JPH0224310Y2 - - Google Patents

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JPH0224310Y2
JPH0224310Y2 JP16432184U JP16432184U JPH0224310Y2 JP H0224310 Y2 JPH0224310 Y2 JP H0224310Y2 JP 16432184 U JP16432184 U JP 16432184U JP 16432184 U JP16432184 U JP 16432184U JP H0224310 Y2 JPH0224310 Y2 JP H0224310Y2
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JP
Japan
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speaker unit
diaphragm
headphone
sound
shielding plate
Prior art date
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JP16432184U
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JPS6178495U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はオーデイオ信号を再生するヘツドホン
に関する。
〔従来の技術〕
先に、スピーカユニツトを収納したハウジング
を耳介に挿入する様にした第3図及び第4図に示
す如きステレオヘツドホンが夫々提案されてい
る。
この第3図及び第4図において、1は略円錐台
形状をしたハウジングを示し、このハウジング1
内にはスピーカユニツト2が収納されている。3
はスピーカユニツト2の振動板に対向する位置に
設けたこの振動板の保護用のグリルであり、この
グリル3にはスピーカユニツト2の振動板から放
射された音を通過させる多数の透孔が設けられて
いる。このグリル3の表面にはグリルスクリーン
3aが設けられ、このグリル3を化粧すると共に
防塵する如くなされている。4はコード保持部、
5はコードである。
このヘツドホンは第5図に示す如く耳介Aに挿
入され装着される。即ち、ハウジング1が略円錐
台状のくぼみ所謂耳甲介腔B内に配され、このハ
ウジング1の背面側が耳甲介腔Bの下側に位置し
耳甲介腔B上に両側から張り出した所謂耳珠C及
び対珠Dに押えられ、コード保持部4が耳珠Cと
対珠Dとの間の略U字形状の隙間所謂珠間切痕E
に配される。
この様に装着されるヘツドホンにおいては、イ
ヤホンの如く外耳道に圧迫感を受けることなく良
好に装着できる。
ところで、一般に外耳道Fの入口は耳甲介腔B
の側部に位置している。この為、外耳道Fの入口
に対してスピーカユニツト2は横向きとなり、外
耳道Fの入口方向にはスピーカユニツト2の振動
板の一部分が対向し、この振動板から放射される
音の一部が外耳道Fの入口に対して反対方向に漏
れてしまうという不都合があつた。又、耳甲介腔
Bの大きさには個人差がある為、耳甲介腔B内に
ハウジング1が装着されたときに人により外耳道
Fに対するスピーカユニツト2の振動板の対向の
度合が異り音色に差を生じてしまうという不都合
があつた。
そこで第6図に示す如くグリル3とグリルスク
リーン3aとの間にスピーカユニツト2の振動板
に対向するように半円形状の遮蔽板6を設ける様
にしたヘツドホンが提案されている。この遮蔽板
6はスピーカユニツト2の振動板から放射される
音の透過率を小さくするものであり、第6図に示
す如く左耳に対応する側の遮蔽板6はスピーカユ
ニツト2の振動板の左側半分を遮蔽する如くなす
と共に右耳に対応する側の遮蔽板6はスピーカユ
ニツト2の振動板の右側半分を遮蔽する如くなし
たものである。スピーカユニツト2の振動板から
放射される音は遮蔽板6により遮蔽されていない
部分から放射される。このとき、スピーカユニツ
ト2の振動板の遮蔽板6に対向する部分からの音
の指向性の強い高域成分は遮蔽板6により遮蔽さ
れ、この音の指向性の弱い低域成分は遮蔽板6を
回り込み外耳道Fを介して鼓膜Gに伝わる。従つ
て、スピーカユニツト2を耳介Aに挿入するヘツ
ドホンの如く低域成分が比較的不足しがちな口径
の比較的小さなスピーカユニツト2においても、
聴感上低域成分が増強され良好な音質が得られ
る。
従つてこの第6図のヘツドホンに依れば、スピ
ーカユニツト2を耳介Aに挿入するようにしたヘ
ツドホンにおいて、スピーカユニツト2の振動板
の外耳道Fに対向しない範囲にスピーカユニツト
2の振動板に対向して遮蔽板6を設けたので、放
射される音の漏れが減少し、この漏れの減少した
分だけ効率の高いものを得ることができる。又、
この遮蔽板6により再生音の漏れを少なくするよ
うにした為、低域成分が比較的不足しがちな口径
の比較的小さなスピーカユニツト2においても、
聴感上低域成分が増強され良好な音質が得られ
る。
また、比較的小さなスピーカユニツト2の振動
板の略半分が遮蔽板6により遮蔽されるので、耳
甲介腔Bの大きさに個人差を生じても外耳道Fに
対するスピーカユニツト2の振動板の開口の度合
の個人差が比較的少なく、人により音色に差を生
じることが比較的少ないものを得ることができ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然しながら斯る第6図に示す如きヘツドホンに
あつては左耳及び右耳の夫々の耳介Aに挿入する
ヘツドホンが決つてしまうので、これを誤つて左
右逆に挿入したときにはかえつて音響特性が悪く
なる不都合があつた。
本考案は斯る点に鑑み左右いずれの耳に挿入し
たときにも上述の如き良好な音響特性を得る様に
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕 本考案ヘツドホンは第1図に示す如く、スピー
カユニツト2を耳介Aに挿入するようにしたヘツ
ドホンに於いて、このスピーカユニツト2の振動
板の前面に左右対称の遮蔽板6を設け、この振動
板よりの音に対し、左右対称の開口部3L,3R
を形成する様にしたものである。
〔作用〕
斯る本考案に依ればこのヘツドホンを左耳の耳
介Aに挿入したときには外耳道Fの入口に開口部
3Lが対向し、また右耳の耳介Aに挿入したとき
は外耳道Fの入口に開口部3Rが対向するので左
右どちらの耳に挿入したときにも上述第6図と同
様の良好な音響特性を得ることができる。
〔実施例〕
以下第1図を参照しながら本考案ヘツドホンの
一実施例につき説明しよう。この第1図に於いて
第3図、第4図及び第6図に対応する部分には同
一符号を付し、その詳細説明は省略する。
本例に於いては第1図に示す如くグリル3上に
スピーカユニツト2の円形の振動板に対向するよ
うに円形状の左右両側を同様に切欠した遮蔽板6
aを左右対称に接着剤等により被着し、このスピ
ーカユニツト2の振動板よりの音に対し左右対称
の開口部3L及び3Rを形成する如くする。
本例に於いてはこの遮蔽板6a上にグリルスク
リーン3aを設ける如くする。その他は第3図、
第4図及び第6図と同様に構成する。
斯かる本例のヘツドホンにおいてはスピーカユ
ニツト2の振動板から放射される音は遮蔽板6a
により遮蔽されていない左右の開口部3L及び3
Rから放射される。この為このヘツドホンを左耳
の耳介Aに挿入したときには外耳道Fの入口に開
口部3Lが対向し、また右耳の耳介Aに挿入した
ときは外耳道Fの入口に開口部3Rが対向し、こ
のヘツドホンを左右いずれの耳に挿入したときに
もこのスピーカユニツト2の振動板から放射され
る音を外耳道Fを通して鼓膜に伝えることができ
る。この場合スピーカユニツト2の振動板の遮蔽
板6aに対向する部分からの音は音の指向性の強
い高域成分は遮蔽板6aにより遮蔽され、この音
の指向性の弱い低域成分は遮蔽板6aを回り込み
開口部3L,3Rを介して放射されるので、これ
が外耳道Fを介して鼓膜Gに伝わる。従つて、ス
ピーカユニツト2を耳介Aに挿入するヘツドホン
の如く低域成分が比較的不足がちな口径の比較的
小さなヘツドホンに於いても聴感上低域成分が増
強され良好な音質が得られる。
因みに本例に示すヘツドホンの周波数特性は第
7図に実線で示す如く上述第3図、第4図に示す
ヘツドホンの周波数特性(一点鎖線で示す。)に
比較し、口径の比較的小さなスピーカユニツト2
では失われ易い低域成分が増強され、良好な音質
が得られることがわかる。
またスピーカユニツト2の振動板よりの音は開
口部3L又は3Rにより得られるので、耳甲介腔
Bの大きさに個人差があつても外耳道Fに放射さ
れる音には差がなく、人により音色に差を生じる
ことがなくなる。また更に本例ヘツドホンは左右
の耳に対し同様の特性を示すので第3図に示す如
きステレオヘツドホンを製造する場合には左右を
区別する必要がなく、それだけ製造が容易とな
る。
また第2図A,B及びCは夫々本考案に使用さ
れる遮蔽板6aの他の例を示す。
即ち第2図A及びBは夫々円形の遮蔽板に左右
対称の円弧状の切欠を設けたものであり、第2図
Cはこの遮蔽板6aを正三角形とし、グリル3に
対し左右対称になる如く配したものである。
之等第2図A,B及びCに示す如き遮蔽板6a
を使用しても第1図例同様の作用効果が得られる
ことは容易に理解できよう。また本考案は上述実
施例に限らず本考案の要旨を逸脱することなくそ
の他種々の構成が取り得ることは勿論である。
〔考案の効果〕
本考案に依ればスピーカユニツト2の振動板か
ら放射される音は左右対称の開口部3L及び3R
から放射されるので左右どちらの耳介Aに挿入し
たときにも良好な音響特性で再生音を得ることが
できる。
また本考案に依ればスピーカユニツト2の振動
板に対向して遮蔽板6aを設けたので放射される
音の漏れがそれだけ減少し、この漏れの減少した
分だけ効率の高いものを得ることができ、またこ
の遮蔽板6aにより再生音の漏れを少なくした
為、低域成分が比較的不足しがちな口径の比較的
小さなスピーカユニツトにおいても、聴感上低域
成分が増強され良好な音質が得られる。またスピ
ーカユニツト2の振動板よりの音は開口部3L又
は3Rより得られるので、耳甲介腔Bの大きさに
個人差があつても、外耳道Fに放射される音には
差がなく、人により音色に差を生じることが比較
的少ないものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ヘツドホンの一実施例のグリル
スクリーンを除いた状態を示す平面図、第2図
A,B及びCは本考案の夫々他の実施例の要部を
示す平面図、第3図はステレオヘツドホンの例を
示す構成図、第4図は第3図のヘツドホンの断面
図、第5図はヘツドホンの装着状態の説明に供す
る略線図、第6図はヘツドホンの例のグリルスク
リーンを除いた状態を示す平面図、第7図は本考
案の説明に供する線図である。 1はハウジング、2はスピーカユニツト、3は
グリル、3L及び3Rは開口部、6aは遮蔽板、
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スピーカユニツトを耳介に挿入するようにした
    ヘツドホンに於いて、上記スピーカユニツトの振
    動板の前面に左右対称の遮蔽板を設け、上記振動
    板よりの音に対し左右対称の開口部を形成する様
    にしたことを特徴とするヘツドホン。
JP16432184U 1984-10-30 1984-10-30 Expired JPH0224310Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16432184U JPH0224310Y2 (ja) 1984-10-30 1984-10-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16432184U JPH0224310Y2 (ja) 1984-10-30 1984-10-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6178495U JPS6178495U (ja) 1986-05-26
JPH0224310Y2 true JPH0224310Y2 (ja) 1990-07-03

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ID=30722183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16432184U Expired JPH0224310Y2 (ja) 1984-10-30 1984-10-30

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4831176B2 (ja) * 2009-01-29 2011-12-07 日本ビクター株式会社 ヘッドホン
JP6459000B2 (ja) * 2015-12-01 2019-01-30 勇 小泉 前方定位可能な受話器

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Publication number Publication date
JPS6178495U (ja) 1986-05-26

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