JPH0223527A - 金属薄膜の製造方法 - Google Patents
金属薄膜の製造方法Info
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- JPH0223527A JPH0223527A JP17213688A JP17213688A JPH0223527A JP H0223527 A JPH0223527 A JP H0223527A JP 17213688 A JP17213688 A JP 17213688A JP 17213688 A JP17213688 A JP 17213688A JP H0223527 A JPH0223527 A JP H0223527A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、高分子フィルム上に金属薄膜を形成する金属
薄膜の製造方法に関するものである。
薄膜の製造方法に関するものである。
従来の技術
従来、高分子フィルム玉に金属薄膜を高い生産性で形成
する方法として真空蒸着法がある。第6図は、一般に生
産に使用されている真空蒸着装置内部の一例の概略を示
す正面図である。高分子フィルムlは円筒状キャン2の
周面に沿って矢印Aの方向に走行する。この高分子フィ
ルムl上に蒸発R5によって金属薄膜が形成される。3
及び4はそれぞれ高分子フィルム1の供給ロール及び巻
き取りロールである。蒸発源5としては、抵抗加熱蒸発
源、誘導加熱蒸発源、電子ビーム蒸発源等が用いられる
。蒸発115と円筒状キャン2との間には、蒸発源5か
ら蒸発する蒸気7が不要な部分に付着するのを防止する
ために、遮蔽板6が配置されている。遮蔽板6は、Sで
示されるように間口しており、この開口部Sを通過した
蒸気が高分子フィルム1上に付着する。第6図に示した
真空蒸着装置の内部を第61!lにおいて右側から見た
側面図を第7図に示す、遮蔽板6の間口部Sの、高分子
フィルムlの幅方向における暢りは、高分子フィルムl
の幅Wよりも狭くなっており、蒸気が円筒状キャン2に
付着することを防止している。
する方法として真空蒸着法がある。第6図は、一般に生
産に使用されている真空蒸着装置内部の一例の概略を示
す正面図である。高分子フィルムlは円筒状キャン2の
周面に沿って矢印Aの方向に走行する。この高分子フィ
ルムl上に蒸発R5によって金属薄膜が形成される。3
及び4はそれぞれ高分子フィルム1の供給ロール及び巻
き取りロールである。蒸発源5としては、抵抗加熱蒸発
源、誘導加熱蒸発源、電子ビーム蒸発源等が用いられる
。蒸発115と円筒状キャン2との間には、蒸発源5か
ら蒸発する蒸気7が不要な部分に付着するのを防止する
ために、遮蔽板6が配置されている。遮蔽板6は、Sで
示されるように間口しており、この開口部Sを通過した
蒸気が高分子フィルム1上に付着する。第6図に示した
真空蒸着装置の内部を第61!lにおいて右側から見た
側面図を第7図に示す、遮蔽板6の間口部Sの、高分子
フィルムlの幅方向における暢りは、高分子フィルムl
の幅Wよりも狭くなっており、蒸気が円筒状キャン2に
付着することを防止している。
このように、遮蔽板6の間口部Sの暢りが、高分子フィ
ルム10幅Wよりも狭く設定されているために、金属薄
膜は高分子フィルム1上の第7図の斜線で示した領域8
に形成され、その輻Jは高分子フィルムlの@Wより狭
くなる。従って、高分子フィルムl上には金属薄膜8の
形成されないマージン部(第7図で斜線の引いていない
領域)9が、高分子フィルムlの両端にできる。このマ
ージン部9の幅Mは一般にfern程度である。
ルム10幅Wよりも狭く設定されているために、金属薄
膜は高分子フィルム1上の第7図の斜線で示した領域8
に形成され、その輻Jは高分子フィルムlの@Wより狭
くなる。従って、高分子フィルムl上には金属薄膜8の
形成されないマージン部(第7図で斜線の引いていない
領域)9が、高分子フィルムlの両端にできる。このマ
ージン部9の幅Mは一般にfern程度である。
発明が解決しようとする錦3
しかしながら、金属薄膜8の形成された高分子フィルム
lの用途には、コンデンサーや磁気テープ等がある。こ
れらの用途においては、膜厚の薄い高分子フィルムを使
用する必要がある。実際に、コンデンサーの場合には2
μm程度、磁気テープの場合には10μm程度の膜厚の
高分子フィルムが使用される。ところが、このような薄
い高分子フィルム上に第6図で示す真空蒸着装置により
金属薄膜を形成すると、高分子フィルムに第8図に示す
ような波状のしわが入るという問題が生じる。
lの用途には、コンデンサーや磁気テープ等がある。こ
れらの用途においては、膜厚の薄い高分子フィルムを使
用する必要がある。実際に、コンデンサーの場合には2
μm程度、磁気テープの場合には10μm程度の膜厚の
高分子フィルムが使用される。ところが、このような薄
い高分子フィルム上に第6図で示す真空蒸着装置により
金属薄膜を形成すると、高分子フィルムに第8図に示す
ような波状のしわが入るという問題が生じる。
本発明は、このような従来技術の課題を解決した金属薄
膜の製造方法を提供することを目的とする。
膜の製造方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
本発明は、円W吠キャンの周面に沿って走行しつつある
高分子フィルム上に金属薄膜を真空蒸着法により製造す
る際、前記高分子フィルムの両端を前記円筒状キャンの
周面に固定した状態で蒸着を行う金属薄膜の製造方法で
ある。
高分子フィルム上に金属薄膜を真空蒸着法により製造す
る際、前記高分子フィルムの両端を前記円筒状キャンの
周面に固定した状態で蒸着を行う金属薄膜の製造方法で
ある。
作用
本発明の製造方法によれば、高分子フィルム上に金属薄
膜を形成する際に、高分子フィルムの幅方向に張力が働
くので波状のしわの発生を防止できる。
膜を形成する際に、高分子フィルムの幅方向に張力が働
くので波状のしわの発生を防止できる。
実施例
以下に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
本発明は、円筒状キャンの周面に沿って走行しつつある
高分子フィルム上に金属薄膜を真空蒸着法により製造す
る際、前記高分子フィルムの両端を前記円筒状キャンの
周面に固定した状態で蒸着を行うことを特徴とする金属
薄膜の製造方法であって、高分子フィルムの両端を円筒
状キャンの周面に固定する方法として2種の方法を考案
したものである。
高分子フィルム上に金属薄膜を真空蒸着法により製造す
る際、前記高分子フィルムの両端を前記円筒状キャンの
周面に固定した状態で蒸着を行うことを特徴とする金属
薄膜の製造方法であって、高分子フィルムの両端を円筒
状キャンの周面に固定する方法として2種の方法を考案
したものである。
第1図〜第5図を用いて本発明の実施例について説明す
る。
る。
実施例1
第1図は、本発明の一実施例における金属薄膜の製造方
法に用いる真空蒸着装置の内部構造の概略側面図である
。第3図は、同真空蒸着装置の正面図である0円筒状キ
ャン2の絶縁体円筒部13の幅Cが高分子フィルムlの
幅Wよりも狭くなっている。破線14で示したものは絶
縁体円筒部13と金属円筒部12との境界である。遮蔽
板60閏ロ部Sの輻りは、高分子フィルムlの幅Wより
狭くなっており、その結果高分子フィルムl上において
輻Jの金属薄膜(第1図において斜線の弓いである領域
)8の形成されないII@Mのマージン部9が高分子フ
ィルムlの両端にできる。また、遮蔽板6の間口部Sの
輻りは、円筒状キャン2の絶縁体円筒部13の幅Cより
も広くなっており、高分子フィルム1上に形成される金
属薄膜8の両端の一部は、Nで示すように金属円筒部1
2と重なり合う。このような状態で金属薄膜8と金属円
筒部12との間に電位差を設けると、高分子フィルムl
のうち両端のNで示される部分が静電引力により金属円
筒部12の周面に張り付けられる。
法に用いる真空蒸着装置の内部構造の概略側面図である
。第3図は、同真空蒸着装置の正面図である0円筒状キ
ャン2の絶縁体円筒部13の幅Cが高分子フィルムlの
幅Wよりも狭くなっている。破線14で示したものは絶
縁体円筒部13と金属円筒部12との境界である。遮蔽
板60閏ロ部Sの輻りは、高分子フィルムlの幅Wより
狭くなっており、その結果高分子フィルムl上において
輻Jの金属薄膜(第1図において斜線の弓いである領域
)8の形成されないII@Mのマージン部9が高分子フ
ィルムlの両端にできる。また、遮蔽板6の間口部Sの
輻りは、円筒状キャン2の絶縁体円筒部13の幅Cより
も広くなっており、高分子フィルム1上に形成される金
属薄膜8の両端の一部は、Nで示すように金属円筒部1
2と重なり合う。このような状態で金属薄膜8と金属円
筒部12との間に電位差を設けると、高分子フィルムl
のうち両端のNで示される部分が静電引力により金属円
筒部12の周面に張り付けられる。
一般に、高分子フィルム上に金属薄膜を形成すると、金
属薄膜形成時の熱負荷により高分子フィルムは収縮する
。従って、高分子フィルム1の両端のNの部分が円筒状
キャン2の周面に固定されると両端のNの間の部分には
蒸着時に張力が働き、波状のしわの発生が防止される。
属薄膜形成時の熱負荷により高分子フィルムは収縮する
。従って、高分子フィルム1の両端のNの部分が円筒状
キャン2の周面に固定されると両端のNの間の部分には
蒸着時に張力が働き、波状のしわの発生が防止される。
尚、金属薄膜8と金属円筒部12との間に電位差を設け
る方法は第3図に示されている。電[11が円筒状キャ
ン2とフリーローラー10の間に接続されており、フリ
ーローラー10を介して高分子フィルムl上の金属薄膜
8に電位差が付与される。電源11として第3図では直
流電源を示しているが交流電源でもよい。
る方法は第3図に示されている。電[11が円筒状キャ
ン2とフリーローラー10の間に接続されており、フリ
ーローラー10を介して高分子フィルムl上の金属薄膜
8に電位差が付与される。電源11として第3図では直
流電源を示しているが交流電源でもよい。
円筒状キャン2の絶縁体円筒部13が金属円筒の周面に
絶縁体被覆されたものである場合は、絶縁体の下層に金
属部分があるため電位差によって高分子フィルムl上に
形成された金属薄膜8の中央部も両端のNの部分と同様
に円筒状キャン2の周面に張り付いてしまい、高分子フ
ィルム1の幅方向に張力が有効に働かなくなる。このよ
うな場合には絶縁体の膜厚を厚くすればよい。絶縁体被
覆の方法としては、反応蒸着法や溶射法等があるがいず
れの方法でもよい、また、絶縁体の材料としては、Si
o2、Al2O3、MgOのうちのひとつあるいはそれ
らの混合物を主体とするものが、機械特性あるいは熱物
性の点で優れている。
絶縁体被覆されたものである場合は、絶縁体の下層に金
属部分があるため電位差によって高分子フィルムl上に
形成された金属薄膜8の中央部も両端のNの部分と同様
に円筒状キャン2の周面に張り付いてしまい、高分子フ
ィルム1の幅方向に張力が有効に働かなくなる。このよ
うな場合には絶縁体の膜厚を厚くすればよい。絶縁体被
覆の方法としては、反応蒸着法や溶射法等があるがいず
れの方法でもよい、また、絶縁体の材料としては、Si
o2、Al2O3、MgOのうちのひとつあるいはそれ
らの混合物を主体とするものが、機械特性あるいは熱物
性の点で優れている。
以下に、金属薄膜としてCo−Cr膜、高分子フィルム
としてポリイミドフィルムを選んだ場合についての具体
実施例について説明する。尚、c。
としてポリイミドフィルムを選んだ場合についての具体
実施例について説明する。尚、c。
−Cr膜は、高密度記録が可能な磁気記録媒体として注
目されているものである。
目されているものである。
第1図及び第3図に示すような真空蒸着装置にて、絶縁
体円筒部13の蝙Cが18cmの本発明の円筒状キャン
2を使用して、輻Wが22 c m。
体円筒部13の蝙Cが18cmの本発明の円筒状キャン
2を使用して、輻Wが22 c m。
膜厚が8μmのポリイミドフィルムを用い、閏日部Sの
@Lを20cmとして、膜厚200nrnのCo−Cr
膜を蒸着した。Co−Cr膜を蒸着する際に、Co−C
r膜と金属円筒部12の周面との間に150Vの電位差
を設けた。その結果、波状のしわのない長尺のCo−C
r膜が形成できた。
@Lを20cmとして、膜厚200nrnのCo−Cr
膜を蒸着した。Co−Cr膜を蒸着する際に、Co−C
r膜と金属円筒部12の周面との間に150Vの電位差
を設けた。その結果、波状のしわのない長尺のCo−C
r膜が形成できた。
尚、絶縁体円筒部13の絶縁体被覆はAl2O3を反応
蒸着によって形成した。Al2O3の膜厚は200μm
とした。
蒸着によって形成した。Al2O3の膜厚は200μm
とした。
実施例2
第4図は、本発明の他の実施例における金属薄膜の製造
方法に用いる真空蒸着装置の内部構造の概略構成の側面
図である。電子銃15により発生された電子ビーム16
を円筒状キャン2の周面に沿って走行しつつある高分子
フィルム1の両端に差し向は電子を打ち込む。尚、電子
銃15としては、電子ビームを広範囲に容易に走査でき
る点からピアス型電子銃がよい。電子が不要な部分に打
ち込まれるのを防止するために電子遮蔽板17が設置さ
れている。第4図に示した真空蒸着ii!鷹の内部を第
413!ffにおいて左側から見た側面図を第2図に示
している。電子ビーム16により高分子ブィルムlの両
端に電子を打ち込む。電子遮蔽板17により、電子打ち
込み領域を規制する。電子遮蔽板17の幅には高分子フ
ィルムlの幅Wより狭く設定されており、高分子フィル
ムlの両端のEで示した部分に電子が打ち込まれる。電
子遮蔽板17の@には概ね形成される金属薄膜の幅と等
しくなるように設定すればよい。電子が打ち込まれた部
分Eは静電引力により円筒状キャン2の周面に張り付け
られ固定される。
方法に用いる真空蒸着装置の内部構造の概略構成の側面
図である。電子銃15により発生された電子ビーム16
を円筒状キャン2の周面に沿って走行しつつある高分子
フィルム1の両端に差し向は電子を打ち込む。尚、電子
銃15としては、電子ビームを広範囲に容易に走査でき
る点からピアス型電子銃がよい。電子が不要な部分に打
ち込まれるのを防止するために電子遮蔽板17が設置さ
れている。第4図に示した真空蒸着ii!鷹の内部を第
413!ffにおいて左側から見た側面図を第2図に示
している。電子ビーム16により高分子ブィルムlの両
端に電子を打ち込む。電子遮蔽板17により、電子打ち
込み領域を規制する。電子遮蔽板17の幅には高分子フ
ィルムlの幅Wより狭く設定されており、高分子フィル
ムlの両端のEで示した部分に電子が打ち込まれる。電
子遮蔽板17の@には概ね形成される金属薄膜の幅と等
しくなるように設定すればよい。電子が打ち込まれた部
分Eは静電引力により円筒状キャン2の周面に張り付け
られ固定される。
一般に、高分子フィルム上に金属薄膜を形成すると、金
属薄膜形成時の熱負荷により高分子フィルムは収縮する
。従って、高分子フィルム1の両端のEの部分が円筒状
キャン2の周面に固定されるとEの閑の部分には蒸着時
に張力が働き、波状のしわの発生が防止される。
属薄膜形成時の熱負荷により高分子フィルムは収縮する
。従って、高分子フィルム1の両端のEの部分が円筒状
キャン2の周面に固定されるとEの閑の部分には蒸着時
に張力が働き、波状のしわの発生が防止される。
以下に、金属薄膜としてCo−Cr膜、高分子フィルム
としてポリイミドフィルムを選んだ場合についての具体
実施例について説明する。
としてポリイミドフィルムを選んだ場合についての具体
実施例について説明する。
第2図及び第4図に示すような真空蒸着装置にて、#A
Wが22 c m、 膜厚が8μmのポリイミドフィ
ルムを用い、間口部Sの@Lを20cmとして、膜厚2
00nmのCo−Cr膜を蒸着した。
Wが22 c m、 膜厚が8μmのポリイミドフィ
ルムを用い、間口部Sの@Lを20cmとして、膜厚2
00nmのCo−Cr膜を蒸着した。
電子遮蔽板17としては幅20cmのものを用いた。電
子銃15としては加速電圧30kVのピアス型電子銃を
用いた。その結果、波状のしわのない長尺のCo−Cr
膜が形成できた。尚、蒸着後の高分子フィルム1が円筒
状キャン2より剥離する際に電子が打ち込まれた部分E
にしわが発生する場合があった。このような場合には、
第5図に示すようにイオン銃18によりイオン及び電子
19を発生させ高分子フィルム1の電子が打ち込まれた
部分Eに照射すればよい。
子銃15としては加速電圧30kVのピアス型電子銃を
用いた。その結果、波状のしわのない長尺のCo−Cr
膜が形成できた。尚、蒸着後の高分子フィルム1が円筒
状キャン2より剥離する際に電子が打ち込まれた部分E
にしわが発生する場合があった。このような場合には、
第5図に示すようにイオン銃18によりイオン及び電子
19を発生させ高分子フィルム1の電子が打ち込まれた
部分Eに照射すればよい。
以上の実施例では、Co−Cr膜とポリイミドフィルム
の組み合わした場合についてのみの説明をしたが、当然
のことながら、Co−Cr膜以外の金属薄膜、ポリイミ
ドフィルム以外の高分子フィルムの場合でも全く同様に
本発明が有効であることは明白である。
の組み合わした場合についてのみの説明をしたが、当然
のことながら、Co−Cr膜以外の金属薄膜、ポリイミ
ドフィルム以外の高分子フィルムの場合でも全く同様に
本発明が有効であることは明白である。
発明の効果
本発明によれば、円筒状キャンの周面に沿って走行しつ
つある高分子フィルム上に金属薄膜を真空蒸着法により
製造する際、前記高分子フィルムの両端を前記円筒状キ
ャンの周面に固定した状態で蒸着を行うので、例えば、
膜厚10μm程度の薄い高分子フィルムを基板として使
用した金属薄膜を、しわの発生なしに安定に作製できる
。
つある高分子フィルム上に金属薄膜を真空蒸着法により
製造する際、前記高分子フィルムの両端を前記円筒状キ
ャンの周面に固定した状態で蒸着を行うので、例えば、
膜厚10μm程度の薄い高分子フィルムを基板として使
用した金属薄膜を、しわの発生なしに安定に作製できる
。
第1図及び第2図は本発明の一実施例における金属薄膜
の製造方法に用いる真空蒸着装置の内部構造の概略を示
す側面図、第3図及び第4図はそれぞれ第1図及び第2
図の本発明の一実施例における金属薄膜の製造方法に用
いる真空蒸着装置の内部構造の概略を示す正面図、第5
図は高分子フィルムの両端にしわが発生する場合の対策
を構じた本発明の一実施例における金属薄膜の製造方法
に用いる真空蒸着装置の内部構造の概略を示す側面図、
第6図は従来法の一実施例における真空蒸着装置の内部
構造の概略を示す側面図、第7図は第6図の従来法の一
実施例における真空蒸着装置の内部構造の概略を示す正
面図、第8図は波状のしわの説明するための正面図であ
る。 l・・・高分子フィルム、2・・・円筒状キャン、3・
・・供給ロール、4・・・巻き取り口iル、5・・・蒸
発源、6・・・遮蔽板、7・・・蒸気、8・・・金属薄
膜、9・・・マージン部、10◆・・蒸着膜と円筒状キ
ャン周面との間に電位差を設けるためのフリーローラー
11・・・電源、12・・・金属円筒部、13・・・絶
縁体円筒部、14・・・金属円筒部と絶縁体円筒部の境
界15・・・電子銃、16・0電子ビーム、17・φ・
電子遮蔽板、18・・・イオン銃、19・・・イオン及
び電子、A・・・矢印、C・・・絶縁体円筒部の幅、E
・・・高分子フィルムの電子の打ち込まれる部分、J・
・・蒸着部(金属薄膜)の幅、K・・・電子遮蔽板の幅
、L・・・間口部の幅、M・・・マージン部の幅、N・
・・高分子フィルム上に形成された金属薄膜の金属円筒
部と重なり合う部分、S・・・間口部、W・・・高分子
フィルムの幅。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 はか1名第1 図 12図 第4図 し誹−5 第3図 第5図 陶ご−5 第6図 第7図 旧;;誹−5
の製造方法に用いる真空蒸着装置の内部構造の概略を示
す側面図、第3図及び第4図はそれぞれ第1図及び第2
図の本発明の一実施例における金属薄膜の製造方法に用
いる真空蒸着装置の内部構造の概略を示す正面図、第5
図は高分子フィルムの両端にしわが発生する場合の対策
を構じた本発明の一実施例における金属薄膜の製造方法
に用いる真空蒸着装置の内部構造の概略を示す側面図、
第6図は従来法の一実施例における真空蒸着装置の内部
構造の概略を示す側面図、第7図は第6図の従来法の一
実施例における真空蒸着装置の内部構造の概略を示す正
面図、第8図は波状のしわの説明するための正面図であ
る。 l・・・高分子フィルム、2・・・円筒状キャン、3・
・・供給ロール、4・・・巻き取り口iル、5・・・蒸
発源、6・・・遮蔽板、7・・・蒸気、8・・・金属薄
膜、9・・・マージン部、10◆・・蒸着膜と円筒状キ
ャン周面との間に電位差を設けるためのフリーローラー
11・・・電源、12・・・金属円筒部、13・・・絶
縁体円筒部、14・・・金属円筒部と絶縁体円筒部の境
界15・・・電子銃、16・0電子ビーム、17・φ・
電子遮蔽板、18・・・イオン銃、19・・・イオン及
び電子、A・・・矢印、C・・・絶縁体円筒部の幅、E
・・・高分子フィルムの電子の打ち込まれる部分、J・
・・蒸着部(金属薄膜)の幅、K・・・電子遮蔽板の幅
、L・・・間口部の幅、M・・・マージン部の幅、N・
・・高分子フィルム上に形成された金属薄膜の金属円筒
部と重なり合う部分、S・・・間口部、W・・・高分子
フィルムの幅。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 はか1名第1 図 12図 第4図 し誹−5 第3図 第5図 陶ご−5 第6図 第7図 旧;;誹−5
Claims (5)
- (1)円筒状キャンの周面に沿って走行しつつある高分
子フィルム上に金属薄膜を真空蒸着法により製造する際
、前記高分子フィルムの両端を前記円筒状キャンの周面
に固定した状態で蒸着を行うことを特徴とする金属薄膜
の製造方法。 - (2)高分子フィルム上に形成される金属薄膜の幅より
も狭い幅の絶縁体円筒部と前記絶縁体円筒部の両側に接
して前記絶縁体円筒部とほぼ同径の金属円筒部とから成
る円筒状キャンの周面に沿って前記高分子フィルムを走
行させ、前記金属薄膜と前記金属円筒部の周面との間に
電位差を設け、前記金属薄膜の両端を円筒状キャンの周
面に固定した状態で蒸着を行うことを特徴とする請求項
1記載の金属薄膜の製造方法。 - (3)絶縁体円筒部が金属円筒の周面を絶縁体によって
被覆して成ることを特徴とする請求項2記載の金属薄膜
の製造方法。 - (4)金属薄膜が形成される前に、前記円筒状キャンの
周面において前記高分子フィルムの両端に電子を打ち込
み、前記高分子フィルムの両端を前記円筒状キャンの周
面に固定した状態で蒸着を行うことを特徴とする請求項
1記載の金属薄膜の製造方法。 - (5)ピアス型電子銃を用いて電子を打ち込み、前記蒸
着を行うことを特徴とする請求項4記載の金属薄膜の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17213688A JPH0223527A (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 金属薄膜の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17213688A JPH0223527A (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 金属薄膜の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0223527A true JPH0223527A (ja) | 1990-01-25 |
Family
ID=15936235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17213688A Pending JPH0223527A (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 金属薄膜の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0223527A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04276061A (ja) * | 1991-03-05 | 1992-10-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 蒸着装置 |
-
1988
- 1988-07-11 JP JP17213688A patent/JPH0223527A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04276061A (ja) * | 1991-03-05 | 1992-10-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 蒸着装置 |
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