JPH02242437A - エミュレータ - Google Patents

エミュレータ

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JPH02242437A
JPH02242437A JP1064124A JP6412489A JPH02242437A JP H02242437 A JPH02242437 A JP H02242437A JP 1064124 A JP1064124 A JP 1064124A JP 6412489 A JP6412489 A JP 6412489A JP H02242437 A JPH02242437 A JP H02242437A
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emulator
eeprom
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徹 高橋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、EEPROM (エレク1ヘリカリ・イレー
ザブル・アンド・プログラマブル・リーl−・オンリ・
メモリ)のような電気的に書換え可能な不揮発性半導体
記憶装置を内蔵して成るマイクロコンピュータチップを
用いるシステムを評価するためのエミュレータ、さらに
はその不揮発性半導体記憶装置に対する書き込み手順な
どを含めたユーザプログラムなどのテハッグ時における
斯る不揮発性半導体記憶装置の寿命予測や不所望な破壊
を防止する技術に関し、例えばアプリケーション・スペ
シフィック形式でシステム・オン・チップ化されたマイ
クロコンピュータを利用するシステムの評価に適用して
有効な技術に関する。
〔従来技術〕
中央処理装置と共に周辺回路及びメモリを内蔵するマイ
クロコンピュータの中には、その用途に応してE E 
P R,OMを内蔵するものかある。例えば、テレビジ
ョン・センI−やビデオ・テープ・レコーダの選局制御
用のマイクロコンピュータであり、EEPROMには電
源かカッ1〜される直前のチューニングされた選局情報
や予約された選局情報などが保持される。このようなE
 E I) R,OM内蔵のマイクロコンピュータを利
用したシステムの評価、即ちそのEEPROMに対する
書き込み手順などを含めたユーザプログラムのデバッグ
は、エミュレータを用いて行う。
ここで、エミュレータは、評価対象とされるターゲット
システムに含まれるマイクロコンピュータ(以下単にタ
ーゲソータマイクロコンビ二一タとも記す)の機能を代
行しながらシステムデバッグを可能とするものであり、
ターゲラ1〜マイクロコンピユータと同等の機能を持つ
評価チップを備え、この評価チップにソフトウェアデバ
ッグ対象とされるユーザプログラムを実行させてターゲ
ットシステムを代行制御する。このとき、ホストプロセ
ッザを実装したホストシステムを介してニーザブ0グラ
ムの内容を任意に変更したりして、その制御状態を1−
レースし、所定のブレークポイン1−でそのトレース結
果を確認可能にしながらターゲットシステl\のソフト
ウェアデバッグを支援する。
このようにエミュレータはユーザプログラムによって実
際にターゲットシステムを動作させながらそのソフトウ
ェアデバッグもしくはシステムデバッグを支援する。
尚、エミュレータについて記載された文献の例としては
昭和63年10月1日に日立マイクロコンピュータエン
ジニアリング株式会社発行の日立マイコン技報第2巻第
2号(P21〜P27)がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、EEPROMはそのメモリセル構造によって
MNOS (メタル・ナイトライド・オキサイド・セミ
コンダクタ)型やフローティングゲート型に大別され、
前者は、基板もしくはウェル領域から薄い酸化膜(Si
C2膜)を通して電子を1ヘンネリングさせ、この電子
をその酸化膜と窒化膜(3i3N4膜)との界面近傍の
1へランプ領域に蓄えて書き込みを行い、消去は書き込
みと逆方向の電界を形成して上記1−ランプ領域に正孔
を注入することにより行われる。後者のフローティング
ゲート型メモリセルは、同様に薄い酸化膜を通して電子
や正孔をトンネリングさせるが、その電子や正孔は酸化
膜上のフローティングゲ−1・に注入される。このよう
な不揮発性メモリ素子は、船釣に書き込み・消去を繰り
返すと、電界によるストレスによりシリコンと酸化膜の
界面近傍に界面順位が形成され、バックトンネリングが
起こってデータ保持特性が徐々に劣化する。このような
EEPROMの消去及び書き込み回数の保証は104〜
105回程度で、データ保持年数10年を保証するもの
が多い。
しかしながら、エミュレータを使用するのは、ターゲッ
トシステムのラフ1〜ウエア/ハードウエアのデバッグ
段階であるから、ユーザプログラムに起因するCPUの
暴走などにより、不所望にEEPROMの消去及び書き
込みが発生して、容易にEEPROMの消去及び書き込
み可能回数を超える虞がある。このようにしてE E 
P ROMの寿命が尽きるとこれを交換しなければなら
ないが、評価チップにEEPROMが内蔵されている場
合には高価な評価チップそれ自体を交換しなければなら
ない。
また、E E F ROM内蔵のマイクロコンピュータ
を利用したシステムの評価をエミュレータを用いて行う
場合には、最終段階でEEPROMの消去及び書き込み
回数をチエツクしておかなければ、デバッグ完了後の製
品システムにおいてEEPROMが許容値を超える消去
及び書き込みを繰り返して予想外に速い時期にE E 
P ROMの寿命が尽きてしまう事態を引き起こす。
本発明の目的は電気的に書換え可能な不揮発性半導体記
憶装置内蔵のマイクロコンピュータを利用したシステム
の評価に際して、ユーザプログラムの暴走などによりそ
の不揮発性半導体記憶装置の寿命が不所望な書換え動作
によって容易に尽きてしまうことを防止することができ
るエミュレータを提供することにある。
本発明の別の目的は、電気的に書換え可能な不揮発性半
導体記憶装置の書換え回数を容易に調べることができる
エミュレータを提供することにある。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、
本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、評価チップとは別チップで構成され、又は評
価チップと同一チップ内に構成された電気的に書換え可
能な不揮発性半導体記憶装置の書換え回数を計数すると
共に、この計数値が所定値に達したときにその評価チッ
プにブレーク信号を与えてエミュレーションを止めるた
めの制御手段を設けてエミュレータを構成するものであ
る。
このとき、評価チップに含まれる中央処理装置の暴走な
どによって」−起工揮発性半導体記憶装置が絶対に破壊
されないようにするには、また、斯る中央処理装置の暴
走などによる上記不揮発性半導体記憶装置の破壊を全く
意識せずにデバッグを可能にするには、その不揮発性半
導体記憶装置を電気的に書換え可能な揮発性メモリセル
構造に変えるとよい。
また、書換え回数のチエツクを容易化するには、上記制
御手段による計数値を格納可能な記憶手段を設け、ブレ
ーク信号が発生する度にその計数値を記憶手段に保持さ
せるようにするとよい。
〔作 用〕 上記した手段によれば、エミュレータの動作時に電気的
に書換え可能な不揮発性半導体記憶装置の書換え回数を
計数することは、エミュレータに内蔵されるその不揮発
性半導体記憶装置の書換え回数を容易にチエツクするこ
とを可能にし、これによって、システム評価完了後の製
品システムにおいて電気的に書換え可能な不揮発性半導
体記憶装置が許容値を超える消去及び書き込みを繰り返
して予想外に速い時期に寿命が尽きてしまう事態を防止
すると共に、電気的に書換え可能な不揮発性半導体記憶
装置内蔵のマイクロコンピュータを利用したシステムの
評価に対する信頼性を向上させる。
また、評価チップや評価セルチップに含まれる電気的に
書換え可能な不揮発性半導体記憶装置の書換え回数が所
定値に達したとき評価チップに含まれる中央処理装置に
ブレーク信号を与えて少なくともユーザプログラムの実
行を停止させることにより、評価中のユーザプログラム
に起因する中央処理装置の暴走などによりその不揮発性
半導体記憶装置の寿命が不所望な書換え動作によって容
易に尽きてしまうことを防止する。
〔実施例〕
第1図には本発明の一実施例であるエミュレータのブロ
ック図が示される。同図に示されるエミュレータ1は、
アプリケーション・スペシフィック形式で展開されるシ
ステム・オン・チップ型のマイクロコンピュータをサボ
ーhするものであり、CPU (セントラル・プロセッ
シング・ユニット)をコアとするアプリケーション・ス
ペシフィック化により変化する固有部分としてのエミュ
レータボックス2と、アプリケーション・スペシフィッ
ク化に影響されない共通部分としてのエミュレータ本体
3から成る。
ここで先ず、完成されたシステムとしての実際の応用シ
ステムに搭載される実チップと、システム完成前の評価
に利用される評価チップについて第3図を参照しながら
説明する。第3図において4はマイクロコンピュータと
しての実チップであり、アプリケーション・スペシフィ
ック形式で展開されるマイクロコンピュータに共通のC
PU(セントラル・プロセッシング・ユニット)5と選
局情報を保持するEEPROM6、さらに必要に応して
採用される図示しないその他の周辺回路が1つの半導体
チップに形成されている。この実チップ4を用いるシス
テムの評価には、特に制限されないが、上記CPU5と
エミュレーションのために特別に必要な信号入出力機能
やその制御論理を追加して成る評価チップ9と、上記E
EPROM6のような周辺回路を個別的に含むと共にエ
ミュレーションのために特別に必要な機能や論理を追加
して成る評価セルチップ7が用意されている。第3図に
はE E P ROM 6を含む評価セルチップ7が代
表的に示されている。
上記エミュレータボックス2には評価チップ9が搭載さ
れ、そのユーザ側インタフェースはインタフェースケー
ブル]Oを介してターゲットシステム11の実チップ搭
載領域に結合されている。
上記評価チップ9のエミュレータ側インタフェースはエ
ミュレーションバス12に結合され、このエミュレーシ
ョンバス12には、ターゲットシステムのメモリが充分
に用意されていないような場合にユーザプログラムやユ
ーザのデータ格納領域として貸し出される貸し出しメモ
リ回路13、評価チップ9をシステム動作させる場合の
動作プログラムを格納したシステムプログラムメモリ1
4、評価チップ9のシステム動作のためのワーク領域と
して利用されるR A、 Mで成るようなワークメモリ
15、及び上記評価セルチップ7が結合されている。
上記エミュレーションバス12は、途中で図示しないコ
ネタ等を介してエミュレータ本体3まで延在され、評価
チップ9がユーザプログラムを実行しているときの制御
状態などを監視し、その状態が予め設定されている状態
に到達したときにユーザプログラムの実行動作(エミュ
レーション動作)任停止させるためのブレーク条件の一
致検出信号ETを形成するブレークコントロール回路2
1、評価チップ9がユーザプログラムを実行していると
きにターゲットシステム11との間でやりとりされるデ
ータやアドレスさらには制御情報を逐次1ヘレースして
蓄えるトレース回路22、さらにエミュレータボックス
2の貸し出しメモリ回路13では足りない場合に使用す
る大容量貸し出しメモリ13′及びデュアルポー1へ機
能を持つシェアードRAM23等が結合され、それらは
コントロールバス24にも結合されている。このコント
ロールバス24には、エミュレータ1全体の制御を司る
ホストプロセッサ25、このホストプロセッサ25の動
作プログラムが格納されたホストプログラムメモリ27
、ホストプログラムによって動作されるホストプロセッ
サ25のワーク領域として利用されるR、 A Mで成
るようなワークメモリ28、外部のフロッピー・ディス
タ・ドライバ26を制御するためのフロッピー・ディス
ク・コントローラ29、及びワークテスーションによっ
て構成されるようなシステム開発装置30に接続可能な
ホストインタフェース31が結合されている。
尚、上記シェアードRAM23は、ユーザプログラムの
非実行中にエミュレーションバス12とコントロールバ
ス24との間で各種制御情報やデータをやりとりするた
めのバッファメモリとして機能する 次に、上記EEPROM6の寿命予測やEEPROM6
の不所望な破壊を防止するための構成を説明する。
上記評価セルチップ7は書換え動作毎ビジー信号BUS
Yをアサートする。上記EEFROM6の寿命予測やE
EFROM6の不所望な破壊を防止するため、そのビジ
ー信号BUSYのアサ−1〜回数を計数し、この計数値
が所定値に達したとき計数一致検出信号ECを出力する
カウンタ回路18、及びこのカウンタ回路18の計数一
致検出信号ECや上記ブレークコントロール回路21か
ら与えられるブレーク条件の一致検出信号ETなどを受
け、その何れかがアサートされると、評価チップ9に対
してブレーク信号BREAKをアサートする制御論理回
路20が設けられている。上記カウンタ回路18には、
第2図に示されるようにシステムプログラムに基づいて
動作するときのCPU5によってデータの初期設定可能
なレジスタ40と、ビジー信号BUSYのアサート回数
を計数すると共に、システムプログラムに基づいて動作
するCPU5によってその計数値が読み出し可能にされ
ているカウンタ41と、上記レジスタ40の設定値とカ
ウンタ41の計数値の一致を判定して計数一致信号EC
を出力するコンパレータ42を含んで成る。また、」1
記カウンタ回路18は、単にカウンタに設定値の補数を
設定、カウンタのオーバーフロー信号(キャリー信号)
を信号ECとすることによって構成してもよい。制御論
理回路2oは、計数一致検出信号ECがアサートされる
と、ブレーク信号BREAKを評価チップ9にアサート
する。ブレーク信号B RE A Kがアサートされる
と、CPU5はシステムプログラムによって指示される
所定の制御状態に分岐される。従って、ユーザプログラ
ムの実行時にブレークされればユーザプログラムの実行
は停止される。CPU5がブレークされたときの制御手
順は適宜決定されるが、本実施例においては、そのとき
のカウンタ41の値を読み出してワークメモリ15に格
納する処理を含んでいる。尚、第4図には、評価チップ
9、評価セルチップ7、カウンタ回路18、及び制御論
理回路20などの関係が概略的に示されている。
次に本実施例のエミュレータ1の動作を評価セルチップ
7の状態に着目して説明する。
例えばEEPROM6に対する消去及び書き込み手順な
どを含むユーザプログラムの評価を行うとき、上記レジ
スタ40には、特に制限されないが、カウンタ41によ
る最大計数値以下の範囲で所定値を設定しておく。この
状態でCPU5がユーザプログラムを実行し、その途上
でEEPR○M6の消去及び書き込み動作が発生すると
、その度にビジー信号BUSYがアサートされ、カウン
タ41がこのアサート回数を計数すると共に、この計数
値とレジスタ4oの設定値との一致をコンパレータ42
が監視する。
この状態で、例えばソフトウェアデバッグ対象のユーザ
ープログラムに起因してCPU5が暴走し、EEPRO
M6に不所望な消去及び書き込み動作が繰返し発生する
と、カウンタ41の計数値が順次インクリメントされ、
その計数値がレジスタ40の設定値に一致したところで
評価チップ9にブレーク信号BREAKがアサートされ
、CPU5によるユーザプログラムの実行が停止される
即ち、ユーザプログラムの暴走によってEEPROM6
の消去及び書き込みが不所望に発生しても、その消去及
び書き込み回数が当該可能回数を超えてその寿命が一瞬
に尽きてしまう前にユーザプログラムによるCPU5の
暴走状態が停止される。
このようにしてブレークされたときにはカウンタ41の
計数値はワークメモリ15の所定領域に格納され、トー
タルで何回の消去、書き込みが行われたかを計数する。
尚、システムプログラムに従ってCPU5がEEPRO
M6を書き換えるときにもカウンタ回路18の動作は停
止されないようになっているから、ユーザプログラム以
外でのEEPR,0M6への消去及び書き込みもカウン
トすることができる。
また、システムデバッグ時にブレークコントロール回路
21から条件一致検出信号ETがアサートされてCPU
5によるユーザプログラムの実行が停止されると、CP
U5はそのときのカウンタ41の計数値を読み出してワ
ークメモリ15の所定領域に格納する。尚、ブレーク状
態が解除されて再びユーザプログラムが実行されるとき
にはカウンタ41はリセットされる。ユーザプログラム
を順次実行していくとき、その途上で発生するブレーク
状態毎にカウンタ4]の計数値を逐次蓄えていくことに
より、システムデバッグの最終段階ではEEPROM、
6に対する消去書き込み回数をチエツクするとことがで
き、これにより、デバッグ完了後の製品システムにおけ
るEEPROM6の寿命を予測することができ、製品シ
ステム全体の寿命に対するEEPROMの寿命を正確に
把握することができるようになる。また、デバッグの途
中でもEEPROM6の寿命を予測することができるた
め、寿命が尽きたEEPROM6をそのまま使用してシ
ステムデバッグを継続する虞がなくなる。
第5図にはCPU5とEEPROM6を同一半導体チッ
プに形成して成る評価チップ45を用いたエミュレータ
の概略的な構成例が示される。この場合にビジー信号B
USYは直接評価チップ45からカウンタ回路18に与
えられる。特に斯る構成は、実チップがアプリケーショ
ン・スペシフィック形式で展開されないような場合に好
適である。即ち、多岐に亘って品種展開されることのな
い実チップに含まれる周辺回路毎に複数の評価セルチッ
プを個別的に用意する手間が省けるからである。
第6図には第3図に示される評価セルチップ7のEEP
ROM6を例えばSRAM(スタティック・ランダム・
アクセス・メモリ)46に変更して成る評価セルチップ
47を用いた例が示される。
この評価セルチップ47は外部から見たときEEPRO
M6と同様の手順もしくは同様の動作モードでアクセス
されるようになっており、例えば、EEPROM6がバ
イト単位でアクセスされる場合にはこれに対応してSR
AMをアクセスするようなデータラッチ回路や、さらに
EEPROM6のための外部制御信号を内部でSRAM
46のための制御信号に論理変換したり、その他のタイ
ミングをEEPROM6と同様にするための回路が含ま
れている。このようにメモリセル構造をSRAMのメモ
リセル構造にすると、システムデバッグ時における消去
及び書き込み回数の制限がなくなるため、CPU5の暴
走による評価セルチップ47の破壊を全く意識せずにシ
ステム評価を行うことができる。実チップ4に含まれる
べきEEPROM6の寿命予測という点に関しては上記
実施例と同様である。
また、第7図に示されるように、評価セルチップ47の
回路構成を全て評価チップ48に取り込むこともできる
上記実施例によれば以下の作用効果を得るものである。
(1)ソフトウェアデバッグ段階にあるユーザープログ
ラムの状態に起因してCPU5が暴走し、評価セルチッ
プ7のEEPROM6に不所望な消去及び書き込み動作
が繰返し発生すると、カウンタ41の計数値が順次イン
クリメントされ、その計数値がレジスタ4oの設定値に
一致したところで評価チップ9にブレーク信号BREA
Kがアサトされ、CPU5によるユーザプログラムの実
行が停止されるから、ユーザプログラムの暴走によって
EEPROM6の消去及び書き込みが不所望に発生して
も、その消去及び書き込み回数が当該EEPROM6の
消去及び書き込み可能回数を超えてその寿命が一瞬に尽
きる前にユーザプログラムによるCPU5の暴走状態を
停止させることができる。
(2)上記作用効果により、CPU5が暴走してもその
都度EEPROM6を含む評価セルチップ7や評価チッ
プ45を交換しなくてもよくなる。
(3)システムデバッグ時にブレークコン1−ロール回
路21から条件一致検出信号ETがアサートされてCP
U5によるユーザプログラムの実行が停止されると、C
PU5はそのときのカウンタ41の計数値を読み出して
ワークメモリ15の所定領域に格納する。即ち、ユーザ
プログラム髪順次実行していくとき、その途」二で発生
するブレーク状態毎にカウンタ41の計数値が逐次蓄え
られていく。これにより、システムデバッグの最終段階
ではEEPROM6やSRAM46に対する消去書き込
み回数をチエツクするとことができ、これにより、デバ
ッグ完了後の製品システムにおけるEEPROM6の寿
命を予測することができ、製品システム全体の寿命に対
するEEPROMの寿命を正確に把握することができる
ようになり、EEPROM6を内蔵した実チップ4を利
用するシステムの評価に対する信頼性を向上させること
ができる。
(4)l記作用効果(3)により、デバッグの途中でも
EEPROM6の寿命を予測することができるため、寿
命が尽きたEEPROM6をそのまま使用してシステム
デバッグを継続する虞がなくなる。
(5)CPU5とEEPROM6又はSRAM46など
を同一半導体チップに形成して成る評価チップ45.4
−8を用いると、実チップ4がアプリケーション・スペ
シフィック形式で展開されないような場合には、多岐に
亘って品種展開されることのない実チップに含まれる周
辺回路毎に複数の評価セルチップを個別的に用意する手
間を省くことができる。
(6)EEPROM6を含む評価セルチップ7を評価チ
ップ9とは別チップで構成することにより、仮りにEE
PROM6の寿命が尽きても相対的に高価な評価チップ
9を交換しないでも済む。
(7)実チップ4に含まれる周辺回路としてのEEPR
OM6をTTL回路などで構成せずに半導体チップとし
て構成することによりエミュレータの小型化を図ること
ができる。特に、アプリケーション・スペシフィック形
式で展開されるマイクロコンピュータに関しては、特別
に評価セルチップを形成しても、少なくともそれは品種
展開される全てのマイクロコンピュータをサポートする
エミュレータに汎用利用することができるから、そのよ
うなチップを形成することは手間ではない。
以」二本発明者によってなされた発明を実施例に基づい
て具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更
することができる。
例えば、上記実施例で説明したカウンタ回路18の機能
はブレークコントロール回路に含めてもよい。また、エ
ミュレータの構成は上記実施例に限定されず適宜変更す
ることができる。例えば、ホスI・プロセッサ25の機
能を、システムプログラムに従って動作する評価チップ
に担わせてもよい。
以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野であるEEPROMを内蔵
するアプリケーション・スペシフィックマイクロコンピ
ュータをサポートするエミュレータに適用した場合につ
いて説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、各種エミュレータに広く適用することができる。本
発明は少なくとも電気的に書き込み消去可能な不揮発性
半導体記憶装置を含むマイクロコンピュータのシステム
評価をサポートする条件のものに適用することができる
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、評価チップとは別チップで構成され、又は評
価チップと同一チップに構成された電気的に書換え可能
な不揮発性半導体記憶装置の書換え回数を計数すること
により、システム評価時に、電気的に書換え可能な不揮
発性半導体記憶装置の書換え回数を容易にチエツクする
ことができるようになり、これによって、システム評価
完了後の製品システムにおける電気的に書換え可能な不
揮発性半導体記憶装置の寿命を予測することができ、製
品システム全体の寿命に対するその電気的に書換え可能
な不揮発性半導体記憶装置の寿命を正確に把握すること
ができ、電気的に書換え可能な不揮発性半導体記憶装置
内蔵のマイクロコンピュータを利用するシステムの評価
に対する信頼性を向」ニさせることができるという効果
がある。
そして、評価チップや評価セルチップに含まれる電気的
に書換え可能な不揮発性半導体記憶装置の書換え回数が
所定値に達したとき、評価チップによるユーザプログラ
ムの実行を停止させることにより、評価チップ内中央処
理装置の暴走などによりその不揮発性半導体記憶装置の
寿命が不所望な書換え動作によって容易に尽きてしまう
ことを防止することができるという効果がある。
また、評価チップや評価セルチップ内蔵の不揮発性半導
体記憶装置を電気的に書換え可能な揮発性メモリセル構
造に変えると、ユーザプログラムの暴走などによる上記
不揮発性半導体記憶装置の破壊を全く意識せずにシステ
ム評価を行うことができる。
また、制御手段による計数値を、ブレーク信号が発生す
る度に記憶手段に保持させるようにすることにより、書
換え回数のチエツクを容易化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるエミュレータのブロッ
ク図、 第2図はEEPROMの寿命予測などに利用するカウン
タ回路の一例を示すブロック図、第3図は実チップと評
価チップ並びに評価セルチップの関係を示す説明図、 第4図は第1図のエミュレータにおいてEEFROMの
寿命予測などを行うための回路構成を概略的に示すブロ
ック図、 第5図はEEFROMを内蔵した評価チップを用いる場
合のエミュレータの概略ブロック図、第6図はEEPR
OMに代えてSRAMを内蔵する評価セルチップを用い
る場合のエミュレータの概略ブロック図、 第7図は第6図においてSRAMを内蔵する評価セルチ
ップの構成を評価チップに取り込んだ場合のエミュレー
タの概略ブロック図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、中央処理装置とこれによってアクセス制御される電
    気的に書換え可能な不揮発性半導体記憶装置とを含んで
    成るマイクロコンピュータチップを用いるターゲットシ
    ステムをシステムデバッグするためのエミュレータであ
    って、上記マイクロコンピュータチップに代わってター
    ゲットシステムを代行制御可能な中央処理装置を含む評
    価チップと、この評価チップとは別の半導体チップに形
    成されていてその評価チップのアクセス制御を受ける電
    気的に書換え可能な不揮発性半導体記憶装置を含む評価
    セルチップと、この評価セルチップの書換え回数を計数
    すると共に、この計数値が所定値に達したときその評価
    チップにエミュレーションを停止させるブレーク信号を
    与えるための制御手段とを含んで成るエミュレータ。 2、中央処理装置とこれによってアクセス制御される電
    気的に書換え可能な不揮発性記憶装置とを含んで成るマ
    イクロコンピュータチップを用いるターゲットシステム
    をシステムデバッグするためのエミュレータであって、
    上記マイクロコンピュータチップに代わってターゲット
    システムを代行制御可能な中央処理装置とこの中央処理
    装置のアクセス制御を受ける電気的に書換え可能な不揮
    発性半導体記憶装置を同一半導体チップに形成した評価
    チップと、評価チップに含まれる不揮発性半導体記憶装
    置の書換え回数を計数すると共に、この計数値が所定値
    に達したときその評価チップにブレーク信号を与えるた
    めの制御手段とを含んで成るエミュレータ。 3、上記評価チップ又は評価セルチップに含まれる不揮
    発性半導体記憶装置を、電気的に書換え可能な揮発性メ
    モリセル構造に変更して成る請求項1又は2記載のエミ
    ュレータ。 4、上記評価チップのブレーク時に上記制御手段段によ
    る計数値を格納可能な記憶手段を設けた請求項1乃至3
    の何れか1項に記載のエミュレータ。
JP1064124A 1989-03-16 1989-03-16 エミュレータ Expired - Fee Related JP2793623B2 (ja)

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JPH04359293A (ja) * 1991-06-05 1992-12-11 Mitsubishi Electric Corp 画面表示用マイクロコンピュータ

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