JPH0222183A - 多孔質セラミックスの製造方法 - Google Patents

多孔質セラミックスの製造方法

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JPH0222183A
JPH0222183A JP17355688A JP17355688A JPH0222183A JP H0222183 A JPH0222183 A JP H0222183A JP 17355688 A JP17355688 A JP 17355688A JP 17355688 A JP17355688 A JP 17355688A JP H0222183 A JPH0222183 A JP H0222183A
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JP
Japan
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sol
gel
foaming agent
specific gravity
agent
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Application number
JP17355688A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Ozaki
隆一 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、高温、高圧下でのガス分離や、海水の淡水化
の触媒及び固定化酵素や無機触媒の担体等に使われる多
孔質セラミックスの1遣方法に関する。
〔従来の技術〕
従来の多孔質セラミックスとして最も有名な多孔質ガラ
スについて、その−射的な製造方法を第5図に示す、N
aaO−BaO2−5iOzからなる原料を調整後、約
1500℃の高温下で溶融し、さらに800℃〜110
0℃の温度で管・板などの形状に成形する。この時得ら
れるホウケイ酸ガラスは、未分相であるため、500℃
〜650℃の温度範囲で分相処理を行い、Na、0−B
2O,相とSiO□相の2相に分離される。この分相ガ
ラスに硝酸や塩酸などで酸処理を行うと、酸に溶解しゃ
すいN a x O−B t Os相は溶出してゆきS
iO□相のみが残存する。Na、0−B z Os相と
5iOz相はガラス内で複雑に絡み合っているため、残
存するSin、ガラスは、無数の連続した細孔を持つ多
孔質ガラスである。
また、ゾル−ゲル法でセラミックスを製造することがで
きる、(特開昭59−92924号公報参照)この場合
、得られるセラミックスに空孔が発生しやすいという特
徴を活かして、焼結条件を制御することにより多孔質セ
ラミックスを作る方法も考^られている。
さらに泡ガラスの製造方法のように、ガラス原料と発泡
剤を混合し、その後高温で処理して融着と発泡を同時に
行なう方法もある。
〔発明が解決しようとする課題) しかしながら従来の製造方法では、セラミックス中の空
孔率が、どの場所に於ても一定な多孔質セラミックスし
か作成できない、このため、従来の製造方法で作成され
た多孔質セラミックスでは通常使用するとき単独での使
用が難しく保持材が必要となる、また他の部品との接合
・接着において、多孔質体では界面での強度の低下が生
じるため、高温中などの過酷な条件下での使用が困難で
あるという問題点を有している。
本発明は、このような問題点を解決するものであり、そ
の目的とするところは、多孔質セラミックスの中動率分
布を制御することにより、該セラミックスに多孔性と緻
密さという2つの相異なる特性を付与し、機械的強度や
耐熱衝撃性に優れ、且つ使用に際し保持材などを必要と
しない多孔質セラミックスの製造方法を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明の多孔質セラミックスの製造方法は、ゾル−ゲル
法によるセラミックスの製造において、作成したゾル中
に、該ゾルと比重差のある発泡剤を添加し分散させた後
、このゾルを任意の形状の型に注入し、比重差によりゾ
ル中の発泡剤の濃度が傾斜して一定の分布を持った段階
で塩基性の溶液を添加、pH値を上げてウェットゲルを
作成し、乾燥後このゲルを発泡剤の分解温度以上に加熱
し、含有している発泡剤を分解させ、さらにこの混合物
を焼成することを特徴とする。
[作 用] 本発明によれば、ゾル中に分散された発泡剤が比重差に
よりゾル中を移動し、一定の濃度分布が生じた段階で塩
基性の溶液を添加し、速やかに脱水縮合反応を進めウェ
ットゲルを作成することにより、希望する一定の中動率
分布を持った多孔質セラミックスの作成が可能になる。
[実施例−11 本発明の多孔質セラミックスの製造工程を第4図に示す
エチルシリケートを酸性下で加水分解し、これに平均粒
子径0.05〜0.3 (um)のSiO□微粒子を添
加、さらに発泡材料としてアゾジカルボンアミドを0.
1(重量%)添加した後、アンモニア水を加えpHを3
.7に合わせゾルを調整する。このゾルをポリプロピレ
ン製容器に入れて、密閉状態のままゲル化を起こさない
条件で保管する。比重差によりゾル中の発泡剤の濃度が
一定の分布を生じた段階で、該ゾルにさらにアンモニア
水を添加、pH値を4.5〜4.7まで上げる。このp
H値の変化により、ゾルの脱水縮合反応が促進されウェ
ットゲルが作られる。その後、密閉容器からウェットゲ
ルを取り出し、2週間乾燥させドライゲルを作成する。
このドライゲルな焼成炉にいれて、20(℃/待時間の
昇温速度で200℃まで加熱し同温度で5時間保持し、
さらに300℃に加熱し同温度で5時間保持して、添加
したアゾジカルボンアミドを完全に分解するとともに脱
吸着水処理を行なう。
前記ドライゲルをさらに、20(”C/時間)の昇温速
度で1040℃に加熱し、同温度で20時間保持して焼
成を行い多孔質セラミックスを得る焼成は窒素雰囲気中
或は真空中で行うが、発泡剤が完全に分解するまでの発
泡・脱ガス工程は真空中で行うことが望ましい。
使用する発泡剤は、アゾジカルボンアミド等のアゾ系、
ジフェニルスルホン−3,3°ジスルホヒドラジン等の
ヒドラジン系、N、N’ −ジニトロソペンタメチレン
テトラミン等のN−ニトロソ系等で代表される有機発泡
剤及びポリスチレンポリエチレン等の有機樹脂そしてカ
ーボン、CaCO3等の無機材料の何れでもよい。
作成したセラミックスの形状は、φ80Xt20 (+
nn+)のディスク状である。このセラミ・ソクスを厚
さ方向に10等分し、各試料について空孔率を測定した
。このセラミックスについて、底辺からの距離と空効率
の間係な第1図に、またその断面の概略図を第4図に示
す。
本実施例で使用した発泡剤アゾジカルボンアミドの比重
はゾルの比重よりも低いため、発泡剤は上部に集まって
くる1発泡剤濃度に一定の分布を生じた段階でアンモニ
ア水を添加しゲル化させると、発泡剤の濃度が傾斜した
状態で固化し、その後発泡・焼成すると空効率が傾斜し
た多孔質セラミックスが得られる。
[実施例−2] 実施例−1において示した多孔質セラミックスの製造条
件の中で1発泡剤量と焼成温度を変化させ、色々な空効
率分布を持つ多孔質セラミックスを作成した。
本実施例で作成した多孔質セラミックスの発泡剤量と焼
成温度を表−1に示す。
得られた多孔質セラミックスを、実施例−1と同様に厚
さ方向に10等分し、各々の空孔率を測定し、各セラミ
ックスについて、底辺からの距離と空効率の関係を第2
図に示す。
表−1 製造条件を変化させることで、空孔率の分布を変化させ
ることができる。また同様にセラミックス中の空孔径の
制御も可能であり、実験では数十(人)〜数百(μm)
の範囲の空孔が得られた。
を実施例−3〕 アルミニウムイソプロポキシドを酸性下で加水分解し、
これに平均粒子径0.05〜0.1 (μm)のA 1
 * O−微粒子を添加、さらに発泡材料としてアゾジ
カルボンアミドを0.1(重量%)添加した後、アンモ
ニア水を加えpHを3.5に合わせゾルを調整する。こ
のゾルをポリプロピレン製容器に入れて、密閉状態のま
まゲル化を起こさないように保管する。比重差によりゾ
ル中の発泡剤の濃度が一定の分布を生じた段階で、該ゾ
ルにさらにアンモニア水を添加、pH値を4.5〜4.
7まで上げる。このpH値の変化により、ゾルの脱水縮
合反応が促進されウェットゲルが作られる。その後、密
閉容器からウェットゲルを取り出し、2週間乾燥させド
ライゲルな作成する。
このドライゲルを焼結炉にいれて、真空中、20(’C
/時間)の昇温速度で200℃まで加熱し同温度で5時
間保持し、さらに300℃に加熱し同温度で5時間保持
して、添加したアゾジカルボンアミドを完全に分解する
とともに脱吸着水処理を行なう、前記ドライゲルをさら
に、窒素雰囲気下、20(’C/時間)の昇温速度で1
250℃に加熱し、同温度で20時間保持して焼成を行
い多孔質セラミックスを得る。この多孔質セラミックス
の形状は、(外径)100X (内径)70×tlo(
w+m)であり、実施例−1と同様に、このセラミック
スを厚さ方向に5等分して、各試料の空孔率を測定する
この多孔質セラミックスについて、底辺からの距離と空
孔率の関係を第3図に示す。
本発明の多孔質セラミックスの製造方法は、前記Si0
g系及びA12as系以外にもZnO系、SnOm系、
v30.系等、全てのセラミックス材料に有効である。
また本実施例で示したように、リング状などの従来の製
造方法では、二次加工を必要とした複雑な形状について
も容易に作成する事ができる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、ゾルと比重差のある
発泡剤をゾル中に分散させた後、その比重差を利用して
発泡剤の濃度に一定の分布が生じた段階で塩基性の溶液
を添加しゲル化させ、さらに発泡・焼成することにより
、多孔性と緻密さという2つの相反する特性を有する多
孔質セラミックスが可能になるという効果を有するもの
である。
また得られる多孔質セラミックスの空孔率分布は、製造
条件により変化させることができ、特にpH値を上げて
脱水縮合反応を促進させウェットゲルを作るため、任意
の空孔率分布を有するセラミックスを容易に製造するこ
とができる。
さらに本発明の製造方法では、ゾル−ゲル法によるセラ
ミックスの製造方法の特性を活かして。
複雑形状の試料の製造が容易に行われるという効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の製造方法で作成したSiO□系の多
孔質セラミックスの中動率分布を示す図。 第2図は、製造条件を代えて作成した5iOa系の多孔
質セラミックスの中動率分布を示す図。 第3図は1本発明の製造方法で作成したA1□0、系の
多孔質セラミックスの中動率分布を示す図。 第4図は、本発明の製造方法で作成した多孔質セラミッ
クスの断面の概観図。 第5図は、本発明の多孔質セラミックスの製造方法を示
す工程図。 第6図は、従来の多孔質セラミックスの製造方法を示す
工程図。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ゾル−ゲル法によるセラミックスの製造において、作成
    したゾル中に、該ゾルと比重差のある発泡剤を添加し分
    散させた後、このゾルを任意の形状の型に注入し、比重
    差によりゾル中の発泡剤の濃度が傾斜して一定の分布を
    持った段階で塩基性の溶液を添加、pH値を上げてウェ
    ットゲルを作成し、乾燥後このゲルを発泡剤の分解温度
    以上に加熱し、含有している発泡剤を分解させ、さらに
    この混合物を焼成することを特徴とする多孔質セラミッ
    クスの製造方法。
JP17355688A 1988-07-11 1988-07-11 多孔質セラミックスの製造方法 Pending JPH0222183A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5313487A (en) * 1991-05-23 1994-05-17 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Discharge excitation gas laser apparatus
CN103171023A (zh) * 2011-12-23 2013-06-26 沈阳临德陶瓷研发有限公司 异型发泡陶瓷模铸成型的制备方法

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