JPH02265636A - 液体攪拌用回転駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）産業上の利用分野 本発明は薬品工業、食品工業、化学工業等において、容
器内の液体を混合、溶解、混線、拡散などの処理に用い
、特に密閉された容器や、高圧、高真空の容器内で撹拌
するのに好適な液体撹拌用の回転駆動装置に関する。

（２）従来の技術 従来、この種の撹拌用の回転駆動装置とじては、非磁性
材料で形成した撹拌槽の外側にモータを構成するステー
タな配設し、槽内にはロータを配置したものが知られて
おり該ロータの回転によって槽内の液体を撹拌している
。

（３）発明が解決しようとする問題点 しかし、上記の回転駆動装置においては、ステータから
の磁力線が非磁性材料で形成した槽壁を透過して四−夕
に作用する構成であり、撹拌槽内を高圧、高真空にして
撹拌するような場合には槽壁の厚みを厚くする必要があ
る。

しかし槽壁が厚くなるとステータとロータとのギャップ
が大きくなり、又透磁率も低下するためモータ効率が低
下する欠点を有している。

本発明は上記の欠点を解消し、モータ効率を低下するこ
となく、密閉された容器内の液体や高圧、高真空の容器
内の液体を撹拌するのに好適な回転駆動装置を提供する
ことを目的とする。

（４）問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するために１本発明は、内側にステー
タを外側にロータを配設した筐体の該ロータに対向する
部分を非磁性体により形成し、該筐体内に、非圧縮液体
を充満するか又は該筐体外の液圧に応じて圧力が増減す
る流体を収容したことを特徴とする。

（５）作用 本発明の液体撹拌用回転駆動装置を槽内に設置して該回
転駆動装置を駆動して槽内の液体を撹拌するに際して、
該槽内が高圧或いは高真空であっても、前記回転駆動装
置の筐体内に、非圧縮液体を充満するか又は該筐体外の
前記槽内の液圧に応じて圧力が増減する流体を収容して
いるので、該筐体の内外の圧力差が大とならず、かくて
該筐体の壁厚を薄くすることが可能となリモータ効率を
向上することができる。

（６）実施例 以下、本発明の第１実施例を第１図により説明する。

（１）は回転駆動装置、（３）はその筐体を示し、該筐
体（３）は非磁性体からなりその内部にステータ（２）
が配設され０リング等のシール材（４）を介して撹拌槽
（７）の下方部に螺出されている。（５）は非圧縮液体
で前記筐体（３）内に充満され、且つ前記ステータ（２
）の空隙部を満たしている。尚該ステータ（２）の配線
（２ａ）はシール材（２ｂ）によりシールされている。

（６）はロータを示し、該ロータ（６）はカップ状をな
し前記筐体（３）に被され、その外周面には複数の撹拌
翼（６ａ）・・・（６ａ）と上面の中央に透孔（６ｂ）
が形成されている。

上記の構成において、ステータ（２）に通電すると回転
磁界が発生しロータ（６）に回転力が作用して回転する
。そして該ロータ（６）と前記筐体（３）との間に撹拌
槽（７）内の液体（Ａ）が透孔（６ｂ）を介して引込ま
れて液圧を発生し、該ロータ（６）と筐体（３）との間
に液体軸受が形成され非接触状態で回転し、該ロータ（
６）の撹拌翼（６ａ）・・・（６ａ）により液体（Ａ）
が撹拌される。

このとき撹拌槽（１）内が高圧状態にある場合、液体（
Ａ）を経て筐体（３）に及ぼす圧縮力は該筐体（３）内
に充満された非圧縮液体（５）により該筐体（３）内が
保圧されるので、非磁性材からなる該筐体（３）の壁厚
。

特に円周部の壁厚を薄くすることが可能となりモータ効
率を向上することができる。

次に、第２図は本発明の第２実施例を示し、該第２実施
例では撹拌槽（７）の上方部に撹拌用回転駆動装置（１
）を設けたものであり、筐体（３）が撹拌槽（１）の頂
面から支持筒体（３ａ）により垂下されており、該支持
筒体（３ａ）と前記筐体（３）とが連通し、これら筐体
（３）と支持筒体（３ａ）内の全体にわたって非圧縮液
体（５）が充満されている。尚該支持筒体（３ａ）の上
端部にはシール（２ｂ）が施されている。尚この実施例
においてはロータ（６）は断面がコ字形に形成されてい
る。

尚、非圧縮液体（５）を筐体（３）内のみに充満し、シ
ール（２ｂ）を第２図の点線図示の位置に施してもよい
。

第３図は本発明の第３実施例を示し、該第３実施例では
前記支持筒体（３ａ）の周壁の上方部に連通孔（８）が
形成されていると共に液体（５）が筐体（３）及び支持
筒体（３ａ）の下方部までしか満たされていなくその上
方は空所となっている。従って撹拌槽（７）内を高圧に
して撹拌するに際して、該撹拌槽（７）内で液体（Ａ）
の上方の空所部と支持筒体（３ａ）内の液体（５）の上
方の空所部が連通孔（８）を介して同圧となり、かくて
筐体（３）及び支持筒体（３ａ）の内外の圧力差がなく
なりこれらの壁厚を薄くすることが可能となり、モータ
効率を向上することができる。

尚、前記筐体（３）及び支持筒体（３ａ）内に液体（５
）を収容せずに全体を空所部にし、該全体の空所部に、
撹拌槽（７）内の液体（Ａ）の上方の高圧気体を連通孔
（８）を介して充満させてもよい。

尚前記いずれの実施例においても撹拌槽（７）内が高圧
の場合を示したが、該撹拌槽（７）内が低圧或いは真空
状態の場合においても筐体（３）内外の圧力差が殆んど
ないので、該筐体（３）の壁厚を薄くすることが可能で
ある。又前記いずれの実施例も筐体（３）が撹拌槽（７
）に固定されたものを示したが、筐体（３）を密閉形に
形成して回転駆動装置を独立形に形成し、既存の槽内の
任意の位置に該回転駆動装置をセットするようにしても
よい。

（７）発明の効果 このように、本発明によると筐体内に、非圧縮液体を充
満するか又は該筐体外の前記槽内の液圧に応じて圧力が
増減する流体を収容しているので、該筐体の内外の圧力
差が大とならず、かくて該筐体の壁厚を薄くすることが
可能となリモータ効率を向上することができる効果を有
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の一部截断正面図、第２図
は第２実施例の一部截断正面図、第３図は第３実施例の
要部の一部截断正面図である。 ・・・回転駆動装置 ・・・ステータ ・・・筐体 ・・・液体 ・・・ロータ ・・・連通孔

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内側にステータを外側にロータを配設した筐体の該ロー
   タに対向する部分を非磁性体により形成し、該筐体内に
   、非圧縮液体を充満するか又は該筐体外の液圧に応じて
   圧力が増減する流体を収容したことを特徴とする液体撹
   拌用回転駆動装置。