JPH0224255A - ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

ブレーキ液圧制御装置

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JPH0224255A
JPH0224255A JP17327188A JP17327188A JPH0224255A JP H0224255 A JPH0224255 A JP H0224255A JP 17327188 A JP17327188 A JP 17327188A JP 17327188 A JP17327188 A JP 17327188A JP H0224255 A JPH0224255 A JP H0224255A
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JP
Japan
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wheel
brake fluid
fluid pressure
skid
wheels
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JP17327188A
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English (en)
Inventor
Atsushi Namino
淳 波野
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はアンチスキッド装置を備えた車両におけるブレ
ーキ液圧制御装置に関するものである。
従来の技術 一般にブレーキifkの配管系に発生する故障に対処子
るために、2つの圧力室を持つマスクンリングから2系
統のブレーキ液の配管系を導出して、各車輪のホイール
シリンダに系゛銃刑に連通ずることにより、前記配管系
の故障等に対する安全性をより一層高めた構成が知られ
ている。その−例としてブレーキ液の配管を、右前輪と
左後輪とを一体化して第1の配管系統を構成するととも
に、左前輪と右後輪とを一体化して第2の配管系統を構
1戊し、前記の2つの圧力室を持つマスタシリンダから
得られるブレーキ液を各系統毎に供給するようにした、
通常X型配管と呼称されるブレーキ液配管手段が用いら
れている。
一方、例えば日産自動車株式会社が昭和62年9月に発
行したサービス周相第588号(UA2−1)、U12
型系車の紹介のC−67頁には、前記X型配管とアンチ
スキッド装置とを組み合わせた電子制御4輪アンチスキ
ノドンステムの構成圧を同時に制御する第1系統のアン
チスキッド機構と、左前輪と右後輪のブレーキ液圧を同
時に制御する第2系統のアンチスキッド機構とを装置し
、且つ4輪すべてに車輪速センサを設けて対角2輪の車
輪回転速度をモジュールで比較して、前輪。
後輪の何れかロックしそうな車輪を基準にブレーキ液圧
を減圧、保持、増圧するようにしている。
更に上記の構成に加えて、後輪側のブレーキ液路の中途
部に左右前輪のブレーキ液圧のうち低い方のブレーキ液
圧を採用するセレクトローパルプを設けたことにより、
制動性能及び旋回旋回性能を高める工夫がなされている
このような構成によれば、制動時に最もロックし易い車
輪の制動力に池の車輪の制動力を合わせて、路面の状態
に関係なく車輪のロックを防止し、且つ電子制御によっ
て車輪と路面間の摩擦力を最適に保持して、制動停止距
離を短縮するとともに旋回性能を高めることができる。
発明が解決しようとする課題 しか・しながらこのような従来のX型配管とアンチスキ
ッド装置とを組み合わせたブレーキ液圧制御装置にあっ
ては、アンチスキッド装置が前記第1の配管系統と第2
の配管系統との別々の系統で作動するようになっていた
ため、一方側の配管系統のアンチスキッド機構が作動し
て前輪のロックを防止した際に、同じ配管系統の後輪も
同様にロックが防止された状態となって、車両の制動力
が不足してしまうことがあるという課題があった。
例えば左側の車輪が乾燥路面等の高摩擦路面上にあり、
右側の車輪が氷結路面等の低摩擦路面上にあるという所
謂スプリット路面を車両が中、低速走行中にドライバー
がブレーキペダルを強く踏んだ際には、先ず低摩擦路面
上にある右側前輪の液圧が第1の系統のアンチスキッド
機構の作用により低減されて、右側前輪のロックが防止
されると同時に、この右側前輪と対角線の位置にある左
側後輪の液圧も前記第1の系統のアンチスキッド機構の
作用を受けて同様に低減されてしまうので、その結果、
高摩擦路面にある左側の後輪の制動力が不足してしまう
ことになり易い。即ち高摩擦路面上にある左前輪以外の
車輪のブレーキ液圧がすべて低減されてしまうため、車
両の制動力を充分に発揮させることができないという難
点を有している。
尚、車両の旋回走行時にあっても上記と略同様な課題が
ある。
上記に対処するため、高摩擦路面上にある後輪へのブレ
ーキ液圧を高めて、該後輪の制動力を高める手段も考え
られるが、このようにした場合には、車両の高速走行時
に左右後輪の制動力がアンバランスになり、走行安定性
が損なわれる慣れがあるという課題が生ずる。
そこで本発明はこのような従来のブレーキ液圧制御装置
か有している課題を解消して、車両の中低速走行時にお
ける制動時に、前記一方側の系統のアンチスキッド機構
が作動して前輪側のロックが防止された状態下にあって
も、後輪側の制動力が不足してしまうことがなく、且つ
車両の高速走行時にあっても、左右(&輪の制動力のア
ンバランスに起因して走行安定性が低下することを防止
することができるブレーキ液圧制御装置の提供を目的と
するものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記の目的を達成するために、マスタシリンダ
とホイールシリンダとを連通ずる岐路の中途部に、右前
輪と左後輪のブレーキ液圧を同時に制御する第1系統の
アンチスキッド機構と、左前輪と右後輪のブレーキ液圧
を同時に制御する第2系統のアンチスキッド機構とから
成るアンチスキ、ド装置を装置したブレーキ液圧制御装
置において、前記第1系統のアンチスキッド機構の中間
部及び第2系統のアンチスキッド機構の中間部に、後輪
へ供給されるブレーキ液圧を、相互に異なる系統のアン
チスキッド機構側へ切換自在な一対の液圧切換弁を配備
した構成にしである。
作用 通常の走行時にはマスタシリンダと各車輪のホイールシ
リンダとが前記第1系統のアンチスキlド機構と第2系
統のアンチスキッド機構を介して連結されていて、ブレ
ーキ液の液圧が系統別に個々に供給制御されるととも1
.−5急制動時及び低摩擦路面での制動時には上記アン
チスキッド機構の動作に基づいて車輪のロックが防止さ
れる。
次に車両が前記スプリノ!・路(mに中、低速で進入し
た際に制動した場合には、低摩擦路面側にある系統のア
ンチスキッド機構が作動して、前輪の口・ツクが防止さ
れると同時に、前記液圧切換弁の作用に基づいて低摩擦
路面側前輪のブレーキ液圧が同じく低摩擦路面側後輪へ
供給されるとともに、高摩擦路面側前輪のブレーキ液圧
が同じく高摩擦路面側後輪へ供給されて、高摩擦路面側
にある後輪のブレーキ液圧を高めて、その結果後輪の制
動力が高く保持される。
一方、車両の高速走行時には、逆に左右の制動力のアン
バランスによる悪影響が大きいが、車両が高速で前記ス
ブリ、ト路面に進入した際に制動した場合には、前記の
動作説明と同様に低摩擦路面側にある系統のアンチスキ
ッド機構が作動して、前輪のロックが防止されると同時
に、前記−χ・jの液圧切換弁の内、低1?!擦路面側
にある液圧切換弁のみ切換操作させることによって1.
低摩擦路面側前輪のブレーキ液圧が同しく低摩擦路面側
14輪・\供給されて、左右後輪のブレーキ液圧のアン
バランス′h<解消されるという作用がもたらされる4
゜上記の作用は、車両走行時の路面が前記したスプリッ
ト路面のみでなく、車両の高速旋回時の場合にあっても
路間−の作用が得られる。
実施例 以下図面を参照して本発明にかかるブレーキ液圧制御装
置の一実施例を説明する。
第1図に示した構成において、lはブレーキペダル、2
はマスタシリンダ、3はリザーバタンクであって、マス
タ/リンダ2は第1のチャンバ2aと第2のチャンバ2
bとに隔成されている。
一方4は右前輪、5は左前輪、6は右i(輪、7は左後
輪であり、夫々ホイールンリンタ4a、5a、6a、7
aが取付けられている。又上記の右前輪4.左前輪5.
右後輪6.左後輪7には夫々車輪速センサ4b、5b、
6b、7bが付設されている。
上記マスタシリンダ2の第1のチャンバ2aから導出さ
れた液路11は、該液路11の中途部に配設されたアン
チスキッド装置15を経由した後、第1の配管系16に
接続されており、マスタシリンダ2の第2のチャンバ2
bから導出された液路12は、同様にアンチスキッド装
置15を経由した後、第2の配管系17に接続されてい
る。
上記第1の配管系16は、分岐点P、により液路16a
に分岐され、この液路16aが第1の液圧切換弁20a
に連結されており、更にこの液圧切換弁20aからブロ
ボーショニングバルブ22を介して左後輪7のホイール
シリンダ7aに連結されている。又上記第2の配管系1
7は、分岐点P、により岐路17aに分岐され、この液
路17aが第2の液圧切換弁20bに連結されており、
更にこの液圧切換弁20bからプロポーショニングバル
ブ23を介して右後輪6のホイールシリンダ6aに連結
されている。
前記第1の液圧切換弁20aは、モ常時は図示の通りに
第1の配管系16.液路163及びプロポーショニング
バルブ22を介して右前輪4七左後輪7とを連通させて
いるとともに、該第1の液圧切換弁20aが切換作動さ
れた際には、右前輪4と左後輪7間の連通状態が遮断さ
れて、左前輪5と左後輪7とが前記第2の配管系17を
介して連通される。
一方、第2の液圧切換弁20bは、平常時は図示の通り
に第2の配管系17.液路17a/Aひブロボーシリニ
ングバルブ23を介して左前輪5!:右後輪6とを連通
させているとともに、該第2の液圧切換弁20bが切換
作動された際には、左前輪5と右後輪6間の連通状態が
遮断されて、右前輪4と右後輪6とが前記第1の配管系
16を介して連通される。即ちマスタシリンダ2と各車
輪のホイールシリンダ4a+  5a+  6a、7a
とは上記第1の液圧切換弁20a及び第2の液圧切換弁
20bとが夫々第1図に示した位置にある場合には、通
常X型配管と呼称される配管手段により連結されており
、且つ前記アンチスキ・ノド装置15と第1の配管系1
6及び第1の液圧切換弁20aとにより、第1系統のア
ンチスキ・ノド機構が構成されているとともに、アンチ
スキ・ノド装置15と第2の配管系17及び第2の液圧
切換弁20bとにより、第2系統のアンチスキッド機構
が構成されている。これを換言すれば、第1系統のアン
チスキッド機構の中間部及び第2系統のアンチスキ、ド
機構の中間部に、各アンチスキッド機構から左右の後輪
6,7へIt給されるブレーキ液圧を相互に異なる系統
のアンチスキッド機構側へ切換自在な一対の液圧切換弁
20a、20bを配備したことが本発明の特徴となって
いる。
一方、25はコントローラであって、このコントローラ
25には、各車輪に付設された前記車輪速センサ4b、
5b、6b、7bから導出された信号ライン26,27
.28.29が入力されており、且つこのコントローラ
25から出力された制御ライン30が前記第1の液圧切
換弁20aのソレノイド20Gに人力され、制御ライン
31が前記第2の液圧切換弁20bのソレノイド20d
に人力されている。更にコントローラ25から出力され
た他の制御ライン32がアンチスキッド装置面15に入
力されている。
上記アンチスキッド装置15は、前記の各車輪速センサ
4b、5b、6b、7bから得られる車輪の回転速度の
変化から車輪のロック状態を検出して、第1系統のアン
チスキッド機構もしくは第2系統のアンチスキッド機構
を働かせることにより、ロックした車輪のブレーキ液圧
を下げて該ロックを解〆肖するようにしている。
かかる構成による本発明装置の作用を以下に説明する。
第2図に示した如く、車両が通常の路面上を走行してい
る際にドライバーがブレーキペダル1を踏んだ際には、
前記マスタシリンダ2の第1のチャンバ2aに連結され
た第1の配管系16から右前輪4のホイールシリンダ4
aと左後輪7のホイールシリンダ7aにブレーキ液圧が
供給される一方、マスタシリンダ2の第2のチャンバ2
bに連結された第2の配管系17から左前輪5のホイー
ル/リンダ5aと右後輪6のホイールシリンダ6aにブ
レーキ液圧が供給される。この状fl!下で車両が低摩
擦路面に進入した際には、車両の制動状態及び路面の摩
擦係数の大小に基づいて前記第1系統のアンチスキッド
機構及び第2系統のアンチスキッド機構が同時に作用し
て、特に左右後輪6゜7のロックが防止される。
即ち通常の走行時には、ブレーキ液の液圧が前記第1.
第2系統のアンチスキッド機構によって系統別に個々に
制御されて、主として急制動及び低摩擦路面での制動に
起因する車輪のロックが防止される。尚、この時前記第
1の液圧切換弁20aと第2の液圧切換弁20bの切換
位置がどちらの方向にあっても作動上での大差がない。
次に第3図に示した如く、車両の右側車輪46が氷結路
等の低摩擦路面50上にあり、同左側車輪5,7が乾燥
路等の高摩擦路面60上にあるという所謂スプリット路
面と呼称される路面上を一定の車速以下、例えば40 
K+m/h以下で走行中にドライバーがブレーキペダル
lを踏んだ場合を想定する。すると各車輪のホイールシ
リンダ4a。
5a、6a、?’aに供給されるブレーキ液圧が上昇を
開始し、且つ右前輪4の回転数が40 Km/hから減
少を開始する。この右前輪4は前記したように低摩擦路
面50側にあるため、急激に回転数が減少する。すると
該右前輪4に付設された車輪速センサ4bによって検出
された右前輪4の回転数ノ変化からコントローラ25が
右前輪4がロックするものと判断し、制御ライン32を
介してアンチスキッド装置15に対して、前記第1系統
のアンチスキッド機構を作動させる信号を出力するとと
もに、制御ライン30.31を介して第1の液圧切換弁
20aのソレノイド20cと、第2の液圧切換弁20b
のソレノイド20dにも作動信号を出力する。すると第
1の液圧切換弁20aと第2の液圧切換弁20bの位置
が同時に切換えられて、第3図に示したように左前輪5
と左後輪7とが第1の液圧切換弁20a及びプロポーシ
ッニングバルブ22を介して連通されるとともに、右前
輪4と右後輪6とが第2の液圧切換弁20b及びプロボ
ーショニングバルブ23を介して連通される。従って前
記第1系統のアンチスキッド機構の作用により、低摩擦
路面50上にある右前輪4のホイールシリンダ4aへ供
給されるブレーキ液の液圧が低減されるとともに、この
液圧が第2の液圧切換弁20b及びブロボーショニング
バルブ23を経由して右後輪6のホイールシリンダ6a
に供給されることになるが、この時高摩擦路面60側に
ある左前輪5の回転数は急激に減少されることがないた
め、前記第2系統のアンチスキッド機構が作動せず、従
って左前輪5へのブレーキ液圧は高く保持されていて、
該左前輪5には大きな制動力F、が働いている。この左
前輪5へのブレーキ液圧が前記第1の液圧切換弁20a
、プロポーショニングバルプ22を経由して左後輪7の
ホイールシリンダ7aに供給されるので、左後輪7にも
制動力F、が働いて、車両に対して充分な制動力が確保
されるという作用がもたらされる。
次に車両が前記スプリット路面上を一定の車速以上、例
えば40Km/h以上で走行中にドライバーがブレーキ
ペダルlを踏んだ場合を想定する。このような場合に前
記第3図に示した例と同様なブレーキ液圧の制御を実施
すると、当然左前輪5に働く制動力F1のみならず、左
後輪7にも制動力F、力七働(ことになるが、車両が高
速走行中の場合には、上記のように左右の車輪に対する
制動力が相違していると逆に走行安定性が低下する惧れ
がある。従ってこのような場合には、前記各車輪速セン
サ4b、5b、6b、7bによって検出された信号から
コントローラ25が右前輪4が口。
りするものと判断し、制御ライン32を介してアンチス
キッド装置15に対して、前記第1系統のアンチスキッ
ド機構を作動させる信号を出力するとともに、前記信号
ライン31を介して第2の液圧切換弁20bのソレノイ
ド20dに作動信号を出力する。尚、この時第1の液圧
切換弁20aのソレノイド20Cには上記の作動出力が
出力されない。
このような作動制御を実施すると、前記第1系統のアン
チスキッド機構の作用により、第4図に示した如く低摩
擦路面50上にある右前輪4のホイールシリンダ4aと
、高摩擦路面60上にある左後輪7のホイールシリンダ
7aへ供給されるブレーキ液の液圧が低減されるととも
に、この液圧が第2の液圧切換弁20b及びプロポーシ
ジニングバルブ23を経由して右後輪6のホイールシリ
ンダ6aにも供給される。第5図は前記各車輪に供給さ
れるブレーキ液圧と時間との関係を示している。従って
高速走行時に左右後輪6.7に供給されるブレーキ液圧
が等しくなり、左右後輪6゜7への制動力がアンバラン
スになることが防止される。
尚、第3図、第4図に示した低摩擦路面50と高摩擦路
面60との関係が逆である場合には、コントローラ25
からの前記第1系統及び第2系統のアンチスキッド機構
の動作制御と、第1及び第2の液圧切換弁20a、20
bの切換操作が逆になることは言うまでもない。
次に第6図は車両が矢印Aに示す左方向へ旋回中の状態
を示しており、このような場合にあっては一般に旋回方
向外側車輪である右前輪4と右後輪6への荷重が大きく
なり、従って旋回方向内側車輪である左前輪5と左後輪
7とがロックし易い状態、即ち車両が前記例におけるス
プリット路面に進入した場合と同様な状態になる。この
ような車両の旋回中にブレーキペダルlを踏むと、前記
例における動作説明と同様な作動原理に基づいて、アン
チスキッド装置15を構成する第2系統のアンチスキッ
ド機構の作動が開始されるが、該アンチスキッド機構の
作動は左前輪5のロック時であり、この時には左後輪7
もロック傾向にあるのが通例である。従って上記アンチ
スキッド機構の作動開始と同時に第1図に示したコント
ローラ25から制御ライン30.31を介して第1の液
圧切換弁20aのソレノイド20Cと、第2の液圧切換
弁20bのソレノイド20dにも作動信号を出力する。
すると第1の液圧切換弁20aと第2の液圧切換弁20
bの位置が同時に切換えられて、前記第3図に示したよ
うに左前輪5と左後輪7とが第1の液圧切換弁20a及
びブロボーショニングバルブ22を介して連通されると
ともに、右前輪4と右後輪6とが第2の液圧切換弁20
b及びプロポーショニングバルブ23を介して連通され
る。従って旋回方向内側後輪である左後輪7にも左前輪
5のブレーキ液が導かれて、該左後輪7のブレーキ液圧
が減圧される。同時に旋回方向外側後輪である右後輪6
に右前輪4のブレーキ液圧が導かれて、右前輪4の制動
力F、に加えて右後輪6にも制動力F、が加えられて、
車両の制動力を確保することができる。
尚上記の例にあっては、左右車輪の制動力にアンバラン
スが生じるが、このアンバランスは車両の旋回方向に対
してアンダ一方向のモーメントであるため、特に問題に
ならないものである。
上記の作動の実際例を第7図に示したフローチャートと
ともに説明する。このフローチャートは前記コントロー
ラ25を構成するマイクロコンピュータの一定周期毎に
スタートし、先ずステップ101で各車輪に付設された
車輪速センサ4b、5b、6b、7bの検出した車輪速
からアンチスキ7ド装置15が作動中であるか否かを読
み込む。
ステップ101の出力がYES、即ちアンチスキッド装
置15が作動中であった場合にはステップ102へ進み
、該ステップ102で別途に設けた車速センサの検出し
た車速Vが、予め設定された所定の速度v0よりも大で
あるか否かが判定される。又ステップ101の出力がN
oである場合にはステップ108へ進み、前記第1及び
第2の液圧切換弁208.20bを非作動の状態に保持
する。ステップ102の出力がYES、即ちv>voで
あった場合にはステップ103へ進み、該ステップ10
3で何れか一方側の後輪がロックするか否かが判定され
る。又ステップ102がNo1即ち■〈Voであった場
合には、ステップ107へ進み、前記第1及び第2の液
圧切換弁2Qa、20bを作動の状態に切り換える。前
記ステップ103の出力がYES、即ち一方側の後輪が
ロックする場合には、前記第1.第2の液圧切換弁20
a+  20bの中で、ロックする後輪側にある液圧切
換弁を作動側に切り換え、ステップ105へ進む。又ス
テップ103でNoの場合は直ちにステップ105へ進
む。ステップ105では車両の旋回状態を検知するため
に、別途に装置した横加速度センサにより検出された横
加速度Gが、予め設定された所定の横加速度G0よりも
大きいか否かが判定される。ステップ105の出力がY
 ES、即ち車両が旋回中であると判定された場合には
ステップ106へ進み、前記第1及び第2の液圧切換弁
20a、20bの中で、旋回方向外側にある液圧切換弁
を作動側に切り換えて処理を終了する。ステップ105
で車両が旋回中でないと判定された場合には直ちに処理
を終了する。
上記の動作説明で明らかなように、本発明にかかるブレ
ーキ液圧制御装置は、車両が中、低速走行状態でスプリ
ット路面に進入して制動した際には、高摩擦路面側にあ
る前輪のみならず、高摩擦路面側にある後輪のブレーキ
液圧を高く保持することができるため、車両に対して充
分な制動力が確保されるという作用がもたらされる。又
車両が高速走行状管でスプリット路面に進入して制動し
た際には、高摩擦路面側にある後輪のブレーキ液圧を低
減して左右後輪のブレーキ液圧のアンバランスを無くす
ことができるため、車両の走行安定性を高めることがで
きる。又上記の作用がスプリット路面のみならず、車両
の旋回制動時にあっても同様な作用が確保される。
発明の効果 以上詳細に説明した如く、本発明にかかるブレーキ液圧
制御装置によれば、マスタシリンダとホイールシリンダ
とを連通ずる岐路の中途部に、右前輪と左後輪のブレー
キ液圧を同時に制御する第1系統のアンチスキッド機構
と、左前輪と右後輪のブレーキ液圧を同時に制御する第
2系統のアンチスキッド機構とから成るアンチスキッド
装置を装置したブレーキ液圧制御装置において、前記第
1系統のアンチスキッド機構の中間部及び第2系統のア
ンチスキッド機構の中間部に、後輪へ供給されるブレー
キ液圧を、相互に異なる系統のアンチスキッド機構側へ
切換自在な一対の液圧切換弁を配備したブレーキ液圧制
御装置の構成にしだので、以下に記す作用効果がもたら
される。即ち通常の走行時にはマスタシリンダと各車輪
のホイールシリンダとが前記第1系統のアンチスキッド
機構と第2系統のアンチスキッド機構により系統別に個
々に制御されるとともに、急制動時及び低摩擦路面での
制動時には上記アンチスキッド機構の動作に基づいて車
輪のロックを防止することが出来る。
又、車両が前記スプリット路面に中、低速で進入した際
に制動した場合には、低摩擦路面側にある系統のアンチ
スキッド機構が作動して、前輪のロックが防止されると
同時に前記液圧切換弁の作用に基づいて低摩擦路面側前
輪のブレーキ液圧が同じ(低摩擦路面側後輪へ供給され
るとともに、高摩擦路面側前輪のブレーキ液圧が同じく
高摩擦路面側後輪へ供給されるので、高摩擦路面側にあ
る後輪のブレーキ液圧を高めて、後輪の制動力を高く保
持することが出来る。
更に車両が高速で前記スプリット路面に進入した際に制
動した場合には、前記の動作説明と同様に低摩擦路面側
にある系統のアンチスキッド機構が作動して、前輪のロ
ックが防止されると同時に、前記一対の液圧切換弁の内
、低摩擦路面側にある液圧切換弁のみ切換操作させるこ
とにより、低摩擦路面側前輪のブレーキ液圧が同じく低
摩擦路面側後輪へ供給されるので、左右後輪のブレーキ
液圧のアンバランスが解消されて高速安定性が高められ
るという効果が得られる。
本発明は、前記したスプリット路面における走行のみで
なく、車両の高速旋回時の場合にあっても路間−の効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるブレーキ液圧制御装置の一実施
例を示す概要図、第2図、第3図、第4図は本発明の詳
細な説明するための概略図、第5図は第4図に示す状態
時におけるブレーキ液圧の特性を示すグラフ、第6図は
車両旋回時の動作を説明するための概略図、第7図は同
じ(本発明の詳細な説明するためのフローチャートであ
る。 l・・・ブレーキペダル、2・・・マスタシリンダ、3
・・・リザーバタンク、4・・・右前輪、5・・・左前
輪、6・・・右後輪、7・・・左後輪、4a+  5a
、6a、7a・・・ホイールシリンダ、4b、5b、6
b、7b・・・車輪速センサ、15・・・アンチスキッ
ド装置、 16・・・第1の配管系、17・・・第2の配管系、2
0a・・・第1の液圧切換弁、 20b・・・第2の液圧切換弁、 22.23・・・プロポーシヮニングバルフ、25・・
・コントローラ、50・・・低摩擦路面、60・・・高
摩擦路面、 第2図 第3図 介FR FR 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マスタシリンダとホィールシリンダとを連通する
    液路の中途部に、右前輪と左後輪のブレーキ液圧を同時
    に制御する第1系統のアンチスキッド機構と、左前輪と
    右後輪のブレーキ液圧を同時に制御する第2系統のアン
    チスキッド機構とから成るアンチスキッド装置を装置し
    たブレーキ液圧制御装置において、 前記第1系統のアンチスキッド機構の中間部及び第2系
    統のアンチスキッド機構の中間部に、後輪へ供給される
    ブレーキ液圧を、相互に異なる系統のアンチスキッド機
    構側へ切換自在な一対の液圧切換弁を配備したことを特
    徴とするブレーキ液圧制御装置。
JP17327188A 1988-07-12 1988-07-12 ブレーキ液圧制御装置 Pending JPH0224255A (ja)

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JP17327188A JPH0224255A (ja) 1988-07-12 1988-07-12 ブレーキ液圧制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5017465A (en) * 1986-12-27 1991-05-21 Konica Corporation Light-sensitive silver halide photographic material

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5017465A (en) * 1986-12-27 1991-05-21 Konica Corporation Light-sensitive silver halide photographic material

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