JPH02240240A - 自動車用クラッチのダイヤフラムスプリング - Google Patents

自動車用クラッチのダイヤフラムスプリング

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JPH02240240A
JPH02240240A JP5906789A JP5906789A JPH02240240A JP H02240240 A JPH02240240 A JP H02240240A JP 5906789 A JP5906789 A JP 5906789A JP 5906789 A JP5906789 A JP 5906789A JP H02240240 A JPH02240240 A JP H02240240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
diaphragm spring
diaphragm
clutch
steel
Prior art date
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Pending
Application number
JP5906789A
Other languages
English (en)
Inventor
Kengo Hattori
謙吾 服部
Akito Isomura
磯村 秋人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はダイヤフラムスプリングの材料組成に関するも
ので、自動車用クラッチのダイヤフラムスプリングに利
用されるものである。
(従来の技術) 自動車用クラッチに使用されるダイヤフラムスプリング
は従来炭素鋼、炭素工具鋼、又はばね鋼を所定の形状に
プレス加工し、全体又は一部に焼入、焼もどしの熱処理
加工を行ってクラッチディスクに取付けてクラッチとし
て使用しているものである。
(発明が解決しようとする課題) 最近の自動車用クラッチに於いては、高回転の要求と共
にフリクションクラッチの伝達トルクの増大や摩擦材を
摺動させながら使用する、半クラツチ状態の使用の頻度
が増加し、使用温度が上昇するものである。
しかし、従来の炭素鋼、炭素工具鋼を使用したダイヤフ
ラムスプリングは第4図に示すように雰囲気温度が20
0〜300℃に於いては、ばね応力の低下が大きく、必
要な伝達トルクの確保が困難であり、更にばね鋼を用い
た従来のダイヤフラムスプリングでは、ばね応力の変化
は小さいが、焼入性が悪く、高周波焼入が困難であると
いう問題点があった。
本発明は高温雰囲気に於いても引張強度、疲労強度、な
どの機械的性質に優れかつ、ばね応力低下の少ないダイ
ヤフラムスプリングを技術的課題とするものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための技術的手段) 前記課題を解決するために講じた技術的手段は次のよう
である。すなわち、 自動車用ダイヤフラムスプリングの材料組成として、炭
素0.6〜0.95%、シリコン0.5〜1.5%、マ
ンガニ/ 0.5〜1.5%、りl:1−41.0−4
7%、モリブデン0.1〜0.8%を含み、残部は鉄お
よび不純物よりなる鋼板又は重量比で炭素0.6〜0.
95%、シリコン0.5〜1.5%、マンガン0.5〜
1.5%、クローム1.0〜2.7%、モリブデン0゜
1〜0.8%、ニオブ0.3%以下を含み、残部は鉄お
よび不純物よりなる鋼板より構成されるものである。
(作用) ダイヤフラムスプリングの材料組成に於いて、Cの含有
量が0.95%を越えると焼入温度の高い炭素領域で焼
入後体積が収縮するために、上限を0.95%とし、又
0.6%未満では焼入硬さが十分でなく焼入温度範囲が
狭くなる。
次にCr(クローム)含有量が2.7%を越えると焼入
温度範囲が狭くなり1%未満では焼入性が不足する。
Mn(マンガン)はマトリクスに固溶し、鋼の焼入性を
増加させるものであり、又変態点を低下して焼入温度範
囲を低温側へ拡大する。しかし−方多すぎると残留オー
ステナイトが多量に生成し、かえって焼入硬さを低下さ
せる、この理由により1.5%未満とし焼入性確保のた
め0.5%以上とするものである。
次に31(シリコン)についてはマトリクスに固溶し、
Mn量の増加により焼入温度の高温側での硬さ低下を捕
捉し、Mnと複合添加することにより、焼入温度範囲を
拡大する。
このため、0.5%以上必要であるが、1.5%を越え
るとプレス加工性が低下する。
Mo(モリブデン)は焼入性を向上させ、炭化物に固溶
して炭化物の硬さを高め、耐摩耗性を向上させる。しか
しCrSMn5S iなどと比べて高価なため、上限を
0.8%とする。又炭化物の硬度を得るために下限を0
.1%とした。
Nb(ニオブ)は結晶粒の粗大化を防止しばね性低下を
防止する、しかし0.3%で効果がサーチュレートする
ために0.3%以下添加するものである。
(実施例) 以下実施例について説明する。
第1図の1は自動車用クラッチに使用されるダイヤフラ
ムスプリングで、フィンガー2が構成されている。
ダイヤフラムスプリングの材料組成として、炭素(C)
0.6〜0.95%、シリコン(Si)0.5〜1.5
%、マンガン(Mn)0.5〜1.5%、クローム(C
r) 1.0〜2.7%、モリブデ7(Mo)0.1〜
0.8%を含み、残部は鉄(Fe)および不純物よりな
る鋼板、又は重量比でC,0,6〜0.95%、S i
、 0.5〜1.5%、Mn、 0.5〜1.5%、C
r、1.0〜λ7%、Mo、 0.10〜0.8%、ニ
オブ(Nb)0.3%以下を含み、残部はFeおよび不
純物よりなる鋼板である。
本実施例のダイヤフラムスプリングは0.5〜1゜5%
のStと0.5〜1.5%のMnを含有するために、2
00〜300℃の雰囲気中に於いても、固溶したSI、
・Mnが拡散移動しにく(、ばね応力の低下を防止する
ものである。
従来例のばね鋼(SUP6)は、本実施例の前記冷関金
型用鋼とほぼ同等のSi、Mnを含有するため、前記ば
ね鋼より形成されたダイヤフラムスプリングは、200
〜300℃の雰囲気中に於いて、ばね応力変化が少ない
が、Crを含有しないため、焼入性が悪く高周波焼入等
を用いる前記ダイヤフラムスプリングの製造法には不向
きである。
本実施例は1.0〜2.0%のクロームを含有するため
焼入性が良好で、高周波焼入が可能である。
第2図はばね応力とばね応力に及ぼす雰囲気温度の影響
について本実施例(A)と炭素鋼(B)との比較を示し
ている。従来品に用いられている、炭素鋼は250℃以
上になるとばね応力が急激に低下するものである。しか
し、本発明品に用いられている鋼材は、300°C程度
まで、ばね応力の低下が少ない。
又本実施例には0.1〜0.8%のモリブデンを添加し
て焼入性を向上されると共に炭化物に固溶して炭化物の
硬さを高めフィンガ一部2の耐摩耗性を向上させている
第3図に現在使用されている本実施例(A)、硬質クロ
ームメツキ(B)ばね鋼(C)のダイヤフラムスプリン
グのフィンガ一部の摩耗の比較を行ったもので、本実施
例のものは硬質クロームメツキとほぼ同程度の耐摩耗性
を持っている。
前記試験方法としては、フッレックスN11lテスター
にて、周速2 m / S、距離555m、無潤滑で行
った。
〔発明の効果〕
本発明は次の効果を有する。すなわち、本発明品は、従
来品と比べ、200〜300℃に於いてもばね応力の変
化が小さく、従来困難であった高温下でのトルク伝達が
可能となった。又、従来の自動車用ダイヤフラムスプリ
ングのフィンガ一部には硬質クロームメツキが必要であ
ったが、本実施例は耐摩耗性に優れているためにフィン
ガ一部への硬質クロームめっきの必要がなく、大巾なコ
スト低下になるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部省略したダイヤフラムスプリングの平面図
、第2図は本実施例と炭素鋼とのばね応力と雰囲気温度
との関係図、第3図は本実施例でと硬質クロームメツキ
及びばね鋼との耐摩耗性の比較図、第4図は従来例のば
ね応力と雰囲気温度との関係図。 1・・・ダイヤフラムスプリング。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量比で炭素0.6〜0.95%、シリコン0.
    5〜1.5%、マンガン0.5〜1.5%、クローム1
    .0〜2.7%、モリブデン0.1〜0.8%を含み、
    残部は鉄および不純物よりなる鋼板にて形成された自動
    車用クラッチのダイヤフラムスプリング。
  2. (2)重量比で炭素0.6〜0.95%、シリコン0.
    5〜1.5%、マンガン0.5〜1.5%、クローム1
    .0〜2.7%、モリブデン0.1〜0.8%、ニオブ
    0.3%以下を含み、残部は鉄および不純物よりなる鋼
    板にて形成された自動車用クラッチのダイヤフラムスプ
    リング。
JP5906789A 1989-03-10 1989-03-10 自動車用クラッチのダイヤフラムスプリング Pending JPH02240240A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0462779A2 (en) * 1990-06-19 1991-12-27 Nisshin Steel Co., Ltd. Method of making steel useful in springs
US5294271A (en) * 1991-06-14 1994-03-15 Nisshin Steel Co., Ltd. Heat treatment for manufacturing spring steel excellent in high-temperature relaxation resistance
WO1997045565A1 (de) * 1996-05-29 1997-12-04 Datec Scherdel Datentechnik, Forschungs- Und Entwicklungs-Gmbh Relaxationsfeste stahlfeder
CN102534389A (zh) * 2012-02-28 2012-07-04 邯郸市三元特钢铸造有限公司 磨机铬-钼钢衬板及其生产工艺

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