (7)、a注1を性値(LD5o (dd
y 系マウス、体、1ilJ20〜302、−群10匹
、経1]投与)〕はいずれも2.000η勺以上であっ
た。また、静脈内投与の場合にも低毒性であり、短期連
続投与による肝毒性も低かった。
以上の試験結果より、テルペンラクトン類(1)は脳内
の代謝調節の異常に伴う各種の脳機能障害の予防及び/
又は処置のための薬剤、すなわち脳機能改善剤として使
用することができる。例えば、頭部外蕩、脳手術、脳血
管障害などに起因する痴呆、ボケ;甲状腺機能尤進また
は低下症、副甲状腺疾患、ウィルソン病、肝疾患、高脂
質血症、低血塘症、高カルシウム血症、低カルシウム血
症、クツシング症候群、下垂体機能低下症、尿毒症など
の内分泌、代謝性疾患に起因する痴呆、ボケ1心・肺疾
患、貧血などの低酸素症に起因する痴呆、ボケ;脳膜瘍
、細菌性髄膜炎、結核性髄膜炎、梅毒、脳寄生虫症など
の感染症に起因する痴呆、ボ’I : 7 k ツ/%
イマー型老年痴呆、ピック病、ハンチ/トン病、パーキ
ンノン病などの中枢神経系の広範な実質性病変に起因す
る痴呆、ボケなどの予防及び/又は処置に用いて優れた
治療効果を発揮する。また、テルペンラクトン類(1)
を上記の如き脳機能障害の予防及び/若しくは処置に使
用するに際して、その有効投与量は投与の目的、投与の
方法、投与すべき患者の症状、体重、年令、性別、治療
処置にあたる医師の判断等に応じて広範にわたり変える
ことができるが、ヒトの場合、−般には30〜2000
”27日、好ましくは50〜6o。
47日の範囲とすることができ、この投与量を1日1回
又は数回に分けて投与することができる。
投与の方法は経口又は非経口のいずれの方法であっても
よく、非経口投与法としては静脈内、動脈内などの血管
内投与、筋肉内投与、腹腔内投与、骨髄内投与、直腸投
与などの方法を用いることができる。
しかして、テルペンラクトン類(1)を投与するに際し
て、テルペンラクトン類(1)は適当な薬理学的に許容
される希釈剤または担体と一緒に、上記投与方法に適し
た剤型、例えば、錠剤、頓粒剤、散剤、コーティング錠
剤、硬カプセル剤、軟カプセル剤、シロップ剤などの種
々の剤形の経口投与に適し友形態に製剤化することがで
きる。さらに、例えば懸濁液剤、溶液剤、油性若しくは
水性乳液剤などの注射又は点滴投与に適した剤形(注射
剤、点滴剤)に製剤化することができる。
かかる剤型の薬剤を調製するために開用しうる、薬理学
的に許容しうる液体又は固体の希釈剤又は担体としては
、従来から上記の如き剤形の薬剤を製剤化するに際して
通常用いられている補助剤を用いることができ、具体的
には、例えばシロップ、アラビアゴム、ゼラチン、ソル
ビット、トラガカント、ポリビニルとロリドン、ステア
リン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコール
、シリカ、乳糖、砂糖、とうもろこし殿粉、リン酸カル
シウム、グリシン、馬鈴薯殿粉、カルボキシメチルセル
ロースカルシウム、ラウリル硫酸ナトリウA%水%エタ
ノール、グリセリン、マンニトール、リン酸緩衝液など
を例示することができる。
テルペンラクトン類(1)を含有する薬剤は上記例示の
如き薬理学的に許容し得る稀釈剤若しくは担体の他に、
必要に応じて、調剤分野において慣用の他の補助剤例え
ば着色剤、矯臭剤、矯味剤、防腐剤、溶解補助剤、懸濁
化剤、分散剤などの如き他の補助剤を、さらに含有する
ことができる0テルペンラクトン類(1)を含有する薬
剤は前記例示の如き錠剤、カプセル剤、コーティング鍵
、アンプル剤などの如き一定量投与形帽の剤形であるほ
かに、多投4量容器に収容した形態であることができる
1&薬剤はその形態等に依存して、テルペンラクトン類
(1)を一般に0.01〜50IC量チ、好ましくは0
.1〜20重tチの濃度で含有することができゐ0 実施例 以下、実施例により本発明を説明するが、本発明はこれ
らの実施例により限定されるものではない。なお、以下
に示される式において、庵はメチル基を表わし、Etは
エチル基を表わし、Buはブチル基を表わす。
実施例1 〔化合物(1)〕 攪拌機及び温度計を付けたs  J 00 xi容三ロ
フラスコに1−(IH−イミダゾール−1−イル)−3
,7,11−トリメチル−2,3−ドデカンジオール1
5.5 f (50mmol )及び、テトラヒドロ7
ラン150dを加えたのち、反応系を窒素下とし反応温
度を10℃に保ちながらブチルリチウム33d(54m
mol )を滴下した。滴下後反応温度を10℃に保ち
ながら1時間攪拌したのちそのままの温iTフo ム酢
酸xfル8.1 f (54mmol ) fr、@下
反応を行なった。
反応終了後、反応液は水にあけ分液漏斗に移しジエチル
エーテルで抽出を行ない、抽出液を水、飽和重疲水、飽
和食塩水の順で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥したの
ち、溶媒を留去し、さらにシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーをもちいて′lII製することにより6−(4
,8−ジメチルノニル)−6−メチル−5−(l)I−
イミダゾール−1−イル)メチル−1,4−ジオキサン
−2−オン8.72を得た。収率50% FD−Maasスペクトル(m/z):350(M+)
CDα IH−NMRスペクトル(90MHz )δHMS”0
.84 (d、 J=6.0Hz、 91()。
0.9〜1.7(rn、 14H)、 1.37(s、
 3H)。
3.5〜4.2(m、 5H)、 6.88(s、 I
H)。
6.98(s、IM)、7.43(s、LH)実施例2
〜11 (n) + Br −CH2C0zC2Hs 第3−1表に示される含窒素テルペンアルコール(II
)とブロム酢酸エチルをそれぞれ実施例1におけると同
様に反応と後処理を行ないシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーをもちいて精製を行なうことによりそれぞれ@
3−1表に示される含窒素テルペンラクトンを得た。
生成物の収率と物性値を第3−2表に示す。
第3−1表 第3−1表 実施例12〜27 第3−3表に示される含窒素テルペンアルコール(■)
とブロム酢酸エチルをそれぞれ実施例1におけると同様
に反応と後処理を行ないシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーをもちいてn裏を行なうことによりそれぞれ第3
−3表に示される含窒素テルペンラクトy(1−2)を
得た。
生成物の収率と物性値を第3−4表に示す。
第3−3表 第3−3表 第3−3表 第3−3表 第3 3表 第3−4表 第3−4表 第3−4表 第3−4表 実施例28 r 攪拌機及び温度計を付けた。30011/容三ロフラス
コに1− (IH−イミダゾール−1−イル)−3,7
,11−)ジメチル−2,3−ドデカンジオール15.
5 f (50mmol )及び、テ°トラヒドロ7ラ
ン1501IIjを加え九のち1反応系を窒素下とし反
応温度を10’CK保ちながらブチルリチウム33d(
54mmol)を滴下し喪。滴下後反応温度を10℃に
保ちながら1時間攪拌したのちそのままの温度で2−ブ
ロムプロピオン酸エチル9.8F(54mmol )を
滴下反応を行なった。
反応終了後1反応液は水にあけ分液漏斗に移しジエチル
エーテルで抽出を行ない、抽出液を水。
飽和重曹水、飽和食塩水の順で洗浄し無水硫酸ナトリ9
ムで乾燥したのち、溶媒を留去し、さらにシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーをもちいてn裏することで6−
(4,8−ジメチルノニル)−3,6ジメチルー5−(
IH−イミダゾール−l−イル)メチル−1,4−ジオ
キサン−2−オン〔化合物(28) ) 9. I P
を得た。収率50%F D −Mass 、x、ベクト
ル(m/z): 364(M”)’H−NMRxベク)
#(90MHz)δCDα゛。
NMS ’″ 0.92(d、 J=6.3Hz 9f()、 1.0
〜1.85(m、 14H)。
1.37(s、 3H)、 1.43(s、 3H)。
3.6〜4.7(m、 4H)、 6.89(s、 1
f()、 7.01(II、 IH)。
7.44(IS、 IH) とにより6−(4,8−ジメチルノニル)−a、a−ジ
メチル−5−(IH−イミダゾール−1−イル)メチル
−1,4−ジオキサン−2−オン9.82141た。
収率54% FD−Mass(m/z ) : 364 (M”)’
H−NMRxペク)ル(90MHz)δCDα3゜NM
S ” 0.91(d、 J=6.3Hz 9H)、 1.0〜
1.85(”+ 14H)。
1.36(s、 3)I)、 1.43(a、 3H)
、 3.6〜4.7(m、 4H)。
6.90(s、 IH)、 7.03(s、 IH)、
 7.50 (s、 IH)実施例30 〔化合物(29) ) 実施例28と同様にして、arythro体1−(IH
−イミダゾール−1−イル) −3,7,11−)リメ
?ルー 2.3− )’テカンジオールと2−ブロムプ
ロピオン酸エチルの反応と後処理を行ないシリカゲルク
ロマトグラフィーをもちいて精製を行なうこ〔化合物(
30)) (式中、Pyはピリジンを表わす) 攪拌機及び温度計を付けた。300d三ロフラスコにブ
ロモアセチルクロリド6、1 f (38,7mmol
 )及び、ジクロロメタン100m1を加えた後、内温
t−−78℃に保ち1−(IH−イミダゾール−l−イ
ル) −3,7,11−トリメチル−2,3−ドデカン
ジオール10.Of!(32,3mmol)を添加しり
。添加後ピリジン3.89 (48mmol)をジクロ
ロメタンに溶解し全量を10Mtとしたものを反応系中
に5分間で滴下した。反応終了後1反応液は、水にあけ
分液ロートに移し7分液した。有機層は、飽和食塩水、
飽和型静水、水の順で洗浄]、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。乾燥後、溶媒を留去しシリカゲルクロマトグ
ラフィーに付することKより。
5−(4,8−ジメチルノニル)−5−メチル−6−+
IH−イミダゾールー1−イル)メチル−1゜4−ジオ
キサン−2−オン5.1Fを得た。
収率45嘩 FD−Mussxべpト/L、(rn/z ) : 3
50 (M  )CDα3゜ ”H−NMRx ペクトA、 (90MHz )δNI
VIS”0.82(d、 J=6.□Hz、 9H)、
 0.9〜1.7(m、 14H)。
1.35(IS、 3f()、 3.5〜4.2(m、
 5H)、 6.88(8,1H)。
6.98(8,IH)、 7.26(a、 IH)実施
例31〜32 第1−1表に示される含窒素テルペンアルコール(If
)とブロムアセチルクロリドをそれぞれ実施例30にお
けると同様に反応と後処理を行ないシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーをもちいて精製を行なうことによりそ
れぞれ第4−1表に示される含輩素テルペンラクトンを
得た0 生成物の収率と物性値t−第4−2表に示す。
第4−1表 第4−2表 ン硬カプセルi、oooカプセルに充填した。lカプセ
ル中に化合物(1)5”f’を含有する。
実施例34 散  剤 化合物(1)              50 F微
結晶セルローズ         400v次に、゛本
発明の化合物のうち化合物(1)を活性成分とした製剤
例を示す。
実施例33 カプセル剤 化合物(1)               5 f微
結晶セルローズ          80Fトウモロコ
シデンプン        20f乳   $l122
 S’ 全   量                130f
上記成分を常法により顆粒化したのち、ゼラチ全   
量              1.00Or化合物(
1)をアセトンに#%t、、次いでこれを微結晶セルロ
ーズに吸着させたのち、乾燥した。
これをトウモロコシデンプンと混合し、常法により散剤
として、化合物(1)の20倍散剤を調製した。
実施例35 錠  剤 化合物(1)              5 Fトウ
モロコシデンプン        10f乳   糖 
                   202カルボ
キシメチルセルローズカルシウム   102微結晶セ
ルローズ         401ボリビニリピロリド
ン         5P全   量  00f 化合物(1)ヲアセトンに溶解し5次いでこれを微結晶
セルローズに吸着させたのち、乾燥した。
これにトウモロコシデンプン、乳糖、カルボキシメチル
セルローズカルシウム全混合し2次いでポリビニルピロ
リドンの水溶液全結合剤として加えて常法によシ頼粒化
した。これに滑沢剤としてメルクを加えて混合したのち
% 1錠1ooqの錠剤に打錠した。1錠中には化合物
(1)5qを含有するO 実施例36 注射剤 化合物(1)              10 fN
ikkol  HCO−60(日光ケミカル社製品名)
    37Fゴマ油         2を 塩化ナトリウム            9Fプロピレ
ングリコール       409ムトグロビレングリ
コールを予め溶解した蒸留水を約80℃に加温して加え
、全量1,000−の水溶液とした。この水溶液t 2
 mlのアンプルに分注して溶閉したのち、加熱滅菌し
た。1管中、化合物(1) 20ηを含有する。
発明の効果 本発明によれば、医薬として有用な新規な含窒素テルペ
ンラクトン(1)が提供される。含窒素テルペンラクト
ン(1)は、前記の′試験結果から明らかなとおり、a
機能改善剤として優れた特性を有する。
特許出願人  株式会社 り ラ し

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、X^1は水素原子若しくはヒドロキシル基を表
    わし、かつY^1は水素原子を表わすか、又はX^1と
    Y^1は一緒になつて単結合を形成し、X^2は水素原
    子若しくはヒドロキシル基を表わし、かつY^2は水素
    原子を表わすか、又はX^2とY^2は一緒になつて単
    結合を形成し、R^1及びR^2は同一若しくは異なり
    それぞれ置換されていてもよい低級アルキル基、置換さ
    れていてもよいアリール基、置換されていてもよい4−
    ピペリジル基、ピリジル基、ピリジルカルボニル基若し
    くはイソキノリル基を表わすか、又はR^1とR^2は
    これらが結合している窒素原子と一緒になつて員数が5
    若しくは6である複素環を形成し、ここで、該複素環は
    環内に−O−、−S−、▲数式、化学式、表等がありま
    す▼、▲数式、化学式、表等があります▼、−CH_2
    CH_2−、▲数式、化学式、表等があります▼、−C
    H=N−及び▲数式、化学式、表等があります▼から成
    る群から選ばれる基を1〜3個有してもよく、R^3は
    水素原子、置換されていてもよい低級アルキル基又は置
    換されていてもよいアリール基を表わし、R^4とR^
    5は水素原子又は低級アルキル基を表わし、nが1のと
    きmは0を表わし、nが0のときmは1を表わし、pは
    0〜2の整数を表わす。] で示される含窒素テルペンラクトン。 2、請求項1記載の含窒素テルペンラクトン又はその薬
    理学的に許容される塩を有効成分として含む脳機能改善
    剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115141169A (zh) * 2021-03-30 2022-10-04 成都百裕制药股份有限公司 一种萜内酯衍生物及其在医药上的应用

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115141169A (zh) * 2021-03-30 2022-10-04 成都百裕制药股份有限公司 一种萜内酯衍生物及其在医药上的应用
CN115141169B (zh) * 2021-03-30 2023-09-08 成都百裕制药股份有限公司 一种萜内酯衍生物及其在医药上的应用

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