JPH02224507A - 周波数変換器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、たとえばテレビジョン放送を受信するため
のダブルスーパーヘテログインチェーナの第１周波数変
換器などとして用いられ、高周波信号と局部発振器から
の信号とを混合して前記高周波信号の周波数変換を行う
周波数変換器に関するものである。

〔従来の技術〕

典型的な先行技術は第２図に示されている０局部発振器
（図示せず、）からの局部発振周波数信号は入力端子１
からバラントランス４の不平衡側の一端に与えられ、周
波数変換を施すべき高周波信号は入力端子２から前記バ
ラントランス４の平衡側の中点に与えられる。バラント
ランス４を介した局部発振周波数信号と高周波信号とは
、リング状に接続（すなわち二重平衡接続）した混合用
ダイオード１１．１２，１３．１４において、この混合
用ダイオード１１−１４の非線型特性を利用して混合さ
れ、これによって前記高周波信号の周波数変換が行われ
る。この周波数変換された信号はバラントランス５を介
して出力端子３に不平衡出力として導出され、中間周波
数信号として中間周波増幅回路などから第２周波数変換
器などに与えられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上述のような構成では、たとえば５０〜
８００Ｍ七の高周波信号を１７００Ｍ七の中間周波数信
号に変換する場合には局部発振周波数信号の周波数は１
７５０〜２５００ＭＨｚとする必要があるが、このよう
に高周波信号と局部発振周波数信号との間の周波数の差
が大きいときには、バラントランス４には５０〜２５０
０ＭＨｚの範囲の超広帯域な周波数特性が要求される。

ところがこのように超広帯域の周波数特性を有するバラ
ントランスを構成することは困難であり、このため上記
の先行技術では、バラントランス４における低域および
高域の損失が大きく、高周波信号の損失が大きくなった
り、また局部発振周波数信号を混合用ダイオード１１．
１２，１３．１４に充分に印加することができないなど
の事態が生じ、結果として周波数変換利得の低下が生じ
るという問題があった。

この発明の目的は、周波数変換利得を向上することがで
きるようにした周波数変換器を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕 この発明の周波数変換器は、局部発振周波数信号がその
不平衡側から入力されその平衡側を混合用ダイオードに
接続した第１のバラントランスと、高周波信号がその不
平衡側から入力されその平衡側を前記混合用ダイオード
に接続した第２のバラントランスとを備えたことを特徴
とする。

〔作用〕

この発明においては、第１のバラントランスを介した局
部発振周波数信号と、第２のバラントランスを介した高
周波信号とが導通に、平衡接続した混合用ダイオードに
与えられて混合され、これによって前記高周波信号の周
波数変換が行われる。

このように１１局部発振周波数信号と高周波信号とに対
して各別に第１．第２のバラントランスを設けたことに
より、前記第１のバラントランスには局部発振周波数信
号の周波数に適合した周波数特性を有するものを選択し
、前記第２のバラントランスには高周波信号に適合した
ものを選択することができる。これによって、局部発振
周波数信号および高周波信号の各損失を低減することが
できるので、前記混合用ダイオードにおける局部発振周
波数信号および高周波信号の混合を良好に行うことがで
きるようになり、この結果周波数変換利得を格段に向上
することができるようになる。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例の周波数変換器の基本的な
構成を示す電気回路図である。この第１図において前述
の第２図に示された各部に対応するものには同一の参照
符号を付して示す。

この実施例では、入力端子１からの局部発振周波数信号
は第１のバラントランス６の不平衡側の一端に与えられ
、入力端子２からの高周波信号は第２のバラントランス
７の不平衡側の一端に与えられる。第１．第２のバラン
トランス６．７において、各不平衡側の各他端は接地さ
れており、また各平衡側の中点も接地されている。

第２のバラントランス７の平衡側はリング状に接続（す
なわち二重平衡接続）した混合用ダイオード１１，１２
，１３．１４に接続されており、第１のバラントランス
６の平衡側はダイオード８゜９を介して混合用ダイオー
ド１１，１２，１３゜１４に接続されている。

ダイオード８，９は一２０ｄＢｍ程度の比較的小さいレ
ベルを有している高周波信号が第１のバラントランス６
に入力されることを防いで、この高周波信号を効率よく
混合用ダイオード１１，１２１３．１４に印加させる。

一方、入力端子１がらの局部発振周波数信号は＋１０ｄ
Ｂｍ程度の比較的大きいレベルを有しているので、前記
ダイオード８．９を導通させて第１のバラントランス６
の平衡側からの信号を混合用ダイオード１１，１２゜１
３．１４に与えることができる。

このような構成によれば、前記第１のバラントランス６
には局部発振周波数信号の周波数に適合した周波数特性
を有するものを用い、また第２のバラントランス７には
入力端子２からの高周波信号の周波数に適合した周波数
特性を有するものを用いることにより、局部発振周波数
信号と高周波信号との間の周波数に大きな差がある場合
にも、不平衡−平衡の変換を各信号毎に良好に行うこと
ができ、各信号の損失を最小限に抑えることができる。

この結果混合用ダイオード１１，１２，１３゜１４にお
ける局部発振周波数信号と高周波信号との混合、すなわ
ち高周波信号の中間周波数信号への周波数変換が良好に
行われるようになり、第２図に示された先行技術に比較
して周波数変換利得が格段に向上されるようになる。

前述の実施例では、二重平衡接続した混合用ダイオード
１１，１２，１３．１４を用いた周波数変換器に関して
説明したが、この発明は平衡接続した混合用ダイオード
を有する周波数変換器に対して広〈実施することができ
るものである。

〔発明の効果〕

この発明の周波数変換器によれば、局部発振周波数信号
と高周波信号とに対して各別に第１．第２のバラントラ
ンスを設けたことにより、前記第１のバラントランスに
は局部発振周波数信号の周波数に適合した周波数特性を
有するものを選択し、前記第２のバラントランスには高
周波信号に適合したものを選択することができる。これ
によって、局部発振周波数信号および高周波信号の各損
失を低減することができるので、前記混合用ダイオード
における局部発振周波数信号および高周波信号の混合を
良好に行うことができるようになり、この結果周波数変
換利得を格段に向上することができるようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の周波数変換器の基本的な
構成を示す電気回路図、第２図は先行技術の基本的な構
成を示す電気回路図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 平衡接続した混合用ダイオードに、局部発振周波数信号
   と高周波信号とを入力して、前記高周波信号の周波数変
   換を行う周波数変換器において、前記局部発振周波数信
   号がその不平衡側から入力され、その平衡側を前記混合
   用ダイオードに接続した第１のバラントランスと、 前記高周波信号がその不平衡側から入力され、その平衡
   側を前記混合用ダイオードに接続した第２のバラントラ
   ンスとを備えたことを特徴とする周波数変換器。