JPH02221343A - 開閉配線器具用銅合金 - Google Patents
開閉配線器具用銅合金Info
- Publication number
- JPH02221343A JPH02221343A JP4216189A JP4216189A JPH02221343A JP H02221343 A JPH02221343 A JP H02221343A JP 4216189 A JP4216189 A JP 4216189A JP 4216189 A JP4216189 A JP 4216189A JP H02221343 A JPH02221343 A JP H02221343A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strength
- copper alloy
- stress relaxation
- opening
- stress
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910000881 Cu alloy Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 8
- 239000010949 copper Substances 0.000 claims abstract description 8
- 229910052725 zinc Inorganic materials 0.000 claims abstract description 5
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 claims abstract 3
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 abstract description 13
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 abstract description 13
- 238000005336 cracking Methods 0.000 abstract description 6
- 229910052718 tin Inorganic materials 0.000 abstract description 3
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 9
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 9
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 9
- 229910001369 Brass Inorganic materials 0.000 description 7
- 239000010951 brass Substances 0.000 description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 5
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 229920006395 saturated elastomer Polymers 0.000 description 2
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910000851 Alloy steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 1
- 238000005097 cold rolling Methods 0.000 description 1
- 238000007598 dipping method Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000005496 eutectics Effects 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 229910052745 lead Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Conductive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は強度及び導電性に優れていると共に、応力腐食
割れや応力緩和を起こしにくく信頼性にも優れた開閉配
線器具用銅合金に関するものである。
割れや応力緩和を起こしにくく信頼性にも優れた開閉配
線器具用銅合金に関するものである。
開閉器（スイッチ）、コネクター、端子等開閉配線器具
及びその部品においては、従来黄銅及び錫入り銅（Ｃｕ
−０，１５ｗ ｔ％Ｓｎ、商品名：ＥＦＴＥＣ−３）が
使用されていた。即ち、これら開閉配線器具及びその部
品の内、特に強度が要求されるものについてはＣｕ−３
５ｗｔ％Ｚｎ等の黄銅が使用され、又導電性が要求され
るものについてはＥＦＴＥＣ−３が使用されていた。
及びその部品においては、従来黄銅及び錫入り銅（Ｃｕ
−０，１５ｗ ｔ％Ｓｎ、商品名：ＥＦＴＥＣ−３）が
使用されていた。即ち、これら開閉配線器具及びその部
品の内、特に強度が要求されるものについてはＣｕ−３
５ｗｔ％Ｚｎ等の黄銅が使用され、又導電性が要求され
るものについてはＥＦＴＥＣ−３が使用されていた。
前記開閉配線器具等の電気電子機器部品は最近小型化、
軽量化そして信頼性向上への技術革新が著しく、そこに
使用される導電材料に対する要求特性も一段と厳しくな
ってきている。即ち開閉配線器具等を小型化、軽量化す
る為には、そこに使用される導電材料の薄肉化を図る必
要があり、強度及び導電性が共に優れた材料が求められ
ている。
軽量化そして信頼性向上への技術革新が著しく、そこに
使用される導電材料に対する要求特性も一段と厳しくな
ってきている。即ち開閉配線器具等を小型化、軽量化す
る為には、そこに使用される導電材料の薄肉化を図る必
要があり、強度及び導電性が共に優れた材料が求められ
ている。
然しなから、開閉配線器具用鋼合金として従来用いられ
ていた黄銅は、強度は優れているものの、導電率が低く
、材料を薄肉化すると通電時の発熱量が大きくなりすぎ
るという問題があった。又ＥＦＴＥＣ−３は導電性は良
好であるが、強度が低いという問題があった。
ていた黄銅は、強度は優れているものの、導電率が低く
、材料を薄肉化すると通電時の発熱量が大きくなりすぎ
るという問題があった。又ＥＦＴＥＣ−３は導電性は良
好であるが、強度が低いという問題があった。
又開閉配線器具の信頼性を向上させる為には、そこに使
用される材料が耐蝕性（耐応力腐食割れ性）に優れ、且
つ長期間使用しても応力緩和等を起こさない事が必要で
あるが、前記黄銅及びＥＦＴＥＣ−３はいずれも応力緩
和特性の点で問題があり、特に黄銅は応力腐食を起こし
やすい点でも問題があった。
用される材料が耐蝕性（耐応力腐食割れ性）に優れ、且
つ長期間使用しても応力緩和等を起こさない事が必要で
あるが、前記黄銅及びＥＦＴＥＣ−３はいずれも応力緩
和特性の点で問題があり、特に黄銅は応力腐食を起こし
やすい点でも問題があった。
本発明は上記の点に鑑み鋭意検討の結果なされたもので
あり、その目的とするところは、強度及び導電性が共に
優れており、且つ応力腐食割れや応力緩和を起こしにく
く、信鯨性に優れた開閉配線器具用銅合金を提供する事
である。
あり、その目的とするところは、強度及び導電性が共に
優れており、且つ応力腐食割れや応力緩和を起こしにく
く、信鯨性に優れた開閉配線器具用銅合金を提供する事
である。
即ち本発明は、Ｓｎ ： ０．０５〜０．８ｗｔ％、Ｃ
ｒ：ｏ、１０〜０．８ｗｔ％、Ｚｎ：０．００５〜０．
８ｗｔ％を含み、残部がＣｕからなる事を特徴とする開
閉配線器具用銅合金である。
ｒ：ｏ、１０〜０．８ｗｔ％、Ｚｎ：０．００５〜０．
８ｗｔ％を含み、残部がＣｕからなる事を特徴とする開
閉配線器具用銅合金である。
次に本発明における各添加元素の作用並びにその添加量
の限定理由について説明する。
の限定理由について説明する。
Ｓｎは強度及び曲げ加工性等の成形性を向上させる為に
添加するものであって、その添加量が０゜０５ｗｔ％未
満であると、これらの特性向上の効果が不充分であり、
又添加量が０．８ ｗ １％を超えると、導電性が低下
するので、０．０５〜０．８ ｗ １％の範囲内で添加
する必要がある。
添加するものであって、その添加量が０゜０５ｗｔ％未
満であると、これらの特性向上の効果が不充分であり、
又添加量が０．８ ｗ １％を超えると、導電性が低下
するので、０．０５〜０．８ ｗ １％の範囲内で添加
する必要がある。
Ｃｒは強度及び応力緩和特性を向上させる為に添加する
ものであって、その添加量が０．１０ ｗ ｔ％未満で
あると、これらの特性向上の効果が不充分であり、又添
加量が０．８ ｗ Ｌ％を超えると、これらの特性向上
の効果が飽和して、それに見合うだけの効果がないばか
りでなく、コスト高となるので、０６１０〜０．８ ｗ
１％の範囲内で添加する必要がある。
ものであって、その添加量が０．１０ ｗ ｔ％未満で
あると、これらの特性向上の効果が不充分であり、又添
加量が０．８ ｗ Ｌ％を超えると、これらの特性向上
の効果が飽和して、それに見合うだけの効果がないばか
りでなく、コスト高となるので、０６１０〜０．８ ｗ
１％の範囲内で添加する必要がある。
Ｚｎは半田付性を向上させる為に添加するものであって
、その添加量が０．００５ ｗ ｔ％未満であると半田
付性向上の効果が不充分であり、又添加量が０．８ ｗ
１％を超えると、その効果が飽和すると共に応力緩和
特性がやや劣ってくるので、０．００５〜０．８ ｗ
１％の範囲内で添加する必要がある。
、その添加量が０．００５ ｗ ｔ％未満であると半田
付性向上の効果が不充分であり、又添加量が０．８ ｗ
１％を超えると、その効果が飽和すると共に応力緩和
特性がやや劣ってくるので、０．００５〜０．８ ｗ
１％の範囲内で添加する必要がある。
次に本発明を実施例により更に具体的に説明する。
第１表に示す組成の合金を水冷鋳造してから、９５０℃
に加熱して厚さ８． Ｏｍ ｍ迄熱間圧延した。
に加熱して厚さ８． Ｏｍ ｍ迄熱間圧延した。
次にミーリングにより面前して厚さ７．６ ｍ ｍとし
、冷間圧延と熱処理を繰り返して、最終加工率３０％、
板厚０．８ ｍ ｍの板材を得た。
、冷間圧延と熱処理を繰り返して、最終加工率３０％、
板厚０．８ ｍ ｍの板材を得た。
次に上記板材について、導電率、引張強さ、伸びを測定
すると共に、曲げ加工性、応力緩和特性、半田付性、応
力腐食割れ性等を調査した。これらの結果を従来使用さ
れている黄銅及び錫入り銅と比較して第１表に示した。
すると共に、曲げ加工性、応力緩和特性、半田付性、応
力腐食割れ性等を調査した。これらの結果を従来使用さ
れている黄銅及び錫入り銅と比較して第１表に示した。
曲げ加工性としては、曲げ半径を変えて■曲げ試験を行
ない、割れ又はしわが発生しない限界曲げ半径で評価し
た。又応力緩和特性は両持ち梁方式により耐力の３０％
に相当する応力を負荷し、１８０℃Ｘ２００ｈｒ加熱後
の応力緩和率で評価した。半田付性は垂直式浸漬法によ
り２３０℃の５ｎ−４０％Ｐｂ共晶半田浴に１０秒間浸
漬したものの表面を観察し、表面が滑らかなものをＯ印
、表面に少し凹凸が見えるものをΔ印、表面に凹凸が生
じ、半田が濡れていない部分を生じているものをＸ印で
示した。耐応力腐食性はＪＩＳＣ８３０６に従い、３ｖ
ｏｊ！％ＮＨ，ガス中で耐力の３０％の定荷重をかけ、 破断する迄の時間を求めた。
ない、割れ又はしわが発生しない限界曲げ半径で評価し
た。又応力緩和特性は両持ち梁方式により耐力の３０％
に相当する応力を負荷し、１８０℃Ｘ２００ｈｒ加熱後
の応力緩和率で評価した。半田付性は垂直式浸漬法によ
り２３０℃の５ｎ−４０％Ｐｂ共晶半田浴に１０秒間浸
漬したものの表面を観察し、表面が滑らかなものをＯ印
、表面に少し凹凸が見えるものをΔ印、表面に凹凸が生
じ、半田が濡れていない部分を生じているものをＸ印で
示した。耐応力腐食性はＪＩＳＣ８３０６に従い、３ｖ
ｏｊ！％ＮＨ，ガス中で耐力の３０％の定荷重をかけ、 破断する迄の時間を求めた。
第１表から明らかな様に、本発明合金Ｎｏ１〜１３は強
度、導電性、耐応力腐食性、応力緩和特性等いずれの特
性も優れている。これに対して、Ｓｎ量が少ない比較合
金Ｎｏ１４は強度、曲げ加工性の点で劣り、Ｃｒ量が少
ない比較合金Ｎｏ１５は強度、応力緩和特性の点で劣り
、Ｚｎ量が少ない比較合金Ｎｏ１６は半田付性の点で劣
っている。又Ｓｎ量が過剰な比較合金Ｎ ｏ ｌ ７’
は導電性の点で劣っており、Ｚｎ量が過剰な比較合金Ｎ
０１８は耐応力腐食性の点で劣っている。又従来合金Ｎ
ｏ１９（黄銅）及びＮｏ２０ （錫入りｗ４）はそれぞ
れ導電性及び強度の点で劣っており、更にこれらの合金
はいずれも曲げ加工性、応力緩和特性、耐応力腐食性等
の点でも劣っている。
度、導電性、耐応力腐食性、応力緩和特性等いずれの特
性も優れている。これに対して、Ｓｎ量が少ない比較合
金Ｎｏ１４は強度、曲げ加工性の点で劣り、Ｃｒ量が少
ない比較合金Ｎｏ１５は強度、応力緩和特性の点で劣り
、Ｚｎ量が少ない比較合金Ｎｏ１６は半田付性の点で劣
っている。又Ｓｎ量が過剰な比較合金Ｎ ｏ ｌ ７’
は導電性の点で劣っており、Ｚｎ量が過剰な比較合金Ｎ
０１８は耐応力腐食性の点で劣っている。又従来合金Ｎ
ｏ１９（黄銅）及びＮｏ２０ （錫入りｗ４）はそれぞ
れ導電性及び強度の点で劣っており、更にこれらの合金
はいずれも曲げ加工性、応力緩和特性、耐応力腐食性等
の点でも劣っている。
本発明の開閉配線器具用銅合金は強度及び導電性が共に
優れており、且つ応力腐食割れや応力緩和を起こしにく
くて信頼性にも優れており、工業上顕著な効果を奏する
ものである。
優れており、且つ応力腐食割れや応力緩和を起こしにく
くて信頼性にも優れており、工業上顕著な効果を奏する
ものである。
特許出願人 古河電気工業株式会社
Claims (1)
- Ｓｎ：０．０５〜０．８ｗｔ％、Ｃｒ：０．１０〜０
．８ｗｔ％、Ｚｎ：０．００５〜０．８ｗｔ％を含み、
残部がＣｕからなる事を特徴とする開閉配線器具用銅合
金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4216189A JPH02221343A (ja) | 1989-02-22 | 1989-02-22 | 開閉配線器具用銅合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4216189A JPH02221343A (ja) | 1989-02-22 | 1989-02-22 | 開閉配線器具用銅合金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02221343A true JPH02221343A (ja) | 1990-09-04 |
Family
ID=12628233
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4216189A Pending JPH02221343A (ja) | 1989-02-22 | 1989-02-22 | 開閉配線器具用銅合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02221343A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007040148A1 (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | 電気接続器具用銅合金 |
| WO2008090973A1 (ja) * | 2007-01-26 | 2008-07-31 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | 圧延板材 |
| JP2008202144A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-09-04 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 圧延板材 |
-
1989
- 1989-02-22 JP JP4216189A patent/JPH02221343A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007040148A1 (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | 電気接続器具用銅合金 |
| WO2008090973A1 (ja) * | 2007-01-26 | 2008-07-31 | The Furukawa Electric Co., Ltd. | 圧延板材 |
| JP2008202144A (ja) * | 2007-01-26 | 2008-09-04 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 圧延板材 |
| KR101503086B1 (ko) * | 2007-01-26 | 2015-03-16 | 후루카와 덴키 고교 가부시키가이샤 | 압연판재 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2416574C (en) | Silver containing copper alloy | |
| US4559200A (en) | High strength and high conductivity copper alloy | |
| JP2593107B2 (ja) | 高強度高導電性銅基合金の製造法 | |
| EP0189637A1 (en) | Copper alloy and production of the same | |
| US4305762A (en) | Copper base alloy and method for obtaining same | |
| JPH0372045A (ja) | 酸化膜密着性に優れた高力高導電性銅合金 | |
| TWI763982B (zh) | 銅合金板材及其製造方法 | |
| JP3413864B2 (ja) | Ｃｕ合金製電気電子機器用コネクタ | |
| US4990309A (en) | High strength copper-nickel-tin-zinc-aluminum alloy of excellent bending processability | |
| JP3049137B2 (ja) | 曲げ加工性が優れた高力銅合金及びその製造方法 | |
| JPH02221343A (ja) | 開閉配線器具用銅合金 | |
| US4242133A (en) | Copper base alloy containing manganese | |
| JPH032341A (ja) | 高強度高導電性銅合金 | |
| JPS6256937B2 (ja) | ||
| JPS61127842A (ja) | 端子・コネクタ−用銅合金およびその製造方法 | |
| JPS63213628A (ja) | ヒユ−ズ用銅合金 | |
| JPS59136439A (ja) | 銅基合金 | |
| JPS63293130A (ja) | 半導体装置用Ｃｕ合金製リ−ドフレ−ム材 | |
| JP3032869B2 (ja) | 高強度高導電性銅基合金 | |
| JPS628491B2 (ja) | ||
| JPH02129326A (ja) | 高力銅合金 | |
| JP2534917B2 (ja) | 高強度高導電性銅基合金 | |
| JPS6033890B2 (ja) | 耐熱性のすぐれた高力導電用銅合金 | |
| JPS602638A (ja) | 耐軟化高伝導性銅合金 | |
| EP0854200A1 (en) | Copper-beryllium alloy |