JPH0221858A - 歯科用表面コーティング方法 - Google Patents

歯科用表面コーティング方法

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Publication number
JPH0221858A
JPH0221858A JP17162788A JP17162788A JPH0221858A JP H0221858 A JPH0221858 A JP H0221858A JP 17162788 A JP17162788 A JP 17162788A JP 17162788 A JP17162788 A JP 17162788A JP H0221858 A JPH0221858 A JP H0221858A
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JP
Japan
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crown
solution
hydroxides
oxides
suspension
Prior art date
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Pending
Application number
JP17162788A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Watanabe
明 渡辺
Seiji Kihara
木原 誠治
Makoto Koto
光藤 誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Krosaki Harima Corp
Original Assignee
Kyushu Refractories Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kyushu Refractories Co Ltd filed Critical Kyushu Refractories Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は歯科用の歯冠、インレー、ブリッジ、義歯等(
以下歯冠等という)の表面をコーティングする方法に関
し、詳しくはセラミックス製の歯冠等の表面にガラス状
のコーテイング膜を形成させ、歯冠等の強度、平滑度、
耐摩耗性、耐久性、光沢および審美性を向上させるため
のコーティング方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、金属に陶材を焼付けて金属のもつ強さと陶材のも
つ天然歯に似た審美感と耐摩耗性とを兼備えた歯冠等が
広く実用化されている。また、最近人体への為害のない
セラミックスも使用され始めているが、このセラミック
スの場合も天然歯とはかなり異なった色調をもっている
ため審美性を改善する目的で陶材を焼付けることも行な
われている。
この陶材の焼付けは金属やセラミックスの表面に  S
i  ○2.  Al2O3,B2 03.  Ca0
K20.Na2O等からなる原料混合物を800〜12
00℃で溶融してガラス化することによって行われる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の陶材の焼付けによるコーティング方法は800〜
1200℃の高温で焼付けるため、操作が繁雑で場合に
よっては素材の変質や変形といった難点があった。また
、材料を溶融させてガラス状被膜を形成するので、基材
表面にコーティング材料を塗布した段階では色調、光沢
等の最終状態の予測が難しく、思い通りのコーテイング
膜を得るには長い経験と高度の技術を必要とした。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はSi、 AI、 Ti、 Zr、 Mg、 C
eよりなる群より選ばれた1種または2種以上の金属の
アルカリ金属塩、酸化物、水酸化物、金属アルコキシド
から選ばれた1種以上の化合物の適当な溶媒の溶液、怠
濁液、ゾルあるいはゲルに、必要ならば着色用の顔料、
色素等を上記金属の酸化物100重量部に対し0.00
01〜30電量部を添加し、セラミックス製あるいは金
属製の歯冠、インレー、ブリッジ、義歯等の表面に塗布
した後、100−1000℃の温度で熱処理することを
特徴とする歯科用表面コーティング方法である。
本発明の方法によれば、従来の陶材のコーティングのよ
うに長い経験と高度の技術を必要とせず簡便にコーティ
ングが可能で、しかも低温で焼付けることができるので
基材への悪影響は皆無である。
〔発明の構成〕
本発明の方法で使用される化合物としてはケイ酸アルカ
リ (アルカリとしてはLi+ Na、 Kで以下同じ
である)、アルミン酸アルカリ、チタン酸アルカリ、ジ
ルコン酸アルカリ等のアルカリ金属塩およびその水和物
、シリカ、アルミナ、ケイ酸アルミニウム、チタニア、
ジルコニア、酸化セリウム、マグネシア等の酸化物、水
酸化チタン、水酸化アルミニウム、水酸化ジルコニウム
、水酸化マグネシウム、水酸化セリウム等の水酸化物、
あるいは上記酸化物、水酸化物の各種のゾルやゲル、S
i、 AI、 Ti、 Zr、 Mg、 Ceの金属の
メトキシド、エトキシド、プロポキシド類、ブトキシド
類等の各種金属アルコキシドである。これらの化合物の
中でセラミックス基材にコーティングする場合には水ガ
ラスのようなケイ酸アルカリや金属アルコキシドが適し
ている。
これらの1種または2種以上を選び、その適当な溶媒、
例えば水、メタノール、エタノール、プロパツール、エ
ーテル、エチレングリコール等の溶液あるいは@濁液と
する。その濃度は後の塗布等ができればよく、特に規定
しない。また、2種以上の上記溶液あるいは懸濁液等の
混合液であってもよい。
歯冠等で特に審美性を要求される場合にはこの溶液ある
いは懸濁液に着色用の顔料、色素等を添加して希望の色
調とすることができる。着色用の顔料、色素等は通常の
市販のものが使用でき、後の熱処理温度で変色しないも
のであればよい。この顔料、色素等は後の熱処理温度で
金属の酸化物中に包含された形となるので、溶媒に可溶
のものでも歯冠等にコーティングして使用中に溶は出す
ことはない。その添加量は金属酸化物に換算した合量1
圓重量部に対し0.0001〜30重量部とする。
この添加量が0.0001重量部以下では着色が不十分
であり、30重量部以上では顔料、色素等は後の熱処理
温度で金属の酸化物中に完全には包含されなくなる。
この溶液あるいは懸濁液をセラミックス製や金属製の歯
冠等に表面にハケ塗りやスプレー等の方法により塗布す
る。−度で希望の被膜厚さや色調が得られない場合は熱
処理後再度塗布する。
塗布した後歯冠等は電気炉等の適当な加熱装置で100
〜1圓口℃、好ましくは150〜600℃の温度で熱処
理する。熱処理により基材表面に強固な被膜が形成され
る。熱処理温度が100℃以下では酸化物への変化と被
膜の接着が十分でなく、1000℃以上では基材の変形
、変色、被膜の変色等が起こる。
〔発明の効果〕
本発明の方法によれば、従来の焼付けの方法に比して特
殊なテクニックを必要とせず、低温でコーティングが可
能であり、基材への悪影響は全くない。また、極めて薄
い被膜を形成できるので寸法的な変化が少なく、塗布し
たその段階で焼付は後の最終状態に近い外観を呈するの
で、特に色彩のコントロールが思い通りにできる。さら
に、工程的に短時間で処理できるのと、−層当りの膜厚
が薄いので何度も重ね塗りが容易にできる利点もある。
このコーティングによって、表面の平滑度を増すことが
でき、化学的、物理的に安定な保護層ができるので歯冠
等は耐久性に冨み、また、表面の光沢が増し、着色によ
り審美性を向上させることができる。さらに、基材がセ
ラミックスの場合特に曲げ強度を向上させることができ
る。
〔実施例〕
実施例 1 リン酸カルシウム結晶化ガラス(Ca/P−1,1)表
面ニケイ酸ソーダ(Na20・1〜10SIO2・5〜
50H20)の15%水溶液をハケ塗りして電気炉中2
00℃で熱処理してコーティング被膜を形成した。
実施例 2 実施例1のケイ酸ソーダ溶液に食添用黄色色素をS i
 02100gに対し0.1gの割合で加えたものにつ
いて実施例1と同様に被膜を形成した。
実施例 3.4 実施例1のケイ酸ソーダに代えてテトラメトキシシラン
(Si  (OCH3)4)の20%メタノール溶液を
使用したものおよびそれに実施例2と同様に食添用黄色
色素を3 i 02100gに対し0.1gの割合で添
加したものを300℃で熱処理してコーティングを形成
した。
比較例 1.2 実施例で使用した基材のリン酸カルシウム(比較例1)
に組成がSiO273χ、 Al2O37χ。
B2O39χ、CaO2χ+ K 206χ+N a 
203χの陶材を1100℃て焼付けたく比較例2)。
結果は第1表に示すが、表に見られるように、リン酸カ
ルシウム結晶化ガラスにケイ酸ソーダやテトラメトキシ
シランにより5i02の被膜を形成すると透明感が増し
、表面が滑らかになり、基材(比較例1)より強度も向
上している。
第1表 なお、第1表の溶出量は37℃において1%乳酸水溶液
中に試料を100hr浸漬して、浸漬前後の重量差から
求めたものであるが、表面に5i02の被膜を形成する
ことによって、リン酸カルシウム基材のリン成分の溶出
量は172〜1/3に減少している。
さらに、黄色の色素を添加すると、基材の象牙色に黄色
味が加わり、より天然歯に近い感じとなった。食品用の
色素であっても色の溶出は見られなかった。
しかし、リン酸カルシウムに陶材を焼付けた場合は特に
基材の変形と変質が大きかった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Si、Al、Ti、Zr、Mg、Ceよりなる群
    より選ばれた1種または2種以上の金属のアルカリ金属
    塩、酸化物、水酸化物、金属アルコキシドから選ばれた
    1種以上の化合物の適当な溶媒の溶液、懸濁液、ゾルあ
    るいはゲルをセラミックス製あるいは金属製の歯冠、イ
    ンレー、ブリッジ、義歯等の表面に塗布した後、100
    〜1000℃の温度で熱処理することを特徴とする歯科
    用表面コーティング方法。
  2. (2)Si、Al、Ti、Zr、Mg、Ceよりなる群
    より選ばれた1種または2種以上の金属のアルカリ金属
    塩、酸化物、水酸化物、金属アルコキシドから選ばれた
    1種以上の化合物の適当な溶媒の溶液、懸濁液、ゾルあ
    るいはゲルに着色用の顔料、色素等を上記金属の酸化物
    100重量部に対し0.001〜30重量部を添加し、
    セラミックス製あるいは金属製の歯冠、インレー、ブリ
    ッジ、義歯等の表面に塗布した後、100〜1000℃
    の温度で熱処理することを特徴とする歯科用表面コーテ
    ィング方法。
JP17162788A 1988-07-08 1988-07-08 歯科用表面コーティング方法 Pending JPH0221858A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04372628A (ja) * 1991-06-20 1992-12-25 Nissan Motor Co Ltd 地球低軌道飛行体の構造用樹脂系部材
US6656522B2 (en) 1998-11-30 2003-12-02 Denglas Technologies, Llc Methods for making antireflection coatings for heat-treatable inorganic substrates
DE10228498A1 (de) * 2002-06-21 2004-01-08 Wieland Dental Ceramics Gmbh Austragvorrichtung für dentale Zwecke

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US6656522B2 (en) 1998-11-30 2003-12-02 Denglas Technologies, Llc Methods for making antireflection coatings for heat-treatable inorganic substrates
DE10228498A1 (de) * 2002-06-21 2004-01-08 Wieland Dental Ceramics Gmbh Austragvorrichtung für dentale Zwecke

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