JPH02221429A - 金銀糸 - Google Patents

金銀糸

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JPH02221429A
JPH02221429A JP3872389A JP3872389A JPH02221429A JP H02221429 A JPH02221429 A JP H02221429A JP 3872389 A JP3872389 A JP 3872389A JP 3872389 A JP3872389 A JP 3872389A JP H02221429 A JPH02221429 A JP H02221429A
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JP
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gold
vinyl
layer
curable resin
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JP3872389A
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English (en)
Inventor
Masashige Seguchi
瀬口 正成
Nobuo Takezawa
信夫 竹沢
Mitsunori Ueda
上田 充紀
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Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Oike and Co Ltd
Original Assignee
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Oike and Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は耐硫化性、耐汗性などにすぐれた金銀糸に関す
る。
[従来の技術・発明が解決しようとする課題]従来より
高分子フィルムまたは目止剤を塗布した和紙などの可撓
性支持体上に直接またはアンダーコーティング層を介し
て純銀の蒸着層を設けたフィルム状物をスリットしてな
る金銀糸、前記フィルム状物を2枚貼合せたものをスリ
ットしてなる金銀糸などが知られている。
しかしながら、前記金銀糸において、純銀の蒸着層はコ
ーティング層、支持体などにより被覆されているとはい
え、大気中の硫化水素ガスあるいは硫化物などと反応し
て硫化銀を生じやすく、銀光沢が失なわれ黄色ないし黒
色に変化する。したがって従来の金銀糸は保存中にその
商品価値が大巾に低下するという欠点があった。
こ1の欠点を解消するため種々の対策が講じられてきた
が、いずれも不充分である。たとえば純銀以外の耐硫化
性金属、たとえばアルミニウム、銀−インジウム合金な
どの蒸着層を用いることが行なわれているが、純銀のも
つ深みとやわらかみのある光沢は他の金属では列置えら
れないものであり;しかも銀−インジウム合金の蒸着層
を用いるばあいは耐汗性など他の性能が低下し、しかも
高価であるなどの欠点がある。
すなわち、織物中に使用された金銀糸は汗との接触はさ
けられず、前記硫化水素ガスあるいは硫化物などと同様
に純銀の蒸着層が汗成分と反応して銀光沢が失なわれ、
そのため従来の金銀糸は保存中、使用中にその商品価値
が大巾に低下するという欠点があった。
また前述の金銀糸におけるコーティング層は一般に焼付
塗料により形成されていたが、焼付時の高温で銀蒸着層
の表面が黄変しやすい、支持体がtまたみやすい、さら
にえられたコーティング層は耐光性に劣り経時的に変色
しやすく、しかも硬く風合がわるいなどの問題があった
そのため耐硫化性付与効果がすぐれ、かつ焼付塗料を用
いるばあいの前記のごとき問題のないコーティング層を
見出すべく研究がなされ、その一つとして紫外線硬化性
樹脂塗料でコーティング層を形成することが提案されて
いる(特公昭81−53448号公報参照)。この紫外
線硬化性樹脂塗料は(メタ)アクリロイル基を有するオ
リゴマーと(メタ)アクリロイル基を有する反応性希釈
剤を主成分とするものであり、前記焼付塗料の欠点は解
消されたものの、耐硫化性付与効果および耐汗性付与効
果は未だ不充分なものであった。
本発明は前記の点に鑑みて、純銀の蒸着層を用いながら
耐硫化性および耐汗性にすぐれ、しかも風合など金銀糸
に要求される諸性能を満足する金銀糸を提供せんとする
ものである。
[課題を解決するための手段] すなわち本発明は、 (1)可撓性支持体上に直接または紫外線または電子線
硬化性樹脂塗料の硬化塗膜であるアンダーコーティング
層を介して銀蒸着層を設け、そのうえに紫外線または電
子線硬化性樹脂塗料の硬化塗膜であるトップコーティン
グ層を設けてなるフィルム状物のスリット糸であって、
かつ前記紫外線または電子線硬化性樹脂塗料が、エポキ
シ樹脂変性アクリルオリゴマー、塩化ビニル共重合樹脂
および該塩化ビニル共重合樹脂を溶解する有機溶媒を主
成分とし、さらに必要により添加する光重合開始剤とか
らなることを特徴とする金銀糸(以下、金銀糸(1)と
いう)、 (2)可撓性支持体上に直接または紫外線または電子線
硬化性樹脂塗料の硬化塗膜であるアンダーコーティング
層を介して銀蒸着層を設け、そのうえに紫外線または電
子線硬化性樹脂塗料の硬化塗膜であるトップコーティン
グ層を設けてなるフィルム状物を2枚該支持体を内側に
して接着剤で貼合わせたもののスリット糸であって、か
つ前記紫外線または電子線硬化性樹脂塗料が、エポキシ
樹脂変性アクリルオリゴマー、塩化ビニル共重合樹脂お
よび該塩化ビニル共重合樹脂を溶解する有機溶媒を主成
分とし、さらに必要により添加する光重合開始剤とから
なることを特徴とする金銀糸(以下、金銀糸(1)とい
う)、および(3)透明な可撓性支持体上に紫外線また
は電子線硬化性樹脂塗料の硬化塗膜であるアンダーコー
ティング層を介して銀蒸着層を設けてなるフィルム状物
を2枚該銀蒸着層を内側にして接着剤で貼合わせたもの
のスリット糸であって、かつ前記紫外線または電子線硬
化性樹脂塗料が、エポキシ樹脂変性アクリルオリゴマー
、塩化ビニル共重合樹脂および該塩化ビニル共重合樹脂
を溶解する有機溶媒を主成分とし、さらに必要により添
加する光重合開始剤とからなることを特徴とする金銀糸
(以下、金銀糸lという) に関する。
[作用および実施例] 前記エポキシ樹脂変性アクリルオリゴマー塩化ビニル共
重合樹脂および該塩化ビニル共重合樹脂を溶解する有機
溶媒を主成分とし、さらに必要により添加する光重合開
始剤とからなる紫外線または電子線硬化性樹脂塗料を用
いて銀蒸着層のコーティング保護層を形成するときは、
従来の(メタ)アクリロイル基を有するオリゴマーと(
メタ)アクリロイル基を有する反応性希釈剤を主成分と
する紫外線硬化性樹脂塗料を用いるばあいにくらべてえ
られる金銀糸の耐硫化性および耐汗性がいちじるしくす
ぐれている。
この理由は未だ充分に解明されていないが、つぎのよう
に推定されている。前記従来の紫外線硬化性樹脂塗料の
硬化塗膜は銀蒸着層との密着性が必らずしも充分でなく
、そのため金銀糸の端面から銀蒸着層と塗膜との間に硫
化水素ガスなどが侵入し、銀蒸着層の硫化による変色が
起る。これに対して本発明の紫外線または電子線硬化性
樹脂塗料の硬化塗膜は硫化水素ガスなどに対してすぐれ
た遮断作用を示すとともに、銀蒸着層との密着性がきわ
めてよいため、前記した硫化水素ガスなどが金銀糸の端
面から銀蒸着層と塗膜との間に侵入するという現象が生
じず、そのため銀蒸着層の硫化による変色が完全に防止
される。耐汗性の向上も同様な理由による。
もとより本発明では銀蒸着層を用いているため耐硫化性
金属を用いるばあいの、光沢が劣る、耐硫化性以外の他
の性能が劣る、高価であるなどの欠点が排除されている
。さらに本発明に用いる紫外線または電子線硬化性樹脂
塗料は紫外線照射または電子線照射するだけでとくに加
熱を要せず硬化し、比較的柔軟な塗膜を与えるから、従
来の焼付塗料を用いるばあいにおけるごとき焼付時の高
温で銀蒸着層の表面が黄変する、支持体がいたみやすい
、コーティング層が硬く風合がわるいなどの問題が解決
され、きわめて高品位の金銀糸かえられるという特徴が
ある。
本発明に用いる紫外線または電子線硬化性樹脂塗料は、
樹脂成分の主成分としてのエポキシ樹脂変性アクリルオ
リゴマーならびに塩化ビニル共重合樹脂、および該塩化
ビニル共重合樹脂を溶解する有機溶媒を主成分とし、さ
らに必要により添加する光重合開始剤(硬化塗膜をうる
ため紫外線照射を施すばあいは添加するが、電子線照射
を施すばあいは添加しない)、反応性希釈剤、着色剤、
各種塗料添加剤などにより構成されている。
前記エポキシ樹脂変性アクリルオリゴマーとはエポキシ
樹脂を特殊変性して両末端に(メタ)アクリロイル基を
付加した紫外線または電子線硬化性オリゴマーである。
具体的にはグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、すなわ
ちビスフェノール型、フェノールノボラック型、脂環型
などのエポキシ樹脂にアクリル酸を付加した系のもので
あり、たとえば次式で表わされるものがあげられる。
エポキシ樹脂変性アクリルオリゴマーとしては重量平均
分子量が500〜4000程度のものが好ましい。平均
分子量が前記範囲より大きいと架橋密度不足となり、一
方前記範囲より小さいと塗膜が脆くなるので好ましくな
い。
前記塩化ビニル共重合樹脂は塩化ビニルを主体とする非
反応性の高分子量(たとえば重量平均分子量3000〜
20000程度)の樹脂であり、実質的にそれ自身で重
合したり、前記エポキシ樹脂変性アクリルオリゴマーを
架橋したりしないものである。本発明では前記エポキシ
樹脂変性アクリルオリゴマーと塩化ビニル共重合樹脂を
併用することにより硫化水素ガスなどの硫化物に対する
遮断効果がすぐれ、かつ銀蒸着層との密着性がすぐれた
硬化塗膜かえられる。
前記両効果においてすぐれている点から、塩化ビニル8
0〜95モル%と酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなど
のビニルエステル、マレイン酸、フマル酸などの不飽和
二塩基酸、塩化ビニリデン、ビニルアルコールおよびオ
レフィンよりなる群から選ばれた少くとも11!liの
モノマー5〜40モル%との共重合体が好ましい。
前記光重合開始剤は紫外線照射によって容易にフリーラ
ジカルを発生する化合物であり、たとえばベンゾイルア
ルキルエーテル類、α−アジロキシムエステル類、アセ
トフェノン類、ベンゾフェノン類、ベンジルケタール類
、ケトン−アミン類などが好ましく用いられる。
本発明で使用される反応性希釈剤としては、たとえばビ
ニルピロリドン、2−エチルへキシルアクリレート、ラ
ウリルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレート、
ヒドロキシエチルメタクリレート、テトラヒドロフルフ
リルアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレー
ト、テトラエチレングリコールジアクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジアクリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート、テトラメチロールメタンテトラ
アクリレートなどを使用することができる。
前記エポキシ樹脂変性アクリルオリゴマーに対する前記
塩化ビニル共重合樹脂の割合は前者100部(重量部、
以下同様)に対して後者10〜100部の範囲が好まし
い。塩化ビニル共重合樹脂の割合が前記範囲より少ない
と密着性と可撓性が不足し、また前記範囲より多いと耐
溶剤性、表面硬度が不足するので好ましくない。
光重合開始剤は通常エポキシ樹脂変性アクリルオリゴマ
ー100部に対して1〜8部程度用いられる。
本発明に用いる紫外線または電子線硬化性樹脂塗料には
染料、透明性有機顔料、無機顔料などの着色剤、シリコ
ーン油などのレベリング剤、紫外線吸収剤などの添加剤
を適宜配合してもよい。これら添加剤は所期の目的を達
成する点からその合計量が通常樹脂成分100部に対し
て20部以下で用いるのが好ましい。
前記各成分を適宜の溶剤に溶解、分散することによって
不揮発分濃度5〜70重量%、粘度1〜500cP  
(25℃)程度の紫外線または電子線硬化性樹脂塗料を
調製する。溶剤としてはメチルイソブチルケトン、メチ
ルエチルケトンなどのケトン類、酢酸ブチル、酢酸エチ
ル、酢酸イソブチルなどのエステル類、トルエン、キシ
レンなどの芳香族溶剤などが単独でまたは混合して使用
される。
つぎに金銀糸(I)(I)(I)および圓について順に
説明する。
まず本発明の金銀糸を金銀糸(I)について説明すると
、用いる可撓性支持体としては、たとえばポリエステル
、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、セル
ロースアセテートなどのフィルムおよびセロハンなどの
高分子フィルム、和紙などがあげられる。通常高分子フ
ィルムとしては厚さが6〜50μ程度のものが、和紙と
しては坪量が12〜25g/rrr程度のものが用いら
れる。和紙支持体を用いるばあいは目止剤を塗布してお
く。目止剤としてはとくに制限されず通常の樹脂塗料が
用いられるが、とくに前記紫外線または電子線硬化性樹
脂塗料が好ましい。目止剤の塗布量は3〜7g/dc固
形分換算、以下同様)程度である。
前記支持体上に直接または前記紫外線または電子線硬化
性樹脂塗料のアンダーコーティング層を設けたのち銀蒸
着層を設け、そのうえに前記紫外線または電子線硬化性
樹脂塗料のトップコーティング層を形成する。
紫外線または電子線硬化性樹脂塗料によるトップコーテ
ィング層およびアンダーコーティング層の形成は該塗料
を塗布し、溶剤を揮散させたのち紫外線または電子線照
射すればよい。トップコーティング層およびアンダーコ
ーティング層の厚さは通常065〜2μ程度である。ア
ンダーコーティング層は耐硫化性をより向上させたいば
あい、高分子フィルム支持体のうちで銀蒸着層との密着
性がよくないものを用いるばあい、透明な高分子フィル
ム支持体を用い該支持体側にのみあるいは該支持体側お
よびトップコーティング層側のいずれの側にも経時的に
変色しない銀光沢を所望するばあいなどに設ける。
支持体側またはトップコーティング層側のいずれか一方
の側のみに銀光沢を所望するばあいは、トップコーティ
ング層およびアンダーコーティング層のうちいずれか一
方を不透明に着色してもよい。また銀光沢以外の各種色
彩の金属光沢を所望するばあいはトップコーティング層
および(または)アンダーコーティング層を透明に着色
する。
銀蒸着層の形成は真空蒸着法、スパッタリング法、イオ
ンブレーティング法などの通常の方法によって行なわれ
、その厚さは0.03〜0.15μ程度であ、る。
前記のごとくしてえられたフィルム状物をマイクロスリ
ッターなどで適宜の巾、たとえば0.15〜1.5■l
程度にスリットすることにより金銀糸(1)かえられる
。この金銀糸はそのまま手金銀糸として用いてもよく、
あるいは他の糸、たとえばレーヨン、絹、綿、テトロン
、ナイロンなどの糸と羽衣撚り、丸撚り、タスキ撚りし
て撚合銀糸として用いてもよい。
金銀糸(1)は前記金銀糸(1)の製造に用いたフィル
ム状物を2枚その支持体を内側にして接着剤で貼合わせ
たものを金銀糸(1)のばあいと同様にスリットするこ
とによりえられる。接着剤としては酢酸ビニル樹脂系、
酢酸ビニル−エチレン共重合樹脂系、ポリビニルアルコ
ール、エポキシ樹脂系、ウレタン樹脂系、シリコーン系
、ニトリルゴム系などの接着剤が適宜用いられる。
金銀糸(I)の2ブライ構成は支持体として和紙を用い
るばあいに好適に採用される。
金銀糸面は、支持体として透明なものを用い、これに紫
外線または電子線硬化性樹脂塗料のアンダーコーティン
グ層を設け、そのうえに銀蒸着層、さらに要すれば紫外
線または電子線硬化性樹脂塗料のトップコーティング層
を設けてなるフィルム状物を2枚該銀蒸着層(またはト
ップコーティング層)を内側にして接着剤で貼合わせた
ものを金銀糸(1)のばあいと同様にスリットすること
によりえられる。透明な支持体としては前記の高分子フ
ィルムが用いられる。アンダーコーティング層、トップ
コーティング層および銀蒸着層の形成などは金銀糸(I
)のばあいと同様でよく、フィルム状物の貼合わせは金
銀糸(1)のばあいと同様に行なわれる。
本発明の金銀糸は耐硫化性および耐汗性がすぐれている
ため、従来の銀蒸着層を用いる金銀糸にかえて各種製品
に好適に用いられ、すぐれた銀光沢を恒久的に維持しう
る製品を与える。
つぎに実施例および比較例をあげて本発明の詳細な説明
する。
実施例1 厚さ12μの長尺のポリエチレンテレフタレートフィル
ムの片面につぎの組成の紫外線硬化性樹脂塗料図をロー
ルコータ−で連続的に塗布し、40℃に保持された乾燥
機中を通して溶剤を揮散させたのち、フィルムを約35
m/分で移送しながら出力4 KM(80V/ cs 
) (7)高圧水銀灯〔ウシオ電機■製〕を3本用いて
95■W/ cJ (365nm近辺における照度)の
強度で紫外線を照射して塗膜を硬化せしめて、厚さ1μ
のアンダーコーティング層を形成した。
紫外線硬化性樹脂塗料図[粘度20cP(25℃)]成
   分                    部
ビスフェノール型エポキシ樹脂 変性ジアクリレート[構造(■型] (重量平均分子量約1800)       12.5
塩化ビニル−ビニルアルコール−酢酸ビニル共重合樹脂
(共重合比約917673モル比)82−ヒドロキシ−
2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン   
      0.5シリコーンオイル        
  50 (ppm)メチルイソブチルケトン    
    40酢酸ブチル              
35トルエン                5前記
アンダ一コーテイング層上に真空蒸着法により連続的に
銀を蒸着して厚さ0.08μの銀蒸着層を形成し、その
うえに前記紫外線硬化性樹脂塗料図を前記と同様に連続
的に塗布、硬化して厚さ1μのトップコーティング層を
形成した。
えられたフィルム状物をマイクロスリッターで0.38
龍の巾にスリットして金銀糸をえた。
実施例2 紫外線硬化性樹脂塗料図にかえてつぎの組成の紫外線硬
化性樹脂塗料(81を用いたほかは実施例1と同様にし
て金銀糸をえた。
紫外線硬化性樹脂塗料(B)[粘度15cP(25℃)
〕成   分                   
 部ビスフェノール型エポキシ樹脂 変性ジアクリレート(実施例1と と同じもの)              20塩化ビ
ニル−ビニルアルコール−酢酸ビニル共重合樹脂(実施
例1と同じもの)  22−ヒドロキシ−2−メチル−
1−フェニル−プロパン−1−オン         
1.0シリコーンオイル          50(p
pm)メチルイソブチルケトン        40酢
酸ブチル              30トルエン 
               lO実施例3 紫外線硬化性樹脂塗料図にかえてつぎの組成の紫外線硬
化性樹脂塗料(C)を用いたほかは実施例1と同様にし
て金銀糸をえた。
紫外線硬化性樹脂塗料(Cl [粘度24eP(25℃
)〕成   分                  
 部ビスフェノール型エポキシ樹脂 変性ジアクリレート (実施例1と同じもの)10 塩化ビニル−ビニルアルコール−酢酸ビニル共重合樹脂
(実施例1と同じもの) 102−ヒドロキシ−2−メ
チル−1−フェニル−プロパン−1−オン      
    0.5シリコーンオイル          
50(ppm)メチルイソブチルケトン       
 40酢酸ブチル              30ト
ルエン               10実施例4 紫外線硬化性樹脂塗料図にかえてつぎの組成の紫外線硬
化性樹脂塗料Q))を“用いたほかは実施例1と同様に
して金銀糸をえた。
紫外線硬化性樹脂塗料■)[粘度21cP(25℃)〕
成   分                    
部フェノールノボラック型エポキシ樹脂 変性ジアクリレート (重量平均分子量的2000)       15塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 (共重合比的87/ 13モル比)      51−
ヒドロキシシクロヘキシル フェニルケトン            lシリコーン
オイル          20(pps)メチルイソ
ブチルケトン        30酢酸ブチル    
          30トルエン         
       20実施例5 トップコーティング層を紫外線硬化性樹脂塗料図に酸化
チタン1部を加えたものを用いて形成したほかは実施例
1と同様にして金銀糸をえた。
実施例6 アンダーコーティング層を省略したほかは実施例1と同
様にして金銀糸をえた。
実施例7 坪ff118g/ryfのミツマタ混入和紙の片面に目
止−として紫外線硬化性樹脂塗料図を塗布量6t / 
rdで塗布し、実施例1のばあいと同様にして硬化した
前記目止剤を塗布した和紙をポリエチレンテレフタレー
トフィルムにかえて用いたほかは実施例1と同様にして
フィルム状物をえ、ついでこれを実施例1と同様にスリ
ットして金銀糸をえた。
実施例8 実施例7でえられたフィルム状物を2枚和紙を内側にし
て酢酸ビニル樹脂系接着剤を用いて貼合わせ、ついで実
施例1と同様にスリットして金銀糸をえた。
実施例9 トップコーティング層を省略したほかは実施例1と同様
にしてフィルム状物をえ、これを2枚銀蒸着層を内側に
してウレタン樹脂系接着剤を用いて貼合わせ、ついで実
施例1と同様にスリットして金銀糸をえた。
比較例 紫外線硬化性樹脂塗料図にかえてっぎの組成の紫外線硬
化性樹脂塗料(日を用いたほかは実施例1と同様にして
金銀糸をえた。
紫外線硬化性樹脂塗料(日[粘度40±5cP(25℃
)〕成   分                  
  部エポキシアクリレート樹脂 (分子量1500、分子量1000あたり約3個のアク
リロイル基を有する)40 ポリエチレングリコール−400 ジアクリレート            23ネオペン
チルゲルコールジアクリレート  5アジピン酸ネオペ
ンチルエステル ジアクリレート            102−ヒド
ロキシ−8−フェノキシプロピルアクリレート    
         102−ヒドロキシプロピルアクリ
レート   10ベンゾフェノン          
   5p−ジェトキシアセトフェノン       
3ハイラツク11(日立化成工業抑制 ケトン樹脂)             5セルロース
アセテートブチレート     lシリコーンオイル 
        200(J)pm)前記実施例1〜9
でえられた金銀糸は、支持体に何らの変形、変質も認め
られず、かつ純銀に固有のすぐれた銀光沢を呈し、しか
も風合がすぐれ、きわめて高品位なものであった。
前記実施例1〜9および比較例でえられた金銀糸につい
て硫化水素テストを行なった。硫化水素テストは試料を
温度20℃、95%RH,硫化水素濃度0.6重量%の
雰囲気中に72時間または120時間放置することによ
って行なった。
また耐汗試験はJIS汗に対する染色堅牢度試験法L−
0848A法に準じて行なった。なお人工汁液は酸性人
工汁液およびアルカリ性人工汁液の薬品をそれぞれ2倍
の濃度にて調製した。
テスト後金銀糸の光沢の変化を観察した。光沢の判定は
つぎの5段階評価によって行なった。
評価値 5  きわめて良好(純銀の光沢) 4   良   好 3  やや良好 2  やや不良 1   不   良 なお光沢の観察は実施例5の金銀糸のばあいは支持体側
、実施例6.7の金銀糸のばあいはトップコーティング
層側について行った。実施例1〜4.8.9および比較
例の金銀糸のばあいは両側について行なったが、同一の
評価値をえた。結果を第1表に示す。
[以下余白] 第  1 表 [発明の効果] 純銀の蒸着層を用いているにもかかわらず、耐硫化性お
よび耐汗性がきわめてすぐれ、その美麗な銀光沢色を恒
久的に維持できるから、各種用途の金銀糸として好適に
使用しうる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可撓性支持体上に直接または紫外線または電子線硬
    化性樹脂塗料の硬化塗膜であるアンダーコーティング層
    を介して銀蒸着層を設け、そのうえに紫外線または電子
    線硬化性樹脂塗料の硬化塗膜であるトップコーティング
    層を設けてなるフィルム状物のスリット糸であって、か
    つ前記紫外線または電子線硬化性樹脂塗料が、エポキシ
    樹脂変性アクリルオリゴマー、塩化ビニル共重合樹脂お
    よび該塩化ビニル共重合樹脂を溶解する有機溶媒を主成
    分とし、さらに必要により添加する光重合開始剤とから
    なることを特徴とする金銀糸。 2 塩化ビニル共重合樹脂が塩化ビニル60〜95モル
    %と酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエス
    テル、マレイン酸、フマル酸などの不飽和二塩基酸、塩
    化ビニリデン、ビニルアルコールおよびオレフィンより
    なる群から選ばれた少くとも1種のモノマー5〜40モ
    ル%との共重合体である請求項1記載の金銀糸。 3 支持体が高分子フィルムである請求項1記載の金銀
    糸。 4 支持体が目止剤を塗布、硬化した和紙である請求項
    1記載の金銀糸。 5 目止剤が前記のものと同種の紫外線または電子線硬
    化性樹脂塗料である請求項4記載の金銀糸。 6 可撓性支持体上に直接または紫外線または電子線硬
    化性樹脂塗料の硬化塗膜であるアンダーコーティング層
    を介して銀蒸着層を設け、そのうえに紫外線または電子
    線硬化性樹脂塗料の硬化塗膜であるトップコーティング
    層を設けてなるフィルム状物を2枚該支持体を内側にし
    て接着剤で貼合わせたもののスリット糸であって、かつ
    前記紫外線または電子線硬化性樹脂塗料が、エポキシ樹
    脂変性アクリルオリゴマー、塩化ビニル共重合樹脂およ
    び該塩化ビニル共重合樹脂を溶解する有機溶媒を主成分
    とし、さらに必要により添加する光重合開始剤とからな
    ることを特徴とする金銀糸。 7 塩化ビニル共重合樹脂が塩化ビニル60〜95モル
    %と酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエス
    テル、マレイン酸、フマル酸などの不飽和二塩基酸、塩
    化ビニリデン、ビニルアルコールおよびオレフィンより
    なる群から選ばれた少くとも1種のモノマー5〜40モ
    ル%との共重合体である請求項6記載の金銀糸。 8 支持体が目止剤を塗布、硬化した和紙である請求項
    6記載の金銀糸。 9 目止剤が前記のものと同種の紫外線または電子線硬
    化性樹脂塗料である請求項8記載の金銀糸。 10 透明な可撓性支持体上に紫外線または電子線硬化
    性樹脂塗料の硬化塗膜であるアンダーコーティング層を
    介して銀蒸着層を設けてなるフィルム状物を2枚該銀蒸
    着層を内側にして接着剤で貼合わせたもののスリット糸
    であって、かつ前記紫外線または電子線硬化性樹脂塗料
    が、エポキシ樹脂変性アクリルオリゴマー、塩化ビニル
    共重合樹脂および該塩化ビニル共重合樹脂を溶解する有
    機溶媒を主成分とし、さらに必要により添加する光重合
    開始剤とからなることを特徴とする金銀糸。 11 銀蒸着層上にさらに前記のものと同種の紫外線ま
    たは電子線硬化性樹脂塗料の硬化塗膜であるトップコー
    ティング層を設けてなる請求項10記載の金銀糸。 12 塩化ビニル共重合樹脂が塩化ビニル60〜95モ
    ル%と酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエ
    ステル、マレイン酸、フマル酸などの不飽和二塩基酸、
    塩化ビニリデン、ビニルアルコールおよびオレフィンよ
    りなる群から選ばれた少くとも1種のモノマー5〜40
    モル%との共重合体である請求項10または11記載の
    金銀糸。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110791224A (zh) * 2019-10-28 2020-02-14 广东省石油与精细化工研究院 一种改性银粉及包含该改性银粉的导电胶

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CN110791224A (zh) * 2019-10-28 2020-02-14 广东省石油与精细化工研究院 一种改性银粉及包含该改性银粉的导电胶

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