JPH0222338Y2 - - Google Patents

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JPH0222338Y2
JPH0222338Y2 JP16391586U JP16391586U JPH0222338Y2 JP H0222338 Y2 JPH0222338 Y2 JP H0222338Y2 JP 16391586 U JP16391586 U JP 16391586U JP 16391586 U JP16391586 U JP 16391586U JP H0222338 Y2 JPH0222338 Y2 JP H0222338Y2
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vehicle
direction indicator
turn
auxiliary
vehicles
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車輌の前後部両側に設けられ、方向
指示機のスイツチと連係された方向指示補助灯を
有する車輌の方向指示補助表示装置に関する。詳
しくは、車輌を方向変換しようとする際の方向指
示機の操作に伴い、一方の方向指示灯が点滅表示
されると同時に、当該車輌の前後部において、点
滅表示された当該方向指示灯と反対側の方向指示
補助灯を点燈あるいは点滅させ、当該車輌が方向
変換しようとする方向を図形によつて表示し、多
くの他車輌に当該車輌の進行方向を知らしめよう
とするものである。
従来の技術 従来、車輌の方向変換についての考案の多く
は、例えば、大型トラツクやトレーラ等大型車輌
の方向変換、特に左側死角による左折事故を防止
するという目的のために、車輌の左側面に特別な
左折表示灯を設けるなどして、歩行者や自転車の
搭乗者に注意を促すようにした等のものが大半で
あつた。一方、本考案の目的に係る車輌等による
交通渋滞の緩和に有益な表示装置についての考案
は、極めて少なく公開実用新案公報、昭和60−
53645に見られる程度である。また、上記考案に
よれば、車輌のシフトレバー、方向指示器及びブ
レーキペダル等の操作状態を検出し、当該検出内
容に応じて、車輌の屋根部上に設けられた表示パ
ネルに、当該車輌の右折、左折、後退、停止等の
情報を文字、図形で表示せしめるものであつた。
考案が解決しようとする問題点 上述のように、車輌等による交通渋滞を緩和さ
せるために有効な車輌における表示装置について
の考案は、従来ほとんど成されておらず、当業者
を含め一般車輌等の運転者からも、何らかの有効
な手段を待望する声が多く起つている。ここで、
車輌等の交通渋滞の原因を思料するに、種々の道
路事情に反し、特定時間、特定区域に車輌等が多
数集中することに直接的原因が存することは勿論
としても、次のような例によつても渋滞の原因が
考えられる。片側一車線の道路が交差する信号設
置の十字路において、赤信号によつて停止してい
る相互に対向する最初の車輌どうしは、それぞれ
の当該車輌の方向指示を容易に確認できるもので
あるが、その後方に待機中の後続車輌の方向指示
までは、最初の対向車輌の車体が遮蔽となつて確
認しにくいものである。従つて、当該十字路にお
いて、車輌が右折しようとする場合には、対向す
る最初の車輌が左折する場合であつても、次の後
続車輌が直進してくる可能性があるため、容易に
最初の対向車輌に続いて右折することはできず、
結局は、対向車輌全体の動きと後続車輌の車輌間
隔より、右折可能と判断できてから、当該車輌は
右折を開始することとなつてしまう。つまりこの
間、当該右折車輌の後方に待機中の後続車輌は全
く通行不可能で、当該十字路は益々渋滞してしま
うこととなる。以上のように、最初の対向車輌以
降に待機している後続車輌の方向指示を確認でき
ないことが、間接的に車輌等の交通渋滞の原因と
なつている例は、上記例以外にも多数見受けられ
る。一方、車輌の右折、左折、後退、停止等の情
報を他車輌に知らしめる目的によつて成された考
案も、公開実用新案公報、昭和60−53645等に見
受けられるが、具体的な実用化には幾つかの問題
点があるように思料される。例えば、上記考案に
よれば、車輌の屋根部上に設けられた表示パネル
に、当該車輌の右折、左折、後退、停止等の情報
を文字、図形で表示せしめるものであつて、装置
の構造が複雑となるばかりか、表示パネルを車輌
の屋根部上に設けることは、車輌の形態的意匠性
をも損わせるものである。さらに、上記十字路の
例のごとく、対向する全車輌が同様に車輌の屋根
部上に表示パネルを設けた場合、最初に対向する
車輌の表示パネルが支障となつて、後続車輌に設
けられた表示パネルの表示内容が確認されにくい
ことも充分考えられ、上記例の渋滞を緩和させる
には効果がないものと思料される。そこで、本考
案は上記の種々の事情を鑑み成されたものであつ
て、記述の通り渋滞した交差点等にあつては、最
初の対向車輌以降の後続車輌の方向指示が確認し
にくいという問題を解決する等、車輌等の交通渋
滞を緩和するに有効な装置として、本考案に係る
車輌の方向指示補助表示装置を提供することを目
的とする。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記目的を達成するために次のよう
な構成による。即ち、方向指示灯と同様に、方向
指示機のスイツチと連係された方向指示補助灯
を、車輌の前後部両側に設け、当該車輌を方向変
換しようとする際の方向指示機の操作に伴い、一
方の方向指示灯が点滅表示されると同時に、当該
車輌の前後部において、点滅表示された当該方向
指示灯と反対側の方向指示補助灯を点燈あるいは
点滅させ、当該車輌が方向変換しようとする方向
を図形によつて表示するという構成になつてい
る。以上のような構成によれば、対面方向及び垂
直方向の車輌が渋滞していて、前車輌の車体がそ
の後続車輌の前部方向指示灯の一方を遮蔽してい
る場合であつても、車輌の進行方向を他車輌の運
転者に適確に確認させることができるものであ
る。
実施例 以下、説明図及び図面を参照して、さらに詳し
く本考案について説明するものとする。先ず第1
図は、片側一車線の道路が交差する信号機設置の
十字路であり、図示のように車輌によつて渋滞し
ている様子を表わしている。ここで、図中の*印
については、方向指示灯の点滅を便宜表したもの
である。先ず、上下方向の道路が青信号に変わ
り、下方より進行しようとする車輌は当該車輌前
後部右側の方向指示灯を点滅させて、右折しよう
としている。これに対して、上方より対向する車
輌は、左側の方向指示灯を点滅させて、左折しよ
うとしている。また、当該右折車輌と当該左折車
輌のすぐ後方の後続車輌との位置関係にあつて
は、当該右折車輌の運転者は、当該後続車輌の前
部右側の方向指示灯の表示を確認できる程度で、
左側の方向指示灯の表示については、最初に対向
している当該左折車輌の車体が遮蔽となつて確認
できない状態にある。従つて、当該右折車輌の運
転者は、当該後続車輌の前部右側の方向指示灯が
点滅している場合に限つてのみ、当該後続車輌は
右折するとの判断ができ、対向する当該左折車輌
が左折するのに続いて、車輌を右折させることを
判断するものである。一方、当該後続車輌の前部
右側の方向指示灯が点滅していない場合には、当
該後続車輌の左折あるいは直進を意味し、当該右
折車輌の運転者は、容易に右折を開始することは
できず、対向する当該左折車輌が左折を開始し、
当該左折車輌の車体による当該後続車輌の前部左
側の方向指示灯に対する遮蔽が解けて、当該方向
指示灯の点滅の有無を確認できてから、点滅して
おらず直進を意味する場合には、当該後続車輌が
直進するのを待つて、さらには、左折表示を確認
した時であつても、当該後続車輌の次に進行して
来る車輌の車輌間隔等を確認した上で、右折可能
であるかどうかを判断するものである。以上のよ
うに、従来の車輌に付属された方向指示機に連係
された方向指示灯の表示のみによつては、上記十
字路等において車輌が右折しようとする際、対向
する車輌の後方に待機中の後続車輌の方向指示灯
の表示が確認できないことが多く、当該右折車輌
の後方に待機中の後続車輌の進行を阻害し、渋滞
を招くことが多々あつた。次に第2図は、本考案
に係る方向指示補助灯を車輌の前部に取り付けた
際の正面図である。図示のように、方向指示補助
灯2,2′は、方向指示灯1,1′の上部に設けら
れている。ここで言うまでもなく、方向指示灯
1,1′と方向指示補助灯2,2′の上下関係は任
意である。これによつて、運転者が右折しようと
する場合には、方向指示機のバーを右側に倒すこ
とで、当該方向指示機に連係された当該車輌の前
部右側の方向指示灯1が点滅し、同時に前部左側
の方向指示補助灯2′が、例えば、緑色の矢印の
マークによつて点灯するようになつている。ま
た、左折する場合も同様で、方向指示灯2が点滅
すると同時に、方向指示補助灯1′が点燈するも
のである。さらに、当該車輌の後部においても同
様の構成により、方向指示灯及び方向指示補助灯
の点滅、点燈が行なわれる。(図示せず)続いて
第3図は、本考案に係る方向指示補助表示装置を
車輌に施した際の、既述同様の十字路で車輌の様
子を表したものである。ここで、図中の*印につ
いては方向指示灯の点滅を表し、印、印につ
いては、方向指示補助灯の点燈を便宜上表したも
のである。既述同様に、上下方向の道路が青信号
に変わり、下方から進行しようとする車輌は右折
しようとしており、上方から進行しようとする車
輌は左折しようとしている。また、当該左折車輌
の次に後方で待機中の後続車輌は、本考案に係る
方向指示補助灯によつて、方向変換しようとする
左折方向に緑色矢印の点燈表示をしており、当該
右折車輌の運転者から容易に確認することができ
る。さらに、そのまた後方に待機中の二番目の後
続車輌についても、車輌の前部右側の方向表示灯
が点滅していることから、右折しようとしている
ことが判断できる。従つて、当該十字路の下方よ
り進行した当該右折車輌の運転者は、ある程度当
該車輌を交差点の中央まで進行し、対向する二台
の左折車輌が左折するのに続いて、右折すればよ
いと容易に判断できることとなる。一方、当該十
字路より進行する第1番目の後続車輌が直進する
場合には、当該後続車輌の前部右側の方向指示補
助灯及び方向指示灯が、点燈、点滅のいずれもし
ていない場合に限られることから、容易に判断で
きるものである。即ち、最初の対向車輌の車体が
当該後続車輌の前部左側の方向指示灯を遮蔽して
いる時でも、明確に直進のみを表示したものと判
断できることとなる。さらに第4図は、信号が、
設置されていない十字路であつて、上下方向が片
側一車線であり、左右方向が一直線のみの道路で
ある。ここで、図中の*印については方向指示灯
の点滅を表し、印については、方向指示補助灯
の点燈を便宜上表したものである。図示のよう
に、当該十字路の下方より進行の第一番目の車輌
は、当該十字路を直進しようとしており、その後
方の後続車輌は車輌の前後部右側に方向指示灯を
点滅し、さらに、車輌の前後部左側には、本考案
に係る方向指示補助灯を点燈させている。これに
よつて、図示のように当該十字路へ左方より差し
掛かつた車輌の運転者は、上記方向指示補助灯の
点燈表示によつて、当該後続車輌の進行方向につ
いても容易に判断できるため、当該十字路を横断
する場合であつても、車輌をある程度当該十字路
の手前まで進行しておき、当該後続車輌の右折に
続いて、当該十字路を横断できるとの判断を下し
易いこととなる。以上のように、本考案に係る車
輌の方向指示補助表示装置を採用すれば、対面方
向及び垂直方向の車輌が渋滞していて、前車輌の
車体が、その後続車輛の前部方向指示灯の一方を
遮蔽している場合であつても、それぞれの車輌の
進行方向を適確に判断できるものである。また、
本実施例においては、便宜上方向指示補助灯を点
燈表示するものとしたが、点滅表示する場合であ
つても何ら遜色はない。
考案の効果 本考案の構成は上述の通りであるから、本考案
に係る車輌の方向指示補助表示装置によれば、対
面方向及び垂直方向の車輌が渋滞していて、車輌
の車体が後続車輌の前部の方向指示灯の一方を遮
蔽している場合であつても、当該後続車輌の進行
方向を判断することができるという効果がある。
また、車輌の運転者にあつては、前車輌の車体に
よる、後続車輌の前部の方向指示灯に対する遮蔽
が解けるまで判断を遅らせることなく、進行のタ
イミングが得られるという効果もある。一方、待
機中の後続車輌にあつては、前車輌がタイミング
よく進行することで、従来のように長時間待機さ
せられることが少なくなり、これによつて渋滞を
緩和できるという効果もある。さらに、本考案に
係る、車輌の方向指示補助表示装置によれば、対
面方向及び垂直方向の車輌が渋滞していて、前車
輌の車体がその後続車輌の前部方向指示灯の一方
を遮蔽している場合であつても、それぞれの車輌
の進行方向を適確に判断できることから、極めて
安全に車輌を進行させることができるという効果
もある。また、本考案に係る車輌の方向指示補助
表示装置によれば、従来の車輌にも比較的容易に
採用でき、上記の十字路のみに限定されることな
く、種々の道路事情において、他車輌に明確に、
右折、左折、直進の情報を知らしめることができ
るという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図…信号設置の十字路において、従来の車
輌の通行状態を示す説明図、第2図…本考案に係
る車輌の方向指示補助表示装置を車輌に施した際
の、当該車輌の正面図、第3図…信号設置の十字
路において、本考案に係る、車輌の方向指示補助
表示装置を採用した車輌、の通行状態を示す説明
図、第4図…信号のない十字路において、本考案
に係る、車輌の方向指示補助表示装置を採用した
車輌の、通行状態を示す説明図。 1,1′……方向指示灯、2,2′……方向指示
補助灯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 方向指示灯と同様に、方向指示機のスイツチと
    連係された方向指示補助灯を、車輌の前後部両側
    に設け、当該車輌を方向変換しようとする際の方
    向指示機の操作に伴い、一方の方向指示灯が点滅
    表示されると同時に、当該車輌の前後部におい
    て、点滅表示された当該方向指示灯と反対側の方
    向指示補助灯を点燈あるいは点滅させ、当該車輌
    が方向変換しようとする方向を図形によつて表示
    することを特徴とする、車輌の方向指示補助表示
    装置。
JP16391586U 1986-10-24 1986-10-24 Expired JPH0222338Y2 (ja)

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JP16391586U JPH0222338Y2 (ja) 1986-10-24 1986-10-24

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JP16391586U JPH0222338Y2 (ja) 1986-10-24 1986-10-24

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JPS6369052U JPS6369052U (ja) 1988-05-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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