JPH02233968A - 高湿度低温貯蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は断熱箱体の内部に画成された貯蔵室を間接的に
冷却し、貯蔵室を高湿に保持する高湿度低温貯蔵庫（ご
関するものである。

（口）従来の技術 従来技術として、実開昭６３−１９４２８３号公報には
、貯蔵室内に親水性プラスチック多孔質焼結体で構成さ
れ冷気通過孔を有する露受プレートを設置したことを特
徴とする生鮮食料品保存装置が開示されている。

ここで、露受プレートは、貯蔵室の天井に付着した露が
下方に落ちて商品を濡らす恐れがあるため、これを防止
するために設置されたものであるまた、露受プレートに
形成した多数の冷気通過孔は、露受プレートを設置する
ことによって、天井部からの冷却が低下することになる
ため、これを防ぐ意味で設けられたものである。

（ハ）発明が解決しようとする課題 斯かる従来技術の保存装置における露受プレートは、該
露受プレート自体に多数の冷気通過孔を形成しているた
め、天井から落下した露が、この多数の冷気通過孔を通
って商品の上に落下し、商品を濡らす恐れが多大であり
、露対策に大きな問題点を残していた。

本発明は、斯かる問題点に鑑み、天井から落下する露か
ら貯蔵食品を確実に保護すると共に、天井からの冷却を
効率的に行い、貯蔵室の冷却速度の向上を図った高湿度
低温貯蔵庫を提供するものである。

（二）課題を解決するための手段 本発明は、上記課題を解決するために、前面開口部に開
閉扉を備える断熱箱体の内部に、前記断熱箱体と間隔を
存して熱良導箱を配設し、該熱良導箱の内側を、貯蔵室
とすると共に、前記断熱箱体と熱良導箱との空間に、冷
却手段を配設して貯蔵室を間接冷却するように構成して
成る高湿度低温貯蔵庫において、前記貯蔵室の上部に、
前記熱良導箱の天板と少許の間隔を存して対向する露受
け板を、後方に低く傾斜して配設し、該露受け板の周縁
と前記熱良導箱の両側板及び後板との間には隙間を形成
して成る高湿度低温貯蔵庫である。

（ホ）作用 本発明によると，熱良導箱が冷却されると、貯蔵室の空
気は、熱良導箱を介して間接的に冷却される。この際、
熱良導箱の天板に付着し、該天板から落下した露は露受
け板で受けられ、該露受け板の傾斜によって後方へ導か
れ、貯蔵食品を濡らすことなく熱良導箱の底板上に落下
する。

一方、熱良導箱の天板は、貯蔵室上部の空気を冷却し、
この冷気は露受け板の周縁と前記熱良導箱の両側板及び
後板との間に形成した隙間を通って、貯蔵室の下方に落
ちて室内を冷却する。

（へ）実施例 以下に本発明の高湿度低温貯蔵庫を、第１図乃至第５図
を参照して説明する。１は前面開口部に開閉扉２を備え
た断熱箱体であり、該断熱箱体１は、内外両箱間に断熱
材を充填して構成されている。この断熱箱体１の内部に
は、前面を開口した例えば、ステンレス製の上熱良導箱
６及び下熱良導箱７が、断熱箱体１の全ての内壁面と間
隔を存して固着装備され、これによって形成された空間
を冷気通路８とすると共に、上熱良導箱６及び下熱良導
箱７によって画成される内側を、夫々−Ｆ貯蔵室９及び
下貯蔵室１０としている。また、夫々の貯蔵室９．ｌＯ
の上下方向には、貯蔵食品を載せる複数段の棚１１が配
設されている。

証して、上貯蔵室９の上部には、後方に低く傾斜した上
熱良導箱６の天板６Ａと少許の間隔を存して対向した上
露受け板ｌ２を、後方に低く傾斜して着脱自在に配設し
、同様に下貯蔵室１０の上部にも、下熱良導箱７の天板
７Ａと少許の間隔を存して対向した下露受け板ｌ３を、
後方に低く傾斜して着脱自在に配設している。これら上
下の露受け板１２．１３は、板金を木綿等の布で被った
ものを使用している。

斯かる上下の露受け板１２．１３は、夫々の熱良導箱６
，７の両側板に固着した支持レール１４上に、引き出し
自在に支持されている。そして、上下の露受け板１２．
１３の周縁と、上下の熱良導箱６，７の両側板及び後板
との間に、隙間ｌ５を形成するために、支持レール１４
は、第５図に斜視図を示すように、摺動面１４Ａの外側
部を上向きに切りお越し、上端を内方に折り曲げて摺動
面１４Ａと平行した浮上防止部１４Ｂを形成し、更に、
支持レールｌ４の後端を上向きに折り曲げてストッパー
１４Ｃを形成する。この結果、支持レール１４上に設置
される上下の露受け板１２，ｌ３の両側方及び後方、即
ち露受け板１　２．１　３の周縁と、上下の熱良導箱６
，７の両側板及び後板との間には、隙間１５が形成され
ることになるまた、ストッパー１４Ｃによって後方への
動きを制限される露受け板１　２．１　３の後端は、前
記棚１１の後縁より外側に位置し、更に、支持レール１
４には、摺動而１４Ａの内側部を斜め外方に折り曲げ，
その下端が前記棚ｌ１の周縁より外側に位置する水切り
板１４Ｄを形成している。

また、上貯蔵室９と下貯蔵室１０は、上熱良導箱６の底
板から下熱良導箱７の天板７Ａを挿通して下露受け板１
２Ｂの上方に臨む上ドレンバイブ１６を介して連通して
おり、下貯蔵室１０と外部は、下熱良導箱７の底板から
断熱箱体１の底壁を挿通して箱体外に垂下する下ドレン
パイブ１７を介して連通している。この下ドレンパイブ
１７には、可撓性ドレンホース１８が接続されている。

更に、断熱箱体１の天壁とこれに対向する上熱良導箱６
の天板６Ａ間の冷気通路８には、冷却手段として、前部
に吹き出し口１９を有し、後部に吸い込み口２０を有す
るユニット力バー２１が配設され、該ユニット力パー２
１の内部には、冷凍系の蒸発器２２と、その前方に吹き
出し口１９と対向して冷気循環用送風機２３を収納して
いる。

蒸発器２２は箱体ｌの天壁の上に載置した電動圧縮機２
４及び凝縮器２５と接続して冷凍サイクルを構成してい
る。２６は凝縮器空冷用ファンである。

また、断熱箱体１の後壁とこれに対向する上下の熱良導
箱６，７の後板間の冷気通路８には、上下方向に縦仕切
り板２７を配設して吐出通路８Ａと戻り通路８Ｂを形成
し、両通路は下連絡口２８にて連通している。更に、上
熱良導箱６の底板と下熱良導箱７の天板間の冷気通路８
には、前部に連絡口２９を形成した水平方向の横仕切り
板３０を配設している。

以上の構成において、蒸発器２２で熱交換された冷気は
、送風機２３によって吹き出し口１９から冷気通路８に
吐出され、第１図の矢印の経路で循環され、まず、上熱
良導箱６を冷却した後、連絡口２９を通り、下熱良導箱
７を冷却し、下連絡口２８から戻り通路８Ｂを通って吸
い込み口２０から、再び蒸発器２２に戻される。これに
よって」二貯蔵室３２と下貯蔵室３３の空気は、上下の
熱良導箱６，７を介して間接的に冷却されることになる
。この様な貯蔵室９．１０の間接冷却方式は該貯蔵室９
．ＩＯを高湿度に維持する１つの要件として大きな効果
を発揮する。

ところで、上下の熱良導箱６，７が冷却されると、箱の
内面に結露し、特に上熱良導箱６の天板６Ａに結露した
露及び下熱良導箱７の天板７Ａに結露した露は、遂に落
下して上下の露受け板ｌ２ｌ３で受け止められ、該露受
け板１２．１３の傾斜によって後方へ導かれ、その低端
縁から、棚１１上の貯蔵食品を濡らすことなく、上下の
熱良導箱６，７の底板上に落下する。そして、上熱良導
箱６の底板上に落下した露は、更に上ドレンバイブ１６
をとおって下露受け板ｌ３に落下し、その低端縁から下
熱良導箱７の底板上に落下し、下ドレンバ．イブ１７を
通ってドレンホース１８から外部に排水される。

一方、循環冷気によって冷却された上下の熱良導箱６，
７の天板６Ａ，？Ａは、上下の貯蔵室９．１０上部の空
気を十分に冷却し、この冷気は上露受け板１２及び下露
受け板１３の周縁と上下の熱良導箱６，７の両側板及び
後板との間に形成した隙間１５を通って室内下方向へ流
れ、貯蔵室９．１０を冷却する。

尚、本発明は、貯蔵室を上下に区画形成した実施例につ
いてせつめいしたが、貯蔵室の数は実施例に限定される
ものではない。

（ト）　発明の効果 本発明は以上のように、貯蔵室の上部に、熱良導箱の天
板と対向して，露受け板を後方に低く傾斜配設し、該露
受け板の周縁と前記熱良導箱の両側板及び後板との間に
隙間を形成してなる高湿度低温貯蔵庫であるから、熱良
導箱の天板に結露し該天板から落下した露が、貯蔵食品
上に落下することを確実に防止することができる。

しかも、熱良導箱の天板と熱交換して冷却された貯蔵室
一Ｌ部の冷気は、露受け板の周縁と前記熱良導箱の両側
板及び後板との間に形成した隙間を通って、貯蔵室の下
方に流れ、天板からの冷却を効率的に行うことができ、
貯蔵室の冷・却スピードを早めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の冷却貯蔵庫の縦断側面図、第２図は同
じく横断平面図、第３図は貯蔵室内を示す主要部正面図
、第４図は同じく要部斜視図、第５図は支持レールの斜
視図である。 ６．７・・・熱良導箱，６Ａ，７Ａ・・・天板、９，１
０・・・貯蔵室、１　２ｊ　３・・・露受け板、１５・
・・隙間。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、前面開口部に開閉扉を備える断熱箱体の内部に、前
   記断熱箱体と間隔を存して熱良導箱を配設し、該熱良導
   箱の内側を、貯蔵室とすると共に前記断熱箱体と熱良導
   箱との空間に、冷却手段を配設して貯蔵室を間接冷却す
   るように構成して成る高湿度低温貯蔵庫において、前記
   貯蔵室の上部に、前記熱良導箱の天板と少許の間隔を存
   して対向する露受け板を、後方に低く傾斜して配設し、
   該露受け板の周縁と前記熱良導箱の両側板及び後板との
   間には、隙間を形成したことを特徴とする高湿度低温貯
   蔵庫。