JPH02223684A - タンデム型油圧ポンプ - Google Patents

タンデム型油圧ポンプ

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Publication number
JPH02223684A
JPH02223684A JP4292689A JP4292689A JPH02223684A JP H02223684 A JPH02223684 A JP H02223684A JP 4292689 A JP4292689 A JP 4292689A JP 4292689 A JP4292689 A JP 4292689A JP H02223684 A JPH02223684 A JP H02223684A
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JP
Japan
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housing
drive shaft
common drive
pump
plunger
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Pending
Application number
JP4292689A
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English (en)
Inventor
Hachiro Aoki
青木 八郎
Masakuni Ishikawa
雅邦 石川
Yukio Kazahaya
幸生 風早
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Diesel Kiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はタンデム型油圧ポンプ、とりわけ可変吐出量形
アキシャルポンプと円周方向でボンピング作用を行うポ
ンプとの一体であって、自動車用油圧源装置として用い
るのに好適なポンプに関するものである。
〔従来の技術とその技術的課題〕
油圧ポンプにおいて、2個のポンプを1本の駆動軸で駆
動するタンデムポンプは特開昭60−182367号公
報等により公知である。しかしながら、先行技術はポン
プ形式が同形のものすなりちベーンポンプやギヤポンプ
同士、あるいは斜軸形ピストンポンプ同士をタンプA化
したものにすぎず、異なる形式の2種のポンプたとえば
、高吐出量、高吐出圧のポンプ(アキシャル形)と、比
較的低吐出量、低吐出圧のポンプ(ベーン形、歯車形)
をコンプレックス化したものではなかった。
このような異なる形式、性能のタンデムポンプの必要性
は、自動車のパワーステアリングと油圧式アクティブサ
スペンションへの油圧供給装置が代表的な例として挙げ
られるが、従来ではこのような場合、それぞれ独立した
アキシャルポンプとベーンポンプ(又は歯車ポンプ)の
駆動軸同士をカップリングで連結して運転するほかなか
った。そのため、軸方向寸法が大型化して車載性を悪化
させ、また、コストが高くなるという問題があった。
しかも、自動車の油圧サスペンションにおいては、省エ
ネルギ対策として、油圧シリンダに必要最少限の最適油
量を供給することが望まれ、そのためにはポンプ回転数
に係り無く一定の吐出量を無段階に実現できることが望
まれるが、従来ではこの要求を満たし得なかった。
本発明は前記問題点を解消するために創案されたもので
、その目的とするところは、吐出条件(吐出圧、吐出量
)の異なる2種のボンピング性能を有し、しかも高吐出
側のポンプが、ポンプ回転数によらず一定の吐出量を無
段階に得ることができる小型で安価なこの種の油圧ポン
プを提供することにある。
〔課題を解決す多ための手段〕
上記目的を達成するため本発明は1円周上に複数のプラ
ンジャ部を配したプランジャブロックにインロー部を突
設し、このプランジャプロッタの一側に円筒状の第1ハ
ウジングを取付け、該第1ハウジングとインロー部に共
通駆動軸を貫挿して回転自在に支持する一方、プランジ
ャプロッタの他側にはインロー部と嵌まり合う第2ハウ
ジングを設け、この第2ハウジングとカバー間の共通駆
動軸に円周方向でポンプ作用を行う形式のポンプ機構°
を設け、前記第1ハウジング内の共通駆動軸には斜板を
共通駆動軸の軸方向に変位するように作用するパワーピ
ストンを備えた可変アキシャル形のポンプ機構を組込ん
だ基本構成に加え、前記可変アキシャル形のポンプ機構
の吐出口から吐出ポートに到る油路の途中に、外刃オリ
フィスとこれの前後の差圧で動かされ前記パワーピスト
ンへの油の流れを制御するサーボバルブとを設け、がつ
前記サーボバルブのスプリング荷重がアクチュエータに
より可変となっている構成としたものである。
また本発明は、前記基本構成に加え、可変アキシャル形
のポンプ機構の吐出口から吐出ポートに到る油路の途中
に、外刃オリフィスを含む可変絞りと、これの前後の差
圧で動かされ前記パワーピストンへの油の流れを制御す
るサーボバルブとを設け、かつ前記可変絞りがアクチュ
エータにより動かされるようになっていることを特徴と
するものである。
円周方向でポンプ作用を行う形式のポンプ機構としては
、一般にベーンポンプが好適であるが、トロコロイドポ
ンプなど内接式ギヤポンプ類でもよい。
〔実 施 例〕
以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図ないし第6図は本発明によるタンデム型油圧ポン
プの一実施例を示している。第1図において、Aはプラ
ンジャブロックであり1円周上に等間隔で軸線方向に貫
通する複数(図示のものでは5個)のプランジャ用穴1
1を形成している。
該プランジャブロックAの左端側には、筒状のインロー
部aが突出形成されている。
Bは前記プランジャブロックの右端側に取付けられた円
筒断面の第1ハウジングであり、プランジャブロック左
端面との間でチャンバDを構成し、右端にはボスbを有
する。
CはプランジャブロックAの左端側にバルブ機構Hを介
して接する第2ハウジングであり、バルブ機iaHを貫
くボルトによりプランジャブロックAと結合され、また
、筒部c−2をもってインロー部aと嵌合することで心
出しされている。
Eは前記第1ハウジングB内に組み込まれた可変アキシ
ャルポンプ機構、Fは前記第2ハウジングの左端に組込
まれた円周方向でポンプ作用を発揮するポンプ機構、G
は前記回転式ポンプ機lIFに対するカバーであり、ビ
ンまたはボルトにより第2ハウジングCと結合される。
1は共通駆動軸であり、前記第1ハウジングBとプラン
ジャブロックAの中心に貫挿され、両端と中間が第1ハ
ウジングBのボスbとプランジャブロックAのインロー
部内腔およびプランジャブロックAに設けたラジアル軸
受18a、13b。
13cにより支承され、第1ハウジング外部のプーリエ
により駆動回転されるようになっており、プランジャブ
ロックAのインロー部aから突出した部分にはスプライ
ン106が形成されている。
この共通駆動軸1は、第1ハウジングBの内壁に近い位
置に通孔15aが、また、プランジャブロックAのイン
ロー部aに相当する位置に通孔15bを穿設した環状切
欠き14bが形成されており、それら通孔15a、15
bは共通駆動軸中心の通路穴16と連通している。
前記可変アキシャルポンプ機構Eは、公知のものと同様
に、スラストフランジ2、パワーピストン3、ドライブ
ハブ4、ワブルプレート5.プランジャ6、ヒンジボー
ル41を備え、さらに制御機構として、吐出量一定制御
用のサーボバルブ機構7と、一定吐出量無段階制御用の
アクチュエータ8を備えている。
上記機構を詳しく述べると、まず5スラストフランジ2
は共通駆動軸1に圧入固定され、このスラストフランジ
2の内腔にパワーピストン3が。
共通駆動軸の軸線方向摺動可能に組み込まれ、これによ
り共通駆動軸1の周りに圧力室31が構成され、該圧力
室31に前記通孔15aが連通している。
ドライブハブ4は、外径側が前記スラストフランジ2と
リンク40により連結され、回転力の伝達を受けるよう
になっている。そして内径側は、共通駆動軸1に摺動自
在にはめられたヒンジボール41と球面座により嵌合し
ており、ヒンジボール41は図示しないシムを介して一
端がパワーピストン3により支えられ、他端が共通駆動
軸1に固着したストッパリング18に一端を受けられた
スプリング19で支えられるようになっている。
ワブルプレート5は、背面側と内径側を前記ドライブハ
ブ4に軸受50,51で支持され、前面側をバランスリ
ング52により支えられることで共通駆動軸1と回転に
関し縁が切られている。
さらにワブルプレート5には、半径方向にローラ(ない
しボール)53が設けられ、これが第1ハウジングBの
底部に沿って設けらているトラックにはめられることで
回転が拘束され、軸方向だけ摺動できるようになってい
る。
前記ローラ53の先端には信号発生要素たとえばマグネ
ット54が取付けられ、ローラ53の移動軌跡内のトラ
ック外側には、信号発生要素54と組みをなし、ワブル
プレート5の傾きを検出するセンサー55(たとえばホ
ール素子などからなる磁気センサー、差動トランスなど
)が設けられ、これからの検出信号がフィードバック信
号として車載のCPUに入力されることでポンプ押し退
け容積(cc/rev)が演算され、アクチュエータ8
に所定の制御信号を出力するようになっている。
プランジャ6は、シリンダブロックAの各プランジャ用
穴11(第4図では5個)にはめられ、前部には第2ハ
ウジングCの端面との間にプランジャ室60が形成され
、背部は前記ワブルプレート5と球ジヨイント61a、
61bにより連結されている。また、第4図のようにシ
リンダブロックAには、各プランジャ室60の間の位置
に、チャンバDと通じる吸入ポート62が設けられ、こ
の吸入ポート62はバルブ機構Hを介してプランジャ室
60に通じるようになっており、チャンバDには図示し
ないが、第1ハウジングBまたはプランジャブロックA
を介して作動油の供給口が通じている。
前記プランジャブロックへのインロー部aの基部と第2
ハウジングCの筒部入り口部位には、リング状の吐出室
63が形成され、この吐出室63よりも左方のインロー
部外周はシールリング64により油密シールされ、可変
アキシャルポンプ機構Eとポンプ機構Fの各作動油を分
離している。
前記バルブ機4iHは、この実施例では、第4図ないし
第6図に示すように、中間の弁プレート21と、これの
右側に装着された吸込み用リーフバルブ22と、左側に
装着された吐出用リーフバルブ23とからなっている。
弁プレート21は、第5図下半部と第5a図で示すよう
に、吸入ポート62よりもはるかに面積の大きい矩形状
の吸入窓孔210と、窓孔の一側からプランジャ用穴1
1の領域に到る長さの浅溝211を有し、浅溝211の
底にはプランジャ用穴11と同心状の小さな吐出穴21
2が貫設されている。
吸込み用リーフバルブ22は、第4図下半部と第5図上
半部に示すように、一部がプランジャ用穴11に到るよ
うに伸びる窓孔220と、この窓孔220中すなわち前
記弁プレート21の吸入窓孔210内に放射状に伸び、
前記吸込みポート62を常態において閉じる弾性舌片2
21とを備え、吸込み圧により吸入窓孔210内で変位
し、吸入ポート62と窓孔220を介してプランジャ室
60にチャンバD内の作動油を送り込むようになってい
る。
吐出用リーフバルブ23は、第6図上半部と下半部に示
すように、プランジャ用穴11に対応する位置に求心方
向に伸びる弾性舌片231を有し、常態において弁プレ
ート21の吐出穴212を閉じ、吐出圧により変位して
開き、吐出油の吐出室63への流れを許容するようにな
っている。第2ハウジングCには繰返し変位によっても
吐出用リーフバルブ23を破損させないようにするため
、曲率状ストッパ面が形成されている。なお、吸込み用
バルブはボール弁でもよく、この場合には吸入ポート6
2に配置される。
前記吐出室63には、第1図のように、第2ハウジング
Cに向かう吐出通路630が伸び、共通駆動軸1の軸線
と変位する関係で組み込まれた吐出量一定制御用のサー
ボバルブ機構7を介してハウジング側方の吐出ポート1
oに到っている。サーボバルブ機構7は、第2図のよう
に、第2ハウジングCに穿設した段付きの部会7hと、
部会7hに嵌着固定された筒状本体7bと、筒状本体7
bの背後の部会内を摺動可能なスプリングシート7cと
、スリングシート7cと所定の距離をおいて部会7cの
開口にねじ込まれたプラグ7dと、筒状本体7bに摺動
自在に内挿されたスプール7eと、該スプール7eの動
きを制御するためのオリフィス部材7fと、前記スプリ
ングシート7cとスプール左端間に介在され、スプール
7eとオリフィス部材7fとを右方に押圧するスプリン
グ7gとを備えている。
筒状本体7bには、半径方向に伸び吐出ポート10に到
る吐出路100に常時通じるポンプポート70を有し、
これよりも左方位置には内外周にリング溝を有するシリ
ンダポート71が、またこれと離間した位置には外周に
リング溝を有するタンクポート72が形成されている。
シリンダポート71は、第2ハウジングCおよびインロ
ー部aを貫くように伸びる連絡通路71aにより前記共
通駆動軸1の環状切欠き14bに通じており、タンクポ
ート72は、第1図のように連絡通路72aによりイン
ロー部aの内腔に嵌まるシール132の右側環状室13
0に接続されている。この右側環状室130はシール1
32により左側環状室131と遮断されており、右側環
状室130は通路孔130によりチャンバDと通じてい
る。また、左側環状室131は共通駆動軸1の通路穴1
6と分離した通路穴16′に通じ5通路穴16′は共通
駆動軸1の左端面に開孔している。
スプール7eは、シリンダポート71とタンクポート7
2とを連通・遮断するためのリング状溝73を中間位置
に有し、先端側外周にはシリンダポート71への油量を
絞る絞り74が形成されている。オリフィス部材7fは
ピン状をなし、スプール7eと一体に構成され、右側の
部分はポンプポート領域を超えて延び、スプリング7g
のばね力がスプール7eの左端に加えられることで右端
面が両穴7fの奥端に当接されるようになっている。そ
して、オリフィス部材7fの中間部位には、筒状本体7
bの内周面77との間で所要の絞り隙間を形成する外刃
78が形成され、この外刃78よりも右方の部会端に前
記吐出室63からの吐出通路630の先端が接続されて
いる。なお、絞り74には通路孔76が設けられ、軸方
向通路により左方のばね室と通じるようになっている。
以上がサーボバルブ機構7であるが、この実施例では、
一定吐出量を無段階に制御できるようにするため、前記
スプリング7gの荷重をアクチュエータ8により可変と
している。すなわち、第2a図のように、第2ハウジン
グCには両穴7hと直交する関係で両穴8hが形成され
ており、その両穴8hには共通駆動軸1と平行状に支点
軸8aがシール81を介して回動自在に支架されている
スプリングシート7cは前記支点軸8aに設けた偏心カ
ム的なレバー8aにより背部が支えられ。
さらに支点軸8dには、前記レバー8aと変位した位置
にてこレバー8bが設けられ、このてこレバー8bに対
し、第2ハウジングCに形成した取付は穴に嵌着された
アクチュエータ8の作動子8Cが接している。したがっ
て、てこレバー8bとレバー8aの揺動によりスプリン
グシート7cはスプール7eに向かって押動されるもの
である。
なお、前記両穴8hは第1図のようにリーク導孔80を
介して右側環状室130に通じている。アクチュエータ
8は、作動媒体の量に応じて作動子8cのストロークを
増減できるものであれば形式問わない。すなわち、空気
圧式、油圧式、機械式、ソレノイド式など任意である。
次に円周上でポンプ作用を発揮するポンプ機構Fは、こ
の実施例ではベーンポンプカートリッジであり、それ自
体の構造は公知のものと同様である。すなわち、共通駆
動軸1のスプライン部106にゆるく嵌合するロータ1
2aと、これに半径方向に摺動可能に支持された複数の
ベーン12bと、それらベーン12bが摺接するまゆ形
彫状の内周面を有するカムリング12cとを備え、ロー
タ12aとカムリング内周面の間に2つの三日月状のポ
ンプ室が形成されるようになっている。
そして、第2ハウジングCとカバー〇には、第3図のよ
うに、ロータ12aを中心として対称的に2個所ずつ吸
入ポート120,120と吐出ポート121゜121が
形成され、吸入ポート120,120は第2ハウジング
Cに穿った吸入通路122と通じ、吐出ポート121.
121はカバー〇に形成した吐出通路を介して吐出口(
図示せず)に通じ、かつそれら吸入口122と吐出口1
24は流量調整弁126で結ばれている。
なお、ベーンはステップベーン、イントラベーン等を採
用してもよく、さらに定量形に限られず、吐出圧により
吸入通路と吐出通路とを連通あるいは遮断する形式のス
プール弁などを利用した可変容量形であってもよい。
第7図と第7a図および第8図は本発明の第2実施例を
示している。
この実施例は、オリフィス部材7fが外刃78を有し、
サーボバルブ機構7との組合せにより斜板傾転角を制御
することは第1実施例と同じであり、また、サーボバル
ブ機構7が、筒状本体7bと、スプール7eと、スプリ
ング7gとを有している点も同じである。しかし、この
実施例では、オリフィス部材7fが可変絞りを構成して
おり、すなわち、吐出ポート630とポンプポート70
間をつなぐ外刃半径方向の通路がテーパ面77′となっ
ている。また、サーボバルブ機構7がオリフィス部材7
fが同軸上でなく別位置に配され、テーパ面77′の拡
大側につながる吐出ポート630は油路631によりス
プール7eの右端が位置する高圧室に接続され、テーパ
面77″の縮少側につながるポンプポート70は油路7
00によりスプリング室と接続されている。
また、この実施例では、一定吐出量無段階制御機構とし
て、第1実施例のようにサーボバルブ機構7のスプリン
グ7gのセット荷重を変えるのでなく、第8図(a)(
b)のように外刃78の回りのオリフィス通路780の
寸法を変化させる方式を採っている。このため、オリフ
ィス部材7fは第7図と第7a図のように、軸方向一端
をばね71で支えられ、他端がアクチュエータ8の作動
子8Cまたはレバー8aで支持され、アクチュエータ8
の作動によりばね71に抗してオリフィス部材7fは軸
線方向に動かされるようになっている。
〔実施例の作用〕
次に実施例に示すポンプの動作と作用を説明する。
第1実施例においては、プーリIが図示しない変速ベル
トにより回転されると共通駆動軸1は回転し、それによ
り可変アキシャル形ポンプ機構Eと回転式のポンプ機構
Fが運転される。すなわち、共通駆動軸1の左端におい
ては、ロータ12aが回転し、これによる遠心力でベー
ン12bは半径方向に突出し、ポンプ室の膨張、収縮に
より、作動油は吸入口122.吸入通路125および吸
入ポート120を経て吸入され、吐出ポート121より
吐出通路を経て吐出口から吐出され、たとえばパワース
テアリングシリンダに供給される。
一方、第1ハウジングBにおいては、共通駆動軸1の回
転によりスラストフランジ2、リンク40を介してドラ
イブハブ4およびヒンジボール41が回転し、ワブルプ
レート5はドライブハブ4とスラストフランジ2による
カム運動により揺動し、それにより球ジヨイント61a
、61bを介してプランジャ6を軸線方向に往復動させ
る。
作動油は入口からチャンバDに送入され、チャンバDに
開孔している吸入ポート62から吸入側リーフバルブ2
2の弾性舌片221を変位させ、弁プレート21の窓孔
210からプランジャ室60に入り、前記プランジャ6
の運動により圧縮、高圧化される。高圧化した作動油は
、弁プレート21の穴212を通り、この位置にある弾
性舌片231を変位させて吐出室63で合流され、吐出
通路630を介してサーボバルブ機構7の筒状本体、7
 b内に流入し、ポンプポート70から吐出路100お
よび吐出ポート10からたとえばアクティブサスペンシ
ョン機構のシリンダに供給される。
このときの吐出量制御を説明すると、サーボバルブ機構
7は、ポンプの停止状態では第2図のように絞り74が
シリンダポート71と断状態、シリンダポート71とタ
ンクポート72は連通状態にある。ポンプが回転し回転
数が増すと、吐出通路630の接続口とポンプポート7
0間の通路に外刃78があるため、これの前後に差圧が
発生する。これによりスプール7eとオリフィス部材7
fは第2図の状態から左方に動き始める。
いま、外刃78を通過する流量が設定流量を超えると、
シリンダポート71とタンクポート72が断状態になり
、続いてスプール7eの外周の絞り74によりシリンダ
ポート71がポンプポート70と通じ始め、吐出室63
の吐出油の一部がシリンダポート71→連絡通路71a
−+環状切欠き14b→通孔15b→通路穴16へと流
れ、通孔15aからパワーピストン3の圧力室31に入
る。
これによりパワーピストン3はスプリング19の付勢力
に抗してヒンジボール41を左方に移動させる。この結
果、ヒンジボール41に球面座で外嵌しているドライブ
ハブ4およびこれに保持されているワブルプレート5は
傾斜角が軸線と直角に近づくように変化させられる。そ
れによりプランジャ6のストロークは減少し、吐出室6
3への吐出流量が減少する。これにより外刃78の前後
に生じていた差圧が小さくなるためスプール7eは右方
へ動き、ポンプポート7oとシリンダポードア1は閉じ
られ、吐出量が設定値に復帰させられる。
逆に、吐出量が設定値から減少すると、スプール7eは
スプリング7gにより押圧されるため右方に動きこれに
よりシリンダポート71とタンクポート72はリング状
溝73により連通する。これにより、パワーピストン3
の圧力室31の高圧はタンクポートを介して抜き出され
、右側環状室130から通路孔133を介してチャンバ
Dに戻される。そして、プランジャ室6oの力でワブル
プレート5は右方即ち傾きが大の方向に動かされ。
プランジャ6のストロークが増し、吐出流量が増加する
。すると外刃78の前後の差圧が大きくなるためスプー
ル7eが左方に動き、シリンダポート71とポンプポー
ト70は連通が遮断され、吐出量が設定値に復帰させら
れる。したがってポンプ回転数の変化に係らず、一定の
流量を供給することができる。
本発明はさらに、オフロードなどの悪路走行、平坦路走
行など様々な条件に即応するため、第9図のようにある
定吐出量(制御流量)Q工を無段階で太きく(Q、)あ
るいは小さく(Q、)することが可能である。
すなわち、いま、ある制御流量Q1をQ、側(増便)に
するときには、アクチュエータ8を作動して作動子8c
のストロークを増加させる。これによりてこレバー8b
が傾転し、レバー8aが右方に変位されるため、スプリ
ングシート7cは右方に動き、スプリング7gの荷重が
大きくなる。これによりスプール7eは強制的に右方に
動かされ、シリンダポート71とタンクポート72とが
連通ずるため、先に述べた動作によりワブルプレート5
の傾きが増し、吐出量が増えるとスプール7eが左方に
動き、シリンダポート71とタンクポート72の連通が
遮断される。
また、ある定吐出量Q1をQ8側(減便)にするときに
は、アクチュエータ8により作動子8cのストロークを
減らすもので、これによりスプリングシート7cは左方
に動き、スプリング荷重が小さくなるため、スプール7
eは左方に動いてポンプポート70とシリンダポート7
1とが連通し、パワーピストン3の作動によりワブルプ
レート5の傾転角が減少して吐出量が減り、これでスプ
ール7eは右に動き、ポンブボ・−ドア0とシリンダポ
ート71は閉じられる。上記スプリング荷重の変化はア
クチュエータ8によるスプリングシート7Cの抑圧具合
でいか様にも変えることができる。
第2実施例においては、吐出室63から吐出された作動
油は吐出通路630からテーパ面77′と外刃78間の
コーン断面油路(オリフィス通路780)を通過してポ
ンプポート70に流れ、吐出ポート10からサスペンシ
ョン用シリンダ類に送られる。それとともに、吐出通路
630の圧力は油路631によりサーボバルブ機機構7
のピストンヘッド側に、ポンプポート70の圧力は油路
700によりスプリング側に送られている。
テーパ面77′と外刃78間のオリフィス通路780を
通過することで外刃78の前後で差圧が生じ、その差圧
がサーボバルブ機構7のスプリング7gに設定した荷重
を超える値になると、ピストン7eが動き、シリンダポ
ート71とタンクポート72とを断接する。これにより
第1実施例と同様にパワーピストン3の作動すなわちワ
ブルプレート5の傾転角が調整され、ポンプ回転数に係
りない一定吐出量に制御される。
そして、制御流量Q1を少量Q、で制御したい場合には
、アクチュエータ8を作動して作動子8cを後退させる
ものであり、これによりオリフィス部材7fが左方に移
動し、第8図(a)のように外刃78がテーパ面77′
の径小口に近く位置するため、ポンプポート7oへの吐
出量が減り、この条件下で外刃78の前後の差圧により
サーボバルブ機構7が働く、逆に制御流量を多量Q1で
制御したい場合には、作動子8cを進出させてオリフィ
ス部材7fを右方に動かすもので、第8図(b)のよう
に外刃78がテーパ面77′の径大口に近く位置するた
め、オリフィス通路780が増大して吐出量が増し、こ
の条件下で外刃78の前後の差圧によりサーボバルブ機
構7が働く、従ってこの実施例によっても、ポンプ回転
数によらず一定の吐出量を無段階で得ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明した本発明によるときには、アクティブサスペ
ンション機構類の油圧源に適した可変容量ポンプ性能と
パワーステアリング類への送油に適したポンプ性能を複
合化することができ、しがも、共通駆動軸の共有化に加
えて第2ハウジングが可変アキシャルポンプ機構のカバ
ーを兼ね、プランジャプロッタのインロー部により回転
形ポンプ機構のセンタリングが行われ、吐出量の制御の
ためのバルブが別置きでなく内部に組み込まれることに
より、エンジン搭載に適したコンパクトな構造と低コス
ト化を実現することができる。
しかも、ポンプ回転数に係りなく一定の吐出量を無段階
で得ることができるため、サスペンション類に最適な油
量を供給でき、省エネルギーを図ることができるなどの
優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す縦断側面図。 第2図は第1図■−■線に沿う断面図、第28図は第2
図n’−n’線に沿う断面図、第3図は第1図■−■線
に沿う断面図、第4図はプランジャブロックと吸込み用
リーフバルブの関係を半部ずつで示す正面図、第5図は
弁プレートと吸込み用リーフバルブの関係を半部ずつで
示す正面図、第5a図は第5図v−vmに沿う断面図、
第6図は吐出用リーフバルブと弁プレートの関係を半部
ずつで示す正面図、第7図は本発明の第2実施例を模式
的に示す説明図、第7a図はその具現化例を示す断面図
、第8図(a)(b)は制御流量の変化動作を示す説明
図、第9図は本発明による吐出量特性を示す線図である
。 A・・・プランジャブロック、a・・・インロー部、B
・・・第1ハウジング、C・・・第2ハウジング、E・
・・可変アキシャル形ポンプ機構、F・・・円周方向で
ポンプ作用を発揮するポンプ機構、1・・・共通駆動軸
、3・・・パワーピストン、5・・・ワブルプレート、
7・・・吐出量一定制御用のサーボバルブ機構、7f・
・・オリフィス部材、8・・・アクチュエータ、78・
・・外刃特許出願人 ヂーゼル機器株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 円周上に複数のプランジャ部を配したプランジ
    ャブロックにインロー部を突設し、このプランジャブロ
    ックの一側に円筒状の第1ハウジングを取付け、該第1
    ハウジングとインロー部に共通駆動軸を貫挿して回転自
    在に支持する一方、プランジャブロックの他側にはイン
    ロー部と嵌まり合う第2ハウジングを設け、 この第2ハウジングとカバー間の共通駆動軸に円周方向
    でポンプ作用を行う形式のポンプ機構を設け、 前記第1ハウジング内の共通駆動軸には斜板を共通駆動
    軸の軸方向に変位するように作用するパワーピストンを
    備えた可変アキシャル形のポンプ機構を組込み、 さらに前記可変アキシャル形のポンプ機構の吐出口から
    吐出ポートに到る油路の途中に、外刃オリフィスとこれ
    の前後の差圧で動かされ前記パワーピストンへの油の流
    れを制御するサーボバルブとを設け、 かつ前記サーボバルブのスプリング荷重がアクチュエー
    タにより可変となっていることを特徴とするタンデム型
    油圧ポンプ。
  2. (2) 円周上に複数のプランジャ部を配したプランジ
    ャブロックにインロー部を突設し、このプランジャブロ
    ックの一側に円筒状の第1ハウジングを取付け、該第1
    ハウジングとインロー部に共通駆動軸を貫挿して回転自
    在に支持する一方、プランジャブロックの他側にはイン
    ロー部と嵌まり合う第2ハウジングを設け、 この第2ハウジングとカバー間の共通駆動軸に円周方向
    でポンプ作用を行う形式のポンプ機構を設け、 前記第1ハウジング内の共通駆動軸には斜板を共通駆動
    軸の軸方向に変位するように作用するパワーピストンを
    備えた可変アキシャル形のポンプ機構を組込み、 さらに前記可変アキシャル形のポンプ機構の吐出口から
    吐出ポートに到る油路の途中に、外刃オリフィスを含む
    可変絞りと、これの前後の差圧で動かされ前記パワーピ
    ストンへの油の流れを制御するサーボバルブとを設け、 かつ前記可変絞りがアクチュエータにより動かされるよ
    うになつていることを特徴とするタンデム型油圧ポンプ
JP4292689A 1989-02-27 1989-02-27 タンデム型油圧ポンプ Pending JPH02223684A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0337289U (ja) * 1989-08-21 1991-04-11
CN107013433A (zh) * 2017-04-05 2017-08-04 广州大学 一种一体式油水两相泵

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0337289U (ja) * 1989-08-21 1991-04-11
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