JPS6318463Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6318463Y2 JPS6318463Y2 JP1984138650U JP13865084U JPS6318463Y2 JP S6318463 Y2 JPS6318463 Y2 JP S6318463Y2 JP 1984138650 U JP1984138650 U JP 1984138650U JP 13865084 U JP13865084 U JP 13865084U JP S6318463 Y2 JPS6318463 Y2 JP S6318463Y2
- Authority
- JP
- Japan
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- air
- air blowing
- foreign matter
- fiber bundle
- nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 12
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Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
- Nozzles (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
「産業上の利用分野」
この考案は、合成樹脂成形品に塗装する場合に
おいて、塗装の仕上げ面が良好に得られるように
するために用いられる合成樹脂成形品の除塵装置
に関するものである。 「従来の技術」 合成樹脂成形品の塗装を行なうとき、表面に付
着した異物が原因で塗膜荒れ(塗装ブツ)が生じ
易い。塗膜荒れを生ずる原因となる異物は、ホコ
リ、糸くず等であり、付着は、物理的または電気
的(静電気)な原因のいずれかによつて生ずるも
のである。付着した異物を除去するには、従来、
エアブロー、拭き取り、あるいは静電気除去など
を行なつていた。 「考案が解決しようとする問題点」 エアブローを実施すると、被塗装物がエアと摩
擦することにより、被塗装物あるいは異物が帯電
し、異物が充分に除去できない場合がある。また
拭き取りを行なうとやはり摩擦帯電し、拭き取り
ウエスからの糸くずが付着したりして異物が充分
に除去できないという問題がある。さらに静電気
除去のためには、帯電している被塗装物に除電す
だれや除電ブラシを近接させれば除電できるが、
物理的に付着している異物までは除去することが
できない。この考案はこれらの問題を解決するた
めに成されたものである。 「問題点を解決するための手段」 この考案が上記問題点解決のために構成した手
段は、エアブロー用エア噴出装置のノズルの先端
に、エア噴出口を周囲から覆うように、接地した
導電性の繊維束を円周状に配設したことである。 「作用」 上述のように構成すれば、静電気により付着し
た異物と、物理的に付着した異物とを、広範囲に
わたつて効率的に除去することができる。 「実施例」 次に、この考案の一実施例を第1図について説
明すると、1はエアブロー用エア噴出装置である
エアガンであつて、2はそのノズル、3は本体、
4はエア供給管である。ノズル2の先端はエア噴
出口5になつているが、その基部のフランジ6に
は、このエア噴出口5を周囲から覆うように、導
電性の繊維束7が第2図に示すように円周状に植
設され、除電ブラシを形成している。繊維束7を
形成する素線の線径は、100ミクロン程度がよい。
繊維束7は、エアブロー用エア噴出装置1の本体
3を導線8により接地することで、接地されてい
る。 このように構成されたこの装置は、繊維束7の
先端が被塗装物9に対向するようにして使用す
る。接地した繊維束7を被塗装物9に近づける
と、被塗装物9が帯電している場合には被塗装物
9自体の電界により繊維束7間で自己放電(コロ
ナ放電)し、繊維束7の先端から正イオンまたは
負イオン(または電子)が放出されて電荷が除去
される。繊維束7はエア噴出口5の周囲に設けら
れており、エア噴出口5からエアを噴出させる
と、エアとともに上記正イオンまたは負イオンが
広範囲に拡散する。これによつて、被塗装物9に
電気的に付着した異物と物理的に付着した異物の
両方を広範囲にわたつて効率的に除去できる。し
たがつてエアブロー用エア噴出装置1の操作とし
ては通常のエアブロー作業と同程度で良く、静電
気除去のためにエアブロー用エア噴出装置1の操
作を特別念入りに行なう必要はない。 次の表は、この装置の効果を説明するためのも
ので、被塗装物9として300×300mmのアクリル板
を用い、その中心の上方200mmの位置にエアブロ
ー用エア噴出装置1のエア噴出口5の先端を固定
して除塵操作を行なつた時の被塗装物の帯電電圧
変化の試験結果である。
おいて、塗装の仕上げ面が良好に得られるように
するために用いられる合成樹脂成形品の除塵装置
に関するものである。 「従来の技術」 合成樹脂成形品の塗装を行なうとき、表面に付
着した異物が原因で塗膜荒れ(塗装ブツ)が生じ
易い。塗膜荒れを生ずる原因となる異物は、ホコ
リ、糸くず等であり、付着は、物理的または電気
的(静電気)な原因のいずれかによつて生ずるも
のである。付着した異物を除去するには、従来、
エアブロー、拭き取り、あるいは静電気除去など
を行なつていた。 「考案が解決しようとする問題点」 エアブローを実施すると、被塗装物がエアと摩
擦することにより、被塗装物あるいは異物が帯電
し、異物が充分に除去できない場合がある。また
拭き取りを行なうとやはり摩擦帯電し、拭き取り
ウエスからの糸くずが付着したりして異物が充分
に除去できないという問題がある。さらに静電気
除去のためには、帯電している被塗装物に除電す
だれや除電ブラシを近接させれば除電できるが、
物理的に付着している異物までは除去することが
できない。この考案はこれらの問題を解決するた
めに成されたものである。 「問題点を解決するための手段」 この考案が上記問題点解決のために構成した手
段は、エアブロー用エア噴出装置のノズルの先端
に、エア噴出口を周囲から覆うように、接地した
導電性の繊維束を円周状に配設したことである。 「作用」 上述のように構成すれば、静電気により付着し
た異物と、物理的に付着した異物とを、広範囲に
わたつて効率的に除去することができる。 「実施例」 次に、この考案の一実施例を第1図について説
明すると、1はエアブロー用エア噴出装置である
エアガンであつて、2はそのノズル、3は本体、
4はエア供給管である。ノズル2の先端はエア噴
出口5になつているが、その基部のフランジ6に
は、このエア噴出口5を周囲から覆うように、導
電性の繊維束7が第2図に示すように円周状に植
設され、除電ブラシを形成している。繊維束7を
形成する素線の線径は、100ミクロン程度がよい。
繊維束7は、エアブロー用エア噴出装置1の本体
3を導線8により接地することで、接地されてい
る。 このように構成されたこの装置は、繊維束7の
先端が被塗装物9に対向するようにして使用す
る。接地した繊維束7を被塗装物9に近づける
と、被塗装物9が帯電している場合には被塗装物
9自体の電界により繊維束7間で自己放電(コロ
ナ放電)し、繊維束7の先端から正イオンまたは
負イオン(または電子)が放出されて電荷が除去
される。繊維束7はエア噴出口5の周囲に設けら
れており、エア噴出口5からエアを噴出させる
と、エアとともに上記正イオンまたは負イオンが
広範囲に拡散する。これによつて、被塗装物9に
電気的に付着した異物と物理的に付着した異物の
両方を広範囲にわたつて効率的に除去できる。し
たがつてエアブロー用エア噴出装置1の操作とし
ては通常のエアブロー作業と同程度で良く、静電
気除去のためにエアブロー用エア噴出装置1の操
作を特別念入りに行なう必要はない。 次の表は、この装置の効果を説明するためのも
ので、被塗装物9として300×300mmのアクリル板
を用い、その中心の上方200mmの位置にエアブロ
ー用エア噴出装置1のエア噴出口5の先端を固定
して除塵操作を行なつた時の被塗装物の帯電電圧
変化の試験結果である。
【表】
この表から明らかなように、エアブローのみで
は除電することができず、また除電ブラシのみで
は除電効果が小さいが、この考案のものでは除電
効果が大きいことがわかる。これは除電ブラシの
みの場合に比べ、エアブローを併用することで、
より広範囲を除電できることを示している。 「考案の効果」 この考案は以上説明したように、エアブロー用
エア噴出装置1のノズル2の先端に、エア噴出口
5を周囲から覆うように、接地した導電性の繊維
束7を円周状に配設したものであるから、簡単な
構成でありながら合成樹脂成形品に付着した異物
を広範囲にわたつて効率的に除去することができ
る。したがつて、合成樹脂成形品に塗装する場合
において、この考案の装置を用いて除塵した後、
塗装を行なうことにより塗装の仕上げ面を良好に
することができる。
は除電することができず、また除電ブラシのみで
は除電効果が小さいが、この考案のものでは除電
効果が大きいことがわかる。これは除電ブラシの
みの場合に比べ、エアブローを併用することで、
より広範囲を除電できることを示している。 「考案の効果」 この考案は以上説明したように、エアブロー用
エア噴出装置1のノズル2の先端に、エア噴出口
5を周囲から覆うように、接地した導電性の繊維
束7を円周状に配設したものであるから、簡単な
構成でありながら合成樹脂成形品に付着した異物
を広範囲にわたつて効率的に除去することができ
る。したがつて、合成樹脂成形品に塗装する場合
において、この考案の装置を用いて除塵した後、
塗装を行なうことにより塗装の仕上げ面を良好に
することができる。
第1図はこの考案の一実施例の側面図、第2図
は第1図の矢印方向から見たエア噴出口の正面
図である。 1……エアブロー用エア噴出装置、2……ノズ
ル、5……エア噴出口、7……繊維束、8……導
線。
は第1図の矢印方向から見たエア噴出口の正面
図である。 1……エアブロー用エア噴出装置、2……ノズ
ル、5……エア噴出口、7……繊維束、8……導
線。
Claims (1)
- エアブロー用エア噴出装置のノズルの先端に、
エア噴出口を周囲から覆うように、接地した導電
性の繊維束を円周状に配設したことを特徴とする
合成樹脂成形品の除塵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984138650U JPS6318463Y2 (ja) | 1984-09-14 | 1984-09-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984138650U JPS6318463Y2 (ja) | 1984-09-14 | 1984-09-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6155977U JPS6155977U (ja) | 1986-04-15 |
JPS6318463Y2 true JPS6318463Y2 (ja) | 1988-05-24 |
Family
ID=30697041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984138650U Expired JPS6318463Y2 (ja) | 1984-09-14 | 1984-09-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6318463Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019195776A (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-14 | 株式会社マルテー大塚 | 除電ブラシ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5776873U (ja) * | 1980-10-29 | 1982-05-12 | ||
JPS6026868Y2 (ja) * | 1981-03-13 | 1985-08-13 | 蛇の目ミシン工業株式会社 | ミシン塗装に於ける被塗物表面のちり払い装置 |
-
1984
- 1984-09-14 JP JP1984138650U patent/JPS6318463Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6155977U (ja) | 1986-04-15 |
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