JP2001194223A5 - 転がり軸受ユニットのラジアル共振周波数の測定方法及び測定装置 - Google Patents

転がり軸受ユニットのラジアル共振周波数の測定方法及び測定装置 Download PDF

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Description

そして、この分析結果から、上記検出値にノイズが含まれている事が分かった。即ち、本発明者が上述の様なラジアル方向の共振周波数の測定を、同一条件で繰り返し行なった所、測定を繰り返す毎に共振周波数の値が少しずつ異なる(上記ピーク値として現われる周波数成分の位置がばらつく)事が分かった。これらの事から、前述のアキシアル方向の共振周波数の場合と同様の測定方法では、上記ラジアル方向の共振周波数を正確に測定できない事が分かった。この為、このラジアル方向の共振周波数を正確に測定できる、新たな測定方法及び装置を開発する必要が生じた。
本発明の転がり軸受ユニットのラジアル共振周波数の測定方法及び測定装置は、この様な事情に鑑みて、内側部材と外側部材との間に1対の転がり軸受を組み込んで成る転がり軸受ユニット全体としての、ラジアル方向の共振周波数(ラジアル共振周波数)を正確に測定自在とすべく発明したものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の転がり軸受ユニットのラジアル共振周波数の測定方法及び測定装置の対象となる転がり軸受ユニットは、内側部材の外周面に軸方向に互いに離隔した状態で設けた1対の内輪軌道と外側部材の内周面に軸方向に互いに離隔した状態で設けた1対の外輪軌道との間に複数の転動体を、予圧を付与した状態で設けて成る。
上述の様な転がり軸受ユニット全体としてのラジアル共振周波数を測定する、本発明の転がり軸受ユニットのラジアル共振周波数の測定方法では、上記内側部材と上記外側部材とのうちの一方の部材を支持部材により支持しつつ、これら内側部材と外側部材とのうちの他方の部材をラジアル方向に加振する。そして、この他方の部材のラジアル方向の振動を検出して、上記転がり軸受ユニットのラジアル共振周波数を測定する。
特に、本発明の転がり軸受ユニットのラジアル共振周波数の測定方法では、上記支持部材から上記一方の部材に付与する荷重に基づく、これら支持部材及び一方の部材に関する剛性(支持剛性)の値が、上記転がり軸受ユニットの剛性(互いに並列に配置された、複列の転動体により構成される1対の転がり軸受の剛性を合成して得られる軸受剛性)の値よりも大きくなる状態で、上記測定作業を行なう。
好ましくは、上記支持剛性の値を、上記軸受剛性の値を越えて100倍以下(より好ましくは2〜20倍程度)に設定する。
更に、本発明の転がり軸受ユニットのラジアル共振周波数の測定装置は、上記転がり軸受ユニットを構成する内側部材を、軸方向両側から挟持した状態で支持する1対の支持部材と、上記転がり軸受ユニットを構成する外側部材に外嵌固定した重錘を、ラジアル方向に加振自在な加振器と、上記外側部材のラジアル方向の振動を検出自在な振動検出器とを具える。そして、上記両支持部材により上記内側部材を挟持する力を調節する事により、これら両支持部材による上記内側部材の支持剛性を調節自在としている。
【0015】
【作用】
上述の様に構成する転がり軸受ユニットのラジアル共振周波数の測定方法及び測定装置によれば、転がり軸受ユニットを構成する内側部材と外側部材とのうちの一方の部材と、支持部材との係合部の接触剛性、並びにこれら一方の部材及び支持部材の曲げ剛性等の影響をなくすか少なくして、検出値に含まれるノイズをなくすか少なくできる。従って、上記転がり軸受ユニットのラジアル方向の振動のみを取り出して、この転がり軸受ユニットのラジアル共振周波数を正確に測定できる。
特に、支持剛性の値を軸受剛性の値を越えて100倍以下(より好ましくは2〜20倍程度)に設定すれば、上記一方の部材や支持部材を損傷する事なく、上記転がり軸受ユニットのラジアル共振周波数を正確に測定できる
【0030】
【発明の効果】
本発明の転がり軸受ユニットのラジアル共振周波数の測定方法及び測定装置は、以上に述べた通り構成され作用するので、従来は難しかった転がり軸受ユニット全体としてのラジアル共振周波数の測定を、正確に行なう事ができる。
【符号の説明】
1 ハードディスク
2 ヘッド
3 スイングアーム
4 転がり軸受ユニット
5 基板
6 支持軸
7 内筒
8 外筒
9 玉軸受
10 内輪軌道
11 内輪
12 外輪軌道
13 外輪
14 玉
15 シールド板
16 段部
17 段部
18 ねじ
19 抑え板
20 測定装置
21 支持軸
22 加振器
23 重錘
24 振動検出器
25 段部
26 固定具
27 測定端子
30 第一のばね
31 第一の浮動質量
32 第二のばね
33 第二の浮動質量
34 壁面
35 測定装置
36 支持部材
37 凸部

Claims (3)

  1. 内側部材の外周面に軸方向に互いに離隔した状態で設けた1対の内輪軌道と外側部材の内周面に軸方向に互いに離隔した状態で設けた1対の外輪軌道との間に複数の転動体を、予圧を付与した状態で設けて成る転がり軸受ユニットの、ラジアル方向の共振周波数の測定方法であって、上記内側部材と上記外側部材とのうちの一方の部材を支持部材により、この支持部材からこの一方の部材に付与する荷重に基づくこれら支持部材及び一方の部材に関する剛性の値が、上記転がり軸受ユニットの剛性の値よりも大きくなる状態で支持しつつ、これら内側部材と外側部材とのうちの他方の部材をラジアル方向に加振し、この他方の部材のラジアル方向の振動を検出して上記転がり軸受ユニットのラジアル共振周波数を測定する、転がり軸受ユニットのラジアル共振周波数の測定方法。
  2. 支持部材による一方の部材の支持剛性の値を、軸受ユニットの軸受剛性の値を越えて100倍以下とする、請求項1に記載した転がり軸受ユニットのラジアル共振周波数の測定方法。
  3. 内側部材の外周面に軸方向に互いに離隔した状態で設けた1対の内輪軌道と外側部材の内周面に軸方向に互いに離隔した状態で設けた1対の外輪軌道との間に複数の転動体を、予圧を付与した状態で設けて成る転がり軸受ユニットを構成する内側部材を、軸方向両側から挟持した状態で支持する1対の支持部材と、上記転がり軸受ユニットを構成する外側部材に外嵌固定した重錘を、ラジアル方向に加振自在な加振器と、上記外側部材のラジアル方向の振動を検出自在な振動検出器とを具え、上記両支持部材により上記内側部材を挟持する力を調節する事により、これら両支持部材による上記内側部材の支持剛性を調節自在とした、転がり軸受ユニットのラジアル共振周波数の測定装置。
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