JP4209946B2 - 低融解温度の陶材、組成物、義歯、方法およびキット - Google Patents

低融解温度の陶材、組成物、義歯、方法およびキット Download PDF

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Description

本発明は、陶材組成物、義歯、それらの使用法およびキットに関する。更に詳しくは、本発明は、低融解温度の陶材組成物、義歯を形成するための金属または陶材基質へのその使用法、およびそのためのキットを提供する。本発明は、低融解陶材ペースト不透明体、低融解陶材粉末不透明体、低融解陶材結晶、低融解陶材ぞうげ質、低融解陶材透明体およびオパールエナメル質、およびステイン含有低融解変性陶材を提供する。本発明は、蛍光、乳光を有し、750℃乃至800℃の温度に加熱したとき、その形状を保持する低融解陶材を提供する。本発明の好ましい実施態様に従う低融解陶材は、高光沢まで研磨でき、研磨した陶材の平滑度は、天然歯エナメル質上で研磨した従来の陶材よりも少なくとも約50%乃至90%の低い磨耗を与える。好ましくは、本発明の陶材組成物の被覆物の表面輪郭上の1点にたいする接線からの角度は、23℃から800℃への加熱中20%未満の変化である。好ましくは、0.5mmの直径(または最長寸法)を有する本発明の低融解温度の陶材組成物から形成された義歯の物理的表面特性は、23℃から800℃に加熱し、800℃から23℃に冷却することにより5回義歯を焼成後、少なくとも0.25mmの直径(または最長寸法)を保持する。
義歯はしばしば、歯科陶材を支持金属またはセラミック基質に融合する歯冠またはブリッジ修復物からなる。歯科陶材は、一般にはガラス、セラミック乳白剤、顔料などの混合物である。選んだ基質と相容性の陶材を形成するため、ガラスフリット成分の選択においては、多数の鍵となる考慮が存在する。たとえば、陶材は基質の熱膨張係数に近いが、それより小さい熱膨張係数を有する必要がある。さもないと、基質に融合した陶材は、ひび割れ、その支持構造から分離する傾向がある。
本発明の目的は、天然生歯にたいする従来の修復物およびインプラントに基づく修復物の両者のため、歯冠およびブリッジの製造、修復、または改良に有用な、義歯における金属および陶材基質の両者と組み合わせて使用できるように、低融解または加工温度および熱膨張係数を有する陶材組成物を提供することである。
義歯において使用するための低融解温度の陶材系を提供する。本発明の陶材系は、40乃至65重量%のSiO2、6乃至12重量%のAl23、6乃至12重量%のNa2O、5.5乃至12.5重量%のK2O(更に好ましくは5.5乃至10.5重量%のK2O)、1乃至3重量%のLi2O、0.8乃至2.5重量%のCaO、0.5乃至4重量%のB23、及び0.1乃至0.8重量%のCeO2を含む組成の成分を有する。好ましくは、本発明の組成物は、0.01乃至3.0重量%のP25を含む。
本発明の好ましい実施態様は、58乃至65重量%のSiO2、6乃至12重量%のAl23、7乃至12重量%のNa2O、5.5乃至18.0重量%のK2O、1.5乃至3重量%のLi2O、1.2乃至2.5重量%のCaO、及び0.1乃至2.0重量%のCeO2を含む組成物を提供する。好ましくは、組成物は、0.01乃至3.0重量%のP25をさらに含む。
本発明の好ましい実施態様は、40乃至47重量%のSiO2、5乃至8重量%のAl23、6乃至12重量%のNa2O、9.0乃至10.5重量%のK2O、1乃至3重量%のLi2O、0.8乃至3.0重量%のCaO、0.8乃至2.0重量%のB23、及び0.3乃至1.0重量%のCeO2を含む組成物を提供する。
本発明の陶材は、800℃未満の融解温度および金属またはセラミックスの基質と相容性の熱膨張係数を有する。好ましくは、熱膨張係数は、約11.5乃至13.4ppm°K-1〔30乃至430℃〕、より好ましくは12.4乃至13.4ppm°K-1〔30乃至500℃〕である。
本発明は、低融解温度の陶材組成物、義歯形成のための金属または陶材基質におけるその使用法、及びそのためのキットを提供する。本発明は、得られる陶材成分が約800℃以下の融解温度および11.5乃至12.5ppm°K-1〔30乃至430℃〕の熱膨張係数を有するような酸化物の混合物である低融解温度の陶材系を提供する。低融解陶材は、歯冠、ブリッジ、修復物、及び固定義歯で使用でき、その場合陶材を、Dentsply International(Ceramco)から販売されているUltra Crown PD合金のような歯合金コーピングの基質またはコーピングに融合するか、あるいは適当な全セラミック基質に融合する。
約800℃未満の加工温度および11.6乃至12.6ppm°K-1〔30乃至430℃〕の熱膨張係数(CTE)を有する本発明の低融解温度の歯科陶材のための組成範囲は、40乃至65重量%のSiO2、6乃至12重量%のAl23、6乃至12重量%のNa2O、5.5乃至10.5重量%のK2O、1乃至3重量%のLi2O、0.8乃至2.5重量%のCaO、0.5乃至4重量%のB23、及び0.1乃至0.8重量%のCeO2を有する酸化物の混合物である。
98乃至100重量%の水を含む液体を、本発明の陶材組成物と、液体1部対陶材4部の重量比で、より好ましくは液体1部対陶材3部の重量比で混合するのが好ましい。たとえば、0.1重量%の塩および/または好ましくは0.5重量%未満の有機液体および/または0.5重量%未満の水に溶解した固体を含んでいる液体を、本発明の陶材組成物と、液体1部対陶材3部の重量比で混合するのが好ましい。陶材と共に使用するカービング液は、陶材の取扱とカービングを改良し、築盛中の崩落を減少し、低温で完全に燃え尽きるその能力のため、本発明の組成物と共に使用するのに好ましい。また、フィネッス オペーク モディファイア リキッド(Finesse Opaque Modifier Liquid)およびフィネッス ステイン リキッド(Finesse Stain Liquid)が、本発明の陶材組成物と混合して使用するのに好ましい。
金属融合陶材の歯冠、ブリッジまたは義歯用に使用するときは、本発明の低融解陶材組成物を、非貴または貴または高貴合金と共に使用するのが好ましい。系の低融解陶材成分は、種々の融解温度、半透明、及び色と材料との調和を作りだすために、種々の量のフリット、乳白剤、及び顔料の混合物を含むのが好ましい。
本発明の低融解陶材系は、金属融合陶材修復物の製造に有用である。全成分は、セラムコII(Ceramco II)およびセラムコII銀(Ceramco II Silver)陶材のような従来の歯科陶材の相当する成分よりも約200℃低い温度で融解する。好ましくは、系の各陶材は蛍光を有する。これらの陶材の使用は、歯科専門技術者が一層低温で一層美的な修復物を作りだすことを可能にする。
本発明の低融解ぞうげ質、及びエナメル質陶材組成物はまた、研磨し、従来の陶材よりも一層滑らかな一層低い磨耗性の表面を得るのに一層容易である。上記組成物は、従来の陶材よりも少ない白リュウ石結晶を含んでいる。本発明の陶材組成物は、優れた取扱特性を有し、歯科専門技術者が一層容易に修復物をつくれる。
本発明の組成物は、標準の陶材系よりも低い融解温度を与える。本発明の組成物は、標準の歯科陶材の975℃に比較し、775−790℃の融解温度を有する低融解不透明陶材を提供する。本発明の組成物は、標準のぞうげ質陶材の920−940℃に比較し、700乃至760℃の、より好ましくは720乃至740℃の融解温度を有する低融解ぞうげ質陶材を提供する。
本発明の組成物は、セラムコ(商標)II(Ceramco▲R▼II)陶材よりも広い範囲の合金組成物と相容性の熱膨張を与える。セラムコ(商標)II(Ceramco▲R▼II)陶材の500℃での12.5ppm/℃に比較し、本発明の組成物は、430℃で12.1ppm/℃の熱膨張係数を有する低融解陶材を提供する。
本発明の組成物は、対向する天然歯(生歯)に対し、標準の陶材系よりも低い磨耗を生じる。本発明の好ましい実施態様の低融解ぞうげ質陶材は、3人の磨耗試験において、セラムコ(Ceramco)陶材の18.2×10-2mm2に比較し、5.6×10-2mm2の磨耗を与える。本発明の好ましい実施態様の低融解ぞうげ質陶材は、セラムコII(Ceramco II)陶材の620kg/mm2に比較し、520kg/mm2のビッカース硬度を有する。本発明の組成物は、義歯の形成に使用する場合、従来の陶材組成物に比べ減少した硬度のために、一層容易な研磨性を有することを特徴としている。
実施例1−5は、表1に示した本発明の好ましい組成物の製造および使用を説明し、得られた歯科陶材品位の特性を表2に示す。
実施例1
実施例1では、酸化物を混合し、融解し、次いで粉砕し、乳白剤および顔料を配合することにより、表1に示した組成を有する低融解温度の陶材を製造した。得られた陶材は、800℃未満の融解温度および30℃乃至430℃で約12.1ppm°K-1のCTEを有していた。得られた材料の試料は、表3のスケジュールに従い焼成したとき、低融解粉末不透明体では、表2に示した特性を有していた。焼成のスケジュールは、乾燥3分、450℃での予熱3分、Hg29インチの減圧下90℃/分の速度で、450℃から785℃に加熱し、765℃で減圧を解き、加熱を785℃まで続けた。
実施例1A
本発明の実施例1Aの低融解陶材組成物を実施例1と同様な方法で製造したが、ただし実施例1Aでは表1に示した組成を有した。
実施例2
本発明の実施例2の低融解陶材組成物を、実施例1と同様な方法で製造したが、ただし実施例2では表1に示した組成を有した。
実施例2A
実施例1の操作に従ったが、ただし実施例1の表1の組成物の代わりに、実施例2Aでは表1Aに示した組成物を使用した。
実施例3
実施例2に開示したようにして製造したガラスフリット3部と有機ゲル1部を混合してペーストを形成することにより、金属に被覆した陶材を有する義歯を製造した。ゲルは、グリセリン、ブチレングリコール、ジエチレングリコール、防腐剤、セルロース、シリカ、及び水からなっていた。次いでペーストを金属基体材料に刷毛塗りし、ペースト被覆物を形成した。実施例3では表1に開示したようにして製造した結晶1部を、ペースト被覆物各4部にたいし、ペースト被覆物に振りかけ、金属基体上の被覆物内に埋まった結晶を有するペーストを形成した。結晶の埋まったペースト被覆物を、5分乾燥し、450℃で5分予熱し、次いで90℃/分の速度で、450℃から765℃の間はHg29インチの減圧下で、785℃に加熱し、785℃に1分保持することにより焼成し、光屈折性表面不透明の陶材層を形成した。
実施例4
実施例4では表1の組成を有するガラスフリットの3部と、水の1部を混合し、濃いペーストを形成した。このペーストを、実施例3の不透明陶材層の外面に刷毛塗りした。
実施例4Aおよび4B
実施例4の操作に従ったが、ただし表1の実施例4でのガラスフリットの代わりに、実施例4Aまたは4Bでは表1Aのガラスフリット組成物を使用した。
実施例5
実施例4の操作に従ったが、ただし使用したガラスフリットは実施例5では表1に開示したものである。
ぞうげ質/エナメル質層
実施例5A
従来の歯科セラミックパラジウム−金−銀合金上の実施例3の生成物である不透明陶材層上に、実施例4の生成物の2部を塗り、次いで実施例5の生成物の1部を別個に添加し、100℃で5分乾燥し、450℃で5分加熱し、次いで35℃/分の速度で、450℃から720℃の間はHg29インチの減圧下で、740℃まで加熱し、歯冠上にぞうげ質エナメル質層を形成した。
実施例5B
実施例4の操作に従ったが、ただし使用したガラスフリットは実施例5Bでは表1に開示したものである。
実施例5C
実施例5Aの操作に従ったが、ただし実施例3および4のガラスフリットを、それぞれ実施例5Bおよび5Cでは表1に開示したガラスフリットと置き換えた。
Figure 0004209946
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実施例1−5の組成物を、表3のスケジュールに従い焼成した。すなわち、実施例2および3の組成物を、先ず3分乾燥し、次いで450℃に3分予熱し、水銀29インチの減圧下70℃/分の速度で450℃から785℃まで加熱することにより焼成した。765℃で減圧を解き、加熱を785℃まで続けた。
実施例6
VITA Zahnfabrikの16のLuminTM色調、1のAO色調、及び1のBO色調に着色した実施例1の生成物の各15gを含む18のびん;白、灰色、ピンク、紫、黄土色、黄、黄褐色、オレンジまたは赤褐色に着色した実施例1Aの組成物の各15gを含む変性陶材の9のびん;Ceramco, Inc.販売のカービング液の120mlを含むびん;及び2のフィネッス オペーク シェイド ファン(Finesse Opaque Shade Fan)を支持し、包んでいる粉末不透明体キット容器を準備した。各びんは、ねじ山を切った本体と、ネジ山を切ったキャップを有していた。各色調のファンは、18の陶材チップを有していた。各チップは、表3に示したように焼成後、実施例1および1Aの着色した組成物の一つを含むびんの一つの内容物の色調を示した。
実施例7
実施例2に開示のようにして製造し、VITA Zahnfabrikの16のLuminTM色調、1のAO色調、及び1のBO色調に着色したペースト不透明陶材の各2mlを含む18の注射器;ゲルと混合し、白、灰色、ピンク、紫、黄土色、黄、黄褐色、オレンジまたは赤褐色に着色した実施例2Aの組成物の各3mlを含む変性陶材の9のびん;実施例3の組成を有する結晶の10gを含むびん:ペーストを塗るためのブラシ;Ceramco, Inc.販売のOpaque Modifier Liquidの15mlを含むびん;及び2のOpaque Shade Fanを支持し、包んでいるペースト不透明体キット容器を準備した。各色調のファンは陶材チップを有していた。各チップは、分配し表3に示したように焼成した後、18の注射器および9のびんにおいて、実施例2および2Aの組成物の一つを示した。
実施例8
合金金属を歯冠形に成形し、合金を合金製造業者の指示に従って酸化または脱気して、義歯を製造した。実施例1の粉末不透明陶材組成物を、蒸留水と混合し、薄いペースト状コンシステンシーにした。不透明ペーストを、薄い均一層で合金に塗り、僅かに濃縮して、合金の外面に均一被覆物を形成した。次いで被覆した合金を表3に従って焼成した。次いで、実施例1の粉末不透明組成物の第2被覆を、合金に塗り、合金を完全にマスクした。次いで、不透明変性物を塗布した。僅かに濃縮し均一な被覆外面を形成した後、被覆合金を表3に従い焼成した。義歯生成物は、焼成後僅かな光沢を有していた。
実施例8A
実施例8の生成物の1部に、表1に示した組成を有する実施例4の生成物の2部、次いで表1の実施例5の生成物の1部を塗布した。この被覆物を、実施例4の表3に従い焼成した。
実施例9
合金金属を歯科ブリッジ形に成形し、合金製造業者の指示に従いその合金を酸化または脱気して義歯を製造した。ブラシを使用して、実施例2の不透明ペースト組成物を、薄い均一層で合金に塗った。ブラシ被覆した合金を、23℃で10分乾燥し、次いで表3に従い焼成した。実施例2のペースト不透明陶材組成物の第2被覆を合金に塗り、合金を完全にマスクした。次いで不透明変性物を塗布した。ついで、結晶をペースト不透明体の第2層に振りかけ、被覆した合金歯ブリッジ修復物を、表3に従い焼成した。焼成後、修復物は紙やすり様またはエメリーボード様外観を有していた。
実施例9A
実施例9の生成物の1部に、表1に示した組成を有する実施例4の生成物の2部、次いで表1の実施例5の生成物の1部を塗布した。次いで、この被覆物を実施例9Aでは表3に従い焼成した。
本発明を、その特別の実施態様に関しかなり詳細に説明してきたが、本発明は上記実施態様に限定されるものと見なすべきではなく、本発明の精神および請求の範囲から逸脱することなく他の方法でも使用できることを理解すべきである。

Claims (18)

  1. 40乃至65重量%のSiO2、6乃至12重量%のAl23、6乃至12重量%のNa2O、5.5乃至10.5重量%のK2O、1乃至3重量%のLi2O、0.8乃至2.5重量%のCaO、0.5乃至4重量%のB23、0.1乃至0.8重量%のCeO2及び0.01乃至3.0重量%のP25からなり、11.5乃至12.5ppm・K-1〔30乃至430℃〕の熱膨張係数を有する、義歯に使用するための低融解温度の陶材組成物。
  2. 800℃未満の融解温度および義歯に適する金属またはセラミック基質と相容性の熱膨張係数を有する、請求の範囲1の陶材組成物。
  3. 更に0.5乃至2重量%のTb23、及び1乃至3重量%のMgOからなる、請求の範囲1の陶材組成物。
  4. 更に少なくとも0.4重量%のY23からなる、請求の範囲1の陶材組成物。
  5. 当該組成物が、60乃至65重量%のSiO2、8乃至12重量%のAl23、7乃至12重量%のNa2O、5.5乃至9.0重量%のK2O、1.5乃至3重量%のLi2O、1.2乃至2.5重量%のCaO、1.5乃至4.0重量%のB23、及び0.1乃至0.6重量%のCeO2からなる、請求の範囲1の陶材組成物。
  6. 更に0.5乃至3重量%のMgOからなる、請求の範囲5の陶材組成物。
  7. 更に0.5乃至1.5重量%のTb23からなる、請求の範囲5の陶材組成物。
  8. 更に10乃至20重量%のZrO2からなる、請求の範囲5の陶材組成物。
  9. 更に5乃至10重量%のY23−SiO2からなる、請求の範囲5の陶材組成物。
  10. 当該組成物が、40乃至47重量%のSiO2、6乃至8重量%のAl23、8乃至12重量%のNa2O、9.0乃至10.5重量%のK2O、1乃至2重量%のLi2O、0.8乃至1.5重量%のCaO、0.8乃至1.5重量%のB23、及び0.3乃至0.8重量%のCeO2からなる、請求の範囲1の陶材組成物。
  11. 当該組成物が、約705℃の加工温度および約12乃至13ppm・K-1〔20乃至500℃〕の熱膨張係数を有するガラスフリット組成物である、請求の範囲1の陶材組成物。
  12. セラミック基質に融合された請求の範囲11の陶材組成物。
  13. 金属またはセラミック基質に融合された請求の範囲11の陶材組成物。
  14. 当該組成物が、60乃至65重量%のSiO2、8乃至12重量%のAl23、7乃至12重量%のNa2O、5.5乃至9.0重量%のK2O、1.5乃至3重量%のLi2O、1.2乃至2.5重量%のCaO、1.5乃至4.0重量%のB23、及び0.1乃至0.6重量%のCeO2からなる、請求の範囲11の陶材組成物。
  15. 当該組成物が、40乃至47重量%のSiO2、6乃至8重量%のAl23、8乃至12重量%のNa2O、9.0乃至10.5重量%のK2O、1乃至2重量%のLi2O、0.8乃至1.5重量%のCaO、0.8乃至1.5重量%のB23、及び0.3乃至0.8重量%のCeO2からなる、請求の範囲11の組成物。
  16. 容器支持物により支持された少なくとも3個の容器により囲まれた請求の範囲1の陶材組成物。
  17. 58乃至65重量%のSiO2、6乃至12重量%のAl23、7乃至12重量%のNa2O、5.5乃至18.0重量%のK2O、1.5乃至3重量%のLi2O、1.2乃至2.5重量%のCaO、0.5乃至4重量%のB23、0.1乃至2.0重量%のCeO2及び0.01乃至3.0重量%のP25からなり、11.5乃至12.5ppm・K-1〔30乃至430℃〕の熱膨張係数を有する、義歯に使用するための低融解温度の陶材組成物。
  18. 40乃至47重量%のSiO2、5乃至8重量%のAl23、6乃至12重量%のNa2O、9.0乃至10.5重量%のK2O、1乃至3重量%のLi2O、0.8乃至3.0重量%のCaO、0.8乃至2.0重量%のB23、0.3乃至1.0重量%のCeO2及び0.01乃至3.0重量%のP25からなり、11.5乃至12.5ppm・K-1〔30乃至430℃〕の熱膨張係数を有する、義歯に使用するための低融解温度の陶材組成物。
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