JP3462362B2 - 電流測定装置 - Google Patents

電流測定装置

Info

Publication number
JP3462362B2
JP3462362B2 JP05410997A JP5410997A JP3462362B2 JP 3462362 B2 JP3462362 B2 JP 3462362B2 JP 05410997 A JP05410997 A JP 05410997A JP 5410997 A JP5410997 A JP 5410997A JP 3462362 B2 JP3462362 B2 JP 3462362B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
voltage
resistor
measuring
current detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05410997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10232249A (ja
Inventor
文男 徳嵩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hioki EE Corp
Original Assignee
Hioki EE Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hioki EE Corp filed Critical Hioki EE Corp
Priority to JP05410997A priority Critical patent/JP3462362B2/ja
Publication of JPH10232249A publication Critical patent/JPH10232249A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3462362B2 publication Critical patent/JP3462362B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電流検出用抵抗に
流れる電流を測定するための電流計や電力計に適用可能
な電流測定装置に関し、特に、漏れ電流を測定する漏れ
電流計に好適に適用可能な電流測定装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般的に、電気機器の漏れ電流は、経年
変化などによる回路部品の劣化によって許容値以上にな
る場合がある。かかる場合、特に医療用の電気機器の場
合には、漏れ電流によって患者の人体に影響を及ぼすこ
とがあるため、定期的に漏れ電流を測定し、許容値以下
であることを確認する必要がある。このような漏れ電流
を測定する漏れ電流計は、一般的に、図2に示すように
構成されている。
【0003】同図に示す漏れ電流計21は、電流測定用
端子T1,T2間に接続された電流検出用抵抗2と、電
流検出用抵抗2の両端に発生する電圧を測定する電圧計
22とを備えている。以下に、漏れ電流計21による漏
れ電流の測定方法を説明する。
【0004】まず、測定に先立ち、例えば、同図に示す
ように、交流用のアウトレット31のEa端子と、被測
定装置41のインレット42のEa端子とを接続すると
共に、アウトレット31のEb端子とインレット42の
Ebとを接続する。次いで、電流測定用端子T1とイン
レット41のG端子とを接続すると共に電流測定用端子
T2とアウトレット31のG端子とを接続する。この状
態で、アウトレット31に交流を供給すると、交流の漏
れ電流IO が、アウトレット31のEa端子から、イン
レット42のEa端子、被測定装置41の等価絶縁抵抗
43、装置グランド、インレット42のG端子、漏れ電
流計21の電流測定用端子T1、電流検出用抵抗2およ
び電流測定用端子T2を介して、アウトレット31のG
端子に帰還する。この結果、電流検出用抵抗2の両端に
は、漏れ電流IO に起因する電圧Vが発生する。したが
って、漏れ電流計21では、電圧Vを電圧計22によっ
て測定すると共に、以下の式に従って図外の演算部が演
算を行うことによって、漏れ電流IO を測定する。IO
=V/Rここで、Rは電流検出用抵抗2の抵抗値を
示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の漏れ
電流計21では、以下の問題点がある。すなわち、アウ
トレット31、インレット42および電流測定用端子T
1,T2の接続を間違いた場合や、電流測定用端子T
1,T2に誤って高電圧を印加した場合などにおいて、
電流検出用抵抗2に過電流が流れることがあり、かかる
場合には、高精度で高価格の電流検出用抵抗2が焼損す
ることがあるという問題点がある。この場合、電流検出
用抵抗2を高電力タイプの抵抗を用いることも可能では
ある。しかし、かかる場合には、漏れ電流を測定するた
めには、高精度抵抗を用いる必要があることから、極め
て高価な抵抗を用いなければならない結果、漏れ電流計
の装置コストがさらに上昇してしまうという別の問題点
が生じる。
【0006】また、電流検出用抵抗2が焼損まで至らな
くとも、その抵抗値が低下した場合には、電流検出用抵
抗2が、装置内部に配設されており、しかも外観上の損
傷がないことが多いため、測定者は、電流検出用抵抗2
の異状を発見することは極めて困難である。このため、
電流検出用抵抗2の抵抗値の低下に起因して精度が低下
した漏れ電流計21をそのまま使用して漏れ電流を測定
すると、測定された漏れ電流値が小さめに測定されるこ
とから、絶縁抵抗が低下した医療用機器などの被測定装
置41を正常と判定してしまうことがあるという問題点
があり、かかる場合、医療用機器などが使用されると危
険な事態を招くおそれがある。
【0007】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、電流検出用抵抗の焼損を防止でき、しかも
焼損に至らない抵抗値の低下などの異状が発生したとき
には異状状態を直ちに判別することが可能な電流測定装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の電流測定装置は、1対の測定端子間に接続
された電流検出用抵抗に流れる電流を当該電流検出用抵
抗の両端電圧に基づいて測定する測定手段を備えている
電流測定装置において、前記1対の測定端子の一方と前
記電流検出用抵抗との間に直列接続された過電流保護手
段と、前記測定手段によって測定された前記電流検出用
抵抗の両端電圧が所定電圧を超えたときに切替信号を出
力する電圧監視手段と、前記切替信号に基づいて前記過
電流保護手段および前記電流検出用抵抗の直列回路と前
記1対の測定端子との接続を解除すると共に、前記切替
信号に基づいて、所定の電流を出力する電流出力手段に
前記直列回路を接続する接続切替手段と、前記切替信号
の出力後において前記電流検出用抵抗の両端電圧が前記
電圧監視手段によって所定の基準電圧値よりも低下した
と判定されたときに前記過電流保護手段または前記電流
検出用抵抗に異状が生じている旨を表示する表示手段と
を備えていることを特徴とする。なお、本発明における
測定端子とは、一般的な信号入力用端子のほか、プロー
ブや測定ピンなどを含む概念である。
【0009】この電流測定装置では、誤って測定端子間
に高電圧が印加された場合、測定端子と電流検出用抵抗
との間に直列接続した過電流保護手段が、電流検出用
抗を過電流から保護する。また、この電流測定装置で
は、測定端子間に高電圧が印加されると、電流検出用抵
抗の両端に高電圧が発生する。この場合、電圧監視手段
は、例えば許容電圧値として予め定めた所定電圧を超え
る電圧値が測定手段によって測定されると、切替信号を
接続切替手段に出力する。これにより、切替接続手段
が、過電流保護手段および電流検出用抵抗の直列回路と
1対の測定端子との接続を解除する。この結果、高電圧
が連続的に印加されることに起因しての過電流保護手段
や電流検出用抵抗の焼損などの故障を防止することが可
能となる。さらに、この電流測定装置では、電圧監視手
段から切替信号が出力されると、接続切替手段が、過電
流保護回路および電流検出用抵抗の直列回路を電流出力
手段に接続する。次いで、電圧監視手段によって電流検
出用抵抗の両端電圧が所定の基準電圧よりも低下したと
判定されると、表示手段が過電流保護手段または電流検
出用抵抗に異状が生じている旨を表示する。この場合、
例えば、電流出力手段が定電流源の場合には、その定電
流に正常時の電流検出用抵抗の抵抗値を乗じた値 を基準
電圧とすれば、基準電圧よりも低下したときには、過電
流保護手段または電流検出用抵抗のいずれかが焼損また
は抵抗値の低下などの異状を生じていると判別可能とな
る。
【0010】請求項記載の電流測定装置は、請求項
記載の電流測定装置において、装置電源が投入された時
に切替信号を出力する接続切替制御手段を備えているこ
とを特徴とする。
【0011】この電流測定装置では、電源投入時におい
て、過電流保護手段または電流検出用抵抗のいずれかに
異状が生じていると、表示手段がその旨を表示する。こ
のため、装置の故障に起因しての誤った測定を防止する
ことが可能となる。
【0012】請求項記載の電流測定装置は、請求項
または2記載の電流測定装置において、表示手段は、切
替信号が出力された旨を表示することを特徴とする。
【0013】この漏れ電流測定装置では、表示手段が、
切替信号が出力された旨を表示するため、過電流保護手
段および電流検出用抵抗のいずれにも異状が生じていな
いときであっても、測定者は、予定した値以上の電流が
流れていることを知ることができる。したがって、測定
条件などに誤りがある場合には、正しい測定条件に設定
し直すことにより過電流保護手段および電流検出用抵抗
の焼損などの故障を未然に防止することが可能となる。
【0014】請求項記載の電流測定装置は、請求項
から3のいずれかに記載の電流測定装置において、電流
出力手段は、所定電圧を出力する電源部と、電源部に接
続された抵抗とを備えて構成されていることを特徴とす
る。
【0015】流出力手段は定電流源で構成してもよい
が、一般的にコストの上昇を伴ってしまう。一方、定電
圧源と抵抗との直列回路で構成し、電流検出用抵抗の両
端電圧を監視することによって、過電流保護手段および
電流検出用抵抗に異状が生じたことを簡易かつ容易に判
別することが可能となる。
【0016】上記の過電流保護手段としては、例えば、
過電流保護手段自身が溶断などによって測定端子と電流
検出用抵抗との接続を遮断する低抵抗値の抵抗やフュー
ズなどで構成することもできるし、過電流によってスイ
ッチング動作を行うことにより測定端子と電流検出用抵
抗との接続を遮断する半導体素子などで構成することも
可能である。この場合、過電流保護手段を半導体素子な
どで構成してもよいが、一般的に、回路が複雑かつ高価
になる。一方、安価のフューズを用いることにより、装
置のコストアップを抑えつつ複雑な制御を不要にするこ
とが可能となる。
【0017】また、上記の接続切替手段はリレーで構成
することができる。なお、「リレー」とは、機械式のリ
レーや半導体式リレー(SSR)を含む概念である。
れにより、大電流が流れている場合であっても、測定端
子と、過電流保護手段および電流検出用抵抗の直列回路
との接続を容易に解除することが可能となる。
【0018】また、電流検出用抵抗は漏れ電流検出用
抵抗で構成することができる。一般的に、電流計や電力
計に用いられる電流検出用抵抗よりも漏れ電流計に用い
られる電流検出用抵抗の方が高抵抗値になっている。し
たがって、電流検出用抵抗にフューズなどの低抵抗値の
過電流保護手段を直列に接続したとしても電流検出用の
抵抗としての精度の低下を無視できる。したがって、高
精度の測定が可能な漏れ電流計を提供することが可能と
なる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る電流測定装置を漏れ電流計に適用した実施の形
態について説明する。なお、図2に示した従来の漏れ電
流計21と同一の構成要素については同一の符号を付す
ものとする。
【0020】図1は、漏れ電流計1の電気的構成を表す
ブロック図である。同図に示すように、漏れ電流計1
は、電流検出用抵抗2の両端に発生する電圧VRを検出
して所定の比率で増幅または減衰させることにより検出
電圧VDを生成するレンジ部3と、検出電圧VDを検波
することにより直流電圧VDCを生成する検波部4と、
直流電圧VDCおよびレンジ部3の比率に基づいて電圧
値VRを計測する計測部(本発明における測定手段に相
当する)5と、計測部5による計測値をアナログ−ディ
ジタル変換するA/D変換部6と、A/D変換部6によ
って変換されたディジタルデータである計測値を読み取
るCPU7とを備えている。ここで、CPU7は、本発
明における電圧監視手段および接続切替手段に相当し、
読み取った計測値をRAM8に記憶させると共に表示部
9に表示させる。また、CPU7は、計測値とROM1
0に記憶されている所定電圧Vrとを比較し、計測値が
所定電圧Vrを超えたと判別したときは、後述するリレ
ー11,12を駆動する。この場合、所定電圧Vrは、
電流検出用抵抗2の定格電力によって定まるものであっ
て、例えば、電流検出用抵抗2の定格電力をWとし、抵
抗値をR2とした場合、下記の式で定まる電圧値に規定
されている。Vr=(W×R2)0.5
【0021】また、漏れ電流計1は、本発明における接
続切替手段に相当し極めて高速に作動する例えばリード
・リレー型のリレー11,12と、リレー11,12を
駆動するドライバ13と、フューズ14とを備えてい
る。ここで、リレー11のブレーク接点11aは、測定
端子T1に接続され、メーク接点11bは、電流制限用
の抵抗15を介して図外の装置電源に接続されている。
また、可動接点11cは、フューズ14を介して電流検
出用抵抗2の一端に接続されている。一方、リレー12
のブレーク接点12a、メーク接点12bおよび可動接
点12cは、それぞれ測定端子T2、グランドおよび電
流検出用抵抗2の他端に接続されている。また、フュー
ズ14は、電流検出用抵抗2の定格電流よりもやや大き
い値の定格電流に規定されており、装置の表面に露出さ
せて取り付けられることにより、容易に交換できるよう
になっている。
【0022】次に、漏れ電流計1における動作について
説明する。
【0023】まず、電源が投入されると、CPU7は、
漏れ電流の測定に先立って、ドライバ13に切替信号S
S を出力する。これにより、リレー11,12が作動し
て、可動接点11c,12cがメーク接点11b,12
cにそれぞれ接続される。この結果、電源電圧VCCが抵
抗15、フューズ14および電流検出用抵抗2の直列回
路に印加され、下記の式で表される電圧V1が電流検出
用抵抗2の両端に発生する。なお、抵抗15の抵抗値お
よびフューズ14の抵抗値をそれぞれR15およびRF
とする。 V1=R2×(VCC/(R15+RF+R2)) したがって、CPU7は、A/D変換部6から出力され
る計測値を監視し、計測値が例えば電圧V1±3%内に
の場合には、フューズ14および電流検出用抵抗2が正
常であるとして、表示部9に正常である旨を表示した
後、切替信号SSの出力を停止することにより、リレー
11,12を作動停止させる。一方、計測値が例えば電
圧V1の97%の電圧よりも低下している場合には、電
流検出用抵抗2の抵抗値が低下しているものと判別し、
表示部9に電流検出用抵抗2が異状である旨を表示させ
る。また、計測値が0Vのときには、CPU7は、フュ
ーズ14が溶断している旨を表示部9に表示させる。こ
れにより、電流検出用抵抗2またはフューズ14に異状
が生じているにも拘わらず測定が開始され、誤測定が行
われてしまうことを防止することができ、これにより、
装置の信頼性を向上させることができる。
【0024】計測値が正常であるときは、CPU7は漏
れ電流の測定を開始する。漏れ電流測定では、測定用端
子T1,T2間を介して電流検出用抵抗2に流れる漏れ
電流によって電流検出用抵抗2の両端に検出電圧VRが
発生し、レンジ部3が検出電圧VRを所定の比率で増幅
または減衰させることにより検出電圧VDを生成する。
次いで、検波部4が検出電圧VDを検波して計測部5に
出力する。計測部5は、直流電圧VDCに基づいて電流
検出用抵抗2の両端電圧を計測し、A/D変換部6に出
力する。次いで、A/D変換部6によって変換された計
測値はCPU7によって読み取られる。この後、CPU
7は、計測された電圧値に基づいて漏れ電流値を演算
し、演算した漏れ電流値を表示部9に表示させる。
【0025】一方、測定中において、CPU7は、電流
検出用抵抗2の両端電圧がROM10に記憶されている
所定電圧Vrを超えたときには過電流が電流検出用抵抗
2を流れていると判別し、切替信号SS を出力すること
により、リレー11,12を直ちに作動させる。これに
より、フューズ14および電流検出用抵抗2の直列回路
と測定用端子T1,T2との接続が解除されると共に、
リレー11,12の各々のメーク接点11b,12bが
可動接点11c,12cにそれぞれ接触することによ
り、電源電圧VCCが抵抗15、フューズ14および電流
検出用抵抗2の直列回路に印加される。この場合、過電
流によってフューズ14が溶断したときには、リレー1
1の可動接点11cおよび電流検出用抵抗2の一端間の
抵抗値が無限大になるため、A/D変換部6から出力さ
れる計測値がほぼ0Vになる。このため、CPU7は、
フューズ14が溶断した旨を表示部9に表示させる。こ
れにより、測定者は、フューズ14を交換することによ
り、漏れ電流計1を正常状態に復帰させることができ
る。また、計測値が電圧V1の97%の電圧よりも低下
している場合には、パルス電圧が瞬間的に入力されるこ
とにより、フューズ14は溶断せず、かつ、電流検出用
抵抗2が、焼損には至らないが、抵抗値の低下状態に至
っているものと判別し、CPUは、電流検出用抵抗2が
異状を生じている旨を表示部9に表示させる。この場合
にも、測定者は、電流検出用抵抗2の抵抗値の低下に起
因する誤測定を防止することができる。
【0026】また、CPU7は、切替信号SS を出力し
た際には、その旨を表示部9に表示させる。これによ
り、フューズ14および電流検出用抵抗2のいずれにも
異状が生じていないときであっても、測定者は、予定し
た値以上の電流が流れたことを知ることができる。この
結果、測定条件などに誤りがある場合には、正しい測定
条件に設定し直すことにより、フューズ14の溶断およ
び電流検出用抵抗2の焼損などの故障を未然に防止する
ことができる。
【0027】なお、本実施形態では、過電流保護手段と
して、フューズ14を用いた例について説明したが、本
発明はこれに限定されず、低抵抗値の抵抗を用いたり、
半導体素子によって電流遮断回路を構成してもよい。ま
た、接続切替手段は、機械式のリレー11,12に限定
されず、通常市販されている半導体リレーで構成しても
よい。また、半導体を組み合わせた半導体スイッチ回路
で構成してもよい。ただし、半導体スイッチ回路を用い
る場合と比較して、接続切替手段をリレーで構成した方
が、低コストで装置を構成することが可能となる。
【0028】また、リレー11,12を切り替えた際に
電流検出用抵抗2に電流を流す電流源として、定電流源
を用いることも可能である。
【0029】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の電流測定装
置によれば、誤って測定端子間に高電圧が印加された場
合であっても、測定端子と電流検出用抵抗との間に直列
接続した過電流保護手段が、過電流から電流検出用抵抗
を有効に保護することができる。また、例えば許容電圧
値として予め定めた所定電圧を超える電圧値が測定手段
によって測定されたときに、切替接続手段が過電流保護
手段および電流検出用抵抗の直列回路と1対の測定端子
との接続を解除することにより、過電流保護手段や電流
検出用抵抗の焼損などの故障を防止することができる。
さらに、接続切替手段が、過電流保護手段および電流検
出用抵抗の直列回路を電流出力手段に接続し、切替信号
の出力後において電流検出用抵抗の両端電圧が所定の基
準電圧値よりも低下したときに、過電流保護手段または
電流検出用抵抗に異状が生じている旨が表示手段に表示
されることにより、測定者は、過電流保護手段または電
流検出用抵抗のいずれかが焼損または抵抗値の低下など
の異状を生じていることを容易、かつ確実に知ることが
できる。これにより、誤測定を防止することができる。
【0030】また、請求項記載の電流測定装置によれ
ば、接続切替制御手段が、装置電源が投入された時に切
替信号を出力することにより、装置の故障に起因しての
誤測定を防止することができる。
【0031】さらに、請求項記載の電流測定装置によ
れば、表示手段によって切替信号が出力された旨が表示
されることにより、過電流保護手段および電流検出用抵
抗のいずれにも異状が生じていないときであっても、予
定した値以上の電流が流れていることを測定者に知らし
めることができる。これにより、測定条件などに誤りが
ある場合には、正しい測定条件に設定し直すことによっ
て、過電流保護手段および電流検出用抵抗の故障を未然
に防止することができる。
【0032】また、請求項記載の電流測定装置によれ
ば、電流出力手段を低コストで構成することができ、ま
た、電流検出用抵抗の両端電圧を監視することによっ
て、過電流保護手段および電流検出用抵抗に異常が生じ
たことを容易に判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る漏れ電流計の回路図
である。
【図2】従来の漏れ電流計および測定系を示す構成図で
ある。
【符号の説明】
1 漏れ電流計 2 電流検出用抵抗 5 計測部 7 CPU 9 表示部 11 リレー 12 リレー 14 フューズ 15 抵抗 T1,T2 測定用端子

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対の測定端子間に接続された電流検出
    用抵抗に流れる電流を当該電流検出用抵抗の両端電圧に
    基づいて測定する測定手段を備えている電流測定装置に
    おいて、 前記1対の測定端子の一方と前記電流検出用抵抗との間
    直列接続された過電流保護手段と、 前記測定手段によって測定された前記電流検出用抵抗の
    両端電圧が所定電圧を超えたときに切替信号を出力する
    電圧監視手段と、 前記切替信号に基づいて前記過電流保護手段および前記
    電流検出用抵抗の直列回路と前記1対の測定端子との接
    続を解除すると共に、前記切替信号に基づいて、所定の
    電流を出力する電流出力手段に前記直列回路を接続する
    接続切替手段と、 前記切替信号の出力後において前記電流検出用抵抗の両
    端電圧が前記電圧監視手段によって所定の基準電圧値よ
    りも低下したと判定されたときに前記過電流保護手段ま
    たは前記電流検出用抵抗に異状が生じている旨を表示す
    る表示手段とを備えている ことを特徴とする電流測定装
    置。
  2. 【請求項2】 装置電源が投入された時に前記切替信号
    を出力する接続切替制御手段を備えていることを特徴と
    する請求項記載の電流測定装置。
  3. 【請求項3】 前記表示手段は、前記切替信号が出力さ
    れた旨を表示することを特徴とする請求項1または2
    載の電流測定装置。
  4. 【請求項4】 前記電流出力手段は、所定電圧を出力す
    る電源部と、当該電源部に接続された抵抗とを備えて構
    成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれ
    かに記載の電流測定装置。
JP05410997A 1997-02-20 1997-02-20 電流測定装置 Expired - Fee Related JP3462362B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05410997A JP3462362B2 (ja) 1997-02-20 1997-02-20 電流測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05410997A JP3462362B2 (ja) 1997-02-20 1997-02-20 電流測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10232249A JPH10232249A (ja) 1998-09-02
JP3462362B2 true JP3462362B2 (ja) 2003-11-05

Family

ID=12961443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05410997A Expired - Fee Related JP3462362B2 (ja) 1997-02-20 1997-02-20 電流測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3462362B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103760513A (zh) * 2014-01-03 2014-04-30 国家电网公司 电能表数据采集安全电源台
JP6633719B1 (ja) 2018-11-07 2020-01-22 電元社トーア株式会社 インバータ電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10232249A (ja) 1998-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1092160B1 (en) Residual current detection device
JP2006343267A (ja) 直流回路の絶縁抵抗測定器、静電容量測定器、絶縁抵抗測定方法および静電容量測定方法
US20030011355A1 (en) Current detector and current measuring apparatus including such detector with temperature compensation
KR20070021573A (ko) 모터 제어 장치, 그 제어방법 및 인버터부의 고장검출장치
JP4926015B2 (ja) 漏電リレー
KR102109414B1 (ko) 활선상태에서 2차 전류 변동량으로 변류기 고장을 검출할 수 있는 수배전반
JP3462362B2 (ja) 電流測定装置
US7116110B1 (en) Sensorless protection for electronic device
JP2000035452A (ja) 絶縁抵抗測定装置
JPH01502391A (ja) ケーブルの故障検出装置
KR100703927B1 (ko) 이중화 전원용 블로킹다이오드의 고장 감시 장치
JPH08247857A (ja) 測温抵抗体入力装置
JP2002148299A (ja) 地絡モニタ
GB2580206A (en) Protective switching device for a low-voltage circuit for identifying series arcing faults
JPH1062453A (ja) 電流センサ
KR20040089155A (ko) 오결선 검출 및 경보표시 기능을 구비한 전자식 전력량계
CZ236597A3 (cs) Postup pro funkční zkoušku a zjištění vybavovacího proudu spínačů v obvodu diferenciální ochrany citlivých na stejnosměrný proud nebo všechny druhy proudu
JP2000298153A (ja) ケーブル端子の接続部健全性確認装置及び確認方法
JP2007178257A (ja) 計測装置
KR20000025905A (ko) 변류기의 과전류 또는 결상에 의한 모터 보호 회로장치
KR19980036155U (ko) 전원차단기의 과열경보장치
JPH04270974A (ja) 負荷制御装置
JP2002125322A (ja) 充放電装置
JP2755697B2 (ja) 保護継電装置
JPH01308975A (ja) プリント板試験装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080815

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100815

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120815

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees