JPH02237632A - 攪拌装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）産業上の利用分野 本発明は、薬品工業、食品工業、化学工業等において、
容器中の液体等の混合、溶解、混練、拡散などの処理に
用いる撹拌装置に関する． （２）従来の技術 従来、この種の撹拌装置としては、例えば第８図に示す
ように容器（ａ）の下面を突出して非磁性且つ非導電性
の材料で形成する一方、該突出部分を挾んで外側および
内側にそれぞれ固定子（ｂ）および回転子（Ｃ）を配設
し、これら固定子（ｂ）と回転子（Ｃ）とで回転電動機
を形成したものが知られている（特開昭６１−２１２２
７５号）． （３）発明が解決しようとする問題点 しかし、この従来の撹拌装置によれば容器（ａ）の下面
の突出部即ち該容器（ａ）の下面の凹部（ｄ）内に回転
子（ｃ）を収容して回転する式であるので、該回転子（
Ｃ）の回転に伴って該回転子（Ｃ）と前記凹部（ｄ）の
上面との間の間隙（ｅ）内の液体に遠心力が作用して該
液体が該回転子（Ｃ）の周面に沿って流出し前記間隙（
ｅ）内が負圧となって該回転子（Ｃ）を下動するように
作用し該回転子（Ｃ）の下面が前記凹部（ｄ）の上面に
接触して回転が円滑に行われず、又撹拌の終了後に該凹
部（ｄ）内に存する液体の排出が困難である等の問題点
があった． 本発明は上記の問題点を解消し、更に密封、非密封の容
器に関係なく使用可能であり，構成が簡易で取り扱いが
容易にして小型化すると共に、高圧及び真空中での撹拌
等も可能にした撹拌装置を提供することを目的とする． （４）間題点を解決するための手段 上記の目的を達成するために、本発明は、ステータを囲
繞する少くともロータに対向する部分が非磁性材からな
る筐体に、外面に撹拌翼を有するカップ状のロータを回
動自在に被せ、該ロータの上面に透孔を設けると共に、
該ロータの内周面と前記筐体の外周面との間隙を小とし
たことを特徴とする． （５）作用 上記構成の本発明において、ステータに移動磁界を発生
させると、ロータが回転を始め該ロータの上面と筐体の
上面との間の液体は、該ロータの回転に伴って遠心力を
受けて外方に向けられるが、該ロータの内周面と前記筐
体の外周面との間の間隙が小であるために該間隙を介し
ての流出が少ないと共に前記ロータの上面の透孔，より
液体が流入供給され、かくて該ロータの上面と前記筐体
の上面との間で液体の液圧が高められ、その結果該ロー
タには上向きの揚力が生じ浮動する．そしてロータ上面
の撹拌員の撹拌反力とバランスし，且つロータの円周面
と僚体との間隙から排出する液体により、ラジアル方向
に対して流体軸受作用を発生してロータが円滑に回転し
容器内の液体を撹拌する．（６）実施例 本発明の第１実施例を第１図乃至第３図により説明する
． （１）は筐体を示し、該筐体（１）は少くとも後述する
ロータ（３）に対向する部分が非磁性材からなり、ステ
ータ（２）を囲繞すると共に、液体（Ａ）の容器の底板
の中央部の凸入部により形成されている．（３）はロー
タを示し、該ロータ（３）はカップ状をなしていると共
に腐敗防止等のためコーティングされ前記ステータ（２
）を囲繞する筐体（１）に嵌挿され、中心部に透孔（３
ａ）が削孔され外周面と上面とに複数個の撹拌翼（３ｂ
）・・・（３ｂ）が設けられている．又該ロータ（３）
の上部内面（３Ｃ）には、第２図及び第３図に示すよう
に円周方向に等角度で複数の帯状の凹溝（４）・・・（
４）が削溝され、該各凹溝（４）・・・（４）から川形
の段部（５　ａ）　　（５　ｂ）　　（５　ｃ）　＝（
５　ａ）（５　ｂ）（５ｃ）が設けられている．尚（６
）は筐体（１）とステータ（２）を載置する固定台を示
す． 次に上記実施例装置の動作を説明する．ステータ（２）
に電流を供給し移動磁界を発生させると、ロータ（３）
が矢印Ｘ方向に回転駆動され、該ロータ（３）に設けら
れた撹拌翼（３ｂ）・・・（３ｂ）によって液体（Ａ）
の撹拌が行われる． ここで、前記ロータ（３）には上面中央部に透孔（３ａ
）を有するので、該ロータ（３）の回転により該透孔（
３ａ）より凹溝（４）に進入した液体（Ａ）は、該凹溝
（４）の円周部に流入供給されてから第１の扇形段部（
５ａ）、第２の段部（５ｂ），及び第３の段部（５Ｃ）
と順次移動して液圧を高め、前記ロータ（３）に土向き
の押圧力を発生して浮き上らせると共に、液体（Ａ）の
一部は前記筐体（１）と該ロータ（３）との小さな間隙
（１）を通り下方に押し出されて流下する． かくて該間隙（１）が一定に保たれると共に、上部の撹
拌翼（３ｂ）・・・（３ｂ）及び円周部の撹拌翼（３ｂ
）・・・（３ｂ）による反力と平衡して前記ロータ（３
）が円滑に回転する．以上のようにこの実施例の撹拌装
置は非接触のロータにより撹拌されるので密封、非密封
の容器に関係なく使用でき、高圧や真空中での撹拌が容
易となり，摺動による損耗や振動の発生等も生じない． 第４図は第２実施例を示し、該第２実施例においてはロ
ータ（３）の第１実施例の段部（５　ａ）（５　ｂ）（
５ｃ）の数を無限大に形成し直線状の傾斜面（５ｄ）に
形成しており、その作用は第１実施例と略同様である． 第５図は第３実施例を示し、該第３実施例においては、
ロータ（３）の段部（５ｅ）（５　ｆ）　　（５　ｇ）
を円周方向に同心円状に設け順次外周端に対して間隙を
小としており、又第６図は第４実施例を示し、該第４実
施例においてはロータ（３）の第５実施例の段部（５ｅ
）（５　ｆ）　　（５　ｇ）の数を無限大に形成し直線
状の傾斜面（５ｈ）に形成しており、これら第３実施例
及び第４実施例においては、ロータ（３）の回転に伴っ
て透孔（３ａ）より流入供給された液体は、ロータ（３
）の上面と筐体（１）の上面との間の間隙において遠心
力を受けて外方に移動する．そして該間隙は外方になる
に従って小となるので該液体はその液圧を高め前記ロー
タ（３）に上向きの押圧力を発生して浮き上がらせ該ロ
ータ（３）が円滑に回転する． 尚、第１実施例乃至第４実施例においては凹溝及び段部
又は傾斜面をロータ（３）側に形成した場合を示したが
筐体（１）の上面上に形成して．もよい。

第７図は第５実施例を示し、該第５実施例においては筐
体（１）は掖体（Ａ）の容器と別個に密閉型に非磁性材
により形成され、該筐体（１）内にステータ（２）を設
けると共に該筐体（１）にロータ（３）を被せ、これら
ロータ（３）の上面の内面或いは筐体（１）の上面上に
第１実施例乃至第４実施例の如き凹溝や段部或いは傾斜
面を形成しており、既存の容器内に載置等して使用可能
となる．尚、（７）はリード線を示す． （７）発明の効果 以上ように、木発明はステータを囲繞する非磁性材から
なる筐体に外面に撹拌翼を有するカップ状のロータを回
動自在に被せ、該ロータの上面に透孔を設けると共に、
該ロータの内周面と前記筐体の外周面との間隙を小とし
たので、該ロータの回転に伴って液体が前記透孔より流
入供給されながら該ロータと前記筐体間で遠心力を受け
て液圧を高めながら徐々に流出し、かくて該ロータが浮
上しながら円滑に回転して容器内での撹拌が円滑に行わ
れ、摺動による摩耗がなくなると共に撹拌後の液体の処
理が極めて容易となり、更に密封、非密封の容器に関係
なく使用可能であり、構成が簡易で取り扱いが容易にな
ると共に小型に形成でき、高圧及び真空中での撹拌等も
可能で振動を少なくすることができる効果を宥する．

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の縦断面図、第２図は第１
図の■一■線截断面図、第３図は第２図の■−ｍ線截断
面図、第４図は第２図の第２実施例を示す第３図に対応
する截断面図、第５図は第３実施例の縦断面図、第６図
は第４実施例の縦断面図、第７図は第５実施例の縦断面
図、第８図は従来の実施例の縦断面図である． （１）・・・筐体 （２）・・・ステータ （３）・・・ロータ （３ａ）・・・透孔 （３ｂ）・・・（３ｂ）・・・撹拌翼

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ステータを囲繞する少くともロータに対向する部分が非
   磁性材からなる筐体に、外面に 撹拌翼を有するカップ状のロータを回動自在に被せ、該
   ロータの上面に透孔を設けると共に、該ロータの内周面
   と前記筐体の外周面との間隙を小としたことを特徴とす
   る撹拌装置。