JPH02223330A - 過電流保護装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電源回路に関するものであり、特に過電流によ
り電源回路と接続されている電気・電子回路が破壊され
ることを防ぐ過電流保護装置に関するものである。

従来の技術 近年集積回路技術の進歩により、電気・電子回路は簡素
化され、同時にその性能も著しく向上し。

より複雑な動作をするものとなってきている。それに伴
い電気・電子回路を守るための過電流保護装置について
も、その性能、信頼性の向上が強く望まれてきている。

以下１図面を参照しながら従来の過電流保護装置の一例
について説明する。

第３図は、温度ヒユーズを用いた従来の過電流保護装置
と定電圧電源回路と負荷との接続構成を示すブロック図
である。３２は温度ヒユーズであり、二つある端子のう
ち一方は交流電源３１１整流回路３１２．および定電圧
制御回路３１３から構成されている定電圧電源回路３１
と接続され。

他方は切換スイッチ３３を介して負荷３４と接続されて
いる。

以上のように接続された従来の過電流保護装置について
、以下その動作について説明する。

何らかの原因により負荷３４がシ誓−卜すると負荷３４
に定常電流よりも大きい電流、すなわち。

過電流が流れる。このとき、過電流保護装置である温度
ヒユーズ３２は過電流による発熱によって断線状態とな
るので負荷３４側への電流の供給は停止され、負荷３４
である電気・電子回路が過電流によって破壊されるのを
防いでいる。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の従来の構成では、過電流保護装置と
して使用する温度ヒユーズの動作温度にばらつきがある
ため、過電流保護装置の品質が一定せず、その信頼性も
決して高いものではなかった。また、過電流保護装置の
動作後、再び電気電子回路を動作させるためには過電流
により断線状態となった温度ヒユーズをその度ごとに新
しいものに交換しなくてはならなかった。

本発明はこのような従来の課題を解消するものであり１
品質の一定した。きわめて信頼性の高い過電流保護装置
を提供するものである。

課題を解決するための手段 本発明の過電流保護装置は、電流検出手段と。

電流があらかじめ定められたレベルを超えて流れる時間
を測定する時間測定手段と、電流をオン・オフするスイ
ッチと、このスイッチ全制御するスイッチ制御手段とを
有するものである。

作用 本発明によれば上記した構成によって、負荷に流れる電
流を常に測定し、あらかじめ定められたレベルを超えた
電流、すなわち過電流が負荷に流れはじめると１時間測
定手段により過電流が負荷に流れている時間を測定し、
その時間があらかじめ定められた時間を超えるとスイッ
チ制御手段によりスイッチを切り、負荷への過電流の流
入を防ぐことができる。

実施例 以下本発明の実施例の過電流保護装置を図面を参照しな
がら説明する。第１図は、本発明の実施例の過電流保護
装置と、定電圧電源回路、負荷との接続構成を示すブロ
ック図である。第１図において、１１は交流電源１１１
、整流回路１１２゜定電圧制御回路１１３から構成され
た定電圧電源回路、１４は負荷であり、これらは従来の
ものと同様である。保護装置１７は切換スイッチ１２マ
イコン等で構成された時間測定回路１３．スイッチ制御
回路１６．電流検出回路１６から構成され、電流検出回
路１６が１時間測定回路１３を介してスイッチ制御回路
１６に接続されている。そして負荷１４の二つある端子
は一端が切換スイッチ１２を介して定電圧電源回路１１
と接続され、もう一端が電流検出回路１６と接続されて
いる。

以上のように構成された過電流保護装置について、第２
図の説明図を参照しながらその動作を説明する。負荷１
４を流れる電流は、電流検出回路１６を構成する抵抗器
１６１に流れる。電流検出回路１６は抵抗１６１．演算
増幅器１８２．直流電源１６３によって構成されたいわ
ゆる電圧比較回路であり、抵抗１６１の両端に発生する
電流に比例した電圧と直流電源１６３により設定される
基準電圧ｖｓｅｔを比較する。基準電圧ｖｓｅｔよりも
抵抗１６１０両端電圧が高いと時間測定回路１３でその
発生している時間を測定する。第２図は抵抗１６１の両
端電圧とその電圧発生の待伏時間の関係を説明する説明
図である。斜線の領域で示しているように抵抗１６１の
両端電圧が基準電圧Ｖｓｅｔを超えてあらかじめ設定し
である時間”ｓｅｔ以上流れると、すなわち過電流が”
’ｓｅｔ以上流れると時間測定回路１３からスイッチ制
御回路１６に制御信号が送られ、スイッチ制御回路１６
により切換スイッチをオフ状態とし、負荷１４に過電流
が流れるのを防いでいる。

以上のように本実施例によれば、電流検出回路１６によ
り負荷１４に流れるあらかじめ設定した電流レベルより
も大きな電流、すなわち過電流を検出し、その過電流が
流れる時間を時間測定回路１３により測定し、その時間
があらかじめ設定した時間を超えると、スイッチ制御回
路１６により切換スイッチ１２をオフ状態とし、負荷１
４に過電流が流れることを防ぐことができる。従って。

電子的制御が可能となるわけであるから、従来のように
ひとつの素子の特性に左右されることなく。

その信頼性はきわめて高いものとなる。

なお１本実施例において前述した基準電圧ｖｓｅｔ、時
間Ｔｓｅｔを任意に設定することにより。

負荷１４である電気・電子回路の定格決定や設計を容易
とすることができる。

また、この種の電源回路には負荷の初期状態や過渡状態
において、定常電流よりもはるかに過大な電流が流れる
場合があるが、このような電流は流れる時間が短かいの
で、前述したように基準電圧ｖｓｅｔ、時間”ｓｅｔを
任意に設定することにより、過電流が負荷に流れる異常
状態との誤認識による動作ミスを防ぐことができる。

発明の効果 以上詳述したように本発明によれば、電流検出手段と、
過電流が流れる時間を測定する時間測定手段と、電流を
オン・オフするスイッチと、このスイッチを制御するス
イッチ制御手段とを設けることにより、従来のように個
々の特性が不安定な温度ヒユーズのような素子を使用す
るのではなく。

きわめて電子的な制御が可能となる。

従って、負荷となる電気・電子回路の設計及び定格決定
を容易にするきわめて汎用性と信頼性の高い優れた過電
流保護装置を実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の過電流保護装置と定電圧電源
回路、負荷との接続構成を示すブロック図、第２図は第
１図の過電流保護装置を構成する電流検出回路の電圧と
時間の関係を説明する説明図、第３図は従来の保護装置
と定電圧電源回路。 負荷との接続構成を示すブロック図である。 １２・・・・・・切換スイッチ、１３・・・・・・時間
測定回路。 １６・・・・・・スイッチ制御回路、１６・・・・・・
電流検出回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 負荷に流れる電流を検出する電流検出手段と、電流があ
   らかじめ定められたレベルを超えて負荷に流れる時間を
   測定する時間測定手段と、電源装置から負荷へ電流を流
   すスイッチと、前記時間測定手段により測定された時間
   があらかじめ定められた時間を超えると前記スイッチを
   切り負荷への電流を停止するスイッチ制御手段とを有す
   る過電流保護装置。