JPH0224113B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0224113B2 JPH0224113B2 JP24099887A JP24099887A JPH0224113B2 JP H0224113 B2 JPH0224113 B2 JP H0224113B2 JP 24099887 A JP24099887 A JP 24099887A JP 24099887 A JP24099887 A JP 24099887A JP H0224113 B2 JPH0224113 B2 JP H0224113B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- cylinder part
- stator
- cylindrical part
- joined
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 6
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 8
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 6
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
≪産業上の利用分野≫
この発明は、永久磁石形ステツピングモータに
用いられるクローポール形ステータの改良に関す
る。
用いられるクローポール形ステータの改良に関す
る。
≪従来の技術≫
永久磁石形ステツピングモータにおけるクロー
ポール形ステータは、板金構造により磁極歯列と
励磁コイルを囲む磁気回路を構成している。
ポール形ステータは、板金構造により磁極歯列と
励磁コイルを囲む磁気回路を構成している。
従来の一般的なクローポール形ステータでは、
1相分の磁極歯列は2枚の板金に多数の爪を立
て、2つの部品の爪を正しく向い合せに組合せる
ことによつて構成している。この構造では各ステ
ータ部品を一体に組合せる際の位置決め誤差によ
つて磁極歯列のエアギヤツプが均一にならず、そ
のためにモータとしての静止角度精度が大きくば
らつくという問題があつた。
1相分の磁極歯列は2枚の板金に多数の爪を立
て、2つの部品の爪を正しく向い合せに組合せる
ことによつて構成している。この構造では各ステ
ータ部品を一体に組合せる際の位置決め誤差によ
つて磁極歯列のエアギヤツプが均一にならず、そ
のためにモータとしての静止角度精度が大きくば
らつくという問題があつた。
この問題を解決する手段として、特開昭61−
135356号公報に開示されているように、1つの板
金部品に破線状に断続したスリツトを形成し、こ
れによつて1つの板金部品に2相分の磁極歯列を
形成している。この技術によれば磁極歯列の位
置・形状精度は極めてよくなる。
135356号公報に開示されているように、1つの板
金部品に破線状に断続したスリツトを形成し、こ
れによつて1つの板金部品に2相分の磁極歯列を
形成している。この技術によれば磁極歯列の位
置・形状精度は極めてよくなる。
≪発明が解決しようとする問題点≫
破線状に断続したスリツトによつて1つの板金
部品に破極歯列を形成する技術は磁極歯列の精度
を向上させるという大きな効果を生みだす。しか
しこの部品だけでステータができるわけではな
く、この筒状の部品(内筒部という)の外周側に
2相分の励磁コイルを取り囲む磁気回路を設ける
ことになる。
部品に破極歯列を形成する技術は磁極歯列の精度
を向上させるという大きな効果を生みだす。しか
しこの部品だけでステータができるわけではな
く、この筒状の部品(内筒部という)の外周側に
2相分の励磁コイルを取り囲む磁気回路を設ける
ことになる。
上記特許公開公報の従来技術では、内筒部の外
周に3つのフランジを接合し、さらにその外側に
モータケースとなる筒型の部品(外筒部と称す)
を組合せている。これらの各部品を隙間なく接合
しないと、接合部での磁気抵抗が増大し、強力な
磁気回路を構成できなくなる。この点で部品間の
接合箇所は少ないほどよく、また部品間に〓間が
生じないような接合部分の形状であることが望ま
しい。
周に3つのフランジを接合し、さらにその外側に
モータケースとなる筒型の部品(外筒部と称す)
を組合せている。これらの各部品を隙間なく接合
しないと、接合部での磁気抵抗が増大し、強力な
磁気回路を構成できなくなる。この点で部品間の
接合箇所は少ないほどよく、また部品間に〓間が
生じないような接合部分の形状であることが望ま
しい。
しかし従来技術では、上記内筒部の外周面に上
記フランジの内周縁部を接合するとともに、上記
フランジの外周縁部に上記外筒部の内周面を接合
しなければならない。これらの接合部分は非常に
〓間を生じやすい。つまり各部品の円筒度が高精
度に仕上られていないと、円周面とフランジの内
外周縁との接合部分が全周にわたつてぴつたりと
密着しない。上記の内筒部、フランジ、外筒部の
円筒度を高精度に仕上げるのは通常の板金加工で
は困難なことである。
記フランジの内周縁部を接合するとともに、上記
フランジの外周縁部に上記外筒部の内周面を接合
しなければならない。これらの接合部分は非常に
〓間を生じやすい。つまり各部品の円筒度が高精
度に仕上られていないと、円周面とフランジの内
外周縁との接合部分が全周にわたつてぴつたりと
密着しない。上記の内筒部、フランジ、外筒部の
円筒度を高精度に仕上げるのは通常の板金加工で
は困難なことである。
本発明は上述した従来の問題点に鑑みなされた
もので、その目的は破線状に断続したスリツトに
よつて磁極歯列を形成することの優位性を活か
し、板金加工に替つて鋳造によつて製造すること
で、磁気回路の主要部分を一体に成形して高精度
で強力な磁気回路を実現することができるように
したクローポール形ステータを提供することにあ
る。
もので、その目的は破線状に断続したスリツトに
よつて磁極歯列を形成することの優位性を活か
し、板金加工に替つて鋳造によつて製造すること
で、磁気回路の主要部分を一体に成形して高精度
で強力な磁気回路を実現することができるように
したクローポール形ステータを提供することにあ
る。
≪問題点を解決するための手段≫
そこでこの発明では、破線状に断続したスリツ
トによつて2相分の磁極歯列を形成した内筒部
と、この内筒部の外周面の中間位置から外側に拡
がつた中間フランジと、この中間フランジ部の外
周に接合して上記内筒部と同心に配設された外筒
部とを鋳造により一体成形するようにした。
トによつて2相分の磁極歯列を形成した内筒部
と、この内筒部の外周面の中間位置から外側に拡
がつた中間フランジと、この中間フランジ部の外
周に接合して上記内筒部と同心に配設された外筒
部とを鋳造により一体成形するようにした。
≪作用≫
上記内筒部と中間フランジと外筒部とからなる
鋳造一体部品に対し、円盤形の2枚の部品(フラ
ンジと後フランジ)を組合せることで2相の励磁
コイルを取り囲む磁気回路が構成される。ここで
内筒部と中間フランジ部と外筒部とは一体である
のでこれらの間には〓間は全くなく、内筒部およ
び外筒部の上下の端面と上記前フランジおよびフ
ランジとが接合する。この接合部分は平面同士の
接合なので、〓間を生じないような高精度化は容
易である。
鋳造一体部品に対し、円盤形の2枚の部品(フラ
ンジと後フランジ)を組合せることで2相の励磁
コイルを取り囲む磁気回路が構成される。ここで
内筒部と中間フランジ部と外筒部とは一体である
のでこれらの間には〓間は全くなく、内筒部およ
び外筒部の上下の端面と上記前フランジおよびフ
ランジとが接合する。この接合部分は平面同士の
接合なので、〓間を生じないような高精度化は容
易である。
≪実施例≫
第1図は本発明の一実施例によるクローポール
形ステータを示し、第2図はこれを用いた永久磁
石形ステツピングモータの構造を示している。
形ステータを示し、第2図はこれを用いた永久磁
石形ステツピングモータの構造を示している。
第1図において、1は内筒部、2は中間フラン
ジ部、3は外筒部であり、これらはフエライトな
どの磁性材料を用いて鋳造により一体成形された
ものである。内筒部1と外筒部3とは同心に配置
され、これらの高さ方向の中間位置に中間フラン
ジ部2が設けられている。また、内筒部1の中間
フランジ部2より上側および下側にはそれぞれ破
線状に断続したスリツト4aおよびスリツト4b
が形成され、この部分がそれぞれ磁極歯列として
機能する。
ジ部、3は外筒部であり、これらはフエライトな
どの磁性材料を用いて鋳造により一体成形された
ものである。内筒部1と外筒部3とは同心に配置
され、これらの高さ方向の中間位置に中間フラン
ジ部2が設けられている。また、内筒部1の中間
フランジ部2より上側および下側にはそれぞれ破
線状に断続したスリツト4aおよびスリツト4b
が形成され、この部分がそれぞれ磁極歯列として
機能する。
そして第2図に示すように、内筒部1と外筒部
3とで囲まれる空間における中間フランジ2より
上の部分に励磁コイル5aを収納し、下の部分に
励磁コイル5bを収納する。またロータの円筒形
永久磁石6を内筒部1に収納し、ロータ軸7aお
よび7bを前フランジ8の軸受9および後フラン
ジ10の軸受11にそれぞれ嵌合する。
3とで囲まれる空間における中間フランジ2より
上の部分に励磁コイル5aを収納し、下の部分に
励磁コイル5bを収納する。またロータの円筒形
永久磁石6を内筒部1に収納し、ロータ軸7aお
よび7bを前フランジ8の軸受9および後フラン
ジ10の軸受11にそれぞれ嵌合する。
さらに、前フランジ8を内筒部1と外筒部3の
上端面に接合し、後フランジ10を内筒部1と外
筒部3の下端面に接合する。このとき内筒部1・
中間フランジ部・外筒部3からなるステータ部品
と前フランジ8および後フランジ10との中心線
を揃えて組合せるような位置決め手段を各部品に
設けておく。ここで注目すべきことは、内筒部1
と外筒部3の上端面は同一平面内にあり、この平
面に前フランジ8の平面を接合するので、特に高
精度な加工を行なわなくても、両部品を隙間なく
ぴつたりと密着させることができる。内筒部1お
よび外筒部3と後フランジ10との接合について
も全く同様である。
上端面に接合し、後フランジ10を内筒部1と外
筒部3の下端面に接合する。このとき内筒部1・
中間フランジ部・外筒部3からなるステータ部品
と前フランジ8および後フランジ10との中心線
を揃えて組合せるような位置決め手段を各部品に
設けておく。ここで注目すべきことは、内筒部1
と外筒部3の上端面は同一平面内にあり、この平
面に前フランジ8の平面を接合するので、特に高
精度な加工を行なわなくても、両部品を隙間なく
ぴつたりと密着させることができる。内筒部1お
よび外筒部3と後フランジ10との接合について
も全く同様である。
≪考案の効果≫
以上詳細に説明したように、この発明では、破
線状に断続したスリツトによつて磁極歯列を形成
した内筒部と、中間フランジ部および外筒部とを
鋳造により一体成形し、この内筒部および外筒部
の上下の端面にそれぞれ前フランジおよび後フラ
ンジを接合する構成としたので、従来のクローポ
ール形ステータに比べて磁気回路中の有害なエア
ギヤツプ(部品と部品の接合部分の〓間)が生じ
にくくなり、磁気抵抗の小さい強力な磁気回路を
容易に実現することができる。つまり、断続スリ
ツトで磁極歯列を形成することによる精度の向上
に加え、内筒部・中間フランジ部・外筒部を鋳造
により一体成形することによつて磁気回路の特性
が向上する。
線状に断続したスリツトによつて磁極歯列を形成
した内筒部と、中間フランジ部および外筒部とを
鋳造により一体成形し、この内筒部および外筒部
の上下の端面にそれぞれ前フランジおよび後フラ
ンジを接合する構成としたので、従来のクローポ
ール形ステータに比べて磁気回路中の有害なエア
ギヤツプ(部品と部品の接合部分の〓間)が生じ
にくくなり、磁気抵抗の小さい強力な磁気回路を
容易に実現することができる。つまり、断続スリ
ツトで磁極歯列を形成することによる精度の向上
に加え、内筒部・中間フランジ部・外筒部を鋳造
により一体成形することによつて磁気回路の特性
が向上する。
第1図は本発明の一実施例によるクローポール
形ステータの断面斜視図、第2図は同ステータを
用いた永久磁石形ステツピングモータの断面図で
ある。 1……内筒部、2……中間フランジ部、3……
外筒部、4a,4b……スリツト、5a,5b…
…励磁コイル、6……永久磁石、7a,7b……
ロータ軸、8……前フランジ、9……軸受、10
……後フランジ、11……軸受。
形ステータの断面斜視図、第2図は同ステータを
用いた永久磁石形ステツピングモータの断面図で
ある。 1……内筒部、2……中間フランジ部、3……
外筒部、4a,4b……スリツト、5a,5b…
…励磁コイル、6……永久磁石、7a,7b……
ロータ軸、8……前フランジ、9……軸受、10
……後フランジ、11……軸受。
Claims (1)
- 1 破線状に断続したスリツトによつて2相分の
磁極歯列を形成した内筒部と、この内筒部の外周
面の中間位置から外側に拡がつた中間フランジ部
と、この中間フランジ部の外周に接合して上記内
筒部と同心に配設された外筒部とが鋳造により一
体成形されていることを特徴とするステツピング
モータのクローポール形ステータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24099887A JPS6485559A (en) | 1987-09-28 | 1987-09-28 | Claw paul type stator of stepping motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24099887A JPS6485559A (en) | 1987-09-28 | 1987-09-28 | Claw paul type stator of stepping motor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6485559A JPS6485559A (en) | 1989-03-30 |
JPH0224113B2 true JPH0224113B2 (ja) | 1990-05-28 |
Family
ID=17067805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24099887A Granted JPS6485559A (en) | 1987-09-28 | 1987-09-28 | Claw paul type stator of stepping motor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6485559A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03128657A (ja) * | 1989-10-09 | 1991-05-31 | Nisshin Seiki Kk | 小型モータ用ステータヨーク |
JPH0435680U (ja) * | 1990-07-24 | 1992-03-25 | ||
FR2693854B1 (fr) * | 1992-07-16 | 1994-09-30 | Sextant Avionique | Moteur pas à pas. |
CN100341227C (zh) * | 2000-09-06 | 2007-10-03 | 日本电产三协株式会社 | 小型水力发电装置 |
JP5534636B2 (ja) * | 2007-10-26 | 2014-07-02 | キヤノン株式会社 | モータおよび駆動装置 |
-
1987
- 1987-09-28 JP JP24099887A patent/JPS6485559A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6485559A (en) | 1989-03-30 |
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