JPH02221277A - 新規化合物クロドリマニン及びその製造法 - Google Patents

新規化合物クロドリマニン及びその製造法

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JPH02221277A
JPH02221277A JP1042245A JP4224589A JPH02221277A JP H02221277 A JPH02221277 A JP H02221277A JP 1042245 A JP1042245 A JP 1042245A JP 4224589 A JP4224589 A JP 4224589A JP H02221277 A JPH02221277 A JP H02221277A
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JP
Japan
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compound
formula
clodrimanine
penicillium
culture
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Application number
JP1042245A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsuo Nakajima
睦男 中島
Hideji Takahashi
秀次 高橋
Kohei Furuya
古谷 航平
Sadao Sato
定男 佐藤
Kazuko Itoi
糸井 和子
Takeshi Kagasaki
加賀崎 武之
Masahiro Hara
昌弘 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の目的) 本発明は新規化合物クロドリマニンおよびその製造法に
関する。クロドリマニンは次の一般式(■、)で表わさ
れる。
0°口 (式中、Rは水素原子、またはアセチル基を示し、配位
は相対配位を示す)。
2)ペニシリウム属に属するクロrリマニン生産菌を培
養しその培養物よりクロPリマニンを採取することを特
徴とする請求項1)に記載の化合物の製造法。
3)ペニシリウム属に属するクロドリマニン生産M カ
ヘニシリウムパリアビレ5ANK 16288株(微工
研菌寄第10485号)である請求項2)tS記載の製
造法。
6H。
上記式中、Rは水素原子またはアセチル基を示し、Rが
水素原子である化合物を(A)、アセチル基である化合
物を(B)と称する。
上記式における配位は相対配位を示す。
本発明者等は、新たに分離したペニシリウム属に属する
5ANK 16288株の培養液中に新規化合物(A)
 、 (B’)が生産されることを見出した。化合物(
B)を植物体に施用すると植物体に寄生するリン翅目の
害虫に対し殺虫および忌避効果を示す、従って本化合物
は植物に寄生するリン翅目の害虫の殺虫および忌避など
の用途に有用である。化合物(A) Fiそれ自体は上
記の活性を示さがいが、化合物(B)の合成原料となり
うる。
〔発明の構成〕
本発明の化合物(A)(R=H)は下記の性状を有する
(1)物質の性状;中性脂溶性 (2)融 点 ;250℃以上 (3)  比旋光度;+8.77°(cm0.57.メ
タノール:クロロホルム=1:1) (4)  分子量 ;442(マススペクトルによる)
(5)  分子式 ;C25H3oo7(高分解能マス
スペクトルによる) (6)  紫外線吸収スペクトル(nm 、メタノール
中);220.271,313 (7)  赤外線吸収スペクトル(cm−’ 、 KB
r ) :3450.3350,1669,1665゜
1475.1310,1251.1171(8)  核
磁気共鳴スペクトル(270MHz 、δ1)T)m 
1d6− DMSO) ; 1.04  (s  3H)、  1.06  (s 
 3H)。
1.18  (s   3H)、  1.35  (s
   3H)。
1.44  (d   3H)、  1.7   (I
H)。
2.16   (m    3Hル  2.58   
(t    IH)。
3.15  (dd  IH)、  4.04  (m
   IH)。
4.65  (m   2H)、  5.06  (d
   IH)。
5.67   (d    IH入  5.9    
 (d    IHン。
6.29   (s    IH)、   7.38 
  (d    IH)。
11.1   (s   IH) (9)  溶解性;メタノール:クロロホルム(1:1
)の混合液、ツメチルスルホキサイドに可溶、水、n−
ヘキサンに不溶 00  高速液体クロマトグラフィー 分離カラム;センシューパック(Senshu pak
)ODS  H−2151B 移動層;41%アセトニトリル−水 流 速;2m?/分 検出波長;22Qnm カラム温度25℃のとき8.2分にピークが測定された
(Ll)呈色反応;硫酸、過マンガン酸カリウムに陽性
(6) 薄層クロマトグラフィーのRf値;022吸着
剤;メルク社製シリカゲルプレート展開溶媒;n−ヘキ
サン:酢酸エチル(1:1)本発明の化合物(B)は下
記の性状を有する。
(1)物質の性状;中性脂溶性 (2)融 点;250℃以上 (3)  比旋光度;−38,3°(cm0.42.メ
タノール:クロロホルム=1:1) (4)  元素分析;実測値 C;66.83優H: 
6.691計算値 (:!:66.93繋H;666俤
(5)分子量;484 (6)分子式−C27H52o8 (7)  紫外線吸収スペクトル(nm 、メタノール
中);220.272,314 (8)  赤外線吸収スペクトル(crn、  、 K
Br ) ;3350.1752.1673,1580
゜1370.1220.1173 (9)  核磁気共鳴スペクトル(270MHz、δ1
)pm la6−DMSO) : 1.04  (s   3H)、   1.06  (
s   3H)。
1.18  (s   3H)、   1.31  (
s   3H)。
1.34   (d    3H)、    1.67
   (IH)。
2.15  (s   3H)、   2.16  (
m   3H)。
2.66  (t   IH)、   2.82  (
dd  IH)。
4.04  (m   IH)、   4.88  (
dq  IH)。
5.06  (d   IH)、   5.89  (
d   IH)。
6.23  (d   IH)、   6.4   (
s   IH)。
7.15  (d   IH)、  10.97  (
s   IH)aQ溶解性;メタノールニクロロホルム
(1:1)の混合液、ジメチルスルホキサイドに可 溶、水、n−へキサンに不溶 (ロ)高速液体クロマトグラフィー; 分離カラム;センシューノぞツク(Senshupak
)ODS  H2151B 移動層: 501アセトニトリル−水 流  速:  z、5mj層 検出波長:220nm カラム温度25℃のとき11.85分にピークが観測さ
れた。
(イ) 呈色反応;硫酸、過マンガン酸カリウムに陽性
(至) 薄層クロマトグラフィーのR7値;0.43吸
着剤;メルク社製シリカゲルプレートA  5715 展開溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル(1:1)新規化
合物(A)および(B)を生産する上記5ANK 16
288株は佐賀県唐津市のトベラ(Pittospor
um tobira Ait、 )の木の下より採集し
た土壌を、通常の希釈平板法で処理して分離したもので
ある。同定はPitt (1988)の方法に従って行
ない、その結果をPltt(1979)とも併せ検討し
た。色調の表示は、Kornerup and Wan
scher(1978)に、形態学的な用語は、Pit
t (1988)に従った。
薄く(10W)密な(dense) Ij糸のマットを
形成し、表面はビロード状(velutinous )
。中央部は盛り上がp (umbonate) 、放射
状のしわがある(sulcats)。
菌糸は黄白色(Yellowish white、 2
A4 )を呈し、コロニー縁辺部で顕著である。分生子
を豊富に生じ、純緑色(dull green 、 2
7D4)を呈する。
浸出物(erudation )はない。可溶性色素(
solublepigment)を生産しない。裏面は
鈍黄色(dullロニーのそれにほぼ同じであるが、よ
り淡い。
025N上のコロニーは9fi冨(25℃、7日)であ
って、薄い菌糸のマットを形成し、表面はビロード状で
ある。菌糸は白色を、分生子は灰緑色(greyish
 green 、 26D5 )を呈するが形成量は多
くはない。5℃では発芽しない。37℃ではCYA上で
81mのコロニーを形成する。分生子柄は主に培地上の
菌糸よシ生じる。壁は平滑であってベニシリは複輪生(
bivertioillats )である。
メトレは8〜12μmである。フイアライドは針形(a
cerose )、6〜12μmであって、頚部は細長
く、先端に向かって漸次細くなる0分生子は亜球形から
楕円形で2−4(−6)μmである。壁は平滑または微
小な突起を有する。
本株の生長はMEA −C!YA上と本文献の記載(P
itt11979,1988)に比べて速く、分生子の
形状も記載では楕円形であるのに対し、亜球形のものが
多く観察される。しかし、分生子および分生子柄の壁の
表面・サイズて関しては記載にほぼ一致する。また、コ
ロニー性状もほぼ一致する。よって、本株をペニシリウ
ム・バリア株番号として、新たに5ANK 16288
と命名した。
本菌株は、1989年1月17日に微工研菌寄第104
85号として寄託されている。
(参考文献) Pitt、 J 、ニー L 979. The ge
nus Penicillium and itste
leomorph 5tatus kpenicill
ium and Talaromyces。
Academic press、 London。
Pitt、 J 、1.1988 、 A 1abor
atory guide to commonPeni
cillium 5pecies (2nd、 ed、
 )。08IRQ、 Divisionof Food
 Processing、 North Ryde N
SW、 Au5tralia。
Kornerup、 A、 and J 、H,Wan
scher 1978. Methuenhandbo
ok of colour、 Eyre Methu、
London、 252 pp。
以上5ANK 16288株について説明したが、ペニ
シリウム属の菌類の諸性質は一定したものではなく自然
的、人工的忙容易に変化することは周知のとおシであり
、本発明で使用しうる菌株はペニシリウム属に属し化合
物(A)および(B)を生産する菌をすべて包含するも
のである。
本発明の新規化合物(A)および(B)を得るため、こ
れらの微生物の培養は通常の他の発酵生成物を生産する
ために用いられる培地中で行われる。このような培地中
には、微生物が同化出来る炭素源、窒素源および無機塩
を含有する。
一般に、炭素源としてグルコース、フラクトース、マル
トース、シュクロース、マンニトール、グリセロール、
デキストリン、オート麦、ライ麦、トウモロコシデンプ
ン、ジャガイモ、トウモロコシ粉、大豆粉、綿実油、糖
蜜、クエン酸、酒石酸などを単一に、あるいは併用して
用いる事が出来る。一般には、培地量の1〜10重量係
重量量する。窒素源としては、一般に蛋白質を含有する
物質を発酵工程に用いる。
適当な窒素源としては、大豆粉、フスマ、落花生粉、綿
実油、綿実粉、カゼイン加水分解物、ファーマミン、魚
粉、コーンスチープリカーペプトン、肉エキス、イース
ト、イーストエキス、マルトエキス、硝酸ナトリウム、
硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム等である。窒素源
は、単一または併用して培地量の0.2〜6重量%の範
囲で用いる。
培地中に取り入れる栄養無機塩は、ナトリウム、アンモ
ニウム、カルシウム、フォスフェート、サルフェート、
クロライド、カーゴネート等のイオンを得ることの出来
る通常の塩類である。また、カリウム、カルシウム、コ
バルト、マンガン、鉄、マグネシウム等の微量の金属も
含む。液体培養に際しては、シリコン油、植物油、界面
活性剤等が、消泡剤として使用される。
ペニシリウム バリアビレ(Penicillium 
variabileSANK 16288株を培養して
化合物(A)および(B)を生産する培地の−は、5〜
7に変化させることが出来る。
菌の生育温度は15℃から37℃までであるが22℃か
ら35℃の範囲が生育良好であ)更に化合物(A) 、
 (B)の生産には22℃から28℃が好適である。化
合物(A)および(B)は、好気的に培養して得られる
が通常用いられる好気的培養法、例えば固体培!法、振
と5培養法、通気攪拌培讐法等が用いられる。
小規模な培養においては、26℃で数日聞損と5培養を
行うのが良好である。
培養は、バッフル(水流調節壁)のついた三角フラスコ
中で、1〜2段階の種の発育工程により開始する。稽発
育段階の培地は、炭素源および窒素源を併用出来る。a
lフラスコは定温インキュベーター中で26℃、7日間
振と5するか、または充分に成長するまで振と5する。
成長した株を第二0種培地、または生産培地に接地する
のに用いる。中間の発育工程を用いる場合には、本質的
に同様の方法で成長させ、生産培地に接種するためにそ
れを部分的に用いる。
液洩したフラスコを一定温度で数日聞損と5し、インキ
ュベーションが終わったらフラスコの含有物を遠心分離
またはろ過する。大量培養の場合には、攪拌機、通気装
置を付けた適当なタンクで培養するのが好ましい。この
方法によれば、栄養培地をタンクの中で作成出来る。栄
養培地を125℃まで加熱して滅菌し、冷却後、滅菌培
地にあらかじめ成長させてあった種を接種する。培養は
26℃で通気攪拌して行う。この方法は、多量の化合物
を得るのに適している。
培養の経過に伴って生産される化合物(A)および(T
3)の量の経時変化は、高速液体クロマトグラフィーを
用い測定することができる。通常は、72時間から15
0時間の培養でその生産量は最高値に達する。
培養終了後、培養液中の液体部分及び菌体内に存在する
化合物(A)および(B)は菌体、その他の固形部分を
珪藻土をろ過助剤とする、ろ過操作または遠心分離によ
って分別し、そのろ液または上清中および菌体中に存在
する化合動因および(B)を、その物理化学的性状を利
用し抽出精製することにより得られる。
例えば、ろ液または上清中に存在する化合物(A)およ
び(E) 1#i、中ば一条件下で水と混和しない有機
溶剤、例えば酢酸エチル、クロロホルム、塩化エチレン
、塩化メチレン等の単独または、それらの組み合わせに
より抽出精製することができる。あるいは吸着剤として
、例えば活性炭または吸着用樹脂であるアンバーライト
XAD−2、XAD−4(o−A ・7 y ) −ハ
ース社製)等や、ダイヤイオンHP−10、HP−20
,0HP−20%I(P−50等(三菱化成工業■製)
が使用される。
化合物(A)およびCB)を含む液を上記のごとき吸着
剤の1を通過させて不純物を吸着させて取シ除くか、ま
たは化合物(A)および(B)を吸着させた後、メタノ
ール水、アセトン水、D−ブタノール水などを用いて溶
出させることによシ得られる。
また、菌体内に存在する化合物(A)および(B)は、
50〜90チの含水アセトンまたは含水メタノールによ
り抽出し有機溶媒を除去した後、ろ液と同様な抽出精製
操作を行なうことにより得られる。
このようにして得られた化合物(A)および(B)は、
更にシリカゲル、フロリジルのような担体を用いた吸着
カラムクロマトグラフィー セファデックスLH−20
(7アルマシ7社製)などを周込た分配カラムクロマト
グラフィー および順相、逆相カラムを用いた高速液体
クロマトグラフィー等で精製することが出来る。
以上の分離、精製の手段を単独または適宜組み合せ反復
用いることにより化合物(A)および(B)を分離精製
することができる。
次に化合物(A)および(B)の製造法を実施例をあげ
て説明するが本発明はもちろんこれらの方法圧限定され
るものではなく、培養基の種類、培養条件、採取、精製
方法等は大幅に変えうるものであることは言うまでもな
い。
実施例 I A)培養 ペニシリウム バリアビレ5ANX 16288 株ヲ
、滅菌した後述の組成の培地100mを含むバッフル付
5001127の三角フラスコ30本に一白金耳接種し
26℃で20 Orpmの回転数(7αの回転半径)の
ロータリー振盪培養機で7日間培養した。
(培地組成) グリセリン     50? 生ジャガイモ     50f イースト・エキス      5f 麦芽エキス       5f 脱イオン水    1000ゴ p)l  6.O B)単離 得られた培養液3JKp過助剤としてセライ) 545
 (米国ジョーンズ・マンビル・プロジェクト・コーポ
レーション製)2sorを加、tて濾過を行い、菌体の
ケーキを得た。得られた菌体のケーキに80チアセトン
水IJを加え、0.5時間攪拌しながら抽出した。同じ
操作を2回行い得られた抽出液27を、ロータリーエバ
ポレーターで、減圧下アセトンを留去した。残留物圧水
を加え500Mとした後カセイソーダで声7、0に調整
し酢酸エチル500 rttlで2回抽出した。得られ
た酢酸エチル層を1!の飽和食塩水で洗浄し、さらに無
水硫酸ナトリウムで乾燥した後、ロータリーエバポレー
ターで減圧下、濃縮乾固して1.285fの油状物を得
た。
得られた油状物をシリカゲル2ofをn−ヘキサン:酢
酸エチル(1:1)の溶媒で充填したカラムに、同溶媒
に溶解して吸着させ、次いで同一溶媒で展開溶出した。
溶出液を15m1ずつ分画し化合物(B)を含む7ラク
シヨン11〜18を集め減圧下濃縮乾固して粗結晶81
.4岬を得た。粗結晶81.4■をアセトン−酢酸エチ
ル混合溶媒中より再結晶化して化合物(B)の無色針状
結晶60119を得た。
実施例 2 A)培養 ペニシリウムバリアビレ5ANK 16288 株ヲ実
施例1と同一組成の培地100mJを含むバッフル付き
500酎容三角フラスコに一白金耳接種し200 rp
mの回転振盪培養機により26℃で163時間培養した
2基の30ノステンレス製ジャーファーメンタ−中に、
おのおの15!ずつの糧培養と同一の組成の培地を入れ
、これを120℃で30分間加熱殺菌した。次いでこれ
に上述の種培養液を1501入れ、26℃で7日間、1
5J/分の空気流量で溶存酸素濃度を4〜16 ppm
に保つため攪拌速度を100〜300 rpmの範囲で
自動的にコントロールし攪拌培養した。
B)単離 得られた培養液32JIIC濾過助剤としてセライト5
45を1.3陣を加え濾過し炉液と菌体区分とに分けた
。菌体区分12.61Qに、307のアセトンを加え室
温下で1時間攪拌し抽出した。
得られた抽出液をろ過し菌体と抽出ろ液に分けた。菌体
区分にもう一度5Oesアセトンを15!加え1時間攪
拌し抽出した後、ろ過し、抽出ろ液を得、さきのる液と
併せた。これをロータリーエバポレーターで減圧下、ア
セトンを留去し水溶液9!を得た。得られた水溶液をp
H6,5に調節した後10!の酢酸エチルで2回抽出し
20jの酢酸エチル層を得た。酢酸エチルlを107の
飽和食塩水で洗浄し、800gの無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、ロータリーエバポレーターで減圧下、濃縮乾固
して油状物を得た。
一方、炉液30!は酢酸エチル307で1回抽出し27
Jの酢酸エチル層を得tご。酢酸エチル層を15ノの飽
和食塩水で洗浄し5oorの無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、ロータリーエバポレーターで減圧下、濃縮乾固して
油状物を得た。
菌体区分及び炉液よシ抽出し得た油状物を合せ合計35
.77fの油状物を得た。
得られた油状物をシリカゲル100Fをn−ヘキサン:
酢酸エチル(1:2)の溶媒で充填したカラムに同混合
溶媒で溶解して吸着させた。
次いで同一溶媒800ゴ、次いでn−ヘキサン:酢酸エ
チル(1:1)で順次展開溶出した。溶出液を201ず
つ分画し化合物(B)を含むフラクション441〜70
を集め減圧下濃縮乾固して1.12の結晶を含む油状物
を得た。酢酸エチルを加え濾過して白色針状結晶の化合
物(B)を400η得た。化合物(A)はフラクション
475〜95に溶出されその分画を集め減圧下濃縮乾固
して1.25Fの油状物を得た。次いで油状物1.25
Fをアセトニトリル16Nに溶解し逆相カラムを用いた
液体クロマトグラフィーに付して精製した。逆相カラム
ODS H−5251(20φ×250 nmセンシュ
ー化学社製)に上記アセトニトリル溶液1 mlを注入
後紫外部吸収220nmでモニターしながら38%アセ
トニトリル−水を用いて12駒→で展開溶出した。化合
物(A)は試料注入後26.7分から28.5分の間に
溶出された。同様の操作を16回くり返し、化合物(A
)分画として3461が得られた。得られた分画を減圧
下で濃縮しアセトニトリルを留去後残留物を200紅の
酢酸エチルで2回抽出した。抽出液を飽和食塩水200
Mで洗浄後無水硫酸ナトリウムで乾燥し濃縮乾固して租
結晶の化合物(A)を68.9 wiを得た。酢酸エチ
ルを加え濾過して白色針状結晶の化合物(A)を30w
9得た。
〔発明の効果〕
化合物(B)はリン翅目害虫に殺虫および忌避活性を有
すことからリン翅目害虫の殺虫剤となりうる。
また、化合物(A)は化合物(B)の合成原料となりう
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)下記式の化合物: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素原子、またはアセチル基を示し、配位
    は相対配位を示す)。 2)ペニシリウム属に属するクロドリマニン生産菌を培
    養しその培養物よりクロドリマニンを採取することを特
    徴とする、請求項1)に記載の化合物の製造法。 3)ペニシリウム属に属するクロドリマニン生産菌がペ
    ニシリウムバリアビレSANK16288株(微工研菌
    寄第10485号)である請求項2)に記載の製造法。
JP1042245A 1989-02-22 1989-02-22 新規化合物クロドリマニン及びその製造法 Pending JPH02221277A (ja)

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