JPH02229928A - ゴムスプリング要素 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は特許請求の範囲１の前文に示されたゴムスプリ
ング要素に関し、さらにはこの種のゴムスプリング要素
の製造方法に関するものである。

［従来の技術コ ヨーロッパ特許１８７８８８から、中空通路およびキャ
ビティにより横断された，この種のゴムスプリング要素
は公知である。

特にゴムブロック中に球状で均一に分布形成されたキャ
ビティは、各キャビティがただ一つの中空通路により横
断されるようになっている。

中空通路はたがいに異なった高さで横断するが交差はし
ない。こうして中空通路は中空通路群を形成し、その各
群は一平面上にあり、たがいに平行な而に配置される。

キャビティはゴムマトリックス中に，休心立方格子を形
成するように分布している。

この種の中空ゴムブロックから，ゴム緩衝または支持用
に作られたゴムスプリング要素中に、通常は捻子ピンま
たは内捻子メンバーをもったスチールプレートから成る
支持コネクターおよび接合コネクターが、たがいに平行
にあるゴムブロックの反対面に、中空通路群に平行に配
列されるように，たがいに反対の平面に配置される。

この種のゴムスプリング要素は，比較的堅いゴムから作
られていても、中空通路およびキャビティにより，比較
的ソフトなスプリング特性をもち、キャビティの配列に
より支持と接合の音響ソフト化を驚くほど効果的に上げ
ることができる．もしこの種のゴムスプリング要素を用
いて、直線的作動範囲における可及的ソフト化を望み、
他方バックリングによる内部変形の発生をできり限り避
けようとすれば、ゴムブロック中のキャビティと中空通
路の分布濃度と寸法を限定しなければならない。

ゴムスプリング要素は驚くべき音響的、機械的特性をも
つため急速に普及し，特に比較的大きい物体に対しソフ
トなスプリング特性が実現できるため、自動車製造用に
実用化されてきた。同時に、ベアリング弾性限度の改良
の進行とともに、一層のソフト化特性に対する願望は避
けられないものになった。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明はかかる先行技術を出発点として、最初に記載し
た種類のスプリング要素を，マトリックスゴムの機械的
強度を下げず、変形を起こさず，その他望ましい特性に
改良することを基本的問題としており、これによって一
層ソフトなスプリング特性をもったゴムスプリング要素
が得られる。

［課題を解決するための手段］ この問題を解決するため、本発明は特許請求の範囲１の
特徴部分に記載のゴムスプリング要素を提供するもので
、請求項２〜１０はこのスプリング要素の発展を示して
いる．このゴムスプリング要素の製造方法は詩求項１』
の主題である。前記ゴムスプリング要素の先行経験を参
考にした本発明の解決は、驚くべきものである． すなわち、本発明により中空通路が形成され、それによ
り横断されたキャビティと比較して最大限の内部通路断
面をもち、・より正確には、中空通路の長さ方向に直角
である内部横断面が、本質的にこの中空通路により横断
された最も近いキャビティの最大内部断面積の少なくと
も２５％となり、中空通路がゴムマトリックス中で直接
交差することによって解決される． この配置の特徴は、通路群平面に直角に負荷されたベク
トルで、弾性負荷をかけられるとき、スプリング特性の
バックリングを示さない、この種ゴムスプリング要素に
ある． 支持と接合における音響ソフト化効果は、キャビティ通
路の内部断面積が．このキャビティ通路により横切られ
た最も近いキ′ヤビテイの最大断面積の８５％を超えな
い限り、実質的に変化しない．このキャビティ通路によ
り横切られた最も近いキャビティの最大内部断面積の約
８０％を超えている中空通路断面では、支持と接合の間
の追加的音響ソフト化効果は減少する。

中空通路断面積とキャビティ断面積が同じとき、ゴムマ
トリックス中になんらのキャビティもなく、単に中空通
路群が横断するとき、すべての意図と目的に対して追加
的音響ソフト化はもはや有益な効果を見出せない。

換言すれば、中空通路の内側断面積の領域は，中空通路
により横断された最も近いキャビティの最大内部断面積
の望ましくは実質的に最小２５％であり、少なくとも実
質的に８０％以上でないことである。

本発明の実際の要点は、キャビティの断面に対して，こ
の方法で寸法づけられた中空通路が、ゴムマトリックス
中に完璧に交差できることで，それにより，比較的堅い
材料で作られたゴムマトリックスでさえ、変形を生じる
こと無く、よりよいスプリング特性のソフト化が得られ
る。

原則的にゴムマトリックス中の中空通路のこの配置では
，中空通路はキャビティ自体の中で交差できる．すなわ
ち，結合して同一キャビティに導かれ，キャビティの外
側で直接的に交差する。この場合、望ましくは２以下、
決定的には３より多くない数で、これらの直接通路交差
点で、中空通路は合流し交差せねばならぬ。

これらの交差点は望ましくは，一方ではたがいにスペー
ス内で互い違いになり、他方では、キャビティ自身に対
し互い違いになるように、ゴムラテックス中に分布され
る。それで、キャビティに関して、交差点は格子の側面
長さの半分で、二次格子支脈を形成する。

たがいに平行な中空通路群、すなわち通路が最も直接的
に交差し，キャビティの外側で、単にペアーで、ゴムマ
トリックス中のキャビティ分布の立方形、六角形、矩形
構造をもつ空間格子網に対して、例えば、キャビティと
中空通路が円筒形ゴムブロック中で放射配列し分布する
場合は、通路はそのようにデザインされ配置される．ｔ
なわち少なくとも本質的に放射而中にある通路群層が形
成され、それらは全ゴムブロックを通して延び、望まし
くは両端で開かれているダンパー液で満たされた平らな
ゴムダンパーをもつ。同様な構造は特開昭５２−３７６
７５から知られている。キャビティは垂直の規則的円筒
で，それらは細く絞られた通路により共に接続されるか
、規則的六角格子の面構造をもつキャビティ中で交差す
る。

これらのダンパーは、まず２工程の分離されたゴム射出
成形により製造され、次工程でそれらの表血が接合され
る。自動車産業のためのゴムスプリング要素の量産に、
この種の工程を使用するには全く不適当である。

本発明によれば、この問題はキャビティと中空通路の横
切るゴムスプリング要素の製造に、まだ交差結合されて
いないゴム混合物を射出成型機の成型ネスト中で、圧縮
成型または射出成型することにより解決される．一方，
中空通路の交差点製作には，望ましくは再使用ｎＪ能な
押出式スチール製成型コアが使用される。

スチール製の成型コアは、大容積のゴムスプリング要素
の製造において、特にそれらがブロック状で結合的に引
出される場合でも困難なく引出し得る．ゴムスプリング
要素は型から引出して直ぐに使用に供することができる
。

以下本発明を添付の図面による実施例を参照してさらに
詳しく説明する。

本発明によるゴムスプリング要素の模範的態様は第１図
の平面図とその部分の縦断面図で示される．二つのたが
いに平行な中空通路群は、同一乎血の空間で直角に交差
する。

さらに明確には、ゴムマトリックス１を作るゴムブロッ
クは最初の中空通路群２により横断され、たがいに平行
し中心に対称的に，均整で直角に配置された球形キャビ
ティ３を横断する．第２の中空通路群４は、ゴムマトリ
ックス１内で、上述の中空通路群２に直交して形成され
、同様に，中心に対称的に一定間隔で配置されたキャビ
ティ５を横断する。

この配置で、キャビティ５の規則的分布で形成された格
子は、キャビティ３の立方格子の中間格子または従属格
子とみなすことができる。

しかし，この点の決定的要素は、主として、個々の格子
の均整またはそれらの相互割付けの均整にはなく，むし
ろ全体的にゴムマトリックス中のキャビティと通路の規
則的分布が確かめられる．第２図は負荷ベクトルを示し
，さらに正確には負荷されたベクトルト゛１，それは図
中で、望ましくは層状の通路群面に直角、すなわち第１
図に示された断面に直角になる。

第３図に示された方法で、第３図でゴムマトリックスが
断面の平面図中に示されるように、個々の通路６は円筒
形ブロック中に配列され、両端が開放され，結合して中
心穴７に導かれる．中心穴は一方の面から他方の面に延
び、両端が開かれている．中心穴７の中心軸は，放射状
に配列した中空通路６の交差点の幾何学的中心位置にあ
る．第３図に示すゴムスプリング要素は，弾性負荷のた
めに設計され，その負荷ベクトルは中心穴７の中心軸に
平行である．

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明によるスプリング要素の断面図および
平面図を示し、第２図は第１図のｔｉ　−　＋ｉ線にお
ける断面図，第３図は本発明の別の実施態様として，中
空通路とキャビティが半径方向にある場合のゴムスプリ
ング要素を示す平面図である。 １・・・ゴムマトリックス，　　２・・・中空通路、３
、５・・・キャビティ、　　４、６・・・中空通路、７
・・・中心穴。 特許出願人　ボコフランツーヨゼフ ボルフウントコンパニ 手続補正書 平成　２年　３月２３日 ２．発明の名称 ゴムスプリング要素 ３．補正をする者 事件との関係　　特許出願人 名　称　　ボコ　フランツーヨゼフ　ボルフウント　コ
ンパニ ４，代理人 住所　〒１０３東京都中央区日本橋本町４丁目４番１１
号５．補正命令の日付 「自　発」 ６．補正の対象 図　　面

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ゴムマトリックス中に形成されたキャビティが中空
   通路によって横断されるように、キャビティと中空通路
   で横断されたゴムスプリング要素において、横断面が中
   空通路の長さ方向に直角であり、中空通路内の断面積が
   中空通路により横断された最も近いキャビティの最大内
   部断面積の少なくとも２５％であり、マトリックス中の
   中空通路が直接またはキャビティ中で連結的に交差する
   ことを特徴とするゴムスプリング要素。 ２、中空通路が、キャビティの外側で直接交差し、３個
   より多くない中空通路が交差点で合流する請求項１に記
   載のゴムスプリング要素。 ３、中空通路の交差点がキャビティの内部にあり、特に
   ２以上の中空通路が１つの面内の交差点で合流する請求
   項１に記載のゴムスプリング要素。 ４、キャビティが球形で、中空通路が円筒形構成である
   請求項１ないし３のいずれかに記載のゴムスプリング要
   素。 ５、中空通路が、スプリング要素により緩衝されようと
   する負荷の負荷ベクトルに直角な面に配置される請求項
   １ないし４のいずれかに記載のゴムスプリング要素。 ６、少なくとも２つのキャビティおよび中空通路の面が
   、負荷されるベクトル方向において、交差または接しな
   いように重なり、中空通路の交差点が面から面へ互い違
   いになっている請求項５に記載のゴムスプリング要素。 ７、中空通路が直交または六角形の２元格子中にある請
   求項５または６のいずれかに記載のゴムスプリング要素
   。 ８、中空通路が、ディスク形またはプリズム形ゴムマト
   リックス中に等角スペースで延び、中心キャビティ中で
   交差するように配置されている請求項５または６のいず
   れかに記載のゴムスプリング要素。 ９、中空通路およびキャビティが、ゴムラテックス中に
   空間的に均一に分布され、比較的高度に均整のとれた、
   特に立方、六角形または矩形の空間格子網を共に形成す
   る請求項１ないし９のいずれかに記載のゴムスプリング
   要素。 １０、中空通路の少なくとも一端が開かれている請求項
   １ないし９のいずれかに記載のゴムスプリング要素。 １１、成型機の、成型コアが貫通する成型ネスト中で、
   ゴム混合物を圧縮成型または射出成型し請求項１ないし
   １０のいずれかに記載のゴムスプリング要素を製造する
   に当り、再使用可能な押出し成型コアを用いるゴムスプ
   リング要素の製造方法。