JPH0222977Y2 - - Google Patents

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JPH0222977Y2
JPH0222977Y2 JP9703684U JP9703684U JPH0222977Y2 JP H0222977 Y2 JPH0222977 Y2 JP H0222977Y2 JP 9703684 U JP9703684 U JP 9703684U JP 9703684 U JP9703684 U JP 9703684U JP H0222977 Y2 JPH0222977 Y2 JP H0222977Y2
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JP
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insulating
coil
secondary coil
filament
insulating part
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JP9703684U
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は絶縁構造を簡単化した電子レンジ用ト
ランスに関する。
〔考案の技術的背景〕
鉄心に嵌合して設けられる1次コイルと2次コ
イルとの間にフイラメントコイルを配設した電子
レンジ用トランスの従来例が第7図に示されてい
る。同図中1はE形鉄心、2はI形鉄心、3は1
次コイル、4は2次コイル、5はフイラメントコ
イル、6はパスコアである。そして、E形鉄心1
の中央脚1aに、2次コイル4、フイラメントコ
イル5、および1次コイル3がこの記載順に嵌合
されるとともに、パスコア6は1次コイル3とフ
イラメントコイル5との間に設けられるようにな
つている。
ところで、従来の電子レンジ用トランスにおい
て、E形鉄心1と2次コイル4との絶縁は、2次
コイル4に巻装した2つの絶縁紙7で行われ、さ
らにE形鉄心1とフイラメントコイル5との絶縁
は、フイラメントコイル5に巻装した2つの絶縁
紙8で行われ、かつ2次コイル4とフイラメント
コイル5との絶縁は、上記絶縁紙7,8および相
互間に挾設される半円形の2つの絶縁紙9で行わ
れている。なお、第7図中3aは両鉄心1,2と
1次コイル3との間の絶縁をするために、1次コ
イル3に巻装した絶縁紙、6aはパスコア6に巻
装した絶縁紙である。
〔背景技術の問題点〕
このような従来の電子レンジ用トランスによれ
ば、鉄心1、2次コイル4、フイラメントコイル
5の3者間において必要な絶縁距離を得るための
絶縁紙の数が可成り多く、これら数多くの絶縁紙
を個々に巻装する等の作業をした後に、組立てを
行わなければならないから、組立て作業性が悪
く、コスト高となる欠点があつた。
〔考案の目的〕
したがつて本考案の目的は、組立て作業性を向
上できるようにした安価な電子レンジ用トランス
を提供することにある。
〔考案の概要〕
本考案に係る電子レンジ用トランスは、鉄心に
嵌合して設けられる1次コイルと2次コイルとの
間にフイラメントコイルを配設した電子レンジ用
トランスにおいて、上記鉄心に対する2次コイル
およびフイラメントコイルの絶縁、並びに2次コ
イルとフイラメントコイル間の絶縁を行う1枚の
絶縁紙を、上記2次コイルの上記1次コイル側一
端面を被うとともに、中央部に上記2次コイルの
嵌合孔と対向する窓を有した第1絶縁部と、この
第1絶縁部の両端に夫々一体に連なつて設けられ
上記2次コイルの外周側面を被う第2絶縁部と、
これら第2絶縁部の先端に夫々一体に連なつて設
けられ上記2次コイルの一端面と反対側の他端面
を被う第3絶縁部と、これら第3絶縁部の先端に
夫々一体に連なつて設けられ上記嵌合孔の内周面
を被うとともに、上記窓より突出する筒部を形成
する第4絶縁部とを具備して形成し、上記筒部の
突出部には上記フイラメントコイルを嵌合させた
ことを特徴とする。
上記絶縁紙の第2、第3、第4の各絶縁部は、
鉄心と2次コイルとの間に位置されて、これら両
者間を絶縁する。そして、上記絶縁紙の第4絶縁
紙の窓より突出された部分は、鉄心とフイラメン
トコイルとの間に位置されて、これら両者間を絶
縁する。さらに、上記絶縁紙の第1絶縁部は、2
次コイルとフイラメントコイルとの間に位置され
て、これら両者間を絶縁する。したがつて、1枚
の絶縁紙でありながら、この絶縁紙が窓および第
1〜第4の絶縁部を有して形成されていることに
より、鉄心、2次コイル、フイラメントコイルの
3者間の絶縁を行うことができる。このため、従
来に比較して絶縁紙の使用数および組立て工数を
大幅に減少できるとともに、低コストで組立てる
ことができる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図から第5図を
参照して説明する。
図中11はE形鉄心、12はI形鉄心で、これ
らは、多数枚の鉄心板を積層して構成されるとと
もに、互いに接合されて磁気回路を形成して第1
図のように取付金具13上に固定されるようにな
つている。E形鉄心11の中央脚11aには、2
次コイル14、フイラメントコイル15、および
1次コイル16が、この記載順に嵌合して取付け
られているとともに、フイラメントコイル15と
1次コイル16との間には1対のパスコア17が
挾設されている。なお、1次コイル16には両鉄
心11,12との間の絶縁を図る1対の絶縁紙1
8が巻装されているとともに、パスコア17にも
E形鉄心11との間の絶縁を図る絶縁紙19が
夫々巻装されている。また、16aは1次コイル
16の端子を示している。
そして、2次コイル14には1枚の絶縁シート
を折曲げて組立てられた絶縁紙20が取付けられ
ている。この絶縁紙20によりE形鉄心11に対
する2次コイル14およびフイラメントコイル1
5の絶縁、およびE形鉄心11とフイラメントコ
イル15との間の絶縁が夫々確保されるようにな
つている。
更に詳しく説明すれば、絶縁紙20は展開状態
では第3図に示されるようなシート状であるとと
もに、この紙20は第1絶縁部21、1対の第2
絶縁部22、1対の第3絶縁部23、1対の第4
絶縁部24を具備して形成されている。
第1絶縁部21は、2次コイル14の上記1次
コイル16側一端面を被つて設けられ、その中央
部に2次コイル14の嵌合孔(図示しないが上記
中央脚11aに嵌り合う矩形の孔であることは言
うまでもない。)と対向する窓25を有している。
この窓25は本実施例の場合、絶縁紙20が展開
された状態において第1絶縁部21の中央部にH
形に入れた切込み26と1対の折り目27,28
とで囲まれる1対の押え部29を、折り目27,
28で折曲げて観音開き状に開くことにより形成
されるようになつている。なお、折り目27,2
8間の寸法lはフイラメントコイル15の厚みに
略等しく定められている。
第2絶縁部22は、絶縁紙20が展開された状
態において第1絶縁部21の両端に、折り目36
を介して一体に連なつて夫々設けられているとと
もに、これは2次コイル14の外周側面を被つて
いる。
第3絶縁部23は、絶縁紙20が展開された状
態において第2絶縁部22の先端、つまり第1絶
縁部21とは反対側の縁に、折り目30を介して
一体に連なつて夫々設けられているとともに、こ
れは2次コイル14の上記一端面と反対側の他端
面を被つている。
第4絶縁部24は、絶縁紙20が展開された状
態において第3絶縁部23の先端、つまり第2絶
縁部22とは反対側の縁に、折り目31およびこ
れに一直線に連なる切れ目32を介して一体に連
なつて夫々設けられているとともに、上記折り目
31および切れ目32がなす直線に対して直角方
向に沿う折り目33が、切れ目32の奥端に連な
つて設けられている。これら第4絶縁部24は各
折り目31,33で折曲げることにより、第2コ
イル14の嵌合孔の内周面を被う筒部34を形成
するものである。そして、筒部34の先端は窓2
5より突出されている。なお、上記筒部34の形
成に当たり、切れ目32と折り目33とで囲まれ
た部位24aの一部は互いに重なるようになつて
いる。
そして、上記フイラメントコイル15は、筒部
34の窓25から突出された部分に嵌合されてい
るとともに、そのパスコア17側は上記押え部2
9で被われている。なお、第2図中35は押えテ
ープで、これらは2次コイル14、フイラメント
コイル15、および絶縁紙20の3者をユニツト
化するために必要により用いられる。
上記ユニツトを組立てるには、まず、1対の押
え部29を観音開き状に開いて窓25を形成した
後に、この窓25を有する第1絶縁部21を2次
コイル14の一端面に重ねる。次に、折り目36
で第2絶縁部22を夫々折曲げて、これらを2次
コイル14の外周側面に重ねるとともに、第3絶
縁部23を折り目30により夫々折曲げて2次コ
イル14の他端面に重ねる。この後、第4絶縁部
24の両端部位24aを切れ目32および折れ目
33を利用して外側に折曲げる。この状態での絶
縁紙20の折曲げ形状は第4図に示されている。
そして、第4絶縁部24を折り目31により夫々
折曲げて、その両端部位24aを互いに重ねなが
ら筒部34を形成するとともに、この筒部34を
2次コイル14の嵌合孔および上記窓25に通
す。次に、筒部34の窓25からの突出部分にフ
イラメントコイル15を嵌合させてから、上記押
え部29を折り目27,28で折曲げて第1絶縁
部21に沿うようにして、これら第1絶縁部21
と押え部29との間にフイラメントコイル15を
挾む。最後に、押えテープ35を必要個所に巻付
けて、2次コイル14、フイラメントコイル1
5、および絶縁紙20の分解防止をより確実なも
のとし、以上で上記ユニツトの組立てが完了す
る。
また、全体の組立ては、E形鉄心11の中央脚
11aに上記ユニツトを嵌込んで取付けた後、こ
のユニツトの押え部29にパスコア17を重ねた
状態で1次コイル16を上記中央脚11aに嵌込
んで取付け、最後にE形鉄心11にI形鉄心12
を接合して行えばよい。
この組立てによつて得られた電子レンジ用トラ
ンスによれば、1枚の絶縁紙20によつて、E形
鉄心11、2次コイル14、およびフイラメント
コイル15の3者間の絶縁が確保される。つま
り、絶縁紙20の第1絶縁部21は、2次コイル
14とフイラメントコイル15との間に位置され
て、これらの間の絶縁をなしている。そして、絶
縁紙20の第2絶縁部22、第3絶縁部23、お
よび第4絶縁部24は、夫々E形鉄心11と2次
コイル14との間に位置されて、これらの間の絶
縁をなしている。さらに、絶縁紙20の第4絶縁
部24の窓25から突出された部分は、E形鉄心
11の中央脚11aとフイラメントコイル15と
の間に位置されて、これらの間の絶縁をなしてい
る。
また、上記一実施例では窓25を形成するため
の窓相当部分を切取つて捨てるのではなく、押え
部29として利用する構造を有しているので、絶
縁紙20は第3図のような長方形でよく、その材
料取りの効率が高い。
なお、上記一実施例は以上のように構成した
が、本考案は、第6図に示したように第1絶縁部
21の中央部を打抜いて窓25を形成するととも
に、第4絶縁部24の先端に押え部29を夫々一
体に連ねて実施してもよい。
その他、本考案の実施に当つては、考案の要旨
に反しない限り、鉄心、2次コイル、フイラメン
トコイル、絶縁紙、窓、各絶縁部、筒部等の具体
的な形状、構造、位置、材質等は、上記各実施例
等に制約されることなく、種々の態様に構成して
実施し得ることは勿論である。
〔考案の効果〕
以上説明した本考案は、上記実用新案登録請求
の範囲に記載の構成を要旨とするから、2次コイ
ルとフイラメントコイルとの間を第1絶縁部で絶
縁できるとともに、2次コイルと鉄心との間を第
2、第3、第4の各絶縁部で絶縁でき、かつフイ
ラメントコイルと鉄心との間を第4絶縁部で絶縁
できる。したがつて、本考案によれば、1枚の絶
縁紙で鉄心、2次コイル、フイラメントコイル間
の各部絶縁を実現できるから、従来に比較して絶
縁紙の使用数を大幅に減らして、構造を筒単にで
きるとともに、組立て工数も減少できるので、安
価に組立てることができる等、その実用的効果は
大である。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本考案の第1実施例を示
し、第1図は斜視図、第2図は分解斜視図、第3
図は2次コイル絶縁紙の展開図、第4図は2次コ
イル絶縁紙の組立て途上の状態を示す斜視図、第
5図は絶縁紙を取付けた2次コイルの斜視図であ
る。第6図は本考案の第2実施例を示す上記第5
図相当の斜視図である。第7図は従来例を示す分
解斜視図である。 11……E形鉄心、14……2次コイル、15
……フイラメントコイル、16……1次コイル、
20……絶縁紙、21……第1絶縁部、22……
第2絶縁部、23……第3絶縁部、24……第4
絶縁部、25……窓、29……筒部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 鉄心に嵌合して設けられる1次コイルと2次
    コイルとの間にフイラメントコイルを配設した
    電子レンジ用トランスにおいて、上記鉄心に対
    する2次コイルおよびフイラメントコイルの絶
    縁、並びに2次コイルとフイラメントコイル間
    の絶縁を行う1枚の絶縁紙を、上記2次コイル
    の上記1次コイル側一端面を被うとともに、中
    央部に上記2次コイルの嵌合孔と対向する窓を
    有した第1絶縁部と、この第1絶縁部の両端に
    夫々一体に連なつて設けられ上記2次コイルの
    外周側面を被う第2絶縁部と、これら第2絶縁
    部の先端に夫々一体に連なつて設けられ上記2
    次コイルの一端面と反対側の他端面を被う第3
    絶縁部と、これら第3絶縁部の先端に夫々一体
    に連なつて設けられ上記嵌合孔の内周面を被う
    とともに、上記窓より突出する筒部を形成する
    第4絶縁部とを具備して形成し、上記筒部の突
    出部には上記フイラメントコイルを嵌合させた
    ことを特徴とする電子レンジ用トランス。 (2) 実用新案登録請求の範囲第(1)項の記載におい
    て、上記絶縁紙が、観音開き状に開いて折曲げ
    られることにより、上記窓を形成するととも
    に、上記第1絶縁部との間に上記フイラメント
    コイルを挾む押え部を一体に有していることを
    特徴とする電子レンジ用トランス。
JP9703684U 1984-06-28 1984-06-28 電子レンジ用トランス Granted JPS6112223U (ja)

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JP9703684U JPS6112223U (ja) 1984-06-28 1984-06-28 電子レンジ用トランス

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JP9703684U JPS6112223U (ja) 1984-06-28 1984-06-28 電子レンジ用トランス

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JPS6112223U JPS6112223U (ja) 1986-01-24
JPH0222977Y2 true JPH0222977Y2 (ja) 1990-06-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63109779U (ja) * 1987-01-09 1988-07-14
JPH0640792B2 (ja) * 1989-04-06 1994-06-01 株式会社サンフーズ 餡入り饅頭製造装置
JP5153691B2 (ja) * 2009-03-11 2013-02-27 株式会社日立産機システム アモルファス鉄心変圧器
JP2018157094A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 ファナック株式会社 絶縁構造を有する三相リアクトル

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