JPH02243375A

JPH02243375A - プリンタのヘッドギャップ設定機構

Info

Publication number: JPH02243375A
Application number: JP6386189A
Authority: JP
Inventors: Shinzo Tanaka; 信三田中
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1989-03-17
Filing date: 1989-03-17
Publication date: 1990-09-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔概　要〕印字ヘッドがプラテンの軸と平行に往復移動し、印字ヘ
ッドによりプラテン上の印刷用紙に印字が行われるプリ
ンタのヘッドギャップ設定機構に関し、印字中にヘッドギャップを自動的に調整することにより
常に適正なヘッドギャップを維持し、印字品質の確保と
印字速度の高速化を図ることを目的とし、ヘッドギャップを測定する機構と、測定したヘッドギャ
ップに応じて印字ヘッドをプラテンに対し前後に移動さ
せてヘッドギャップを調整する機構とを具備するプリン
タのヘッドギャップ設定機構を構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明はプリンタ装置に関し、特にプリンタ装置の印字
ヘッドとプラテン上の印刷用紙との間のベツドギャップ
を設定する機構に関する。

近年、プリンタ装置においては、印字速度の高速化及び
印字品質の向上が望まれている。印字速度の高速化を行
おうとすると、印字ヘッドにかかる印字反力が増大し、
ヘッドギャップが広がって、印字品質が低下してしまう
。

そこで、印字品質を確保しつつ、印字速度の高連化を図
るためには、ヘッドの可動中、即ち印字中にヘッドギャ
ップを調整する機構が必要となる。

〔従来の技術〕

従来のプリンタ装置のヘッドギャップ設定は、印字中は
固定である。即ち、印字を開始する前に、印刷用紙の厚
さ等に応じて一旦ヘッドギャップを設定した後は、所定
の印字が終了するまでは、ヘッドギャップは最初に設定
したままである。

例えば、第３図に示す従来のプリンタ装置において、１
はプラテン、２は印字ヘッド、３はキャリア、４はフロ
ントステー、５はリアスチー、６は偏心軸受、７はヘッ
ドギャップ調節用レバー、１０は印刷用紙であり、印字
へラド２を搭載したキャリア３が図示しない駆動手段で
フロントステー４及びリアスチー５上をプラテン１の軸
と平行に往復摺動し、その間に印字ヘッド２がプラテン
１上の印刷用紙１０上に印字する。プラテン１は図示し
ない駆動手段により回転し印刷用紙を送る。

印字開始の際に、印字へラド２とプラテン１上の印刷用
紙１０との間のヘッドギャップをヘッドギャップ調節用
レバー７にて調整する。即ち、リアスチー５はそれの中
心軸より偏心した軸受６に回転可能に支持され、かつヘ
ッドギャップ調整用レバー７に結合されている。従って
、レバー７を時計方向に移動させれば、リアスチー５が
偏心軸受６を中心にプラテン１側へ移動し、これにより
キャリア３もプラテン１側へ移動してヘッドギャップを
小さくする。逆に、レバー７を反時計方向に移動させれ
ば、リアスチー５がプラテン１と反対の側へ移動し、ヘ
ッドギャップを大きくする。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、従来のプリンタ装置においては、ベツド
ギャップを自動的に調整する機構を有していないために
、ヘッドギャップ設定は印字中は固定のままである。従
って、印字開始時点で適正ギャップに設定しておいても
、特に高速で印字を行う場合印字ヘッドにかかる印字反
力が大きく、印字の途中からヘッドギャップが広がって
、印字品質が低下させるという問題がある。

そこで、本発明では、印字中にヘッドギャップを自動的
に調整することにより常に適正なヘッドギャップを維持
し、印字品質の確保と印字速度の高速化を図ることがで
きるヘッドギャップ設定機構を提供することを目的とす
る。

〔課題を解決するための手段〕

このような課題を解決するために、本発明によれば、印
字ヘッドがプラテンの軸と平行に往復移動し、印字ヘッ
ドによりプラテン上の印刷用紙に印字が行われるプリン
タ装置にふいて、第１図に示すように、少なくとも印字
ヘッドが移動して印字を行なっているときに、ヘッドギ
ャップを測定する機構９と、測定したヘッドギャップに
応じて印字ヘッドをプラテンに対し前後に移動させてヘ
ッドギャップを調整する機構２０とを具備するプリンタ
のヘッドギャップ設定機構が提供される。

〔作　用〕

本発明によれば、印字中にヘッドギャップが測定機構に
より測定され、その測定値に応じて印字ヘッドがプラテ
ンに対して前後に移動されるので、ヘッドギャップは印
字中常に適正値に自動的に調整される。

〔実施例〕

以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明
する。

第１図及び第２図において、１はプラテン、２は印字ヘ
ッド、３はキャリア、４はフロントステー　５はリアス
チー、６は偏心軸受、８はヘッドギャップ調整用モータ
、８ａ〜８Ｃはギヤ、９はヘッドギャップ測定機構、即
ちセンサー、１０は印刷用紙、２０はヘッドギャップ調
整機構であり、印字ヘッド２を搭載したキャリア３が図
示しない駆動手段でフロントステー４及びリアスチー５
上をプラテン１の軸と平行に往復摺動し、その間に印字
ヘッド２がプラテン１上の印刷用紙１０上に印字する。

プラテン１は図示しない駆動手段により回転し印刷用紙
を送る。

印字ヘッド２に搭載されたヘッドギャップ測定センサー
９ばプラテン１上の印刷用紙１０と印字ヘッド２との間
に隙間、即ちヘッドギャップを測定する。この種のヘッ
ドギャップ測定センサー９としては、リミットスイッチ
を使用した接触型センサー、或いは超音波を使用した非
接触型センサー等を使用できる。

ヘッドギャップ測定機構、即ちセンサー９は印字中連続
的に又は所定時間おきにヘッドギャップを測定する。一
方、所定の印紙速度及び印刷用紙１０の厚さに応じた適
正なヘッドギャップがあらかじめＣＰＵ２５に記憶され
ている。そこで、ヘッドギャップ測定センサー９により
測定したヘッドギャップが記憶されているヘッドギャッ
プと相違する場合は、ＣＰＵ２５からの指令によりヘッ
ドギャップ調整機構２０、周知のステップモータよりな
るヘッドギャップ調整用モータ８を駆動する。このモー
タ８の回転は、ギヤ８ａ〜８Ｃを介してリアスチー５を
偏心軸受６を中心に回転させる。これにより、測定した
ヘッドギャップが記憶されているヘッドギャップに近づ
くように自動的に調整される。

〔発明の効果〕

以上に説明したような、本発明によれば、印字中にヘッ
ドギャップが測定機構により測定され、その測定値に応
じて印字ヘッドがプラテンに対して前後に移動されるの
で、印字中常にヘッドギャップを適正な一定値に保ごと
ができる。これにより、印字品質を向上させることがで
、またヘッドギャップが広がった時の印字ヘッドのスト
ロークマージンが必要ない為、印字速度を高速化するこ
とができる。更に、途中で厚さの違う段差のある印刷用
紙にも印字することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のプリンタのヘッドギャップ設定機構の
ブロック図、第２図は本発明の実施例に係るプリンタの
ヘッドギャップ設定機構の概略図、第３図は従来のプリ
ンタのヘッドギャップ設定機構の概略図である。１・・・プラテン、２・・・印字ヘッド、３・・・キャリア、４・・・フロントステー５・・・リアスチー６・・・偏心軸受、訃・・ヘッドギャップ調整用モータ、８ａ〜８Ｃ・・・ギヤ、９・・・ヘッドギャップ測定機構（センサー）、１０・
・・印刷用紙、２０・・・ヘッドギャップ調整機構、２５・・・ＣＰＵ。本発明のへラドギヤ・ンブ設定機構のブロック図第１図４・・・フロントステー１０・・・印刷用紙第図３・・・キャリア４・・・フロントステー５・・・リアステ−

Claims

【特許請求の範囲】

１、印字ヘッド（２）がプラテン（１）の軸と平行に往
復移動し、印字ヘッドによりプラテン上の印刷用紙（１
０）に印字が行われるプリンタ装置において、少なくと
も、印字ヘッド（２）が移動して印字を行なっていると
きにヘッドギャップを測定する機構（９）と、測定した
ヘッドギャップに応じて印字ヘッドをプラテンに対し前
後に移動させてヘッドギャップを調整する機構（２０）
とを具備することを特徴とするプリンタのヘッドギャッ
プ設定機構。