JPH02221861A - 改良された浸漬試験片装置 - Google Patents

改良された浸漬試験片装置

Info

Publication number
JPH02221861A
JPH02221861A JP33681089A JP33681089A JPH02221861A JP H02221861 A JPH02221861 A JP H02221861A JP 33681089 A JP33681089 A JP 33681089A JP 33681089 A JP33681089 A JP 33681089A JP H02221861 A JPH02221861 A JP H02221861A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
test
piece
immersion
wide
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33681089A
Other languages
English (en)
Inventor
Marc Ellous Parham
マルク・エラウス・パラム
Santosh Raina
サントシユ・レイナ
Donald Perry King Jr
ドナルド・ペリイ・キング・ジユニア
Diane C Blinn
ダイアン・シー・ブリン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WR Grace and Co
Original Assignee
WR Grace and Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WR Grace and Co filed Critical WR Grace and Co
Publication of JPH02221861A publication Critical patent/JPH02221861A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/543Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with an insoluble carrier for immobilising immunochemicals
    • G01N33/54393Improving reaction conditions or stability, e.g. by coating or irradiation of surface, by reduction of non-specific binding, by promotion of specific binding
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/53Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
    • G01N33/543Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor with an insoluble carrier for immobilising immunochemicals
    • G01N33/54366Apparatus specially adapted for solid-phase testing

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に試験装置に関する。特に本発明によれば
、粘稠なコロイド溶液、または海綿状のおよび/または
粒状の物質を含む液体中の被被物質を検出するのに使用
できる繊維布をベースにした浸漬試験片が開発された。
さらに詳細には本発明の浸漬試験片は牛乳中に存在する
種々の化合物、例えばプロゲステロンまたは抗生物質を
検出するのに有用である。本発明の新規装置の設計のた
めに、試験試料中の標的化合物または被検物質は多孔性
をもった繊維布の支持物のうえに固定された生理活性物
質と迅速に結合し、種々の条件による擾乱(即ち試験試
料の粘度、海綿状まI;は粒状物質からの擾乱等)の影
響を受けない。
これを要約すると、本発明においては粘稠な液体または
海綿状または粒状物質を含む液体中に標的被検物質が存
在するかどうかを検査するのに使用できる浸漬試験片が
提供される。本発明の浸漬試験片は熱可塑性の支持片か
ら成り、これに蛋白質を吸着しないポリウレタンが予備
被覆された幅の広い細孔をもった織物または不織布材料
が溶接されている。この幅の広い細孔をもった材料に生
理活性物質が固定されている。
診断試験はナイロンのような多孔性膜状支持物を用いて
行うのが最も普通であるが、このような支持物は通常法
のようにしてつくられる。生理活性物質溶液を膜の上に
滴下して乾燥し、不動化吸着させるかまたは結合剤を用
いて膜の上に固定する。次いで試験試料または試薬溶液
中に存在する蛋白質の非選択的結合を防ぐには少なくと
も一つのブロッキング工程が必要である。膜全体に非選
択的な吸着が起こると、試験が不正確になり結果が読み
取れない。
試験は典型的には試験液を膜に通すことにより行われる
。試験液の中に標的化合物が存在すれば、これは膜の上
に固定された生理活性物質(例えば−次抗体)の独特な
結合部位に結合する。次に膜を検出化合物とカップリン
グした認識抗体(これは標的化合物の第二の結合部位に
結合する)から成る認識複合体で処理する。比色試験で
は検出化合物は酵素、例えば西洋ワサビのパーオキシダ
ーゼであり、これは陽性の試験条件下において色の変化
を誘起することができる。膜を水洗し、酵素を介した変
色反応に対する基質で処理する。標的化合物が試験液の
中に存在する場合には、これは−次抗体と結合し、この
抗体が認識複合体と結合する。認識複合体の酵素部分は
基質と反応して容易に検出できる色の変化を起こし積極
的な試験を行うことができる。標的化合物が存在しない
場合には、認識複合体は膜と結合せず、基質で処理して
も膜の色の変化は起こらない。
浸漬試験片装置は公知であり、ある種の診断試験に使用
されている。通常の浸漬試験片の設計は米国特許第4.
125.372号[カワイ(Kawai)ら]または米
国特許第4.308.028号[エルキンス(Elki
ns) ]に記載されたものと同様であり、試験試料に
対して中性である試検片上に参照体または試薬パッドが
固定されている。この装置を尿のような試験液と接触さ
せる。この種の試験では試薬パッドによって粘稠でない
試験液が吸収され、パッドと試験液(もし存在していれ
ば標的化合物を含んでいる)との間で良好な接触が保た
れる。
微小濾過膜をベースにした浸漬試験片装置がヨーロッパ
特許願第87101071.6号に記載されており、固
相における酵素免疫試験および核酸複合化試験に使用さ
れるとされており、この場合試験液は人の血液である。
膜支持物としては細孔の大きさが約帆2〜10.0μの
種々のセルロース性材料および賦活されたポリアミド膜
が示唆されている。膜は平らな設計の浸漬試験片の中で
しっかりと保持される。
通常の浸漬試験片の設計(吸収体のパッドを試験片にく
っつけたもの)もインクスター(Incstar)の浸
漬試験片の設計(平らな形で微小多孔性の膜をしっかり
と保持したもの)も粘稠なコロイド懸濁液試料(例えば
牛乳)または海綿状のおよび/または粒状の物質を含む
試験試料(例えば全血液試料)を用いる場合には特に適
したものとは言えない。このような条件で行われる試験
では通常の形の浸漬試験片を使用することはできない。
何故ならばし試験試料と吸収体のパッドの中または上に
固定された生理活性物質との間で良好な接触が得られる
ほど十分な吸収が起こらないからである。
流体試料の粘度および粒状物質による妨害のために接触
が減少すると、一般に試験の感度が低下し、試験結果が
陽性か陰性かの区別が困難になる。
インクスターの浸漬試験片もこのような条件で使用する
のに適してはいない。使用されている微小多孔性の膜は
生理活性物質と十分な接触が得られるほど試験液を通過
させることはできない。さらに賦活されたナイロン膜の
表面は、長期間に互って安定な生理活性をもつ装置が得
られるように抗体を固定するのには適していない。
またこのような状況における試験の例としては、米国特
許第4.716.109号[ペイカー(Baker)ら
]には、牛の妊娠を検知する試験(牛乳中におけるプロ
ゲステロンの存在を検出する試験)が記載されている。
この場合牛乳の試料に試薬を加えて混合し、その中で凝
結物の存否を観察して発情の開始を決定する。同様に米
国特許第4 、568 、637号[クライン(Kle
in) ]には、牛乳のような生分泌液中においてβ−
ラクタム環を含むセファロスフォリンおよびペニシリン
を検出する方法が記載されている。液体試料をβ−ラク
タム環を含む発色化合物およびペニシリナーゼと接触さ
せ、牛乳自身の発色を測定する。
本発明の設計をもつ浸漬試験片は粘稠な流体または海綿
状または粒状物質を含む流体で試験試料と試験支持物と
の間の接触が損なわれたり低下したりする場合に迅速な
試験を行うのに使用することができる。本発明の新規浸
漬試験片は多孔性材料を取り付ける細長い支持片または
保持器から成っている。好適具体化例においては支持片
にはその一端の近くに1個またはそれ以上の穴があり、
この穴は超音波溶接により保持器には取り付けられた多
孔性材料により完全にまたは部分的に覆われている。他
の好適具体化例においては該多孔性材料は多孔性材料と
支持片の表面との間に空間ができるように支持片に取り
付けられている。多孔性材料は幅の広い細孔をもった不
織布まI;は織物繊維布であり、これに標的化合物また
は被検物質を検出するのに使用する生理活性物質が固定
されている。
本発明の第1の目的は粘稠な試験液、まは実質的な量の
海綿状または粒状物質を含む試験液の試験に使用するた
めの迅速且つ便利な浸漬試験片タイプの試験法を提供す
ることである。特に本発明によれば牛乳、細胞懸濁物ま
たは培地、全血液等を試験する高感度の試験法が提供さ
れる。さらに本発明によれば試験結果が陽性であるか陰
性であるかを鋭敏且つ明瞭に区別する浸漬試験片が提供
される。
本発明の特定の目的は乳牛の牛乳中のプロゲステロン濃
度を測定して発情の開始を決定し、以前に行われた受精
時期に関する妊娠の有無を検出する迅速且つ便利な試験
装置を提供することである。
本発明の他の特定の目的は乳牛の出す牛乳中に存在する
ペニシリンのような抗体を検出し、該抗体濃度を決定す
る迅速且つ便利な試験装置を提供することである。
本発明の関連する目的は迅速に且つ正確に行い得る試験
装置を提供することである。即ち本発明によれば標的化
合物を膜の上に固定された親和部位に迅速に結合させ、
認識複合体および基質と迅速に結合するように設計され
た試験装置が提供される。さらに本発明によれば試験試
薬を添加する前に浸漬試験片を迅速且つ十分に水洗する
ことにより結合していない(および潜在的に阻害された
)蛋白質および他の材料を除去できる試験装置が提供さ
れる。
本発明の他の目的は結果および/または試験の不合格を
迅速に決定するための1個またはそれ以上の対照区域が
内蔵されている具体化例における浸漬試験片試験装置を
提供することである。
本発明においては粘稠な流体または海綿状または粒状材
料を含む流体の免疫試験を迅速に行い得る浸漬試験片に
よる試験装置が開発された。この装置は多孔性材料を取
り付ける細長い支持片または保持器から成っており、支
持片の一端の近くには幅の広い細孔をもつ織物または不
織布材料が取り付けられている。好適具体化例において
はこの装置は端の一つの近くに1個またはそれ以上の穴
をもつ可撓性の材料から成り、そのうえに生理活性物質
が固定された広い細孔をもった材料が取り付けられてい
る。この設計により浸漬試験片の上に固定された試薬と
試験液、認識複合体および基質との間で迅速な接触と結
合が行われる。またこの設計により水洗および試験結果
の発現が迅速且つ便利に行われる。
浸漬試験片を構成する支持片または保持器は試験液に不
溶な任意の材料からつくることができる。
この材料は堅いがある程度可撓性をもっていることが好
ましいが、必要に応じ剛性材料を使用することもできる
。最も好ましくはプラスチックス、例えばポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、高密度線状ポリエ
チレン、アクリル・ブタジェン・スチレン共重合体、或
いは容易に超音波溶接が可能な他の重合体材料を使用す
る。
支持片は白色であることが便利であるが、他の色のもの
および無色のものをつくることができる。
陽性および陰性の試験結果を示す色の中間の色を使用す
ることが好ましい。例えば青色を使用できるのは陽性の
結果が白色かまたは淡青色(支持片の色より明るい)で
、陰性の結果が暗胃色(支持片の色よりも濃い)を示す
場合である。このようにして支持片自身を結果を評価す
る参照体として利用できる。
通常の大きさおよび形をもった浸漬試験片型の保持器を
使用することができる。約1 、 Oc+w x約10
.0〜15.Ocmで厚さが約0−03〜0.2cm程
度のものを使用すると最も便利である。添付図面を参照
すれば、支持片21の形と幅をある程度変えることがで
きる。支持片21は末端部分31を操作しながら試験部
分29を試験試料および試薬溶液中に浸漬できるのに十
分な長さをもっていなければならない。
支持片29の幅は試験を行うのに十分な多孔性材料、お
よび必要に応じ1種またはそれ以上の対照体から成る区
域をもっていなければならない。この区域は添付図面に
は試験部分29として描かれている。
第1〜8図に示された直線状の形は狭い支持片21に合
わせたものであるが、第12および13図に示されてい
る三角形の形では幾分幅の広い支持片21が必要である
。試験部分はまた支持片の幅を横切って水平方向に配置
することもできる。
支持片21の厚さは十分な強度をもち、例えば試験液の
撹拌、水洗等による應力がかかった場合に裂けたり破れ
たりしないような厚さでなければならない。最低の厚さ
に対するこの条件が満たされるならば、支持片の厚さは
所望の任意の厚さで良い。所望の厚さは保持器または支
持片に使用する材料によって変わる。また第7図に示し
たような穴23をもった具体化例においては、支持片2
1に何の加工も施されていない第14図に示された具体
化例に比べ、幾分厚さを厚くシ、また幅を広くして破れ
るのを防ぐことが必要である。
本発明の一具体化例においては、可撓性の支持片21に
1個またはそれ以上の穴23を開け、それぞれの穴を下
記に説明するように多孔性の織物または不織布材料で被
覆する。多孔性材料25が試験を行う支持片となる。穴
23は第1−13図に示されているように支持片21の
一端の近くにある。この具体化例の一つの変形では、3
個の穴があり、一つは被検物質用であり、一つは酵素活
性を決定するための陽性の結果を示す対照体であり、い
ま一つは非選択的な蛋白質の結合を決定する陰性の対照
体である。このような穴23を2個以上使用する場合に
は、第3〜8図に示すように、穴を支持片21の長さ方
向に並べるか、或いは第12〜13図に示すように三角
形の配置のような他の任意の所望の配置をもたせること
ができる。
穴23の大きさは十分に大きく、多孔性材料25を適切
な量の試験液および試験試薬と接触させて結果が目に見
えるような所望の試験感度が得られる大きさでなければ
ならない。例えば約3.0〜約7.0amの直径をもっ
た円形の穴が適当であるが、可撓性の支持片の寸法に関
し便利な大きさと形をもった穴を用いることができる。
穴23は多孔性材料2.5により完全に被覆されている
ことが好ましいが、必ずしも必要はない。多孔性材料2
5は試験液および試薬に不溶な任意の幅の広い細孔をも
った織物または不織布であることができる。また多孔性
材料25は試験を行う間裂けたり分離したりすることを
防ぐのに十分な強度特性をもっていなければならない。
多孔性材料25はナイロンをベースにしていることが最
も好ましい。即ちナイロンの織物または不織布を選び、
下記に説明するようにして重合体で地理し、本発明の浸
漬試験片に使用する多孔性支持材料をつくる。ナイロン
材料は種々の多孔度、密度および厚さのものが市販され
ている。特にセレックス(cerex)@の不織布ナイ
ロン繊維布[ジェームス・リヴアー・コーポレーション
(JamesRiver Carp、) ]が特に適し
ている。別法として多孔性材料25は幅の広い細孔をも
ったポリプロピレン、ポリウレタン、ポリスルフォン、
ポリアクリレート、種々のポリエステル、ポリフッ化ビ
ニル、ポリ塩化ビニル、またはセルロース材料であるこ
とができる。
織物または不織布を用いることができる。細孔の公称の
大きさが少なくとも約10.0μ、最高約30.0μの
材料を使用することができる。不織布材料は典型的には
細孔の大きさで分類されていないから、細孔の大きさは
公称の大きさで示す。繊維間の空間の大きさも変化して
いる。しかし細孔は大部分の細孔の大きさまたは空間が
少なくとも約1O60μであるように分布してい・る。
多孔性材料には蛋白質を吸着しないポリウレタン重合体
の予備被膜が備えられ、被検物質の表面に蛋白質が非選
択的に結合するのを減少または防止し、該表面上で固定
させ得る生理活性物質の量を増加させることが好ましい
。この予備被膜のために生理活性物質を固定させた後別
工程としてブロッキングを行う必要がなくなる。またウ
レタンを被覆することにより抗体または他の生理活性物
質が多孔性の支持物の上に安定に固定される。その結果
抗体または他の生理活性物質が良好に保持され、適切な
長い貯蔵寿命をもった製品が得られる。予備被覆した多
孔性材料は、生理活性物質を固定させる前に少なくとも
7日間、好ましくは少なくとも10日間老化させること
が好適である。
この予備被覆に使用するポリウレタン重合体は、ポリオ
キシアルキレンポリオールをポリイソシアネート化合物
でキャッピングし、反応官能基が2個より多くなるよう
にしてつくられた予備重合体を重合させてつくられた重
合体であることが好ましい。特に好適なものはハイボー
ル(HYPOL)■6100ポリウレタン予備重合体[
ブレース・スペシャルティ・ケミカルズ・コンパニー(
Grace  5pecialty Cheo+1ca
ls Co、) 、ダヴリュー・アール・ブレース・ア
ンド・コンパニー・コネチカット(W、 R−Grac
e & Co、 −Conn、) ]である。揮発性有
機溶媒(例えばアセトン、アルコール、塩素化された炭
化水素等)の中にポリウレタン予備重合体を約0.1〜
約20.0%の濃度で含む溶液をつくる。表面活性剤を
加えることもできる。多孔性の支持的材料をこの溶液と
接触させ、乾燥する。この方法で膜を被覆する方法の詳
細は1986年9月21日付けの米国特許118911
.944号[バーラム(Parham)等]に記載され
ている。
別法として揮発性有機溶媒中に水性ベースのポリウレタ
ン重合体を含む溶液で多孔性材料を被覆し、1988年
8月22日付けの米国特許願第235.411号[ラド
ルフ(Rudo 1ph)等]記載のポリウレタン重合
体被膜をつくることができる。水性ベースのポリウレタ
ン重合体および揮発性有機溶媒(例えばアセトン、アル
コール、塩素化された炭化水素)から成る重合体濃度約
0.1〜約20.0の溶液に多孔性材料を接触させる。
非イオン性表面活性剤を加えることもできる。多孔性交
持物材料を溶液と接触させ乾燥する。重合体は米国特許
第4,442,259号[イスガー(Isgur)等]
記載の任意のエラストマーであることができる。最も好
ましくはダラサン(DARATf(ANE) @WB−
22ポリウレタン・エラストマー(ブレース・スペシャ
ルティ・ケミカルズ・コンパニー、ダヴリュー・アール
・ブレース・アンド・コンパニー・コネチカット)で処
理して被膜をつくる。このエラストマーはエタノール中
に固体分を約40%含む水溶液の形の脂肪族ウレタン重
合体である。ダラサン・エラストマーと第2のポリウレ
タン重合体とから成る二重重合体被膜を使用することも
できる。例えばダラサンWB−22(4%)およびハイ
ボール6100(i%)のアセトン溶液を用いて多孔性
材料を被覆することができる。
上記のように多孔性交持物材料を予備被覆することが好
ましいが、必要に応じ未処理の材料を使用することもで
きる。この具体化例は例えば尿の検査で比較的蛋白質を
含んでいない場合に用いるのに最も適している。しかし
牛乳の検査にも許容できる結果が得られることが見出だ
されている。
但しこの場合には牛乳の蛋白質のために抗体が被検物質
の表面に移動するから、発色の程度は少ない。
1種またはそれ以上の生理活性物質を固定することによ
り重合体を被覆した多孔性交持物材料をさらに予備処理
する。生理活性物質はこの段階においてまたは材料を浸
漬試験片の支持片に取り付けた後で多孔性材料に固定す
ることができる。添付図面に示すように、浸漬試験片3
3の試験部分29の中には多孔性交持物材料25から成
る少なくとも一つの試験区域24が存在する。比較的多
量の重合体で被覆した多孔性材料を、支持片に固定する
前に適当な生理活性物質で予備処理することができる。
別法として浸漬試験片33を組み立てた後に生理活性物
質を多孔性材料に添加することができる。
多孔性材料を支持片21の試験部分29に取り付けただ
後、多孔性材料25の上に適当な試薬溶液を滴下する。
組み立てた浸漬試験片33の効力は調製工程の順序を変
えても変化するとは考えられない。
本発明の浸漬試験片装置は種々の診断試験または他の試
験に有用であり、特定の生理活性物質は試験により決定
できる。生理活性物質は試験試料中の標的となる被検物
質と反応するかまたは他の方法でこれを検出できる任意
の試薬であることができる。これを公知固定技術により
多孔性材料に塗布する。生理活性物質(例えば選ばれた
抗体、多クローン抗体または単クローン抗体、蛋白質ま
たは抗原)は多孔性材料に直接塗布し乾燥することが便
利である。別法として活性試薬を結合助剤(例えばヒド
ロキシエチルセルロース)と共に多孔性材料の上に沈積
し乾燥することができる。これらの固定方法は当業界の
専門家には公知である。
生理活性物質はこれを塗布して乾燥させることにより第
1の重合体被覆多孔性支持体上に固定される。第1〜2
図には試薬を固定した単一の試験区域24を使用する場
合を示している。別の具体化例においては第4〜8図に
示すように試験部分29の2個またはそれ以上の区域を
使用することができる。
例えば他の点では第1のものと同一である第2の多孔性
支持物を試験に使用される認識剤(使用する酵素に対す
る抗体)で処理し、活性認識剤(酵素)の存在を検出す
る対照体として使用することができる。第1および第2
のものと他の点では同一であるが活性剤に関してはブラ
ンクのままにした第3の多孔性支持物を、蛋白質の非選
択的結合を検出する対照体として用いることができる。
他の対照体としてまたはさらに試験を行うために他の試
験区域を含ませることもできる。
第3〜5図には試験区域24および陰性対照体26か陽
性対照体28のいずれかを使用する場合が示されている
。単一の対照区域を使用する場合には、非選択的な蛋白
質の結合を検出するための陰性の対照体であることが好
ましい。酵素対照区域と試験区域との間で交叉反応があ
るために、上述の酵素対照体を省略することが好適であ
る。第6〜13図には試験片33の試験部分29におい
て試験区域24および陰性対照体26並びに陽性対照体
28の両方を使用する場合を示す。さらに第14図に示
す具体化例は、多孔性材料25の一部(即ち中心部)に
生理活性物質を垂らすことにより試験区域24および陰
性対照体26を含ませるように構成されている。この方
法により着色した斑点が存在するかどうかによって陽性
試験が行われ、陰性対照体に体する結果が不合格である
場合には、多孔性材料25全体に亙り色が変化する。
予備処理した多孔性材料25の一片または数片を支持片
21に固定し、各々の穴23が多孔性支持材料25で部
分的にまたは全部被覆されるようにする。
3種の予備処理した多孔性材料25(試験表面、陽性の
酵素対照体および陰性の非選択的結合対照体)を使用す
る具体化例においては、3種の重合体で被覆し予備処理
を行った支持材料を適当な大きさにした片を、穴1個に
ついて一つずつ3個の穴23の上に固定する。1個また
は2個の穴をもった浸漬試験片も同様につくられる。
多孔性材料25を支持片21に取り付けるためには超音
波熔接法が好適な方法である。取り付は部材は膜を保持
器にしっかりと固定し、試験液と接触した場合または試
験または水洗の途中で脱れたり緩んだりしないものでな
ければならない。好ましくは浸漬試験片33は水道の蛇
口から出るまたは他の形の水流の下で行われるような強
力な水洗に耐えなければならない。超音波熔接で継目2
7をつくると、試験操作を妨害することなくこの目的を
達することができる。本発明の浸漬試験片に使用する材
料の超音波熔接は溶媒、加熱または接着剤を用いないで
行うことができる。この方法を用いると超音波熔接によ
る継目27に沿い多孔性材料25と支持片21との間で
優れた接着が得られ、多孔性材料25にもまた多孔性材
料を予備処理するのに使用した生理活性物質にも悪影響
を及ぼすことはない。
2種の材料(ここでは支持片および多孔性材料)の融点
が比較的近い場合、好ましくは20℃以内の場合には超
音波熔接法が適している。超音波熔接法では非常に局所
的な振動が生じ、これによって支持片21および/また
は多孔性材料25の熱可塑性材料が加熱されて熔融し、
圧力下において互いに熔接され継目27を生じる。超音
波による振動の効果は非常に局所的であり、多孔性支持
材料の試験部分は損傷したり変化したすせず、多孔性材
料の上に固定された生理活性物質が変性することもない
。このように超音波熔接法は多孔性材料25と支持片2
1とをしっかりと固定し、本発明の浸漬試験片33をつ
くるための良好な方法である。この方法で非常に多様な
熱可塑性重合体を熔接することができる。
第6〜8図に示した具体化例においては、完全に組み立
てられた浸漬試験片装置33は一端(一般には試験部分
29をつくっているところ)の近くに3個の多孔性材料
で被覆された穴23をもっている。
このように被覆された第1の穴、即ち試験区域24は多
孔性材料の上に固定された第1の抗体または他の生理活
性物質を有している。第2の被覆された穴、即ち非選択
的な蛋白質の結合を検出する陰性の対照区域26には多
孔性材料の上に固定された試薬は存在しない。第3の被
覆された穴、即ち酵素活性のための陽性の対照区域28
は多孔性材料の上に固定された第2の抗体(または試験
認識用酵素または認識剤と反応する他の試薬)をもって
いる。比色試験の結果は浸漬試験片33の試験部分29
を白色の背景に対して平らに保って読み取る。陽性の対
照区域2gを使用する場合には特に、超音波熔接による
継目が各々の穴23の周りで連続的な継目をつくり、試
験部分29の別々の区域の間で「混線」を起こすのを減
少させることが好ましい。
他の具体化例においては、多孔性材料25の1片または
数片を第1θ〜11図に示すように2個の支持片の間に
サンドウィッチ状に挟むことができる。
この形では少なくとも第1の支持片37に1個またはそ
れ以上の穴23が存在し、試験液が多孔性材料25に到
達する必要がある。この一つ変形では第1の支持片37
だけに1個またはそれ以上の穴が存在する。第2の支持
片39は結果を読み取るための白色の背景としての役目
をする。これは一部を取り除いた見取り図10で示され
ている。他の変形においては、第1の片37および第2
の片39は両方とも対応する穴23をもち、多孔性材料
25を支持片21の間に挟んだ場合にこれらの穴が並ぶ
ようになっている。この方法により両方の露出面上で試
験液は多孔性材料と接触する。第1の片37及び第2の
片39の両者が試験区域24の位置に対応する穴23を
有するのが好ましい。二つの片と多孔性材料とがサンド
ウィッチ状の形で適切な位置をとれば、これを超音波熔
接して浸漬試験片33をつくることができる。
第14および15A図に示した他の具体化例においては
、穴23がつくられていない支持片21を使用している
。好ましくは正方形または矩形の形をした多孔性材料2
5の一片を下記の方法で超音波熔接法により支持片21
の試験部分29に取り付ける。多孔性材料25を二つの
相対する実質的に平行な側辺または縁に沿って支持片に
熔接し、超音波熔接による継目27をつくる。多孔性材
料25の残りの二つの側辺または縁は支持片に固定され
ないで残される。
多孔性材料25の超音波熔接による継目27は、多孔性
材料が第15A図に示されているように材料の中央線に
沿ってアーチをなして支持片から外側に曲がる或いは突
き出るように支持片21の上に位置している。このよう
に多孔性材料が突き出すことにより多孔性材料25と試
験試料との間の接触が大きくなり、またこの設計によっ
て多孔性材料に可撓性が賦与される。さらにこの設計に
よって支持片21から多孔性材料25を間隔を置いて配
置することにより試験結果の読み取りが容易になる。支
持片21が白色で穴をもたない具体化例を用いると、試
験結果を読み取るための別の白色表面を必要とすること
なく、試験結果を瞬間的に読み取ることができる。
第14図に関連したさらに他の具体化例においては、第
15B図に示されているように超音波熔接による継目2
7の間にある支持片21の部分において1個またはそれ
以上の穴23がつくられている。穴23は流量を増加さ
せ、試験液と多孔性材料25との間の接触を良好にし、
多孔性材料を水洗する場合にも助けとなる。
さらに他の具体化例においては、第16図に示すように
多孔性材料の一片をスペーサー35に固定し、このスペ
ーサーを支持片21に固定する。多孔性材料25の両面
に液を到達させるために、支持片21の試験部分29に
1個またはそれ以上の穴23をつけることができる。別
法として多孔性材料25の二つの相対する縁に沿ってス
ペーサー35を取り付けることができる。この形を用い
ると、多孔性材料25の両面に液が迅速に到達し、試験
液と試薬との相互作用を効率的にし、また効果的な洗滌
を行うことができる。支持片に穴23が存在しない場合
には、は、浸漬試験片33は比色試験の結果を容易に読
み取り得るような白色の背景を自分自身の中に含んでい
る。
検査は浸漬試験片の検査部分29を試験液および適当な
試験試薬と接触させて行われる。浸漬試験片を末端部分
31で(手によるかまたは機械的に)保持することがで
きる。試験液の少量の試料を採って検査に使用する。好
適な一具体化例(酵素複合体の比色試験)においては、
酵素複合体を試験液に加えて十分に混合する。浸漬試験
片の検査部分29を試験液/酵素複合体混合物の中に入
れ、多孔性材料25が完全に浸漬するようにする。浸漬
試験片は少なくとも約1〜5分、好ましくは約2分間室
温において試験試料中で加温する。必要な加温時間は使
用する試薬、撹拌の程度および今行っている特定の試験
の所望の感度に依存する。
試験試料中で浸漬試験片を撹拌し、試験区域と検出すべ
き被検物質との間の接触を良くすることが好ましい。撹
拌をすれば、恐らくは被検物質と多孔性材料との全体的
な接触が良くなるために、試験に必要な時間が減少する
。さらに牛乳のような粘稠な液中で検査を行う場合、撹
拌を行うと信頼度の高い結果が得られる。撹拌は手によ
るか機械的に行うことができ、浸漬試験片または試験試
料のいずれか、または両方を動かすことにより行うこと
ができる。
ガラス瓶または他の容器を振盪機構の上に載せるかその
中に入れ、機械的に撹拌することが好ましい。ガラス瓶
または容器は直立した位置から僅かな角度、即ち約10
’〜30’の角度をなしていることが好ましいが、約5
0〜70’の任意の便利な角度をもっていることもでき
る。この方法で撹拌すると、浸漬試験片と試験液との必
要な接触時間を約半分に減らすことができる。直立した
状態で撹拌することもできが、好適ではない。最も適当
な撹拌速度、角度および撹拌時間は本発明の浸漬試験片
を使用して行うそれぞれの検査に対し容易に決定するこ
とができる。例えばチック・ティター(Tek−Tat
or) −V @撹拌機[アメリカン−ディト(Ame
rican Dade)社]は約220rpmの速度で
約2分間使用することができる。
試験試料から浸漬試験片を取り出し、十分に水洗する。
この際試験部分29を約20秒間冷たい流水の中に保持
して水洗を行うことが好ましい。次いで過剰の水を例え
ば紙タオルまたはパッドのような吸収材を用いて吸い取
ることにより除去する。
浸漬試験片を酵素発現用の基質を含む溶液中で加温し、
再び水を吸い取って過剰の液を除去する。
次に浸漬試験片を検査し、標的化合物または被検物質が
試験試料中に存在するかどうかを決定する。これは目で
見て行うか、または反射計または他の自動機器を使用し
て行うことができる。比色試験の場合には、多孔性材料
の試験区域の色の変化が試験結果を示す。陽性の酵素活
性対照体を使用する具体化例においては、陽性対照区域
の色が酵素活性を示している。陰性の非選択的結合対照
を使用する具体化例においては、陰性の対照区域は変色
しない(例えば白色のまま)か、外部標準色度表と比較
して非常に僅かしか着色せず、酵素または他の反応性蛋
白質の非選択的結合は殆どまたは全くないことが示され
なければならない。
本発明の浸漬試験片を使用して行う好適な一つの検査に
おいては、第1の多孔性材料(即ち試験区域)をプロゲ
ステロンに対する抗体で処理する。
ここではプロゲステロンの検査は単に説明の目的で記載
する。本発明はプロゲステロンの検査に限定されるもの
ではなく、以下に説明するような他の目的にも使用する
ことができる。
本明細書において説明するプロゲステロン検査は比色試
験を基礎としており、認識複合体はプロゲステロンに対
する認識抗体および西洋ワサビのパーオキシダーゼ、ア
ルカリ性7オスフ7ターゼまたはグルコースオキシダー
ゼのように、陽性試験条件でその酵素に特定の基質が存
在すると、目で見て明らかな色の変化を起こす酵素から
成っている。西洋ワサビのパーオキシダーゼと共に使用
する基質はテトラメチルベンチジン(TMB)であり、
これと−緒に過酸化水素を使用することもしないことも
ある。アルカリ性フォスファターゼと共に使用する基質
はインドキシルフォス7二−トであり、ニトロ・ブルー
時テトラゾリウム(NBT)を−緒に使用することもし
ないこともある。グルコースオキシダーゼと共に使用す
る基質は2.2’ −アジノージ−(3−エチルベンゾ
チアゾリン−G−スルフォン酸(ABTS)である。あ
る種の酵素(例えばアルカリ性フォスファターゼ)では
、試験溶液自身の中で色の変化が現れる。比色試験はま
た酵素ではなくコロイド状の金をベースにすることもで
きる。
本発明の浸漬試験片を用いて行われる第2の好適な検査
では抗体ペニシリンの試験が行われる。
例えば乳牛の牛乳は食用として販売するためにはペニシ
リン濃度の試験を行わなければならない。
ペニシリン試験ではペニシリンと結合する蛋白質(生理
活性物質)を浸漬試験片に使用する多孔性材料に固定す
る。比色試験の具体化例においては、牛乳およびペニシ
リン−酵素複合体の溶液に浸漬試験片を加える。結果は
色が変化するかどうかで示される。
他の検査には他の生理活性物質が選ばれる。例え黄体形
成ホルモン(LH) 、人の絨毛膜ゴナトロピン(HC
G)および他のホルモン、ステロイド、例えばエステロ
ンまたはプロゲステロン、抗体、例えばペニシリン、感
染病病菌、例えばグループ八連鎖状球菌、クラミジア菌
、淋疾菌、梅毒菌、ヘルペス菌、カンジダ菌、トリコモ
ナス菌、HIV等も本発明の検査装置で検出することが
できる。
抗原、RNAまたはDNAプローブ等を固定した抗体の
代わりに使用することもできる。
本発明の浸漬試験片の用途は比色試験に限定されるもの
ではない。これらの浸漬試験片は任意の通常の認識およ
び追跡システムまたは指示システムと共に使用すること
ができる。例えば認識抗体は放射性同位元素でラベルし
ては放射化免疫試験に使用することができる。別法とし
て指示薬は抗体または生理活性物質と結合する蛍光ラベ
ル剤であることができる。これらの例としては蛍光イン
シアネート(FIC) 、蛍光インチオシアネート(F
ITC) 、7−アミノ−4−メチルクマリン−3−酢
酸(AMCA)などが含まれる。これらの使用法および
応用は当業界の専門家の知識および能力の範囲内である
。しかし本発明における速度および簡単さという目的は
、本発明の浸漬試験片を簡単な酵素をペースとした比色
検出系と組み合わせた場合に最もよく達成されることは
明らかであろう。
ある種の検査に対しては、定量を行うこともできる。即
ち色の変化の強さが試験試料中の標的被検物質の低濃度
に対応するように検査の設計を行う、浸漬試験片の試験
区域における発色を色の強度の水準を対応する標的被検
物質の濃度を示す標準の色度表と比較することができる
。この比較は目で見て行うか、反射計のような自動機器
を用いて行うことができる。
本発明の浸漬試験片を用いて検査を行う他の方法におい
ては、試験試薬を順々に浸漬試験片の試験面に塗布する
。多孔性材料が試験液の中に完全に浸漬するように浸漬
試験片を試験液の中に浸す。
好ましくは浸漬試験片を用いて試験液を幾分撹拌するか
試験容器を振盪し、多孔性材料中における液の流動を増
加させ、これによって固定された生理活性物質ともし存
在するならば標的被検物質との間の接触を増加させる。
次に浸漬試験片を最高約30秒以上試験試料と接触した
ままにしておくことができる。
浸漬試験片を試験試料から取り出し、十分に水洗した後
適当な検出試薬でと加温する。例えば浸漬試験片を順次
適当な認識複合体および発現用基質と加温し、その間で
水洗を行うことが好ましい。
陰性の対照区域が存在するならば、これは不変でなけれ
ばならない。陽性の酵素活性対照区域が存在するならば
、検出可能な信号を発現しなければならない。試験区域
は上記のように陽性または陰性の結果を示すことができ
る。
試験試料を加温し試薬を発現させるのに必要な時間は一
部分試薬の種類と量とに依存する。色の種類および強度
の両方に関する色の変化も使用した試薬系に依存する。
同様に他の検出系(即ち蛍光)を使用する場合にも、信
号の強度は部分的に使用した系および試薬に依存する。
本発明の浸漬試験片の利点は、試料の粘度および海綿状
または粒状の物質による妨害の如何に拘らず、固定化さ
れた生理活性物質上の結合部位が迅速に飽和することで
ある。
下記実施例により本発明を例示するが、これらの実施例
は単に例示の目的であり、本発明を限定するものではな
い。本明細書を通じて下記の略号を用いた。
Cl11− センチメートル cm”−平方センチメートル IIIg−ミリグラム m(i−ミリリットル +mm−ミリメートル μg−マイクロダラム 実施例 l (浸漬試験片装置の製造) 第6図に示すように熱可塑性のポリスチレン片を切断し
、多片の一端近くに3個の穴を開ける。
この片の寸法は13゜OcmX 1−Ocnである。穴
の直径は約4 、0m+++であった。
セレックス[F]ナイロン不織繊維布(ジエイムス・I
J ’/ 7−社)を、0.1%のトウーン(Twee
n) −200〔アイ・シー・アイ・ユナイテッド・ス
ティソ(ICI United 5tates)社〕を
含むアセトン中【こハイボール■6100ポリウレタン
予備重合体(ブレース・スペシャルティ・ケミカルズ・
コン7(ニタウリュー・アール・アンド・コン7くニー
、コネチカット社)1%を含有する溶液で60分間処理
した。繊維布を溶液から取り出し、空気中で水を切って
乾燥し、次いで室温において18時間空気乾燥した。
乾燥した適当の大きさの繊維布片を各ポリウレタン片に
超音波熔接法で熔接し、3個全部の穴が覆われるように
する。次にプロゲストロンに対するネズミの単クローン
抗体[イムノ・サーチ(i++muno−5earch
)社]0.5μgを1個の穴の上方番こめる繊維布の上
で乾燥させることにより固定する。
アルカリ性7オスフアターゼに対する抗体(この検査に
使用する酵素)を第2の穴を覆った繊維布の部分に固定
し、該酵素に対する陽性の対照体とする。第3の穴を覆
った繊維布の部分はそのままにして牛乳蛋白の非選択的
結合を検出する対照体および水洗が完全なことを確認す
る対照体とする。
処理した浸漬試験片を一晩乾燥し、0.1モルのトリス
(Tris)緩衝液(pH7,4)で1時間ソーキング
する。緩衝液を捨て、もう−度新しい緩衝液で浸漬試験
片を洗滌し、乾燥する。
実施例 2 (浸漬試験片試験) 実施例1においてつくつt;浸漬試験片を用い、酵素と
してアルカリ性7オスフアターゼを使用してエリザ(E
LISA)試験を行った。各試験において0.07単位
の酵素活性をもつ酵素複合体(アルカリ性7オス7アタ
ーゼに結合したプロゲストロン(イムノ−サーチ社))
を雌牛の乳帆6+++4に加え、十分に混合する。1個
の浸漬試験片を室温で約5分間各試料中で加温する。
浸漬試験片を取り出し、冷たい流水で約5分間中分に洗
滌する。吸収材で吸い取って過剰の水を除去する。次に
浸漬試験片をそれぞれ約3分間酵素基質、インドキシル
フォスフェートEノ1イブリテック(Hybritec
h)社]の別々の溶液中で3個全部の穴を十分に覆って
加温する。インドキシルフォスフェートは酵素のアルカ
リ性フォスファターゼが存在すると暗青色(インジゴ)
を呈する。基質溶液から浸漬試験片を取り出し、過剰の
溶液を吸い取る。3個の穴を覆った多孔性材料を目で観
察、して色の変化を検出する。この色を標準の色度表と
比較して各牛乳試料がプロゲステロンを高濃度または低
濃度で含むか、或いは全く含まないかを決定した。陰性
の牛乳試料、即ちプロゲステロンを全く含んでいない試
料では、試験部分は青色に変わった。高濃度のプロゲス
テロンを含む試料では、試験部分は白色であるかまたは
非常に淡い青色を示した。即ち比較に使用した標準の色
度表よりも色の強度は低い。
実施例 3 (浸漬試験片試験) 実施例1においてつくった浸漬試験片を用い、酵素とし
て西洋ワサビのパーオキシダーゼを使用してエリザ(E
LISA)試験を行った。各試験において0.002単
位の酵素活性をもつ酵素複合体(西洋ワサビのパーオキ
シダーゼに結合したプロゲステロン)を雌牛の乳0.6
mQに加え、十分に混合する。1個の浸漬試験片を室温
で約2分間各試料中で加温する。
浸漬試験片を取り出し、冷たい流水で約5分間中分に洗
滌する。吸収材で吸い取って過剰の水を除去する。次に
浸漬試験片をそれぞれ約3分間酵素基質、テトラメチル
ベンチジンの別々の溶液中で加温する。色を標準の色度
表と比較して各牛乳試料がプロゲステロンを高濃度また
は低濃度で含むか、或いは全く含まないかを決定した。
プロゲステロンを低濃度しか含んでいない試料では、酵
素基質溶液分は青色に変わった。高濃度のプロゲステロ
ンを含む試料では、酵素基質溶液は白色であるかまたは
非常に淡い青色を示した。即ち比較に使用した標準の色
度表よりも色の強度は低い。
実施例 4 (浸漬試験片装置の製造) 第6図に示すように熱可塑性のポリスチレン片を切断し
、冬用の一端近くに3個の穴を開ける。
この片の寸法は13.OcmX 1.0cmである。穴
の直径は約4.0mmであった。
セレックスのナイロン不織繊維布(ジエイムス・リヴア
ー社)を、0.1%のトウーン(Tveen)−20L
3[アイ・シー・アイ・ユナイテッド・スティソ(IC
I United 5tates)社]を含むアセトン
中にハイボール■6100ポリウレタン予備重合体(ブ
レース・スペシャルティ・ケミカルズ・コンパニー、タ
ウリュー・アール・アンド−コンパニ、コネチカット社
)1%を含有する溶液で60分間処理した。繊維布を溶
液から取り出し、空気中で水を切って乾燥し、次いで室
温において18時間空気乾燥しI;。
燐酸塩で緩衝した食塩水(PBS)中に1.0mg/m
<1のペニシリン結合蛋白を含む溶液を、この溶液で繊
維布を飽和させることにより予備重合体で処理した繊維
布に塗布し、−晩乾燥させて蛋白質を繊維布上に固定す
る。乾燥した適当の大きさの繊維布片を各ポリウレタン
片に超音波熔接法で熔接し、1個の穴だけが覆われるよ
うにする。予備重合体で処理した繊維布の片(蛋白質を
固定していないもの)を各ポリスチレン片の残りの1個
の穴の上に超音波で熔接する。
浸漬試験片を一晩乾燥し、0.1モルのトリス(Tri
s)緩衝液(pH7,4)で1時間ソーキングする。緩
衝液を捨て、もう−度新しい緩衝液で浸漬試験片を洗滌
し、乾燥する。
実施例 5 (浸漬試験片試験) 実π例4においてつくった浸漬試験片を用い、酵素とし
てアルカリ性フォスファターゼを使用してエリザ(EL
ISA)試験を行った。各試験において酵素複合体(ア
ルカリ性7オスフアターゼに結合したペニシリン)を雌
牛の乳1.OmQに加え、十分に混合する。1個の浸漬
試験片を室温で撹拌しないで約2分間多試料中で加温す
る。
浸漬試験片を取り出し、冷たい流水で約5分間中分に洗
滌する。浸漬試験片を約3分間基質溶液(インドキシル
7オス7エート)中で加温して発色させる。陰性の牛乳
試料では浸漬試験片の繊維布の部分は青色に変わった。
陽性の牛乳試料(即ちペニシリンを含む試料)では繊維
布は白色のま゛まか或いは非常に淡い青色を呈した。
実施例 6 (浸漬試験片装置の製造) 第1図に示すように熱可塑性のポリスチレン片を切断し
、冬用の一端近くに1個の穴を開ける。
この片の寸法は13.OcmX 1.ocmである。穴
の直径は約4.0mmであった。
セレックスのナイロン不織繊維布(ジエイムス・リヴア
ー社)を、アセトン中にハイボール■6100ポリウレ
タン予備重合体(ブレース・スペシャルティ・ケミカル
ズ・コンパニー、タウリュー・アール・アンド・コンパ
ニー、コネチヵット社)1%を含有する溶液で60分間
処理した。繊維布を溶液から取り出し、空気中で水を切
って乾燥し、次いで室温において18時間空気乾燥した
燐酸塩で緩衝した食塩水(PBS)中に人の絨毛膜β−
ゴナドトロピン(メHCG)に対する単クローン抗体(
結合定数1010)を含む溶液を、この溶液で繊維布を
飽和させることにより予備重合体で処理した繊維布に塗
布し、−晩乾燥させて抗体を繊維布上に固定する。結合
しない抗体を0.1モルのトリス(Tris)緩衝液(
pH7,4)で洗滌する。適当の大きさの繊維布片を各
ポリウレタン片に超音波熔接法で熔接し、1個の穴だけ
が覆われるようにする。
実施例 7 実施例6においてつくった浸漬試験片を用い、酵素とし
てアルカリ性フォスファターゼを使用して人の絨毛膜β
−ゴナドトロピン(β−HCG)の存在を検出する競合
試験を行った。各試験において酵素複合体(アルカリ性
フォスファターゼに結合したβ−HCG)を含む尿中に
おいて1個の浸漬試験片を撹拌しながら約3分間加温す
る。
浸漬試験片を取り出し、冷水で十分に洗滌する。
次に浸漬試験片を基質溶液(インドキシル7オスフエー
ト)中で3分間加温して発色させる。この競合試験にお
いて、尿試料がβ−HGCを含んでいれば、酵素複合体
は抗体に結合しない。従って尿試料がβ−HCGに対し
て陰性ならば浸漬試験片の試験部分は青に変わり、尿試
料がβ−BCGに対して陽性ならば白色のままである。
以上本発明の原理、好適具体化例および操作態様を説明
したが、上記の特定の態様は本発明を例示するためのも
のであるから、本発明はこれらの特定の態様に拘束され
るものではない。当業界の専門家は本発明の精神を逸脱
することなく多くの変形を行うことができよう。
本発明の主な特徴及び態様は次の通りである。
、、粘稠な液体または海綿状または粒状物質を含む液体
を検査し、該液体中の標的被検物質の存在を検出する浸
漬試験片において、該試験片は(a)  熱可塑性の支
持片、 (b)  表面に蛋白質を吸着しないポリウレタン被膜
をもった幅の広い細孔を有する織物または不織布材料の
一片または数片、および (c)  1種またはそれ以上の生理活性物質から成り
、線幅の広い細孔を有する材料は該支持片の一端の近く
の位置において超音波熔接法により取り付けられ、該浸
漬試験片を該液体に挿入した場合、該液体が線幅の広い
細孔をもった材料の両方の面に到達するようになってお
り、、少なくとも1種の生理活性物質が線幅の広い細孔
をもった材料に固定されている浸漬試験片。
2、該支持片はその一端に1個またはそれ以上の穴を有
し、線入が線幅の広い細孔をもった材料で少なくとも部
分的に覆われるように線入の周囲において線幅の広い細
孔をもった材料の一片または数片が超音波熔接法により
熔接されている上記第1項記載の浸漬試験片。
3、該支持片は (i)  生理活性物質が固定された幅の広い細孔をも
った材料が周囲に熔接されている第1の穴の形の試験区
域、および (ii)  検査に使用する認識剤と反応する第2の試
薬が固定された幅の広い細孔をもった材料が周囲に熔接
されている第2の穴の形の陽性対照区域を有する上記第
2項記載の浸漬試験片。
4、該第2の試薬は第2の抗体である上記第3項記載の
浸漬試験片。
5、該支持片は (i)  生理活性物質が固定された幅の広い細孔をも
った材料が周囲に熔接されている第1の穴の形の試験区
域、 (ii)  幅の広い細孔をもった材料が周囲に熔接さ
れている第2の穴の形の陰性対照区域を有する上記第2
項記載の浸漬試験片。
6、該支持片は (i)生理活性物質が固定された幅の広い細孔をもった
材料が周囲に熔接されている第1の穴の形の試験区域、 (ii)  検査に使用する認識剤と反応する第2の試
薬が固定された幅の広い細孔をもった材料が周囲に熔接
されている第2の穴の形の陽性対照区域、および (iii)幅の広い細孔をもった材料が周囲に熔接され
ている第3の穴の形の陰性対照区域を有する上記第2項
記載の浸漬試験片。
7、一端の近くに1個又はそれ以上の穴を有する第1の
支持片、および第2の未処理の支持片をもち、線幅の広
い細孔をもった材料は該第1と第2の支持片との間にサ
ンドウィッチ状に挟まれ該第1の支持片の穴の下方に熔
接されている上記第1項記載の浸漬試験片。
8、線幅の広い細孔をもった材料はナイロン、ポリプロ
ピレン、ポリウレタン、ポリスルフォン、ポリアクリレ
ート、ポリエステル、ポリフッ化ビニル、ポリ塩化ビニ
ルまたはセルロースである上記第1項記載の浸漬試験片
9、線幅の広い細孔をもった材料は公称の大きさが少な
くとも約10.0μである細孔をもっている上記第8項
記載の浸漬試験片。
10、該生理活性物質は抗体、抗原、蛋白質、RNAプ
ローブまたはDNAプローブである上記第1項記載の浸
漬試験片。
1、、線幅の広い細孔をもった材料は該材料の中央線に
沿って該支持片から外側に突き出しており、線幅の広い
細孔をもった材料は互いに且つ該中央線に実質的に平行
な二つの縁に沿って超音波熔接法により該支持片に溶接
されている上記第1項記載の浸漬試験片。
12、該支持片は線幅の広い細孔をもった材料の下方に
ある少なくとも1個の穴を有している上記第11項記載
の浸漬試験片。
13、線幅の広い細孔をもった材料の二つの実質的に平
行な縁に沿って線幅の広い細孔をもった材料と該支持片
との間にスペーサーが配置され、線幅の広い細孔をもっ
I;材料が該支持片から持ち上がり線幅の広い細孔をも
った材料の両方の面に液が到達できる通路を形成してい
る上記第1項記載の浸漬試験片。
14、生理活性物質を固定した幅の広い細孔をもった織
物または不織布材料を、粘稠な液体または海綿状または
粒状物質を含む液体の試験試料、認識剤−試験複合体お
よび該認識剤を発現させる基質と接触させて該液体を検
査し、該液体中の標的被検物質の存在を検出する直接検
査法において、該浸漬試験片は (a)  熱可塑性の支持片、 (b)  表面に蛋白質を吸着しないポリウレタン被膜
をもった幅の広い細孔を有する織物または不織布材料の
一片または数片、および (c)  1種またはそれ以上の生理活性物質から成り
、線幅の広い細孔を有する材料は該支持片の一端の近く
の位置において超音波熔接法により取り付けられ、該浸
漬試験片を該液体に挿入した場合、該液体が線幅の広い
細孔をもった材料の両方の面に到達するようになってお
り、少なくとも1種の生理活性物質が線幅の広い細孔を
もった材料に固定されていることを特徴とする検査法。
15、該液体が牛乳である上記第14項記載の方法。
16、標的被検物質がプロゲステロンである上記第14
項記載の方法。
17、標的被検物質がペニシリンである上記第14項記
載の方法。
18、比色試験を行い、認識剤が酵素の西洋ワサビのパ
ーオキシダーゼ、アルカリ性フォスファターゼまたはグ
ルコースオキンダーゼのうちの一つである上記第14項
記載の方法。
19、該酵素は西洋ワサビのパーオキシダーゼであり、
該基質はテトラメチルベンチジンである上記第18項記
載の方法。
20、該酵素はアルカリ性7オスフアターゼであり、該
基質はインドキシルフォスフェートである上記第18項
記載の方法。
2、、該浸漬試験片の試験区域の色が変化するかどうか
により陽性または陰性の試験結果を決定する上記第14
項記載の方法。
22、試験試料に色の変化があるかどうかにより陽性ま
たは陰性の試験結果を決定する上記第14項記載の方法
23、(a)  該認識剤−試験体複合体と該試験試料
とを混合し、 (b)  該混合物中で該浸漬試験片を加温し、 (c)  該浸漬試験片を取り出して水洗し、(d) 
 該浸漬試験片を発現用の基質中で加温し、 (e)  該浸漬試験片を取り出して水洗し、(f) 
 色が変化したかどうかを決定して試験結果を読み取る
ことから成る上記第14項記載の方法。
24、工程(b)の加温中に試験試料と認識剤−試験体
複合体との混合物を機械的にまたは手で撹拌する上記第
23項記載の方法。
25、該混合物を保持している容器は直立の位置から約
50〜70″の角度をなしている上記第24項記載の方
法。
26、(a)  該試験試料中で該浸漬試験片を加温し
、 (b)該浸漬試験片を取り出して水洗し、(c)該浸漬
試験片を認識剤−試験複合体中で加温し、 (d)  該浸漬試験片を取り出して水洗し、(e) 
 該浸漬試験片を発現用基質中で加温し、 (f)  該浸漬試験片を取り出して水洗し、(g) 
 色が変化したかどうかを決定して試験結果を読み取る
ことから成る上記第14項記載の方法。
27、工程(a)の加温中に試験試料を機械的にまたは
手で撹拌する上記蕗26項記載の方法。
28、該試験試料を保持している容器は直立の位置から
約50〜70@の角度をなしている上記第27項記載の
方法。
29、粘稠な液体または海綿状または粒状物質を含む液
体を検査し、該液体中の標的被検物質の存在を検出する
浸漬試験片において、該試験片は(a)  熱可塑性の
支持片、 (b)  幅の広い細孔を有する織物または不織布材料
の一片または数片、および (c)  1種またはそれ以上の生理活性物質から成り
、線幅の広い細孔を有する材料は該支持片の一端の近く
の位置において超音波熔接法により取り付けられ、該浸
漬試験片を該液体に挿入した場合、該液体が線幅の広い
細孔をもった材料の両方の面に到達するようになってお
り、少なくとも1種の生理活性物質が線幅の広い細孔を
もった材料に固定されている浸漬試験片。
【図面の簡単な説明】
第1図は単一の試験区域を使用する本発明の浸漬試験片
の一具体化例の前面図であり、第2図は第1図の浸漬試
験片の背面図であり、第3図は1個の試験区域と1個の
対照区域を使用する本発明の浸漬試験片の第2の具体化
例の前面図であり、第4図は第3図の浸漬試験片の背面
図であって別々の多孔性材料が使用されており、第5図
はWg3図の浸漬試験片の背面図であって一枚の多孔性
材料が使用されており、第6図は1個の試験区域と2個
の対照区域を直線状に並べて使用する本発明の浸漬試験
片の第3の具体化例の前面図であり、第7図は第6図の
浸漬試験片の背面図であって別々の多孔性材料が使用さ
れており、第8図は第6図の浸漬試験片の背面図であっ
て一枚の多孔性材料が使用されており、第9図は線9−
9に沿っI;第6図の断面図である。第10図は1個の
試験区域と2個の対照区域を直線状に並べて使用するサ
ンドウィッチ型の浸漬試験片の本発明の第4の具体化例
の一部を取り去った見取り図であり、第11図は線11
−11に沿った第1O図の断面図であり、第12図は1
個の試験区域と2個の対照区域を三角形状に配置した本
発明の浸漬試験片の第5の具体化例の前面図であり、第
13図は1個の試験区域と2個の対照区域を三角形状に
配置した本発明の浸漬試験片の第6の具体化例の前面図
であり、第14図は多孔性材料の曲面をもっI;片が浸
漬試験片に取り付けられている本発明の第7の具体化例
の見取り図であり、第15A図は線15−15に沿った
第14図の浸漬試験片の断面図であり、第15B図は線
15−15に沿った第14図の浸漬試験片の断面図であ
って浸漬試験片の部分に穴が開けられた他の具体化例を
示す。第16図は浸漬試験片の試験部分を取り出した本
発明の第8の具体化例の断面図であり、支持片と多孔性
材料との間のスペーサーが示されている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、粘稠な液体または海綿状または粒状物質を含む液体
    を検査し、該液体中の標的被検物質の存在を検出する浸
    漬試験片において、該試験片は(a)熱可塑性の支持片
    、 (b)表面に蛋白質を吸着しないポリウレタン被膜をも
    った幅の広い細孔を有する織物または不織布材料の一片
    または数片、および (c)1種またはそれ以上の生理活性物質 から成り、該幅の広い細孔を有する材料は該支持片の一
    端の近くの位置において超音波熔接法により取り付けら
    れ、該浸漬試験片を該液体に挿入した場合、該液体が該
    幅の広い細孔をもった材料の両方の面に到達するように
    なっており、少なくとも1種の生理活性物質が該幅の広
    い細孔をもった材料に固定されていることを特徴とする
    浸漬試験片。 2、該支持片はその一端に1個またはそれ以上の穴を有
    し、該穴が該幅の広い細孔をもった材料で少なくとも部
    分的に覆われるように該穴の周囲において該幅の広い細
    孔をもった材料の一片または数片が超音波熔接法により
    熔接されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の浸漬試験片。 3、該支持片は (i)生理活性物質が固定された幅の広い細孔をもった
    材料が周囲に熔接されている第1の穴の形の試験区域、
    および (ii)検査に使用する認識剤と反応する第2の試薬が
    固定された幅の広い細孔をもった材料が周囲に熔接され
    ている第2の穴の形の陽性対照区域を有することを特徴
    とする特許請求の範囲第2項記載の浸漬試験片。 4、該支持片は (i)生理活性物質が固定された幅の広い細孔をもった
    材料が周囲に熔接されている第1の穴の形の試験区域、 (ii)検査に使用する認識剤と反応する第2の試薬が
    固定された幅の広い細孔をもった材料が周囲に熔接され
    ている第2の穴の形の陽性対照区域、および (iii)幅の広い細孔をもった材料が周囲に熔接され
    ている第3の穴の形の陰性対照区域を有することを特徴
    とする特許請求の範囲第2項記載の浸漬試験片。 5、該幅の広い細孔をもった材料はナイロン、ポリプロ
    ピレン、ポリウレタン、ポリスルフォン、ポリアクリレ
    ート、ポリエステル、ポリフッ化ビニル、ポリ塩化ビニ
    ルまたはセルロースであることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の浸漬試験片。 6、該生理活性物質は抗体、抗原、蛋白質、RNAプロ
    ーブまたはDNAプローブであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の浸漬試験片。 7、該幅の広い細孔をもった材料は該材料の中央線に沿
    って該支持片から外側に突き出しており、該幅の広い細
    孔をもった材料は互いに且つ該中央線に実質的に平行な
    二つの縁に沿って超音波熔接法により該支持片に熔接さ
    れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    浸漬試験片。 8、該幅の広い細孔をもった材料の二つの実質的に平行
    な縁に沿つて該幅の広い細孔をもつた材料と該支持片と
    の間にスペーサーが配置され、該幅の広い細孔をもった
    材料が該支持片から持ち上がり該幅の広い細孔をもった
    材料の両方の面に液が到達できる通路を形成しているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の浸漬試験片
    。 9、生理活性物質を固定した幅の広い細孔をもった織物
    または不織布材料を、粘稠な液体または海綿状または粒
    状物質を含む液体の試験試料、認識剤−試験複合体およ
    び該認識剤を発現させる基質と接触させて該液体を検査
    し、該液体中の標的被検物質の存在を検出する直接検査
    法において、該浸漬試験片は (a)熱可塑性の支持片、 (b)表面に蛋白質を吸着しないポリウレタン被膜をも
    った幅の広い細孔を有する織物または不織布材料の一片
    または数片、および (c)1種またはそれ以上の生理活性物質 から成り、該幅の広い細孔を有する材料は該支持片の一
    端の近くの位置において超音波熔接法により取付けられ
    、該浸漬試験片を該液体に挿入した場合、該液体が該幅
    の広い細孔をもった材料の両方の面に到達するようにな
    っており、、少なくとも1種の生理活性物質が該幅の広
    い細孔をもった材料に固定されていることを特徴とする
    検査法。 10、該浸漬試験片の試験区域の色が変化するかどうか
    により陽性または陰性の試験結果を決定することを特徴
    とする特許請求の範囲第9項記載の方法。 11、試験試料に色の変化があるかどうかにより陽性ま
    たは陰性の試験結果を決定することを特徴とする特許請
    求の範囲第9項記載の方法。 12、(a)該認識剤−試験体複合体と該試験試料とを
    混合し、 (b)該混合物中で該浸漬試験片を加温し、(c)該浸
    漬試験片を取り出して水洗し、 (d)該浸漬試験片を発現用の基質中で加 温し、 (e)該浸漬試験片を取り出して水洗し、 (f)色が変化したかどうかを決定して試 験結果を読み取ることから成ることを特徴とする特許請
    求の範囲第9項記載の方法。 13、工程(b)の加温中に試験試料と認識剤−試験複
    合体との混合物を機械的にまたは手で撹拌することを特
    徴とする特許請求の範囲第12項記載の方法。 14、該混合物を保持している容器は直立した位置から
    約50〜70°の角度をなしていることを特徴とする特
    許請求の範囲第13項記載の方法。 15、(a)該試験試料中で該浸漬試験片を加温し、 (b)該浸漬試験片を取り出して水洗し、 (c)該浸漬試験片を認識剤−試験複合体 中で加温し、 (d)該浸漬試験片を取り出して水洗し、 (e)該浸漬試験片を発現用基質中で加温 し、 (f)該浸漬試験片を取り出して水洗し、 (g)色が変化したかどうかを決定して試 験結果を読み取ることから成ることを特徴とする特許請
    求の範囲第9項記載の方法。 16、工程(a)の加温中に試験試料を機械的にまたは
    手で撹拌することを特徴とする特許請求の範囲第15項
    記載の方法。 17、該試験試料を保持している容器は直立した位置か
    ら約50〜70°の角度をなしていることを特徴とする
    特許請求の範囲第16項記載の方法。 18、粘稠な液体または海綿状または粒状物質を含む液
    体を検査し、該液体中の標的被検物質の存在を検出する
    浸漬試験片において、該試験片は(a)熱可塑性の支持
    片、 (b)幅の広い細孔を有する織物または不織布材料の一
    片または数片、および (c)1種またはそれ以上の生理活性物質 から成り、該幅の広い細孔を有する材料は該支持片の一
    端の近くの位置において超音波熔接法により取り付けら
    れ、該浸漬試験片を該液体に挿入した場合、該液体が該
    幅の広い細孔をもつた材料の両方の面に到達するように
    なっており、少なくとも1種の生理活性物質が該幅の広
    い細孔をもった材料に固定されていることを特徴とする
    浸漬試験片。
JP33681089A 1988-12-29 1989-12-27 改良された浸漬試験片装置 Pending JPH02221861A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US29184688A 1988-12-29 1988-12-29
US291846 1988-12-29

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02221861A true JPH02221861A (ja) 1990-09-04

Family

ID=23122103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33681089A Pending JPH02221861A (ja) 1988-12-29 1989-12-27 改良された浸漬試験片装置

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0376135A3 (ja)
JP (1) JPH02221861A (ja)
AU (1) AU621175B2 (ja)
CA (1) CA1336885C (ja)
NZ (1) NZ231893A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001264327A (ja) * 2000-02-23 2001-09-26 Bayer Corp 視覚的効果を生じる比色ストリップ
JP2008030039A (ja) * 2007-08-13 2008-02-14 Nissei Bio Kk 有害物質の除去方法及び有害物質除去フィルター
JP2008068254A (ja) * 2007-08-13 2008-03-27 Nissei Bio Kk 有害物質の除去方法及び有害物質除去フィルター
JP2013250097A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Furukawa Electric Co Ltd:The イムノクロマトグラフィー用試験片

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2003942A1 (en) * 1989-09-26 1991-03-26 Julie Lia Rudolph Solid assay support systems
US5207984A (en) * 1991-03-11 1993-05-04 Miles Inc. Blood sample collection and test device
WO2000070350A1 (en) * 1999-05-12 2000-11-23 Cme Telemetrix Inc. METHOD AND APPARATUS FOR RAPID MEASUREMENT OF HbA¿1c?
US7449339B2 (en) 1999-11-23 2008-11-11 Nir Diagnostics Inc. Spectroscopic method and apparatus for total hemoglobin measurement
GB0402929D0 (en) * 2004-02-11 2004-03-17 Arnold Frank Wound meter
WO2015017442A2 (en) * 2013-07-29 2015-02-05 A. Barnes, Llc Food allergen detection methods and systems using molecularly imprinted polymers

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU559576B2 (en) * 1983-01-31 1987-03-12 Boots-Celltech Diagnostics Limited Immunoassay
US4568637A (en) * 1983-08-10 1986-02-04 Whittaker M.A. Bioproducts, Inc. Method of determining antibiotics in biological liquids
US4806478A (en) * 1984-10-17 1989-02-21 Minnesota Mining And Manufacturing Company Dry enzyme formulations containing D-amino acid oxidase
US4776904A (en) * 1985-07-19 1988-10-11 Miles Inc. Multilayer analytical element and method of making, using ultrasonic or laser energy
EP0231010A3 (en) * 1986-01-27 1990-10-17 INCSTAR Corporation A method of solid phase enzyme immunoassay and nucleic acid hybridization assay and dip-stick design and stabilized chromogenic substrate
US4794090A (en) * 1986-09-26 1988-12-27 W. R. Grace & Co.-Conn. Immobilization support for biologicals

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001264327A (ja) * 2000-02-23 2001-09-26 Bayer Corp 視覚的効果を生じる比色ストリップ
JP2008030039A (ja) * 2007-08-13 2008-02-14 Nissei Bio Kk 有害物質の除去方法及び有害物質除去フィルター
JP2008068254A (ja) * 2007-08-13 2008-03-27 Nissei Bio Kk 有害物質の除去方法及び有害物質除去フィルター
JP2013250097A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Furukawa Electric Co Ltd:The イムノクロマトグラフィー用試験片

Also Published As

Publication number Publication date
EP0376135A3 (en) 1991-07-17
NZ231893A (en) 1992-07-28
AU621175B2 (en) 1992-03-05
AU4703889A (en) 1990-07-05
CA1336885C (en) 1995-09-05
EP0376135A2 (en) 1990-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0306772B1 (en) Lateral flow chromatographic binding assay device
US4956302A (en) Lateral flow chromatographic binding assay device
EP0560411B1 (en) Specific binding assays
US4851210A (en) Blood typing device
JP2818191B2 (ja) 固相分析装置
JP3126383B2 (ja) 簡易な分析装置
US5712170A (en) Test strip, its production and use
EP0643834B1 (en) Simultaneous drug testing and fingerprinting assay
EP1119770B1 (en) Process and apparatus for the in vitro detection of multiple analytes
EP1329724B1 (en) High-density lipoprotein assay device and method
JPS6182166A (ja) 分析対象を検出し測定する免疫アツセイ系及びアツセイ方法
JPS61264261A (ja) 試験流体中の分析物を検出する方法及びその装置
CA2048530A1 (en) Membranes and membrane overlays for exclusion of erythrocytes for solid state assays
US7772007B2 (en) Assay device for direct measurement of LDL cholesterol
EP0587222B1 (en) Dry immunoassay elements with a separate absorbent layer
JPH02221861A (ja) 改良された浸漬試験片装置
EP0194578A2 (en) Proteins immobilised on polyamides or cellulose hydrate and the use thereof for the preparation of biocatalysts, test strips or chromatography materials
AU630147B2 (en) Process and test carrier for the determination of an enzyme from an isoenzyme mixture
GB2186078A (en) Method and apparatus for carrying out biochemical assay
EP0355687B1 (en) Self-blocked assay support
JPH11295314A (ja) 流体試験試料中の分析対象物を検出する方法及び試験具
JP3284896B2 (ja) 酵素免疫アッセイ装置及び方法
JP2006029830A (ja) 免疫クロマトグラフ用試験片および被検物質の検出方法
JP3713178B2 (ja) 梅毒抗体検出用免疫分析装置
JP2002243743A (ja) 被検物質の検出方法