JPH02221379A - 均一なフォルステライト被膜を有する方向性珪素鋼板の製造方法 - Google Patents

均一なフォルステライト被膜を有する方向性珪素鋼板の製造方法

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Publication number
JPH02221379A
JPH02221379A JP4164389A JP4164389A JPH02221379A JP H02221379 A JPH02221379 A JP H02221379A JP 4164389 A JP4164389 A JP 4164389A JP 4164389 A JP4164389 A JP 4164389A JP H02221379 A JPH02221379 A JP H02221379A
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JP
Japan
Prior art keywords
steel sheet
grain
oriented silicon
silicon steel
annealing
Prior art date
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Pending
Application number
JP4164389A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Yamada
茂樹 山田
Yutaka Kosaka
小坂 豊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH02221379A publication Critical patent/JPH02221379A/ja
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  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)
  • Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
  • Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、方向性珪素鋼板の全表面にわたって、均一
で密着性の優れたtIA縁性波性被膜する方向性珪素鋼
板の製造方法に関する。
〈従来の技術〉 方向性珪素鋼板は、変圧器の積層鉄心、又は巻鉄心とし
て使用され、眉間の絶縁性保持のために表面に絶縁性被
膜を有している。この被膜は、絶縁性被膜を存している
。この被膜は、絶縁性に加え、地鉄との密着性、外観の
均一性、高占積率性等多くの特性を満足するものでなけ
ればならない。
このような被膜を形成するためには、−Mに次の様な方
法がとられている。まず所定の最終厚みに冷間圧延した
珪素鋼帯を脱脂する。そして700〜900℃の温度範
囲の水素中で、連続脱炭焼鈍を施すと同時に、鋼板表面
に主としてSin!からなる酸化膜を形成させる。この
酸化股上にMgOを主成分とするスラリーを塗布して、
乾燥後、ストリップをコイル状に巻取り水素中で再び1
100〜1250℃の温度範囲内で高温の仕上焼鈍を行
う、この時MgOとSlOgaを反応させてフォルステ
ライト被膜を鋼板表面に生成させる。
この被膜形成方法は、技術的に非常に高度で、各プロセ
スにおける操業条件を厳しく管理する必要がある。しか
し、たとえ厳しく管理してもさまざまな原因により不完
全なフォルステライト被膜が形成されることが多い0斑
点状に地鉄が裸出するベアースポットと呼ばれる被膜欠
陥や、密着性、占積率の劣るスケール状の被膜欠陥が発
生する事例が多(あり、製品歩留りを低下させていた。
このような問題点を解決すべき従来技術として、特公昭
55−138021号公報や特公昭60−44395号
公報の如き、焼鈍分離剤としてのMgOの活性度を変更
したり、MgO中に金属め微粉末を添加する方法や、特
公昭58−14859号公報の如き、脱炭焼鈍時の雰囲
気を調整して表面生成物量を管理する方法や、特開昭5
9−35680号公報の如き、仕上焼鈍中の雰囲気をコ
ントロールして表面欠陥を少なくする技術等がある。
しかしながらいずれもフォルステライト被膜の欠陥の程
度は軽減されるものの、未だ改善は不十分であり、斑点
状に地峡が裸出する欠陥が多発することがあった。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明の目的は珪素鋼板のフォルステライト絶縁被膜形
成方法の弱点をさらに改善し、より欠陥の少ない、均一
なフォルステライト被膜を有する方向性珪素鋼板の製造
方法を提供するものである。
〈課題を解決するための手段〉 従来技術が脱炭焼鈍条件やMgOの種類と品質あるいは
、脱炭焼鈍後の仕上高温焼鈍条件に限定されていたもの
から、本発明では脱炭焼鈍前の鋼板の表面性状に着目し
、これをコントロールすることにより、前記目的が蓮成
されることを見出し、完成したものである。
すなわち、本発明は、方向性珪素鋼板を所定の板厚に冷
間圧延し、アルカリ珪酸塩を含む水溶液にて脱脂洗浄し
、次いで脱炭焼鈍し、MgOを主成分とする焼鈍分離剤
を塗布した後、仕上焼鈍してその表面に絶縁被膜を形成
する方向性珪素鋼板の製造方法において、仕上焼鈍前の
該鋼板表面のアルカリ金属付着量を1111g/rrr
以下とすることを特徴とする均一なフォルステライト被
膜を有する方向性珪素鋼板の製造方法である。
く作用〉 冷間圧延された鋼板には、油が付着し、そしてその脱脂
には、通常アルカリ珪酸塩が用いられる。
脱脂工程では、鋼板をアルカリ珪酸塩の水溶液に浸漬さ
せ、水で水洗とブラッシングをし、乾燥させるというプ
ロセスをとる。アルカリ珪酸塩処理の後には、水洗処理
を施しているものの、極afflのアルカリ金属の付着
は避けられない0本発明は、鋼板に残留するアルカリ金
属が極めてドラスティックに均一で良質な被膜形成に影
響を及ぼずことをみいだしたものである。
第1図は、鋼板表面に残留したアルカリ金B量と、被膜
欠陥の発生率を表したものである。残留したアルカリ金
属が3I1g/rrr以上であると、被膜欠陥発生率は
100%となる。ところがlsIg/イ以下の残留量だ
と被膜欠陥は皆無となり、均一で良質のフォルステライ
ト被膜が得られる。その理由は次の様に考えられる。フ
ォルステライト被膜は、脱炭焼純時に生成したSing
を主とするサブスケールと、その表面上に塗布されたM
gOが地鉄と密着して形成される。ところが鋼板表面に
上述のアルカリ金属が存在すると、フォルステライト被
膜は、形成されるものの地鉄との反応がなくなり、−旦
できた被膜が剥離するものと考えられる。
なお鋼板表面のアルカリ金属量の測定方法は次のように
行った。
50m角の板を3枚採取し、溶量比で水9、I+(/!
lの溶液に浸漬し、30秒間超音波で撹拌し、鋼板表面
に付着したアルカリ金属を溶出させ、その液中のアルカ
リ量を原子扱光分析法で定量した0表示にあたっては、
鋼板1イ当りのアルカリ量に換算した。
また被膜欠陥の発生率の測定は次のように行った。
鋼板1ポ当りの模様1点吠欠陥等の面積発生率で評価し
た。
ところで、鋼板表面の残留量をlag/s”以下とする
手段は、特に限定はされないが、ブラシ等で、表面を研
削する方法や、溶液等でアルカリ金属を熔解する方法等
、様々な手段がとれる。
本発明の構成を以下の実施例により、さらに具体的に説
明する。
〈実施例〉 Sl : 3.20%を含む素材を2閣に熱間圧延し、
950°Cで5分間焼鈍を施した後、900℃で3分間
の中間焼鈍をはさんで、2回の冷間圧延を施し、最終板
厚を0.23mとした0次いで、この鋼板をアルカリ珪
酸塩(Naミオ5IO)で脱脂し、脱炭焼鈍後、MgO
を塗布し、1200°Cで5時間の高温仕上焼鈍を施し
た。
この脱脂工程に際し、脱脂後、80°Cの純水中に10
分間浸漬し、鋼板表面のアルカリ金属付着量を1+g/
m’とした。一方、比較例として、通常の水洗工程を通
したものも作成した。その時の鋼板表面のアルカリ金属
付着量は、2mg/m”であった。
実施例と比較例について、焼鈍後のフォルステライト被
膜欠陥の発生率を調べた。その結果を、第1表に示した
。第1表から、表面付着アルカリ量の少ない実施例では
、被膜欠陥発生率は0であったが、比較例では、50%
の被膜欠陥が発生しており、極めて高(、その差は大き
い。
第1!!! (註) 傘180度曲げて!#顛しない直径(劇0また
本発明の場合被膜の密着性も一段と改善されていること
が分る。
〈発明の効果〉 本発明を採用することにより、アルカリ塩による脱脂工
程を経ても、均一なフォルステライト被膜の形成を達成
することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、鋼板表面のアルカリ金属付着量とフォルステ
ライト被膜欠陥の発生率との関係を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  方向性珪素鋼板を所定の板厚に冷間圧延し、アルカリ
    珪酸塩を含む水溶液にて脱脂洗浄し、次いで脱炭焼鈍し
    、MgOを主成分とする焼鈍分離剤を塗布した後、仕上
    焼鈍してその表面に絶縁被膜を形成する方向性珪素鋼板
    の製造方法において、仕上焼鈍前の該鋼板表面のアルカ
    リ金属付着量を1mg/m^2以下とすることを特徴と
    する均一なフォルステライト被膜を有する方向性珪素鋼
    板の製造方法。
JP4164389A 1989-02-23 1989-02-23 均一なフォルステライト被膜を有する方向性珪素鋼板の製造方法 Pending JPH02221379A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008012970A1 (fr) 2006-07-27 2008-01-31 Nippon Mining & Metals Co., Ltd. Cible d'oxyde de métal de transition contenant du lithium, procédé de fabrication associé et batterie lithium-ion secondaire en couche mince

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008012970A1 (fr) 2006-07-27 2008-01-31 Nippon Mining & Metals Co., Ltd. Cible d'oxyde de métal de transition contenant du lithium, procédé de fabrication associé et batterie lithium-ion secondaire en couche mince

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