JPH02243343A - カーニング処理用字面データ作成方法およびカーニング処理方法 - Google Patents

カーニング処理用字面データ作成方法およびカーニング処理方法

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JPH02243343A
JPH02243343A JP1006738A JP673889A JPH02243343A JP H02243343 A JPH02243343 A JP H02243343A JP 1006738 A JP1006738 A JP 1006738A JP 673889 A JP673889 A JP 673889A JP H02243343 A JPH02243343 A JP H02243343A
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JP1006738A
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Katsuhisa Ida
勝久 井田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、デスク・トップ・パブリッシング(DTP
)機器などコンピュータを用いて文字組版を行う電子組
版システムにおけるカーニング処理方法に関する。
〔従来の技術〕
従来のCRT写植機などにおいては、隣接する文字の形
状を考慮して、文字と文字との間のスペースを当初設定
されたものよりも小さくし、視覚的に自然な文字間隔を
得るカーニング処理が行われている。
このカーニング処理としては、英文(アルファベット)
などにおいて、特定の文字組合せ(力−ニングペア)を
あらかじめ記憶しておき、その方ニングベアについての
み文字間スペースを詰める手法が知られている。
また、他の方法としては、トボグラフィックカーニング
という、各文字に与えられたスペースを示すデータによ
って、各文字に対して自己整合的にカーニング処理を施
す手法が提唱されている。
さらに、和文においては、たて書き、横書きともにこの
ような処理は手作業で行なわれており、「詰め組み」や
「くい込み文字」などと称されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、以上のような手法においては、アルファ
ベット各文字間の組み合わせ(カーニングペア)につい
て字詰め量(スペース)を記憶しなければならず、カー
ニング処理を施す文字の組合せが増えるに従って、字詰
め量に関する記憶容量が大幅に増大するという問題点が
あった。
また、トボグラフィックカーニングに関しては、縦書き
については適用できないという問題点があった。
また和文については現在手作業に頼るものがほとんどで
あり、作業効率が低く、オペレーターの主観の違いによ
って、仕上りに差が出るという問題点もあった。
〔発明の目的〕
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたもの
で、和文、英文ともに適用でき、簡単な装置で、自動化
処理を可能にしたカーニング処理方法およびその処理に
用いられるカーニング処理用字面データ作成方法を得る
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る第1のカーニング処理用字面データ作成
方法は、カーニング処理のために、与えられた文字の字
面データを作成する方法であって、まず、所定の大きさ
を有する矩形の文字枠内に、与えられた文字の文字パタ
ーンを設定する。
次に、カーニング処理を施すカーニング方向に平行な複
数のスリットに、文字枠を分割し、複数のスリットごと
に、文字パターンの輪郭線に対応した字面位置を設定す
る。
さらに、複数のスリットごとに、文字枠の力−ニング方
向に垂直な辺と、字面位置との最短の距離データを求め
、垂直な辺ごとに、当該辺に対応する最短の距離データ
に基づいて、字面データを作成するものである。
また、この発明に係る第2のカーニング処理用字面デー
タ作成方法は、スリット内に文字パターンの輪郭線が存
在しない場合に、カーニング方向の文字パターンの両端
位置に対応して字面位置を設定して、字面データを作成
するものである。
また、この発明に係るカーニング処理方法は、所定の配
列方向に配列された文字のうち、隣接する文字間のスペ
ースを決定する方法であって、まず、第1のカーニング
処理用字面データ作成方法によって作成された字面デー
タを、配列された文字ごとに準備する。
次に、隣接する文字のそれぞれの文字枠の間で相互に隣
接する垂直な辺につき、それらの辺に対応する字面デー
タを、複数のスリットごとに相互に加算する。
さらに、その複数のスリットごとに得られた加算値の最
小値を選択し、その最小値に基づいて、隣接する文字間
のスペースを決定するものである。
〔作用〕
この発明の第1の構成によれば、文字枠を分割する複数
のスリットごとに、文字枠のカーニング方向に垂直な辺
と、文字パターンの字面位置との最短距離によって距離
データが決定されるので、その距離データから構成され
る字面データは文字パターンのカーニング方向の形状を
与えるものとなる。
また、この発明の第2の構成によれば、スリット内に文
字パターンの輪郭線が存在しない場合に、力−ニング方
向の文字パターンの両端位置に対応した字面位置が設定
されるので、最短の距離データが文字パターンの幅に対
応して設定される。
また、この発明の第3の構成によれば、配列された文字
に対して、上述した第1の構成による字面データを準備
し、隣接する文字のそれぞれの文字枠の間で相互に隣接
する垂直な辺につき、それらの辺に対応する字面データ
を、複数のスリットごとに加算し、その加算値の最小値
に基づいて文字間のスペースを決定するので、カーニン
グ処理を、一連の演算による自動化処理によって構成す
ることができる。
〔実施例〕
A、全  と 第1図、第2図および第3図は、この発明の一実施例に
よるカーニング処理方法を適用する電子組版システムの
各部の構成を示す概略ブロック図である。
第1図は、フォント作成装置の概略ブロック図である。
CPtJllはフォント作成装置10全体を制御し、各
文字毎に文字輪郭を示すアウトラインフォントおよび後
述する字面データを作成する。
ディスク12はフォント作成装置10全体の実行プログ
ラムや作成されたアウトラインフォントおよび各文字の
字面データなどを格納するためのものであり、例えば4
0MB程度の容量をもつハードディスクである。
処理対象の文字列は、平面スキャナ13からビットデー
タに変換されて読み込まれる。例えば、120級程度の
大きさの文字に対しては、450 L/in (w 1
77 L/ ax )程度の読み取り解像力を有する平
面スキャナが適している。このビットデータに基づいて
、アウトラインフォントや字面データが作成される。作
成されたアウトラインフォントや字面データは、磁気テ
ープ(以下MTとする)14に格納される。CRT15
は作成されたアウトラインフォント等を表示し、オペレ
ーターによる処理の確認を可能にする。マウス16およ
びキーボード17は種々の指令を入力するためのもので
ある。また以上の動作において、データの授受は、パス
ライン18を介して行われる。
なお、このフォント作成装置10は、組版システムの製
造者か使用者のもとに置かれる。アウトラインフォント
と字面データは、組版システムと共に、組版システム製
造者から使用者にMT上のデータとして供給されるかあ
るいは使用者が自らフォント作成装置10を用いてこれ
らのデータを作成し、MTを介して組版システムに供給
する。
第2図は、採字装置の概略ブロック図である。
CPU21は採字装置20全体を制御する。キーボード
22は、12段あるいは15段の多段シフト方式の文字
入力専用キーボードである。キーボード22で採字され
た結果は、CRT23上に表示される。また採字データ
は、フロッピーディスク(以下FDとする)24に格納
される。FD24に格納された採字データは、後述する
組版装置に与えられる。また以上の動作において、デー
タの授受は、パスライン25を介して行われる。
第3図は、組版装置の概略ブロック図である。
CPU31は組版装置30全体を制御する。ディスク3
2は組版装置130全体の実行プログラム。
アウトラインフォントに基づ<CRT表示用の文字フォ
ント、各文字の字面データおよび組版データなどを格納
する。組版データは、位置データと形状に関するデータ
とから構成されており、後で詳述するように、文字の配
置点、書体コード、文字コード、長手体率、斜体率など
の情報が含まれる。
FD37には、前述した採字装置20によって与えられ
る採字データがFDを介して与えられる。
この採字データは、ディスク32に格納される。
RAM33aは作成中の組版ファイルを記憶する。
RAM33bは前述した採字装置20からの各文字の字
面データを、ディスク32から読み出して格納する。デ
ジタイザー34上にはメニューシートなどが設ゴされて
おり、原稿のレイアウト等を指定するための座標がここ
で入力される。
画像表示調整装置35内には、CRT36上に実際の仕
上り状態に近い原稿を再現するために、ディスク32に
格納されているCRT表示用文字フォントや、他の級数
9字寄せ量などのデータが入力され、各文字の位置指定
などの演算処理を行う。
組版装置30は、FD37からの採字データや、ホスト
システム40からの字面データを有するアウトラインフ
ォントを読み取って、後で詳述する動作を行う。以上の
動作において、データの授受は、パスライン38を介し
て行われる。
力−ニン 処    −一 以下、この発明の一実施例によるカーニング処理用字面
データ作成方法の処理手順を、フローチャートを参照し
つつ説明する。なお、以下の説明において、「文字」と
は通常の文章、単語を形成するのに用いられる狭義の文
字のほか、数字や各種の記号を含んだものとする。
第4図は、第1図に示すフォント作成装置10における
処理手順を示すフローチャートである。
この処理は、字面データを有するアウトラインフォント
を作成するためのものである。
まず入カニ程として、ステップS11で、写植機などに
より印画紙上に所定の大きさに出力された文字パターン
あるいは、用紙上に描かれた文字パターンを平面スキャ
ナ13で読み取り、得られたビットデータをディスク1
2内に格納する。前述したように平面スキャナ13の読
取り解像力が4501/in程度であれば、印画紙上に
出力される文字の大きさは、−辺が3 ctnの正方形
に相当する120級の大きざが適当である。
ステップ812では、原稿上の文字を読み取っで得られ
たごットデータから、微小なベクトルによって各文字の
外形線を接続して構成したデータつまり、ベクトル化さ
れたアウトラインフォントを作成する。なお、アウトラ
インフォントとして、汎用の文字のフォントデータを利
用すれば、上述のステップ811,812に示す工程は
不要である。
ステップS13においては、アウトラインフォントに基
づいて、各文字の文字パターンを所定の大きさを有する
文字枠内に設定し、CRT15上に表示する。
第5図は、文字パターン「てJを、所定の太きさを有す
る文字枠CF内に設定した様子を示した図である。文字
枠CF内の中央に、文字パターン「て」が設定されてい
る。なお、文字はすべて、いわゆる全角の文字とする。
第5図において、文字枠CFの各辺をn分割(第5図に
おいてはn=32)L、、上下方向のスリットv s 
 −v s 32および左右方向のスリットH81〜H
832を設定する。
従って、このような縦横のスリットの交差により、文字
枠CFは複数の単位セルUC(以下、単にセルUCとす
る)に分割される。通常は、第5図に示すように、スリ
ットH8とスリット■Sの幅は共に長さWであり、セル
UCは一辺の長さWの正方形となる。
ステップ314においては、文字枠CF内の文字パター
ンに対応して、字面データを作成する。
第6図は、この工程の詳細な処理手順を示すフローチャ
ートであり、第5図に示す文字パターン「で」を、字面
データ作成対象例としている。
まず、第6図のステップS21において、文字枠CF内
の文字パターン「て」の輪郭線に対応して、後述するカ
ーニング処理を考慮しつつ、人為的に字面位置を設定す
る。
この字面位置の設定は、セルUCを基本単位として行わ
れ、オペレーターが直接、CRT15上に表示された文
字パターンを確認しながら、ライトベンなどによって字
面位置を入力していく。また、前述の文字パターンを用
いて、図形データ入力等に汎用されるデジタイザーなど
によって字面位置を入力してもよい。さらに他の方法と
しては、文字パターンのフォントデータにより、セルU
Cを基本単位とする疑似輪郭位置を自動的に演算表示し
てもよい。
この字面位置は、文字枠CFの上辺、下辺、左辺および
右辺に対向するそれぞれの部分によって構成される。そ
のそれぞれの辺に対向する字面位置を、第5図に太線で
示すように、字面位@U P。
DP、LP、RPとする。
ステップ822では、設定された字面位置に対して修正
を加えるかどうかの判断を行う。修正を加える場合には
、ステップ823に進み、修正を加えない場合には、ス
テップ824に進む。
ステップ823では、ライトベンなどによって修正され
た字面位置を入力する。疑似輪郭位置を自動的に設定し
た場合には、この工程において疑似輪郭位置を補正しな
がら、字面位置として設定。
入力する。例えば、第5図に示すように、前述の疑似輪
郭位置として設定された破線ALで示される部分を、実
線のように修正することにより、スリットHS io内
に存在する字面位置の数を、4から2に減らすことがで
きる。
ステップ824では、文字枠CFの各辺と、それらに対
向する字面位置との最短距離をスリットごとに求める。
例えば、スリットH8内には字面位置LP、RPが存在
するが、左辺からの最短距離を与えるのは、字面位置L
Pであり、右辺からの最短距離を与えるのは、字面位@
RPである。
左辺と、この左辺に対向する字面位置LPとに関する処
理について説明する。第5図において、スリットH81
〜H85およびスリットH829〜H83□には、字面
位置LPが存在しない。このような場合の最短距離を示
す距離データは、文字枠CFの一辺の長さ、すなわち3
2×Wとする。
スリットH8−H828には、字面位置LPが存在する
。例えば、その中の一部であるスリットH8からスリッ
トH810までにおいて、左辺と字面位@LPとの最短
距離は、第5図かられかるように、それぞれ17XW、
3XW、3XW、3XW、4XWとなる。
同様にして、スリットH811〜H828について左辺
と字面位11LPとの最短距離を求める。
以上のような処理を他の各辺についても行い、それらに
対向する字面位置UP、DP、RPとの最短距離をスリ
ットごとに求める。
ステップ825では、ステップ324で求めた上、下、
左、右の各辺に対する最短距離データに基づいて、その
文字の字面位置に対応する字面データUD、DD、LD
、RDを作成する。
例えば、下記衣1のように、左辺に関する字面データ1
0が作成される。   (以下、余白)表  1 ステップS15では、第1図のキーボード17から入力
された処理対象の文字パターンに対応する1体コードと
文字コードを、アウトラインフォントおよび字面データ
と共に、第1図のディスク12に格納する。前述した汎
用の文字フォントデータを利用する場合には、対照して
いるコードを流用してもよい。
以上の工程によって、文字パターン「で」に関する一連
の字面データ作成工程は完了する。さらに、この字面デ
ータ作成工程を他の文字についても適用し、全ての必要
な文字についてデータを作成したら、第1図のMT14
内にそれらのデータを格納する。
C0採字工程 組版を行う前処理として採字を行う。第7図は採字工程
のフローチャートであり、この処理は第2図に示す採字
装置20で行う。
まず、第7図のステップ831で採字を行う原稿のファ
イル名を指定しておく。後工程で用いられる採字データ
はこのファイル名によって呼び出される。
次のステップ832では第2図に示すキーボード22か
ら、文字コードを文字列ごとに入力する。
文字列は、同一書体、同一級数の文字によって形成され
る一連の文字列であり、文字列と文字列との間には区切
りを表す区切り記号が入力される。
ステップ833では1ファイル分の文字コードを入力し
たかどうかの判断を行い、まだ1ファイル分の文字コー
ドを入力していない場合にはステップS32に戻り、入
力した場合にはステップS34に進む。
ステップ834では、1ファイル分の文字コードを原稿
のファイル名と共に、第2図に示すFD24に書き込み
、一連の採字工程を終了する。このフロッピーディスク
は、後述する組版工程において用いられる。
D−組n立 第8図は組版工程のフローチャートであり、カニング処
理を含む。この処理は第3図に示される組版装置30で
行う。
まず、第8図のステップ341において、第3図に示す
FD37から、所要の組版に対応するファイル名を指定
しデータを読み出す。
ステップ842では、このファイルに割り当てられるべ
きエリアサイズを第3図に示すデジタイザー34上で指
定する。
ステップS43では、指定されたファイルから採字され
た文字列の文字コードを読み出し、CRT36に表示す
る。
ステップ844では、オペレータがCRT36上の文字
列を見て所望の書体F9級数Q1文字間スペース値mを
入力、指示する。先に入力された文字コードと、この書
体F1級数Qによって各文字の文字パターンが決定され
る。この文字間スペース値mは、長さWを単位とする実
数値である。
これらのデータによってディスク32内のCRT表示用
文字フォントを読み出し、画像表示調整装置35に入力
する。
ステップS45では、文字列の位置を指定するために、
デジタイザー34上で配置点を設定し、画像表示調整装
置35に入力する。また、CRT表示用文字フォントを
用いて、文字列をCRT36上に表示する。
第9図は、文字列「真髄を伝える」、「伝統の味」を有
するファイルに対して、ステップS42からステップS
45までの工程を行ない、長方形のエリアE1を割り当
てた様子を示す図である。
この長方形のエリアE1のエリアサイズは、その左下端
点P。、右上端点P2を、デジタイザー34上で指定す
ることによって決定される。配置点P8は指定文字列の
最初の文字(第9図では左端の文字)の文字枠CFの左
下端点(左上端点でもよい)であり、CRT36上には
表示されない。
ステップ346では、この最初の配置点P、の指定に基
づいて、文字列にカーニング処理を施し、第2文字目以
後の文字パターンの配置を決定する。
第10図は、このカーニング処理を施す別の対象例であ
る、文字パターン「シ」および「て」を並べて配置する
様子を示す図である。
点P1 (最初の配置点Paに相当する)および点P2
は、それぞれ文字パターン「シ」と文字パターン「で」
の配置点であり、共に文字枠CFの左下端点で示されて
いる。また座標軸X、yを図のように文字枠CFの各辺
に平行に定める。配置点P2の最終的な位置は、カーニ
ング処理後に決定される。
以下、文字列「して」に対してカーニング処理を施す場
合について説明する。第11図は、このステップ846
でのカーニング処理の詳細な処理手順を示すフローチャ
ートである。
まず、第11図のステップS51において、配置点P1
に基づいて、第1文字目の文字パターン「シ」をその文
字枠CF1と共に、CRT36上またはそのメモリ領域
内に設定する。
次にステップ852において、第1文字目の文字パター
ン「シ」の右辺に関する字面データRDと、それに隣接
する第2文字目の文字パターン「て」の左辺に関する字
面データLDとを読み出す。文字パターン「て」の字面
データLDは、前述した表1のような構成となっている
。また、文字パターン「シ」の字面データRDも同様の
処理によって求められ、表2のような構成となっている
表19表2の距離データに従って、字面データLDと字
面データRDとを、対応するスリットH8(H8−H8
3□)ごとに加算し、加算値を求める。
以上の関係を次式(1)に示す。ただし式(1)におい
ては、字面データLD、RDのそれぞれに含まれる、1
番目のスリットに対応したデータをデータLD・、RD
・(1=1〜32)と表現し、またデ一タLD・、RD
・をスリットごとに相互に加算+1 して得られる値を加算値AD、(+=1〜32)と表現
している。また、これらの値の基本単位は長さWた式(
1)の結果から、加算値へ〇、(+=1〜32)の中の
最小値ADwinを選択する。例示した文字列「して」
の場合には、図示しないスリットH87〜H89におけ
る加算値AD−19(XW)が、最小1[AD  、 
 どなる。
1n ステップ854では、ステップ853で得られた最小値
AD  ・ に、第8図のステップ844で1n 指定された文字間スペース値mを減算して、詰め組みス
ペース値As (=AD  ・ −m)を求める。
1n ステップ855では、詰め組みスペース値Asに基づい
て、第2文字目の文字枠CFの左下端点である配置点P
2の位置を、次のようにして決定する。
実際の文字パターンの位置は[mi]単位で与えられる
ので、単位(XW)から[mi]単位への換算を行う。
配置点P 、P2のy座標は等しいとすると、配置点P
2のX座標P2xは、配置点P1のX座標P1xに基づ
いて、次式(2)で表される。
P2x= 0.25 xQx (1−As/n >+ 
Plx               [−1l]  
 ・・・(2)なお、級数Qは第8図のステップ344
で与えられており、分割数nは、この例においてはn−
32である。また、係数[0,25Jは、級数表示から
、[■]単位への変換にともなう係数である。
第12A図〜第12C図は、それぞれm=15(xW)
 、 m−11(xW) 、 m=7 (xW)と設定
して、第10図に示す文字パターン「シ」。
「て」にカーニング処理を施した様子を示す図である。
前述したようにAD  、  −19(XW)でman あり、詰め組みスペース値ASは、第12A図〜第12
C図において、それぞれAs1=4 (XW)、 AS
  =8 (xW) 、 As3=12 (xW)とな
る。このように文字間スペース値mを変更することによ
って、詰め組みスペース値Asを調整し、所望の良好な
文字間隔を得ることができる。
なお文字間スペース値mは、通常、正の値に設定するが
、微小な負の値に設定すると、隣接する2つの文字を極
めて近接させることができる。また、文字間スペースf
i1mを最小値AD  ・ よりも1n 大きくすると、詰め組みスペース値Asが負の値になり
、カーニング処理を行わない状態よりも、隣接する2つ
の文字を離すことができる。
以上のような一連の処理を行い、配置点P2の位置を決
定したら、第2文字目の文字パターン「て」を基準にし
て、さらに同様の処理を行い、次の第3文字目の文字パ
ターンの配置点を決定する。このような処理を順次繰り
返し、一連の文字列に対して処理を行い、各文字枠の左
下端点のエリアE1上での位置が決まったら、第8図の
ステップ847に進み、第3図に示すCRT36上に文
字列を指定の書体で表示する。各文字は、その文字枠の
左下端点を基準として、その文字のフォントデータによ
り表示される。
第8図のステップ848では、オペレーターはCRT3
6上の表示を見て、書体F1級数Q9文字間スペース値
m、各文字の配置点Pが良好かどうか判断する。不適当
と判断した場合には、ステップS44に戻り、必要な部
分について、上記パラメーター値をオペレーターが変更
しつつ、再度前述した処理を行う。
こうして、その文字列の所望のカーニング処理が終了す
ると、ステップ349に進み、書体F。
級数Q1文字間スペース値m、各文字の配置点Pの各デ
ータを、先の文字列データと共に、ディスク32に組版
ファイルとして格納する。
ステップS50では、さらに未処理の文字列があるかど
うかの判断を行う。未処理の文字列があればステップ8
43に戻り、上述したのと同様の所要の処理を行い、な
ければ処理を終了する。
以上のような工程を経て、組版装置30におけるカーニ
ング処理は完了する。この処理の結果は、校正などの必
要に応じて第3図のホストシステム40により組版ファ
イルから読み出され、図示しないハードコピー出力装置
や露光装置などに送られ、普通紙あるいは印画紙などの
上に再現される。
m−1工1 第13A図、第13B図はこの発明のカーニング処理用
字面データ作成方法を適用する他の文字パターン[、J
、V’Jを示す図である。このような文字パターンにお
いては、それぞれの文字枠CF、CFbの一部の領域に
しか文字パターンが存在しないので、文字パターンの輪
郭線に対応して、字面位置を設定すると、カーニング処
理時に、極端に文字間のスペースを詰めてしまうことが
ある。そのため、第13図の文字パターンのように、ス
リット内に文字パターンの輪郭線が存在しない場合には
、カーニング方向の文字パターンの両端位置に対応して
、人為的に字面位置を設定する。
第13A図において門よ、上辺および下辺にそれぞれ対
向した仮想字面位置AUP、ADPが設定され、また第
13B図の文字パターンにおいては、左辺および右辺に
対向した仮想字面位置ALP。
ARPが同様に設定される。これらの仮想字面位置によ
って、文字パターンの占有するそれぞれの領域を広げて
おく。そして、各辺から仮想字面位置までの距離に基づ
いて、字面データを作成する。
第14A図、第14B図は、文字パターン「シ」rLJ
と第13A図、第13B図に示す文字パターン[、J、
r”Jとのそれぞれに、カーニング処理を施した様子を
示す図である。文字パターン[しJ、rLJのそれぞれ
の文字枠CFA、CF8と文字パターン「、」、「”」
のそれぞれの文字枠CF、CF、との重なり幅は、第1
3図に示す仮想字面位置に基づく字面データによって制
限されており、カーニング処理によって、各文字間のス
ペースが必要以上に小さくなることが避けられる。
なお、以上説明した例においては、上、下、左。
右4つの辺について字面データを作成したが、あらかじ
め文字の配列方向(カーニング方向)が明らかな時は、
その方向に垂直な辺についてのみ字面データを作成し、
カーニング処理を行なえばよい。
また、字面位置の設定は、セルUCを基本単位として各
辺をデジタル的に近似して行なっただが、輪郭線位置そ
のものをスリットごとにアナログ的に抽出して、字面位
置としてもよい。
また、最小値ADakinから文字間スペース値mを減
算して、詰め組みスペース値ASを決定したが、最小値
AD  ・ に基づく他の方法としては、11n 例えば、最小fiAD、。を所定倍して、文字間の間隔
を狭くするような詰め組みスペース値Asを設定しても
よい。
さらにこの発明は、文字枠CFやスリットH8゜PSに
傾斜をつけ、その傾斜角度に対応してフォントデータを
補正し、文字を表示、出力することにより、斜体文字に
も同様に適用できる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明のカーニング処理用字面データ
作成方法によれば、文字枠を分割する複数のスリットご
とに、文字枠のカーニング方向に垂直な辺と、文字パタ
ーンの輪郭近似位置との最短距離によって決定される距
離データが求められ、その距離データにより、全ての文
字の配列に対して任意量のカーニング処理を行うことが
できる。
また、この発明のカーニング処理方法によれば、配列さ
れた文字に対して、上述した字面データを準備し、隣接
する文字のそれぞれの文字枠の間で相互に隣接する垂直
な辺につき、それらの辺の字面データを複数のスリット
ごとに加算し、その加算値の最小値に基づいて文字間の
スペースを決定するので、カーニング処理が、一連の演
算による自動化処理によって構成される。
そのため、このような手法を用いることによって、和文
、英文ともに適用でき、簡単な装置で、自動化処理を可
能にしたカーニング処理方法およびその処理に用いられ
るカーニング処理用字面データ作成方法を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を適用するフォント作成装
置のブロック図、 第2図は採字装置のブロック図、 第3図はこの発明の一実施例を適用する組版装置のブロ
ック図、 第4図はこの発明の一実施例によるカーニング処理用字
面データ作成方法の処理手順を示すフローチャート、 第5図は第4図に示す処理の対象を示す文字パターンの
図、 第6図は第4図に示す処理の主要部を示すフローチャー
ト、 第7図は採字工程を示すフローチャート、第8図はこの
発明の一実施例によるカーニング処理方法の処理手順を
示すフローチャート、第9図は文字列の例を示す図、 第10図はカーニング処理の対象の文字パターンを示す
図、 第11図は第8図に示す処理の主要部を示すフローチャ
ート、 第12図は、第10図に示す文字パターンに力ニング処
理を施した様子を示す図、 第13図はこの発明の他の実施例であるカーニング処理
を施す対象の文字パターンを示す図、第14図は第13
図に示す文字パターンにカーニング処理を施した様子を
示す図である。 CF・・・文字枠、 VS、H8・・・スリット、UP
、DP、LP、RP・・・字面位置、UD、DD、LD
、RD・・・字面データ、AD・・・加算値、    
AD  ・ ・・・最小値、l110 As・・・詰め組みスペース値、 AtJP、ADP、ALP、ARP ・・・仮想字面位置、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カーニング処理のために、与えられた文字の字面
    データを作成する方法であつて、 (a)所定の大きさを有する矩形の文字枠内に、前記与
    えられた文字の文字パターンを設定する工程と、 (b)前記カーニング処理を施すカーニング方向に平行
    な複数のスリットに、前記文字枠を分割する工程と、 (c)前記複数のスリットごとに、前記文字パターンの
    輪郭線に対応した字面位置を設定する工程と、 (d)前記複数のスリットごとに、前記文字枠の前記カ
    ーニング方向に垂直な辺と、前記字面位置との最短の距
    離データを求める工程と、 (e)前記垂直な辺ごとに、当該辺に対応する前記最短
    の距離データに基づいて、前記字面データを作成する工
    程と、を含むカーニング処理用字面データ作成方法。
  2. (2)請求項1記載のカーニング処理用字面データ作成
    方法であって、前記工程(c)が、前記スリット内に前
    記文字パターンの輪郭線が存在しない場合に、前記カー
    ニング方向の前記文字パターンの両端位置に対応して字
    面位置を設定する工程を含むカーニング処理用字面デー
    タ作成方法。
  3. (3)所定の配列方向に配列された文字のうち、隣接す
    る文字間のスペースを決定するカーニング処理方法であ
    つて、 (a)請求項1記載の方法によって作成された字面デー
    タを、前記配列された文字ごとに準備する工程と、 (b)前記隣接する文字のそれぞれの文字枠の間で相互
    に隣接する前記垂直な辺につき、それらの辺に対応する
    字面データを、前記複数のスリットごとに相互に加算す
    る工程と、 (c)前記複数のスリットごとに得られた加算値の最小
    値を選択し、前記最小値に基づいて、前記隣接する文字
    間のスペースを決定する工程と、を含むカーニング処理
    方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0926778A (ja) * 1995-07-10 1997-01-28 Dainippon Screen Mfg Co Ltd カーニング処理方法
US5609427A (en) * 1994-02-28 1997-03-11 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Kerning method and a typographic apparatus utilizing same
JPH09156066A (ja) * 1995-12-08 1997-06-17 Dainippon Screen Mfg Co Ltd カーニング処理方法

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