JPH01283444A - 弾性サポート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、２つのフレーム部を含むタイプの懸架システ
ムのための弾性サポート、ただし、そのサポートをはさ
んで位置する２つのアセンブリの各々にフレーム部を固
定する手段をも備えたサポートに関する。

特に言えば本発明は、それに限るものではないが、乗物
のボディの懸架装置、特には後部車台のクロスビームの
領域の懸架装置のためのサポートに関する。本発明はま
た、エンジンの懸架のためのサポートに関するが、この
場合のサポートは、乗物のボディのサポートの特性とは
異なった特性を有するものとなる。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明の目的は、一般的に言うと、比較的に簡単で安価
であって高度に信頼性のあるサポート、特には、スチフ
ネス（つまり弾性変形に対する抵抗）が極めて小さいこ
とが要求される場合に、ゴムまたはエラストマーでは必
ず起る欠点をなくするサポートを提供することにある。

上記の場合は実質上エラストマーの作動厚さを減らすこ
とが必要となり、この材料が、塑性流動（つまりクリー
プ）や坐屈のリスクに極めて敏感になるが、このような
リスクは避けねばならない。

［課題を解決するための手段］ 上記の目的のために、本発明による緩衝システムのため
のサポートは、本質的にはそれが、荷重を支えるための
主たる弾性ある要素として、少なくとも１つの弾性ある
管状メンバー、ただし、軸線の方向が前記荷重の主たる
方向に対して垂直に置かれている管状メンバーを含んで
おり、なお、前記管状メンバーの両方の側には、それを
前記フレーム部の間において固定するため適当な連結の
手段が設けられていて、これら手段は、各管状メンバー
とそれらに対応するフレーム部の間に、ボンド付けされ
るかまたは他の方法で固定された弾性ある材料で成って
いる、ということを特徴としている。

この管状メンバーの形状（縦横比など）、それを構成す
る材料、およびその厚さを選択することによって、必要
な場合、少なくとも荷重が及ぶ主たる方向において小さ
なスチフネスを、エラストマーやゴムを用いるときにつ
きものの塑性流動（クリープ）や坐屈のリスクなしに得
ることができると考えられる。

管状メンバーをフレーム部の間に固定するために管状メ
ンバーの両側にあるべき連結の手段として、各管状メン
バーと、対応するフレーム部との間に接着されるかまた
は、機械的方法のような他の方法によって固定されたエ
ラストマーを含むものを設けるのが有利である。

この領域においてエラストマーを用いることは連結のた
めの優れた方法であることが知られる。

何故ならばこれによって、フレーム部（これらは原則と
して平板である）と弾性ある管状メンバーとの間での応
力を適当に分布させることが可能になるほか、このよう
なエラストマーは、振動のダンピングのために用いられ
てよいものであるからである。その厚さは、個々の場合
の要求、および特には、サポートに与えられるべき管状
メンバーの軸の方向のスチフネス（つまり弾性変形に対
する抵抗）に応じて選定されることになる。この考え方
についてはなお後述する。

さて、上述の管状メンバーを構成する材料としては、例
えば樹脂に埋め込まれたフィラメントの巻線体のような
、適当な何らかの複合材料を用いるのが有利である。

ここでは例えば、エポキシ樹脂または類似のものに埋め
込まれた、例えばガラス、カーボン、ケルバー（Ｋｅｌ
ｖａｒ）などのような適当な引張り強さを有する何らか
の材料でできたファイバーが用いられればよく、その巻
線体は、管状メンバーの周囲に１層または何層かに巻く
ことによって作られているのが望ましい。

このようなファイバーの伸び率が比較的に大きい（鋼の
約１０倍はど大きい）ことによって、このようにして得
られたサポートは、所望の方向、特には主たる荷重の方
向において比較的に大きい柔軟性を得ることを可能にす
るという前述の要求を満たす。

これらのファイバーは、鋼（必要な場合にはこれが用い
られつる）に以て、塑性流動つまりクリープの傾向が極
めて小さく、高周波の下でのスチフネス増大の傾向も小
さく、このことは、後述するように、ある用途において
は大きな利点となる。さらに、座屈のリスクは実際上全
熱なくなる。

管状メンバーの断面形は、さらにある調節のパラメータ
になるものであるが、これは例えば、少なくとも大体に
おいて円形、楕円形、またはオーバル形とされる。

断面形が楕円形または類似の形であるとき、つまり、１
つの軸方向長さが、この軸に垂直な軸方向の長さより大
きい場合には、この大きい方の軸が、荷重の主たる方向
、つまりフレーム部の面に垂直な方向に向き、小さい方
の軸は、上記方向ともまた管状メンバーの軸とも実質上
垂直な方向にあるように管状メンバーを配置すれば、ま
た１つ有利なことになる。

楕円形または類似の形の楕円形のこのような置き方にす
ると、フレーム部相互間のわずかの垂直方向変位の効果
が、管状メンバーの直接に力を受けていない側方部の、
より大きな変位に拡大され、その結果、荷重の主たる方
向に垂直であると共にこの管状メンバーの軸とも垂直で
ある方向（以降これを長さ方向という）において、変位
を調節できる範囲が大きくなるので有利である。

本発明の別の実施態様においては、フレーム部の間にお
いて、互いに平行で間にスペースをおいた少なくとも２
つの弾性ある管状メンバーが配置されている。

原理的には、この場合のサポートの作動は、管状メンバ
ーが１つである場合と実質上同じである。

本発明によれば、説明の当初において述べた問題のほか
、後述するような、より特定的なその他の問題も、極め
て簡単に解決できるが、さらにダンピングのあるサポー
トを容易に、しかも必要なスペースが拡大することなし
に得ることが可能になる。　それを達成するためには、
適当なダンピング材料、特にはブチルのようなダンピン
グ係数の大きいエラストマーを、サポートの中に、管状
メンバーの相対する２つの壁（相対的な動きが最も大き
くなるような２つの壁）を連結するように、実際に組み
込めばよいし、また、例えばシリコンゲルのような充填
材料、または密封セルフオームを、これら管状メンバー
の中、またはこのサポートの他の空所の中に置くだけで
よいこともある。

また、予め応力のかかった（ｐｒｅｓｔｒｅｓｅｄ）弾
性あるサポートが得られることが面白い。これを達成す
るためには、管状メンバーに予め主たる荷重の方向に圧
力をかけておいて、その管状メンバーの両側にエラスト
マー材料をモールドすれば足りる。これにより、予め応
力がかかっていないサポートの場合よりも体積が非常に
小さくて調節がより容易なサポート得られる。

本発明によるサポートにより解決が可能となるもっと特
定的な問題のうち、特に挙げるならば、３つの直交する
各軸方向でのスチフネスが大いに相異るという異方性の
あるサポートを作るについての問題と、荷重の主たる方
向、つまり垂直の方向でのスチフネスに変化があるよう
なサポートを作るについての問題がある。

第１のタイプのサポートには、特に言えば自動車のボデ
ィ、特には車台後部のクロスビームの領域での懸架装置
のためのサポートが含まれる。

このタイプの用途においては、その３つの直交する軸ｘ
、ｙ、ｚの各方向に極めて大きい異方性をもつサポート
を得ることが望まれる。そのねらいは、特に言うならば
、 一乗物の横方向、つまりｙ゛軸方向での極めて大きなス
チフネス、１０．０ＯＯＮ／ｍｍのオーダーのスチフネ
スにつ。これは、乗物がカーブするときの車輪に対して
のボディの横方向の変位を避けるためである。

一乗物の長さ方向、つまりＸ°軸方向での極めて小さい
スチフネス、つまり、５ＯＮ／ｍｍのオーダーのスチフ
ネスに８゜これは、乗物の運転中のノイズを、ある最大
値まで低減させるためである。（Ｋ、／Ｋ。

は２００のオーダーとなる） 一垂直方向（上述での、荷重の主たる方向）、つまりＺ
°軸方向での中位のスチフネス、つまり、７５ＯＮ／ｍ
ｍのオーダーのスチフネスＫｚ。

上記の数値のすべては、もちろん、単に説明のために示
したに過ぎない。

従来ならば、所望の大きな異方性、特には上述の横方向
と長さ方向の間での２００といったスチフネスの比を得
るには、ゴム／金属の積層型の弾性あるパッドを用いて
も、多くの困難があった。

ところで、上述したサポートによれば、そのどの実施態
様にあっても、この問題が容易に解決されることが知ら
れる。

サポートの管状メンバーを、上述での乗物の横方向、つ
まりｙ方向に伸びるように配置し、この方向でのサポー
トの大きなスチフネスを保つために、この管状メンバー
をフレーム部に連結するエラストマーの厚さは十分に小
さくする、ということで足りる。

そのことから知られるように、ある場合に望まれる横方
向スチフネス（Ｋ、）と長さ方向スチフネス（に８）の
間の極めて大きい異方性がこれにより得られる。実際上
長さ方向においては、各管状メンバーは、大きな抵抗は
全熱なしに転がる。つまり傾くことができ、その故に、
極めて小さいにアの値を得ることができる（転がりの挙
動が、鉄道線路布設車におけるそれのように起る。もち
ろん極めて小さい角度でのことであるが）。これに対す
る横方向では、変形は極度に制限され、スチフネスは極
めて大きい。何故ならば、この方向でのスチフネスは、
前述の管状メンバーのこのｙ方向でのスチフネスが極め
て大きい故に、実質上、管状メンバーとフレーム部の間
の前述の連結手段の領域においての材料の剪断で定まる
ことになるからである。このことについてはなお、図面
を用いての以降における実施例の説明の中でふれる。

Ｚ方向での中位のスチフネスについては、前述したよう
に、管状メンバーを構成する材料、それの厚さ、および
これらメンバーの形を適当に選択することによって、所
望のスチフネスの値を容易に得ることができる。

もし必要ならば、前述のフレーム部に、少なくともサポ
ートの内方に向けて突出して互いに平行で長さ方向に向
いている引掛りを設けることにより、サポートの横方向
でのスチフネスをさらに増大させることができる。

こうすることによって、管状メンバーと各フレーム部と
の間のエラストマーのｙ方向の剪断応力が大いに減少さ
せられることは理解されつるであろう。

本発明によるサポートはなお、さらに別の用途または密
接に関連した用途、例えば乗物のエンジンの懸架装置に
おいて用いられるように作られつる。

以降の説明で明らかになるが、同じ基礎的原理でもって
、サポートのさらに別の特性とか、起って来た問題に対
処するような追加的な特性を得ることができる。

エンジンの支持については、広い周波数範囲（Ｏ〜３０
０）１ｚ）にわたり、小さい振動（振幅が±０．１闘の
オーダーの）に対しては、動的スチフネスに、が静的ス
チフネスに８から僅かしか変わらないことが望まれる。

それに対し、実質的により太きな振幅（±１　ｍｍのオ
ーダーの振幅）に対しては、動的スチフネスに、は静的
スチフネスに１より格段に大きく　（３〜４倍大きく）
なければならない。静的スチフネスに、は、極めて小さ
く（５０〜８ＯＮ／ｍｍのオーダー）でなければならず
、塑性流動（つまりクリープ）なしにそれを得ることは
困難とされている。従来この問題は、不完全にしか解決
されなかった。それら不完全な方法として、２つのタイ
プのサポートがある。

一油圧式のサポート。これは複雑であり、したがって高
価であり、さらに、それのエラストマーでできた構成部
分の塑性流動（つまりクリープ）のリスクなしに、所望
の極めて小さい静的スチフネスを得ることは困難である
ことが知られている。

−スチフネスの変化のあるエラストマーサポート。つま
り、変形がある限度に達してからはスチフネスが急激に
増大するようなサポートで、これはゴムでできたハード
なスプリングと、ソフトなスプリング、つまりスチフネ
スの小さいスプリングとを重ね合わせたもので成ってい
る。

しかし、５０〜１００Ｎ／ｍｍのオーダーといった小さ
なスチフネスを有するスプリングを、エンジンハウジン
グの中での塑性流動つまりクリープの問題に直面するこ
となく実現することは極めて困難である。

したがって本発明のさらにある目的は、この、より特定
的問題を解決すること、すなわち、前述のようにスチフ
ネスが変化するサポート、特には、比較的高い周波数の
下ではスチフネスがなく、塑性流動（クリープ）もない
サポート、ただし、説明の当初において述べたとおりの
一般的タイブのものに、二三の適当な構造部分を補足し
ただけのサポートを得ることにある。

この目的のために用いられるのは、本発明のさらにある
実施態様であるところの、管状メンバーが、例えば樹脂
に埋め込まれたフィラメントの巻線体で成る複合材料で
できており、なお、垂直方向（ｚ’軸方向）でのスチフ
ネスの変化を有する、つまりサポートが所定の潰れ点に
達したときにスチフネスが急激に増大するような、弾性
ある要素を含んでいる、説明の当初において述べたタイ
プのサポートである。

エンジンのサポートとして使われる場合には、このよう
な構造によって、塑性流動（クリープ）のリスクが全熱
なしに垂直方向での小さいスチフネスを容易に得ること
が可能になる。何故ならば、さきに述べたように、複合
材料は塑性流動を起しにくいからである。同様に、周波
数と共にスチフネスが増大することもなく、それは、複
合材料が実質上そのような傾向を全く示さないからであ
る。

さらに、所望のスチフネスの変化を有するこのようなサ
ポートを実現するためには、幾つかの方途がある。

用いられつる第１の実施態様として、前記のフレーム部
の間において、互いに平行で間にスペースを置いた少な
くとも２つの弾性ある管状メンバーを含んでいて、前記
管状メンバーの間においては、少なくとも１つのエラス
トマーのボイドスペースが設けられているサポートにお
いて、このボイドスペースが、エラストマーの中で形成
されて重ね配置された幾つかの閉じたセルを含んでいて
、それらセルの断面形は、サポートが所定の潰れ点に達
したときに完全に平らに潰されるように、実質上水平方
向に伸びていることを特徴とするサポートが提供される
。

実際上、前述のセルが完全に平らに潰されるや否や、垂
直方向のスチフネスは実質上、２つの管状メンバーの間
にあるスペースを占めているエラストマーのスチフネス
となるから、このとき、垂直方向でのサポートのスチフ
ネスが急激に増大することは理解されるであろう。

用いられつる第２の実施態様として、前記のフレーム部
の間において、互いに平行で間にスペースを置いた少な
くとも２つの弾性ある管状メンバーを含んでいて、前記
管状メンバーの間においては、少なくとも１つのエラス
トマーのボイドスペースが設けられているサポートにお
いて、このエラストマーのボイドスペースの断面形が実
質上垂直方向に伸びていて、その形は、サポートが所定
の潰れ点に達したときに、前記管状メンバーの断面形が
拡がることの結果として、完全に平らに潰れるような形
であることを特徴とするサポートが提供される。

上記の実施態様に代る１つの構造方式のものとしてなお
、互いに平行に配置された２つの前記管状メンバーを取
り囲む１つの外側管状メンバーを含んでおり、前者が比
較的にスチフネスが大きい複合材料で成っているのに対
し、前記外側管状メンバーはスチフネスの小さい複合材
料で成っていることとしたサポートが提供される。

このようにすることにより、垂直方向（ｚ’軸方向）で
のサポートのスチフネスが、セル（または前記のボイド
スペース）が完全に平らに潰れるまでは、極めて小さく
保たれ、その時点以降は、所望のようにサポートのスチ
フネスが急激に増大するようにできる。

上述の代替の方式と密接に関連しているがそれが第２の
実施態様に適用されたものである１つの代替方式で使わ
れつるサポートは、前記管状メンバーが、その断面形が
前記長さの方向に伸びた包括的な形であるように配置さ
れていて、前記の弾性あるメンバーは、エラストマーで
の被覆のある複合材料でできた少なくとも１対のレッグ
で成っていて、それらレッグは、大体において垂直の方
向に伸びて、前記管状メンバーの相対する壁の間を連結
していて、前記フレーム部に加わった垂直方向の荷重の
作用によって両端が力を受けて圧縮されたときには、１
つの対をなす２つのレッグは、互いに近接するように少
しく撓わみ、垂直方向の荷重が所定の値に達したときに
は、それらレッグは互いに突き当り、それにより、垂直
方向のサポートのスチフネスを急激に増大させるように
なっていることを特徴とするサポートである。

理解されつるであろうが、スチフネスの変化のあるこの
サポートは、２つの相隣る管状メンバーの間で伸びてい
るボイドスペースが平らに潰れるようにした場合におけ
る原理と実質的に同じ原理で作動する。実際に、これら
レッグは、前述のボイドスペースが前述のように平らに
潰れ、それからは垂直方向でのサポートのスチフネスを
急激に増大する、その間において互いに突き当ることと
なる管状メンバーの壁に似た働きをする。

本発明のさらにある目的は、以上述べた利点を保有する
一方で、弾性ある管状メンバーの製作を容易にしてそれ
のコストを安くすることを可能にし、また、その製作の
プロセスが大量生産において実施されることを可能にす
ることである。

これを達成するため、一般的には説明の当初において述
べたとおりのタイプの弾性あるサポートは、やはり本発
明の１つの代替方式においてのこととなるが、本質的に
は、前記の弾性ある管状メンバーが少なくとも１つの開
いた形のプロフィルを含んでいることを特徴としている
。プロフィルは、例えば同形の２つになっていてよく、
この場合はそれらプロフィルは、前記の主たる方向（ｚ
）と前記の軸（ｙ）とによって規定される面に対して互
いに対称であるように配置されるのが有利である。これ
らプロフィルの開いた所が、互いに向き合っている場合
と、互いに相反する方向に向いている場合があってよい
。

どの実施態様が選択されるにしても、それらプロフィル
は開いた形、つまりトラフ形であるため、それらは押し
出しプロセス、つまり連続的に走る織物のストリップ、
一方向ファイバーのウェブ、または類似のものを作り出
すという連続プロセスで製造され、用いられるファイバ
ーは、それを所望のプロフィルに成形し、それに、後続
工程で重合される適当な樹脂を含浸させるため、それに
耐えるようなファイバー（ガラス、カーボン、ケルバー
なと）とされる。

これにより、管状メンバーを巻線式で作るという高価に
つくプロセスは全く不必要となり、しかもそのような管
状メンバーの、弾性特性のほか、サポートのフレーム部
へのそれの取付けの容易さに関しての利点は維持されつ
る。

この目的を達するためには、例えば、管状メンバーをフ
レーム部に固定するための前記手段が、フレーム部にボ
ンド付けされた１つまたは幾つかのエラストマーのブロ
ックの中で前記メンバーの長さ方向端エツジを定着させ
る手段を含む、ということにできる。

１つの代替の実施態様においては、前記メンバーの前記
の長さ方向端エツジが、主たる方向（ｚ）と前記の軸（
ｙ）とで規定される面に平行な面内に位置している。

もう１つの代替の実施態様においては、これら端エツジ
は、上記とは異なり、荷重の主たる方向（ｚ）に対して
垂直な面内に位置している。

最後に述べることになったが、どの実施態様が選択され
たとしても、管状メンバーが、保護のためのエラストマ
ー被覆の中に埋め込まれているのが有利であって、この
被覆には波形突起が設けられていてよい。

さてここで、添付の種々の図面について簡単に述べてお
く。これらの図面は、第１ａ図、第１７．１８図を除け
ばすべて、本発明による種々の弾性あるサポートの前述
のような種々の実施態様を示す断面図、場合によっては
部分断面図である。そして、第１ａ図はフレーム部の垂
直方向断面図であり、第１７．１８図は、管状メンバー
を構成するための開いた形のプロフィルの見取図である
。

最初の断っておきたいが、代替実施態様が極めて多数あ
るので、その説明や図示において重複を避けるために、
以降の説明においては、すべてのサポートは、それが垂
直方向でのスチフネスの変化を有しているサポートであ
る場合さえも含めて、スチフネスの異方性を有するタイ
プのものであると決める。ただし、それらのすべてにお
いて、スチフネスが異方性をもつ場合にほか、スチフネ
スが部分的異方性をもつ場合もあるものとする。つまり
、ある場合には、特にはエンジン用サポートで垂直方向
でのスチフネスの変化が問題とされる場合は必ず該当す
ることとして、例えば、長さ方向（Ｘ）においても横方
向（ｙ）においても実質上同じスチフネスを有している
こともあるものとする。

以降における実施態様についての図面の説明においても
ふれるが、上記のことを達成するには、例えば、フレー
ム部と管状メンバーの間を連結しているエラストマーま
たは他の弾性ある材料の厚さを増すことによって、それ
の横方向でのスチフネスをより小さくすることで足りる
。

さらに考えられることは、２つの同形のサポートを、そ
れぞれの管状メンバーの方向が直交するように重ね合わ
せることであり、こうするならば、１つの形のサポート
によってｘ、ｙの両方向におけるスチフネスを容易に相
等しくできる。

図面においては、参照番号１はサポートのフレーム部を
示し、２はフレーム部と複合材料でできた管状メンバー
との間を連結しているエラストマーまたは他の弾性ある
材料を示している。軸Ｘ（長さ方向で、スチフネスが小
さい）１、ｙ（横方向で、スチフネスが大きい）、およ
びＺ（垂直方向で、スチフネスは中位）のすべてが、第
１図と第９図においてだけ示されている。これらの軸は
、その他の図においても同様の位置にある。

［実施例］ 第１図は、１つだけの管状メンバー３を有している最も
簡単な実施例を示す。管状メンバーの断面形はオーバル
形または楕円形であって、それの長軸がＸ軸になってい
る。

フレーム部１に、Ｘの方向、ただし相反する方向の水平
力が及んだときに、管状メンバー３が連結手段２の上で
転がることにより、Ｘ方向でのサポートの極めて小さい
スチフネスが得られる。ｙ方向では管状メンバー３のス
チフネスが大きく、また、エラストマー２の剪断応力が
小さいので、このｙ方向でのスチフネスは大きい。上記
の剪断応力は、フレーム部に第１ａ図に示すような引掛
り４があることによりさらに小さくなる。垂直方向Ｚで
のスチフネスは、実質上この方向での管状メンバー３の
スチフネスであって、それは、他の２つのスチフネス（
その各々の値は上記のようである）の中間にある。

したがって、このようなサポートは、前述と同じ理由に
より、自動車のボディの懸架装置に特に適している。

第１ｂ図に示した代替実施例においては、管状メンバー
３がスペーサｌＯを含んでおり、弾性ある材料でできた
このスペーサｌＯは、両端が管状メンバーの相対する２
つの壁にボンド付けされていて、荷重の主たる方向であ
るＺ方向に伸びている。これによれば、横方向（ｙ方向
）でのスチフネスに影響を及ぼすことなしに垂直方向で
のスチフネスを調節するために利用できる追加的パラメ
ータが得られる。そして実際上、スペーサｌＯの形が細
まった形であることにより、管状メンバー３がそれのス
タンド２の間にあって転がりにくくなることは実質上防
止される。

第２図のサポートは、第１図のサポートと同じ一般的タ
イブではあるが、２つの管状メンバー３を含んでおり、
これら管状メンバーは、楕円形断面を有していて、長軸
が垂直方向であり、間にエラストマーのボイドスペース
５を置いて互いに平行に配置されている。このようなサ
ポートにおいては、長さ方向（Ｘ軸方向）でのより大き
い柔軟性を得ることが可能になる。

第３図から第６図までは、例えばエンジンを支えるため
に、垂直方向でのスチフネスの変化を有しているサポー
トを示す。

第３図においては、スチフネスの変化は、２つの管状メ
ンバー３の間にあるエラストマー材料の中で作られてＸ
軸の方向に伸ばされた形になっている３つのセル６があ
ることによって得られている。フレーム部１に及んだ垂
直方向の圧縮の力の作用によってセル６が完全に平らに
潰れたときに、垂直方向でのスチフネスの急激な増大が
起ることが理解されよう。複合材料でできた管状メンバ
ー３の楕円形断面の長軸が垂直方向であることによる利
点があるが、それは上述において説明したとおりである
。

第４図の実施例においては、上記と同じくセル６が潰れ
るということが利用されている。ここではしかし、内側
の管状メンバー３を取り囲んで、スチフネスがより小さ
くて予め力を与えられていることもある追加の外側管状
メンバー３゛がさらに設けられていて、それらメンバー
のすべては適当な複合材料でできている。したがって、
垂直方向でのスチフネスは、内側の管状メンバー３の最
大のスチフネスが生ずる時点までは、極めて小さい。

第３図と第４図は、前述において第１の実施態様と言っ
ていたものを示している。

第４ａ図は、代替実施例の１つを示したもので、ここで
は、管状メンバー３の内側に弾性ある材料でできたスペ
ーサブロック１１があって、このスペーサブロックはそ
の両端において、管状メンバーの相対する２つの壁にボ
ンド付けされている。ここでもこのスペーサブロックは
荷重の主たる方向Ｚの方向に伸びているが、ここではそ
の内部に、所定の大きさのセル１２が設けられている。

この場合もスチフネスの増大は、セル１２が完全に潰れ
ている間に起る。したがって、セルの垂直方向の寸法は
、前述の例の場合と同様に、垂直方向でのスチフネスの
変化が起るべきときのサポートの潰れの値の選定に関係
して決まって来る。実際のこととして、例えば直径が様
々であるセルを何段かに重ね配列することによって、ス
チフネスが幾つかの変化の仕方を有するようにできる。

第５図は、さきに第２の実施態様と言ったもの、第６図
はそれの代替実施例を示す。

第５図では、エラストマー２°での被覆のある２つの内
側管状メンバー３の間に作られたスペース７が平らに潰
れるように意図されている。スペース７がそのように平
らに潰れることは、フレーム部１に垂直方向に圧縮力が
かかったときに、管状メンバー３の断面形がＸの方向に
広がることに続いて起る。これが完全に平らに潰れたと
きに、その結果として、垂直方向でのスチフネスの急激
な増大が起る。

ここで特に知っておくべきことであるが、このスペース
７は、ダンピング材料で充填されていることもあり、閉
じられてそこにその大きさのエアチャンバーが作られて
いることもある。このスペース７に、閉じられたセルを
含んだ柔軟性ある蜂巣状の材料が充填されていることも
ありうる。

外側管状メンバー３°は、第４図の実施例の場合と同様
の機能を果す。ここで特に知っておくべきことであるが
、エラストマー２′として、ブチルのような高いダンピ
ング係数を有する材料を用いることにより、実質的なダ
ンピング効果を得ることができる。

第６図の代替実施例においては、管状メンバー３の一部
分だけとも言うべき壁が用いられていて、それら壁はア
ーチ形のレッグ３”ａ、３“ｂとなっており、これらは
、エラストマーまたは他の弾性ある材料に包み込まれた
複合材料でできている。

この場合、垂直方向でのスチフネスの増大は、フレーム
部１に垂直方向の圧縮の力が及んだことによって各対の
中で２つのレッグが互いに接触（凸の側で接触）したと
きに起る。

第７図と第８図は、サポートのダンピング効果を増すた
めに用いられつる２つの相異る方法を示している。

第７図の場合は、サポートの管状メンバー３に、例えば
シリコンゲルのようなダンピング材料８が充填されてい
る。この充填材料は、例えばエラストマーダイヤフラム
のような弾性あるダイヤフラムが管状メンバーの端に設
けられていることによって閉じ込められる。

第８図の場合は、サポートの管状メンバー３の相対する
２つの壁を水平方向で連結しているストリップ９、例え
ばブチルストリップによって、ダンピング効果が得られ
ている。

第９図から第１８図までにおいては、第１図から第８図
までにおいて用いられたと同じ参照番号が、同じ要素、
類似の要素、または同じ働きをする要素を示すために、
一般にそのまま用いられている。

つまり、フレーム部は１、結合のエラストマーブロック
は２または２ａと２ｂ、複合材料（樹脂に浸された強度
あるファイバー）でできた管状メンバーは３または３ａ
と３ｂになっている。

サポートの３つの軸ｘ、ｙ、ｚは、第９図と第１７図に
おいてだけ、念のために示しである。

第９図においては、管状メンバー３ａと３ｂは、断面が
Ｕ字形をなしていて、開いた所が互いに向き合っている
。それらメンバーは、ｙ軸とＸ軸を含む面（したがって
、Ｚ軸に垂直な面）に関して互いに対称になっている。

２つのフレーム部は、それらにボンド付けされたエラス
トマーのブロック２によって相互に結合されており、こ
のブロック２は内部にセル５を含んでいて、このセルは
、第２図の実施例における仁・同様の機能（ｚ方向での
スチフネスの変化を得る）を果す。管状メンバーの長さ
方向端エツジ１３の向き合った両方は、Ｚ方向に垂直な
面内にあって互いに後退した位置にあり、ブロック２の
中でボンド付けされている。端エツジ１３とフレーム部
１との間にあるエラストマー材料の厚さｅは、横方向（
ｙ方向）でのサポートのスチフネスを実質上決定するも
のであり、そのスチフネスは一般には大きくあるべきな
ので、この厚さｅは小さくなっていなければならない。

　第１Ｏ図は、この問題を避けつる実施例であって、こ
こでは、上記例では互いに後退していた管状メンバー３
ａと３ｂの長さ方向端エツジ１３が、前述した対称面に
平行になって、それぞれにフレーム部１の上に載ってい
る。この場合、ｙ方向でのサポートのスチフネスを考え
ると、管状メンバー３ａ、　３ｂはフレーム部に対して
動き（遊び）得ないので、管状メンバーそのもののスチ
フネスが、実質上そのままサポートのスチフネスとなる
。上記説明のような作動の仕方の故に、極めて異方性の
大きいサポートが得られる。

第１１図の実施例は、上記２つの実施例の組合せと考え
てよい。つまり、端エツジ１３の一方のフレーム部ｌの
上に載っていて、これら端エツジは、セル５を有してい
る内側のエラストマーブロック２ｃと、外側ブロック２
ｂの間に埋め込まれている（ブロックの表面に出ていな
い）。端エツジの反対の側では、ボンド付けされたエラ
ストマーブロック２ａが、管状メンバー３の背面と他方
のフレーム部１との間を確実に連結している。この場合
も、もしｙ方向での極めて大きなスチフネスが所望なら
ば、このブロック２ａの厚さは極めて薄くされるべきで
ある（第９図と第１１図では、厚さに関しては誇張して
示されている）。

第１２図と第１３図の実施例においては、管状メンバー
３８と３ｂはＣ形の断面形を有していて、開いた所は、
第１２図では相反する方向に向いており、第１３図では
互いに向き合っている。

第１２図の場合、フレーム部１は、エラストマーブロッ
ク２ａ、　２ｂを収容するためにトラフ形になっており
、これらブロックの中に管状メンバーの端エツジ１３が
埋め込まれていて、管状メンバーは、さきに述べた面に
対して互いに対称に配置されている。２つの管状メンバ
ーの背面の間にボンド付けされた第３のエラストマーブ
ロック２Ｃがここでは用いられており、これがセル５を
有していることによって、前述したと同様に、スチフネ
スの変化が得られている。とにかく、この実施例によれ
ば、Ｘ方向での極めて小さいスチフネスを得ることが可
能になる。

第１３図の実施例は、図で見られるようによりコンパク
トであり、フレーム部１が同一面上にある簡単な板の形
になっているので、それの製作が容易である。

この実施例においても、スチフネスの変化を得るために
、１つまたは幾つかのセルを含んだ追加のエラストマー
ブロックを内部に設けることができる。

以上説明した実施例のすべてにおいて、管状メンバーを
保護するためのエラストマー層１４によって、第１４図
から第１６図までに示すように包み込むことが有利であ
る。比較的に傷みやすいことが知られているこれらの管
状メンバーは、これにより、環境・（Ｍ、湿度）から保
護されることになる。第１５図に示すような、外側に向
いた波形突起を備えるならば、全面的に保護層１４の厚
さを増すのに比べ、ショックに対しての保護をかなり強
化できる。それはつまり、管状メンバーの弾性にさほど
の影響を及ぼさないからである。

第１５図と第１６図に示すように、管状メンバーの片面
ではなしに、内側、外側の両方に、かなりの深さの溝で
区切られた波形突起１５．１６を設けることができる。

この場合、波形および間隙の寸法は、圧縮および／また
は引張りでの垂直方向の変位がある限度を越えたときに
スプリングのスチフネスが所定の量だけ変わることとな
るように、選定される。

上記の波形突起の中に、ある量の、例えばシリコンゲル
のようなダンピング材料１７を含ませることもできる。

第１７図は、本発明による懸架装置のための弾性あるサ
ポートの中において用いられつる弾性ある管状メンバー
３の、さらに別のありうる実施態様を示す。このメンバ
ーの側方にはエツジが閉曲線になった開口１８が設けら
れていて、これにより、ｙ方向のスチフネスとＸ方向の
スチフネスの間の比をかなり大きくすることが可能にな
る。

同じような結果が第１８図に示す実施例においても得ら
れる。この実施例では、管状メンバー３の長さ方向端エ
ツジ１９が狭まって（つまりこのメンバーのｙ方向の長
さよりも短かくなった）おり、そこは、引込んだところ
でエラストマーに埋め込まれる。

最後に、特に知っておくべきことであるが、どの実施例
が選ばれるとしても、管状メンバー３は積層構造にでき
る。つまり、管状メンバー３は、互いに重ね合わされた
幾つかの素管状メンバー（壁体）で成るようにできる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第１ｂ図、第２図から第６図まで、および第９
図から第１３図までは、本発明によるサポートの様々の
実施例の組立断面図、 第１ａ図は、サポートの一実施例におけ不フレーム部の
断面図、 第７図と第８図は、サポートの２つの実施例における管
状メンバーの断面図、 第１４図から第１６図までは、サポートの種々の実施例
における管状メンバーの断面図、 第１７図と第１８図は、サポートの２つの実施例におけ
る管状メンバーの見取図である。 ｌ・・・・フレーム部、 ２・・・・連結メンバー、 ３・・・・管状メンバー、 ５・・・・エラストマーのボイドスペース、６・・・・
セル、 ８・・・・充填材（ダンピング材料）、９・・・・スト
リップ（エラストマー）、１０、１１・・・・スペーサ
ブロック（エラストマー）１２・・・・セル、 １３・・・・長さ方向端エツジ、 １４・・・保護層、 １５、１６・・・・波形突起、 １７・・・・充填物（ダンピング材料）、１８・・・・
開口、 １９・・・・狭まった長さ方向端エツジ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、２つのフレーム部（１）を含む型の弾性サポートで
   あって、前記フレーム部は、そのサポートをはさんで位
   置する２つのアセンブリの各々にフレーム部を固定する
   手段を備えている、懸架システムのための弾性サポート
   において、 荷重を支えるための弾性の主要素として、軸線（ｙ）の
   方向が前記荷重がかけられる主方向（２）に対して垂直
   にのびている少なくとも１つの弾性の管状メンバー（３
   ）と、 前記管状メンバー（３）の両側にそれを前記フレーム部
   （１）の間において固定するために設けられていて、各
   管状メンバー（３）とそれらに対応するフレーム部（１
   ）の間に、ボンド付けされるかまたは他の方法で固定さ
   れた弾性材料（２）で成っている適当な結合手段を含ん
   でいることを特徴とする弾性サポート。 ２、前記管状メンバー（３）が複合材料でできている請
   求項１に記載のサポート。 ３、前記複合材料が、樹脂に埋め込まれたフィラメント
   の巻線体で成っている請求項２に記載のサポート。 ４、前記材料が、エポキシ樹脂または類似のものに埋め
   込まれた、ガラス、カーボン、ケルバー、または類似の
   材料でできたファイバーで成っている請求項２または３
   に記載のサポート。 ５、前記巻線体が、管状メンバー（３）の周囲に、１層
   または数層のら線状の層によって作られている請求項３
   に記載のサポート。 ６、管状メンバー（３）の断面が、少なくとも大体にお
   いて円形である請求項１に記載のサポート。 ７、管状メンバー（３）の断面が、少なくとも大体にお
   いて楕円形またはオーバル形である請求項１に記載のサ
   ポート。 ８、管状メンバー（３）の断面形において１つの軸方向
   の長さが、この軸に垂直な軸方向の長さより大きい場合
   には、この大きい方の軸が、荷重の主方向、つまりフレ
   ーム部の面に垂直な方向に向き、小さい方の軸は、この
   方向および管状メンバー（３）の軸（ｙ）の両者に垂直
   な方向にあるように前記管状メンバー（３）が配置され
   ている請求項７に記載のサポート。 ９、前記フレーム部（１）の間に、互いに平行で間隔を
   置いて少なくとも２つの弾性の管状メンバー（３）を含
   んでいる請求項１に記載のサポート。 １０、前記管状メンバー（３）、またはサポートの他の
   空所がダンピングのための充填材（８）を含んでいる請
   求項１に記載のサポート。 １１、高いダンピング係数を有するエラストマー（９）
   が、管状メンバー（３）の相対する２つの壁を内部で連
   結している請求項１に記載のサポート。 １２、主な荷重の方向で予め応力が与えられている請求
   項１に記載のサポート。 １３、３つの直交軸方向のスチフネスが相異っていて、
   特に、横方向、すなわちｙ軸方向のスチフネスが長さ方
   向、すなわちｘ軸方向のスチフネスよりも１または数桁
   大きく、荷重の主方向、すなわち鉛直方向、またはｚ軸
   方向のスチフネスは上記２つのスチフネスの中間にある
   弾性サポートであって、フレーム部（１）の一方のもの
   が他方のものに対して前記長さ方向に動くときに、管状
   メンバー（３）が前記連結の手段（２）の上で転がるこ
   とができるように、管状メンバー（３）は前記横方向に
   伸びており、前記管状メンバー（３）をそれぞれのフレ
   ーム部（１）に連結している前記の連結手段（２）は、
   少なくとも前記横方向においては、より大きいスチフネ
   スを有している請求項１に記載のサポート。１４、前記
   フレーム部（１）の上に、少なくともサポートの内方に
   向けて突出し、互いに平行で長さ方向に向いているキヤ
   ッチ（４）のための設備が作られている請求項１３に記
   載のサポート。 １５、管状メンバー（３）が、両端がこのメンバーの２
   っの相対する壁にボンド付けされたプラスチック材料で
   できたスペーサ（１０）を含んでいて、このスペーサが
   荷重の主方向に伸びている請求項１３に記載のサポート
   。 １６、鉛直の方向、すなわちｚ軸方向にスチフネスのこ
   う配、すなわち、サポートが所定の潰れ点に達したとき
   に急激に増大するスチフネス特性をもつ弾性要素をさら
   に含んでいる請求項１３に記載のサポート。 １７、複数の前記管状メンバーの間に少なくとも１つの
   エラストマーのボイドスペースが設けられている弾性サ
   ポートであって、前記ボイドスペースが幾つかの重ね配
   置された閉じたセル（６）を含んでいて、それらセルの
   断面形は、サポートが所定の潰れ点に達したときに完全
   に平らに潰されるように、本質的に長さ方向に伸びてい
   る請求項１３に記載のサポート。 １８、複数の前記管状メンバーの間に少なくとも１っの
   エラストマーのボイドスペースが設けられている弾性サ
   ポートであって、前記ボイドスペース（７）の断面形が
   本質的に鉛直方向に伸びていて、それによって、サポー
   トが所定の平たさに扁平化されたとき、このボイドスペ
   ースが完全に平らに潰されるようにされており、この扁
   平化の結果として前記管状メンバー（３）の断面形が前
   記長さ方向に最大の拡がりを示す請求項９に記載のサポ
   ート。 １９、互いに平行に配置された２つの前記管状メンバー
   （３）を取り囲んで、１つの外側管状メンバー（３’）
   をさらに含んでおり、前者が比較的にスチフネスの大き
   い複合材料で成っているのに対し、前記外側管状メンバ
   ー（３’）はスチフネスの小さい複合材料で成っている
   請求項１７または１８に記載のサポート。 ２０、鉛直の方向、すなわちｚ軸方向にスチフネスのこ
   う配、すなわち、サポートが所定の平たさに扁平化され
   たときに急激に増大するスチフネス特性をもつ弾性要素
   をさらに含んでいる弾性サポートであって、前記管状メ
   ンバー（３’）が、その断面形が前記長さ方向に球形に
   のびるように配置されていて、前記の弾性要素は、エラ
   ストマーで包まれた複合材料でできた少なくとも２対の
   レッグ（３”ａ、３”ｂ）で成っていて、これらレッグ
   は、ほぼ鉛直の方向に伸びて、前記管状メンバー（３’
   ）の相対する壁を連結していて、前記フレーム部（１）
   に加わった鉛直方向の変形力の作用によって両端が圧縮
   されたときには、同じ対をなす２つのレッグは、互いに
   近接するように少しく湾曲し、鉛直方向の変形力が所定
   の値に達したときには、それらレッグは互いに突き当り
   、それにより、サポートの鉛直方向のスチフネスを急激
   に増大させるようになっている請求項７に記載のサポー
   ト。 ２１、鉛直の方向、すなわちｚ軸方向にスチフネスのこ
   う配、すなわち、サポートが所定の平たさに達したとき
   に急激に増大するスチフネス特性をもつ弾性要素をさら
   に含んでいる型の弾性サポートであって、前記管状メン
   バー（３）が、その断面形が前記長さの方向に球形にの
   びるように配置されていて、前記の弾性要素は、両端に
   おいて前記管状メンバー（３）の相対する２つの壁にボ
   ンド付けされた、弾性材料でできた内部スペーサブロッ
   ク（１１）で成っており、それによってこのブロック（
   １１）は、荷重の主方向に伸びていて、内部に所定の大
   きさのセル（１２）が設けられている請求項７に記載の
   サポート。２２、同じ型のサポートと、それぞれの管状
   メンバー（３）の方向が交差するように重ね合わされ、
   一体化されている請求項１に記載のサポート。 ２３、懸架システムのための弾性サポートであって、 前記サポートをはさんで位置する２つのアセンブリの各
   々に固定するための固定手段を有する２つのフレーム部
   と、 荷重を支えるための主弾性要素として、軸（ｙ）が前記
   荷重が働く主方向（ｚ）に対して垂直に伸びる少なくと
   も１つの弾性の管状メンバー（３）と、 前記管状メンバー（３）の両側において、管状メンバー
   を前記フレーム部（１）の間に固定するための適当な連
   結手段（２）を備え、前記の弾性の管状メンバー（３）
   が、少なくとも１つの開いた形のプロフィルを備えてい
   る弾性サポート。 ２４、前記の弾性の管状メンバー（３）が、少なくとも
   ２つの開いた形のプロフィル（３ａ、３ｂ）を含んでい
   る請求項２３に記載のサポート。 ２５、前記の開いた形のプロフィル（３ａ、３ｂ）が同
   一形状である請求項２４に記載のサポート。 ２６、前記主方向（ｚ）と前記軸（ｙ）によって定義さ
   れる対称面を含んでいる請求項２３または２５に記載の
   サポート。 ２７、２つの前記プロフィル（３ａ、３ｂ）が互いに向
   き合って開いている請求項２４に記載のサポート。 ２８、２つの前記プロフィル（３ａ、３ｂ）が互いに相
   反する方向に向いて開いている請求項２４に記載のサポ
   ート。 ２９、管状メンバー（３；３ａ、３ｂ）をフレーム部（
   １）に固定する前記手段が、フレーム部にボンド付けさ
   れた１つまたは幾つかのエラストマーのブロック（２；
   ２ａ、２ｂ）の中で前記メンバーの長さ方向のエッジ（
   １３）を固定するアンカ装置を含む請求項２３に記載の
   サポート。 ３０、管状メンバー（３；３ａ、３ｂ）の前記の長さ方
   向エッジ（１３）が、主方向（ｚ）と前記の軸（ｙ）で
   定義される平面に平行な面の方向に向いている請求項２
   ９に記載のサポート。 ３１、管状メンバー（３；３ａ、３ｂ）の前記の長さ方
   向端エッジ（１３）が、主方向（ｚ）に対して垂直な面
   の方向に向いている請求項２９に記載のサポート。 ３２、管状メンバー（３；３ａ、３ｂ）が、保護のため
   のエラストマー層（１４）の中に包まれている請求項２
   ３に記載のサポート。 ３３、保護のための層（１４）が、管状メンバー（３；
   ３ａ、３ｂ）の少なくとも外観または内側のビードまた
   は波形突起（１５、１６）の特性をもつ請求項３２に記
   載のサポート。 ３４、前記の波形突起（１５、１６）が、深く間隔をつ
   けられていて、それらの寸法と間隔は、サポートの、少
   なくとも引張りまたは圧縮において鉛直方向の変位があ
   る値を超えたときに、スプリングのスチフネスを所定の
   量だけ変化させるように選定されている請求項３３に記
   載のサポート。 ３５、前記ビードまたは波形突起の中に、多量のダンピ
   ング材料（１７）が挿入されている請求項３３または３
   ４に記載のサポート。 ３６、管状メンバー（３）が、側方において開口（１８
   ）をもっている請求項２３に記載のサポート。 ３７、管状メンバー（３）が、幅が狭くされて係合可能
   な端部（１９）、すなわち、ｙ方向の当該メンバーの１
   つの長さよりも短い長さの端部の特徴をもつ請求項２３
   に記載のサポート。 ３８、管状メンバー（３）が積層構造のものである請求
   項２３に記載のサポート。