JPH022218A - 位相同期検出回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は局部発振器などに用いる位相同期発振器の位相
同期検出回路に関するものである。

（従来の技術） 従来の位相同期検出回路は第４図に示すような構成であ
った。

すなわち入力端子９に加えられる入力信号と電圧制御発
振器４の出力を位相比較器１により位相比較し、前記位
相比較器１の出力を分岐して一方はループフィルタ２に
入力し、他方は掃引発振器３に入力し、前記ループフィ
ルタ２の出力と前記掃引発振器３の出力を結合して、前
記電圧制御発振器４に入力してループを構成し、前記電
圧制御発振器４の出力を三分岐して、帯域フィルタ１７
と位相比較器１と発振出力端子１１に入力し、前記帯域
フィルタ１７の出力を振幅検波器１８に入力し、前記振
幅検波器１８の出力をレベル判定器１９に入力し、位相
同期検出信号を前記レベル判定器１９の出力端子１０か
ら得ていた。

（発明が解決しようとする課題） しかし、このような構成のものでは、同期が外れたとき
の前記電圧制御発振器４の周波数の中心周波数からの偏
位が小さい場合、帯域フィルタ１７の帯域を狭くするこ
とには限界があるため、同期が外れたときでも前記電圧
制御発振器４の周波数が前記帯域フィルタ１７の帯域内
にあり、同期状態との判別が円環になるという問題があ
った。

本発明はこのような問題を解決するもので、位相同期状
態を確実に検出することを目的とする。

（課題を解決するための手段） 上記課題を解決する本発明の技術的な手段は、入力信号
と電圧制御発振器の出力とを位相比較し。

その位相比較した出力を分岐し、一方はループフィルタ
に入力し、他方は掃引発振器に入力し、前記ループフィ
ルタの出力と前記掃引発振器出力を結合したのち三分岐
し、前記電圧制御発振器と第一のレベル判定器と振幅検
波器に入力し、前記振幅検波器の出力を第二のレベル判
定器に入力し、前記第二のレベル判定器の出力によりス
イッチを制御し、前記スイッチにより前記第一のレベル
判定器の出力とロウレベルを選択して、前記スイッチの
共通端子から位相同期検出信号を得るものである。

（作　用） この技術的手段による作用は次のようになる。

すなわち、同期状態では電圧制御発振器の制御電圧が正
の電源電圧より低いある直流値であることを第一のレベ
ル判定器および第二のレベル判定器で判定し、非同期状
態では正の電源電圧であれば第一のレベル判定器で判定
し、負の電源電圧であれば第二のレベル判定器で判定し
、掃引状態であれば振幅検波器で検波したのち第二のレ
ベル判定器で判定する。このように電圧制御発振器の制
御電圧のレベルにより同期状態を判定するため位相同期
状態の検出が確実にできる。

（実施例） 第１図に本発明の一実施例を示す。１は位相比較器で、
入力端子９に加えられる入力信号と電圧制御発振器４の
出力とを位相比較する。２はループフィルタで、前記位
相比較器１の出力より雑音や高周波成分を除いた信号を
得る。３は掃引発振器で掃引信号を電圧制御発振器４に
与える。５は第゛−のレベル判定器で電圧制御発振器４
の制御電圧が正の電源電圧であればロウ、正の電源電圧
以下ならばハイを出力する。６は振幅検波器で負電圧の
振幅検波をする。振幅検波器６の具体例を第２図に示す
。１２は入力端子で、１３は検波用のダイオード、１４
は抵抗器、１５はコンデンサ、１６は出力端子である。

７は第二のレベル判定器であり、前記振幅検波器６の出
力が負電圧であればロウ、Ｏｖまたは正電圧であればハ
イを出力する。８はスイッチであり、前記第二のレベル
判定器７の出力がロウならばロウレベル（端子ｂ）を、
前記第二のレベル判定器７の出力がハイならば前記第一
のレベル判定器の出力（端子ａ）を選択する。

つぎに動作を説明する。まず位相同期検出回路が同期状
態にあるとき、同期状態を検出する。すなわち同期状態
であるので電圧制御発振器４の制御電圧Ｏｖと正の電源
電圧の間の直流値をとり、第一のレベル判定器５の出力
はハイとなる。また振幅検波器６の出力はＯｖになり、
第二のレベル判定器７の出力はハイになる。したがって
スイッチ８は端子ａを選択し、前記第一のレベル判定器
５の出力ハイが位相同期検出信号となる。

つぎに位相同期検出回路が非同期状態にあるときはつぎ
の三状態がある。第一に前記電圧制御発振器４が掃引状
態にあるとき、第二に前記電圧制御発振器４の出力周波
数が中心周波数より高い方に振り切れたとき、第三に前
記電圧制御発振器４の出力周波数が中心周波数より低い
方に振り切れたときである。

まず第一に前記電圧制御発振器４が掃引状態にあるとき
は前記電圧制御発振器４の制御電圧は第３図（ａ）に示
すように鋸歯状の波形となる。したがって前記振幅検波
器６の出力は第３図（ｂ）に示すように負電圧となる。

したがって前記第二のレベル判定器７の出力はロウにな
る。したがって前記スイッチ８は端子すを選択し同期検
出信号はロウとなる。

第二に前記電圧制御発振器４の出力周波数が中心周波数
より高い方に振り切れたときは前記電圧制御発振器４の
制御電圧は正の電源電圧になる。

したがって前記第一のレベル判定器５の出力は口ウどな
る。また振幅検波器６の出力はＯｖとなる。

したがって第二のレベル判定器７の出力はハイとなる。

したがってスイッチ８は端子ａを選択し位相同期検出信
号はロウとなる。

第三に前記電圧制御発振器４の出力周波数が中心周波数
より低い方に振り切れたときは前記電圧制御発振器４の
制御電圧は負の電源電圧になる。

したがって前記第一のレベル判定器５の出力はハイとな
る。また振幅検波器６の出力は負電圧となる。したがっ
て第二のレベル判定器７の出力はロウとなる。したがっ
てスイッチ８は端子すを選択し位相同期検出信号はロウ
となる１以上のように同期状態のときはハイ、非同期状
態のときはロウの位相同期検出信号が得られる。

（発明の効果） 以上のように本発明によれば、位相同期検出信号が確実
に得られる優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における位相同期検出回路を
示すブロック図、第２図は本発明の一実施例における位
相同期検出回路に用いる振幅検波回路を示す回路図、第
３図は振幅検波回路の入出力信号の波形を示す図、第４
図は従来の位相同期検出回路のブロック図である。 ■　・・・位相比較器、　２・・・ループフィルタ、　
３　・・・掃引発振器、　４　・・・電圧制御発振器、
１０・・・同期検出信号端子、１１・・・発振出力端子
、１７・・・帯域フィルタ、１８・・・振幅検波器、１
９・・・　レベル判定器。 特許出願人　松下電器産業株式会社 第２図 １３グイ才一ド 第 図 十Ｖｃｃ （ｂ） 十ＣＣ−−−−−−−一−−−− Ｖｃｃ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 入力信号と電圧制御発振器の出力とを位相比較し、その
   位相比較した出力を分岐し、一方はループフィルタに入
   力し、他方は掃引発振器に入力し、前記ループフィルタ
   の出力と前記掃引発振器出力を結合したのち三分岐し、
   前記電圧制御発振器と第一のレベル判定器と振幅検波器
   に入力し、前記振幅検波器の出力を第二のレベル判定器
   に入力し、前記第二のレベル判定器の出力によりスイッ
   チを制御し、前記スイッチにより前記第一のレベル判定
   器の出力とロウレベルを選択して、前記スイッチの共通
   端子から位相同期検出信号を得るように構成した位相同
   期検出回路。