JPH02224210A - 希土類永久磁石 - Google Patents
希土類永久磁石Info
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- JPH02224210A JPH02224210A JP320490A JP320490A JPH02224210A JP H02224210 A JPH02224210 A JP H02224210A JP 320490 A JP320490 A JP 320490A JP 320490 A JP320490 A JP 320490A JP H02224210 A JPH02224210 A JP H02224210A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は異方性希土類永久磁石に関するものである。
近年、射出成形による永久磁石は、複雑形状が精度良く
容品に成形でき、且つ靭性に富むためにその製造は急増
している。また、小型化、高性能化にともない２−１７
系希土類コバルト磁石が使用されている。しかし、第一
図に示すように２−１７系希土類コバルト磁石は保磁力
が高いため、いままでフェライトの場合１０ｋＯｅの磁
場で充分磁化されていたものが５０％しか磁化されず、
完全に磁化するためには２０ｋＯｅという高い磁場が必
要となった。磁石粉末が磁場方向に配向するときの力ｆ
−ｒＸＨｘｌ （ｒ：粒子径、Ｈ：磁場強度、■：磁化
）で与えられ、磁石粉末の完全磁化が磁場配向に必要と
される。つまり２−１７系希土類コバルト磁石の配向に
は２０ｋＯｅの磁場が必要となり、第二図に示すような
フランジ型磁石においてその図に示すような２方向の異
方性を充分に持つことはその金型構造から磁場が不足し
て困難であった。この時、フェライトを用いれば磁場配
向は充分であるがその磁気特性ははるかに低く、このフ
ランジ型磁石を磁気軸受として用いた場合その耐荷重が
充分とれないという問題があった。
容品に成形でき、且つ靭性に富むためにその製造は急増
している。また、小型化、高性能化にともない２−１７
系希土類コバルト磁石が使用されている。しかし、第一
図に示すように２−１７系希土類コバルト磁石は保磁力
が高いため、いままでフェライトの場合１０ｋＯｅの磁
場で充分磁化されていたものが５０％しか磁化されず、
完全に磁化するためには２０ｋＯｅという高い磁場が必
要となった。磁石粉末が磁場方向に配向するときの力ｆ
−ｒＸＨｘｌ （ｒ：粒子径、Ｈ：磁場強度、■：磁化
）で与えられ、磁石粉末の完全磁化が磁場配向に必要と
される。つまり２−１７系希土類コバルト磁石の配向に
は２０ｋＯｅの磁場が必要となり、第二図に示すような
フランジ型磁石においてその図に示すような２方向の異
方性を充分に持つことはその金型構造から磁場が不足し
て困難であった。この時、フェライトを用いれば磁場配
向は充分であるがその磁気特性ははるかに低く、このフ
ランジ型磁石を磁気軸受として用いた場合その耐荷重が
充分とれないという問題があった。
本発明はこのような問題点を除去せしめたものであり、
その目的は耐荷重の大きな磁気軸受に使用可能なフラン
ジ型の永久磁石を提供するものである。
その目的は耐荷重の大きな磁気軸受に使用可能なフラン
ジ型の永久磁石を提供するものである。
本発明は、フランジ型の希土類永久磁石において、その
フランジ部と円筒部で磁気異方性の方向が異なっている
ことを特徴とする。
フランジ部と円筒部で磁気異方性の方向が異なっている
ことを特徴とする。
以下実施例により本発明の詳細な説明する。
Ｓ ｍ （ＣＯＯ，６７２Ｃｕ ｏ、ｏｓＦ ｅ Ｏ
，２２２「。、０２１１ ） ｓ、ｓの組成を有する合
金を低周波溶解炉で溶解した。得られた合金インゴット
を１１７０℃で４Ｈ溶体化処理、８００℃で８Ｈ時効処
理を行なった。次に合金インゴットを粗粉砕、微粉砕し
１０μ〜３０μの粒度分布に粒度調整し磁石粉末を得た
。次に磁石粉末をチタネートカップリング剤で表面処理
した後、体積比で磁石粉末６０％ナイロン１２．４０％
で２４０℃〜２６０℃の範囲で混練した。混練物は射出
成形し易い様に１〜２１１ｍ１に粉砕しペレット化した
。次に第３図に示す。先端にシリンダーコイル１と強磁
性体シリンダー２、中間体３により粉着磁気回路を構成
したシリンダー４に前記ペレットを投入し、ヒーター５
により２８０℃〜３００℃で溶融せしめ溶融物６を得る
。次に該溶融物６をパルス的に２０ｋＯｅの磁場を印加
した前記粉着磁気回路（Ｈは磁束方向）にスクリュー７
により送り磁石粉末を完全に磁化（飽和）させその直後
に強磁性体型８（斜線部）と非磁性型９により構成され
、且つコイル１０により磁場を印加したキャビティー１
１に射出、その後固化せしめ異方性永久磁石１２を得た
。
，２２２「。、０２１１ ） ｓ、ｓの組成を有する合
金を低周波溶解炉で溶解した。得られた合金インゴット
を１１７０℃で４Ｈ溶体化処理、８００℃で８Ｈ時効処
理を行なった。次に合金インゴットを粗粉砕、微粉砕し
１０μ〜３０μの粒度分布に粒度調整し磁石粉末を得た
。次に磁石粉末をチタネートカップリング剤で表面処理
した後、体積比で磁石粉末６０％ナイロン１２．４０％
で２４０℃〜２６０℃の範囲で混練した。混練物は射出
成形し易い様に１〜２１１ｍ１に粉砕しペレット化した
。次に第３図に示す。先端にシリンダーコイル１と強磁
性体シリンダー２、中間体３により粉着磁気回路を構成
したシリンダー４に前記ペレットを投入し、ヒーター５
により２８０℃〜３００℃で溶融せしめ溶融物６を得る
。次に該溶融物６をパルス的に２０ｋＯｅの磁場を印加
した前記粉着磁気回路（Ｈは磁束方向）にスクリュー７
により送り磁石粉末を完全に磁化（飽和）させその直後
に強磁性体型８（斜線部）と非磁性型９により構成され
、且つコイル１０により磁場を印加したキャビティー１
１に射出、その後固化せしめ異方性永久磁石１２を得た
。
本発明は上記構成のため磁石粉末をあらかじめシリンダ
ー内で飽和磁化させ、その後磁場を印加したキャビティ
ーに射出し、永久磁石を得るためキャビティー内の発生
磁場が少なくとも磁石粉末の回転力が有るため配向度が
向上し磁気性能が高くなった。第１表に従来例と本実施
例の磁石性能の比較を示す。キャビティーの発生磁場は
金型材料、磁石形状に制限される事なく発生可能な１０
ｋｏｅである。
ー内で飽和磁化させ、その後磁場を印加したキャビティ
ーに射出し、永久磁石を得るためキャビティー内の発生
磁場が少なくとも磁石粉末の回転力が有るため配向度が
向上し磁気性能が高くなった。第１表に従来例と本実施
例の磁石性能の比較を示す。キャビティーの発生磁場は
金型材料、磁石形状に制限される事なく発生可能な１０
ｋｏｅである。
第１表
第１表に示す様に実に３９％の向上を示し、実用上問題
の無いものとなった。ちなみに２０ｋＯｅの磁場により
成形した磁石の最大エネルギー積は８．４ＭＧＯｅであ
りほとんど差は無かった。
の無いものとなった。ちなみに２０ｋＯｅの磁場により
成形した磁石の最大エネルギー積は８．４ＭＧＯｅであ
りほとんど差は無かった。
このため今まで制限されていた。、使用磁石粉末の種類
、金型材料の種類、磁石の形状、異方化方向等が無くな
り１１】広い応用が可能となった。又、金型に於いては
材料に制限が無いため一般金型材が使用できコストダウ
ンが計れた。飽和磁束密度が２０ＫＧ以上の材料は少な
くパーメンジュールの場合、ｋｇ当り３万円と高価であ
り、又硬度が低く摩耗し易いため表面処理を必要として
いた。磁石粉末の前もっての着磁方法として混線前、混
線中が考えられるが、混練機、ペレタイザー又は粉砕機
、ドライホッパー、乾燥機等の材質は強磁性体が多く、
吸着して作業性が悪い。又シリンダー内で溶融すると磁
石粉末が完全に閉ループを組みキャビティー内に射出し
た時、配向しずらくなると共に樹脂中の分散が悪くなる
ためこのましくない。
、金型材料の種類、磁石の形状、異方化方向等が無くな
り１１】広い応用が可能となった。又、金型に於いては
材料に制限が無いため一般金型材が使用できコストダウ
ンが計れた。飽和磁束密度が２０ＫＧ以上の材料は少な
くパーメンジュールの場合、ｋｇ当り３万円と高価であ
り、又硬度が低く摩耗し易いため表面処理を必要として
いた。磁石粉末の前もっての着磁方法として混線前、混
線中が考えられるが、混練機、ペレタイザー又は粉砕機
、ドライホッパー、乾燥機等の材質は強磁性体が多く、
吸着して作業性が悪い。又シリンダー内で溶融すると磁
石粉末が完全に閉ループを組みキャビティー内に射出し
た時、配向しずらくなると共に樹脂中の分散が悪くなる
ためこのましくない。
尚、本実施例以外に下記内容のものであってもなんらさ
しつかえない。
しつかえない。
１）粉着磁気回路をノズル部又はノズル部とシリンダー
間に構成する。
間に構成する。
２）粉着磁気回路に磁場を印加した状態で射出する。又
、射出時のみ磁場を印加する。
、射出時のみ磁場を印加する。
以上述べたように、本発明によればフランジ部と円筒部
の２面において反発力を充分に得て、耐荷重の高い磁気
軸受を構成できる。
の２面において反発力を充分に得て、耐荷重の高い磁気
軸受を構成できる。
ｍ１図に２−１７型希土類磁石の磁場と着磁率の関係図
を、第２図に異方向異方化磁石の断面図を、第３図に本
実施例の磁場射出成形機を示す図。 １・・働シリンダーコイル ２・ ３Ｉ＋ ４ ・ ５・ ６Φ ７ ・ ８ ・ ９ ・ １０ 昏 １１ ・ １２・ Ｈ・ ・強磁性体シリンダー ・中間体 ・シリンダー ・ヒーター ・溶融物 ・スクリュー ・強磁性体型 ・非磁性体型 ・コイル ・キャビティー ・異方性磁石 ・磁束方向（流れ） ・異方化方向 出願人 セイコーエプソン株式会社 代理人 弁理士、鈴 木 喜三部（他１名）第２図 ＜ ｋｏｅ ）
を、第２図に異方向異方化磁石の断面図を、第３図に本
実施例の磁場射出成形機を示す図。 １・・働シリンダーコイル ２・ ３Ｉ＋ ４ ・ ５・ ６Φ ７ ・ ８ ・ ９ ・ １０ 昏 １１ ・ １２・ Ｈ・ ・強磁性体シリンダー ・中間体 ・シリンダー ・ヒーター ・溶融物 ・スクリュー ・強磁性体型 ・非磁性体型 ・コイル ・キャビティー ・異方性磁石 ・磁束方向（流れ） ・異方化方向 出願人 セイコーエプソン株式会社 代理人 弁理士、鈴 木 喜三部（他１名）第２図 ＜ ｋｏｅ ）
Claims (1)
- フランジ型の円筒磁石においてその磁気異方性の方向
がフランジ部と円筒部で異なっていることを特徴とする
希土類永久磁石。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP320490A JPH02224210A (ja) | 1990-01-10 | 1990-01-10 | 希土類永久磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP320490A JPH02224210A (ja) | 1990-01-10 | 1990-01-10 | 希土類永久磁石 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9157284A Division JPS60235416A (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | 永久磁石の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02224210A true JPH02224210A (ja) | 1990-09-06 |
| JPH0520881B2 JPH0520881B2 (ja) | 1993-03-22 |
Family
ID=11550910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP320490A Granted JPH02224210A (ja) | 1990-01-10 | 1990-01-10 | 希土類永久磁石 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02224210A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55143007A (en) * | 1979-03-13 | 1980-11-08 | Statni Vyzkumny Ustav Material | Anisotropic permanent magnet |
| JPS55165607A (en) * | 1979-06-13 | 1980-12-24 | Toshiba Corp | Anisotropic magnet |
-
1990
- 1990-01-10 JP JP320490A patent/JPH02224210A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55143007A (en) * | 1979-03-13 | 1980-11-08 | Statni Vyzkumny Ustav Material | Anisotropic permanent magnet |
| JPS55165607A (en) * | 1979-06-13 | 1980-12-24 | Toshiba Corp | Anisotropic magnet |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0520881B2 (ja) | 1993-03-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |