JPH0674070U - 揺動型ギヤードモータ - Google Patents

揺動型ギヤードモータ

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JPH0674070U
JPH0674070U JP1218593U JP1218593U JPH0674070U JP H0674070 U JPH0674070 U JP H0674070U JP 1218593 U JP1218593 U JP 1218593U JP 1218593 U JP1218593 U JP 1218593U JP H0674070 U JPH0674070 U JP H0674070U
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link gear
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rotor
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博 小俣
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株式会社東富士製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷揺動用のリンク機構を駆動モータと一体
化することにより、揺動機構全体の小型化、部品点数の
削減を図り、汎用性を向上する。 【構成】 モータ回転子6に連動する減速ギヤ群12,
14,16を介して回転される第1リンクギヤ18と、
出力軸22を有する第2リンクギヤ20と、一端が第1
リンクギヤ18に、他端が第2リンクギヤ20に連結さ
れたリンク部材24とを具備する。リンクギヤ18,2
0並びにリンク部材24は、第1リンクギヤ18が1回
転する間に、第2リンクギヤ20が一定の角度範囲内で
往復回動する4リンク機構を構成している。モータ本
体、減速ギヤ群12,14,16、リンクギヤ18,2
0、およびリンク部材24は、同一のケーシング(1,
8)内に収容されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、出力軸を一定角度範囲で往復回動させる揺動型ギヤードモータに関 する。
【0002】
【従来の技術】
エアコンや温風ヒータなどの送風口に取り付けられる風向調節羽根(ルーバー )を揺動させる場合や、扇風機の送風部を首振りさせる場合などには、従来、ル ーバーや扇風機の送風部を支持する箇所に各種のリンク機構を設け、これらのリ ンク機構をモータ等の回転力で駆動することにより、回転運動を往復運動に転換 する構成が採られていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記のように揺動すべき部分にリンク機構を付設した構成では、リン ク機構が大型化することが避けられず、製品の小型化を図るうえで支障になって いるうえ、部品点数が多く、コストがかかる欠点があった。また、製品それぞれ について個別にリンク機構を設計しなければならないうえ、他の機械要素との干 渉を防ぐために設計の自由度が低く、設計や製造に手間がかかる。さらに、リン ク機構を露出させている場合には、ゴミなどが付着して動作不良を引き起こすお それもあった。
【0004】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、負荷揺動用のリンク機構を駆動モ ータと一体化することにより、揺動機構全体の小型化および部品点数の削減が図 れ、しかも汎用性の高い揺動型ギヤードモータを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る揺動型ギヤードモータは、回転子を有しこの回転子を回転するモ ータ本体と、前記回転子に連動して回転する減速ギヤ群を介して回転される第1 リンクギヤと、出力軸を回転させる第2リンクギヤと、一端が前記第1リンクギ ヤの軸心から離間して第1リンクギヤに回転自在に連結され、他端が前記第2リ ンクギヤのギヤ軸心から離間して第2リンクギヤに回動可能に連結されたリンク 部材とを具備し、前記第1および第2リンクギヤ並びにリンク部材は、第1リン クギヤが1回転する間に第2リンクギヤが一定の角度範囲内で往復回動する4リ ンク機構を構成しており、さらに、前記モータ本体、減速ギヤ群、第1および第 2リンクギヤおよびリンク部材を収容するケーシングが設けられていることを特 徴としている。
【0006】
【作用】
本考案に係る揺動型ギヤードモータでは、ケーシングの内部に、モータ本体の 回転子に連動して回転する減速ギヤ群を介して回転される第1リンクギヤ、出力 軸を回転させる第2リンクギヤ、および第1リンクギヤと第2リンクギヤとを連 結するリンク部材とを収容しているから、揺動すべき負荷側にリンク機構を設け た場合に比して、揺動機構全体の小型化が図れ、部品点数も少なくて済み、さら に汎用性および防塵性を向上することができる。
【0007】
【実施例】
図1は本考案に係る揺動型ギヤードモータの一実施例を示す平面図、図2はそ のケーシングを分解した斜視図である。図中符号1は有底円筒状のケーシング本 体であり、このケーシング本体1中には、図2に示すように、コイルが巻回され たボビン2、ギヤ取付板4、モータ回転子6、リンク機構および減速ギヤ群(図 1に図示)が順次収容され、蓋8で封止されている。この実施例では、前記ボビ ン2、回転子6、およびモータ固定子を兼ねるギヤ取付板4によりモータ本体が 主構成されている。
【0008】 モータ回転子6にはピニオン10が固定され、このピニオン10の回転を順次 伝達する減速ギヤ群12,14,16と、減速ギヤ16に噛合する第1リンクギ ヤ18とが、ギヤ取付板4上に取り付けられている。また、第1リンクギヤ18 に隣接して、上面に出力軸22が同軸形成された第2リンクギヤ20がギヤ取付 板4に取り付けられ、リンクギヤ18,20はリンク部材24を介して連結され ている。なお、前記ギヤ12〜20はいずれも、ギヤ取付板4に形成されたギヤ 支持部4A〜4Eおよび蓋8(共に図2参照)によって回転自在に支持されてい る。
【0009】 この実施例の主たる特徴は、第1リンクギヤ18、第2リンクギヤ20および リンク部材24が構成するリンク機構にあり、図3および図4を用いてこれらを 詳細に説明する。図4に示すように、第1リンクギヤ18の下面には孔40が形 成され、この孔40には、ギヤ取付板4に固定された支持ピン4Dが回転自在に 嵌入されている。一方、第1リンクギヤ18の上面には、ギヤ軸から偏心して凸 部26が形成され、この凸部26は、リンク部材24の一端に形成された孔28 に回転自在に嵌入されている。
【0010】 第2リンクギヤ20は、上部材20Aおよび下部材20Bに上下分割可能とさ れている。下部材20Bの下面には突起46が形成され、この突起46がギヤ取 付板4に形成された孔4Eに回転自在に嵌入されている。下部材20Bの上面に は回り止めを有するシャフト42が形成され、このシャフト42が上部材20A の下面に形成された孔44に回転不能かつ着脱可能に嵌入されている。
【0011】 上部材20Aおよび下部材20Bの外周部には、互いに対向する位置に孔32 ,36がそれぞれ形成されている。そして、これら孔32,36内にリンク部材 24の他端に形成された凸部30,34が回転自在に嵌入された状態で、リンク 部材24は上部材20Aおよび下部材20Bの間にほぼ隙間なく挟み込まれ、こ れによりリンク部材24は、第1リンクギヤ18の回転に伴い、同一平面に沿っ て円滑に摺動するようになっている。なお、リンク部材24の円滑な摺動を保証 するため、上部材20Aの下面には図5および図6に示すように凸部50が、下 部材20Bの上面には図7および図8に示すように凸部52がそれぞれ形成され 、これら凸部50,52が組み合って上部材20Aと下部材20Bの間隙を正確 な一定値に保っている。
【0012】 なお、この実施例のリンク部材24は鈍角に曲がった「く」字状をなし、これ により第2リンクギヤ20との干渉を防いでいる。各ギヤの形状や配置が変更さ れた場合には、リンク部材24の形状を適当に変更することにより、ギヤとリン ク部材との干渉を防ぐことが可能である。
【0013】 リンク機構の各部寸法の設定方法を、図3を用いて説明する。リンク部材24 の両端の連結中心間の距離L、第1リンクギヤ18の中心O1から凸部26の中 心までの距離L1、第2リンクギヤ20の中心O2から凸部30の中心までの距 離L2、各リンクギヤ中心O1,O2間の距離aとした場合、図示の角度θ1と θ2は次式で表される。 cosθ1={L22+a2−(L+L1)2}/(2・L2・a) cosθ2={L22+a2−(L−L1)2}/(2・L2・a) 第2リンクギヤ20の回動範囲は(θ1−θ2)であるから、上記関係式に基づ いてL,L1,L2およびaを適宜定めることにより、前記回動範囲を所望値に 設定することが可能である。
【0014】 上記構成からなる揺動型ギヤードモータによれば、コイルボビン2のコイルに 電流(この実施例では交流電流)が供給されると、回転子6および減速ギヤ群1 2,14,16が回転して、第1リンクギヤ18が連続回転する。すると、リン ク部材24の一端は、第1リンクギヤ18の中心O1の周囲を回転し、それにつ れてリンク部材24の他端が第2リンクギヤ20の外周を一定角度範囲内で往復 回動させる。したがって、モータに通電している間、出力軸22はその軸心回り に一定角度範囲内で往復回動し続けるから、負荷を直接、連続的に揺動させるこ とが可能である。
【0015】 この揺動型ギヤードモータでは、本体1および蓋8から構成されるケーシング の内部に、モータ回転子6に連動する減速ギヤ群12,14,16を介して回転 される第1リンクギヤ18と、出力軸22を回転させる第2リンクギヤ20と、 第1リンクギヤ18と第2リンクギヤ20を連結するリンク部材24とを収容し ているから、揺動すべき負荷側にリンク機構を設けた場合に比して、揺動機構全 体の小型化が図れ、部品点数も少なくて済み、汎用性および防塵性を向上するこ とができる。
【0016】 また、第2リンクギヤ20が上部材20Aおよび下部材20Bに上下分割可能 とされ、リンク部材24の端部が上部材20Aおよび下部材20Bの間にほぼ隙 間なく挟み込まれているので、リンク部材24の寸法の割に負荷荷重が大きい場 合にも、リンク部材24のがたつきや離脱を防いで動作の信頼性および円滑性を 高めることができる。
【0017】 なお、上記実施例では、モータ本体として交流モータを使用していたが、本考 案はそれに限定されることなく、直流モータ他、如何なる形式のモータにも適用 することが可能である。また、上記実施例では、第2リンクギヤ20と出力軸2 2が一体的に形成されていたが、これらの間にさらに別の減速ギヤ等の回転伝達 手段を介在させることも可能である。さらに、各部の形状や寸法、減速ギヤの個 数等は必要に応じて適宜変更してよい。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る揺動型ギヤードモータは、ケーシングの内 部に、モータ本体の回転子に連動する減速ギヤ群を介して回転される第1リンク ギヤ、出力軸を回転させる第2リンクギヤ、および第1リンクギヤと第2リンク ギヤとを連結するリンク部材とを収容しているから、揺動すべき負荷側にリンク 機構を設けた場合に比して、揺動機構全体の小型化が図れ、部品点数も少なくて 済み、汎用性および防塵性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る揺動型ギヤードモータの一実施例
を示す平面図である。
【図2】同実施例の要部の分解斜視図である。
【図3】同実施例のリンク機構を示す平面図である。
【図4】同実施例のリンク機構を示す縦断面図である。
【図5】同実施例の第2リンクギヤの上部材を示す側面
図である。
【図6】同実施例の第2リンクギヤの上部材を示す平面
図である。
【図7】同実施例の第2リンクギヤの下部材を示す側面
図である。
【図8】同実施例の第2リンクギヤの下部材を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 ケーシング本体 2 コイルボビン(モータ本体の一部) 4 ギヤ取付板 6 モータ回転子(モータ本体の一部) 8 蓋 10 モータ回転子に固定されたピニオン 12,14,16 減速ギヤ群 18 第1リンクギヤ 20 第2リンクギヤ 22 出力軸 24 リンク部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転子を有しこの回転子を回転するモータ
    本体と、 前記回転子に連動して回転する減速ギヤ群を介して回転
    される第1リンクギヤと、 出力軸を回転させる第2リンクギヤと、 一端が前記第1リンクギヤの軸心から離間して第1リン
    クギヤに回転自在に連結され、他端が前記第2リンクギ
    ヤのギヤ軸心から離間して第2リンクギヤに回動可能に
    連結されたリンク部材とを具備し、 前記第1および第2リンクギヤ並びにリンク部材は、第
    1リンクギヤが1回転する間に第2リンクギヤが一定の
    角度範囲内で往復回動する4リンク機構を構成してお
    り、 さらに、前記モータ本体、減速ギヤ群、第1および第2
    リンクギヤおよびリンク部材を収容するケーシングが設
    けられていることを特徴とする揺動型ギヤードモータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0775287A (ja) * 1993-06-21 1995-03-17 Ckd Corp 減速機構付小型モータ
KR101531948B1 (ko) * 2013-10-16 2015-06-26 주식회사 에스 씨디 방진 플레이트 및 이를 구비하는 모터

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6347166U (ja) * 1986-09-12 1988-03-30

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