JPH02239517A - 電磁波シールド用熱収縮チューブの製造方法 - Google Patents
電磁波シールド用熱収縮チューブの製造方法Info
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- JPH02239517A JPH02239517A JP6025489A JP6025489A JPH02239517A JP H02239517 A JPH02239517 A JP H02239517A JP 6025489 A JP6025489 A JP 6025489A JP 6025489 A JP6025489 A JP 6025489A JP H02239517 A JPH02239517 A JP H02239517A
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野)
本開明は、′7”−ノル等の電線を被覆1,て内部の導
電体を電磁波を主とした外部の悪影響から保護する電磁
波シールド用熱収縮チューブの製造方法に関する。 (従来の技術) 従来、電磁波シールド用熱収縮チューブの製造方法とし
ては、特開昭6 3−2 3 9 9号公報に記載され
ているような,電磁波シールド用熱収縮チューブの製造
方法が知られている。 この従来の製造方法は、内側から同心状に導電性樹脂押
出口と絶縁性樹脂押出口とが形成されている押出成形機
を用いて、熱可デ性樹脂に導電粉が混入された導電性樹
脂と,熟可塑性謝脂のみによる絶縁性樹脂どを同時に押
し出すことにより、同心状に導電性シールド樹脂層と絶
縁性シース樹脂層とを有する電磁波シールド用熱収縮チ
ューブを成形させる方法であった。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来方法にあ一っでは、導電
材料として導電粉が用いられているために、導電性シー
ルド樹脂層のシールド効甲を確実に確保するためには、
その導電粉を導電性樹脂全体を100重I%とした場合
200〜300重量%といった高い割合で配合しなけれ
ばならない。 即ち,この従来方法により製造された熱収縮ヂ−3、ー
フには以下に列挙する問題か生じていた。 (1)比重が大きいために重い。 ■ 剛性があって固いため、ケーブル等への熱収縮によ
る被覆時間を長く必要とずる4.■ 柔軟性が不足して
いるためケーブル等への被覆債の取り扱いも困難である
。 ■ コストが高い。 そこで、本出願スは、特願昭63−2 1 2252号
や特願昭63−2 1 2253号において、少量の導
電材料の配合で優れたシールド効果をもつ電磁波シール
ド用熱収縮材を製造する方法を提案した。 しかし、チューブ成形方法として、周知の同時押出成形
を採用して電磁波シールド用熱収縮チューブを製造した
場合、導電層と絶縁層の厚みの均一・性を確保すること
が極めて困難である(特に、導電層において、しかも厚
さ1rr+m以下の場合に困難である)。厚みが均一で
ないと、体積固有抵抗のバラツキ、即ちシー・ルド効果
のバラツキが生じる場合がある。 また、熱収縮性を得るために行われるチューブの拡径が
1.5侶以上になると、導電層において導電材料の切断
が生じ、シールド効果が低下するという問題が生じる。 本発明は、上記のような問題に着目し,軽湿性及び柔軟
性を得るべく少量の導電材料の配合としながら優れたシ
〜ルド効果を持ち、しかもこのシールド効果がバラツキ
なく一定して確保できる電磁波シールド用熱収縮チコー
ブの製造方法の開発を課題とする。 (課題を解決するだめの手段) 上記課題を解決するために本発明の電磁波シールド用熱
収縮ヂュー・一ノの製造方法では、熱l132縮性樹脂
を素材とした中空商状のチ1−ノであって、内側には熱
可塑性樹脂に導電性繊維が混入された導電性樹脂による
導電性シールド樹脂層が形成され、かつ外側には熱可塑
性樹脂のみの絶縁性樹脂による絶縁性シース謝脂層が形
成されている電磁波シールド用熱収縮チューフの製造方
法において、樹脂集束剤により導電性繊維を集束し、こ
の導電性繊維束に樹脂を被覆した導電性樹脂ペレットと
ベース樹脂とを加熱溶融させて導電性シールド樹脂暦チ
ューブを成形するチューブ成形工程と、前記導電性シー
ルド樹脂層チュー・ブを耐熱芯体に外挿するチューブ外
挿工程と、前記外挿状態におけるチュ〜ブの外径より大
きい内径を有する絶縁性シース樹脂層チコーブを前記導
電性シールド樹脂層チ1−フに外挿し、熱収縮力の一部
を残存させたまま熱収縮により被覆する熱収縮披工工程
と、全体を冷却し、耐熱芯体を取り除く冷却芯体除去工
程とを備えでいることを特徴とする方法とした,, 尚、前肥導電性繊維と1,て1ユ、線径が8〜15l1
のスア゛ノレス鋼繊維を用い、導電性繊維束は前記ステ
ンレス鋼繊維を500〜5000本集束して形成(、5
、4電性樹脂ペレットの切断長さは、4へ・10mnr
に設定し、導電性樹脂ペレットとベース樹脂の混合比を
、導電性繊維が全体の4〜10重士% l;−なるよう
に設定するのが好ましい。 (作 用) 電磁波ンールド用熱収縮ヂコー・ブの製造1こ際しては
、上記チ〕〜フ成形工程と、チューフ外挿工程と、執収
縮被1工程と、冷却芯体除去工程とを経過することで、
内側に導電性シールド樹脂層が形成され、かつ外側に絶
縁付シース樹脂層が形成された電磁波シールド用熱収縮
チューブが製造される。 そして、樹脂集束剤により導電性繊維を集束
電体を電磁波を主とした外部の悪影響から保護する電磁
波シールド用熱収縮チューブの製造方法に関する。 (従来の技術) 従来、電磁波シールド用熱収縮チューブの製造方法とし
ては、特開昭6 3−2 3 9 9号公報に記載され
ているような,電磁波シールド用熱収縮チューブの製造
方法が知られている。 この従来の製造方法は、内側から同心状に導電性樹脂押
出口と絶縁性樹脂押出口とが形成されている押出成形機
を用いて、熱可デ性樹脂に導電粉が混入された導電性樹
脂と,熟可塑性謝脂のみによる絶縁性樹脂どを同時に押
し出すことにより、同心状に導電性シールド樹脂層と絶
縁性シース樹脂層とを有する電磁波シールド用熱収縮チ
ューブを成形させる方法であった。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、このような従来方法にあ一っでは、導電
材料として導電粉が用いられているために、導電性シー
ルド樹脂層のシールド効甲を確実に確保するためには、
その導電粉を導電性樹脂全体を100重I%とした場合
200〜300重量%といった高い割合で配合しなけれ
ばならない。 即ち,この従来方法により製造された熱収縮ヂ−3、ー
フには以下に列挙する問題か生じていた。 (1)比重が大きいために重い。 ■ 剛性があって固いため、ケーブル等への熱収縮によ
る被覆時間を長く必要とずる4.■ 柔軟性が不足して
いるためケーブル等への被覆債の取り扱いも困難である
。 ■ コストが高い。 そこで、本出願スは、特願昭63−2 1 2252号
や特願昭63−2 1 2253号において、少量の導
電材料の配合で優れたシールド効果をもつ電磁波シール
ド用熱収縮材を製造する方法を提案した。 しかし、チューブ成形方法として、周知の同時押出成形
を採用して電磁波シールド用熱収縮チューブを製造した
場合、導電層と絶縁層の厚みの均一・性を確保すること
が極めて困難である(特に、導電層において、しかも厚
さ1rr+m以下の場合に困難である)。厚みが均一で
ないと、体積固有抵抗のバラツキ、即ちシー・ルド効果
のバラツキが生じる場合がある。 また、熱収縮性を得るために行われるチューブの拡径が
1.5侶以上になると、導電層において導電材料の切断
が生じ、シールド効果が低下するという問題が生じる。 本発明は、上記のような問題に着目し,軽湿性及び柔軟
性を得るべく少量の導電材料の配合としながら優れたシ
〜ルド効果を持ち、しかもこのシールド効果がバラツキ
なく一定して確保できる電磁波シールド用熱収縮チコー
ブの製造方法の開発を課題とする。 (課題を解決するだめの手段) 上記課題を解決するために本発明の電磁波シールド用熱
収縮ヂュー・一ノの製造方法では、熱l132縮性樹脂
を素材とした中空商状のチ1−ノであって、内側には熱
可塑性樹脂に導電性繊維が混入された導電性樹脂による
導電性シールド樹脂層が形成され、かつ外側には熱可塑
性樹脂のみの絶縁性樹脂による絶縁性シース謝脂層が形
成されている電磁波シールド用熱収縮チューフの製造方
法において、樹脂集束剤により導電性繊維を集束し、こ
の導電性繊維束に樹脂を被覆した導電性樹脂ペレットと
ベース樹脂とを加熱溶融させて導電性シールド樹脂暦チ
ューブを成形するチューブ成形工程と、前記導電性シー
ルド樹脂層チュー・ブを耐熱芯体に外挿するチューブ外
挿工程と、前記外挿状態におけるチュ〜ブの外径より大
きい内径を有する絶縁性シース樹脂層チコーブを前記導
電性シールド樹脂層チ1−フに外挿し、熱収縮力の一部
を残存させたまま熱収縮により被覆する熱収縮披工工程
と、全体を冷却し、耐熱芯体を取り除く冷却芯体除去工
程とを備えでいることを特徴とする方法とした,, 尚、前肥導電性繊維と1,て1ユ、線径が8〜15l1
のスア゛ノレス鋼繊維を用い、導電性繊維束は前記ステ
ンレス鋼繊維を500〜5000本集束して形成(、5
、4電性樹脂ペレットの切断長さは、4へ・10mnr
に設定し、導電性樹脂ペレットとベース樹脂の混合比を
、導電性繊維が全体の4〜10重士% l;−なるよう
に設定するのが好ましい。 (作 用) 電磁波ンールド用熱収縮ヂコー・ブの製造1こ際しては
、上記チ〕〜フ成形工程と、チューフ外挿工程と、執収
縮被1工程と、冷却芯体除去工程とを経過することで、
内側に導電性シールド樹脂層が形成され、かつ外側に絶
縁付シース樹脂層が形成された電磁波シールド用熱収縮
チューブが製造される。 そして、樹脂集束剤により導電性繊維を集束
【7、この
導電性繊維束に樹脂を被覆した導電性樹脂ペレットとベ
ース樹脂とを加熱溶融させて導電性シールド樹脂層用シ
ートを形成するようにした為、導電性繊維の切断が少な
く全体均一分散作用を示し、軽量性及び柔軟性を得るべ
く少量の導電性繊維の配自としながら優れたシールド効
果を持つ。 また、導電性シールド樹脂層チューブを単独で成形する
ようにしたため、導電性シールド樹脂層の厚みを均一に
確保することができる。 さらに、外挿状態におけるチューブの外径より大きい内
径を有する絶縁性シース樹脂層チコーブを外挿し、熱収
縮力の一部を残存させたまま熱収縮により披1するよう
にした為5F8収縮性を利用して容易に製造出来ると共
に、製品としての電磁波シールド用熱収縮チューブの熱
収縮性も十分に確保される。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。 まず、電磁波シールド用熱収縮ヂ〕−フHの横成につい
て第8図を9照し説明する。 この電磁波シールド用熱収縮チューブHは、熱収縮性樹
脂を素材とした中空筒状のチューブであって、内側には
熱可塑性樹脂に導電性繊維が混入された導電性樹脂によ
る導電性シールド樹脂F!100が形成され,かつ外側
には熱可デ性樹脂のみの絶縁性樹脂による絶縁性シース
樹脂M200か形成されている。 前記絶縁性シース樹脂層200は、熱収縮性付外加工可
能な熱可塑性樹脂,ゴム或いはこれらの混合物を主成分
と4る電気絶縁性組成物に形成され、必要に応じて梁橋
される。 尚、具体的には、エチレンー酢酸ビニルコポリマ工y−
レンーエヂルアクリレートコボリマーポリエチレン,ポ
リ塩化ビニル,架橋ボリエチ1ノン.エチレンブロビレ
ンゴム.フ千ルゴム.フッ素樹脂等の熱可塑性樹脂が使
用される。 前記導電性シールド樹脂暦100は,絶縁性シース樹脂
a 2 0 0で用いられた樹脂と同一または相溶性の
ある樹脂をベース樹脂ペレットとし、このベース謝脂ペ
レットと、導電性繊維を有する導電性樹脂ペレットとを
加熱溶融して形成される。 尚、4電性繊維としては、SUS304系ステンレス鋼
繊維(線径8μm−a15μm)が好ましいが、ニッケ
ルメッキガラス!!!! (線径10μm〜23grn
).ニッケルメッキ炭素繊維(線径8μm〜15μm)
等を使用することもできる。 次に、この電磁波シールド用熱収縮チューフHの製造方
法について説明する。 この製造方法は、大きくチューブ成形工程と、チューブ
外挿工程と、熱収縮被覆工程と、冷却芯体除去工程とに
分けられる。 (イ)チューフ成形工程 まず、チューブ成形工程を細分化すると,繊維集束工程
と、導電性…脂ペレット形成工程と、升ユーブ押出成形
工程と,電子線照射工程とにより成る。 前記繊維集束工程は、第1図に示すように、連続した長
い導電性繊維1を、熱可塑性樹脂を用いた集束剤2に漫
清【2、乾燥機Aで乾燥・冷却して集束させて長い導電
性繊維束3を製造する工程である。 臭体的に説明すると、導電性繊維1は、線径が8μmの
ステンレス鋼繊維を用い、また、集束剤2は、軟化温度
85℃.流動性4 0 0 9 / 1 0minのエ
チレンー酢酸ビニルコボリマ−100重量部をトリクロ
ロエチレン900重量部の溶媒に溶解したものを用いる
。 そして、この導電性繊維1を50℃に加熱した集束削2
に浸せきし、2850本集束して導電性繊維束3を形成
する。 尚、導電性繊維1を集束剤2で集束するにあたり、導電
性繊維束3に含浸する樹脂量が、導電性繊維束3の10
〜40重1%(好ましくは15重量%)となるように調
節する。 次の導電性樹脂ペレット形成工程は、第1図に示すよう
に、集束剤2に用いた熱可塑性樹脂と同種の熱可塑性樹
脂(軟化温度が85℃のエチレンー酢酸ビニルコポリマ
ー)を、押出成形機Bで前記導電性繊維束3に被1し(
樹脂被覆4)、押圧0−ルCをかけた後、切断機Dによ
り所定の長さ( 5 mm程度)に切断して、第2図に
示すような導電性樹脂ペレット5を製造する工程である
。 尚.m脂被覆4の量は,導電・注樹脂ペレット5の全体
に対し、集束剤2を含めた導電性繊if1の量が、チュ
ーフ押出成形工程において加熱溶融させた際の分敗性を
考慮して10重M%〜40重溢%(最も好ましくは20
重壷%〜30重量%)になるよう調節する。 次のチューフ押出成形工程は、押出成形機Eを用い,絶
縁性シース樹脂層200に用いた樹脂と同じ樹脂による
ベース樹脂ペレット6に導電性樹脂ペレット5を加熱溶
融させて第3図に示すように導電性シールド樹脂層チュ
ーブIを成形する工程である。 尚、ベース樹脂ペレット6としては、軟化温度135℃
.流動性1 5 9/ 1 0minのエチレン酢酸ビ
ニルコポリマーが用いられ、集束剤2や樹脂被覆4に用
いたエチレンー酢酸ビニルコポリマーの軟化温度より5
0℃高く、集束剤2や樹脂被覆4がベース樹脂ペレット
6より先に軟化するようにしている。また,導電性樹脂
ペレット5は、べ−ス樹脂+00!量部に対して4〜I
Oiiffi%配合する。 次の電子線照射工程は、第3図に示すように、押出成形
された導電性シールド樹脂層チューブ7を電子線照射機
Fに送り、この電子線照射機Fにより電子線照射してゲ
ル分率30%まで樹脂を架橋する工程である。電子線照
射により架橋された導電性シールド樹脂層チューブ7は
、巻取口ールGにより巻き取られる。 この架橋により、導電性シールド樹脂暦チューブ7の軟
化温度が200℃以上にまで上昇する。 (口)チューブ外挿工程 このチューフ外挿工程は、第4図に示すように、前記導
電性シールド樹脂層チューブ7を、所定の長さに切断し
、耐熱芯体8に外挿する工程である。耐熱芯体8は、導
電性シールド樹脂層チューブIの長さよりもやや長いも
のを用いる。 (ハ)熱収縮被覆工程 この熱収縮被覆工程は、第5図に示すように、耐熱芯体
8に外挿された導電性シールド樹脂層チューブ7の外径
より大さい内径を有する絶縁性シース樹脂層チューフ9
を導電性シールド樹脂層チューブ7に外挿し、次に第6
図に示すように,150℃で5分加熱させることで熱収
縮力の一部を残存させたまま熱収縮させて被覆する工程
である。この場合、絶縁性熱収縮チューフは、熱収縮比
(後/前)が67%以下になるような内径及び収縮比を
もつものを用いる。 前記絶縁性シース樹脂層チューブ9は、軟化温度135
℃.流動性1 5 9/ 1 0minのエチレン酢酸
ビニルコポリマーを材料とし、この材料を押出成形機に
供給してチューブ状に成形し、更に、電子線照射でゲル
分率55%まで架橋させたものを用いる。 また、導電性シールド樹脂層チューブ7と絶縁性シース
樹脂層ヂューフ9とは、熱収縮による形状連合で被覆接
着させることが可能であるが、より接着性を増大させる
ために、接着剤を介在させても良い。 (二)冷却芯体除去工程 冷却芯体除去工程は、第7図に示すように、絶縁性シー
ス樹脂層ヂューフ9を加熱により熱収縮させてvi層し
たものの全体を冷却し,耐熱芯体8を取り除く工程であ
る。 以上のように、チューブ成形工程→チューブ外挿工程工
程一熱収縮被1工程→冷却芯体除去工程とを経過するこ
とで、第8図の拡大図に示すように、内側に4電性シー
ルト樹脂層100が形成され、かつ外側に絶縁性シース
樹脂層200か形成された段差筒形の電磁波シールド用
熱収縮チューブHが製造される。 次に、具体例を挙げる。 第1の具体例として、エチレン酢酸ビニルコボリマーに
よる樹脂部を100重量部とし、これに対し、ステンレ
ス繊維5を4重量部.5重量部.8重量部、10重量部
それぞれ混合して導電性シールド樹脂層100を形成し
た場合のシールド効果確認試験結果を下記の表1に示す
。 表 1 ちなみに、導電性材料としてニッケル粉末(ポリエチレ
ンによる樹脂部を100重量部とする)を用いた場合の
シールド効果確認試験結果を下記の表2に示す。 表2 上記試験結果から、実施例の場合、導電性シールド樹脂
層100において同じシールド効果を得るのに、重看的
にほばI/50という極端に少ない導電性材料で良い。 また、第2の具体例として、ステンレス繊維5重1%を
混合して形成された熱収縮チューブHをケーフルに被1
し,アース具を取り付けて,初期とヒートサイクル(−
40℃X Ihr −*−R T 5min−+85’
C X lhr −4 R T 5minを6サイクル
)後における体積固有抵抗を測定した結果を下記の表3
に示す。 表3 ちなみに、電子線を照射していない導電性シールド樹脂
層チューブを使用した場合の体積固有抵抗の測定結果を
下記の表4に示す。 表4 上記試験結果から、実施例の場合、電子線を照射してい
ない導電性シールド樹脂層チューブを使用した場合に比
べて、体積固有抵抗のバラツキが小さく、シールド効果
が高い。 以上説明したように、実施例の電磁波シールド用熱収縮
チューブHの製造方法にあっては、下記に列挙する効果
が得られる。 ■ 樹脂集束剤2により導電性繊維3を集束し、この導
電性繊維束に樹脂を被覆した導電性樹脂ペレット5とベ
ース樹脂とを加熱溶融させて導電性シールド樹脂M10
0を構成するチューブ7を形成するようにした為,導電
性繊維の切断が少なく全体均一分敗作用を示し、前記第
1の効果確認試験でも明らかなように、軽量性及び柔軟
性を得るべく少量の導電性繊維の配合としながら優れた
シ−ルド効果を持つ。 ■ 導電性シールド樹脂層100を構成する導電性シー
ルド樹脂層チューブ7を単独で押出成形するようにした
為、導電性シールド樹脂層100の厚みを均一に確保す
ることができる。そして、厚さO、5 mlI+以下の
ものも製品管理が容易となる。 (■ 耐熱芯材8に外挿した状態の導電性シールド樹脂
層チューフ7の外径より大きい内径を有する絶縁性シー
ス樹脂層ヂ−ユーフ9を導電性シールド樹脂層チューブ
7に外挿し、熱収縮力の一部を残存させたまま熱収縮に
より被覆するよ〕にした為5熱取縮を利用して容拐に製
造出来ると共に5製品としての@市波シールド用熱収縮
チューブ1→の熱収縮性も十分に確保される。また、絶
縁性シース樹脂層チューブ9は既存のものを利用するこ
とができるので、コストの低減を図る上でも有効的であ
る。 ■ 導電性シールド樹脂層チューブ7を電子線照肘する
ようにしたため、謝脂が架橋されて加熱による樹脂の軟
化,流動,変形を防止することができる。即ち,ケーブ
ル等・\の被覆時1こ過度1こ加.熱したとしても、導
電性繊維の分散均一性及び1テみ均一性を保持すること
ができるので、前記第2の試験結果でも明らかなように
、優れたシールド効果が一定して保持できる。 以上、本発明の実施例を図面により詳述j7てさたが、
q体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱し2ない範囲における設計変更等があ
っても本発明に含まれる。 例えば、実施例では、集束剤.樹脂被覆,ベース樹脂に
用いる熱可塑性樹脂の種類や、導電性樹脂ペレットの長
さ、導電性樹脂ペレットとベース樹脂の混合比等を厳密
に示したが、これらは実施例に限られるものではない。 (発明の効@) 以上説明してきたように本発明の電磁波シールド用熱収
縮チ】−フの製造方法にあっては,pA脂集束剤により
導電性繊維を集束し、この導電性繊維束に樹脂を披エし
た4電性樹脂ペレットとベース樹脂とを加熱溶融させて
導電性シールド樹脂層チ.l−ブを成形1るチューフ成
形工程と,前記導電性シールド樹脂層チューブを耐熱芯
体に外挿するチューブ外挿工程と、前記外挿状態におけ
るチューブの外径より大きい内径を有する絶縁性シース
樹脂層チューフを前記導電性シールド樹脂層チューフに
外挿し、熱収縮力の一部を残存させたまま熱収縮により
被1する熱収縮被1工程と、全体を冷却し、耐熱芯体を
取り除く冷却芯体除去工程とを備えている方法とした為
、軽量性及び柔軟性を得るべく少量の導電材料の配合と
しながら優れたシールド効果を持ち、且つ、ケーブル等
への被濯後においてもこのシールド効果がバラツキなく
一定して保持できるという効果が得られる。
導電性繊維束に樹脂を被覆した導電性樹脂ペレットとベ
ース樹脂とを加熱溶融させて導電性シールド樹脂層用シ
ートを形成するようにした為、導電性繊維の切断が少な
く全体均一分散作用を示し、軽量性及び柔軟性を得るべ
く少量の導電性繊維の配自としながら優れたシールド効
果を持つ。 また、導電性シールド樹脂層チューブを単独で成形する
ようにしたため、導電性シールド樹脂層の厚みを均一に
確保することができる。 さらに、外挿状態におけるチューブの外径より大きい内
径を有する絶縁性シース樹脂層チコーブを外挿し、熱収
縮力の一部を残存させたまま熱収縮により披1するよう
にした為5F8収縮性を利用して容易に製造出来ると共
に、製品としての電磁波シールド用熱収縮チューブの熱
収縮性も十分に確保される。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。 まず、電磁波シールド用熱収縮ヂ〕−フHの横成につい
て第8図を9照し説明する。 この電磁波シールド用熱収縮チューブHは、熱収縮性樹
脂を素材とした中空筒状のチューブであって、内側には
熱可塑性樹脂に導電性繊維が混入された導電性樹脂によ
る導電性シールド樹脂F!100が形成され,かつ外側
には熱可デ性樹脂のみの絶縁性樹脂による絶縁性シース
樹脂M200か形成されている。 前記絶縁性シース樹脂層200は、熱収縮性付外加工可
能な熱可塑性樹脂,ゴム或いはこれらの混合物を主成分
と4る電気絶縁性組成物に形成され、必要に応じて梁橋
される。 尚、具体的には、エチレンー酢酸ビニルコポリマ工y−
レンーエヂルアクリレートコボリマーポリエチレン,ポ
リ塩化ビニル,架橋ボリエチ1ノン.エチレンブロビレ
ンゴム.フ千ルゴム.フッ素樹脂等の熱可塑性樹脂が使
用される。 前記導電性シールド樹脂暦100は,絶縁性シース樹脂
a 2 0 0で用いられた樹脂と同一または相溶性の
ある樹脂をベース樹脂ペレットとし、このベース謝脂ペ
レットと、導電性繊維を有する導電性樹脂ペレットとを
加熱溶融して形成される。 尚、4電性繊維としては、SUS304系ステンレス鋼
繊維(線径8μm−a15μm)が好ましいが、ニッケ
ルメッキガラス!!!! (線径10μm〜23grn
).ニッケルメッキ炭素繊維(線径8μm〜15μm)
等を使用することもできる。 次に、この電磁波シールド用熱収縮チューフHの製造方
法について説明する。 この製造方法は、大きくチューブ成形工程と、チューブ
外挿工程と、熱収縮被覆工程と、冷却芯体除去工程とに
分けられる。 (イ)チューフ成形工程 まず、チューブ成形工程を細分化すると,繊維集束工程
と、導電性…脂ペレット形成工程と、升ユーブ押出成形
工程と,電子線照射工程とにより成る。 前記繊維集束工程は、第1図に示すように、連続した長
い導電性繊維1を、熱可塑性樹脂を用いた集束剤2に漫
清【2、乾燥機Aで乾燥・冷却して集束させて長い導電
性繊維束3を製造する工程である。 臭体的に説明すると、導電性繊維1は、線径が8μmの
ステンレス鋼繊維を用い、また、集束剤2は、軟化温度
85℃.流動性4 0 0 9 / 1 0minのエ
チレンー酢酸ビニルコボリマ−100重量部をトリクロ
ロエチレン900重量部の溶媒に溶解したものを用いる
。 そして、この導電性繊維1を50℃に加熱した集束削2
に浸せきし、2850本集束して導電性繊維束3を形成
する。 尚、導電性繊維1を集束剤2で集束するにあたり、導電
性繊維束3に含浸する樹脂量が、導電性繊維束3の10
〜40重1%(好ましくは15重量%)となるように調
節する。 次の導電性樹脂ペレット形成工程は、第1図に示すよう
に、集束剤2に用いた熱可塑性樹脂と同種の熱可塑性樹
脂(軟化温度が85℃のエチレンー酢酸ビニルコポリマ
ー)を、押出成形機Bで前記導電性繊維束3に被1し(
樹脂被覆4)、押圧0−ルCをかけた後、切断機Dによ
り所定の長さ( 5 mm程度)に切断して、第2図に
示すような導電性樹脂ペレット5を製造する工程である
。 尚.m脂被覆4の量は,導電・注樹脂ペレット5の全体
に対し、集束剤2を含めた導電性繊if1の量が、チュ
ーフ押出成形工程において加熱溶融させた際の分敗性を
考慮して10重M%〜40重溢%(最も好ましくは20
重壷%〜30重量%)になるよう調節する。 次のチューフ押出成形工程は、押出成形機Eを用い,絶
縁性シース樹脂層200に用いた樹脂と同じ樹脂による
ベース樹脂ペレット6に導電性樹脂ペレット5を加熱溶
融させて第3図に示すように導電性シールド樹脂層チュ
ーブIを成形する工程である。 尚、ベース樹脂ペレット6としては、軟化温度135℃
.流動性1 5 9/ 1 0minのエチレン酢酸ビ
ニルコポリマーが用いられ、集束剤2や樹脂被覆4に用
いたエチレンー酢酸ビニルコポリマーの軟化温度より5
0℃高く、集束剤2や樹脂被覆4がベース樹脂ペレット
6より先に軟化するようにしている。また,導電性樹脂
ペレット5は、べ−ス樹脂+00!量部に対して4〜I
Oiiffi%配合する。 次の電子線照射工程は、第3図に示すように、押出成形
された導電性シールド樹脂層チューブ7を電子線照射機
Fに送り、この電子線照射機Fにより電子線照射してゲ
ル分率30%まで樹脂を架橋する工程である。電子線照
射により架橋された導電性シールド樹脂層チューブ7は
、巻取口ールGにより巻き取られる。 この架橋により、導電性シールド樹脂暦チューブ7の軟
化温度が200℃以上にまで上昇する。 (口)チューブ外挿工程 このチューフ外挿工程は、第4図に示すように、前記導
電性シールド樹脂層チューブ7を、所定の長さに切断し
、耐熱芯体8に外挿する工程である。耐熱芯体8は、導
電性シールド樹脂層チューブIの長さよりもやや長いも
のを用いる。 (ハ)熱収縮被覆工程 この熱収縮被覆工程は、第5図に示すように、耐熱芯体
8に外挿された導電性シールド樹脂層チューブ7の外径
より大さい内径を有する絶縁性シース樹脂層チューフ9
を導電性シールド樹脂層チューブ7に外挿し、次に第6
図に示すように,150℃で5分加熱させることで熱収
縮力の一部を残存させたまま熱収縮させて被覆する工程
である。この場合、絶縁性熱収縮チューフは、熱収縮比
(後/前)が67%以下になるような内径及び収縮比を
もつものを用いる。 前記絶縁性シース樹脂層チューブ9は、軟化温度135
℃.流動性1 5 9/ 1 0minのエチレン酢酸
ビニルコポリマーを材料とし、この材料を押出成形機に
供給してチューブ状に成形し、更に、電子線照射でゲル
分率55%まで架橋させたものを用いる。 また、導電性シールド樹脂層チューブ7と絶縁性シース
樹脂層ヂューフ9とは、熱収縮による形状連合で被覆接
着させることが可能であるが、より接着性を増大させる
ために、接着剤を介在させても良い。 (二)冷却芯体除去工程 冷却芯体除去工程は、第7図に示すように、絶縁性シー
ス樹脂層ヂューフ9を加熱により熱収縮させてvi層し
たものの全体を冷却し,耐熱芯体8を取り除く工程であ
る。 以上のように、チューブ成形工程→チューブ外挿工程工
程一熱収縮被1工程→冷却芯体除去工程とを経過するこ
とで、第8図の拡大図に示すように、内側に4電性シー
ルト樹脂層100が形成され、かつ外側に絶縁性シース
樹脂層200か形成された段差筒形の電磁波シールド用
熱収縮チューブHが製造される。 次に、具体例を挙げる。 第1の具体例として、エチレン酢酸ビニルコボリマーに
よる樹脂部を100重量部とし、これに対し、ステンレ
ス繊維5を4重量部.5重量部.8重量部、10重量部
それぞれ混合して導電性シールド樹脂層100を形成し
た場合のシールド効果確認試験結果を下記の表1に示す
。 表 1 ちなみに、導電性材料としてニッケル粉末(ポリエチレ
ンによる樹脂部を100重量部とする)を用いた場合の
シールド効果確認試験結果を下記の表2に示す。 表2 上記試験結果から、実施例の場合、導電性シールド樹脂
層100において同じシールド効果を得るのに、重看的
にほばI/50という極端に少ない導電性材料で良い。 また、第2の具体例として、ステンレス繊維5重1%を
混合して形成された熱収縮チューブHをケーフルに被1
し,アース具を取り付けて,初期とヒートサイクル(−
40℃X Ihr −*−R T 5min−+85’
C X lhr −4 R T 5minを6サイクル
)後における体積固有抵抗を測定した結果を下記の表3
に示す。 表3 ちなみに、電子線を照射していない導電性シールド樹脂
層チューブを使用した場合の体積固有抵抗の測定結果を
下記の表4に示す。 表4 上記試験結果から、実施例の場合、電子線を照射してい
ない導電性シールド樹脂層チューブを使用した場合に比
べて、体積固有抵抗のバラツキが小さく、シールド効果
が高い。 以上説明したように、実施例の電磁波シールド用熱収縮
チューブHの製造方法にあっては、下記に列挙する効果
が得られる。 ■ 樹脂集束剤2により導電性繊維3を集束し、この導
電性繊維束に樹脂を被覆した導電性樹脂ペレット5とベ
ース樹脂とを加熱溶融させて導電性シールド樹脂M10
0を構成するチューブ7を形成するようにした為,導電
性繊維の切断が少なく全体均一分敗作用を示し、前記第
1の効果確認試験でも明らかなように、軽量性及び柔軟
性を得るべく少量の導電性繊維の配合としながら優れた
シ−ルド効果を持つ。 ■ 導電性シールド樹脂層100を構成する導電性シー
ルド樹脂層チューブ7を単独で押出成形するようにした
為、導電性シールド樹脂層100の厚みを均一に確保す
ることができる。そして、厚さO、5 mlI+以下の
ものも製品管理が容易となる。 (■ 耐熱芯材8に外挿した状態の導電性シールド樹脂
層チューフ7の外径より大きい内径を有する絶縁性シー
ス樹脂層ヂ−ユーフ9を導電性シールド樹脂層チューブ
7に外挿し、熱収縮力の一部を残存させたまま熱収縮に
より被覆するよ〕にした為5熱取縮を利用して容拐に製
造出来ると共に5製品としての@市波シールド用熱収縮
チューブ1→の熱収縮性も十分に確保される。また、絶
縁性シース樹脂層チューブ9は既存のものを利用するこ
とができるので、コストの低減を図る上でも有効的であ
る。 ■ 導電性シールド樹脂層チューブ7を電子線照肘する
ようにしたため、謝脂が架橋されて加熱による樹脂の軟
化,流動,変形を防止することができる。即ち,ケーブ
ル等・\の被覆時1こ過度1こ加.熱したとしても、導
電性繊維の分散均一性及び1テみ均一性を保持すること
ができるので、前記第2の試験結果でも明らかなように
、優れたシールド効果が一定して保持できる。 以上、本発明の実施例を図面により詳述j7てさたが、
q体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱し2ない範囲における設計変更等があ
っても本発明に含まれる。 例えば、実施例では、集束剤.樹脂被覆,ベース樹脂に
用いる熱可塑性樹脂の種類や、導電性樹脂ペレットの長
さ、導電性樹脂ペレットとベース樹脂の混合比等を厳密
に示したが、これらは実施例に限られるものではない。 (発明の効@) 以上説明してきたように本発明の電磁波シールド用熱収
縮チ】−フの製造方法にあっては,pA脂集束剤により
導電性繊維を集束し、この導電性繊維束に樹脂を披エし
た4電性樹脂ペレットとベース樹脂とを加熱溶融させて
導電性シールド樹脂層チ.l−ブを成形1るチューフ成
形工程と,前記導電性シールド樹脂層チューブを耐熱芯
体に外挿するチューブ外挿工程と、前記外挿状態におけ
るチューブの外径より大きい内径を有する絶縁性シース
樹脂層チューフを前記導電性シールド樹脂層チューフに
外挿し、熱収縮力の一部を残存させたまま熱収縮により
被1する熱収縮被1工程と、全体を冷却し、耐熱芯体を
取り除く冷却芯体除去工程とを備えている方法とした為
、軽量性及び柔軟性を得るべく少量の導電材料の配合と
しながら優れたシールド効果を持ち、且つ、ケーブル等
への被濯後においてもこのシールド効果がバラツキなく
一定して保持できるという効果が得られる。
第1図は本発明の@磁波シールド用熱収縮チューフの製
造方法のチューフ成形工程に含まれる繊維集束及び樹脂
ペレット形成工程を示す説明図、第2図は導電性樹脂ペ
レットを示す斜視図、第3図はチューブ成形工程に含ま
れるチコーフ押出成形工程と次の電子線照射工程を示す
図、第4図はチューブ外挿工程を示す図、第5図は絶縁
性シス樹脂層チューブを外挿した状態を示す図、第6図
は絶縁性シース樹脂層チューブを熱収縮させた状態を示
す図、第7図は耐熱芯体を取り除いた状態を示す図、第
8図は実施例の製造方法により製造された電磁波シール
ド用熱収縮チューフのh面図である。 H・・・熱収縮チューブ 100・・・導電性シールド樹脂層 200・・・絶縁性シース樹脂層 1・・・導電性繊維 2・・・集束剤 3・・・導電性繊維束 4・−・樹脂被覆 5・・・導電性樹脂ペレット 6・・・ベース樹脂ペレット Y・・一導電性シールド樹脂層チューブ8・・一耐熱芯
体 9・・一絶縁性シース樹脂層チューフ
造方法のチューフ成形工程に含まれる繊維集束及び樹脂
ペレット形成工程を示す説明図、第2図は導電性樹脂ペ
レットを示す斜視図、第3図はチューブ成形工程に含ま
れるチコーフ押出成形工程と次の電子線照射工程を示す
図、第4図はチューブ外挿工程を示す図、第5図は絶縁
性シス樹脂層チューブを外挿した状態を示す図、第6図
は絶縁性シース樹脂層チューブを熱収縮させた状態を示
す図、第7図は耐熱芯体を取り除いた状態を示す図、第
8図は実施例の製造方法により製造された電磁波シール
ド用熱収縮チューフのh面図である。 H・・・熱収縮チューブ 100・・・導電性シールド樹脂層 200・・・絶縁性シース樹脂層 1・・・導電性繊維 2・・・集束剤 3・・・導電性繊維束 4・−・樹脂被覆 5・・・導電性樹脂ペレット 6・・・ベース樹脂ペレット Y・・一導電性シールド樹脂層チューブ8・・一耐熱芯
体 9・・一絶縁性シース樹脂層チューフ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1) 熱収縮性樹脂を素材とした中空筒状のチューブで
あって、内側には熱可塑性樹脂に導電性繊維が混入され
た導電性樹脂による導電性シールド樹脂層が形成され、
かつ外側には熱可塑性樹脂のみの絶縁性樹脂による絶縁
性シース樹脂層が形成されている電磁波シールド用熱収
縮チューブの製造方法において、 樹脂集束剤により導電性繊維を集束し、この導電性繊維
束に樹脂を被覆した導電性樹脂ペレットとベース樹脂と
を加熱溶融させて導電性シールド樹脂層チューブを成形
するチューブ成形工程と、前記導電性シールド樹脂層チ
ューブを耐熱芯体に外挿するチューブ外挿工程と、 前記外挿状態におけるチューブの外径より大きい内径を
有する絶縁性シース樹脂層チューブを前記導電性シール
ド樹脂層チューブに外挿し、熱収縮力の一部を残存させ
たまま熱収縮により被覆する熱収縮被覆工程と、 全体を冷却し、耐熱芯体を取り除く冷却芯体除去工程と
を備えていることを特徴とする電磁波シールド用熱収縮
チューブの製造方法。 2) 前記導電性繊維としては、線径が8〜15μのス
テンレス鋼繊維を用い、導電性繊維束は前記ステンレス
鋼繊維を500〜5000本集束して形成し、導電性樹
脂ペレットの切断長さは、4〜10mmに設定し、導電
性樹脂ペレットとベース樹脂の混合比を、導電性繊維が
全体の4〜10重量%になるように設定した請求項1に
記載の電磁波シールド用熱収縮チューブの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6025489A JPH02239517A (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 電磁波シールド用熱収縮チューブの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6025489A JPH02239517A (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 電磁波シールド用熱収縮チューブの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02239517A true JPH02239517A (ja) | 1990-09-21 |
Family
ID=13136849
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6025489A Pending JPH02239517A (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 電磁波シールド用熱収縮チューブの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02239517A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08267633A (ja) * | 1995-03-18 | 1996-10-15 | Sun Ki Kim | 熱収縮シールドチューブおよびその製造方法 |
-
1989
- 1989-03-13 JP JP6025489A patent/JPH02239517A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08267633A (ja) * | 1995-03-18 | 1996-10-15 | Sun Ki Kim | 熱収縮シールドチューブおよびその製造方法 |
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