JPH02233264A - サーマルヘッドモジュール - Google Patents

サーマルヘッドモジュール

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Publication number
JPH02233264A
JPH02233264A JP5469689A JP5469689A JPH02233264A JP H02233264 A JPH02233264 A JP H02233264A JP 5469689 A JP5469689 A JP 5469689A JP 5469689 A JP5469689 A JP 5469689A JP H02233264 A JPH02233264 A JP H02233264A
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JP
Japan
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electrode
thermal head
conductive layer
lead frame
driver
Prior art date
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Pending
Application number
JP5469689A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Totsuta
義久 土津田
Takashi Nukui
貫井 孝
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Publication of JPH02233264A publication Critical patent/JPH02233264A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はサーマルヘッドプリンタに用いられるサーマ
ルヘッドモジュールに関し、特に、サーマルヘッドドラ
イバ集積回路(以下ドライバICと略称する)を基板上
に実装したサーマルヘッドモジュールの電極構造に関す
る。
[従来の技術] 第9図は従来のサーマルへッドモジュールの典型的な一
例の構成を示す平面図である。第10図は第9図に示さ
れるサーマルヘッドモジュールのX−X方向矢視断面図
である。第9図および第10図を参照して従来のサーマ
ルへッドモジュールは、長方形の表面と所定の厚さとを
有するセラミック等からなる絶縁性のサーマルヘッド基
板10と、サーマルヘッド基板10の表面上の一部にサ
ーマルヘッド基板10の長さ方向(矢印Xの方向で示さ
れる。以後これを主走査方向と呼ぶ)に延在し、盛り上
がるように形成されたガラス状のグレーズ層12と、グ
レーズ層12の一方側とサーマルヘッド基板10の長辺
との間およびサーマルヘッド基板10の2つの短辺に沿
って、サーマルヘッド基板10上に形成された共通抵抗
電極14と、グレーズ層12の他方側に設けられた複数
個のドライバIC16a〜16nと、複数個のドライバ
IC16a〜16nと共通抵抗電極14との間のグレー
ズ層12上に、副走査方向(矢印yで示される)に延在
して形成され、主走査方向Xに横に順に配列された複数
個の条片電極18と、各ドライバICに必要な信号を供
給するための入出力電極部20とを含む。
共通抵抗電極14は、窒化タンタル(T a N)等に
より形成された抵抗膜22(第10図参照)と、抵抗膜
22上にニッケル(Ni)、アルミニウム(Au)、ア
ルミニウムシリコン合金(AmSi)等の薄膜で形成さ
れた共通抵抗電極膜24と、共通抵抗電極膜24上に低
抵抗化のための配線として形成された銀ペースト厚膜2
6とを含む。
特に、第10図を参照して条片電極18は、グレーズ層
12上にTaN等で形成された抵抗膜28と、抵抗膜2
8上にNi,A見、A辻Si等の薄膜で形成された条片
電極膜30とを含む。各条片電極膜30の所定の部分は
不連続となっており、発熱抵抗部32が形成されている
。発熱抵抗部32および共通抵抗電極14を覆うように
サイアロン層34が設けられる。またサイアロン層34
の、共通抵抗電極14上の部分を覆うようにソルダレジ
スタ層36が形成される。さらに、グレーズ層12上の
サイアロン層34の端部を覆うようにソルダレジスト層
38が形成される。
入出力電極部20は、複数のドライバIC16a〜16
nのうち先頭(第9図における左端)のドライバーC1
6aに、発熱抵抗部32を駆動するための各種の信号入
力をするための信号入力電極40と、各ドライバーC1
6a 〜16nに1つずつ設けられ、各ドライバーC1
6a〜16nに駆動用の電源を供給するための複数の電
源電極42と、各ドライバICに含まれるドライバ部用
の複数のドライバ部接地電極44と、各ドライバーCに
含まれる制御部用の複数の制御部接地電極46と、最後
(第9図における最右端)のドライバIC16nからの
出力データ用の出力電極48と、隣接するドライバIC
(たとえばドライバーCI6mとドライバーC16n)
を接続して、各ドライバIC16a〜16nを駆動する
ための信号をドライバIC間に伝達するためのドライバ
IC接続用電極50とを含む。入出力電極部20に含ま
れる各電極はいずれも、サーマルヘッド基板10上にT
aN等で形成された抵抗膜52と、抵抗膜52上にNi
SAIJまたはAIISi等の薄膜により形成された電
極膜54と、電極膜54上にメッキ等により形成された
金薄膜層56とを含む。また金薄膜層56の端部は、保
護のためのソルダレジスト層58により覆われる。
信号入力電極40は、ドライバーC16aの信号入力端
子60に接続される。各電源電極42は、各ドライバI
Cの電源端子62に接続される。各ドライバ部接地電極
44は、各ドライバICのドライバ部接地端子64に接
続される。各制御部接地電極46は、各ドライバICの
制御部接地端子66に接続される。出力電極48は、ド
ライバーC16nの出力端子68に接続される。
また各ドライバーC16a〜16nの発熱抵抗部駆動端
子70は、各々別々の条片電極18のー端に接続される
。各条片電極18の他端は共通抵抗電極膜24に接続さ
れる。さらに共通抵抗電極膜24の、入出力電極部20
に隣接した部分には金メッキが施され、共通抵抗電極接
地電極72が形成される。各ドライバーC16a〜16
nのドライバIC接続用出力端子74と、隣接するドラ
イバICのドライバIC接続用入力端子76とが、ドラ
イバIC接続用電極50によって接続される。
第9図において、条片電極18はサーマルヘッド基板1
0の両端のみ図示され、途中については省略されている
。しかし条片電極18は、省略された部分においても規
則正しく設けられている。
したがって発熱抵抗部32も、グレーズ層12上に直線
状の配列をなして多数設けられている。
また、入出力電極部20内の各電極、および共通抵抗電
極接地電極72は、第11図および第12図に示される
多層FPC (FlexiblePrinted  C
ircuit)78およびインタフェースコネクタ80
により、外部の回路に接続されている。なお、各ドライ
バICに接続される電極の数は、使用されるドレイバI
Cの種類によって様々なものとなる。
次に、上述の構成を有する従来のサーマルへッドモジュ
ールの動作が第9図および第10図を参照して説明され
る。発熱抵抗部32の上方には、感熱記録紙が発熱抵抗
部32に近接して置かれている。各ドライバIC16a
〜16nの電源電極42には、各々のドライバIC16
a〜16nを動作させるための電源電圧が供給される。
ドライバIC16aの信号入力電極40には、感熱記録
紙上に記録されるべき画像情報を表わすデータ信号や、
各ドライバIC16a〜16nの動作を制御するための
アウトプットイネーブル信号やクロック信号、各ドライ
バIC16a〜16nがデータ信号から必要な情報を取
出すためのタイミングを定めるストローブ信号等が外部
回路から入力さされる。信号入力電極40に入力された
各信号は、ドライバIC接続用電極50を介して各ドラ
イバIC16a〜16nに伝達される。各ドライバIC
16a〜16nは、各々に接続されている各発熱駆動部
32を駆動するための情報をデータ信号から取出す。そ
して、各ドライバIC16a〜16nはデータ信号によ
って選択された発熱抵抗部32を加熱するために、選択
された発熱抵抗部32に接続されている条片電極18に
パルス電流を送出する。
パルス電流は条片電極18を通り、共通抵抗電極膜24
に流入する。このとき、発熱抵抗部32においては条片
電極膜30か不連続になっている。
そのためパルス電流は発熱抵抗部32においては抵抗膜
28を流れる。抵抗膜28においては、上述のパルス電
流によってジュール熱が発生する。
そのため、この発熱抵抗部32に近接した部分の感熱記
録紙上には、このジュール熱によってドットが形成され
る。またパルス電流が与えられなかった発熱抵抗部32
に近接した部分の感熱記録紙上には、ドットは形成され
ない。発熱抵抗部32は主走査方向Xの直線上に多数配
置されている。
したがって、感熱記録紙上には主走査方向の1ライン分
の画像が形成される。
最右端のドライバーC16nは、この主走査方向の1ラ
イン分の画像の形成が終了すると、出力電極48に画像
形成の終了を示す信号を送出する。
そして外部の回路はこの画像形成の終了を示す信号を検
出すると、図示されない用紙送り装置によって感熱記録
紙を第9図の副走査方向yに画像1ライン分に相当する
距離だけ移動させる。そして次の主走査方向Xの1ライ
ン分の画像が、記録済みの1ライン分の画像に隣接して
形成される。上述の主走査方向および副走査方向の動作
の繰返しにより感熱記録紙上に所望の画像や文字が形成
される。
第11図は、従来のサーマルへッドモジュールを外部の
回路に接続するための多層FPCおよびインタフェース
コネクタを示すための、サーマルヘッドモジュールの平
面図である。この図においてサーマルヘッドモジュール
の細部の構造は省略されている。第12図は第11図の
xn−xn方向の矢視断面図である。第11図およひ第
12図を参照して多層FPC78は、可撓性フィルムか
らなるFPC基板82と、FPC基板82の一方の面に
それぞれ形成された複数の第1の導電層84と、複数の
第2の導電層86と、複数の第3の導電層88と、出力
側導電層90と、共通抵抗電極接地用導電層92と、F
PC基板82の他方面上にそれぞれ形成された第1の接
続用導電層94と、第2の接続用導電層96と、第3の
接続用導電層98とを含む。多層FPC78の一端には
インタフェースコネクタ80が接続されている。第1の
導電層84と第1の接続用導電層94との重なる部分、
第2の導電層86と第2の接続用導電層96との重なる
部分および第3の導電層88と第3の接続用導電層98
との重なる部分のFPC基板82には、それぞれコンタ
クトホール100、102、104が設けられ、各コン
タクトホール100、102、104内には導電物質が
封入されている。その結果、すべての第1の導電層84
は第1の接続用導電層94に接続される。すべての第2
の導電層86は第2の接続用導電層96に接続される。
またすべての第3の導電層88は第3の接続用導電層9
8に接続される。多層FPC78は入出力電極部20と
重ね合わされる。この際、各電源電極42は第1の導電
層84と重ねられる。各ドライバ部接地電極44は第2
の導電層86と重ねられる。また各制御部接地電極46
は第3の導電層88と重ねられる。したがって、すべて
のドライバIC16a〜16nについて、電源電圧およ
び接地電圧か共通のものとなる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら従来の技術には以下のような問題点がある
。問題点の1つは、サーマルヘッドモジュールの小型化
を図るのが困難であるということである。共通抵抗電極
膜24は非常にシート抵抗値が高い。また各発熱抵抗部
32を発熱させるための電流はすべて共通抵抗電極14
を流れ、共通抵抗電極接地電極72を経て外部に導かれ
る。そのため共通抵抗電極14には大きな電流が流れる
したがって共通抵抗電極膜24のみによって共通抵抗電
極14を形成すると、抵抗により大きな熱が発生する。
そのため部品に悪影響が及ぼされるおそれがある。銀ペ
ースト厚膜26はその対策として設けられたもので、共
通抵抗電極14を低抵抗化するためのものである。しか
し銀ペースト厚膜26のような導電性ペーストの厚膜を
用いた手法による低抵抗化には限界があり、共通抵抗電
極14の幅を一定値以下にすることは困難であった。
そのためサーマルヘッドモジュールをさらに小型化する
ことは難しかった。
他の問題点は、従来技術によるサーマルへッドモジュー
ルは、製造コストを低くてきないということである。第
1の問題点として指摘されたように、サーマルヘッドモ
ジュールの小型化は容易ではない。そのため、サーマル
ヘッドモジュールの製造に必要な材料を削減することが
できなかった。
その結果従来のサーマルへッドモジュールはその製造コ
ストをより下げることが難しかった。
したがってこの発明の目的は、小型化が可能で、製造コ
ストのより小さなサーマルヘッドモジュールを提供する
ことである。
[課題を解決するための手段コ この発明に係るサーマルへッドモジュールは、各々が駆
動電流を供給されて発熱する複数個の発熱部の直線状の
配列を備え、感熱記録媒体上を配列の方向と同じ主走査
方向および主走査方向と交差する副走査方向に走査して
、予め得られた画像信号に基づいて感熱記録媒体上に画
像を記録するためのサーマルへッドモジュールであって
、主表面を有する絶縁基板と、主表面上に少なくとも主
走査方向に延在して形成され、かつすべての発熱部と電
気的に接続された薄膜導電層と、絶縁基板の主表面上に
設けられ、画像信号に基づいて各発熱部に駆動電流を個
別的にかつ選択的に供給するための発熱部駆動用信号源
と、各々が薄膜導電層と発熱部駆動用信号源とに接続さ
れ、主表面上に副走査方向に延在して、かつ順に横に並
んで主走査方向に配列して形成され、さらに各々の予め
定める部分が複数の発熱部の1個を構成するようにされ
た複数個の条片と、薄膜導電層の上に設けられ、かつ薄
膜導電層と電気的に接続された金属のリードフレームを
含む。
[作用] 発熱部駆動用信号源は、外部から与えられる画像信号に
基づいて、条片を介して各発熱部に個別的にかつ選択的
に、発熱部を駆動するための駆動電流を送川する。駆動
電流が与えられた発熱部はジュール熱を発生し、感熱記
録媒体上に点画像を形成する。そして主走査方向に並ん
だ複数の発熱部の配列により、感熱記録媒体上に主走査
方向の1ライン分の画像が形成される。同時にザーマル
へッドモジュールと感熱記録媒体とは、副走査方向に相
対的に移動される。このようにして、主走査方向の1ラ
イン分の画像形成が副走査方向に繰返される。その結果
感熱記録媒体上に平面画像が形成される。
この際、各発熱部を通ってジュール熱を発生した駆動電
流は、条片内をさらに流れて薄膜導電層に達する。薄膜
導電層はすべての発熱部と電気的に接続されているため
、薄膜導電層に流れる電流は大きなものとなる。しかし
ながら、薄膜導電層上には、課題を解決する手段に述べ
られたとおり、金属のリードフレームが接続されている
。金属のリードフレームは、薄膜導電層や従来技術で用
いられた導電性ペーストの厚膜の層と比較してシート抵
抗がはるかに低い。したがって、薄膜導電層に流入した
電流はリードフレームを通じてサーマルヘッドモジュー
ル外に効率的に流れる。
[実施例コ 第1図はこの発明に係るサーマルへッドモジュールの一
実施例を示す平面図である。第2図は第1図の■一■断
面図である。第1図および第2図を参照してこのサーマ
ルヘッドモジュールの共通抵抗電極14は、第9図に示
される従来装置の場合と異なり、ザーマルヘッド基板1
0上にTaN等によって形成された抵抗膜22と、抵抗
膜22上にNiSAQ、AQSi等により形成された共
通抵抗電極膜24と、共通抵抗電極膜24上の一部にメ
ッキ等により形成された金薄膜層102と、共通抵抗電
極膜24上の金薄膜層102の形成されていない部分に
設けられたソルダレジスト層104と、ソルダレジスト
層104上に設けられ、はんだ106を介して金薄膜層
102に接続されている金属製のリードフレーム108
とを含む。
またこのサーマルヘッドモジュールの入出力電極部20
は、第9図に示される従来装置の場合と異なり、先頭(
第1図における左端)のドライバIC16aに接続され
、発熱抵抗部32を駆動するための各種信号を入力する
ための信号入力電極40と、各ドライバIC16a 〜
16nに1つずつ設けられ、各ドライバIC168〜1
6nに駆動用の電源を供給するための電源電極42と、
各ドライバIC16a〜16nのドライバ部を接地させ
るためのドライバ部接地電極44と、各ドライバIC1
6a〜16nの制御部を接地させるための制御部接地電
極46と、最後(第1図における最右端)のドライバI
C16nからの出力データ用の出力電極48と、隣接す
るドライバIC同士を接続して、各ドライバIC16a
〜16nを駆動するための信号をドライバIC間に伝達
するためのドライバIC接続用電極50と、各ドライバ
IC16a〜1. 6 nの電源電極42と、ドライバ
部接地電極44と、制御部接地電極46との上を横断す
るように設けられた、第1の接続用リードフレーム11
0と、第2の接続用リードフレーム112と、第3の接
続用リードフレーム114とを含む。第1の接続用リー
ドフレーム1]0は、電源電極42をすべて相互に接続
するためのものである。第2の接続用リードフレーム1
12は、すべてのドライバ部接地電極44を相互に接続
するためのものである。第3の接続用リードフレーム1
14は、すべての制御部接地電極46を相互に接続する
ためのものである。
第2図を参照して各接続用リードフレーム110、11
2、114の配設状態が説明される。第2図は第1図に
おける■−■方向矢視断面図であり、制御部接地電極4
6の部分の、サーマルヘッドモジュールの断面図である
。制御部接地電極46は、サーマルヘッド基板10上に
TaN等によって形成された抵抗膜52と、抵抗膜52
上にN1、AN、AljSi等によって形成された電極
膜54とを含む。電極膜54上の、第3の接続用リード
フレーム114と交差する部分には、メッキ等により金
薄膜層116が形成される。電極膜54上の、金薄膜層
116以外の部分には、絶縁および保護のためのソルダ
レジスト層118か形成される。ソルダレジスト層11
8上には、第1の接続用リードフレーム110と、第2
の接続用リードフレーム112と、第3の接続用リード
フレーム114とが設けられる。第3の接続用リードフ
レーム114は、金薄膜層116と、はんだ120を介
して接続されている。
電源電極42、ドライバ部接地電極44についても同様
の構造とされている。但し、電源電極42は第1の接続
用リードフレーム110に接続されている。またドライ
バ部接地電極44は、第2の接続用リードフレーム11
2に接続されている。
第3図は第1図の■て示される部分の拡大図である。ま
た第4図は第3図のIV−IV線方向矢視断面図である
。第3図および第4図を参照して信号人力電極40は、
サーマルヘッド基板10の上にTaN等で形成された抵
抗膜122と、抵抗膜122上にNi,Ai、AISi
等で形成された電極膜124と、電極膜124上にメッ
キ等により形成された金薄膜層126と、電極膜124
上の金薄膜層]26以外の部分に形成されたソルダレジ
スト層]18と、はんだ128を介して金薄膜層126
に接続されるように設けられた電極用リードフレーム1
30とを含む。
なお、この実施例においてはドライバIC16a〜16
nは、モールドレジン132で覆われている。また第2
図においては、ドライバIC16nと電極膜30、54
との接続部が金メッキ処理され金薄膜層134が形成さ
れている。これは従来のサーマルヘッドモジュールの場
合も同様である。但し第10図および第12図において
はこの金薄膜層134に相当する部分は省略されており
図示されていない。
第1図および第2図に示されるサーマルヘッドモジュー
ルにおいては、第9図に示される従来装置の各構成と同
一の部分については第9図において使用された符号と同
一の符号が用いられている。
したがってそれらの各部については、構成および動作は
従来と同様でありこの実施例においてはその詳細な説明
は省略される。
第1図および第2図を参照して、信号入力電極40、各
ドライバIC16a〜16nの電源電極42、ドライバ
部接地電極44および制御部接地電極46に入力される
信号または印加される電圧は従来装置と同様である。各
ドライバI C168〜16nの動作も従来装置と同様
である。この発明に係るサーマルへッドモジュールにお
いては、各発熱抵抗部32を通過した後のパルス電流は
共通抵抗電極膜24に流入する。共通抵抗電極膜24は
金薄膜層102およびはんた106を介してリードフレ
ーム108に接続されている。リードフレーム108の
抵抗は、共通抵抗電極膜24の抵抗に比べてはるかに低
い。そのため電流はりドフレーム]08を流れ、共通抵
抗電極接地電極72から外部接地に流れる。
リードフレームのシー1・抵抗は0.00].6Ω程度
である。一方、従来使用されていた銀ペースl・のシー
l・抵抗は0.05Ω程度である。したがって単純に比
較すれば、リードフレームの幅は銀ぺ−スl・の幅の]
/30程度でよいことになる。
これは両者のシート抵抗の比か約1.30であることに
よる。従来使用されていた銀ペースト厚膜の幅は約2.
7mmであった。したがってリードフレームを使用した
場合、その幅は0.1mm以下であってもよい計算にな
る。但しリードフレムの取扱強度上の問題のため、共通
抵抗電極14のリードフレーム108の幅は実際には0
.5mm程度必要である。それでも従来と比較して、共
通抵抗電極14の幅は約2.2mm減少ずることが可能
である。したがってサーマルヘッド基板10の面積も、
それに伴って減少させることができる。
第5図は本発明に係るザーマルへッドモジュルと外部回
路とを接続させるためのインタフェース用FPC134
、146を表わす平面図である。
第6図は第5図のVl−Vl方向矢視断面図である。
なお第5図においてはサーマルヘッド基板10上の各要
素の図示は省略されている。第5図および第6図を参照
してインタフェース用FPC134は、FPC基板13
6と、FPC基板136の一方の面上に銅等によってそ
れぞれ形成された第1のリードフレーム接続用導電層1
48と、第2のリードフレーム接続用導電層152と、
第3のリードフレーム接続用導電層154と、出力電極
接続用導電層]55と、共通抵抗電極接地用導電層]5
7と、各導吊層148、152、154の所定の部分を
、サーマルヘッド基板上の各要素から絶縁するためのオ
ーバレイ140と、FPC基板146の他の面上のザー
マルヘッド基板10と反対側の一端上に設けられたイン
タフェースコネクタ80とを含む。インタフェースコネ
クタ80は、各導電層,を外部コネクタと接続するため
の複数のコネクタピン142を有するプラスチックプレ
ート144を介してFPC基板136上に固定される。
コネクタピン142は、たとえば第1のりドフレーム接
続用導電層148と、FPC基板136と、オーバレイ
140とを貫通し、はんだ146によって第1のリード
フレーム接続用導電層148に電気的に結合される。
第1のリードフレーム接続用導電層148は、第1の接
続用リードフレーム110と接するようにされ、かつ第
2の接続用リードフレーム112、第3の接続用リード
フレーム114とは、オーバレイ140によって絶縁さ
れている。また、第2のリードフレーム接続用導電層1
52は、第1のリードフレーム接続用導電層148より
短く形成され、第1の接続用リードフレーム110とは
接触しない。そして第2のリードフレーム接続用導電層
152は第2の接続用レードフレーム112と接し、か
つ第3の接続用リードフレーム114とは、オーバレイ
140によって絶縁される。同様に第3のリードフレー
ム接続用導電層154は、第3の接続用リードフレーム
114とのみ電気的に接続される。
また第6図を参照してインタフェース用FPC134は
、たとえばカバーの加圧ゴム等によって加えられる圧力
Pにより、サーマルヘッド基板10の入出力電極部20
に圧接される。その結果、インタフェース用FPC13
4上の各導電層はサーマルヘッド基板10上の各電極に
確実に接続される。
第1図および第2図について既に説明されたとおり、各
ドライバIC168〜16nの各電極のうち、電源電極
42はすべて第1の接続用リードフレーム110に接続
される。また、ドライバ部接地電極44はすべて第2の
接続用リードフレーム112に接続される。同様に制御
部接地電極46はすべて第3の接続用リードフレーム1
14に接続される。したがって第1のリードフレーム接
続用導電層148に印加される電圧はすべてのドライバ
IC16.a〜16nの各電源電極42に印加される。
また第2のリードフレーム接続用導電層152に印加さ
れる電圧は、すべてのドライバIC16a,16nの各
ドライバ部接地電極44に印加される。同様に第3のリ
ードフレーム接続用導電層154に印加される電圧は、
すべてのドライバIC16a〜16nの各制御部接地電
極46に印加される。
一方、信号入力電極40伺近にもインタフェース用FP
C146が設けられる。インタフェース用FPC146
もインタフェース用FPC134と同様の構造を有する
したがって、この発明によれば、サーマルヘッドモジュ
ールの両端で使用する2つのインクフエス用FPCのみ
が必要となる。そのために、たとえば約50mmX10
mm程度の大きさのFPCが2枚用意されればよい。こ
のFPCの大きさは、従来技術におけるFPCのように
サーマルヘッドモジュールのほぼ全長にわたる場合と比
較してかなり小さい。その上、これらのFPCには多層
FPCを用いる必要はなく、単純なパターンの導電層の
みを有する安価な単層FPCを使用すれば足りる。した
がって、このサーマルへッドモジュールを利用するため
のコストを低減することが可能となる効果もある。
第7A図〜第7G図はこの発明に係るサーマルへッドモ
ジュールを製造する工程を表わす、第1図の■一■方向
矢視断面に相当する断面図である。
第7A図を参照して、表面の一部にガラス状のグレーズ
層12が盛り上がるように形成されたセラミック等から
なるサーマルヘッド基板]0が準備される。第7B図を
参照して次に、TaN等からなる抵抗膜156が形成さ
れる。さらに抵抗膜156の上に、Ni,AQ、Si等
の薄膜により電極膜158が形成される。次にフォトリ
ソプロセスによって、電極膜158と抵抗膜156とが
所望のパターンに形成される。その結果、抵抗膜52お
よび電極膜54からなる制御部接地電極46等の電極と
、共通抵抗電極を形成するための抵抗膜22と、共通抵
抗電極膜24と、条片電極18を形成する抵抗膜28と
条片電極膜30とが形成される。抵抗膜22と抵抗膜2
8とは連続しており、グレーズ層12上には発熱抵抗部
32か形成される。
第7D図を参照して、共通抵抗電極膜24と、電極膜5
4と、条片電極膜30との上の、後工程ではんだを供給
すべき位置に、メッキ等によって金薄膜層102、11
6、134が形成される。
第7E図を参照して発熱抵抗部32を覆うように条片電
極膜30上にサイアロン層34などの保護膜が形成され
る。次に第7F図を参照して、共通抵抗電極膜24上の
金薄膜層102以外の部分に、ソルダレジスト層104
か形成される。また条片電極膜30上の、金薄膜層13
4およびザイアロン層34が形成されている部分以外に
、ソルダレジス1・層38が形成される。ソルダレジス
1・層38は、サイアロン層32の端部を覆うように形
成される。さらに、電極膜54上の、金薄膜層116、
134以外の部分にもソルダレジスト層118が形成さ
れる。第7G図を参照してさらに、リードフレーム10
8、第1の接続用リードフレーム110、第2の接続用
リードフレーム112、第3の接続用リードフレーム1
14か所定の位置に搭載される。これらリードフレーム
のはんだ付けが必要な部分には、予め印刷によりはんだ
が供給されている。そしてこれらはんだ部をリフロする
ことによって、リードフレームのはんだ接続が完了する
。この場合リードフレーム108は、はんだ106によ
って金薄膜層102に接続される。また、第7G図にお
いては第3の接続用リドフレーム114は、はんだ]2
0によって金薄膜層106に接続されている。第8図は
、リードフレームの接続途中の工程を表わすサーマルヘ
ッド基板10の平面図である。第8図に示されるように
、共通抵抗電極を形成するリードフレーム108と、各
接続用リードフレーム110,112、114と、信号
入力電極40を形成するリードフレームと、出力電極4
8を形成するリードフレームとは、リードフレーム不要
部160を含めて一体で形成されている。このリードフ
レーム不要部160は、この後切断され除去される。ま
た、ドライバIC16n等もサーマルヘッド基板10上
に搭載される。この場合ドライバIC16n等の各端子
64、66、70は、導電性接着剤やはんだ等で金薄膜
層134に固定される。さらに、各ドライバIC16n
等を覆って、保護のためのモールドレジンが施され、第
1図および第2図に示されるサーマルヘッドモジュール
か得られる。
なお、この発明は以上の実施例には限定されない。たと
えば、各ドライバICに設けられる電極の数は、ドライ
バICの種類により異なる。その場合は、接続用リード
フレームの数も3本ではなく、そのドライバICの電極
数に応じたものとなる。
[効果] この発明に係るサーマルへッドモジュールにおいては、
すべての発熱部と接続されて大電流が流れる薄膜導電層
の上に、従来の金属ペースト厚膜に代えて、シート抵抗
のより小さな金属のリードフレームが設けられる。した
がって薄膜導電層に流入した電流はリードフレームを通
じてサーマルヘッドモジュール外に効率的に流れる。そ
のため、従来のように金属ペースト厚膜を用いた場合と
比較して、はるかに細いリードフレームを用いてもサー
マルヘッドモジュールの動作に支障はない。
したがって、薄膜導電層の面積を従来と比較して減ずる
ことができる。サーマルヘッド基板上に占める薄膜導電
層の面積割合は比較的大きい。そのため、この発明に係
るサーマルへッドモジュールにおいては、サーマルヘッ
ド基板も小型化することができる。そして装置が小型化
されれば、必要な素材の量も減少し、その結果このサー
マルヘッドモジュールを作製する費用も減少することが
可能となる。
すなわち、小型化が可能で、製造コストも小さなサーマ
ルへッドモジュールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のサーマルヘッドモジュー
ルの平面図であり、 第2図は第1図に示すサーマルへッドモジュルの■−■
方向矢視断面図であり、 第3図は第1図の部分拡大図であり、 第4図は第3図のIV−IV方向矢視断面図であり、第
5図は第1図に示すサーマルへッドモジュールの外部と
の接続状況を示す略平面図であり、第6図は第5図のV
I−V1方向矢視平面図であり、第7A図〜第7G図は
この発明の一実施例のサーマルヘッドモジュールを製造
する各工程を示す断面図であり、 第8図はこの発明に係るザーマルへッドモジュルのリー
ドフレーム装着時の途中工程を示す略平面図であり、 第9図は従来のサーマルへッドモジュールの構造を示す
平面図であり、 第10図は第9図に示されるサーマルへッドモジュール
のX−X方向矢視断面図であり、第11図は第9図に示
されるサーマルヘッドモジュールの外部との接続状況を
示す略平面図であり、 第12図は第11図のx n − x’n方向矢視断面
図である。 図中10はサーマルヘッド基板、12はグレーズ層、1
4は共通抵抗電極、16a〜16nはドライバIC,1
8は条片電極、20は入出力電極部、24は共通抵抗電
極膜、32は発熱抵抗部、40は信号入力電極、42は
電源電極、44はドライバ部接地電極、46は制御部接
地電極、48は出力電極、50はドライバIC接続用電
極、52は抵抗膜、54は電極膜、108はリードフレ
ム、110は第1の接続用リードフレーム、112は第
2の接続用リードフレーム、114は第3の接続用リー
ドフレーム、130は電極用リードフレームを示す。 なお、図中同一符号は同一、または相当部分を示す。 第6図 150:接粁鄭 第7A図 第7B図 第7C図 萬7D図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)各々が駆動電流を供給されて発熱する複数個の発
    熱部の直線状の配列を備え、感熱記録媒体上を前記配列
    の方向と同じ主走査方向および前記主走査方向と交差す
    る副走査方向に走査して、予め得られた画像信号に基づ
    いて前記感熱記録媒体上に画像を記録するためのサーマ
    ルヘッドモジュールであって、 主表面を有する絶縁基板と、 前記主表面上に少なくとも前記主走査方向に延在して形
    成され、かつすべての前記発熱部と電気的に接続された
    薄膜導電層と、 前記主表面上に設けられ、前記画像信号に基づいて各前
    記発熱部に前記駆動電流を個別的にかつ選択的に供給す
    るための発熱部駆動用信号源と、各々が前記薄膜導電層
    と前記発熱部駆動用信号源とに接続され、前記主表面上
    に前記副走査方向に延在して、かつ順に横に並んで前記
    主走査方向に配列して形成された複数個の条片とを含み
    、各前記条片の予め定める部分は各々前記複数の発熱部
    の1個を構成し、 さらに前記薄膜導電層の上に設けられ、かつ前記薄膜導
    電層と電気的に接続された金属のリードフレームを含み
    、 それによって前記薄膜導電層の面積が減じられたサーマ
    ルヘッドモジュール。
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