JPH02227132A - リポソーム形成剤及びリポソーム - Google Patents

リポソーム形成剤及びリポソーム

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JPH02227132A
JPH02227132A JP26781789A JP26781789A JPH02227132A JP H02227132 A JPH02227132 A JP H02227132A JP 26781789 A JP26781789 A JP 26781789A JP 26781789 A JP26781789 A JP 26781789A JP H02227132 A JPH02227132 A JP H02227132A
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liposome
water
liposomes
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formula
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JP26781789A
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Takashi Ito
隆司 伊藤
Yasuo Ishii
石井 保夫
Takashi Imamura
孝 今村
Yoshiko Senkawa
千川 佳子
Sumitaka Kokusho
国生 純孝
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規なリポソーム形成剤及び微細で安定なリ
ポソームに関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕脂質二
重膜の一重あるいは多重の球殻からなるリポソームは、
薬効成分のキャリアーとして注目されている。リポソー
ムを薬物担体として用い、静脈注射等により生体への投
与を目的とするとき、リポソームの粒径は小さい方が望
ましいことが多い。リポソーム形成剤としては天然リン
脂質がよく知られているが、通常、天然リン脂質を水に
投入しただけでは粒径の大きな(直径1〜5μm)多重
膜リポソームを形成し、均一で粒径が小さく安定なリポ
ソーム分散液を得ることはできない。
従来知られている粒径の小さなリポソームの製造法とし
ては、超音波処理による方法、界面活性剤との混合系か
ら透析などにより界面活性剤を除去する方法、脂質のエ
タノール溶液を水中に注入する方法、逆ミセル法などが
ある。これらの方法は、例えば、エル・ニス・ラオ(L
、 S、Rao) rリポソーム、テクノロジー(Li
posome Technology)J、ジー・ダレ
ボリアディス(G、Gregor iad is)編、
CRCPress、 Florida 、 (1984
)、第1巻、18章、247−257にまとめられてい
る。しかし、超音波照射法、界面活性剤除去法及び逆ミ
セル法による小さなリポソームの製造法は、実験室レベ
ルでの調製法にすぎず、工業的大量生産には適さない。
また、脂質のエタノール溶液を水中に注入する方法では
、低濃度のリポソームしか得られないと共に、長期間保
存してお(と元の大きな多重膜リポソームに戻ってしま
うなどの問題があった。
かかる問題点を解決するための種々の研究がなされ、例
えば、ニンハム(Ninham)及ヒエバンス(Bva
ns)、(ファラデー・ディスカス・ケミカル・ソサイ
エティ−(Faraday Discuss Chem
、Sac、)、81:1  (1986))には、水酸
イオンあるいは酢酸イオンを対イオンとして有するジド
デシルジメチルアンモニウムカチオンが、半径的30n
mの小さなリポソームを形成することが報告されている
。しかし、この方法では小さなリポソームを形成するた
めに必要なリポソーム形成剤の濃度が狭い範囲に限られ
ている。しかも、リポソーム形成物質がカチオン性界面
活性剤であるので、生体への投与には適さないものであ
った。
従って、粒径が小さく、安定で、しかも人体に対して安
全なリポソームを工業的有利に大量生産する方法が望ま
れていた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、このような情況において鋭意検討を重ね
た結果、水に分散きせただけで粒径が小さく、しかも安
定なリポソームを形成するリポソーム形成剤を得ること
に成功し、本発明を完成したものである。
すなわち本発明は、次の成分(a)及びら)(a)  
水溶性塩及び/または界面活性剤の存在する水溶液中で
安定な小粒径リポソームを形成する有機リン化合物 (ハ)水溶性塩及び/または界面活性剤からなるリポソ
ーム形成剤及びこれにより容易に得られるリポソームを
提供するものである。
本発明の目的を達成することのできる有機リン化合物と
しては、例えば次の一般式(1)で表わされるものが挙
げられる。
ここにおいて、^は次式(i)又は(ii )で表わさ
れる基である。
(i)          (ii) [Rt及びR3は、同一もしくは異なって、それぞれ−
DC(lR3及び/または−[11?、 (Rs及びR
1は同一もしくは異なって、それぞれC6〜C32、好
ましくはCIl〜C24のアルキル基またはアルケニル
基を示す)を示すか、(i)の場合にはR1とR1が一
緒になって次の基 (nはII〜19の整数ンを形成してもよい。〕 Mは水素原子、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属
、カルシウム、マグネシウム等のアルカ!J 土類金属
、アンモニウム、アルキルアンモニウムまたはアルカノ
ールアンモニウムを示す。
また、Bは下記(1)〜(3]のいずれかの化合物B−
ORの残基を示す。
(1)   HO−(Y−0)、−X (式中、Xは水素原子またはCI= Cs sのアルキ
ル基、アルケニル基もしくはアシル基、好ましくは水素
原子、メチル基、エチル基、プロピル基、アセチル基等
を示し、Yは置換基を有してもよいC3〜C4のアルキ
レン基を示し、nは2〜50.好ましくは2〜20の整
数を示す) 例えば、平均分子量400のポリエチレングリコール(
PB6400)、平均分子量600のポリエチレングリ
コール(PB6600)、平均分子量200のポリプロ
ピレングリコール(PPG200)等が挙げられる。
(2)ポリグリセリン(縮合度2〜50、好ましくは2
〜20) 例えば縮合度2のジグリセリン、平均分子量500のポ
リグリセリン(PG500)、平均分子量750のポリ
グリセリン(PG750)等が挙げられる。
(3)  アミノ基もしくはアセチルアミノ基で置換さ
れていてもよい、3個以上の水酸基を有するC5〜C1
の単糖類もしくはその糖アルコール、二糖類またはこれ
らのフェノール配糖体 例えば単糖類としてはD及びL−アラビノース、D−リ
ボース、2−デオキシ−D−リボース、D−リキソース
、D−キシロース、D及びL−リブロース、D及びL−
キシルロース、αまたはβ−メチルキシロサイド、2−
0−メチルキシロース、β−メチル−DまたはL−アラ
ビノサイド、2−デオキシ−〇−グルコース、D−グル
コース、D−ガラクトース、D−マンノース、L−ソル
ボース、D−タロース、D−フラクトース、αまたはβ
−メチルガラクトサイド、αまたはβ−メチルグルコサ
イド、αまたはβ−メチルマンノサイド、3−0−メチ
ルグルコース、l−チオ−β−ガラクトース、β−チオ
グルコース、5−チオグルコース、メチル−β−チオガ
ラクトサイド、エチル−β−チオグルコサイド、ハイド
ロキシエチル−1−チオ−ガラクトサイド、2−デオキ
シガラクトース、α−クロラロース、D−α−グルコヘ
プトース、セドヘプツロース、D−グルコヘプツロース
、D−マンノヘプツロースなどを例示でき、また、アミ
ノ糖としては、D−ガラクトサミン、D−グルコサミン
、D−マンノサミン、N−アセチル−D−ガラクトサミ
ン、N−アセチル−D−グルコサミン、N−アセチル−
D−マンノサミン、メチル−3−アミノ−3−デオキシ
−β−グルコサイド、メチル−3−アミノ−3−デオキ
シ−β−マンノサイド、ストレプトシトシンなどを例示
できる。また、糖アルコールとしては例えばリビトール
、アラビトール、キシリトール、ソルビトール、マンニ
トール、ガラクチトール、セドヘプツロース、ベルセイ
トール等が例示できる。さらに、二糖類としてはマルト
ース、セロビオース、ゲンチビオース、N、N’−ジア
セチルキトビオース、ラクトース、スクロース、メリヒ
オース、イソマルトースなどが例示できる。さらに、フ
ェノール配糖体としては、サリシン、アルブチン、1−
〇−フェニルーαまたはβ−グルコサイド、1−〇−フ
ェニルーαまたはβ−ガラクトサイド、0−ニトロフェ
ニル−αまたはβ−ガラクトサイド、m−ニトロフェニ
ル−αまたはβ−ガラクトサイド、p−ニトロフェニル
−αまたはβ−ガラクトサイド、p−ニトロフェニル−
αまたはβ−グルコサイド、0−ニトロフェニル−αま
たはβ−グルコサイド°、p−ニトロフェニル−αまた
はβ−マンノサイド、p−ニトロフェニル−1−−F−
オーβ−ガラクトサイド、0−ニトロフェニル−1−チ
オ−β−ガラクトサイド、p−ニトロフェニル−1−チ
オ−β−グルコサイド、0−ニトロフェニル−β−キシ
ロサイド、p−ニトロフェニル−β−キシロサイド、フ
ェニル−αまたはβ−チオガラクトサイド、マンデルニ
トリルグルコサイドなどを例示できる。
より好ましい有機リン化合物としては、前記式(1)中
、Aが前記式(i)で表わされ、しかも、前記式(i)
中R3及びR3が例えばラウロイル、ミリストイル、バ
ルミトイル、ステアロイル、オレオイル、リルオイル、
リルノイル、アラキトノイル、ドコサヘキサノイル、エ
イコサペンタノイルなどの組合せであるか、あるいは、
前記式(1)中、Aの組成が卵黄組成、大豆組成等、天
然リン脂質由来のR,及びR3を持っホスファチジルグ
ルコース、ホスファチジルマンノース、ホスファチジル
PB6400、ホスファチジルPB6600.ホスファ
チジルジグリセリン、ホスファチジルPG500゜ホス
ファチジルPG750、ホスファチジルソルビトール、
ホスファチジルマルトースなどが挙げられる。
ここで示された有機リン化合物の多くは、天然に存在す
る、あるいは合成されたリン脂質から、前記式(1)中
桟基Bを目的のものに置換することにより合成される。
この合成反応は、ホスホリパーゼDと呼ばれる酵素を用
いた反応により効率よく行われる。この酵素については
、例えば、日本生化学全編、〔続生化学実験講座、(東
京化学同人)、第3巻、235 (1986)]や]開
開昭60−41494公報などに記載されている。
本発明に使用される水溶性塩としては、室温において1
0−’M以上水に溶解する無機塩または有機塩が好まし
い。無機塩としては、例えば対イオンとしてアルカリ金
属イオン、アンモニウムイオン等を有する、塩酸、硝酸
、硫酸、リン酸、炭酸、臭素酸、ヨウ素酸等の塩、好ま
しくは、臭化カリウム、塩化カリウム、リン酸二水素カ
リウム、リン酸水素二カリウム、硫酸カリウム、ヨウ化
カリウム、硝酸カリウム、臭化リチウム、塩化リチウム
、ヨウ化リチウム、硝酸リチウム、硫酸リチウム、臭化
アンモニウム、塩化アンモニウム、炭酸アンモニウム、
炭酸水素アンモニウム、リン酸二水素アンモニウム、リ
ン酸水素二アンモニウム、ヨウ化アンモニウム、硝酸ア
ンモニウム、硫酸アンモニウム、臭化ナトリウム、炭酸
ナトリウム、塩化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、リ
ン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、硝酸
ナトリウム、リン酸ナトリウム、硫酸ナトリウムなどが
挙げられる。有機塩としては、例えば、アルカノールf
ミンの塩酸、硫酸、リン酸等の塩、または、対イオンと
してアルカリ金属イオン、アンモニウムイオン等を有す
る、安息香酸、酢酸、サリチル酸、シニウ酸、フタル酸
、グルコン酸、l−ナフタレンスルホン酸、2−ナフタ
レンスルホン酸、酒石酸、マレイン酸、マロン酸、コハ
ク酸、フマル酸、プロピオン酸、アスコルビン酸、マン
デル酸、リンゴ酸、クエン酸等の塩、好ましくは塩化ト
リエタノールアンモニウム、リン酸二水素トリエタノー
ルアンモニウム、硫酸トリエタノールアンモニウム、安
息香酸ナトリウム、安息香酸カリウム、安息香酸アンモ
ニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸アンモニ
ウム、サリチル酸ナトリウム、サリチル酸カリウム、サ
リチル酸アンモニウム、シュウ酸カリウム、シュウ酸ナ
トリウム、シュウ酸アンモニウム、フタル酸ナトリウム
、フタル酸カリウム、フタル酸アンモニウム、グルコン
酸カリウム、グルコン酸アンモニウム、グルコン酸ナト
リウム、1−ナフタレンスルホン酸アンモニウム、2−
ナフタレンスルホン酸カリウム、2−ナフタレンスルホ
ン酸アンモニウム、2−ナフタレンスルホン酸ナトリウ
ム、酒石酸カリウム、マレイン酸ナトリウム、マレイン
酸カリウム、マロン酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム
、フマル酸ナトリウム、プロピオン酸ナトリウム、プロ
ピオン酸トリエタノールアンモニウム、アスコルビン酸
ナトリウム、アスコルビン酸トリエタノールアンモニウ
ム、アスコルビン酸カリウム、マンデル酸ナトリウム、
リンゴ酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸カ
リウム、クエン酸トリエタノールアンモニウムなどが挙
ケられる。
より好ましい塩としては、塩化ナトリウム、硫酸ナトリ
ウム、炭酸水素ナトリウム、塩化アンモニウム、硫酸ア
ンモニウム、酢酸ナトリウムなどが挙げられる。
水溶性塩(5)は、有機リン化合物(a)に対し、モル
比で(a) / (b)が10−3〜103、特に0.
1〜10の使用量が好ましい。また、水溶性塩の溶解し
た水中でイオン強度が約10−4〜l mat/ 1 
、特に10−’〜0.1 mol/ 1となるようにす
るのが好ましい。
本発明に使用される界面活性剤としては、アニオン性界
面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性
剤及び両性界面活性剤のいずれでもよく、その種類及び
配合量は、なんら限定されるべきものではないが、好ま
しくは界面活性剤ら)を有機リン化合物(a)に対し、
モル比で(a)/(5)が10−3〜103、さらに0
.5〜10.0程度、特に1〜lO程度となるように加
えるのが好ましい。
アニオン性界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸塩
、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ステアリン酸塩、バ
ルミチン酸塩、ミリスチン酸塩、オレイン酸塩、ヘキサ
デカジエン酸塩、ヘキサデカトリエン酸塩、ヘキサデカ
テトラエン酸塩、リノール酸塩などのオクタデカジエン
酸塩、リルン酸塩などのオクタデカトリエン酸塩、アラ
キドン酸塩などのエイコサテトラエン酸塩、エイコサペ
ンタエン酸塩、ドコサヘキサエン酸塩、アルキルリン酸
塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ジアルキル
リン酸塩など、好ましくは、ジセチルリン酸ナトリウム
、ジセチルリン酸トリエタノールアンモニウム、2−デ
シルテトラデシルリン酸ナトリウムなどが挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、例えばモノアルキルト
リメチルアンモニウム塩やジアルキルジメチルアンモニ
ウム塩など、好ましくは、セチルトリメチルアンモニウ
ムブロマイドやジステアリルジメチルアンモニウムクロ
ライドなどが挙げられる。
非イオン性界面活性剤としては、例えばポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ソルビ
タン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸
エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、フ
ラクトースまたはグルコース等の脂肪酸エステル、グリ
セリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンアルキルアミン グリセリルエーテル、ソルビタンモノステアレート、オ
レイン酸グリセロールエステルなどが挙げられる。また
、コレステロールなど非常に疎水性の高いものも非イオ
ン性界面活性剤に含めて考えることができる。
両性界面活性剤としては、例えばアルキルベタイン、ホ
スホベタイン、スルホベタイン、天然及び合成のホスフ
ァチジルコリンやホスファチジルエタノールアミンなど
、好ましくは、ステアリルホスホベタイン、ジパルミト
イルホスファチジルコリンなどが挙げられる。
本発明において、有機リン化合物並びに水溶性の塩及び
/または界面活性剤を分散させるべき水は、有機リン化
合物に対し、好ましくは10〜104重量倍程度、より
好ましくは20〜103重量倍程度となるよう使用する
のが適している。
本発明にふける小さなリポソーム形成の方法は、有機リ
ン化合物並びに水溶性の塩及び/または界面活性剤を適
当量の水中に投入し、緩やかに攪拌することによる。リ
ポソーム調製時の温度は室温でよいが、一般に、40〜
8(lで行った方が効率はよい。また、有機リン化合物
並びに水溶性の塩及び/または界面活性剤の水中への投
入佳作において、その投入方法及び投入順序はM限され
ない。例えば、水溶性の塩及び/または界面活性剤をあ
らかじめ有機リン化合物と混合しておいてもよいし、ま
ず塩水溶液及び/または界面活性剤の分散液をつくり、
後から有機リン化合物を投入してもよい。
従来の方法により形成されたリポソームの平均直径は、
普通1〜5μのであるが、本発明のリポソーム形成剤を
用いると、平均直径500nm以下の小さなリポソーム
を形成することが可能である。
本発明の第2の目的は、一般式(I)で示される有機化
合物を膜構成成分とするリポソームを提供するものであ
る。
本発明のリポソームに封入する物質は特に限定されず、
疎水性物質でも親水性物質でもよく、あるいは両者の混
合物でもよい。リポソームに封入する物質としては、例
えば、ビタミンA 、 B、、B3、B6.812、C
,0、B、F、H,に、MSQなどとその誘導体、アン
トラニル酸、アデニルチオメチルペントース、ヘスベリ
ジン、ヘスペリチン、グリセリン、ニトログリセリン、
グルコース、スクロース、フルクトース、尿素、副腎皮
質ホルモン、ε−アミノカプロン酸、グリチルレチン酸
とその誘導体、卵胞ホルモン、アラントイン、塩化ベン
ザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ハロカルパン、2
.2.4−トリクロロ−2〜とドロキシフェノール、カ
ンフル、メントール、塩化ヒドロキシアンモニウム、グ
ルタチオンとその誘導体、メチル−2,5−ジイソプロ
ピル桂皮酸エステル、パラアミノ安息香酸エステル、ウ
ンデシレン酸とそのエステル、ビス(2−ピリジルチオ
ール−1−オキシト)亜鉛、アミノフェノール型抗ヒス
タミン剤、エストラジオール、エチルエストラジオール
、サリチル酸及びその誘導体、レジルシン、ヒノキチオ
ール、ニコチン酸ベンジル、パントテニールアルコール
、パントテン酸カルシウム、塩酸ジフェンヒドラミン、
イソプロピルメチルフェノール、塩化クロルヘキシジン
、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、パラベ
ンエステル、ホモスルファミン、スコポラミン、クロニ
ジン、硫酸イソソルビド、5−フルオ゛ロウラシル、プ
ロスタグランジン、プロスタサイクリン、ロイコトリエ
ン、天然アミノ酸及びその誘導体、エストロゼン、アン
ドロゼン、チロキシン、脳下垂体ホルモン、脳下垂体後
菓抽出物、胸腺ホルモン、胎盤性コナドトロピン、ヒア
ルロンR1:)ン)’i:Iイチン酸、塩化カプロニウ
ム、アセチルコリン、糖リン酸エステル、例えば、グル
コース−1−リン酸、グルコース−6−リン酸、マンノ
ース−6−リン酸、ガラクトース−6−リン酸、フルク
トース−6−リン酸、グルコース−1,6−ニリン酸、
フルクトース−1,6−二リン酸、フルクトース−2,
6−二リン酸など、またはそれらのナトリウム、カリウ
ムなどのアルカリ金属塩などが挙げられる。
本発明における封入物質の濃度は何ら限定されないが、
リポソーム形成に用いる水に対し、10−6〜30重量
%程度が好ましい。
封入物質の投与方法としては、有機リン化合物並びに水
溶性の塩及び/または界面活性剤の混合物に封入物質を
混合しても良いし、また、水中にあらかじめ封入物質を
溶かしておいてもよい。更に、塩水溶液あるいは界面活
性剤の分散液中に混合しておいてもよい。
〔実施例〕
次に実施例により本発明を説明するが、これらの実施例
はなんら本発明を限定するものではない。
実施例1 まず、0.01M硫酸す) IIウム水溶液を調製した
この硫酸ナトリウム水溶液に、グルコース濃度が0、0
56Mとなるようにグルコースを溶かし、グルコース−
塩水溶液を調製した。60mgのジパルミトイルホスフ
ァチジルPB6400 (以下叶P−PB6400と略
す)に上記グルコース−塩水溶液6gを加え、湯浴上駒
50℃に加温しつつマグネティックスターラーで攪拌し
た。均一に分散したのち、攪拌しつつ室温に戻したとこ
ろ、薄青く濁ってはいるがほとんど透明なリポソーム溶
液が得られた。この溶液について、粒径測定機(サブミ
クロン粒子分析装置、Coulter社製モデルN4)
を用いて測定したリポソームの平均直径は41nmであ
った。また、このリポソーム溶液は室温で約1カ月間変
化せず、安定であった。
この溶液をセファデックスG 50−Mediumを用
いてゲル濾過(2C11φX30cm、室温)し、リポ
ソームとリポソームに保持されなかったグルコースを分
離した。リポソームの溶出している分画についてグルコ
ース濃度とDPP−PBG400濃度を定量したところ
、グルコース濃度は1.8X 10−’M。
叶P−PBG400濃度は4.5X 10−3Mであっ
た。−これより、このリポソームのトラップ体積を口P
P−PBG400のモル当りで表わすと、0.071 
/ molである。
実施例2 まず、0.01M硫酸アンモニウム水溶液を調製した。
この硫酸アンモニウム水溶液に、グルコース濃度が0.
056Mとなるようにグルコースを溶かし、グルコース
−塩水溶液を調製した。ジパルミトイルホスファチジル
グルコース(以下DPP−グルコースと略す)60mg
に上記グルコース−塩水溶液6gを加え、湯浴上的50
℃に加温しつつマグネティックスターラーで攪拌した。
均一に分散したのち、攪拌しつつ室温に戻したところ、
薄く白濁したリポソーム溶液が得られた。この溶液につ
いて測定されたリポソームの平均直径は約380no+
であった。このリポソーム溶液は約2週間変化せず、安
定であった。
この溶液を実施例1と同様にしてゲル濾過した。
リポソームの溶出している分画についてグルコース濃度
と叶P−グルコース濃度を定量したところ、グルコース
濃度は5. IX 10−’M、ロPP−グルコース濃
度は5.8X 10−3Mであった。これより、このリ
ポソームのトラップ体積をDPP−グルコースのモル当
りで表わすと、0.161/molである。
比較例1 リポソーム形成剤として、ジパルミトイルホスファチジ
ルコリン(以下口PP−コリンと略す)を用い、これを
実施例2と同様にして0.056Mグルコース−0,0
1M!酸アンモニウム塩水溶液に混合し、湯浴上的50
℃に加温しつつマグネティックスターラーで攪拌した。
均一に分散した後、攪拌しつつ室温に戻したところ、白
濁したリポソーム溶液が得られた。
この溶液を、実施例1または実施例2と同様にしてゲル
濾過を行った。リポソームの粒径分布が広いため、リポ
ソームの分画は広い範囲にわたった。さらに、リポソー
ムを含む分画についてグルコース濃度及びDPP−コリ
ン濃度の定量を行ったところ、ロPP−コリン濃度は3
X10−’M、グルコース濃度は3.OX l O−’
Mであった。これより、このリポソームのトラップ体積
を叶P−コリンのモル当りで表わすと、0.1817m
olである。
ゲル濾過前の溶液を室温で約30分間静置しておくと、
白色の沈澱を生じ、リポソームの安定性に乏しいことが
分かった。また、この沈澱を光学顕微鏡で観察したとこ
ろ、粒子直径は1〜5μmであった。
実施例3 リポソームの形成を電子顕微鏡観察により確認した。3
0mgの[1PP−PBG400を0.01Mの硫酸ア
ンモニウム水溶液3mj!に溶解した。この溶液につい
て、リン−タングステン酸を染色剤として染色し、透過
型電子顕微鏡観察を行ったところ、平均直径的120n
mの一重のリポソームが観察された。このリポソームの
直径は、粒径測定機を用いて測定した値とよく一致して
いた。
実施例4 有機リン化合物と水溶性塩の混合系について、実施例1
〜3と同様に行った。用いた有機リン化合物、有機リン
化合物の濃度(重量%)、水溶性塩、水溶性塩濃度(M
)、活性物質、活性物質濃度(M)、平均粒子直径及び
有機リン化合物モル当りのトラップ体積を表1に示す。
以下余白 実施例5 0PP−グルコース39mgと2−デシルテトラデシル
リン酸ナトリウム25ffigをクロロホルム−メタノ
ール(2:1)混合溶媒に溶かして均一溶液とした後、
減圧濃縮乾固して有機溶媒成分を完全に除去した。こう
して得た均一な固型物に0.16’i1M尿素水溶液約
3.5gを加え、湯浴上駒50℃に加温しつつマグネテ
ィックスターラーで攪拌した。
均一に分散した後、攪拌しつつ室温に戻したところ、薄
青く濁ってはいるがかなり透明なリポソーム溶液が得ら
れた。この溶液について測定されたリポソームの平均直
径は、約240nmであった。
この溶液を実施例1と同様にしてゲル濾過した。
リポソームの溶出している分画について、リンと尿素の
定量を行ったところ、リン濃度は1.3X10−’M、
尿素濃度は2.4X 10−’Mテあった。
これより、このリポソームのトラップ体積をリンのモル
当りで表わすと0.111/molである。
実施例6 ジパルミトイルホスファデジルソルビトール(以下DP
Pソルビトールと略す)31mgとジパルミトイルホス
ファチジルコリン26mgをクロロホルム−メタノール
(2: 1)混合溶媒に溶かして均一溶液とした後、減
圧濃縮乾固して有機溶媒成分を完全に除去した。こうし
て得た均一な固形物に0.056Mグルコース水溶液約
5.6gを加え、湯浴上駒50℃に加温しつつマグネテ
ィックスターラーで攪拌した。均一に分散した後、攪拌
しつつ室温に戻したところ、薄青く濁ってはいるが、は
ぼ透明なリポソーム溶液が得られた。この溶液について
測定されたリポソームの平均直径は、約125nmであ
った。
この溶液を実施例1と同様にしてゲル濾過した。
リポソームの溶出している分画について、リンと尿素の
定量を行ったところ、リン濃度は4.0×10−’M、
グルコース濃度は2. IX 10−’Mであった。こ
れより、このリポソームのトラップ体積をリンのモル当
りで表わすと、0.951 / molである。
実施例? 有機リン化合物と界面活性剤の混合系について、実施例
5及び6と同様に行った。用いた有機リン化合物、有機
リン化合物の濃度(重量%)、界面活性剤、界面活性剤
の濃度(重量%)、活性物質、活性物質濃度(M)、平
均粒子直径及びリンのモル当りのトラップ体積を表2に
示す。
以下余白 実施例8 60+agのDPP−PBG40Gと3■のメントール
の混合物に、0.01Mの炭酸水素ナトリウム水溶液を
加え、湯浴上的50℃に加温しつつマグネティックスタ
ーラーで攪拌した。均一に分散した後、攪拌しつつ室温
に戻したところ、薄白く濁ってはいるがほぼ透明なリポ
ソーム溶液が得られた。この溶液について、測定された
リポソームの平均直径は約290 nmであった。
この溶液を実施例1と同様にしてゲル濾過した。
分かれた各フラクションについて、DPP−PBG40
0とメントールの分析を行ったところ、DPP−PBG
400の溶出しているフラクションにメントールも検出
され、メントールがリポソームに封入されていることが
確認された。
実施例9 60mgの叶P−グルコースと3 mgのブチルパラベ
ンの混合物に、0.02Mの塩化す) IJウム水溶液
を加え、湯浴上的50℃に加温しつつマグネテイックス
ターラーで攪拌した。均一に分散した後、攪拌しつつ室
温に戻したところ、薄白く濁ってはいるがほぼ透明なリ
ポソーム溶液が得られた。この溶液について、測定され
たリポソームの平均直径は約330r+mであった。
この溶液を実施例1と同様にしてゲル濾過した。
分かれた各フラクションについて、叶P−グルコースと
ブチルパラベンの分析を行ったところ、DPP−グルコ
ースの溶出しているフラクションにブチルパラベンも検
出され、ブチルパラベンがリポソームに封入されている
ことがmuされた。
〔発明の効果〕
本発明のリポソーム形成剤は、水と混合し、攪拌しただ
けで自然に粒径の小さなリポソームを形成することがで
きる。本発明を用いて製造した小さなリポソームは、従
来の方法によって製造したもの(例えば超音波照射によ
り得られたもの)よりも安定である。また、本発明によ
る粒径の小さなリポソームの製造法は、簡便で、従来の
方法に必要な機械的操作や界面活性剤の除去などに煩わ
されることがない。すなわち、本発明は、従来の課題で
あったリポソームの大きさ、大量生産性、保存安定性に
対する問題点をすべて解決しているもので、その利用価
値は大きく、医薬品等に好適に用いれらる。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の成分(a)及び(b) (a)水溶性塩及び/または界面活性剤の存在する水溶
    液中で安定な小粒径リポソームを形成する有機リン化合
    物 (b)水溶性塩及び/または界面活性剤 からなるリポソーム形成剤。 2、有機リン化合物が、次の一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、Aは次式(i)又は(ii)の基を示す。 ▲数式、化学式、表等があります▼(i) ▲数式、化
    学式、表等があります▼(ii) R_1及びR_2:同一もしくは異なって、それぞれ−
    OCOR_3及び/または−OR_4(R_3及びR_
    4は同一もしくは異なって、それぞれC_6〜C_3_
    2のアルキル基またはアルケニル基を示す)を示すか、
    (i)の場合には、R_1とR_2が一緒になって次の
    基▲数式、化学式、表等があります▼ (nは11〜19の整数) を形成してもよい。 Mは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アン
    モニウム、アルキルアンモニウムまたはアルカノールア
    ンモニウムを示す。 Bは下記(1)〜(3)のいずれかの化合物B−OHの
    残基を示す(ただし、−OHは一級アルコールを示す)
    。 (1)HO−(Y−O)_n−X (Xは水素原子またはC_1〜C_3_2のアルキル基
    、アルケニル基もしくはアシル基を示し、Yは置換基を
    有してもよいC_2〜C_4のアルキレン基を示し、n
    は2〜50の整数を示す) (2)ポリグリセリン(縮合度2〜50) (3)アミノ基もしくはアセチルアミノ基で置換されて
    いてもよい、3個以上の水酸基を有するC_5〜C_7
    の単糖類もしくはその糖アルコール、二糖類またはこれ
    らのフェノール配糖体〕 で表わされるものである請求項1記載のリポソーム形成
    剤。 3、請求項2記載の有機リン化合物( I )を膜構成成
    分とするリポソーム。 4、請求項1または2記載のリポソーム形成剤を用い、
    有効活性成分を含有せしめたリポソーム。 5、平均直径が500nm以下である請求項3または4
    記載のリポソーム。
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