JPH02221275A - ピリミジン類及びその薬学的に許容される塩類 - Google Patents

ピリミジン類及びその薬学的に許容される塩類

Info

Publication number
JPH02221275A
JPH02221275A JP1041729A JP4172989A JPH02221275A JP H02221275 A JPH02221275 A JP H02221275A JP 1041729 A JP1041729 A JP 1041729A JP 4172989 A JP4172989 A JP 4172989A JP H02221275 A JPH02221275 A JP H02221275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
formula
lower alkyl
compound
tables
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1041729A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Tomino
冨野 郁夫
Takumi Kitahara
北原 巧
Noriaki Kihara
木原 則昭
Akira Mizuchi
水智 彰
Kazutoshi Horigome
堀込 和利
Tadayuki Sasaki
佐々木 忠之
Akira Awaya
昭 粟屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Pharmaceuticals Inc
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Pharmaceuticals Inc
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Pharmaceuticals Inc, Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Pharmaceuticals Inc
Priority to JP1041729A priority Critical patent/JPH02221275A/ja
Priority to HU896762A priority patent/HU206337B/hu
Priority to HU9201485A priority patent/HU210001B/hu
Priority to HU148792A priority patent/HU209594B/hu
Priority to HU148892A priority patent/HU209574B/hu
Priority to AT89313595T priority patent/ATE136542T1/de
Priority to EP94105018A priority patent/EP0612746A1/en
Priority to EP89313595A priority patent/EP0379806B1/en
Priority to DE68926232T priority patent/DE68926232T2/de
Priority to AU47329/89A priority patent/AU629595B2/en
Priority to CA002006944A priority patent/CA2006944A1/en
Priority to US07/459,376 priority patent/US5147876A/en
Priority to KR1019890020122A priority patent/KR920003129B1/ko
Priority to CN89109731A priority patent/CN1037513C/zh
Publication of JPH02221275A publication Critical patent/JPH02221275A/ja
Priority to KR1019920003027A priority patent/KR920003128B1/ko
Priority to KR1019920003028A priority patent/KR920003130B1/ko
Priority to US07/888,726 priority patent/US5264435A/en
Priority to CN93119388A priority patent/CN1090846A/zh
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は新規なピリミジン類又はその薬学的に許容され
る塩類並びにそれらを有効成分とする動物の末梢神経系
及び中枢神経系の神経疾患の新規な治療用剤に関する。
〈従来の技術〉 特公昭46−23394号公報には、下記式ここで、A
はC1lまでのアルキレンであるか、又はアミン基もし
くはC8−5の低級アシルアミノ基で置換された低級ア
ルキレンであり:MはH,Na、KSNH,s Mg、
Ca又は有機塩基性アンモニウム塩であり;そしてnは
Mの原子価に等しい価である、 で表わされるアミノピリミジン類が興味ある治療活性、
特に精神病治療の分野において抗抑うつ症剤または精神
刺激剤としての活性を有することが開示されている。
特公昭51−22.044号公報には、2−イソプロピ
ルアミノ−ピリミジンのジクロロ低級脂肪族カルボン酸
塩、例えば2−イソプロピルアミノピリミジンのジクロ
ロ酢酸塩が神経病の治療剤として有用であることが開示
されている。
特開昭52−100.477号公報(特公昭59−28
.548号公報)には、2−イソプロピルアミノピリミ
ジンの燐酸塩が神経病治療薬として有用であることが開
示されている。
特公F$54−157,575号公報には、2クロロピ
リミジンを高収率で製造する方法が開示されており、そ
の97!施例には69%の収率で2−クロロピリミジン
を得た具体例が記載されている。
特開昭55−393号公報には、2−イソプロピルアミ
ノピリミジンを高収率で製造する方法が開示されており
、その実施例には60%の収率で2−イソプロピルアミ
ノピリミジンを得た具体例が記載されている。
特開昭55−122.768号公報には、下記式 ここで、A’、A’およびA″はそれぞれH又はOHを
表わすが、これらのうちの少くとも1つはOHを表わす
ものとする、 で表わされる2−イソプロピルアミノピリミジンのヒド
ロキシ誘導体が神経再生の分野及び筋ジストロフィーの
処置に有用であることが開示されている。
特開昭55−145.670号公報には、下記式 %式% 又はハロゲン原子を表わすが、これらのうちの少くとも
1つはハロゲン原子である、で表わされる2−イソプロ
ピルアミノハロゲノピリミジンが種々の神経病及び筋ジ
ストロフィーの処理に有用であることが開示されている
特開昭55−145.671号公報には、2−イソプロ
ピルアミノピリミジンのヒドロキシ誘導体の製造法が開
示されている。
特開昭55−151.571号公報には、2イソプロピ
ルアミノ−5−ハロゲノピリミジンが神経病の治療にお
いて興味あることが開示されている。
特開昭56−10.177号公報には、2−メチルスル
ホニルピリミジンをイソプロピルアミンでアミツリシス
することにより、実質的に定量的な収率で2−イソプロ
ピルアミノピリミジンを製造する方法が開示されている
特開昭56−26.880号公報には、ビス(イソプロ
ピルグアニジン)硫酸塩を1.1.3.3−テトラエト
キシプロパンと反応させて2−イソプロピルアミノピリ
ミジンを製造する方法が開示されている。
特開昭56−90.013号公報には、ピリミジン置換
誘導体又はその治療上許容し得る塩又はその代謝物を有
効成分とする筋ジストロフィー筋痛、筋硬直病及び/又
は筋肉神経伝達不全の治療剤が記載されている。しかし
、同公報には活性化合物として、2−イソプロピルアミ
ノピリミジンのオルト燐酸塩をはじめとする種々の塩が
開示されているにすぎない。
特開昭61−65.873号公報には、下記式ここで 
R1はH又はアラルキルであり、Yは同公報の特許請求
の範囲に特定されて記載された2価の有機基である、 で表わされる2−ピペラジノピリミジン誘導体が水田用
および畑地用の除草剤として使用されることが開示され
ている。
また、本発明者は先に、特定の2−ピペラジノピリミジ
ン誘導体又は医薬として許容されるその塩を含有する神
経疾患の新規な治療用剤を提供した(国際公開番号 W
O87104928)。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明の目的は、新規なピリミジン類およびその薬学的
に許容される塩を提供することにある。
本発明の他の目的は、本発明の上記新規化合物からなる
神経疾患用治療薬を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、神経細胞再生、修復の効果
を有する新規な神経疾患用治療薬を提供することにある
本発明のさらに他の目的は、末梢神経の障害疾患へ適用
し得る新規な神経疾患用治療薬を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、神経伝達物質の作用系、代
謝系などの異常が第1義的関与を行っているとみなされ
る神経病とは異なる中枢神経の障害疾患へ適用しうる新
規な神経疾患用治療薬を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、学習記憶の改善・回復効果
を有する、新規な脳疾患用治療薬を提供することにある
本発明のさらに他の目的は、肝障害の如き副作用が少な
く且つ神経疾患ないし脳疾患の治療に適切な薬理作用を
備えた総合的に優れた有用な化合物からなる新規な神経
疾患用あるいは脳疾患用治療薬を提供することにある。
本発明のさらに他の目的および利点は以下の説明から明
らかとなろう。
〈問題点を解決するための手段〉および〈作用〉本発明
によれば、本発明の上記目的および利点は、 下記式(I) ここで、Aは下記式 で表わされる基であり、 R1は下記式 ル基、バラジフェニル基、2−ピリジル基又は2−チオ
フェニル基である、 但し、R3とR4は同時に水素原子ではない、で表わさ
れる基、9−フルオレニル基又はトリフェニルメチル基
であり、 R1は低級アルキル基であり、そして nは0又はlの数である、 で表わされるピリミジン類又は薬学的に許容されるその
塩類によって達成される。
上記式(I)において、Aは下記式 で表わされる基であり、R′は下記式(a)ここで、R
3は水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基又は
フェニル基であり、そして R4は水素原子、低級アルキル基、シクロへキンル基、
フェニルM、4−ハロゲ7フェニで表わされる基、下記
式(b) で表わされる9−フルオレニル基又はトリフェニルメチ
ル基である。
上記式(a)中のR3は水素原子、低級アルキル基、低
級アルコキシ基又はフェニル基でアリ、モしてR4は水
素原子、低級アルキル基、シクロヘキシル基、フェニル
基、4−ハロゲノフェニル基、バラジフェニル基、2−
ピリジル基又は2−チオフェニル基である。但し R3
とR4は同時に水素原子であることはない。
R3およびR6の低級アルキル基はそれぞれ独立に、直
鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、例えば炭素数
1〜4のものが好ましい。その例としては例えばメチル
、エチル、n−プロピル、1SO−プロピル、n−ブチ
ル、58C−ブチル、1so−ブチルを挙げることがで
きる。
R3の低級アルコキシ基は直鎖状であっても分岐鎖状で
あってもよく、例えば炭素数1〜4のものが好ましい。
例えば、メトキシ、エトキシ、nプロポキシ、1so−
プロポキシ、n−ブトキン、5ec−ブトキシ、1so
−ブトキシ、ヒーブトキシ等を挙げることができる。
R’(7)4−ハロゲノフェニル基は、例えば4−フル
オロフェニル、4−クロロフェニルアルいは4−ブロモ
フェニル等である。
また、上記式(I)において、R2は低級アルキル基で
ある。かかる低級アルキル基としては、R1について例
示したものと同じものを例示できる。また、nはO又は
lの数である。
本発明の上記式(I)で表わされる化合物としては、例
えば下記化合物を例示することができる。
(I04)  (I00)の塩酸塩 (I08)のp−1ルエンスルホン酸塩(I48)のp
−トルエンスルホン酸塩(I24)の塩酸塩 (I72)のp−トルエンスルホン酸塩(I32)の塩
酸塩 (I80)のp−トルエンスルホン酸塩(I40)の塩
酸塩 (I88)のp− トルエンスルホン酸塩 (416)の塩酸塩 一般式(I) の化合物は下記反応スキームl又 は2に°示した方法によって製造することができる。
反応スキーム1 (I96)の塩酸塩 (400)の9−)ルエンスルホン酸塩出発原料■は」
A。
C0 S、。
949)に記載された方法によって製造することができ
る。
化合物■とN−ホルミルピペラジンと の反応は、 無溶媒下であるいはアセトニトリル、 (408)の塩酸塩 ジメチルホルムアミ ドの如き溶媒中、 場合により 塩基性化合物の存在下、 20〜150℃、 好まし くは20−100℃の温度で実施され、化合物■ を生成する。
塩基性化合物としては、 例えば炭酸 ナトリウムあるいは炭酸カリウムの如き無機塩基又はト
リエチルアミン、ピリジンの如き有機塩基がいずれも使
用される。化合物■を、次いで酸又はアルカリの存在下
加水分解することによって、化合物■を生成する。この
加水分解反応は、水、メタノール、エタノールの如き溶
媒中、0〜150℃、好ましくは20〜100℃の温度
で実施される。
反応スキーム2 化合物■又はVから上記スキームlに示された方法に沿
って化合物Iを製造するには、それ自体公知の方法、と
りわけ特開昭61−140568号および特開昭61−
87627号に記載された方法およびこれらの方法で得
られた中間体をそれ自体公知の方法(例えば保護基の還
元的除去)で処理することによって製造することができ
る。後述する実施例1には各化合物の製造法が詳細に記
載されている。
本発明の上記式(I)の化合物は、本発明者の研究によ
れば、神経疾患用治療薬として有用であることが明らか
とされた。
式(I)の化合物は、通常医薬組成物の形で用いられ、
経口、皮下、筋肉内、静脈内、鼻内、皮膚透過および直
腸経路といった種々の経路により投薬される。
本発明は製薬的に許容される担体と活性成分としての一
般式(I)化合物若しくはその薬学的に許容される塩を
含有する製薬調合物を包含する。
薬学的に許容される塩には、例えば酸付加塩あるいは第
4級アンモニウム(又はアミン)塩が包含される。
前記化合物(I)の薬学的に許容しうる塩類としては、
例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、重硫酸塩、リ
ン酸塩、酸性リン酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、フマル
酸塩、コハク酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、安息香酸塩、ク
エン酸塩、グルコン酸塩、糖酸塩、メタンスルホン酸塩
、p−トルエンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩
などの薬学的に許容しうるアニオンを含む非毒性酸付加
塩を形成する酸から形成される塩類もしくはそれらの水
和物および第4級アンモニウム(又はアミン)塩類もし
くはそれらの水和物を含む。
本発明の組成物は、例えば錠剤、カプセル、散剤、顆粒
、トローチ、カシェ−、エリキシル、乳濁液、乳液、シ
ロップ、懸濁液、エアロゾル、軟膏、無菌注射器、成形
バッグ、テープ、軟質および硬質ゼラチンカプセル、生
薬および無菌包装粉末などの形にすることができる。製
薬的に許容される担体の例は、乳糖、ブドウ糖、蔗糖、
ソルビトール、マンニトール、とうもろこし澱粉、結晶
セルロース、アラビアゴム、リン酸カルシウム、アルジ
ネート、ケイ酸カルシウム、微結晶セルロース、ポリビ
ニルピロリドン、トラガカントガム、ゼラチン、シロッ
プ、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、
メチルヒドロキシ安息香酸エステル、プロピルヒドロキ
7安息香酸エステル、タルク、ステアリン酸マグネシウ
ム、不活性なポリマー類、水または鉱油などである。
固体または液体組成物のいずれも、上記のような充填剤
、結合剤、滑沢剤、湿潤剤、崩壊剤、乳濁および懸濁剤
、保存剤、甘味剤あるいは芳香剤などを含み得る。本組
成物は、また患者に投薬の後、活性成分が急速に、持続
的にまたは遅延的に放出されるように処方することがで
きる。
経口投与の場合、式(I)の化合物は、担体および希釈
剤と混合され、錠剤、カプセル剤などの形にされる。非
経口投与の場合、活性成分は10%ブドウ糖水溶液、等
張食塩水、無菌水あるいは類似の液体に溶解され、静脈
内に点滴または注射により、あるいは筋肉内注射により
投与されるべくバイアルまたはアンプルに密閉される。
有利には、溶解補助剤や局所麻酔剤、保存剤および緩衝
剤も媒体中に含めることもできる。安定性を増すために
は、本組成物をバイアルやアンプルに注入した後に、凍
結乾燥することも可能である。非経口投与の他の場合と
しては軟膏剤、パップ剤として経皮的に投与される製剤
がある。この場合成型パップやテープ剤が有利である。
本組成物は単位投薬量形状あたり0.1ないし2000
鋤g1より一般的には0.5ないし1000■gの活性
成分を含有する。
式(I)の化合物は広い投薬量範囲にわたって有効であ
る。たとえば、−日あたりの投薬量は普通0.003−
g/kgないし1oOq/kgの範囲に入る。実際に投
与される化合物の量は、投与される化合物によりまた個
々の患者の年令、体重、反応、患者の症状の程度、投与
経路等により、医者により決定される:従って、上記の
投薬量範囲は本発明の範囲を限定するものではない。−
日の投薬回数は1〜6回、通常1〜4回が適当である。
式(I)の化合物は、それ自体で有効な末梢神経障害、
中枢神経障害治療剤であるが、必要ならば一つまたはそ
れ以上の他の同効薬との組合せによっても投薬できる。
そのような付加的な薬剤にガングリオシド類、メコバラ
ミン、イサキソニンなどがある。
本発明に用いる化合物(I)の製剤例及び生物学的活性
につき、いかに、一連の実施例Bおよび実施例でより詳
細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。以下
に示す組成物の実施例は活性成分として本文中に記載の
化合物の一つあるいは一般式(I)に含まれる他の医薬
化合物の一つを用いている。
〈実施例〉 参考例1 1−ジフェニルメチルビペラジン クロロジフェニルメタン1Oj(49o+醜O1)にl
−ホルミルピペラジン11.22 (98++uaol
)を加え室温で48時間撹拌し、水/塩化メチレンで抽
出を行った。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、
減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーで精製したホルミル体8.9&(31,9
+imol)をエタノールlO〇−に溶解し製塩86.
51 (64gmol)を加え1時間還流を行った。そ
の後溶媒を減圧上留去し、残渣をK z COs /水
/CH,C(I,で抽出した。有機層を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し、溶媒を減圧上留去することにより目的
物を6.8IC収率55%)得 Iこ 。
融点=93〜95℃、 ’H−NMRスペクトル(CDCI23溶液、δppm
)、2.33(4H,謙)、  2.87   (4)
1.■)、  4.19   (IH,S)   、 
 7.1 〜7.5(IOH,m)   。
実施例1 2−(4−ジフェニルメチルピペラジノ)−5゜6−シ
ヒドロー7−メチルー6−オキソ(7H)ピロロ[2,
3−dl ピリミジン(化合物番号1l−ジフェニルメ
チルビペラジン!、9IC7゜5 +ueoυと(2−
メチルチオ−4−ヒドロキシピリミジン−5−イル)酢
酸エチル1.7j  (7,5腸鵬oj)をn−アミル
アルコール60mgに加え170℃で20時間撹拌を行
った。その後溶媒を減圧下で留去した。残渣にオキシ塩
化リン1OIlaを加え100℃で2時間反応を行った
。反応終了後置金物を度酸カリウム水溶液に徐々に加え
塩化メチレンで抽出を行った。有機層を無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し、溶媒を減圧上留去した。残渣、エタノ
ール15■2と40%メチルアミンメタノール溶液を加
圧容器に入れて、140℃で10時間反応を行った。そ
の後溶媒を減圧上留去し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーで精製することにより目的物を0.9g
(収率30%)得た。
融点ニア5〜80℃ ’H−NMRスペクトル(CA CQs溶液δppm)
 :2.4 3(4H,−)、 3.1 3(38% 
s)、 3.37(2H,s)、3.80(4H1■)
、4.23(IH,s)、7.08〜7.52(l O
H,、+m)、7゜82(IH,s) 同様にして製造した下記化合物の物性を第1表に示す。
第1表(つづき) 第1表 実施例2 2−(4−ジフェニルメチルピペラジノ)−5゜6−シ
ヒドロー7−メチルー6−オキソ(7H)ピロロ[2,
3−a] ピリミジンの塩酸塩(化合物番号128) 2−(4−ジフェニルメチルピペラジノ)−5゜6−シ
ヒドロー7−メチルー6−オキソ(7H)ビC’o[2
,3−dl ピリミジ70.9.?(2,211111
01)のエタノール/塩化メチレン溶液に濃塩酸0.2
32  (2,2m+uol)を加え室温で1時間撹拌
を行った。その後溶媒を減圧下で留去し、残渣をエーテ
ルで洗浄することにより目的物を0.8H(収率90 
% )  得 Iこ 。
融点:217〜222℃ ’H−NMRスペクトル(CDca3−CDsoD溶液
、δI)l)01) 3.18 (3H,s) 、3.20 (4H,+++
)、3゜52(2H,s)、4.40 (4H,m) 
、5.20(IH,s) 、7.2〜7.9 (L H
,m)同様にして製造した下記の化合物の物性値を第2
表に示した。
第2表 実施例3 2−(4−(α−(4−メチルフェニル)ベンジル)ピ
ペラジノ)−5,6−シヒドロー7−メチルー6−オキ
ソ(7H)ピロロ[2,3−alピリミジンのp−トル
エンスルホン酸塩(化合物番号152) 2−C4Ca−(4−メチルフェニル)ベンジル)ピペ
ラジノ)−5,6−シヒドロー7−メチルー6−オキソ
(7H)ピロロ[2,3−al ピリミジン0.311
 (0−75mmol)の酢酸エチル/メタノール溶液
にp−トルエンスルホン酸0.132(0,75−鵬o
1)の酢酸エチル/メタノール溶液を加え、室温で1時
間撹拌を行った。その後溶媒を減圧下で留去し、残渣を
ヘキサンで洗浄することにより目的物を0.3 i (
収率81%)得た。
融点=150〜155℃ ’H−NMRスペクトルCCDCQs溶液、δppm)
2.28 (3H,s) 、2.34 (3H,s) 
、3゜00 (4H,m) 、3.l l (3H,s
) 、3.39(2H,s) 、4.14 (4H,i
i) 、4.73 (IH,s)、7.0〜7.8 (
I3H,w)、7.93(l H、s) 同様にして製造した下記の化合物の物性値を第3表に示
した。
第3表 実施例IB 活性成分10+sgを含有する錠剤は以下のようにして
製造される。
錠剤当り 0mg 5−g 5mg 活性成分 トウモロコシデンプン 結晶セルロース ポリビニルピロリドン (I0%水溶液として) カルボキシメチルセルロース カルシウム             10mgステア
リン酸マグネシウム      4mgタルク    
            lI1g合計120mg 活性成分、殿粉および結晶セルロースを80メツシユふ
るいを通し、完全に混合する。得られ、た粉末にポリビ
ニルピロリドン溶液を混合し造粒した後、18メツシユ
のふるいを通す。このようにして製造した顆粒を50〜
60℃で乾燥し、再度18メツシユのふるいにより整粒
する。前もって80メツシユのふるいにか1す・ておい
たカルボキシメチルセルロースカルシウムおよびステア
リン酸マグネシウムおよびタルクを顆粒に加え、混合し
た後、製錠機により各々120mgの重量の錠剤を製造
する。
実施例2B 活性成分20Ontgを含有する錠剤は以下のようにし
て製造される。
錠剤当り 活性成分             200Bトウモロ
コシデンプン        50IIIg結晶セルロ
ース            421g軽質無水ケイ酸
            711gステアリン酸マグネ
シウム        la+g合計300−g 上記成分を80メツシユふるいを通し、完全に混合する
。得られた粉末を圧縮成形し、。重量300−gの錠剤
を製造する。
実施例3B 活性成分100+ngを含有するカプセル剤は以下のよ
うにして製造される。
は以下のようにして製造される。
カプセル当り 活性成分             1100eトウモ
ロコシデンプン         40mg乳糖   
              5Bステアリン酸マグネ
シウム       5o+g合計 150mg 上記成分を混ぜ合せ、80メツシユふるいを通し、完全
に混合する。得られた粉末を150o+gずつカプセル
に充填する。
実施例4B 活性成分5mgを含有するバイアル入り用時溶解注射剤
は以下のようにして製造される。
バイアル当り 活性成分              5部gマンニト
ール           50℃g用時、注射用蒸留
水l−を用いて溶解し、使用する。
実施例5B 活性成分50mgを含有するアンプル入り注射剤活性成
分 塩化ナトリウム 注射用蒸留水 アンプル当り 50+wg 8mg 適量 合計2社 実施例6B 活性成分17.5+igを含有する粘着性貼付製剤は以
下のようにして製造される。
ポリアクリル酸アンモニウム10部を水60部に溶解す
る。一方グリセリンジグリシジルエーテル2部を水10
部に加熱しつつ溶解する。更にもう一方でポリエチレン
グリコール(グレード400)10部、水10部、活性
成分1部を撹拌溶解する。
ついでポリアクリル酸アンモニウムの水溶液を撹拌しつ
つグリセリンジグリシジルエーテルの水溶液及びポリエ
チレングリコールの活性成分含有水溶液を添加混合した
薬物含有含水ゲル用溶液を、柔軟性のあるプラスチック
フィルムに活性成分が平方センチメートル当り0.5a
+gとなるように塗布し、表面を剥離紙で覆い35平方
センチメートルに切断し、製剤とした。
実施例7B 活性成分10tagを含有する粘着性貼付剤は以下のよ
うにして製造される。
ポリアクリル酸ナトリウム100部、グリセリン100
部、水150%、トリエポキシグロピルフロシアヌレー
ト0.2部、エタノール100部、ミリスチン酸イソプ
ロピル25部、プロピレングリコール25部及び活性成
分15部の混合水溶ゾル液を調製した。次にこのゾル液
をレーヨン不織布とポリエチレンフィルムとからなる複
合フィルムの不織布面にlOOμ膳厚に塗布して薬剤含
有の粘着剤層を形成した。この層中に含まれる放出補助
物質(ミリスチン酸イソプロピルとプロピレングリコー
ル)の含量は約20重量%であった。
その後25°Cで24時間架橋し、上記粘着剤界面に剥
離フィルムを貼り合せ、更にこれを35平方センチメー
トルに切断し製剤とした。
前記式(I)の化合物の神経系細胞に対する生物活性を
in vitroで試験した。神経系細胞としては樹立
されたマウス神経芽細胞腫neuro−2a株(大日本
製薬)およびMS−20部株などである。前記神経細胞
を37℃の5%炭酸ガスインキュベーター内で対数増殖
期まで増殖させ、ついで式(I)の化合物とともに一定
時間培養した。その結果、式(I)の化合物はコントロ
ールの培養と比較しては、有意差をもって顕著に、また
対照薬のイサキソニン(特公昭59−28548記載の
化合物)と比較しても同等以上の、神経細胞増殖促進活
性、神経突起形成および神経突起伸長促進活性を持つこ
とが明らかになった。
また上記の神経芽腫癌細胞の他に、ラット副腎髄質細胞
PC−12株に対する本発明の式(I)の化合物の生物
活性を試験した。PC−12細胞株はNGFを添加処理
することにより、神経突起が伸長するが、その際、本発
明化合物(I)を加えると、PC−12℃胞へのNGF
の結合及びNGFの細胞内への取込みが増加することが
示され Iこ 。
更にウサギ上顎神経節細胞(superior cer
vicalganglion)へのNGFの結合に対す
る本発明の化合物(I)の効果を調べたところ、NGF
結合を促進させることが見い出された。
次に抹消神経障害モデルである坐骨神経を圧挫したラッ
トを作成し、本発明の化合物の効果を試験したところ足
指の指間距離およびヒラメ筋の筋重量の正常値への回復
に対して本発明化合物(I)は促進効果を有することが
明らかになった。
さらに中枢神経障害モデルをラット、マウス等で作成し
本発明の化合物(I)の薬効を試験した。
すなわち、まずラット脳の点質ドーパミン細胞を、6−
ヒドロキシドーパミンの微量注入jこより化学的に破壊
し、運動障害を起こさせた。次に2週間後うット脳の破
壊側の尾状核に胎児能ドーパミン細胞を移植して運動障
害の改善を計った。すなわち、移植の日より、本発明の
化合物(I)を連日2週間腹腔内に投与し、運動障害の
改善および移植細胞の成育に対する作用を調べた。本発
明の化合物(I)は、運動障害の改善等への促進効果を
有することが明らかになった。
また水銀中毒により神経障害をおこしたマウス、ラット
等を作成し、本発明の化合物(I)の活性を試験したと
ころ、症状の改善、正常状態への回復に対する促進効果
、治療効果、また学習記憶改善、回復効果等を有するこ
とが示された。
このようにして、本発明の化合物(I)は、哺乳動物の
抹消神経障害および中枢神経障害などの各種神経疾患の
改善・治療剤あるいは学習、記憶の改善剤として有用で
あることが明らかにされた。
これらの神経系疾患としては、各種のニューロバチ−が
代表としてあげられる。例えば、外傷性あるいは炎症性
、免疫学的原因の神経根病変を含めて、運動原性、知覚
性およびあるいは客観性の反射遅滞を伴った種々の抹消
神経障害、およびアルコールや薬剤性の、また糖尿病性
等の代謝性の、また特発性の抹消神経障害などがあげら
れる。また中枢神経障害を含め各種脳疾患障害などにも
本発明の化合物(I)は適用できる。これらの疾患をよ
り具体的に例示すると、顔面神経麻痺、坐骨神経麻痺、
を軸性筋萎縮症、筋ジストロフイー重症筋無力症、多発
性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、急性散在性脳を軸長、
ギラン・バレー症候群、ワクチン接種後脳炎、スモン、
癲呆、アルツハイマー症候群、頭蓋損傷予後、脳虚血、
脳梗塞あるいは脳出血後遺症、リウマチなどがあげられ
るが、これらに限定されない。さらに本発明化合物の毒
性試験を行ったところ、その毒性は弱く、安全な医薬品
として用いうろことがわかった。
実験例1 本発明にかかわる化合物の神経芽腫癌細胞に対する効果
を以下の方法で検討した。
すなわち、10%の牛胎児血清FC5を含む培地Dul
becco s Modified Eagle’s 
Mediug+[DMEM、ペニシリンGナトリウム(
I00unit/ d)及び硫酸ストレプトマイシン(
I00Pjl/■Q)を含有する】中で対数増殖期のマ
ウスneuro−2a株の細胞を1 、000 cal
ls/ウェル(well)となるように、48ウエルの
プレートにまいた。各ウェル0.25a+Qの培養液で
、37°0で空気中に5%の炭酸ガスを含む炭酸ガス培
養器中で1日培養し、そのあと各薬剤及びFe2を含む
培地に換え24時間更に培養した。次に培地と同量(0
,25d)の4%グルタルアルデヒド溶液を添加し、室
温に2時間放置し、細胞を固定した。水洗後、0.05
%メチレンブルー水溶液を加え、細胞を染色し、顕微鏡
下で肉眼的に神経突起伸展細胞(細胞の長径の2倍以上
の長さの突起を1本以上有する細胞とした)をカウント
し、全体のwii数に対する割合を求めた。ウェル中央
の底につけたマークを中心として左右連続5視野以上(
ウェル全表面積の2%以上)観察し、細胞数にして20
0個以上についてカウントした。l薬剤最高6濃度をと
り、l薬剤濃度につき3例実施し、数値は平均値±S、
D、で表わした。結果を表1に示す。
また、マウス神経芽腫癌細胞MS−20Y同様について
も、ポリオルニチンコートされた皿で同様に培養して、
各剤の効果を調べた。培養24時間後、48時間後の結
果を表−2に示した。
表1  neuro −2aに対する作用表2 実験例2 坐骨神経工種ラットに対する治療効果:末梢神経障害モ
デルの坐骨神経工種ラットに対する本発明の化合物(I
44)の治療効果を(I)圧接側後肢の機能的変化およ
び■)筋重量の変化を末梢神経の変性と再生過程の指標
として試験した。
実験にはウィスター系雄性ラット(6週令)を1群〜8
匹使用した。坐骨神経工種は、出滓らの方法(出滓情実
、金子武稔、北原晟文、大用功、目薬理詰、72.25
9〜268 (I976)参照)および長谷川らの方法
(長谷用和雄、三国直二、酒井豊、目薬理詰、Ll、7
21〜734(I978)参照)に準じて行った。すな
わち、ベンドパルビタール麻酔下(40ml/kl、i
、p、)に左側坐骨神経を臀部で露出し、その一定部位
を巾21111の止血鉗子を使用して、30秒間圧工種
た。
工種終了後、手術部位を直ちに縫合した。その後、末梢
神経の再生を遅延させることが知られているビンクリス
チンをl OOpi/kg、週に1回、腹腔内に投与し
た。
試験薬剤として、本発明の化合物(I44)を選び、工
種同日より30日目土で1日1回腹腔内投与した。対照
群として、0.9%生理食塩水投与群をもうけた。
(I)圧接側後肢の機能的変化 神経の変性と再生を機能面から示す良い指標であり、ま
た経口的にその変動を測定することができる利点を有し
ている針量距離の測定を行った。
針量距離の測定は長谷川の方法(Hasegawa、 
K、。
Experientia、  34.750−751)
(I978)参照)に従って後肢の第1mと第5鉦の間
の距離を測定した。
工種側の距離の正常側の距離に対する比率を求め%で表
わし、その平均値と標準誤差(S、E、)を表3−1に
示す。
表3−1 坐骨神経工種ラットでの治療効果:運動神経
の電気刺激等によりおこる支配下筋の収縮に伴う一過性
の張力であるtwitch tensionは下記の針
量距離同様に神経および筋肉の機能的変化を反映すると
考えられる。
そこで、30日後にラットを抱水クロラール(400m
gl kg i−p、)麻酔下にてKernらの方法(
jNeurosci、 MeLhods、  19.2
59 (I987))に従ってtwitch  ten
sionを測定した。即ちラットの後肢を刺毛後カルジ
オクリームを塗布した後肢皮膚上にワニロクリップ付き
電極を装着した。
装着部位は陰電極を大転子後部、陽電極をその後方1 
am、背側lawの部位とした。ラットを仰臥位に固定
し、さらに測定側後肢を垂直に固定した。
長さ約20cmの絹糸の一端を測定側後肢の第3祉遠位
関節に、他端を張カドランスジューサーに結合し、電気
刺激時の第3社屈筋の等優性収縮をポリグラフ上に記録
した。電気刺激は電圧100V。
持続時間1m5ec、頻度2Hzの矩形波で行い、静止
張力は15〜302として10回刺激を15秒間隔で3
回繰返した。収縮力はtens 1onjlとして表し
、両枝の測定値から工種側組方の回復率(%、左/右)
を求めた。結果を表3−2に示す。
表3−2   twitch   tension試験
化合物は、対照に比べて、電気生理学的1ndeXであ
るtwitch tensionの回復を明らかに増強
させ、症状を改善した。
(2)筋重量の変化 除神経あるいは神経の障害により、その支配下筋の萎縮
が起こり、それが神経の再支配により徐々に回復するこ
とが知られているので、定量性のある筋重量の変化を指
標として選んだ。術後30日後に麻酔下に、坐骨神経支
配下筋である両後肢の長針伸筋の重量を測定した。そし
て工種側長鉦伸筋の重量の正常側の筋重量に対する比率
を求め%で表わした。結果を表4に示す。
表  4 実験例3 ラット脳細胞障害による運動障害の、胎児脳細胞移植に
よる改善に対する促進効果。
雌性ウィスター系4逼令ラット(体重101)の脳左側
悪質ドーパミン細胞を6−ヒドロキシドーパミンの微量
注入により破壊した。破壊ラットは数日間にわたり、破
壊側と反対側に自発回転傾向を示したが、その後は見か
け上、行動異常を示さなかった。破壊ラットにメタン7
エタミン(511,9/kl?% r、p−)投与を行
うと、破壊側に回転運動を起こした。
薬剤破壊から2週間後、胎生14〜17日のラット胎児
脳の脳幹よりドーパミン細胞を含む部分(悪質および腹
側被蓋部)を切り出し、細切後、トリプシン処理、37
℃、30分インキュベートし、その後ピペッティングに
より組織をサスペンションとした。ついで破壊側の尾状
核にこのサスペンションを5μQずつ2ケ所に合計1O
pQ(細胞として約106個)移植した。
薬剤を例えば化合物(I44)は移植の日より4日間は
135曽g/kg i、p、;な力)7日問おいて11
日目上りlO日日間5鵬g/kg i、p、投与しtこ
メタン7エタミン投与惹起の回転運動を、移植および薬
剤投与の2週間前、1週間前、2(又は3)週間後、4
週間後、6週間後および8週間後について調べた。メタ
ンフェタミン投与後lO分おきに6回、最初の1分間に
ついて回転運動数を数え、総計して1分間あたりの平均
回転運動数を算出した。
結果を表4にまとめて示す。
実験例4 水銀中毒による神経障害惹起マウスの学習、記憶改善、
回復効果。
雄性Ba1bC系7週令マウスを、あらかじめ1週間の
うち、3回T型迷路で出発点より安全区域(safet
y area)へ−直線に突っ走るように迷路学習させ
た。しかる後に、塩化メチル水銀(以下MMCと略記す
る。)を6 wgl/k17日8週令マウスに6日間経
口投与しt;。対照群として生食を0 、1 taQ/
102/日投与するマウス群をおいた。MMC投与終了
後、翌日より本発明の化合物102及びl16をモル数
を合わせるため、それぞれ69.5mg / kg /
日及び76.9偏g/kg/日 lO日間腹腔内投与し
た。薬剤投与6日目即ち実験開始12日目上りT型迷路
で迷路学習を再開し、マウスの走行行動を観察した。再
開後lO日目上実験開始21日目上および11日目上同
22目上)にT型迷路で実験を行えたマウスの数を分母
とし、10回走行試行させたうち8回以上、基準(5秒
以内に5afety  areaへ走行したもの)に達
したマウスの数を分子として表わした。途中例数の減少
はMMC中毒による死亡のためである。また5afet
y  areaへの走行所要時間(秒)の平均値上標準
誤差(S、E、)も算出し、ともに表5に示す。本発明
化合物(I)はマウスの学習、記憶改善、回復効果を有
することが明らかにされた。
実験例5 本発明にかかる化合物の急性毒性を以下の方法で検討し
た。
すなわち、動物は雄性ddy系5週令マウスおよび雄性
ウィスター系8逼令ラット5匹を1群として使用した。
化合物は生理食塩水に溶解して腹腔内投与(i、p、)
 、投与24時間後に毒性を判定した。結果を表6に示
した。
表 6 急性毒性 〈発明の効果〉 本発明の一般式(I)の化合物は前記のように神経系細
胞の増殖や神経突起の形成および伸長に促進的な効力を
持ち、また神経障害ラット、マウス等においても神経再
生効果、運動機能回復効果および学習、記憶改善回復効
果を有し、末梢神経障害や中枢神経障害や痴呆などの神
経系患者の改善、治療に好適に使用されうる6また、知
覚・感覚機能及び自律機能に関与する神経組織・細胞の
障害に起因する神経系疾患の回復および改善、治療にも
好適に使用されることが期待される。
本発明の化合物(I)は、実験例1ないし48よび表1
ないし5に示すように、対照のイサキソニン、メコバラ
ミン同等以上の生物学的活性を持つことが明らかにされ
た。また本発明の化合物(I)の毒性は、実験例5およ
び表6に示すように一般に弱い。本発明の化合物(I)
はこのように、一般番こ活性が高くまた毒性が弱い、安
全性の高い薬剤と考えられる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ここで、Aは下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式
    、表等があります▼ で表わされる基であり、 R^1は下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ ここで、R^3は水素原子、低級アルキル基、低級アル
    コキシ基又はフェニル基であり、 そして R^4は水素原子、低級アルキル基、シクロヘキシル基
    、フェニル基、4−ハロゲノフェニル基、パラジフェニ
    ル基、2−ピリジル基又は2−チオフェニル基である、 但し、R^3とR^4は同時に水素原子ではない、で表
    わされる基、9−フルオレニル基又はトリフェニルメチ
    ル基であり、 R^2は低級アルキル基であり、そして nは0又は1の数である、 で表わされるピリミジン類又は薬学的に許容されるその
    塩類。 2、上記薬学的に許容される塩が塩酸塩、臭化水素酸塩
    、硫酸塩、重硫酸塩、リン酸塩、酸性リン酸塩、酢酸塩
    、マレイン酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、乳酸塩、酒
    石酸塩、安息香酸、クエン酸塩、グルコン酸塩、糖酸塩
    、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、ナ
    フタレンスルホン酸塩および第4級アンモニウム塩より
    成る群から選ばれる請求項第1に記載の化合物。 3、下記式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ここで、Aは下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式
    、表等があります▼ で表わされる基であり、 ここで、R^1は下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼ ここで、R^3は水素原子、低級アルキル基、低級アル
    コキシ基又はフェニル基であり、 そして R^4は水素原子、低級アルキル基、シクロヘキシル基
    、フェニル基、4−ハロゲノフェニル基、パラジフェニ
    ル基、2−ピリジル基又は2−チオフェニル基である、 但し、R^3とR^4は同時に水素原子ではない、で表
    わされる基、9−フルオレニル基又はトリフェニルメチ
    ル基であり、 R^2は低級アルキル基であり、そして nは0又は1の数である、 で表わされるピリミジン類又は薬学的に許容される塩類
    を活性成分として含有することを特徴とする神経疾患用
    治療薬。 4、上記薬学的に許容される塩が塩酸塩、臭化水素酸塩
    、硫酸塩、重硫酸塩、リン酸塩、酸性リン酸塩、酢酸塩
    、マレイン酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、乳酸塩、酒
    石酸塩、安息香酸、クエン酸塩、グルコン酸塩、糖酸塩
    、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、ナ
    フタレンスルホン酸塩および第4級アンモニウム塩より
    成る群から選ばれる請求項第3に記載の治療薬。
JP1041729A 1988-12-29 1989-02-23 ピリミジン類及びその薬学的に許容される塩類 Pending JPH02221275A (ja)

Priority Applications (18)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1041729A JPH02221275A (ja) 1989-02-23 1989-02-23 ピリミジン類及びその薬学的に許容される塩類
HU896762A HU206337B (en) 1988-12-29 1989-12-22 Process for producing pyrimidine derivatives and pharmaceutical compositions
HU9201485A HU210001B (en) 1988-12-29 1989-12-22 Process for producing 6-member heteroaromatic compounds comprising 1-3 nitrogen atoms and pharmaceutical compositions comprising same
HU148792A HU209594B (en) 1988-12-29 1989-12-22 Process for producing pyrrolo/2,3-d/pyrimidine derivatives and pharmaceutical preparations containing them
HU148892A HU209574B (en) 1988-12-29 1989-12-22 Process for producing pyrimidine derivatives and pharmaceutical preparations containing them
AT89313595T ATE136542T1 (de) 1988-12-29 1989-12-27 Pyrimidine und deren pharmazeutisch brauchbare salze und deren verwendung als arzneimittel
EP94105018A EP0612746A1 (en) 1988-12-29 1989-12-27 Pyrimidines and their pharmaceutical acceptable salts and their use as medicines
EP89313595A EP0379806B1 (en) 1988-12-29 1989-12-27 Pyrimidines and their pharmaceutical acceptable salts, and their use as medicines
DE68926232T DE68926232T2 (de) 1988-12-29 1989-12-27 Pyrimidine und deren pharmazeutisch brauchbare Salze und deren Verwendung als Arzneimittel
AU47329/89A AU629595B2 (en) 1988-12-29 1989-12-28 Pyrimidines and their pharmaceutical acceptable salts thereof, and their use as medicines
CA002006944A CA2006944A1 (en) 1988-12-29 1989-12-29 Pyrimidines and their pharmaceutical acceptable salts, and their use as medicines.
US07/459,376 US5147876A (en) 1988-12-29 1989-12-29 2,6-di,2,4,6-, 2,5,6-tri and 2,4,5,6-tetra-substituted pyrimidines, their pharmaceutically acceptable salts, pharmaceutical compositions containing same and their use in the treatment of neurological diseases
KR1019890020122A KR920003129B1 (ko) 1988-12-29 1989-12-29 피리미딘류 및 그의 약리학적으로 허용되는 염류 및 그 용도
CN89109731A CN1037513C (zh) 1988-12-29 1989-12-29 嘧啶类化合物和其药用盐的制备方法
KR1019920003027A KR920003128B1 (ko) 1988-12-29 1992-02-27 피리미딘류 및 그의 약리학적으로 허용되는 염류 및 그 용도
KR1019920003028A KR920003130B1 (ko) 1988-12-29 1992-02-27 피리미딘류 및 그의 약리학적으로 허용되는 염류 및 그 용도
US07/888,726 US5264435A (en) 1988-12-29 1992-05-26 Pyrimidines and their pharmaceutical acceptable salts, and their use as medicines
CN93119388A CN1090846A (zh) 1988-12-29 1993-10-21 嘧啶类化合物和其药用盐的制备方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1041729A JPH02221275A (ja) 1989-02-23 1989-02-23 ピリミジン類及びその薬学的に許容される塩類

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02221275A true JPH02221275A (ja) 1990-09-04

Family

ID=12616515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1041729A Pending JPH02221275A (ja) 1988-12-29 1989-02-23 ピリミジン類及びその薬学的に許容される塩類

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02221275A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1987004928A1 (en) * 1986-02-24 1987-08-27 Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. Agents for treating neurophathy

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1987004928A1 (en) * 1986-02-24 1987-08-27 Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. Agents for treating neurophathy

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3087763B2 (ja) 新規な複素環式化合物およびそれを含有する医薬組成物
WO2019154287A1 (zh) 一种季铵盐类化合物及其制备方法与用途
EP0612746A1 (en) Pyrimidines and their pharmaceutical acceptable salts and their use as medicines
AU648121B2 (en) Synergism of HIV reverse transcriptase inhibitors
JP2002540067A (ja) 尿失禁を治療するためのα−アザシクロメチルキノリン誘導体
RU2422439C2 (ru) Гидрохлоридная соль 5-[3-(3-гидроксифенокси)азетидин-1-ил]-5-метил-2,2-дифенилгексанамида
TW201113269A (en) New compounds, pharmaceutical composition and methods relating thereto
JPS63264556A (ja) 抗不整脈薬
US4097481A (en) Tertiary amide derivatives of pyrrolidine and piperidine
JPH0372467A (ja) ピペラジン誘導体
JPH03141258A (ja) 新規なピペラジン誘導体
US6894052B1 (en) Diarylalkylpiperazines active on the lower urinary tract
PT95579A (pt) Processo de preparacao de 1,2,3,4-tetra-hidro-isoquinolinas 6-substituidas e de composicoes farmaceuticas que as contem
KR930010702B1 (ko) 아미노케톤 유도체의 제조방법
KR950007756B1 (ko) 피리미딘 화합물 및 그의 약학적으로 허용되는 염류
JPH02221275A (ja) ピリミジン類及びその薬学的に許容される塩類
JP2000514427A (ja) フィブリノーゲンレセプター拮抗薬プロドラッグ
NO170580B (no) Analogifremgangsmaate for fremstilling av terapeutisk aktive piperidinderivater
JPH0723387B2 (ja) ピペラジンカルボン酸、その製造方法およびそれを含有する医薬組成物
JP2744663B2 (ja) ピリミジン類及びその薬学的に許容される塩類
JPH01139572A (ja) ピリミジン類及びその薬学的に許容される塩類
US3646010A (en) Spiroazetidine-ethanoanthracenes
CA1076605A (en) 1-(trialkylamino)-3-(phenylphenoxy)-2-propanol quarternary salts
PT88234B (pt) Processo para a preparacao de derivados de cloroanilina
KR920003130B1 (ko) 피리미딘류 및 그의 약리학적으로 허용되는 염류 및 그 용도