JPH02230782A - ガスレーザ装置 - Google Patents

ガスレーザ装置

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JPH02230782A
JPH02230782A JP4993289A JP4993289A JPH02230782A JP H02230782 A JPH02230782 A JP H02230782A JP 4993289 A JP4993289 A JP 4993289A JP 4993289 A JP4993289 A JP 4993289A JP H02230782 A JPH02230782 A JP H02230782A
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JP
Japan
Prior art keywords
electrode
discharge
cathode electrode
tantalum
niobium
Prior art date
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Pending
Application number
JP4993289A
Other languages
English (en)
Inventor
Setsuo Suzuki
鈴木 節雄
Etsuo Noda
悦夫 野田
Osamu Morimiya
森宮 脩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はヘリウム(He)、アルゴン(Ar )、炭酸
ガス(CO2 )等のガス中での放電励起を利用したガ
スレーザ装置に関する。
く従来の技術) ガスレーザ装置は、アノード電極とカソード1t極の対
向方向、強制循環されるレーザ媒質としてのガスの流通
方向及び光共擾器の軸方向の相互関係によって、二輪直
交型と三輪直交型がある。
第2図は、従来の二軸直交型のガスレーザ装置(例えば
CO2ガスレーザ装置)の要部を示す概略構成図であ′
る。この図に示すように、フロア(不図示)により循環
されるガス(例えばCO2 )Pは、レーザ管(不図示
)内に対向して配置されたカソード電極(陰極)10と
アノード7R極(陽極)11間の放電空間12を、カソ
ードI!ffllO側からアノード電極11側に通流す
る。アノード電極11は複数個の棒状に分割されており
、レーザガスPの流れと直交する方向に平行配置されて
いる。カソード電極10とアノード電極11間には、バ
ラスト抵抗13a.13bを介して直流電源14が接続
され、また、カソードM極10とアノード電極11間の
放電空間12の両側には、光共振器を構成する全反射ミ
ラー15とハーフミラ−16が配設されている。
そして、直流電源14からバラスト抵抗13a.13b
を介してカソード電極10とアノード電極11間に高電
圧を印加して放電空間12でグロー放電させ、全反射ミ
ラー15とハーフミラー16間でレーザ発振させること
により、ハーフミラー16側からレーザ光Cが出力され
る。
第3図は、従来の三輪直交型のガスレーザ装置(例えば
CO2ガスレーザ装W1)の要部を示す概略構成図であ
る。この図に示すように、レーザ管(不図示)内にはカ
ソード電極(陰極)20とアノード電極(陽極)21が
対向して配置されており、カソード電極20とアノード
電極21間の放電空間22には、ブロア(不図示)によ
り循環されるガス(例えばCO2)Pが通流する(紙而
と直交方向)。複数個に分割されているカソード電極2
0は、絶縁休23に固定されており、ガスPの流れる方
向と直交する方向に配列されている。
このカソード電極20は、ガスPの流れる方向と平行な
面を持つ板状のものが用いられる(第4図参照》。カソ
ード電極20とアノード電極21間には、バラスト抵抗
24を介して直流電源25が接続され、また、カソード
電極20とアノード電極21間の放電空間22の両側に
は、光共振器を構成する全反射ミラー26とハーフミラ
ー27が配設されている。
そして、直流電源25からバラスト抵抗13a,13b
を介しマカソードN極20とアノード電極21間に高電
圧を印加して放電空間22でグロー放電させ、全反射ミ
ラー26とハーフミラー27間でレーザ発撮させること
により、ハーフミラー27側からレーザ光Cが出力され
る。
(発明が解決しようとする課題) ところで、前記した従来の各ガスレーザ装置では、カソ
ード電極10.20は一般にモリブデン(MO)で形成
されている。これは、モリブデンが高融点金属で、イオ
ンによるスバツタの影響が小さく消耗が少ないためであ
る。
しかしながら、CO2ガスやCOガスを用いるガスレー
ザ装置の場合、レーザ管内に残留ガスとして存在するo
2が放電空間で分解して酸素ラジカルが生成され、これ
により電極表面の酸化作用が促進される。よって、モリ
ブデンから成るカソード電8i10,20は前記酸素ラ
ジカルによりその表面が酸化され、この時に生じる酸化
物は、容易に飛散してアノード電極11.21の表面に
黒点として付着する。このような黒点がアノード電極に
形成されると、放電中にこの黒点が輝点となって光り、
放電電力を増すとグロー放電が不安定となってアーク放
電が発生する。このため、従来はカソード電極10.2
0の表面を研磨する必要があった。また、カソード電極
10.20の表面が酸化物で汚れると、特に放電電力が
小さい時の放電が不安定になるので、低出力運転時のレ
ーザ出力が不安定になり、安定したレーザ出力を得るこ
とができなかった。
本発明は上記した課題を解決する目的でなされ、レーザ
発撮時に電極の酸化によるグロー放電の限界放電電力の
低下に伴うレーザ出力の低下を抑制し、且つ、低出力時
の放電の安定化を図ることができるガスレーザ装置を提
供しようとするものである。
[発明の構成] (1!題を解決するための手段) 前記した課題を解決するために本発明は、第1のN極と
第2の電極とを対向させて構成される放電電極を具備し
たガスレーザ装置において、前記第.1、第2め電極の
少なくとも一方はタンタルまたはタンタル合金から成る
ことを特徴とする。
また、本発明の他の手段としては、第1の電極と第2の
電極とを対向させて構成される放電電極を具備したガス
レーザ装置において、前記第1、第2の電極の少なくと
も一方はニオブまたはニオブ合金から成ることを特徹と
する。
(作用) 本発明によれば、表1に示すように、従来のN極を形成
するモリブデン(MO)に比べて酸化物のスパッタリン
グ率の低いタンタル(Ta )(又はタンタル合金)や
ニオブ(Nb)(又はニオブ合金)で電極を形成したこ
とにより、グロ−放電電極の低下の抑制と低出力時の放
電の安定化を図ることができる。
表  1 (実施例) 以下、本発明を図示の一実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明を三軸直交型のCO2ガスレーザ装置
に適用した場合の概略構成図である。この図に示すよう
に、レーザ管(不図示)内には放電電極を構成するカソ
ード電極く第1の電橿)1とアノード電極(第2の電糧
)2が対向して配置されており、カソード電極1とアノ
ード電極2間の放電空間3には、ブロア(不図示)によ
り、循環されるガス(CO2)Pが通流する。
複数個に分割されている板状のカソード電極1と、各カ
ソード電極1に対応して循環するガスPの上流側に配置
される棒状の補助カソード電極1aはタンタル<Ta 
)から成り、カソード電極1と補助カソード電極1aは
絶縁休4で固定ざれている。一方、平板状のアノード電
極2は!$1.(Cu)から成り、アノード電極2の背
面には冷却水を循環させる配管5が配設されている。
カソード電極1、補助カソード電極18と7ノード電8
li2間には、バラスト抵抗5a ,6bを介して直流
電源7が接続され、また、カソード電極1、補助カソー
ド電極1aとアノード電8i2間の放電空間3の両側に
は、光共振器を構成する全反射ミラー8とハーフミラー
9が配設されている。
本発明に係るガスレーザ装置は上記のように構成されて
おり、直流電源7からバラスト抵抗5a,6bを介して
カソ一ド電極1、補助カソードN極1aとアノード電極
2間に高電圧を印加して放電空間3でグロー放電させ、
全反射ミラー8とハーフミラー9間でレーザ発振させる
ことにより、ハーフミラー9側からレーザ光Cが出力さ
れる。
この時、カソード電極1、補助カソード電極1aを形成
するタンタル(Ta )の酸化物は、従来の電極を形成
するモリブデン(MO >に比べてスパッタリング率が
低いので(表1参照)、レーザ発振時に放電を行った後
もカソード電極1、補助カソード電極1a及びアノード
電極2のいずれの表面にもほとんど変化はなく、アーク
放電が発生し始める限界放電電力の低下もほとんど認め
られなかった。また、低出力時での放電も安定していた
また、前記した実施例では、カソード電極1、補助カソ
ード電極1aをタンタルで形成したが、これらの電極を
ニオブで形成しても良い。この場合も前記同様、ニオブ
の酸化物はモリブデンに比べてスパッタリング率が低い
ので、放電後もカソ一ド電8i1、補助カソードffi
#i1a及びアノード電極2のいずれの表面にもほとん
ど変化はなくて、アーク放電が発生し始める限界放電電
力の低下もほとんど認められず、低出力時での放電も安
定していた。
また、前記した実施例では、カソード′R極1、補助カ
ソード電極1aをタンタルく又はニオブ)で形成したが
、タンタルーアルミニュウム、タンタルーハフニュウム
、タンタルータングステ.ン等(又はニオブータングス
テン、ニオブー白金、ニオブーニッケル、ニオブーコバ
ルト、ニオブーアルミニュウム等)の合金で形成しても
良く、更に、電極全体をタンタル(又はニオブ》やタン
タル合金(又はニオブ合金)で形成する必要はなく、少
なくとも電極の表面をタンタル(又はニオブ)やタンタ
ル合金(又は合金〉で形成すれば良い。
また、前記した実施例ではカソード電極1、補助カソー
ド電極1aだけをタンタル(又はニオブ)で形成したが
、これに限らず、カソード′R極1だけをタンタル(又
はニオブ)で形成しても良く、更に、カソード電極1、
補助カソード電極1a,アノード電極2の各電極、或い
は、カソード電極1、アノード電極2をタンタル(又は
ニオブ)で形成しても良い。
また、前記した実施例は三軸直交型のガスレーザ装置の
例であったが、二軸直交型や軸流型のガスレーザ装置で
も同様に行うことができ、更に、第1、第2の電極間に
交流電圧が印加される交流放電式やパルス電圧が印加さ
れるパルス放電式のガスレーザ装置にも本発明を適用す
ることができる。
更に、前記した実施例は、CO2ガスを用いるガスレー
ザ装置であったが,}−1e −Ne , C○,△r
等を用いるガスレーザ6置、AU,CIJ等の金属蒸気
を用いる金屈蒸気レーザ装置、希ガスハライドを用いる
エキシマレーザ装置等にも本発明を適用することができ
る。
尚、本発明は、酸化物のスパッタリング率の低い金属と
してタンタルやニオブ〈又はそれらの合金》を用いたが
、これら以外にも酸化物のスバッタリング率が低ければ
、他の金属を用いて電極を形成することも可能である。
[゛発明の効果] 以上、実施例に基づいて具体的に説明したように本発明
によれば、第1と第2の電極のうら少なくとも一方の電
極を、酸化物のスパッタリング率の低いタンタル(又は
タンタル合金)や、ニオブ(又はニオブ合金)で形成し
たことにより、放電時に酸化物による電極表面の汚染が
低減される。
従って、グロー放電の限界放電電力の低下が抑制される
のでレーザ出力の低下が防止され、更に、低出力時の放
電が安定するので、低出力時でも安定したレーザ出力を
得ることができる。
また、放電時に電極表面の汚染が低減されるので、従来
のモリブデン等で形成される電極の場合に比べて電極表
面の研磨回数が少なくて済み、保守点検作業が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明をCO2ガスレーザ装置に適用した場
合の概略構成図、第2図及び第3図は、それぞれ従来の
ガスレーザ装置を示す概略構成図、第4図は、第3図に
示した従来のガスレーザ装置のカソード2i極を示す斜
視図である。 1・・・カソード電極(第1の電極) 1a・・・補助カソード電極 2・・・アノード電極(第2の電極) 3・・・放電空間 7・・・直流電源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1の電極と第2の電極とを対向させて構成され
    る放電電極を具備したガスレーザ装置において、前記第
    1、第2の電極の少なくとも一方はタンタルまたはタン
    タル合金から成ることを特徴とするガスレーザ装置。
  2. (2)第1の電極と第2の電極とを対向させて構成され
    る放電電極を具備したガスレーザ装置において、前記第
    1、第2の電極の少なくとも一方はニオブまたはニオブ
    合金から成ることを特徴とするガスレーザ装置。
JP4993289A 1989-03-03 1989-03-03 ガスレーザ装置 Pending JPH02230782A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4993289A JPH02230782A (ja) 1989-03-03 1989-03-03 ガスレーザ装置

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JP4993289A JPH02230782A (ja) 1989-03-03 1989-03-03 ガスレーザ装置

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JPH02230782A true JPH02230782A (ja) 1990-09-13

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ID=12844790

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JP4993289A Pending JPH02230782A (ja) 1989-03-03 1989-03-03 ガスレーザ装置

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JP (1) JPH02230782A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06260699A (ja) * 1992-10-06 1994-09-16 Lambda Physik G Zur Herstellung Von Lasern Mbh プレイオン化および/または放電用の少なくとも1つの陽極および陰極を有するレーザー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06260699A (ja) * 1992-10-06 1994-09-16 Lambda Physik G Zur Herstellung Von Lasern Mbh プレイオン化および/または放電用の少なくとも1つの陽極および陰極を有するレーザー

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