JPH02234980A - 積層布帛 - Google Patents

積層布帛

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JPH02234980A
JPH02234980A JP1057192A JP5719289A JPH02234980A JP H02234980 A JPH02234980 A JP H02234980A JP 1057192 A JP1057192 A JP 1057192A JP 5719289 A JP5719289 A JP 5719289A JP H02234980 A JPH02234980 A JP H02234980A
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勝 春田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は積層布帛に関する。さらに詳細には、環境温度
に応じた温度調節機能を有する積層布帛に関する。
(従来の技術) 従来、保温効果を高めるためには、布帛を厚くする、通
気量を小さ《する、熱伝導の小さい空気の層を設ける、
空気の対流を防止するために空気層を繊維により細分化
するなどの手段がとられている。この他、外部への熱放
射を抑制するために、たとえば、金属蒸着膜を有する布
帛が用いられている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、これらはいずれも一方的に保温すること
を目的とするものであって、一定温度に達してそれ以上
に保温することを必要としない場合においても、たとえ
ば衣服を脱がないかぎり保温効果を調節することはでき
なかった。
本発明の目的は、必要な時にのみ積極的に太陽光を吸収
し、所定温度以上に達すると太陽光の吸収を抑制する温
度調節機能を有する積層布帛を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために次の(a)〜(d
)のいずれかの構成を有する。すなわち、(!)ポリウ
レタン皮膜と基布とからなる積層布帛において、一定温
度より低温では濃色、高温では淡色を呈する感熱可逆変
色性インキをポリウレタン皮膜に含有することを特徴と
する積層布帛、または、 (b) ポリウレタン皮膜とポリウレタン中間層と基布
とからなる積層布帛において、一定温度より低温では濃
色、高温では淡色を呈する感熱可逆変色性インキをポリ
ウレタン皮膜および/またはポリウレタン中間層に含有
することを特徴とする積層布帛、または、 (C)ポリウレタン皮膜と基布とからなる積層布帛もし
くはポリウレタン皮膜とポリウレタン中間層と基布とか
らなる積層布帛において、一定温度より低温では濃色、
高温では淡色を呈する感熱可逆変色性インキをポリウレ
タン皮膜および/またはポリウレタン中間層に含有し、
基布の透過光強度がIOX10−2%以上であり、0.
01〜10wt%の太陽光吸収剤をポリウレタン皮膜お
よび/またはポリウレタン中間層に含有することを特徴
とする積層布帛、または、 (d)上記(a)〜(e)のいずれかの積層布帛におい
て、透湿度が3000g/g・24hr以上、耐水度が
1000mm水柱以上であることを特徴とする積層布帛
である。
本発明において基布の形態としては、織物,編物,不織
布のいずれでも良い。
本発明に用いる基布の素材には、特に制限はない。
本発明の積層布帛は、ポリウレタン皮膜および/または
ポリウレタン中間層に、一定温度より低温では濃色を、
高温では淡色を呈する感熱可逆変色性インキを含有しな
ければならない。
ここで、濃色とは、可視光吸収効果の高い色を意味し、
たとえば、黒,濃灰,濃紺,青,赤,濃緑などが挙げら
れる。
また、淡色とは、可視光吸収効果の低い色を意味し、た
とえば、白,ベージュ,クリームなどの色が挙げられる
この構成とするこ.とによって、一定温度より低温では
光の吸収効率を高め、逆に、一定温度より高い温度では
光の吸収効率を低くすることができる。換言すれば、環
境温度に応じて温度調節機能を付与することができるの
である。
この場合において、感熱可逆変色性インキとしては、例
えば、電子供与性呈色有機化合物,発色剤,消色剤の3
成分がマイクロカプセルに内包された従来公知のものを
用いることができる。
電子供与性呈色有機化合物としては、例えば、クリス゛
タルバイオレットに代表されるトリフエニルメタン系の
塩基性染料などが挙げられる。
発色剤としては、例えば、フェノール類,トリアゾール
類,チオ尿素類など電子受容性物質が挙げられる。
消色剤としては、例えば、アルコール類,酸アミド類、
エーテル類,エステル類など、所定温度以上で発色剤と
の親和性が急増し、電子供与性呈色有機化合物の発色を
阻止しうるちのが挙げられる。
上記保温力調節機能を有効に発揮させるために、基布の
色は白色やベージュ,クリームなどの淡色が好ましく用
いられる。
本発明においてポリウレタン皮膜は、無孔質膜でも微多
孔質膜でも良い。
無孔質のポリウレタン皮膜とする場合には、例えば、ア
ジビン酸と1.4−ブタンジオールとを反応させて得ら
れる脂肪族ポリエステルの両末端に、ヘキサメチレンジ
イソシアネートなどの脂肪族多価イソシアネートを付加
し、さらにこれにヘキサメチレンジアミンなどの脂肪族
多価アミンを徐々に加えて得られる脂肪族ポリウレタン
樹脂と、該脂肪族ポリウレタン樹脂と相溶性を有し、水
には不溶であって親水性を有する樹脂を混合した樹脂と
の溶液から形成することができる。
微多孔質のポリウレタン皮膜とする場合には、基布にポ
リウレタン重合体の極性有機溶剤溶液を塗布し、次いで
水溶液中に浸漬してポリウレタン微多孔質皮膜を形成す
るいわゆる湿式法、あるいは、油中水型のポリウレタン
重合体を溶剤溶液とし、その中に水を分散させた水分散
型ポリウレタン溶液を基布に塗布し、次いで、乾熱処理
してポリウレタン微多孔質皮膜を形成するいわゆる乾式
法のいずれの方法によっても形成することができる。
本発明の積層布帛のポリウレタン皮膜の厚さは、該ポリ
ウレタン皮膜が保護層としての機能を有する観点から、
5〜30μmの範囲が好ましい。
なお、後述する太陽光吸収剤,遠赤外線放射性セラミッ
ク粉末などを添加する場合には、上記ポリウレタン溶液
中に分散あるいは混合させる。
本発明においてポリウレタン中間層の素材は、上記のポ
リウレタン皮膜を基布と接着するための接着層としても
機能するため、ポリウレタン皮膜と同素材のポリウレタ
ンが用いられる。
また、本発明の積層布帛の透湿性や柔軟性を一定水準以
上に保つ観点から、ポリウレタン中間層は不連続層であ
ることが好ましい。不連続層とは、要は、積層布帛の透
湿性および柔軟性を損わない程度に不連続な層であれば
よく、たとえば、孔を規則性を持たせて配置したり、縞
状,水玉模様状.格子状,網目状,市松模様状に配置す
るなどが好ましい。
このような不連続なポリウレタン中間層は、たとえばグ
ラビアコーティングで形成することができる。
本発明の積層布帛を形成するポリウレタン皮膜および/
またはポリウレタン中間層には、太陽光吸収剤を含有さ
せることも好ましく行なわれる。
太陽光吸収剤を含有させる場合には、太陽光線を積極的
に吸収、利用することができる。
本発明において太陽光吸収剤を用いる場合には、積層布
帛の風合を粗硬とせず、また、高温領域における感熱可
逆変色性インキの保温抑制機能を十分に発揮せしめるた
めに、ポリウレタン皮膜および/またはポリウレタン中
間層中の含有率を0.01〜10w1%とすることが好
ましい。0.05〜5wf%とするのがより好ましく、
0.1〜lwl%とするのが特に好ましい。
太陽光吸収剤としては、太陽光のうちでも特に可視光を
効率良く吸収する金属系酸化物や金属系炭化物が好まし
い。金属系酸化物としては、たとえば、Cr, Fe,
 Mn, Cuの酸化物、また、金属系炭化物としては
、たとえば、Si,zrの炭化物が好ましく用いられる
本発明において、太陽光を遮断することなく基布に覆わ
れた内部の温度上昇効果を達成する観点から、基布の透
過光強度は10×10−2%以上であることが好ましい
本発明において基布の透過光強度とは、自動変角光度計
を用いて、後述の実施例の項に記載のように測定した、
試料を透過する光の強度をいう。
このように高い透過光強度とするためには、基布の繊維
素材はできるだけ透明性の高いもの、例えば、単糸数が
少なく、酸化チタンなどの添加物が少ないスーパーブラ
イト糸やブライト糸、セミダル糸が好ましい。また、基
布の厚さは0. 5mm以下とすることが好ましい。さ
らに、クロスカバーファクターは0.85以下と実用範
囲でできるだけ粗くすることが好ましい。
上記クロス力バーファクターとは、次式により算出した
値をいう。
Kc=K, + K2− K, X  K2ここで、 Kc:クロスカバーファクター K1:経糸直径/隣接経糸の中心間距離K2:緯糸直径
/隣接緯糸の中心間距離本発明の積層布帛を形成するポ
リウレタン皮膜および/またはポリウレタン中間層には
、必要に応じて紫外線吸収剤,遠赤外線放射性セラミッ
ク粉末などの添加剤を含有させることも好ましく行なわ
れる。紫外線吸収剤を含有させる場合には、紫外線をも
むだなく吸収、利用することができ、また、遠赤外線放
射性セラミック粉末を含有させる場合には、吸収した太
陽光を遠赤外線に変換して人体に放射することができる
ので好ましい。
紫外線吸収剤を含有させる場合には、積層布帛の風合を
粗硬としないために、ポリウレタン皮膜および/または
ポリウレタン中間層中の含有率を3Qvl%以下とする
ことが好ましい。
紫外線吸収剤としては、それ自身が光分解や光酸化しに
くく、紫外線を吸収し、該紫外線を効率良く熱エネルギ
ーに変換するものが好ましい。たとえば、ベンゾフエノ
ン系紫外線吸収剤,トリアゾール系紫外線吸収剤,サリ
チル酸誘導体系紫外線吸収剤,アクリ口ニトリル誘導体
系紫外線吸収剤,蛍光白色染料,亜鉛華,酸化チタンな
どが挙げられる。蛍光白色染料の例としては、ジチアミ
ノスチルベンジスルホン酸誘導体,イミダゾール誘導体
,クマリン誘導体などが挙げられる。
遠赤外線放射性を有するセラミック粉末を含有させる場
合には、積層布帛の風合を粗硬としないために、ポリウ
レタン皮膜および/またはポリウレタン中間層中の含有
率を60w1%以下とすることが好ましい。
遠赤外線放射性を有するセラミック粉末としては、人体
の体温程度の温度において、波長3μm以上なかでも波
長10μm前後の遠赤外線を効率良く放射することから
、lto2, Sio!,  AQ2Q3などの粉末が
好ましく用いられる。
遠赤外線放射性を有するセラミック粉末を含有させる場
合、基布の厚さは、基布を最外層として用いたときに、
最内層のポリウレタン被膜に比較して遠赤外線を透過し
にくく、また、ポリウレタン被膜側から遠赤外線を選択
的に内部に放射させる観点および軽量性,強度,透湿性
の観点から、ポリウレタン被膜の厚さより大きいことが
好ましい。100 〜lO00μm (0. 1 〜1
 mm)であればさらに好ましい。
本発明の積層布帛の透湿度は、衣料としたときの着用時
の蒸れを考慮すれば、3000g/rr?−24hr以
上であることが好ましい。
本発明の積層布帛は、衣料として雨中で長時間着用する
場合を考慮すれば、1000mm水柱以上の耐水度を有
することが好ましい。
[実施例] 以下、実施例によりさらに詳細に説明する。
なお、本発明の積層布帛の諸物性は以下の方法により測
定した。
[透過光強度] 自動変角光度計GP−IR型((株)村上色彩技術研究
所製)を用い次の条件にて光源からの光を試料が遮断す
るように設置し、試料を透過する光の強さ(%)を測定
した。
光源と受光機の角度:  180’ 光源:透明バルブ入りタングステンコイル電球 ニュートラルフィルタ: ND−1使用スケール:試料
のない場合(空気)を100%とした。
[透湿度] JIS L 1099 (A− 1法)によった。
[耐水度] JIS L 1092 (A法.B法)によった。
A法(低水圧法)で測定できないほど耐水度の高いもの
については、B法(高水圧法)によった。
[洗濯] ,JIS l 0844 (C−I S法)によった。
〈実施例1〉 経糸として70d−+2fのナイロンフィラメントセミ
ダル糸、緯糸として140d−341のナイロンフィラ
メントセミダル糸を用い、経糸仕上密度139本/in
ch,緯糸仕上密度103本/inchになるように製
織、白色に染色仕上した、透過光強度20’X10−2
%のナイロンタフタに弗素系撥水剤溶液を処理し、乾燥
、熱処理した。弗素系撥水剤の織物に対する付着量は0
.04wj%であった。
該織物の片面に、11℃以下で黒色,19℃以上で白色
に変色する感熱可逆変色性インキSL−15/#A−1
2 (松井色素■製)300部、ポリウレタン系エマル
ジョンのスーパーフレックス(第一工業製薬■製)30
部、メラミン系架橋剤のスミテックスM−3(住友化学
■製)6部およびスミテツクスキャタライザ−0.1部
からなる水分散液をロータリースクリーンプリントにて
ドット状に目付40g/% (湿潤状態)で塗布した後
、乾燥し、ポリウレタン中間層を形成した。
別途、ポリエステル系ポリウレタンエラストマー15重
量部、弗素系撥水剤0.4重量部、トリメチロールプロ
パン/ヘキサメチレンジイソシアネート(モル比1:3
)付加物1重量部、ポリプロピレングリコール・ポリエ
チレングリコールブロック重合体(非イオン界面活性剤
)5重量部、粒径0.5〜2μmのCrO2粉末0.5
重量部,粒径0.5〜2μmのCuO粉末0.5重量部
,粒径0.1 〜0.3μmのZrO2粉末0.5重量
部およびトリアゾール系紫外線吸収剤チヌビンーP(チ
バ・ガイギ−社製,登録商標)粉末0.5重量部をジメ
チルホルムアミド74.1重量部に溶解して塗料液を調
整した。
この塗料液を、上記織物のポリウレタン中間層の上に、
リバースコーターを用いて300g/rd(湿潤時)と
なるように全面に塗布し、次いで30℃に保ったジメチ
ルホルムアミドの10%水溶液中に5分間浸漬してゲル
化させた後、80℃で30分間水洗、100℃で熱風乾
燥後、140℃で3分間熱処理を行なった。
熱処理後のコーティング布帛を弗素系撥水剤のトリクレ
ンlwt%溶液中に浸漬し、マングルで絞り率70%に
均一に絞った後、ヒートセッターを用いて150℃で3
0秒間熱処理することにより、透湿度が5500g/r
r? ・24hr,耐水度が1600mm水柱である、
基布上にポリウレタン中間層とポリウレタン皮膜の3層
からなる積層布帛を得た。
この積層布帛は11℃以下で白地にドット状の黒色を呈
し、19℃以上で全面に白色を呈するものであった。
〈実施例2〉 実施例1において、ポリウレタン皮膜を形成するための
塗料液中にCrO2粉末, CuO粉末,ZrO2粉末
,紫外線吸収剤チヌビンーP(チバ・ガイギ社製.登録
商標)を含有させない他は実施例1と全く同様にして、
透湿度が4000g/m・24hr,耐水度が1600
m+n水柱である、基布とポリウレタン中間層とポリウ
レタン皮膜の3層からなる積層布帛を得た。
く実施例3〉 実施例1において、ポリウレタン皮膜を形成するための
塗料液中にCro2粉末, CuO粉末,紫外線吸収剤
チヌビンーP(チバ会ガイギー社製,登録商標)を含有
させない他は実施例1と全く同様にして、透湿度が40
00g/n{ * 24hr,耐水度が1600mm水
柱である、基布とポリウレタン中間層とポリウレタン皮
膜の3層からなる積層布帛を得た。
〈実施例4〉 実施例1において、ポリウレタン皮膜を形成するための
塗料液中にZrO2粉末,紫外線吸収剤チヌビンーP(
チバ・ガイギ−社製,登録商標)を含有させない他は実
施例1と全《同様にして、透湿度が4000g/m2 
@ 24hr,耐水度が1600mm水柱である、基布
とポリウレタン中間層とポリウレタン皮膜の3層からな
る積層布帛を得た。
く実施例5〉 実施例1において、ポリウレタン皮膜を形成するための
塗料液中にCrO2粉末, CuO粉末, lro2粉
末を含有させない他は実施例1と全《同様にして、透湿
度が4000g/rr? ・24hr,耐水度が160
0mm水柱である、基布とポリウレタン中間層とポリウ
レタン皮膜の3層からなる積層布帛を得た。
く実施例6〉 実施例1で用いた撥水処理ナイロンタフタの片面に、1
1℃以下で黒色,19℃以上で白色に変色する感熱可逆
変色性インキSL−15/#A−12  (松井色素■
製)300部、ポリウレタン系エマルジョンのスーパー
フレックス(第一工業製薬■製)30部、メラミン系架
橋剤のスミテツクスM−3(住友化学■製)6部、スミ
テックスキャタライザ−0.1部、粒径0.5〜2μm
のCro2粉末0.5重量部、粒径0.5〜2μmのC
uO粉末0.5重量部および粒径0.1 〜0.3μm
のZrO2粉末0.5重量部からなる水分散液をリバー
スコーターを用いて全面に目付300g/rt?(湿潤
時)となるように塗布した後、乾燥し、ポリウレタン皮
膜を形成し、基布とポリウレタン皮膜の2層からなる積
層布帛を得た。
く実施例7〉 実施例6において、ポリウレタン皮膜を形成するための
水分散液中にCrOa粉末, CuO粉末.ZrO2粉
末を含有させない他は実施例6と全く同様にして、基布
とポリウレタン皮膜の2層からなる積層布帛を得た。
〈実施例8〉 実施例6において、ポリウレタン皮膜を形成するための
水分散液中にCro!粉末, CuO粉末を含有させな
い他は実施例6と全く同様にして、基布とポリウレタン
皮膜の2層からなる積層布帛を得た。
〈実施例9〉 実施例6において、ポリウレタン皮膜を形成するための
水分散液中にZrO2粉末を含有させない他は実施例6
と全く同様にして、基布とポリウレタン皮膜の2層から
なる積層布帛を得た。
く比較例1〉 実施例1において、ポリウレタン中間層を形成しない他
は実施例1と全く同様にして、透湿度が4000g/r
r? ・24ht,耐水度が1600mm水柱である、
基布とポリウレタン皮膜の2層からなる積層布帛を得た
く比較例2〉 実施例6において、感熱可逆変色性インキを含有させな
い他は実施例6と全く同様にして、基布とポリウレタン
皮膜の2層からなる積層布帛を得た。
〈実施例10〉 実施例1〜9、比較例1〜2で得られた積層布帛の基布
側を、人工太陽光線に暴露して布帛裏面の温度を熱電対
で測定した。
暴露条件は、人工太陽光線の照射強度は 650kca
l/nf * Hr,環境条件は5°C,湿度60%R
, H,とした。
本発明において、人工太陽光線とは、色温度5000″
Kの陽光ランプ(東芝(株)製)から発せられる光線を
いい、太陽光線にエネルギー分布が近似している。
温度を表1に示す。
表  1 表1に示すように、実施例1及び6で得た本発明の積層
布帛は、比較例1〜2の積層布帛に比べ、照射2分後の
布帛裏面温度が1〜1.5℃高かった。
また、照射30分後の布帛裏面温度を比較すると、比較
例1では実施例1に比べo:3℃高く、比較例2では実
施例6に比べ0.5℃高く、必要以上に温度が上昇して
いた。
実施例1〜9の積層布帛はいずれも11℃以下において
はドット状にあるいは全面に黒色を呈し、19℃以上に
おいては白色を呈するので、布帛裏面温度が適温に保た
れ、環境温度に応じた保温力調節機能を発揮していた。
なお、本発明の積層布帛は、耐洗濯性が良好であり、洗
濯5回後も諸物性はほとんど変化せず、また、風合や外
観上の変化もながった。
(発明の効果) 本発明の積層布帛は、環境温度に応じた温度調節機能を
付与することができるので、冬季の屋外スポーツ衣料素
材として理想的な素材であるほか、例えば、温度上昇防
止自動車シートカバーや、晴天時には白地の日傘として
雨天時には黒地の雨傘として晴雨両用の傘地などを提供
することもてきる。
4.
【図面の簡単な説明】
第1図, 第2図は本発明の積層布帛の模式的断 面図である。 図中、 :積層布帛 2:ポリウレタン中間層 :ポリウレタン皮膜 二基布

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリウレタン皮膜と基布とからなる積層布帛にお
    いて、一定温度より低温では濃色、高温では淡色を呈す
    る感熱可逆変色性インキをポリウレタン皮膜に含有する
    ことを特徴とする積層布帛。
  2. (2)ポリウレタン皮膜とポリウレタン中間層と基布と
    からなる積層布帛において、一定温度より低温では濃色
    、高温では淡色を呈する感熱可逆変色性インキをポリウ
    レタン皮膜および/またはポリウレタン中間層に含有す
    ることを特徴とする積層布帛。
  3. (3)基布の透過光強度が10×10^−^2%以上で
    あり、0.01〜10wt%の太陽光吸収剤をポリウレ
    タン皮膜および/またはポリウレタン中間層に含有する
    ことを特徴とする請求項(1)または(2)記載の積層
    布帛。
  4. (4)透湿度が3000g/m^2・24hr以上、耐
    水度が1000mm水柱以上であることを特徴とする請
    求項(1)、(2)または(3)記載の積層布帛。
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