JPH02223838A - 軸受試験装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は軸受試験装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、この種の軸受試験装置は、被試験用軸受の内輪に
回転もしくは揺動させ、このときの摩擦力で被試験用軸
受の外輪が回転させられるときのトルクを測定すること
により、被試験用軸受の特性あるいは潤滑材の特性を求
めていた。

この軸受試験装置は、図面には示さないが、固定部に取
り付けられた軸受台の支持軸受にはめ込まれた回転軸と
、この回転軸の一端より被試験用軸受がはめ込まれ、そ
の外輪を包み固定する軸受ハウジングと、この軸受ハウ
ジングと固定部とを連結するとともに前記被試験用軸受
の外輪の回転トルクを測定する力検出器とを有している
。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上述した従来の軸受試験装置では、軸受
ハウジングと固定部は力検出器のみで固定されているの
で、回転軸の振動、回転軸の偏心による振れ力等により
、力検出器に回転トルク以外の力が加わり、測定する値
にノイズが出たり、力検出器が破損したりする問題があ
る。

本発明の目的は、かかる問題を解消するとともに正確な
特性値が得られる軸受試験装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

１、本発明の軸受試験装置は、被試験用軸受の内輪を回
転もしくは揺動させて前記被試験用軸受の外輪に発生す
るトルクを測定することにより前記被試験用軸受の特性
あるいは潤滑材の特性を求める軸受試験装置において、
一端が固定部に固定された軸受台の支持軸受にはめ込ま
れた回転軸と、この回転軸の他端にはめ込まれた前記被
試験用軸受の前記外輪をはめ込み固定する軸受ハウジン
グと、この軸受ハウジングと前記固定部との間に連結さ
れるとともに前記外輪の回転する方向に可撓性をもちか
つそれ以外には高い剛性をもつ振動抑止部材とを備え構
成される。

２、本発明の振動抑止部材は、前記固定部に固定される
中心部と、この中心部と周辺部との問を等分に切欠くこ
とにより放射状に伸び前記周辺部と接続する複数の支持
部とを備え構成される。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す軸受試験装置の断面図
、第２図は第１図のＡ方向から見た側面図である。この
軸受試験装置は、回転または揺動により被試験用受３に
負荷を与える軸１と、この軸１の一端を支え支持する支
持軸受２と、この支持軸受２を保持し固定部７に固定さ
れる軸受台つと、軸１の他端に複数個の被試験用軸受３
がはめ込まれるとともにこれら被試験用軸受３を保持固
定する軸受ハウジング６ａと、この被試験用軸受３にラ
ジアル方向に荷重を与えるリング状軸受ハウジング６ｂ
を押えるばね４及び止めねし１０と、゛軸受ハウジング
６ａと固定部７との問を継ながれている振動抑止部材８
と圧力検出器５とから構成される。

すなわち、従来の軸受試験装置に振動抑止部材８を軸受
ハウジング６ａと固定部との間に設けたことである。こ
の振動抑止部材８は、その中心部は固定部７に支持棒を
介して固定されており、この中心部近傍と周辺部近傍を
４枚の三角形状の切欠きを等分に切欠くことにより、中
心部より周辺部に伸びる４本の支持板を形成し、この支
持板でリング円板状の周辺部を連結し保持している。ま
た、この周辺部は軸受ハウジング６ａに固定されている
。

この軸受試験装置で被試験用軸受３を試験する際に、軸
１や支持軸受２の偏心及び振れ等により軸受ハウジング
６ａは振動及び変位を生ずるが、この振動抑止部材８は
回転方向には可撓性があるため、トルク出力には影響な
く測定できる。また、影響があると仮定しても、その部
材のばね定数を予め測定しておけば、その影響を取り除
き補正することか可能である。

さらに、この振動抑止部材８を設けることにより、構造
的に弱い力検出器５に測定方向以外の不要な力が加わる
ことなく、破損を防止することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明の軸受試験装置は、軸受ハウ
ジングと固定部との間に軸受の回転方向に剛性の高い振
動抑止部材を設けることによって、軸や軸受ハウジング
の振動は抑止される。また、この振動抑止部材は、回転
方向には可撓性があるため、トルク測定には悪影響はな
いし、力検出器の破損を招くこともない、従って、力検
出器の破損、測定誤差及び振動によるノイズの影響等が
ない正確な特性値が得られる軸受試験装置が得られると
いう効果がある。

また、本発明による振動抑止部材は、中心部を固定部ひ
接続し、周辺部を軸受ハウジングに固定し、その問を２
枚以上の板状部材により放射状に中心部と周辺部を結合
しているため、回転方向以外の方向の振動もしくは変位
に対して、板の幅方向や板の長さ方向になるので剛性が
高くなる。従って、不要な振動や力を力検出器に与える
ことがない、また、回転方向のトルクに対しては、中央
部と周辺部にわたる切欠きにより、この振動抑止部材が
可撓性をもつので、トルクの測定には影響が少ない振動
抑止部材が得られるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す軸受試験装置の断面図
、第２図は第１図のＡ方向から見た側面図である。 １・・・軸、２・・・支持軸受、３・・・被試験用軸受
、４・・・ばね、５・・・力検出器、６ａ・・・軸受ハ
ウジング、６ｂ・・・リング状軸受ハウジング、７・・
・固定部、８・・・振動抑止部材、９・・・軸受台、１
０・・・止めねじ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、被試験用軸受の内輪を回転もしくは揺動させて前記
   被試験用軸受の外輪に発生するトルクを測定することに
   より前記被試験用軸受の特性あるいは潤滑材の特性を求
   める軸受試験装置において、一端が固定部に固定された
   軸受台の支持軸受にはめ込まれた回転軸と、この回転軸
   の他端にはめ込まれた前記被試験用軸受の前記外輪をは
   め込み固定する軸受ハウジングと、この軸受ハウジング
   と前記固定部との間に連結されるとともに前記外輪の回
   転する方向に可撓性をもちかつそれ以外には高い剛性を
   もつ振動抑止部材とを有することを特徴とする軸受試験
   装置。 ２、前記固定部に固定される中心部と、この中心部と周
   辺部との問を等分に切欠くことにより放射状に伸び前記
   周辺部と接続する複数の支持部とを有する請求範囲１の
   振動抑止部材。