JPH02238024A - 半導体保護用樹脂及びその製造法 - Google Patents

半導体保護用樹脂及びその製造法

Info

Publication number
JPH02238024A
JPH02238024A JP6048889A JP6048889A JPH02238024A JP H02238024 A JPH02238024 A JP H02238024A JP 6048889 A JP6048889 A JP 6048889A JP 6048889 A JP6048889 A JP 6048889A JP H02238024 A JPH02238024 A JP H02238024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
resin
formulas
diamine
tables
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6048889A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuji Yamada
保治 山田
Nobuyuki Furukawa
信之 古川
Yukihiro Wada
和田 幸裕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Chemical Co Ltd filed Critical Nippon Steel Chemical Co Ltd
Priority to JP6048889A priority Critical patent/JPH02238024A/ja
Publication of JPH02238024A publication Critical patent/JPH02238024A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、高集積度を有する半導体の保護用樹脂に係り
、詳しくは半導体素子と封止材の間に発生する応力を緩
和するバッフ7−コート膜あるいは半導体素子外部から
のα線入射による誤動作、いわゆるソフトエラーを防止
するα線遮蔽膜等の半導体保護用樹脂及びその製造法に
関する。
[従来の技術] 半導体装置においてはチップの大型化、配線の微細化の
傾向にあり、これに伴なって樹脂封止材の硬化収縮、チ
ップと封止材の熱膨脹係数の差による応力の発生あるい
は封止材のフィラー等により、電極のスライド、パッシ
ベーションクラック等が発生し易くなり、耐湿性低下の
原因となっている。
このため、これらに起因する不良率を低下させる目的で
、封止材料の低応力化が図られているが、その一方にお
いて、無機系パッシベーション膜上に2〜5虜のポリイ
ミド膜を形成し、チップに加えられる応力を低減する試
みが増加している。一般にこのような目的のためには、
応力緩和性に優れた弾性率の低いポリイミドが有効であ
るとざれている。
一方、高集積度を有する半導体メモリー素子にα線が入
射するとソフトエラーの原因となることが明らかになっ
てきている。ざらに、半導体メモリーでは、高集積度の
向上と共にセル面積が減少する傾向にあり、ソフトエラ
ー耐性が低下し、4Mビット以上になるとα線遮蔽膜の
形成が不可欠になるといわれている。
これらの目的のために種々の方法が提案ざれている。例
えば、半導体素子との接着性を向上したポリアミック酸
重合体を表面保護膜として用いる方法(特開昭59−5
6, 453@及び特開昭61−84,025号公報)
あるいは耐熱性の高いポリアミック酸を表面保護膜とし
て用いる方法(特開昭58−218, 127号及び特
開昭54−74, 677@公報)等が知られている。
しかし、これらの方法では耐湿性、応力緩和性が共に不
十分であり、しかも、ポリイミド自体が比較的高い誘電
率を有しているため、半導体用の保護用樹脂としては十
分なものであるとはいえない。
ざらに、弾性率の低いポリイミドを得る目的でジアミノ
ポリシロキサンを共重合成分として用いる方法も知られ
ている(特開昭62−223, 228号及び特開昭6
3−35, 626M公報)が、このような方法におい
ては、シロキサンブロックと芳香族ポリイミドブロック
とがマクロに相分離した不透明な被膜となり、電気的、
機械的特性も充分とはいえながった。
また、ポリイミドの弾性率を低下させるためには、ポリ
イミド鎖の屈曲性を向上させるか、置換基を持つモノマ
ーを共重合させる方法が知られているが、このような方
法においては、耐溶剤性が低下し、ネガ型フォトレジス
トを用いたウエットパターニングプロセスに適合し難い
という問題があった。
[発明が解決しようとする課題] 従って、本発明の目的は、応力緩和性、耐湿性、素子表
面への密着性、電気特性に優れたピンボールの無いポリ
イミド保護膜を形成することができ、これによって保護
膜形成のための作業性と高温ないし高湿下の電食性を大
幅に向上させることができ、また、この保護膜が耐熱衝
撃性及びソフトエラー防止機能に優れたものとなり、さ
らに、ネガ型フオトレジストを用いたパターニングプロ
セスに適合する半導体保護用樹脂及びそのI!造法を提
供することにある。
[課題を解決するための手段コ すなわち、本発明は、下記一般式[I]を有する樹脂で
あって、一般式[n]で表される繰返し単位が全体の1
〜30モル%である半導体保護用樹脂である。
また、本発明は、このような半導体保護用樹脂の製造法
であって、下記一般式[II1](但し、式中Ar1は
選冫〈莢又は選7 C O(pΣ〔を示す)で表される
繰返し単位と、下記一般式[II] (但し、式中Ar2は薫冫《莢又は×冫COEを示し、
R1とR2は2価の有機基を示し、R3〜R6は炭素数
1〜6の炭化水素基を示し、nは5〜15の整数を示す
》で表ざれる繰返し単位と(但し、式中R1と1りは2
価の有機基を示し、R3〜R6は炭素数1〜6の炭化水
素基を示し、nは5〜15の整数を示す)で表わされる
ジアミノシロキサンに対し、2倍モル当吊以上のテトラ
カルボン酸二無水物を反応させてシロキサン含有多価カ
ルボン酸成分を形成せしめ、次いでこのシロキサン含有
多価カルボン酸二無水物と下記一般式[IV] ++,, NGOGOGNtl2    [ IV ]
(但し、式中酸素原子の結合位置は、メタ位又はパラ位
である)で表されるジアミノ化合物を主体とするジアミ
ン成分とを反応させるに当り、この反応の際に用いるテ
トラカルボン酸二無水物が3,3゜,4,4゜−ビフェ
ニルテトラカルボン酸二無水物又は3,3゜,4.4’
−ベンゾフエノンテトラカルボン酸二無水物である半導
体保護用樹脂を製造する方法である。
本発明で用いられる芳香族テトラカルボン酸二無水物成
分としては、3.3’,4,4゜−ビフエニルテトラカ
ルボン酸二無水物( BPD八)又は、3,3゜,4,
4゜−ベンゾフエノンテトラカルボン酸二無水物( B
TDA )であり、その使用割合はモル比( 13PD
A : BTDA )が1:99〜99:1であること
が好ましく、また、ネガ型フォトレジストの剥離液に対
する耐性を向上させるため、60:40〜99:1の使
用範囲がより好ましい。
BPDAは樹脂の耐溶剤性向上及び電気特性の向上に効
果があり、BTD^は樹脂の基板に対する接着力向上に
効果がある。
び)@”i”な゜1一般式[I]及び[II]中に示さ
れるAr1又はAr2となる。一般式[I]及び[■]
中に示される^r1又はAr2において、これら残基の
両方が含まれていてもよいし、一方のみが含まれていて
もよい。
その他のテトラカルボン酸二無水物としては、ピロメリ
ット酸二無水物、3,3゜,4,4゜−ジフエニルエー
テルテトラカルボン酸二無水物、2,3,3゜,4゜ー
ビフエニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,6.7
−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,5.
8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,2−ビ
ス(3,4−ジカルボキシフエニル)プロパンニ無水物
、ビス(3.4−ジカルボキシフェニル)スルホンニ無
水物、3,4,9.10−ペリレンテトラカルボン酸二
無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフエニル)エーテ
ルニ無水物、2.2〜ビス(2,3−ジカルボキシフエ
ニル)プロパンニ無水物、1,1−ビス(2,3−ジカ
ルポキシフエニル)エタンニ無水物、1.1−ビス( 
3. 4−ジカルボキシフエニル)エタンニ無水物、ベ
ンゼン−1.2,3.4−テトラカルボン酸二無水物、
2,3,8.7−アントラセンテトラカルボン酸二無水
物、1,2,7.8−フエナントレンテトラカルボン酸
二無水物等を挙げることができ、これらは少量であれば
併用することもできる。
本発明で使用されるジアミノシロキサンは、下記一般式
[1[1] (但し、式中R1とR2は2(iffiの有機基を示し
、R3〜R6は炭素数1〜6の炭化水素基を示し、[)
は5〜15の整数を示す)で表わされるものであり、そ
の具体例としては、 等があげられる。これらのジアミノシロキサンの平均の
nの値は通常5〜]5である。この平均のnの値が5よ
り小さいのものは弾性率を低下させる効果が小ざく、平
均のnの値が15より大きいものではテトラカルボン酸
二無水物との反応性が低下し、シロキサンブロック結合
が形成され難く、生成したポリイミドは基盤密着性能に
劣るという欠点を有する。この一般式[111]で表ざ
れるジアミノシロキサンの残基は一般式[Itlに表ざ
れるとなる。
さらに、芳香族ジアミン成分としては、下記一(但し、
式中酸素原子の結合位置は、メタ位又はパラ位である)
で表されるジエーテル系ジアミンが用いられ、具体例と
しては、 ■ 82 14Gイ>OCNN2 ■h2N−oI−O−orO−orNH2を挙げること
ができ、耐溶剤性の点で化合物■をジアミンの総量の5
0モル%以上用いることが望ましい。一般式[IV]で
表ざれる芳香族ジアミンとなる。
また、芳香族ジアミン成分の一部として、m−フ工二レ
ンジアミン、p−フエニレンジアミン、4,4゛一ジア
ミノジフエニルエーテル、4,4゜−ジアミノジフエニ
ルメタン、ベンジジン、4,4゜−ジアミノジフエニル
スルフィド、4,4−ジアミノジフエニルスルホン、3
,4゜−ジアミノジフエニルエーテル、2,6゛−ジア
ミノピリジン,  3.3’−ジメトキシベンジジン等
を用いることができる。
本発明のポリイミド前駆体溶液は、上記のジエーテル系
芳香族ジアミン、シロキサン系ジアミンの総量を芳香族
テトラカルボン酸二無水物とほほ等モルとして反応させ
て得られる。また、ポリイミド前駆体の硬化物であるポ
リイミド膜の耐熱性の低下及び熱膨脹係数の増加を抑え
る上において、ジエーテル系芳香族ジアミンを70〜9
9モル%、シロキサン系ジアミンを1〜30モル%とす
ることが好ましい。
また、本発明の樹脂溶液を製造する際に用いられる溶媒
としては、テトラヒド口フラン、ジエチルグリコールジ
メチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテ
ル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレング
リコールジエチルエーテル等のエーテル結合を有する反
応溶媒を使用するのがよく、これらのエーテル系溶媒は
全溶媒吊の10重母%以上用いることが好ましい。これ
らのエーテル系溶媒を用いることにより、ポリイミド前
駆体溶液の均一性、保存安定性が増し、またポリイミド
膜への変換に際し、低温熱処理を可能にすることができ
る。
さらに、ジアミン成分の一部として、接着力を向上させ
る目的で一般式[1[1]で示されるジアミノシロキサ
ン化合物のうちのn=1のジアミノジシロキサン化合物
を併用することもできる。このジアミノジシロキサン化
合物の具体例としては、1;113  1;113  
1;113等があげられる。これらの含有量としては、
全ジアミン成分中、好ましくは0.1〜10モル%、よ
り好ましくは0.1〜5モル%である。このようなジシ
ロキサン化合物は、接着力向上に効果があることが知ら
れているが、0.1モル%以下では大きな効果がなく、
10モル%以上では耐熱性を大きく低下させる。その他
、樹脂の物性を改良する目的でその他のジアミン成分又
はテトラカルボン酸成分を少母使用することもできる。
本発明の樹脂組成物を製造する方法としては、■ジアミ
ン成分の全量を重合溶媒に溶解した後、テトラカルボン
酸二無水物を徐々に添加し、重合させる方法、 ■テトラカルボン酸二無水物を重合溶媒に分散あるいは
溶解させた後、ジアミン成分を遂次に添加し、重合させ
る方法、 ■テトラカルボン酸二無水物とジアミン成分を反応器に
投入した後、重合溶媒を添加しても)ク方法、 等があるが、■の重合方法がよい。
すなわち、デトラカルボン酸二無水物の全量を重合溶媒
に分散あるいは溶解させた後、一般式[1[1]で示さ
れるシロキサン系ジアミンを添加し、シロキサンブロッ
クを形成させた後、一般式[IV]で示されるジエーテ
ル系芳香族ジアミンを主体とする芳香族ジアミンを添加
して重合を完結させる方法である。このような方法によ
り、シロキリンブロックがミクロに分散した透明な樹脂
を1ワることができる。
このようにして得られるポリイミド前駆体は、高樹脂濃
度においてもスピンコート性を有しており、このような
方法による塗工後、有機溶剤を除去し得る程度の低温短
時間の加熱処理よって密着性と、機械的特性と、電気的
特性に優れたピンホールのない相分離構造を有するポリ
イミドを形成できるため、高温、高湿下での半導体不良
の発生を大幅に抑制することができる。ざらに、この樹
脂組成物はウラン、トリウムをほとんど含まないため、
この保護膜上にさらにエポキシ樹脂等の各種封止材料を
施したときのα線の遮蔽効果を充分に発揮し、メモリー
素子の信頼性の向上に大きく寄与する。
また、この樹脂はウラン、トリウムの相含有量がQ.2
1)l)bを越えることがなく、半導体装置の表面保護
膜として好ましい性能を有している。しかも、硬化後の
被膜においてそのシロキサンブロックと芳香族ブロック
との間にミクロ相分離構造を形成させることができ、こ
れによって耐湿性、応力親和性、電気特性に優れたもの
となる。
本発明になる樹脂又はこの樹脂を主成分とする保護被膜
材料組成物を用いた半導体装置の封止層は、セラミック
パッケージ、金屈性キャン等の金属パッケージ、エポキ
シ樹脂モールド等の樹脂パッケージ等により構成ざれる
また、本発明になる保護用樹脂又はこの樹脂を主成分と
する樹脂組成物は、封止層として樹脂封市を用いる場合
に特に好ましい結果が得られ、ざらに、高度に集積され
た半導体素子においてより効果的作用を示す。具体的に
はバイポーラ型の場合、1kビット以上、MOS型の場
合16kビット以上の集積度を有する半導体素子に対し
有効である。
これらの装置に被膜を形成する方法としては、スピンコ
ーティング法、スクリーン印刷法、ディスペンスイング
法等があげられる。
本発明のポリイミド前駆体からなる樹脂又は樹脂組成物
を半導体に塗布し、250℃程度で熱処理することによ
りイミド化が起こり、ポリイミド樹脂又は該ポリイミド
樹脂を主成分とする保護膜を設けてなる半導体が得られ
る。
また、本発明により得られる半導体保護用樹脂を用いれ
ば、ネガ型フォトレジストを用いたパタニングプロセス
によりポリイミドをエッチングすることができ、レジス
ト剥離液に対して安定な被膜を形成することかでぎる。
[実施例] 以下、実施例及び比較例に基いて、本発明を具体的に説
明する。
なお、以下の実施例及び比較例で使用した芳香族テトラ
カルボン酸二無水物、ジエーテル系芳香族ジアミン及び
シロキサン系ジアミンの略号は以下の通りである。
[芳香族テトラカルボン酸二無水物] BT[)A : 3,3゜,4,4゜−ベンゾフェノン
デトラカノレボン酸二無水物 BPDA : 3, 3゜74,4゜−ビフェニノレテ
トラカノレボン酸二無水物 [ジエーテル系ジアミン] TPE−Q:1,4−ビス(4−アミノフエノキシ)ベ
ンゼン TPE−R:1,3−ビス(4−アミノフエノキシ)ベ
ンピン OO^:4,4−オキシジアニリン TPE−H:1,3−ビス(3−アミノフエノキシ)ベ
ンゼン [シロキサン系ジアミン] GAPO :γ−アミノプ口ピル−1.1,3.3−テ
トラメチルジシロキサン〔構造式(^)〕 i造式(a)の化合物: (a−1):平均分子量74
0(a−2):平均分子母1 , 000(a−3) 
:平均分子量1 , 300(a−4):平均分子量2
,500 実施例1 3.3’,4,4゜−ベンゾフェノンテトラカルポン酸
二無水物(BTDA) 1 1 . 6 5 9 (0
.036モル)と3,3゜,4.4−ビ7エニルテトラ
カルボン酸二無水物(BPDA) 2 1 . 3 g
(0.072モル)をN−メチル−2−ピロリドン(N
}IP)2 1 2. 5 gに分散させ、ジアミノシ
ロキサン(a−2) 1 5 . 0 g(0.015
モル)をジグライム(Dig)5 0 9に溶解させて
得られた溶液を少量ずつ滴下し、1時間撹拌して反応さ
せた。このようにジアミノシロキサンとテトラカノレボ
ン酸二無水物を反応させた後、1.4−ビス(4−アミ
ノフエノキシ》ベンゼン2 7 . 1 9 (0.0
93モル)を少量ずつ粉体で添加した。全量添加終了後
、ジグライム162. 5gを加え、NHP /Dil
J = 1 / 1の溶媒組成で固形分濃度15重量%
となるように調整した。
5時間反応させた後、透明なポリイミド前駆体を得た。
反応終了後、24時間室温で放置した後の溶液粘度は5
,500センチポイズでおった。
このものをシリコンウエハー上にスピンコートした後、
80℃−30分、150℃−30分及び250℃−60
分の熱処理でイミド化させ、ポリイミド被膜を作成した
このポリイミドは、ネガ型フォトレジストのエッチング
液(ヒドラジン1永和物/エチレンジアミン=1/1)
でエッチング可能であった。また、ネガ型剥離液(S−
502.東京応化■製)中で125゜C、60分間処理
しても、ポリイミド膜の剥離や溶解は起らなかった。
実施例2〜5 実施例1と同様な方法によりポリイミド前駆体溶液を作
成し、エッチング液、剥離液でそれぞれ試験を行った。
その重合結果を第1表に、樹脂物性を第2表に、エッチ
ング液、剥離液による試験結果を第3表にそれぞれ示す
第 表 系モノマー重間の百分率である。
第 表 第 表 *4);窒素気流中10℃/min条件の[G^による
値゜C、本9):透明性の評価は○:透明及び×:不透
明である(注)*1:試験条件 (ヒドラジン1永和物)/(エチレンジアミン)=1/
1、50’C *2:試験条件 ネガ型フォトレジスト用剥離液(S−502、東京応化
■製)、125゜C、10分 *3:シリコンウエハーから剥離した。
[発明の効果コ 本発明の半導体保護用樹脂は、低弾性率、低誘電率、高
接着性、低吸収率であって、半導体の保護膜として好適
な材料であり、また、本発明方法によりこのような半導
体保護用樹脂を製造することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼[ I ] (但し、式中Ar_1は▲数式、化学式、表等がありま
    す▼又は▲数式、化学式、表等があります▼ を示す)で表される繰返し単位と、下記一般式[II] ▲数式、化学式、表等があります▼[II] (但し、式中Ar_2は▲数式、化学式、表等がありま
    す▼又は▲数式、化学式、表等があります▼ を示し、R_1とR_2は2価の有機基を示し、R_3
    〜R_6は炭素数1〜6の炭化水素基を示し、nは5〜
    15の整数を示す)で表される繰返し単位とを有する樹
    脂であって、一般式[II]で表される繰返し単位が全体
    の1〜30モル%であることを特徴とする半導体保護用
    樹脂。
  2. (2)ミクロ相分離構造を有する請求項1記載の半導体
    保護用樹脂。
  3. (3)Ar_1及びAr_2で示される▲数式、化学式
    、表等があります▼と▲数式、化学式、表等があります
    ▼との比が1:99〜99:1であ る請求項1記載の半導体保護用樹脂。
  4. (4)下記一般式[III] ▲数式、化学式、表等があります▼[III] (但し、式中R_1とR_2は2価の有機基を示し、R
    _3〜R_6は炭素数1〜6の炭化水素基を示し、nは
    5〜15の整数を示す)で表わされるジアミノシロキサ
    ンに対し、2倍モル当量以上のテトラカルボン酸二無水
    物を反応させてシロキサン含有多価カルボン酸成分を形
    成せしめ、次いでこのシロキサン含有多価カルボン酸二
    無水物と下記一般式[IV] ▲数式、化学式、表等があります▼[IV] (但し、式中酸素原子の結合位置は、メタ位又はパラ位
    である)で表されるジアミノ化合物を主体とするジアミ
    ン成分とを反応させるに当り、この反応の際に用いるテ
    トラカルボン酸二無水物が3、3′、4、4′−ビフェ
    ニルテトラカルボン酸二無水物又は3、3′、4、4′
    −ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物であること
    を特徴とする半導体保護用樹脂の製造法。
  5. (5)反応溶媒としてジグライム系溶剤を10重量%以
    上含有する溶媒を使用する請求項4記載の半導体保護用
    樹脂の製造法。
JP6048889A 1989-03-13 1989-03-13 半導体保護用樹脂及びその製造法 Pending JPH02238024A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6048889A JPH02238024A (ja) 1989-03-13 1989-03-13 半導体保護用樹脂及びその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6048889A JPH02238024A (ja) 1989-03-13 1989-03-13 半導体保護用樹脂及びその製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02238024A true JPH02238024A (ja) 1990-09-20

Family

ID=13143716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6048889A Pending JPH02238024A (ja) 1989-03-13 1989-03-13 半導体保護用樹脂及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02238024A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3948491B2 (ja) 半導体用接着組成物、それを用いた半導体装置および半導体装置の製造方法
EP2592126B1 (en) Photosensitive adhesive composition, photosensitive adhesive film, and semiconductor device using each
JP2760520B2 (ja) ポリイミド共重合体及びその製造方法
EP0349010B1 (en) Polyimide copolymers
JP7375761B2 (ja) ネガ型感光性樹脂組成物、ネガ型感光性樹脂組成物フィルム、硬化膜、これらを用いた中空構造体、および電子部品
JP2010163489A (ja) 樹脂組成物
JPH0291125A (ja) シリコーンポリイミド及びその製造方法
CN114995060B (zh) 一种可低温固化的负性光敏性树脂组合物及其制备方法与应用
KR100941315B1 (ko) 열경화성 접착제 조성물 및 이를 이용한 접착 필름
KR100701988B1 (ko) 접착필름, 접착필름 부착 리드 프레임 및 이들을 이용한 반도체 장치
JP2010070645A (ja) 硬化性ポリイミド系樹脂組成物、ポリイミド樹脂及び半導体装置保護用材料並びに半導体装置
JP5103870B2 (ja) 半導体用接着組成物、それを用いた半導体装置および半導体装置の製造方法
JPH0211631A (ja) 半導体保護用樹脂及び半導体
JP7052384B2 (ja) 仮保護膜用樹脂組成物、およびこれを用いた半導体電子部品の製造方法
JPS6352772B2 (ja)
JPS58152018A (ja) 半導体装置の保護被膜材料用組成物
JP2001247780A (ja) 耐熱性樹脂ペースト及びこれを用いた半導体装置
JPH02238024A (ja) 半導体保護用樹脂及びその製造法
JPH06345866A (ja) シロキサン変性ポリイミド樹脂
JP2020050734A (ja) 犠牲層用樹脂組成物、およびこれを用いた半導体電子部品の製造方法
KR101109871B1 (ko) 폴리아믹산 수지 조성물, 그 수지 조성물을 이용한 경화막 및 반도체장치
KR102411810B1 (ko) 반도체 패키지
WO2022185718A1 (ja) ポリアミドイミド樹脂、樹脂組成物、及び半導体装置
JPH04320359A (ja) 半導体装置
WO1991010699A1 (en) Resin for protecting semiconductors