JPH02218890A - 扇風機の首振装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は扇風機の首振装置に関するものである。

従来の技術 近年、基台に左右首振を内蔵し、送風部分を支持柱とと
もに揺動する扇風機が開発されている。

以下に従来の扇風機の首振装置について説明する。第３
図は従来の扇風機の首振装置の側断面図である。

第３図において、逆すりばち状の基台１は裏面に受金物
３を備えておシ受金物は内面より上方に支軸２を略一体
に突設している。前記基台１の中央を貫通して支柱４が
下端部で支軸２により回動自在に軸支されている。この
支柱４の上端には羽根やモータなどの送風部（図示せず
）が取付けられている。前記基台１には平板状の支持板
７が水平に固定され首振用電動機６がその出力軸を床方
向に突出するように支持板７により固定されている。前
記首振用電動機６の出力軸には円板形状のクランク８が
取付けられ回動自在に連結している。

またリンク５は環状部より突出する一端を前記支柱４の
接合部と回動自在に連結している。

以上のように構成された扇風機の首振装置について以下
その動作を説明する。

まず、首振用電動ｌ！！６が回転すると、出力軸に固定
されたクランク８の回転運動は、リンク６の支柱４の偏
心軸４ａを中心にした扇形の往復運動に変換され、同時
に支軸４°の偏心軸４ａは支軸２を中心として扇形の往
復運動を行う。すなわちこれは基台１に対して支柱４が
首振往復運動するようになっている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の構成では、首振用電動機を支持
板に欧付けた後にこれを反転して基台に取付け、主軸に
クランクをピンで固定するというように組立作業の工数
が多いとともに作業性が悪く、また首振用電動機の端子
が支持板と基台の間にあるため結線作業は組立前に行な
う必要があり、これも作業性が悪く、作業工程が複雑に
なるため、どちらも製造コストが高くなるという課題を
有していた。

本発明は上記従来の問題点を解決するものであシ、基台
の裏側から部品を属人重ねるようにして首振機構を組立
てることができ、作業性を向上させるとともに自動組立
てにも対応可能として、工数の削減を図り製造コストヲ
低減することのできる扇風機の首振装置を提供すること
を目的とする。

課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の扇風機の首振装置は
、下方が開放した箱形の基台と、この基台の中央に設け
た開孔部に嵌挿される支柱と、この支柱の上端に固定さ
れる送風部と、前記支柱の下端を回動自在に軸支する支
軸と、この支軸が立設する受金物と、この受金物に出力
軸を上方に向けて固定される首振用電動機と、前記首振
用電動機の出力軸に偏心して取付けられる円板形状のク
ランクと、このクランクの外周面に摺動可能に取付けら
れる環状部を備えたリンクと、このリンクに設けた延長
足の一端と回動可能に接続される前記支柱に設けた接合
部とを有し、前記首振用電動機の出力軸側面に突設する
凸部を前記クランクの偏心位置に設けた凹部に係合され
てなる構成を有している。

作　　　用 上記構成において、首振用電動機を回転させると、その
出力軸に固定されたクランクが回転し、これによってリ
ンクが支柱の偏心軸を中心に扇形の往復運動に変換され
、同時に偏心軸も揺動して支軸を中心に支柱を往復運動
をさせることになる。

実施例 以下本発明の一実施例について、第１図、第２図を参照
しながら説明する。

第１図は本発明の一実施例における扇風機の首振装置の
側断面図を示し、第２図は同実施例における扇風機の首
振装置の主要部の斜視図である。

図示のように、下方が開方した基台１０１の裏面には受
金物１０３が取付けられ、受金物１０３の内側よυ支軸
１０２を略一体に突設している。

支軸１０４は基台１０１の中央に設けた開孔部１０１ａ
を貫通したあと、支柱１０４が下端の凹部１０４ｂにお
いて支軸１０２に挿入され回動自在に支持されている。

この支柱１０４の接合部１０４ａには環状部１０６ａを
備えたリンク１０６が環状部１０６ａより延設した延長
足１０６ｂの端部で回動自在に軸支され、環状部１０６
ａの内側には円板形状のクランク１０７が摺動可能に挿
入されている。

このクランク１０７は偏心位置に長穴１０７ａを有して
いる。首振用電動機１０６は出力軸１０６ａにピン１０
６ｂが嵌入され、突起部を形成している。

そして首振用電動機１０６は出力軸１０６ａを上方に向
けて前記受金物１０３に取付けられるが、このとき出力
軸１０６ａだけが受金物１０３の穴を貫通したあと、前
記クランク１０７の長穴１０７ａに挿入される。そして
出力軸１０６ａのピン１０６ｂが長穴１０７ａと係合し
て回転力が伝達されるようになっている。最後に基台１
０１の下側を覆うように底板（図示せず）が取付けられ
ている。

以上のように構成された本実施例の扇風機の首振装置に
ついて以下その動作を説明する。

まず首振用電動機１０６の出力軸が回転すると、クラン
ク１０７が偏心で回転を行う。次にクランク１０７に摺
接するリンク１０６が支柱１０４の偏心軸１０４ａを中
心に扇形の往復運動をするが、偏心軸１０４ａも支軸１
０２を１０４ａを中心にして回転可能なため、支柱１０
４は支軸１０２を中心にして左右首振運動をすることに
なる。

以上のように本実施例によれば、首振用電動機１０６を
受金物１０３の外側から後付けすることにより、またク
ランクとの連結を凹凸による挿入嵌合としたことによシ
、首振用電動機を後工程で取付が可能となり、首振用電
動機の結線、メンテナンスの容易化をはかることができ
る。また首振用電動機１０６を受金物１０３に取付ける
ことができるので首振用電動機１０６の支持板を廃止し
て部品を削減することができる。さらに首振機構の部品
の取付作業を一方向から順次行なうことができるので自
動組立をも可能にすることができる。

発明の効果 本発明は、首振用電動機を出力軸を上方に向けて受金物
に取付け、出力軸とクランクを凹凸の係合で接続したこ
とにより組立工程を簡略化でき首振用電動機取付用支持
板を廃止することができ、さらに取付は方向を一方向と
したことにより自動組立を可能にして製造コストを低減
できるという効果の得られる優れた扇風機の首振装置を
実現できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の扇風機の首振装置の側断面
図、第２図は同主要部の展開斜視図、第３図は従来の扇
風機の首振装置の側断面図である。 １０１・・・・・・基台、１０１ａ・・・・・・開孔部
、１０２・・・・・・支軸、１０３・・・・・・受金物
、１０４・・・・・・支柱、１ａ４ａ・・・・・・接合
部、１０５・・・・・・リンク、１０５ａ・・・環状部
、１ｏ６ｂ・・・・・・延長足、１０６・・・・・・首
振用電動機、１０６ａ・・・・・・出力軸、１０６ｂ・
・・・・・凸部、１０７・・・・・・クランク、１０７
ａ・・・・・・凹部。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名ｆＯ
ｊ−−−基ぢ ｆＯｈ−−一席Ｒ俵 １ｎ−−一支釉 １０クー−一秀ン査牛か ４０％−−一天柱 第２図 １０５の−・上棗林舒 ｔｏｆｂ−−一妬Ｊ（【 ４０６・・−を砥用！’ｂ纒水

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 下方が開放した箱形の基台と、この基台の中央に設けた
   開孔部に嵌挿される支柱と、この支柱の上端に固定され
   る送風部と、前記支柱の下端を水平方向に回動自在に軸
   支する支軸と、この支軸が立設する受金物と、この受金
   物に出力軸を上方に向けて固定される首振用電動機と、
   前記首振用電動機の出力軸に偏心して取付けられる円板
   形状のクランクと、このクランク外周面に摺動可能に取
   付けられる環状部を備えたリンクと、このリンクに設け
   た延長足の一端と回動可能に接続される前記支柱に設け
   た接合部とを有し、前記首振用電動機の出力軸側面に突
   設する凸部を前記クランクの偏心位置に設けた凹部に係
   合させてなる扇風機の首振装置。