JPH02225265A - 静電消去器を備えたテープディスペンサー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、感圧性或いは接着性テープを、対象とする物
品或いは部材に選択された長さのストリップ形態で被覆
するに先立って、それを巻き出す巻きロール型のテープ
ディスペンサー用の静電気即ち帯電消去装置（ｓｔａｔ
ｉｃ　ｎｅｕｔｒａｌｉｚｅｒ）に関するものである。

特には、本発明は、接着性或いは非接着性裏付きテープ
或いはフィルムを巻き出すデイスペンサー用の誘導性（
１ｎｄｕｃｔｉｏｎ　）或いは受動性（ｐａｓｓｉｖｅ
　）静電気放電装置に関する。

Ｉ豆皮１１ セロファン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ビニール等を含め薄いフィルム状プラスチックテ
ープが、物品表面へのストリップ形態での接着或いは対
象物の回りに巻き付けられる第２のもつと小さな巻き体
としての貼着に先立ってそれらが巻かれていた巻き体の
下側層から巻き出し剥離されるとき、それまで互いに緊
密に接触していた２つの表面の分離の結果として静電気
がテープ自由端上に摩擦電気として発生する。これは、
テープ表面の一方（今まで巻かれていたが丁度巻き出さ
れたテープ部分）は（＋）　（−）一方の極性の電荷を
帯電し、同時に他方のテープ表面（まだ巻かれてはいる
が巻き出された部分により丁度露出されたテープ部分）
は反対の極性に帯電されるようになる。

この問題は、厚さが１ミル（０，０２・５　ｍｍ）以下
であるような、極薄フィルムのポリエステル感圧性テー
プ（例えば、［マイラー（ｍｙｌａｒ）　、デュポン社
の商品名」）の場合に特に顕著となり、この場合分与さ
れている静電気帯電ストリップを思い通りに取り扱うこ
とは殆ど不可能である。こうしたテープはそれら部分が
制御しえない程に隣接する物体に吸着されまたそれから
反撥される程度にまで高帯電しそして互い同志、今まで
巻かれていた巻き体及び／或いは使用者の手に粘着する
傾向を強く示す。これらテープストリップは当然のこと
として例えば部品を包装するのに電気業界で、オフィス
において、工芸装飾業者によりまた一般人により巻き体
から一定長巻き出されるから、テープディスペンサーに
関しての静電気帯電状態は極めて重大である。

テープの製造中或いはテープの巻き体ロールへの形成中
の静電気の排除は、巻き体からの分与中摩擦作用による
剥離作用がテープの巻き出し自由端の再帯電を生じるか
ら、これら問題を軽減しない。この電荷は、分離部分が
巻き出された外側巻き体表面における電荷とは極性にお
いて反対である。電荷発生状況が第１図に示される。

′　　　とその　　占 米国特許第３．６３６．４０８号において、帯電消去器
との組合せにおけるテープディスペンサーが示され、こ
こではテープの自由端がその一側或いは両側に沿って配
置されそして接地されるブラシのような複数の電導体を
横切って巻き出される。

この先行技術装置の例が第２図に示される。この装置に
おいて接地機構が使用されないなら、ブラシは「フロー
ト」状態となりそして自身次第に帯電し、従って追加電
流を防止するキャパシタを構成する。

米国特許第２．２６４．６８３号は、α線による静電気
の帯電解消をもたらすためテープの自由端に隣り合って
デイスペンサーにおいて放射性物質を使用する。この方
法の欠点は、放射性物質に原子力規制委員会により賦課
されろ制限に加えて放射性物質の寿命が短いことである
。前者の要件は一般人によるこうしたものとしてのデイ
スペンサーの使用を妨げる。

米国特許第３．１２８．４９２号は、ハウジング内に配
置されそして電線ソケットへの挿入の為電源コードに接
続される高電圧静電気排除装置により一方乃至両面上に
両極性のイオンを衝突せしめることによりフィルムの帯
電を消去する装置を示している。現在市販されているま
た別の型式の静電気消去装置は、テープディスペンサー
のベース内に設置された高電圧空気イオン化装置を使用
し、ここでは各一方の極性を有する２つのエミッタがコ
ロナ放電により発生せしめられた空気イオンをフィルム
に差し向ける。こうした各方法に関連する問題は、電源
を収容するためのデイスペンサー寸法が大きくなること
、電源への挿入のためのプラグの必要性、高電圧への接
近、並びにコストが非常に高いことである。

日が　パシよ　とする＝１ 本発明の課題は、対象とする物品上への選択された長さ
のテープの被覆に先立って或いはその最中取扱いを容易
ならしめるよう巻き体から巻き出されるテープを受動的
に放電するフィルム或いはテープディスペンサー用の静
電気消去装置を開発することである。

本発明のまた別の課題は、電源への接続、高電圧、接地
或いは放射性装置を必要とすることなく完全自蔵式に適
合するフィルム或いはテープディスペンサー用の静電気
消去装置を開発することである。

本発明の更に別の課題は、使用に際して全（安全である
フィルム或いはテープディスペンサーを開発することで
ある。

本発明の更にまた別の課題は、容易に且つ安価に製作出
来、構造において堅牢でありそして操作において極めて
効率的かつ効果酌交ある上述の改善装置を開発すること
である。

；　を　゛するための 本発明に従えば、静電気消去式テープディスペンサーは
、テープ−表面を横断して且つデイスペンサー内に回転
自在に支持される巻き体から巻き出し剥離されるテープ
部分に並置される第１電導性ブラシ手段及び今まで巻か
れていたテープ部分の巻き出しにより丁度露出された巻
き体露出表面を横断して並置される第２電導性ブラシ手
段を含み、該第１及び第２ブラシ手段が電導路により互
いに電気的に接続される。この態様で、テープが巻き体
から巻き出し分離されるに際してテープの巻き出し自由
端部に発生する電荷は、当該自由端部が剥離された巻き
体外表面上に発生した反対極性の電荷により中和即ち消
去されるようになる。

第１及び第２ブラシ手段は、ステンレス鋼或いは炭素繊
維のような鋭尖な細い要素から構成され、これら端は、
対応する近接表面から隣接状態で離間されるか（誘導イ
オン化装置と類似の態様で作用する）或いは隣接テープ
表面（好ましくは外面即ち非接着性表面）と実際に接触
するワイパ要素の形態にあり、こうして受動的な静電気
排除手段を構成する。

及五孤立盈朋 図面を参照すると、全体をＡとして示されるテープディ
スペンサーが静電気消去装置Ｂと共に示されている。

テープディスペンサーは、例えば４インチ（１０，１６
ｃｍ）以上の直径のテープ巻き体を取り扱う産業型ユニ
ット或いは一般消費者用を意図する狭い１／２インチ（
１，３ｃｍ）のセロファン或いはポリエチレンテープス
トリップを含めて任意の適当な寸法及び形態のものとな
しつる。第４図に示すように、デイスペンサーＡは、所
望なら閉成底壁２０から直立する４つの包囲壁１２．１
４．１６及び１８から構成される従来からの箱型形態で
ある。スピンドル２２を有するテープ巻き体Ｃがデイス
ペンサーＡ内に水平に取付けられそしてまた側壁１４及
び１６に形成されたノツチ２４内で自由に回転出来る。

ノツチ２４は巻き体Ｃ全体が側壁により形成される溝２
５内部に保持されつるよう底壁から適当に離されている
。標準的な態様では、テープの選択された長さ部分即ち
ストリップＣ１が巻き体Ｃの上部から巻き出し剥離され
そして端壁１２から直立する縁辺２８に取り付けられた
切断刃縁２６を越えて引き出される。

テープは、デイスペンサーから供給されるに適した感圧
性テープ或いはドライテープのような巻き体に形成され
る一般形式の任意のものとなしつる。代表的に、そして
第１図に示されるように、剥離された端部Ｃ１の表面の
一方は一方の極性の電荷例えば（＋）をとり、他方Ｃ１
が巻き出された巻き体上にまだ残るテープの外面Ｃ２は
反対の極性例えば（−）に荷電されるようになる。

静電気消去装置Ｂは、受動性放電型或いは誘導性イオン
化型のものであり、消去されるべき荷電表面と並置状態
に置かれそしてその表面上の電荷は荷電表面と消去装置
の隣合う端との間での電位差の結果として放電或いは消
散せしめられる。即ち、荷電表面に隣合って受動性或い
は誘導性静電気消去装置を位置付けることにより（荷電
表面と接触して或いはそれに隣合って離間して）、これ
ら電荷は駆除されて表面電荷は有効に中和消去される。

第４図に示すように、電導性の第１ブラシ（要素）３０
は、テープに自由端Ｃ１を横断して配置されそして分与
中のテープ上表面がそれと交差しつつ移動する。同時に
、第２ブラシ（要素）３５がテープ巻きだし中の巻き体
外表面Ｃ２を横切っている。電導性ブラシ３０及び３５
は、米国特許筒４．３３６．５３５．４，３５２．１４
３或いは４．５５３、１９１号に記載されそして図示さ
れるもののようなステンレス鋼或いは炭素繊維製ブラシ
とされつる。これらブラシ３０或いは３５の端が実際上
テープＣ自体の表面に接触するのなら、それらは好まし
くは可能な限り第３図に示されるように接着剤非担持表
面と接触する。しかし、ブラシ３０及び３５は第３Ａ図
に示されるように対応するテープ部分Ｃ１或いはＣ２す
れすれにまたそこから隣接状態に離間して配置されつる
。いずれの場合にも、ブラシ３０及び３５は接地されず
、デイスペンサー上にこれらブラシを支持する取付は具
及びブラケットにより実際上構成される電導路４０を通
して相互に接続される。

第４図において、ブラシ要素３０は、ブラケット３４に
よってデイスペンサー溝２５を横切って横架する電導性
腕３２から適当なりランプに懸吊される。ブラケット３
４もまた電導性でありそして取付はネジ３６により側壁
１４に付設される。

ブラケット３４の下方部分を形成する電導性交差片３８
は側壁１４及び１６の上部を横切って溝２５上方を伸延
する。ブラシ要素３５は交差片３８のテープ巻き体Ｃに
対面する端部に適当に止着されそして溝２５内部で巻き
出された剥離部分Ｃ】の下側にあった巻き体Ｃの面Ｃ２
と並置状態に突出するように適合する。上方第１ブラシ
要素３０組と巻き体並置第２ブラシ３５との間の電導路
４０は、腕３２、ブラケット３４及び交差片３８により
構成され、これらはすべてアルミニウムのような適当な
金属から作製しうる。別様には、ブラシ３０及び３５両
方の組を支持するブラケット支持具が適当なプラスチッ
ク材料から成型され、その場合プラスチック部品の絶縁
性のゆえに、一方のブラシから他方のブラシへと従来態
様で内部に或いは外部に通される電導性ワイヤが両ブラ
シを繋ぐ電導路を構成しよう。

好ましくは、受動性放電手段の各々は電導性針毛を有す
るブラシから成る。

第３図を参照すると、本発明に対する等価回路図が示さ
れ、ここでは例示のため、正電荷が巻き体Ｃから巻き出
し剥離中のテープ自由端部に発生し、他方それに対応し
て負の電荷が巻き出し端部Ｃ１を引き出すことにより新
たに露出した巻き体外面Ｃ２上に発生するものとする。

しかし、これら極性はテープのプラスチック組成物の性
質及び使用される接着剤の種類に依存して逆転されうる
ことを銘記すべきである。２組のブラシ３０及び３５が
電気的に接続されるとき、回路は閉成され電荷を流れ去
らせる。それぞれのブラシ３０及び３５と接触状態にあ
る２つの表面Ｃ１及びＣ２は結局「仮想」電池Ｂ１の正
端子及び負端子を構成し、回路は２組のブラシを相互に
繋ぐ実際の電導路４０により完結される。第３Ａ図にお
いて、ブラシ３０及び３５は常にそれぞれのテープ部分
Ｃ１及びＣ２から隣接しての離間状態に保持されそして
決してそれら表面に接触しない。

静電荷がテープ巻き出し中発生するとき、電池Ｂ１は充
電されるようになり、それによりテープ部分Ｃ１の電荷
消去をもたらすようにブラシ３０及び３５間に電流を推
進する。

本方式の場合、ブラシ３０或いはブラシ３５はいずれも
接地を必要とせず、以って受動性静電気放電に基づく本
発明を最大限に便宜で且つ廉価とする。

テープ部分Ｃ１の両面が電荷移動の結果として荷電され
るようになるが、ブラシ３０は所望に応じてテープ部分
Ｃ１の上面或いは下面いずれかと並置されつる。

兄ユ目と弘釆 本発明は、電源への接続、高電圧、接地或いは放射性装
置を必要とすることな（完全自蔵式に適合するフィルム
或いはテープディスペンサー用の静電気消去装置を提供
し、使用に際して全く安全で、簡便である。

以上、本発明の具体例について説明したが、本発明の範
囲内で多（の変更を為しうることを銘記されたい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、テープ巻き体の自由端部を剥離しながら巻き
出すことにより発生する荷電現象を示す説明図である。 第２図は、テープディスペンサー用の先行技術の静電気
消去装置の等価回路の概略図である。 第３図は、本発明において具体化されたブラシ放電手段
を使用するテープディスペンサー静電気消去装置の概念
図及びその等価回路を示し、ここではブラシ放電手段は
消去されるべきテープ部分と接触状態にある。 第３Ａ図は、本発明を具体化するテープディスペンサー
静電気消去装置の概念図及びその等価回路を示し、ここ
ではブラシ放電手段は消去されるべきテープ部分と隣接
しての離間状態にある。 第４図は、本発明の静電気消去装置を具現したテープデ
ィスペンサーの斜視図である。 Ａ：デイスペンサー Ｂ：帯電消去装置 １２．１４．１６．１８：側壁、端壁 Ｃ：テープ巻き体 ２４：ノツチ ２５：溝 Ｃ１：テープの巻き出し剥離部分 Ｃ２：テープ露出外面 ２６：切断刃縁 ３０；第１ブラシ ３５：第２ブラシ ４０：電導路 ３４：ブラケッ ３２：電導性腕 ３８：交差片 「仮想」 電池

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）テープ巻き体をそこから選択された長さのストリッ
   プとしてテープを巻き出すため回転自在に支持するテー
   プディスペンサーであって、 （ａ）前記巻き体から巻き出し剥離されたテープの一部
   と並置される第１受動性放電手段と、 （ｂ）テープから前記巻き出し剥離された部分により丁
   度露出されたテープ巻き体外面と並置される第２受動性
   放電手段と、 （ｃ）前記第１及び第２受動性放電手段を電気的に相互
   接続して接触表面の分離の結果として剥離されたテープ
   表面に発生する電荷を消去するための電導路を構成する
   電導性手段と を備える静電気消去装置を具備するテープディスペンサ
   ー。 ２）第１受動性放電手段が巻き体から剥離されたテープ
   部分と接触状態にある特許請求の範囲第１項記載のテー
   プディスペンサー。 ３）第１受動性放電手段が剥離されたテープ部分の外面
   と当接している特許請求の範囲第２項記載のテープディ
   スペンサー。 ４）第１及び第２受動性放電手段がそれぞれの並置表面
   と当接している特許請求の範囲第１項記載のテープディ
   スペンサー。 ５）受動性放電手段の各々が電導性針毛を有するブラシ
   から成る特許請求の範囲第１項記載のテープディスペン
   サー。 ６）針毛がステンレス鋼及び炭素から成る群から選択さ
   れる尖端状繊維である特許請求の範囲第５項記載のテー
   プディスペンサー。 ７）針毛がその並置表面から隣接状態で離間される特許
   請求の範囲第５項記載のテープディスペンサー。 ８）第１及び第２ブラシが該両ブラシを相互接続するデ
   ィスペンサー上の電導性フレームに取り付けられる特許
   請求の範囲第５項記載のテープディスペンサー。 ９）テープ巻き体をそこから選択された長さのストリッ
   プとしてテープを巻き出すため回転自在に支持するテー
   プディスペンサーであって、前記巻き体から巻き出し剥
   離されたテープ部分の表面に対して横断した状態で並置
   される第１電導性ブラシと、前記巻き出し剥離された部
   分により丁度露出されたテープ巻き体表面に対して横断
   した状態で並置される第２電導性ブラシと、前記第１及
   び第２ブラシを閉電導路状態で電気的に相互接続する手
   段とを備える静電気消去装置を具備するテープディスペ
   ンサー。 １０）第１ブラシが剥離テープ部分の一表面と接触状態
   にある特許請求の範囲第９項記載のテープディスペンサ
   ー。 １１）第２ブラシが隣り合う巻き体表面と接触状態にあ
   る特許請求の範囲第９項記載のテープディスペンサー。 １２）第１及び第２ブラシがそれぞれの並置表面から隣
   接状態で離間する特許請求の範囲第９項記載のテープデ
   ィスペンサー。 １３）テープ巻き体から巻き出し分与されるテープを放
   電するための方法であって、巻き体から丁度巻き出し剥
   離されたテープ部分の一表面を第１受動性静電気消去装
   置と並置する段階と、該巻き出し剥離部分によって丁度
   露出したテープの外側巻き体表面を第２受動性静電気消
   去装置と並置する段階と、第１及び第２受動性静電気消
   去装置を電導路を介して電気的に接続する段階とを包含
   するテープ放電方法。 １４）並置段階が巻き出し剥離部分の次の長手方向に隣
   り合うテープ部分からの分断前に行なわれる特許請求の
   範囲第１３項記載の方法。 １５）並置段階が第１及び第２受動性静電気消去装置を
   それらの隣り合う近接表面から隣接状態で離間すること
   から成る特許請求の範囲第１３項記載の方法。 １６）並置段階が電導性ブラシを使用して行なわれる特
   許請求の範囲第１３項記載の方法。