JPH02230122A - 強誘電性液晶素子の駆動方法 - Google Patents

強誘電性液晶素子の駆動方法

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JPH02230122A
JPH02230122A JP4855689A JP4855689A JPH02230122A JP H02230122 A JPH02230122 A JP H02230122A JP 4855689 A JP4855689 A JP 4855689A JP 4855689 A JP4855689 A JP 4855689A JP H02230122 A JPH02230122 A JP H02230122A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えばプリンターヘッドやディスプレイ画面
等に応用される強誘電性液晶素子おXびその駆動方法に
関する。
[従来の技術] 近年、高速応答性とメモリー性とを特徴とする強誘電性
液晶(FLC)を用いた大画面ディスプレイ等の開発が
期待されている。特に、誘電異方性Δεが負である強誘
電性液晶に交番電界を印加したときに見かけのチルト角
が拡大するという現象を利用したACスタビライズ方式
の強誘電性液晶ディスプレイは、明るくかつコントラス
トが高いという利点を有しており、実現が期待されてい
る。
ここで、見かけのチルト角とは、液晶に正極性パルスを
印加してから解除したときの平均分子軸方向θ,。と負
極性パルスを印加してから解除したときの平均分子軸方
向θ8。との中心軸(θP0−θNo) / 2 であり、通常、ラビンク方向に一致する.[発明が解決
しようとしている課題] しかしながら、前述したACスタビライズ方式で大画面
ディスプレイ等を構成しようとする場合、従来、見かけ
のチルト角の交番電圧値に対する拡がり方は比較的緩や
かであった。そのために次のような相反する問題点が生
じた。
(1)もし、低い電圧の交番電圧で使用しようとすると
きは、見かけのチルト角θ.の拡がり角が不足し、明る
くコントラストの高いディスプレイとすることができな
い。
(2)一方、強誘電性液晶ディスプレイでは1〜2μm
という薄いセル厚のパネルを使用するために上下電極間
の容量がTNセルに比べて桁違いに大きく、またACス
タビライズ効果が利用できる交番電圧の周波数は通常1
0KHz程度以上である。したがって、高い電圧の交番
電界で使用するときには、パネル内の充放電電流に伴な
う発熱が大きく、マトリクス回路構成と関係してパネル
内に大きな温度分布が形成され、表示可能駆動電圧およ
び駆動パルス幅の範囲が狭くなってしまう。
この問題を解決するには、パネル内の発熱が無視できる
程度に低い電圧の交番電界でACスタビライズ効果を生
じるような素子をつくるのが望ましいが、従来はその方
法が知られていなかった。
そこで本発明は、上述した従来形における問題点に鑑み
、印加電圧が比較的低電圧であっても見かけのチルト角
の拡がり角が大きくかつ明るいディスプレイを実現する
ことのできる強誘電性液晶素子およびその駆動方法を提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段および作用]上記の目的を
達成するため、本発明に係る強誘電性液晶素子は、強誘
電性液晶としてお電異方性が負であるものを用いること
、並びに配向状態として、クロスニコル下で振り分け位
置に液晶セルを配置した後アナライザー側の偏向板を左
右に略15゜回転した状態での色観察において、右に回
転したときの第1の安定状態の色と左に回転したときの
第2の安定状態の色(以後、楕円色と呼ぶ)とが略等し
いような配向状態(FAN型配向と呼ぶ)を用いること
を特徴としている.また、上記の強誘電性液晶素子の駆
動方法としては、配向状態の非スイッチング状態におい
て第1の安定状態の平均分子軸方向と第2の安定状態の
平均分子軸方向とのなす角が無電界時に比べて大きくな
るに十分な電界強度と周波数をもつ交番電界を、液晶素
子の電極に印加することを特徴としている. かかる交番電界を印加することにより、比較的低い電圧
の交番電界に対して見かけのチルト角の拡がり角を大き
くしたものである。
[実施例] 以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る強お電性液晶素子の
断面を示す。同図において、1は銹電異方性Δεが負で
FAN型配向状態にある強誘電性液晶、2は交番電圧を
発生する電源である。ここでは特に、強誘電性液晶1と
してΔε= −3.9(tookHz)の液晶(チッソ
(株)社製の強誘電性液晶CSIOII(商m))を用
いた。また、11は偏光板(アナライザーおよびボララ
イザー)、12は基板ガラス、13は透明電極(ITo
),14は絶縁層(SIO2)、15は有機配向膜であ
る。ここでは有機配向膜15として特にクラレ(株)社
製のポリビニルアルコール(PVA)であるPVA11
7(商品名)を用いた。
上記強誘電性液晶1は上記有機配向膜15の間に挟持さ
れ、厚さ1.28μmの表面安定型強誘電性液晶セルの
中でFAN型配向状態をとる。
これは第2図(a)に示したごとく、観測者に近い側の
偏光板であるアナライザーを右に略15゜回転したとき
の右に平均分子軸を有する第1の配向状態の色とアナラ
イザーを左に略15゜回転したときの左に平均分子軸を
有する第2の配向状態の色とが紫色で、ともに略等しい
ことから分かる。
ただし、ここでアナライザーの回転方向の左右と平均分
子軸の左右は、第2図に示したごとくラビング方向21
に対して右側にあるか左側にあるかで定義する。同図に
おいて、右に15°回転したアナライザーはA(右15
゜)で示し、左に15゜回転したアナライザーはA(左
15°)で示す。また、22は右平均分子軸、23は左
平均分子軸を示す。Pは光源に近い側の偏光板であるボ
ラライザーの軸を示す。
前述のアナライザーを左右に回転したときの色である楕
円色は、本実施例ではセル厚が1.28μmであったの
でともに紫色であった。しかし、セル厚とともに変化す
るのがFAN型配向状態の特徴であり、セル厚1.0〜
1.4μm程度でともに紫色から青紫色、セル厚1.4
〜2.5μm程度で青色から淡青となる。ただし、色の
観察には光源として顕微鏡用のハロゲンランプを用いた
第3図の△は上述した本実施例の強誘電性液晶素子に8
0KHzの駆動交流電圧を印加してAC印加電界強度に
対する見かけのチルト角θ1の拡がり方を調べた実験結
果である.見かけのチルト角θ,が、後述する比較例の
データOに比べて拡がり易くなっていることがわかる。
第4図は、FAN型配向状態における液晶の分子配列を
しめず模式図である。同図において、41はSmC″相
のシェブロン型の層構造であり、42はSmC’相のコ
ーン、42〜46はFLC分子を示す。また、Psは自
発分極の方向の例であり,47はAC印加電界を示す. 同図から、FAN型配向状態では分子のねじれ方が小さ
いためにAC電界に対して見かけのチルト角θ1が拡が
り易く、かかる配向状態をACスタビライズ方式のFL
Cディスプレイにおいて用いることが好適であることが
わかる。
[比較例] 次に、比較例として、アナライザーを右に回転したとき
の右平均分子軸側の安定状態の色と左に回転したときの
左平均分子軸側の安定状態の色とが互いに異なる色であ
る場合につき説明する。
第2図(b)は、アナライザーを左右に回転したときの
色(楕円色)を示す概念図である.本比較例では、アナ
ライザーを右に15゜回転したときの右平均分子軸22
側の安定状態はうす茶色であり、一方アナライザーを左
に15°回転したときの左平均分子軸23側の安定状態
は紫色で、明らかに互いに異なる色であった。このよう
に、楕円色が互いに異なる色となるような配向状態をこ
こではsplay型配向と呼ぶこととする。
本比較例は、有機配向膜としてポリイミドを用いること
を除き、上記実施例と同様に作成され、セル厚も1.3
0μmで実施例と略等しかった。
splay型配向の楕円色もセル厚とともに変化し、ア
ナライザーを左に15゜回転したときの左平均分子軸2
3側の安定状態の色は、通常およそセル厚1.0〜1.
4μmで紫から青紫、1.4〜2.5μmで青から淡青
となる。一方、アナライザーを右に15゜回転したとき
の右平均分子軸22側の安定状態の色は、およそセル厚
1.0〜1.4μmで茶色からうす茶色、1.4〜2.
5μmでうす茶から淡黄色となる。
ただし、楕円色は同じセル厚でもSmC“における界面
の分子配向状態の違いによって多少異なる。
第3図のOは本比較例の液晶素子に60KHZの駆動交
流電圧を印加してAC印加電界強度に対する見かけのチ
ルト角θ.の拡がり方を調べた実験結果である。比較例
のsplay配向セルは実施例のFAN型配向セルに比
べて、見かけのチルト角θ1の拡がり方が劣るのがわか
る.[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、強誘電性液晶素
子において、液晶として誘電異方性が負であるものを用
いかつ配向状態としてFAN型配向状態を用いているの
で、比較的低電圧での見かけのチルト角の拡がり角が大
きくなり、低電圧で明るいディスプレイが実現される。
また、配向状態の非スイッチング状態において第1の安
定状態の平均分子軸方向と第2の安定状態の平均分子軸
方向とのなす角が無電界時に比べて大きくなるに十分な
電界強度と周波数をもつ交番電界を液晶素子の電極に印
加するようにすれば、さらに見かけのチルト角の拡がり
が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る強訪電性液晶素子の
断面図、 第2図は、アナライザー回転時の色を示す概念図、 第3図は、AC印加電界強度に対する見かけのチルト角
の拡がり特性を示すグラフ、 第4図は、FAN型配向状態における液晶の分子配列を
しめず模式図である。 A(右15°):右に15@ ナライザーの軸、 A(左15°):左に15@ ナライザーの軸、 P:ボラライザーの軸。 回転したときのア 回転したときのア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電極および有機配向膜を有する一対の基板で双安
    定性を有する強誘電性液晶を挟持してなる液晶セルを用
    いた強誘電性液晶素子において、前記強誘電性液晶とし
    て誘電異方性が負である液晶を用い、かつ、 前記強誘電性液晶の配向状態として、クロスニコル下で
    振り分け位置に前記液晶セルを配置した後アナライザー
    側の偏向板を左右に略15°回転したとき、右に回転し
    たときの第1の安定状態の色と左に回転したときの第2
    の安定状態の色とが略等しくなるような配向状態を用い
    ること を特徴とする強誘電性液晶素子。
  2. (2)前記配向状態の非スイッチング状態において前記
    第1の安定状態の平均分子軸方向と前記第2の安定状態
    の平均分子軸方向とのなす角が無電界時に比べて大きく
    なるに十分な電界強度と周波数をもつ交番電界を、前記
    液晶素子の電極に印加することを特徴とする請求項1に
    記載の強誘電性液晶素子の駆動方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62161123A (ja) * 1985-09-04 1987-07-17 Canon Inc 液晶素子及びその製法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62161123A (ja) * 1985-09-04 1987-07-17 Canon Inc 液晶素子及びその製法

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