JPH0221872A - 血漿分離装置およびその制御方法 - Google Patents

血漿分離装置およびその制御方法

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JPH0221872A
JPH0221872A JP63173125A JP17312588A JPH0221872A JP H0221872 A JPH0221872 A JP H0221872A JP 63173125 A JP63173125 A JP 63173125A JP 17312588 A JP17312588 A JP 17312588A JP H0221872 A JPH0221872 A JP H0221872A
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JP
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blood
plasma
pump
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JP63173125A
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English (en)
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Taizo Uchiyama
泰三 内山
Akira Yagishita
柳下 明
Takaaki Osawa
孝明 大澤
Tatsuya Fujii
立哉 藤井
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Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は血液より血漿成分を分離して採取する血漿分離
装置およびその制御方法に関し、層詳細には、血漿分離
装置を構成するポンプ、クランプ、バルブ、検出器等の
構成要素を所定のプログラムに基づいて制御することに
より血漿成分の分離採取作業を自動的に行うことを可能
とした血漿分離装置およびその制御方法に関する。
[発明の背景] 供血者から血液を採取し採血血液中の血漿成分を分離す
る血漿分離装置としてドナーフェレーシス装置が存在す
る。このドナーフエレーシス装置は採血針等の採血手段
を供血者の血管に接続し、供血者から採取した血液をリ
ザーバ(血液貯溜部)に−旦貯溜した後、前記リザーバ
と血漿分離器であるフィルタとの間を循環させることに
より採血血液を血球成分と血漿成分とに分離する装置で
あり、血球成分は供血者の体内に返血する一方、血漿成
分は治療等の目的のため貯溜するように構成されている
この場合、採血作業、血漿分離作業を行うため、ドナー
フエレーシス装置には供血者から血液を導出する血液ポ
ンプ、採血血液をリザーバからフィルタに導入する循環
ポンプ、血漿成分を前記フィルタから導出し血漿貯溜部
に導く血漿ポンプ等のポンプが所定個所に設けられてい
る。また、リザーバ、フィルタおよび血漿貯溜部と上記
の各ポンプとを結ぶ血液通路の所定個所には血液中への
気泡の混入を防ぐためのチャンバや当該通路の開閉切換
制御を行うためのクランプ、大気開放バルブ等が設けら
れている。
このような血漿分離装置では、通常、採血に先立って各
部を生理食塩液で洗浄するブライミングが行われ、次い
で、採血手段による採血、フィルタによる採漿(血漿成
分の分離採取)を行った後、再び各部に生理食塩液を供
給して洗浄を行いつつ血漿分離後の血液を供血者に返血
する洗浄返血の作業が順次行われる。この場合、所定個
所に設けられた前記クランプ、大気開放バルブ、各ポン
プ等は予め設定した条件および手順に従って制御する必
要がある。
ところで、従来の血漿分離装置では上記各部の動作制御
を行うための条件を一定に設定しており、供血習合てに
対して同一の条件での採血、採漿作業を行っている。従
って、多数の供血者から最適な状態で採血を行うにはそ
の都度人手によって設定条件を変更しなければならず、
作業が繁雑化する不都合が指摘されている。この結果、
供血者によって異なる生理的条件に応じたきめ細かい採
血、採漿が困難となる不具合が生じている。
[発明の目的] 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもので
あって、血漿分離装置の構成要素をプログラムに従った
所定条件で自動制御することにより供血者の生理的条件
に対応したきめ細かい採血、採漿作業を自動的に行うこ
との可能な血漿分離装置およびその制御方法を提供する
ことを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は採血手段を介し
て供血者より血液を導出する血液ポンプと、前記血液ポ
ンプにより導出された血液を血漿分離器に導入する循環
ポンプと、前記血漿分離器により分離された血漿成分を
貯溜手段に導入する血漿ポンプと、これらを連結する血
液通路と、前記血液通路中の所定部位を開閉する開閉手
段と、前記血液通路中における血液の状態を検出し所定
の状態信号を出力する状態検出手段と、前記血液通路お
よび/または前記状態検出手段に接続される外気開放手
段とを備え、前記状態信号に基づき当該ポンプ、開閉手
段および/または外気開放手段の制御を行うことを特徴
とする。
また、本発明は導出された血液を所定の通路を介して血
漿分離器に導き血球成分と血漿成分とに分離し前記血漿
成分を採取する血漿分離装置の制御方法であって、血漿
分離装置内に生理食塩液を充填する工程を管理するプロ
グラムと、血液から血漿成分を採取する工程を管理する
プログラムと、血漿分離装置内を洗浄し血液を返血する
工程を管理するプログラムと、前記各プログラム中に設
定され血漿分離装置の状態検出手段から出力される状態
信号に基づき実行中のプログラムを終了させる終了条件
とを含み、前記終了条件に従って前記複数のプログラム
を順次実行することを特徴とする特 [実施態様] 次に、本発明に係る血漿分離装置およびその制御方法に
ついて好適な実施態様を挙げ、添付の図面を参照しなが
ら以下詳細に説明する。
第1図は本実施態様に係る血漿分離装置の概略構成図で
ある。同図において、参照符号10は血漿分離装置を示
し、当該血漿分離装置10は供血者11から採取した血
液Bを貯溜するリザーバ12と、前記血液Bから血漿成
分Pを分離する血漿分離器としてのフィルタ14と、分
離された血漿成分Pを採取する血漿バッグ16と、血液
已に所定の比率でACD等の抗凝固剤を添加するための
抗凝固剤バッグ18と、生理食塩液バッグ20とを含ん
で構成される。
リザーバ12には供血者11の動脈あるいは静脈に接続
された採血針等の採血手段24から血液ポンプ26の作
用により導出された血液Bが第1のクランプ28を介し
て貯溜される。この場合、ACD等の抗凝固剤がACD
ポンプ300作用により抗凝固剤バッグ18から導出さ
れ、所定の比率で血液B中に添加される。採血された血
液Bは循環ポンプ32の作用により気泡検出器34およ
び第1のチャンバ36を介してフィルタ14に導入され
、当該フィルタ14の一方の出力通路から血漿成分Pが
血漿ポンプ40の作用により溶血検出器42を介して血
漿バッグ16に貯溜される。
一方、血液B中の血球成分Qを導出するフィルタ14の
他方の出力通路は第2のクランプ44を介して前記リザ
ーバ12に連通ずると共に、第2のチャンバ46および
第3のクランプ48を介して採血手段24に接続され、
血球成分Qを供血者11に返血するよう構成される。ま
た、生理食塩液バッグ20は第4のクランプ50を介し
て血液ポンプ26および第1クランプ28間の血液通路
に接続されており、ブライミング時および洗浄返血時に
おいて生理食塩液を血液通路に充填する作用をなす。さ
らに、血液ポンプ26の前段、第2チヤンバ46および
第1チヤンバ36には大気開放バルブ52.54および
56が接続される。この場合、大気開放バルブ52は最
終工程である洗浄返血時に、また、大気開放バルブ54
.56はブライミング時に使用され、それ以外の時は閉
成状態とされる。
参照符号60は血液ポンプ26の前段に設けられ血液B
の採血圧を検出する第1の圧力計を示し、参照符号62
は第2チヤンバ46に接続されフィルタ14にふいて分
離された血液Bの血球出口側圧力を検出する第2の圧力
計を示す。また、参照符号64は第1チヤンバ36に接
続されフィルタ14への血液入口側圧力を検出する第3
の圧力計を示し、参照符号66は血漿ポンプ40の前段
に設けられフィルタ14の血漿出口側圧力を検出する第
4の圧力計を示し、夫々の圧力計60.62.64およ
び66は血液通路中の血液の圧力制御に用いられる。
第1チヤンバ36はフィルタ14に気泡が混入するのを
防止し、第2チヤンバ46は返血時に供血者11に返血
される血液B中に気泡が混入するのを防止するために設
けられており、各チャンバ36.46中の血液レベルは
レベル検出器68.70により検出される。また、溶血
検出器42はフィルタ14の膜圧、あるいは循環ポンプ
32の圧力変動等により血球成分Qが分裂し血漿成分P
中に混入する状態、所謂、溶血状態の有無を検出するた
めに設置される。
第2図は本実施態様における血漿分離装置10の動作を
制御するマイクロコンピュータからなる動作制御部74
の概略構成図である。同図において、参照符号80は制
御メモリを示し、この制御メモリ80には血漿分離装置
lOを演算制御部82からの指令に基づいて制御する制
御プログラムが格納される。ここで、血漿分離装置10
を構成する各ポンプ26.30.32.40、各クラン
プ28.44.48.50、各チャンバ36.46のレ
ベル検出器68.70等の各構成要素からの状態信号は
入力ボート84を介して演算制御部82に読み取られ、
制御メモリ80に格納された制御プログラムに基づいて
制御信号が出力ポート86を介して対応する前記各構成
要素に出力される。なお、参照符号88は制御データ等
を保持するRAM等のメモリを示す。
本実施態様に係る血漿分離装置は基本的には以上のよう
に構成されるものであり、次にその作用並びに効果につ
いて説明する。
先ず、採血に先立ち、装置各部に生理食塩液を充填する
プライミングについて説明する。このプライミング時に
は第4クランプ50を開成し他のクランプ28.44.
48を閉成すると共に、バルブ52.54を閉成しバル
ブ56を開成した状態で血液ポンプ26を運転し、生理
食塩液バッグ20から生理食塩液を血液通路に導入して
リザーバ12内に必要量の生理食塩液を供給する(第1
プライミング工程)。
次に、採血針等の採血手段24の先端までプライミング
するため、第1クランプ28を開成し他のクランプ44
.48.50を閉成して血液ポンプ26を前記と逆方向
に運転して生理食塩液を採血手段24の先端まで供給す
る(第2プライミング工程)。
その後、第4クランプ50を開成し他のクランプ28.
44.48は閉成して血液ポンプ26および循環ポンプ
32を第1図における時計方向に運転する。この時、大
気開放バルブ56が開成されているため第1チヤンバ3
6内に生理食塩液が導入されてくる(第3プライミング
工程)。なお、レベル検出器68により第1チヤンバ3
6内の液面が検出された時点でこの動作を終了する。
次に、各クランプ28.44.48.50および大気開
放バルブ52は第3プライミング工程のままとして血液
ポンプ26および循環ポンプ32を運転し、大気開放バ
ルブ54を開成し大気開放バルブ56を閉成することに
より、第2チヤンバ46内まで生理食塩液が導入される
(第4プライミング工程)。
レベル検出器70により第2チヤンバ46内の液面が検
出された後、大気開放バルブ54を閉成し第3クランプ
48を開成して血液ポンプ26、循環ポンプ32および
血漿ポンプ40を運転する(第5プライミング工程)。
さらに、クランプ50を閉成し循環ポンプ32のみを運
転することにより返血通路までのプライミングが行われ
る(第6ブライミングエ程)。最後に、循環ポンプ32
の運転を停止させプライミングが完了する(第7ブライ
ミングエ程)。
採血を開始するに際しては、先ず、第1クランプ28が
開成されると共に第3クランプ48が閉成される。そし
て、血液ポンプ26の回転により供血者11から採血手
段24を介して血液Bが導出され、同時にACDポンプ
30の回転により抗凝固剤バッグ18からACD等の抗
凝固剤が所定の比率で血液已に添加され、リザーバ12
に貯溜される。この場合、同時に循環ポンプ32が作動
し、第1チヤンバ36に血液Bが供給される(第1スタ
ートアツプ工程)。次に、第2クランプ44が開成され
ることでフィルタ14を通過した血液Bがリザーバ12
内に戻される(第2スタートアツプ工程)。なお、前記
フィルタ14としては血球成分Qに係る分子は血漿バッ
グ16側に通さず血漿成分Pに係る分子のみを通すもの
が採用される。
さらに、血液ポンプ26およびACDポンプ30が停止
され、また、第2クランプ44が閉成され第3クランプ
48が開成されることで血液Bが第2チヤンバ46を介
して供血者11に返血される(第3スタートアツプ工程
)。これによって血液通路中の生理食塩液が血液已に置
き換えられることになる。
最後に循環ポンプ32および血漿ポンプ40を停止しス
タートアップが完了する(第4スタートアツプ工程)。
次に、フィルタ14による採漿作業を開始する。
そこで、第2クランプ44を開成すると共に第3クラン
プ48を閉成し、各ポンプ26.30.32および40
を運転する(第1採漿工程)。この場合、血液Bはフィ
ルタ14により血漿成分Pと血球成分Qとに分離される
。フィルタ14によって分離された血漿成分Pは血漿ポ
ンプ400作用により溶血検出器42を介して血漿バッ
グ16に貯溜される。
血漿バッグ16に所定量の血漿成分Pが採漿されると、
血液ポンプ26およびACDポンプ30の運転が停止さ
れると共に第2クランプ44が閉成し、第3クランプ4
8が開成する(第2採漿工程)。そして、リザーバ12
中の血液Bが供給者11に返血される。なお、第1チヤ
ンバ36はフィルタ14に気泡が混入するのを防止し、
第2チヤンバ46は血液已に気泡が混入するのを防止す
るためのものである。この場合、気泡検出器34により
血液通路中の気泡を検出することでリザーバ12内の血
液Bが空になったことを検出することが出来る。血液B
が供血者11に所定量返血されると再び第1採漿工程が
繰り返される。
前述した採漿、返血作業の繰り返しにより所定量の血漿
成分Pが採取されると、最後に第1クランプ28が閉成
されると共に第4クランプ50が開成されて血液ポンプ
26の運転が開始された後、採漿作業が完了する(第3
採漿工程)。
次に、洗浄返血作業を行う。すなわち、血漿ポンプ40
の運転を停止して第3クランプ48および第4クランプ
50を開放し、第1クランプ28および第2クランプ4
4を閉成して血液ポンプ26の作用により生理食塩液バ
ッグ20から生理食塩液を導出し血液通路内を洗浄する
。この時、同時に循環ポンプ32も運転され、第1チヤ
ンバ36、フィルタ14、第2チヤンバ46を通して供
血者11に対する返血が行われる(第1洗浄工程)。次
いで、循環ポンプ32を停止させた後(第2洗浄工程)
、第1クランプ28を開成し、第4クランプ50を閉成
して血液ポンプ26を逆転させる(第3洗浄工程)。こ
の場合、リザーバ12内の血液Bが供血者11に返血さ
れる。
さらに、第1クランプ28および第3クランプ48を閉
成すると共に第2クランプ44を開成し、血漿ポンプ2
6の運転を停止し循環ポンプ32を逆転させることで血
液通路中の血液Bの返血を行う(第4洗浄工程)。また
、第2クランプ44を閉成し第3および第4クランプ4
8.50を開成すると共に、血液ポンプ26および循環
ポンプ32を正転させることで血液通路を生理食塩液で
洗浄する(第5洗浄工程)。そして、第4クランプ50
を閉成し大気開放バルブ52を開成することで生理食塩
液を流出させる(第6洗浄工程)。最後に、第2チヤン
バ46のレベル検出器70により当該第2チヤンバ46
内の血液レベルの低下を検出すると、洗浄返血作業が完
了する(第7洗浄工程)。
本実施態様では、以上の各動作を血漿分離装置10を構
成する各構成要素、すなわち、各ポンプ30.32.4
0、クランプ28.44.48.50、大気開放バルブ
52.54.56、レベル検出器68.7o、気泡検出
器34等を所定の順序で且つ所定の状態に制御すること
によって自動的に行わせることが出来る。
このため、第2図に示す動作制御部74の制御メモリ8
0には前述の各作業毎のプログラムが格納されている。
そして、各プログラムは所定の順序に従って血漿分離装
置10を構成する各構成要素を動作制御する1乃至複数
のプログラムステップと、少なくとも1つの終了条件判
定ステップとを含む。この場合、動作制御部74は終了
条件判定ステップにおける終了条件の成立に従って次の
プログラムを実行することにより、血漿分離装置10に
対して前記の一連の作業を行わせることが出来る。なお
、上記のプログラムステップ、終了条件判定ステップは
図示しないキーボード等の入力手段から各々独立に設定
することが可能である。
第3図a乃至Cは上述した各作業の動作制御を行うプロ
グラムによる処理を示すフローチャートである。この場
合、シーケンスSQI乃至SQ5は既に説明した手順で
血漿分離装置10の各構成要素を順次制御してプライミ
ング作業を行うプライミングプログラムによる処理を示
す。
また、シーケンスSQ8乃至S Q12は採血のための
スタートアップ作業を行うスタートアッププログラムに
よる処理、シーケンス5Q13乃至S Q26は採漿作
業を行うための採漿プログラムによる処理、シーケンス
S Q27乃至S Q31は洗浄返血作業を行うための
洗浄プログラムによる処理を示す。
これらの各プログラムでは、血液ポンプ26、循環ポン
プ32、血漿ポンプ40およびACDポンブ30の流量
設定値QBffi、、、QC,,、、QP、、、、およ
びQImax’を血液ポンプ26および循環ポンプ32
の積算量設定値VB、、、およびVC,、、、スタート
アッププログラムの開始から採漿プログラムの終了まで
の全採漿置設定値V P T、、、、体外血液量設定値
VECC,,M、各クランプ28.44.48および5
0の開/閉、大気開放バルブ52.54および56の開
/閉、気泡検出器34およびレベル検出器68.70の
出力を有効とするか否か等の設定条件が各プログラムス
テップにおいて夫々独立に設定される。そして、これら
の設定条件に従ってプライミング、スタートアップ、採
漿、洗浄返血の各作業が実行されるようにプログラムス
テップが組まれる。
なお、シーケンスSQ2、SQ5、SQ9.5Q12.
5Q15、S Q20、S Q24、S Q28.5Q
31は各プログラムにおける終了条件判定ステップを示
す。ここで、条件1は血液ポンプ26または循環ポンプ
32による血液Bの積算量VB。
VCが積算量設定値VB、、、 、VC,、、に達した
か、気泡検出器34が気泡を検出したか、レベル検出器
70が気体から液体または液体から気体への変化を検出
したか、レベル検出器68が液体を検出したか、体外血
液量VECCが体外血液量設定値V E CC,、、に
達したかのいずれかの条件を満たした時に次のシーケン
スに進む条件を示す。条件2は各ポンプ26.32.4
0および30の流量設定値QB、、、 、QC,、、、
QP、、a、IおよびQl□8の全てが0の場合に次の
シーケンスに進む条件を示す。また、条件3は条件1か
ら体外血液量VEccに対する条件を除外した条件を示
し、この条件を満たした場合、プログラムは次のシーケ
ンスに進む。すなわち、条件1および条件3は各項目の
いずれかが成立した時に所定のプログラムステップを終
了させ、条件2は所定の作業を遂行するプログラム中の
一連のプログラムステップを途中まで実行し、条件成立
時に残りのプログラムステップをスキップする場釡に使
用される。
そこで、先ず、前述した第1プライミング工程を構成す
るプライミングプログラム(I=1)に従ってプライミ
ング作業を行う (SQL)。
この場合、条件1を満足した時点で(SQ2)各ポンプ
26.32.40の積算量VB、VC,VPをOとしく
5Q3) 、条件2が成立するまで前記第2乃至第6プ
ライミングエ程を構成する各プライミングプログラム(
I=2乃至6)を順次実行する(SQ4.5Q5)。そ
して、第7プライミングエ程を構成するプライミングプ
ログラム(I=7)において流量設定値QB、、、、Q
C,、、、QP、、XおよびQl、、、が0に設定され
ているため条件2が成立しく5Q5)、プライミング作
業が完了する。
次に、採血針等の採血手段24を供血者11に接続しく
5Q6)、血漿ポンプ40による血液Bの採漿量VPT
および体外血液量VECCの積算を開始すると共に(S
Q7)、第1乃至第3スタートアツプ工程を構成するス
タートアッププログラム(■=1乃至3)に従ってスタ
ートアップ作業を行う(SQ8)。この場合、スタート
アッププログラム(I=1乃至3)ではシーケンスSQ
9乃至S Ql2においてプライミングプログラムに継
続して血液通路中へ血液Bを導入し、血液通路中の生理
食塩液を図示しない廃液バッグに廃棄する。そして、第
4スタートアツプ工程を構成するスタートアッププログ
ラム(I−4)において条件2が成立しく5QL2)、
スタートアップ作業が完了する。
次いで、第1採漿工程を構成する採漿プログラムlに従
って採漿作業が行われる(SQ13)。
この場合、採漿量VPTが全採漿I設定値VPTmax
に達したか(SQ14) 、あるいは条件1を満足した
時点(SQ15)で血液ポンプ26による積算量VBと
血漿ポンプ40による積算IVPとの差VBIを求め(
SQ16) 、各ポンプ26.32.40の積算量VB
、VC,VPを0としく5QL7) 、さらに、差VB
Iを循環ポンプ32の積算量設定値VC,,,とじて(
SQ18)、第2採漿工程を構成する採漿プログラム2
を実行する(SQ19)。この採漿プログラム2では供
血者11に対する返血が行われる。この場合、前記採漿
プログラム2において条件3が成立すると(SQ20)
、再び積算量VB、VC,VPをOとしく5Q21) 
、採漿量VPTが全採漿置設定値V P T、、、に達
している場合(SQ22)、第3採漿工程を構成する採
漿プログラム3を実行する(SQ23)。なお、採漿量
VPTが全採漿置設定値V P T、、、に達していな
い場合には採漿プログラム1および2を繰り返す。一方
、採漿プログラム3は条件3が成立した時点(SQ24
)で積算量VBSVC,VPを0としく5Q25)、採
漿終了通知を行う(SQ26)。
前述したシーケンスによる所定の採漿作業が完了すると
、次に、第1乃至第6洗浄工程を構成する洗浄プログラ
ム(I=1乃至6)に従って返血洗浄作業が行われる(
SQ27乃至S Q31)。
そして、条件2が成立した時点で第7洗浄工程を構成す
る洗浄プログラムが実行されて返血洗浄作業が完了し、
次の供血者11に対する採漿作業に移行する。
なお、採血時の最適な血液ポンプ26の流量や、各ポン
プ30.32および40を制御するための設定値等は、
供血者11の生理的条件によって異なるものである。そ
こで、採漿プログラム中の血液ポンプ26の流量設定値
QBMAX等を前記生理的条件に対応して種々に変更し
て設定した複数組の一連のプログラムを動作制御部74
中の制御メモリ80に予め格納しておけば、供血者11
の生理的条件に応じた最適なプログラムを選択して採血
、採漿を行うようにすることが可能である。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、供血者から導出した血
液を血漿分離器を用いて血球成分と血漿成分とに分離し
血漿成分を採取する血漿分離装置の状態を検出し、その
状態に応じて各構成要素をプライミング、採漿、返血洗
浄等の各作業工程に応じたプログラムに従って制御し、
各プログラムの実行中に所定の条件を満足した時点で次
のプログラムの処理を行うようにしている。従って、自
動的にブライミングから採血、採漿および返血洗浄まで
の一連の動作を、順次、実行することが出来る。また、
供血者の生理的条件に応じて各プログラムを構成するプ
ログラムステップ、終了条件判定ステップに所定の設定
値を設定した複数のプログラムを予め用意し、これらか
ら所望のプログラムを選択することにより、供血者の生
理的条件にきめ細かく対応した採血、採漿動作を行うこ
とが可能となる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明した
が、本発明はこの実施態様に限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る血漿分離装置の概略構成図、 第2図は本発明に係る血漿分離装置の動作制御部の概略
構成図、 第3図は本発明方法の動作制御フロチャートである。 10・・・血漿分離装置    11・・・供血者12
・・・リザーバ      14・・・フィルタ16・
・・血漿バッグ     18・・・抗凝固剤バッグ2
0・・・生理食塩液バッグ  26・・・血液ポンプ2
8・・・クランプ      30・・・ACDポンプ
32・・・循環ポンプ     34・・・気泡検出器
36・・・チャンバ      40・・・血漿ポンプ
42・・・溶血検出器     44・・2・クランプ
46・・・チャンバ      48.50・・・クラ
ンプ52.54.56・・・大気開放バルブ60.62
.64.66・・・圧力計

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)採血手段を介して供血者より血液を導出する血液
    ポンプと、前記血液ポンプにより導出された血液を血漿
    分離器に導入する循環ポンプと、前記血漿分離器により
    分離された血漿成分を貯溜手段に導入する血漿ポンプと
    、これらを連結する血液通路と、前記血液通路中の所定
    部位を開閉する開閉手段と、前記血液通路中における血
    液の状態を検出し所定の状態信号を出力する状態検出手
    段と、前記血液通路および/または前記状態検出手段に
    接続される外気開放手段とを備え、前記状態信号に基づ
    き当該ポンプ、開閉手段および/または外気開放手段の
    制御を行うことを特徴とする血漿分離装置。
  2. (2)導出された血液を所定の通路を介して血漿分離器
    に導き血球成分と血漿成分とに分離し前記血漿成分を採
    取する血漿分離装置の制御方法であって、血漿分離装置
    内に生理食塩液を充填する工程を管理するプログラムと
    、血液から血漿成分を採取する工程を管理するプログラ
    ムと、血漿分離装置内を洗浄し血液を返血する工程を管
    理するプログラムと、前記各プログラム中に設定され血
    漿分離装置の状態検出手段から出力される状態信号に基
    づき実行中のプログラムを終了させる終了条件とを含み
    、前記終了条件に従って前記複数のプログラムを順次実
    行することを特徴とする血漿分離装置の制御方法。
JP63173125A 1988-07-11 1988-07-11 血漿分離装置およびその制御方法 Pending JPH0221872A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013017580A (ja) * 2011-07-08 2013-01-31 Nipro Corp 体外循環装置およびそのプライミング方法

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6260560A (ja) * 1985-09-09 1987-03-17 株式会社 ニツシヨ− 採漿装置
JPS6315958A (ja) * 1986-07-07 1988-01-23 株式会社クラレ 血漿採取装置

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