JPH02242202A - 多層干渉フィルターおよびその製造方法 - Google Patents
多層干渉フィルターおよびその製造方法Info
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- JPH02242202A JPH02242202A JP6279089A JP6279089A JPH02242202A JP H02242202 A JPH02242202 A JP H02242202A JP 6279089 A JP6279089 A JP 6279089A JP 6279089 A JP6279089 A JP 6279089A JP H02242202 A JPH02242202 A JP H02242202A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は屈折率の異なる複数種の樹脂を使用した積層体
から成る多層干渉フィルターとその製造方法に関する。
から成る多層干渉フィルターとその製造方法に関する。
さらに詳しくは、本発明は熱可塑性高分子フィルムの積
層体の熱厚延法による多層干渉フィルターおよびその新
規な製造方法に関する。
層体の熱厚延法による多層干渉フィルターおよびその新
規な製造方法に関する。
[従来の技術とその課題]
多層干渉フィルターは既に公知である。例えば5102
とTlO2とを交互に真空蒸着したものは、凸版印刷■
から、また高分子フィルム上にITO(透明導電膜、イ
ンジウム争錫酸化物)がスパッタリングされ、ある程度
赤外線遮断機能を有するパッシブソーラーフィルムは商
品名「東し・ルミクール」として東しく1喝から市販さ
れている。
とTlO2とを交互に真空蒸着したものは、凸版印刷■
から、また高分子フィルム上にITO(透明導電膜、イ
ンジウム争錫酸化物)がスパッタリングされ、ある程度
赤外線遮断機能を有するパッシブソーラーフィルムは商
品名「東し・ルミクール」として東しく1喝から市販さ
れている。
従来の多層干渉フィルターは真空蒸着法により製造され
るために高価につくことが欠点である。
るために高価につくことが欠点である。
また従来のパッシブソーラーフィルムの性能は未だ滴定
できる水準のものではない。
できる水準のものではない。
本発明の目的は、真空蒸着法により製造する高価な多層
干渉フィルターを低コスト化し、しかも従来の染色性カ
ラーフィルターの性能よりも格段に優れた光学特性を有
する多層干渉フィルターおよびその製造方法を提供する
ことにある。
干渉フィルターを低コスト化し、しかも従来の染色性カ
ラーフィルターの性能よりも格段に優れた光学特性を有
する多層干渉フィルターおよびその製造方法を提供する
ことにある。
口課題を解決するための手段]
本発明の上記目的は、本発明において提案する、
所望の屈折率を有する高屈折率熱可塑性樹脂と低屈折率
熱可塑性樹脂の少なくとも二種類を使用して、これらを
予め設定した層厚にするために先ず該設定層厚の数io
o〜数10数1000樹厚シートを作製し、これらのシ
ートを所望の順序で積層し、次いで設定層厚が得られる
迄該積層樹脂シートを熱厚延することから成る、多層干
渉フィルターおよびその製造方法 の提供によって達成される。
熱可塑性樹脂の少なくとも二種類を使用して、これらを
予め設定した層厚にするために先ず該設定層厚の数io
o〜数10数1000樹厚シートを作製し、これらのシ
ートを所望の順序で積層し、次いで設定層厚が得られる
迄該積層樹脂シートを熱厚延することから成る、多層干
渉フィルターおよびその製造方法 の提供によって達成される。
本発明が提案する、高分子フィルム積層体の熱厚延法に
よる多層干渉フィルターによれば、従来の多層干渉フィ
ルターの高価格とパッシブソーラーフィルムの低性能の
両欠点が同時に解決できる。
よる多層干渉フィルターによれば、従来の多層干渉フィ
ルターの高価格とパッシブソーラーフィルムの低性能の
両欠点が同時に解決できる。
[作用コ
すなわち、本発明によれば高性能な分光特性を有する多
層干渉フィルターが真空蒸着法などで使用する高価な真
空装置を使用せずに製造できる。また本発明による高分
子フィルムの積層と厚延による方法によれば、はぼフィ
ルムのラミネートと同等の低コストで多層干渉フィルタ
ーが製造できる。その理由は本発明の方法によれば生産
速度が桁違いに向上するからである。
層干渉フィルターが真空蒸着法などで使用する高価な真
空装置を使用せずに製造できる。また本発明による高分
子フィルムの積層と厚延による方法によれば、はぼフィ
ルムのラミネートと同等の低コストで多層干渉フィルタ
ーが製造できる。その理由は本発明の方法によれば生産
速度が桁違いに向上するからである。
本発明の方法で使用できる熱可塑性樹脂の種類は特に限
定されないが、熱可塑性透明樹脂としては、特に低圧ポ
リエチレンとポリスチレンが挙げられる。また、メタク
リル酸樹脂も宵月である。
定されないが、熱可塑性透明樹脂としては、特に低圧ポ
リエチレンとポリスチレンが挙げられる。また、メタク
リル酸樹脂も宵月である。
本発明における屈折率は、選択した樹脂の種類によって
決まるが、例えばポリエチレンの屈折率(n)は1.5
1、ポリスチレンのそれは1.59〜1 、GO、メタ
クリル樹脂のそれは1.488〜1.490等である。
決まるが、例えばポリエチレンの屈折率(n)は1.5
1、ポリスチレンのそれは1.59〜1 、GO、メタ
クリル樹脂のそれは1.488〜1.490等である。
本発明の方法では、高屈折率層と低屈折率層とを交互に
積層して多層干渉フィルターを製造するものであるが、
各層厚を所望の厚さにする方法として、予め設定した層
厚の数100〜数1000倍の厚さの樹脂シートを例え
ば±3%の精度で作製し、これらのシートを所望の順序
で積層し、次いでこれを熱厚延することにより所望の厚
さまで薄くする方法が採用され、これにより各層の厚さ
を設計通りの厚さとすることができる。 本発明の方法
で製造した多層干渉フィルターは広義には太陽エネルギ
ーの受動的な制御技術に属するもので、その機能は自由
に設計可能であるが、需要の多い機能としては例えば、
熱線反射(赤外線しゃ断)、紫外線反射(紫外線しゃ断
)が挙げられる。その他、色フイルタ−フィルム等も考
えられる。
積層して多層干渉フィルターを製造するものであるが、
各層厚を所望の厚さにする方法として、予め設定した層
厚の数100〜数1000倍の厚さの樹脂シートを例え
ば±3%の精度で作製し、これらのシートを所望の順序
で積層し、次いでこれを熱厚延することにより所望の厚
さまで薄くする方法が採用され、これにより各層の厚さ
を設計通りの厚さとすることができる。 本発明の方法
で製造した多層干渉フィルターは広義には太陽エネルギ
ーの受動的な制御技術に属するもので、その機能は自由
に設計可能であるが、需要の多い機能としては例えば、
熱線反射(赤外線しゃ断)、紫外線反射(紫外線しゃ断
)が挙げられる。その他、色フイルタ−フィルム等も考
えられる。
用途としては、例えばビル、事務所、学校などの窓材、
個人住宅の窓材、農業用フィルムなどが挙げられる。
個人住宅の窓材、農業用フィルムなどが挙げられる。
窓ガラスに蒸着、スパッタリング、イオンブレーティン
グ法等で熱線反射膜を形成させることは既に実施されて
おり、また高分子フィルム上にITO等をスパッタリン
グしたフィルムも公知であるが、本発明の製造方法によ
る製品もこれらの用途分野と合致するものである。
グ法等で熱線反射膜を形成させることは既に実施されて
おり、また高分子フィルム上にITO等をスパッタリン
グしたフィルムも公知であるが、本発明の製造方法によ
る製品もこれらの用途分野と合致するものである。
[実施例コ
次に実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明
は該実施例のみに限定されるものではない。
は該実施例のみに限定されるものではない。
透明熱可塑性樹脂として低圧法ポリエチレンとポリスチ
レン樹脂を選択した。前者の屈折率は1.51.後者の
それは!、60であった。
レン樹脂を選択した。前者の屈折率は1.51.後者の
それは!、60であった。
多層干渉フィルターとして、中心波長+300nmの2
3度入射のハーフミラ−として、次のような設計をした
。
3度入射のハーフミラ−として、次のような設計をした
。
(層名) (屈折率) (膜厚人)空気
第6層 1.51 2[i50第0層
1.[io 5850第4層 1.5
1 2850第3層 1.l1i0 4
570第2層 1.51 2247第1層
1.EiO38511i基板 1.51 本発明によれば、高性能な分光特性を有する多層干渉フ
ィルターが、真空蒸着法で使用する高価な真空装置の使
用なしに製造できる。また本発明によれば、はぼフィル
ムのラミネートと同等の低コストで多層干渉フィルター
となる。
1.[io 5850第4層 1.5
1 2850第3層 1.l1i0 4
570第2層 1.51 2247第1層
1.EiO38511i基板 1.51 本発明によれば、高性能な分光特性を有する多層干渉フ
ィルターが、真空蒸着法で使用する高価な真空装置の使
用なしに製造できる。また本発明によれば、はぼフィル
ムのラミネートと同等の低コストで多層干渉フィルター
となる。
人X 10000=μm
高分子フィルムの膜厚精度は、±50μm程度が可能で
あるから、このシート厚のポリエチレン、ポリスチレン
シートを作ることは可能である。
あるから、このシート厚のポリエチレン、ポリスチレン
シートを作ることは可能である。
これら6枚のシートをこの順序で積層し、約1/2の厚
さ付近まで薄層化した。
さ付近まで薄層化した。
各樹脂のガラス転移点の相違により、熱厚延時に、各層
厚は相対厚が一定とならない。この点を考慮して、最初
のシート厚の相対厚さを設計することによって蒸着法に
よるものと同程度の分光特性を有する多層干渉フィルタ
ーが得られた。
厚は相対厚が一定とならない。この点を考慮して、最初
のシート厚の相対厚さを設計することによって蒸着法に
よるものと同程度の分光特性を有する多層干渉フィルタ
ーが得られた。
「発明の効果」
Claims (2)
- (1)所望の屈折率を有する高屈折率熱可塑性樹脂と低
屈折率熱可塑性樹脂の少なくとも二種類が熱圧延されて
所望の順序で積層されて成る多層干渉フィルター。 - (2)所望の屈折率を有する高屈折率熱可塑性樹脂と低
屈折率熱可塑性樹脂の少なくとも二種類を使用して、こ
れらを予め設定した層厚にするために先ず該設定層厚の
数100〜数1000倍厚の樹脂シートを作製し、これ
らのシートを所望の順序で積層し、次いで設定層厚が得
られる迄該積層樹脂シートを熱厚延することから成る、
多層干渉フィルターの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6279089A JPH02242202A (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 多層干渉フィルターおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6279089A JPH02242202A (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 多層干渉フィルターおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02242202A true JPH02242202A (ja) | 1990-09-26 |
Family
ID=13210493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6279089A Pending JPH02242202A (ja) | 1989-03-15 | 1989-03-15 | 多層干渉フィルターおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02242202A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005024295A1 (ja) * | 2003-09-02 | 2005-03-17 | Nitto Denko Corporation | 光源装置および液晶表示装置 |
JP2015148813A (ja) * | 1998-01-13 | 2015-08-20 | スリーエム カンパニー | カラーシフトフィルム |
-
1989
- 1989-03-15 JP JP6279089A patent/JPH02242202A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015148813A (ja) * | 1998-01-13 | 2015-08-20 | スリーエム カンパニー | カラーシフトフィルム |
WO2005024295A1 (ja) * | 2003-09-02 | 2005-03-17 | Nitto Denko Corporation | 光源装置および液晶表示装置 |
US7841730B2 (en) | 2003-09-02 | 2010-11-30 | Nitto Denko Corporation | Light source device and crystal display device |
US8373829B2 (en) | 2003-09-02 | 2013-02-12 | Nitto Denko Corporation | Light source and liquid crystal display |
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