JPH0222070Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0222070Y2
JPH0222070Y2 JP15663486U JP15663486U JPH0222070Y2 JP H0222070 Y2 JPH0222070 Y2 JP H0222070Y2 JP 15663486 U JP15663486 U JP 15663486U JP 15663486 U JP15663486 U JP 15663486U JP H0222070 Y2 JPH0222070 Y2 JP H0222070Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
aeration
sludge
protrusions
partition wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15663486U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6363194U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15663486U priority Critical patent/JPH0222070Y2/ja
Publication of JPS6363194U publication Critical patent/JPS6363194U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0222070Y2 publication Critical patent/JPH0222070Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) し尿浄化槽等の汚水浄化槽曝気室と沈澱室、特
にホツパー型の沈澱室とを槽底部で連通状態にし
て仕切る仕切壁の改良に関する。
(従来の技術) 従来の汚水浄化槽は、仕切壁によつて曝気室と
沈澱室とに区分されているが、曝気室内の施回流
の影響を受けて沈澱室下部の汚水が撹乱される。
この結果、沈澱室内に上昇流が起こり、拡散気泡
によつて汚泥界面が吹きあげられたり、汚泥と上
澄液との境界面が上昇して沈澱室内有効分の占め
る率が減少する。このため、沈澱室内の汚泥沈降
が悪く、曝気室内への汚泥返送が不良となり、充
分に浄化されないままの上澄液が消毒室を経て槽
外へ排出されたり、沈澱室水面のスカム発生が増
加して槽外へ流出し、浄化能力が低下する原因と
なるなどの欠点があつた。
このような欠点を解消する目的で、第6図乃至
第8図に示すように仕切壁2下端を底壁12に対
して傾斜した整流部21とし、該整流部21の下
面にはわん状切欠22の両端を起点としてアール
部2aに向かつて末広り状をなす2本の下方への
突条23,23が形成された仕切壁2が考案され
ている(実公昭56−48398号公報参照)。
なお、は浄化槽本体、3は散気管、4は送気
管、Aは曝気室、Bは沈澱室、Cは消毒室をそれ
ぞれ示す。
しかし、第5図に示すように沈澱室Bの側壁
W1が底部方向に集束されるようなホツパー型の
形状をなす場合、曝気室Aの出隅部A1底部で施
回流に曝気室側壁W2側から曝気室A中央へ向か
う横流れF1が生じるので、上述の実公昭56−
48398号に開示された先行技術ではこの横流れF1
を整流できないといつた問題があつた。
即ち、上記横流れF1を整流できないため、汚
泥返送の流れが撹乱され、上述の先行技術の欠点
が解消されないといつた問題があり、曝気室と沈
澱室とを連通させずにエアリフト装置を用いて汚
泥返送が行われていた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上記問題点に鑑み、沈澱室がホツパ
ー型をなし、曝気室の出隅部底部で施回流に曝気
室側壁側から曝気室中央へ向かう横流れが生じる
汚水浄化槽であつても、この横流れを整流して汚
泥返送流の撹乱を防止し、エアリフト装置を用い
ることなく施回流によつて汚泥が曝気室へスムー
ズに返送される機能の良好な汚水浄化槽の仕切壁
を得ることを目的としてなされたものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は汚水浄化槽本体が底壁との間に間隙を
有する仕切壁を介して曝気室とホツパー型の沈澱
室に仕切られ、前記仕切壁は、下端部がくの字状
に折り曲げられて底壁に対し傾斜する前記曝気室
内方向へ延設された整流部を持ち、該整流部の下
端部に切欠が設けられ、該整流部下面には前記切
欠の両端を起点として前記曲折部に向かつて末広
り状をなす2本の第1突条が形成されると共に、
該第1突条の外側に該第1突条と平行に2本の第
2突条が形成されたことを特徴とするものであ
る。
(作用) 本考案によれば、沈澱室をホツパー型としたこ
とにより、曝気室の出隅部に生じる施回流の横流
れが、前記第2突条により沈澱室側から曝気室方
向へ向かう流れに整流され、汚泥返送流が撹乱さ
れることはなく、曝気室の施回流により汚泥は曝
気室へスムーズに返送される。
(実施例) 次に本考案の一実施例につき第1図乃至第4図
を参照して詳述する。
分離曝気型の汚水浄化槽本体は曝気室A、
(通常室内に接触材が配設される。)沈澱室Bおよ
び沈澱分離室Cを具備し、曝気室Aと沈澱室Bと
は長手方向(第1図左右方向)と直交する仕切壁
2で底壁12との間に間隙を有する状態に仕切ら
れる。曝気室Aの仕切壁2に対向する沈澱分離室
C側の仕切壁2′内下方には、送気管4が連結さ
れた散気管3が配設される。沈澱室Bの上部には
消毒室Dが設置され、排水管7に連通している。
汚水は沈澱分離室Cより仕切壁2′を越流して曝
気室A内に入る。8,8′はマンホール部の蓋、
9は汚水流入管である。沈澱室Bは、その側壁
W1が底部方向に集束されるようなホツパー型の
形状をなし、下端部を曝気室A側に折り曲げられ
た仕切壁2で区分されている。
仕切壁2は上部において垂直で、沈澱室Bの側
壁W1下部に最も接近した位置で曲折部2aをも
つてくの字状を呈し、その下端部が底壁12に対
し傾斜した平板状の整流部21となる。
前記整流部21の下端部中央には端縁に向くわ
ん状の切欠22が設けられる。そして整流部21
の下面には、前記わん状切欠22の両端を起点と
して、前記曲折部2a方向に向かつて互いに末広
り状をなす2本の下方への第1突条23が、前記
曲折部2aに近づくに従い高さを低くするように
形成される。整流部21の下面には、さらに第1
突条23の外側にその突条23と平行で、且つそ
の突条23より高さが大きい2本の第2突条24
が曲折部2aに近づくに従い高さを高くするよう
しに形成される。
次に、本考案の汚水浄化槽における浄化作用に
ついて説明する。
散気管3により給気は気泡となつて曝気室Aの
長手方向外壁に沿い上昇し、矢印Pに示す施回流
となつて撹拌と酸素供給をすることによつて曝気
を行う。そして処理の進んだ混合液は仕切壁2の
下方をくぐり抜けて沈澱室Bに流入する。沈澱室
Bでは汚水が静止状態に保持されることによつて
汚泥の沈澱分離が行われ、沈澱分離室Cから流入
する汚水による水位の上昇につれて上澄液が越流
堰(図示省略)を経て、消毒室Dに入り、滅菌さ
れ、排水管7より清浄水として排出される。ここ
で沈澱室B内の重い汚泥は下部に沈積し、スムー
ズに曝気室A内に返送され、再び曝気される。
即ち、曝気室Aにおける曝気施回流Pの一部は
整流部21の切欠22から沈澱室Bに流入して第
1突条23により整流され、沈積汚泥の撹乱を防
止する。他方、その汚泥は施回流Pにより整流部
21下方の隙間から吸引誘導され、第1突条23
及び第2突条24により整流された汚泥返送流
F2となつてスムーズに曝気室Aに返送される。
また、曝気室出隅部A1に生じる横流れF1は第2
突条24によつて沈澱室B側から曝気室Aへ向か
う流れF3に整流され、汚泥を吸引誘導する。
(考案の効果) 本考案は前述のように構成されているので、沈
澱室がホツパー型のもので、曝気室出隅部に横流
れが発生しても汚泥返送流の撹乱が防止され、施
回流によつて汚泥を曝気室にスムーズに返送する
ことができるので従来のようなエアリフト装置を
用いる必要がない。
また、沈澱室下部での汚泥層の循環入れ替えが
スムーズに行われ、激しい乱流や停滞がなく、ス
カム発生が少なくなるなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る汚水浄化槽の縦
断正面図、第2図は第1図の要部拡大断面図、第
3図は第2図のA−A矢視図、第4図は第1図の
要部拡大斜視図、第5図はホツパー型の沈澱室の
形状を示す斜視図である。第6図は従来の汚水浄
化装置の縦断面図、第7図は同要部斜視図、第8
図は同要部拡大斜視図である。 ……汚水浄化槽本体、2……仕切壁、12…
…底壁、21……整流部、22……切欠、23…
…第1突条、24……第2突条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 槽本体が底壁との間に間隙を有する仕切壁を介
    して曝気室とホツパー型の沈澱室に仕切られ、前
    記仕切壁は、下端部がくの字状に折り曲げられて
    底壁に対し傾斜する前記曝気室内方向へ延設され
    た整流部を持ち、該整流部の下端部に切欠が設け
    られ、該整流部下面には、前記切欠の両端を起点
    として前記曲折部に向かつて末広り状をなす2本
    の第1突条が形成されると共に、該第1突条の外
    側に該第1突条と平行に2本の第2突条が形成さ
    れたことを特徴とする汚水浄化槽の仕切壁。
JP15663486U 1986-10-15 1986-10-15 Expired JPH0222070Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15663486U JPH0222070Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15663486U JPH0222070Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6363194U JPS6363194U (ja) 1988-04-26
JPH0222070Y2 true JPH0222070Y2 (ja) 1990-06-13

Family

ID=31078434

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15663486U Expired JPH0222070Y2 (ja) 1986-10-15 1986-10-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0222070Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5704981B2 (ja) * 2011-03-15 2015-04-22 株式会社モリタホールディングス タンク及びこのタンクを搭載した汚泥収集車

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6363194U (ja) 1988-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4490259A (en) Flotation apparatus and process utilizing a novel mixing and floc dispersion means
US5035795A (en) Modular clarifier with integral flocculator
KR860006405A (ko) 폐수의 생물학적 호기성 처리방법 및 그 장치
US4726897A (en) Flotation container or cell
JPH0222070Y2 (ja)
JPS6125919Y2 (ja)
JP4257024B2 (ja) 深槽曝気槽の硝化担体循環方法
JPS6246474Y2 (ja)
JPS5823440Y2 (ja) 汚水浄化装置
JP3882464B2 (ja) 沈殿槽
JPS6223596Y2 (ja)
JPS6229119Y2 (ja)
JPH064885Y2 (ja) 上澄液排出装置
CN214714985U (zh) 一种加药与沉淀一体的新型沉淀池
JP3652051B2 (ja) 排水処理装置
JPH0515890A (ja) 汚水処理槽
JPH047277B2 (ja)
JP2509752Y2 (ja) 接触曝気処理装置
JPH0125677Y2 (ja)
JPH0747378A (ja) 定量移行装置を備えた浄化槽
JPS6110796Y2 (ja)
JPH0753750Y2 (ja) 浮上分離式浄化装置
JPS5826074Y2 (ja) し尿浄化槽
JPS6031839Y2 (ja) 接触バツキ槽
CN110002688A (zh) 一种高效提标系统