JPH02218584A - 工業用ロボット - Google Patents

工業用ロボット

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JPH02218584A
JPH02218584A JP3967389A JP3967389A JPH02218584A JP H02218584 A JPH02218584 A JP H02218584A JP 3967389 A JP3967389 A JP 3967389A JP 3967389 A JP3967389 A JP 3967389A JP H02218584 A JPH02218584 A JP H02218584A
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JP
Japan
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arm
pulley
shaft
wrist
motor
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JP3967389A
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Yukio Otani
行雄 大谷
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、手首機構を有する工業用ロボットに係わり、
特に手首機構駆動のための駆動力伝達機構及び減速機構
の改良に関するものである。
「従来の技術」 従来、塗装や溶接等の作業を人間に代わって行う自動機
として、動作プログラムを変更することにより多様なワ
ークにフレキシブルに対応可能な工業用ロボットが用い
られている。そして、多種な工業用ロボットの中でも、
より入間に近い動きが可能な、手首機構が先端部に設け
られた回動自在なアームを有する工業用ロボットがよく
用いられている。
そして、このような工業用ロボットの手首機構の駆動系
としては、前記アームの後端等に設けられt;モータの
高速回転を、前記モータの出力軸に直結するようにして
設けられたハーモニックドライブ等の減速機により減速
し、この減速された低速回転をベルトやチェーン等を用
いt;伝達機構により手首機構に伝達して駆動する構造
や、前記モータの高速回転を前記伝達機構により手首機
構側に伝達し、この伝達された高速回転を、手首機構側
に設けられた減速機により減速して駆動する構造が採用
されていた。
「発明が解決しようとする課題」 ところが、上記のような工業用ロボットは、下記のよう
な改善すべき問題点を有していた。
すなわち、手首機構の各自由度毎に高価でエネルギー損
失の大きな、ハーモニックドライブ等の減速機を設けな
ければならず、結果として、ロボットのコスト高、及び
手首機構を駆動するモータの大容量化を招いていた。
また、減速機を手首側に設けた場合には、前記伝達機構
のベルトはモータ側から手首機構側までの間を高速で周
回することになり、ざらにモータが手首機構に対して離
れて配置されていればいる程周回距離が長くなるので、
前記ベルト等が振動し易かった。このため、前記ベルト
等のすべり及び外れ等が生じ易く、またロボットが発生
する騒音が大きいという問題があった。
さらに、減速機を手首機構側に設けた場合には、手首機
構が大型化するとともに、手首機構の重量が大きくなり
、例えば手首機構を設けたアームの動作特性等が悪くな
るという不具合をもたらしていた。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされI;ものであ
って、手首機構を駆動するための回転伝達機構が、振動
が少なく、減速機能を有するものとされている工業用ロ
ボットを提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段」 本発明の工業用ロボットは、回動自在に設けられたアー
ムと、該アームの先端部に設けられた手首機構と、前記
手首機構を駆動するモータと、該モータの駆動力を手首
機構に伝達するための伝達機構とを具備する工業用ロボ
ットにおいて、前記伝達機構は、前記モータの出力軸に
設けられた第一の巻掛部と、前記手首機構の入力軸に設
けられた第二の巻掛部と、前記出力軸と入力軸との間に
位置され、第三の巻掛部と該第三の巻掛部より小径とな
って前記第三の巻掛部と同期して回転される第四の巻掛
部とを有する減速プーリと、前記第一の巻掛部と第三の
巻掛部とを連結する第一のベルトと、前記第二の巻掛部
と第四の巻掛部とを連結する第二のベルトとより構成し
たことを特徴としている。
「作用」 本発明の工業用ロボットにおいて、手首機構を駆動する
モータの出力軸と手首機構の入力軸との間に設けられた
減速プーリの、前記出力軸側と連結される第三〇巻掛部
の径寸法は、前記入力軸側に連結される第四の巻掛部の
径寸法よりも大きくなっているので、上記出力軸の回動
は順次減速されて前記入力軸に伝達される。
このため、前記伝達機構は減速機能を有することになる
また、前記モータの出力軸と同じ回転数で高速に回転す
るプーリは、前記出力軸に設けられた第一のプーリのみ
となり、他のプーリは前記出力軸よりも低速で回転する
ことになる。このことは、ベルトの振動の加振周波数を
平均的に低減する作用がある。
さらに、前記伝達機構は多段状に構成されているので、
ベルトが取り付けられるスパン(間隔)が短くなる。こ
のことは、ベル1〜の固有振動数を高める作用がある。
「実施例」 以下、本発明の一実施例を第1図〜第4図により説明す
る。
第1図は、6自由度多関節型工業用ロボットの全体を示
す図である。図において、符号lで示すものはベースで
ある。ベースlの上には、旋回駆動部2が設けられてい
る。旋回駆動部2の上には、ベースlに固定された軸線
Aを中心として回動する旋回ベース3が設けられている
。旋回ベース3の上には、旋回ベース3に固定され軸線
Aと直交する軸線Bを中心として回動する第1アーム4
が設けられている。また、旋回ベース3の上には、第1
アーム駆動部5が設けられている。
そして、第1アー・ム4の先端部には、第1アーム4に
固定され軸線Bと平行な軸線Cを中心として回動する第
2アーム6(アーム)が設けられている。この第2アー
ム6と第1アーム4の連結部には、第2アーム駆動部7
が設けられている。また、第2アーム6の後部には、手
首駆動部8が設けられている。
さらに、第2アーム6の先端には、手首機1iI19が
設けられている。手首機構9には、ケース10゜ケース
11及び取付軸12が設けられている。ケース10は、
第2アーム6に固定され軸線Cに平行な軸線りを中心と
して回動するようになっている。ケース11は、ケース
lOに固定され軸線りに直交する軸線Eを中心として回
動するようになっている。取付軸12は、aポットに作
業をさせるための作業ツール等を取り付けるもので、ケ
ース11に固定され軸線Eに直交する軸線Fを中心とし
て回動するようになっている。
以下、各部(旋回駆動部2.第1アーム駆動部5゜第2
アーム駆動部7.第2アーム6、手首駆動部8゜手首機
構9)の構成について順次説明する。
まず、旋回駆動部2は、内部に旋回ベース3の支持機構
、及び旋回ベース3を回動させるためのモータ等が設け
られたものである。
そして、第1アーム駆動部5は、内部に第1アーム4の
支持機構等、及び第1アーム4を回動させるためのモー
タが設けられたものである。
また、第2アーム駆動部7は、内部に第2アーム6の支
持機構等、及び第2アーム6を回動させるためのモータ
が設けられたものである。
つぎに、第3111m、 $4図ニヨリ、!27−46
、手首駆動部81手首機構9について詳細に説明する。
第3図は、第2アーム6、手首駆動部8及び手首機構9
の水平断面図であって、第4図のI−1断面視図である
。また、第4図は第2アーム6の縦断面図である。
第3図において、符号6で示すものが、前記第2アーム
である。第2アーム6は、第3図、第4図に示すように
、全体として箱状をなしており、略直方体状のアーム本
体部6 a 、l、該アーム本体部6aの端部に形成さ
れ、アーム本体s6 aの中心線Gに対して直交する方
向に張り出す室6cを有するアームベース部6bとより
なるものである。
そして、前記室6cの第4図において向う側の側面には
、開口部6dが設けられている。
また、第3図において、全体として符号8で示す部分が
前述の手首駆動部である。前記アームペルス部6bの図
において上側すなわち第1アーム4の側には、前記開口
部6dを覆うように取付座13が設けられている。取付
座13は、取付穴13a、13b、13cが一直線状に
ならんで形成されたもので、該取付穴13a、13b、
13eの軸線が、第4図に示すように、前記アーム本体
部6aの中心線Gに対して上方にHだけ離れ中心線Gに
平行な平面上に配されるようにして、前記アームベース
部6bに取り付けられている。
取付座13の取付穴13a、13b、13cの中心線上
には、それぞれモータ14,15.16が設けられてい
る。モータ14,15,16は、その出力軸14a、1
5a、16aがそれぞれ取付穴13 a、 l 3 h
、 13 cより前記室6c内に突出し軸方・向が第2
アーム6の長手方向と直交するように配されて、取付座
13に固定されている。
まt;、取付座13の前記室6cと反対側には、モータ
14,15.16を覆うようにケース17が取り付けら
れている。
ここで、前記寸法Hはケース17の寸法に対して十分大
きく設定され、第2図に示すように、第1アーム4と第
2アーム6が一直線状になるように第2アーム6が回動
しても、ケース17と第1アーム4とは干渉しないよう
になっている。
また、モータ14,15.16の出力軸14亀。
15a、16aの先端には、それぞれ歯付ベルト用のプ
ーリ18,19.70 (第一の巻掛部)が固定されて
いる。
そして、前記アームベース部6b内で、前記アームベー
スR6bと前記アーム本体l56aとの接合部付近であ
って、前記軸線りよりも比較的前記モータ14,15.
i6に近い位置には、第3図。
第4図に示すように、プーリ軸35が設けられている。
プーリ軸35は、第2アーム6の長手方向に直交するよ
うに配されて、アームベース部6bの側壁に固定されて
いる。このグーり軸35には、プーリ車20,25.3
0 (減速プーリ)が設けられている。このプーリ車2
0,25.30は、それぞれ大径の歯付ベルト用のプー
リ21,26゜31(第三の巻掛部)と小径の歯付ベル
ト用のプーリ22,27.32 (第四の巻掛部)を有
するもので、それぞれ大径のプーリ21,26.31が
前記プーリ18,19.70に対向する位置に配され、
それぞれ軸受23・24.28・29゜33・34を介
して、プーリ軸35に回動自在に取り付けられている。
ここで、プーリ21,26.31の歯数は、それぞれ、
プーリ1g、19.70の歯数よりも多く設定されてい
る。
つぎに、第3図において、全体として符号9で示す部分
が前述の手首機構である。図において63は前記第2ア
ーム6のアーム本体部である。このアーム本体部6aの
先端部の第1アーム4側(図において上側)には、前述
のケース10が設けられている。ケース10は、ケース
本体部10bと、該ケース本体部10bの一側面より伸
びる円筒状の軸部10a (入力軸)と、ケース本体部
10bの他の側面より前記軸部10aの軸線に対して直
交する方向に伸びる円筒部10cとよりなるものである
。このケースlOは該軸部10aが前記アーム本体部6
aの側面から前記アーム本体部6a内に突出するように
配されて、軸受40を介して前記アーム本体6aの側壁
に取り付けられ、軸線りの回りに回動自在になっている
また、ケースlOの軸部10aの外周には、歯付ベルト
用のプーリ36(第二の巻掛部)が固定されている。
ここで、プーリ36の位置は、プーリ36と前述の手首
駆動部8のプーリ車20のプーリ22とが相対向するよ
うになっている。また、プーリ36の歯数は、前記プー
リ車20の小径のプーリ22の歯数よりも多く設定され
ている。
前記軸部10a内の軸線り上には、軸43(入力軸)が
設けられている。軸43は、軸線上に貫通穴を有する中
空構造をしており、一端がアーム本体部6a内に他端が
前記ケース本体部10b内に突出するように配されて、
軸受44,45を介して前記軸部10a内に取り付けら
れ、軸線りの回りに回動自在になっている。この軸43
の前記ケース本体部10b内に突出する側の端部外周に
は、傘歯車49が固定され、またアーム本体部6a備の
端部外周には、前述の手首駆動部8の/−り車25の小
径のプーリ27と相対向する位置に、歯付ベルト用のプ
ーリ37(第二の巻掛部)が固定されている。ここで、
プーリ37の歯数は、前記プーリ車25のプーリ27の
歯数よりも多く設定されている。
軸43内の軸線り上には、軸46(入力軸)が設けられ
ている。軸46は丸棒状をしており、端が軸43の一端
部より前記ケース本体部10b内に突出し、他端が軸4
3の他端部より伸び前記アーム本体部6b内に突出する
ように配されている。この軸46は、軸受4?、48を
介して軸43内に取り付けられ軸線りの回りに回動自在
になっている。そして、この軸46の前記ケース本体部
10b側の端部には傘歯車51が固定され、また、前記
アーム本体部6a側の端部には、前述の手首駆動部8の
プーリ車30の小径のプーリ32と相対向する位置に、
歯付ベルト用のプーリ38(第二の巻掛部)が固定され
ている。ここで、プーリ38の歯数は、前記プーリ車3
0のプーリ32の歯数よりも多く設定されている。
ケースIOに形成された円筒部10cの軸線E上には、
前述のケース11が設けられている。ケース11は、ケ
ース本体部llbと、該ケース本体部11bの一側面よ
り伸びる円筒状の軸部11aと、該ケース本体部11b
の他の側面より前記軸部11aの軸線に対して直交する
方向に伸びる円筒部11cとよりなるものである。この
ケース11は、前記軸部11aが前記ケース本体部10
b内に伸びるように配され、前記軸部11aが軸受53
,54を介して前記ケース10の円筒部loc内に取り
付けられ、前記軸線Eの回りに回動自在になっている。
そして、前記軸部11aの端部には、前記傘歯車49と
所定のバックラッシをもってかみ合うように配されて、
傘歯車50が固定されている。ここで、この傘歯車50
の歯数は、前記傘歯車49の歯数よりも多く設定されて
いる。
ケース11の軸部11a内の軸線E上には、軸55が設
けられている。軸55は、丸棒状をしており、一端が前
記軸部11aの一端部より前記ケース本体部11b内に
突出し、他端が前記軸部11aの他端部より前記ケース
本体部10b内に突出するように配され、軸受63,6
4を介して前記軸部11a内に取り付けられ、軸線Eの
回りに回動自在になっている。この軸55の前記ケース
本体tob側の端部には、前記傘歯車51と所定のバッ
クラッシをもってかみ合うように配されて傘歯車52が
固定され、また、前記ケース本体11b側の端部には、
傘歯車56が固定されている。
ここで、上記傘歯車52の歯数は、前記傘歯車51の歯
数よりも多く設定されている。
ケース11の円筒部lie内の軸線F上には、前述の取
付軸12が設けられている。取付軸12は、丸棒状をし
ており、一端がケース本体部11b内に、他端が前記円
筒部lieより手首機構9先端側に突出するように配さ
れて、軸受58.59を介して前記円筒部11cに取り
付けられ、軸線Fの回りに回動自在になっている。この
取付軸12の前記ケース本体部11b内に位置する端部
には、前記傘歯車56と所定のバックラッシをもってか
み合うように配されて傘歯車57が固定されている。こ
こで、該傘歯車57の歯数は、前記傘歯車56の歯数よ
りも多く設定されている。
そして、第2アーム6内には、無端歯付ベルト60.6
1,62,65,66.67が設けられている。まず、
無端歯付ベルト60,81.62(第一のベルト)は、
アームベース部6b内において、それぞれプーリ18と
プーリ21.プーリ19とプーリ26.プーリ70とプ
ーリ31に取り付けられて周回するようになってる。ま
た、無端歯付ベルト65,66.67 (第二のベルト
)は、アーム本体部6a内において、それぞれプーリ2
2とプーリ363プーリ27とプーリ37゜プーリ32
とプーリ38に取り付けられて周回するようになってい
る。
そして、また各モータは、図示していない制御装置によ
り、その始動、停止及び動作の速さと向きを制御される
ようになっている。
つぎに、上記の構成よりなるロボットの動作について説
明する。
まず、旋回駆動部2内に設けられたモータ等が動作する
と旋回ベース3が回動する。これにより、ロボットの第
1アーム4.第2アーム6、手首機構9を含む旋回ベー
ス3上に取り付けられた部分が軸線Aの回りに回動する
(以下、この回動を“旋回動作”と呼ぶ。)。
また、第1アーム駆動部5内に設けられたモータが動作
すると第1アーム4が回動する。これにより、第1アー
ム4及び第2アーム6、手首機構9を含む第1アーム4
に取り付けられた部分が軸線Bの回りに回動するC以下
、この回動を“アーム前後動作″と呼ぶ。)。
また、第2アーム駆動部7内に設けられたモータが動作
すると第2アーム6が回動する。これにより、第2アー
ム6及び手首機構9を含むtIg2アーム6に取り付け
られた部分が軸線Cの回りに回動する(以下、この回動
を“アーム上下動作”と呼ぶ。)。
また、モータ14が動作しその出力軸14aが回動する
と、その回動は、プーリ18.無端歯付ベルト60.プ
ーリ21を介してプーリ車20に減速されて伝わり、プ
ーリ車20が、前記出力軸14aの回動速度に対して、
プーリ18とプーリ21の歯数比倍だけ低速度で回動す
る。そして、このプーリ車20の回動は、プーリ22.
無端歯付ベルト65.プーリ36を介してケース10の
軸部10aに減速されて伝わり、ケースlOが、前記プ
ーリ車20の回動速度に対して、プーリ22とプーリ3
6の歯数比倍だけ低速度で回動する。
これにより、ケース10及びケース11.取付軸12を
含むケース10に取り付けられI;ものが軸線りの回り
に回動する(以下、この回動を“手首曲げ動作”と呼ぶ
。)。
まt;、モータ15が動作しその出力軸15aが回動す
ると・、その回動は、前述の手首曲げ動作の場合と同様
に、プーリ19.無端歯付ベルト61゜プーリ車25の
プーリ26・27.無端歯付ベルト66、プーリ37に
より、二段階に減速されて軸43に伝わり、軸43が、
前記出力軸15aの回動速度に対して、プーリ19とプ
ーリ26及びプーリ27とプーリ37の歯数比倍だけ低
速度で回動する。そして、この軸43の回動は、傘歯車
49.50により、傘歯車49と50の歯数比倍だけ減
速されて、ケース11の軸部11aに伝わり、ケース1
1が回動する。これにより、ケース11と取付軸12を
含むケース11に取り付けられたものが軸線Eの回りに
回動する(以下、この回動を“手首振り動作”と呼ぶ。
)。
さらに、モータ16が動作しその出力軸16aが回動す
ると、その回動は、前述の手首曲げ動作の場合と同様に
、プーリ70.無端歯付ベルト62、プーリ車30のプ
ーリ31・32.無端歯付ベルト67、プーリ38によ
り、二段階に減速されて軸46に伝わり、軸46が、前
記出力軸16aの回動速度jこ対して、プーリ70とプ
ーリ31及びプーリ32とプーリ3Bの歯数比倍だけ低
速度で回動する。そして、この軸46の回動は、傘歯車
51.52により、傘歯車51と52の歯数比倍だけ減
速されて、軸55に伝わり、さらにこの軸55の回動は
、傘@$56.57により、傘歯車56と57の歯数比
倍だけ減速されて、取付軸12に伝わり、取付軸12が
回動する(以下、この回動を“手首捻り動作”と呼ぶ。
)。
そして、図示していない制御装置は、各モータの始動、
停止及び動作の速さと向きを制御することにより、上記
各軸の動作(旋回動作、アーム前後動作、アーム上下動
作9手首曲げ動作1手首振り動作1手首捻り動作)の始
動、停止及び動作の速さと向きを制御する。これにより
、取付軸12に取り付けられた作業ツール等は、各動作
の動作範囲内において、空間上を3次元的に所定の軌跡
を描いてかつ所定の速度で移動させられるとともに、各
時点で所定の方向に向けられる。こうして、ロボットは
所望の作業をすることになる。
ここで、上記制御方法としては、従来と同様の方式によ
ることができる。
本実施例の工業用ロボットは、以下のような効果を奏す
る。
第一に、モータ14,15.16の駆動力をそれぞれ、
ケース10.ケース11.取付軸12に伝達するための
伝達機構において、一つの無端歯付ベルトが取り付けら
れる一対のプーリ及び亙いにかみ合う一対の傘歯車の歯
数は、いずれも、伝達方向下流側(モータから遠い側)
のプーリあるいは傘歯車の方が、伝達方向上流側(モー
タに近い側)のプーリあるいは傘歯車よりも多く設定さ
れている。このため、モータ14,15.16の出力軸
14a、15a、16aの回動は、前記伝達機構により
減速されて、それぞれ、ケース10゜ケース11.取付
軸12に伝達される。このため、特にハーモニックドラ
イブ等の減速機を使用せずに、−収約な高速・低トルク
のモータを使用して、ロボットに必要な高トルクを得る
ことができる。
したがって、ロボットのコストが低減できるとともに、
第2アーム6及び手首機構9の重量を低減でき、ロボッ
トの動作特性が向上する。また、エネルギー損失のおお
きな減速機を用いる必要がないため、モータ14,15
.16の容量を低減することができる。
第二に、第2アーム6内の無端歯付ベルトによる伝達機
構は、プーリ軸35を境にして二段階に行われる構造と
なっているので、各無端歯付ベルトの取り付はスパン(
間隔)が短くなっており、各無端歯付ベルトの固有振動
数が大きくなっている。また、モータ14,15.16
の出力軸14a、15a、16aと同じ回転数で高速に
回転するグーり車は、前記出力軸に固定されたプーリ車
18.19.70のみとなり、他のプーリ車は前記出力
軸よりも低速で回転するので、前記複数の無端歯付ベル
トの振動の加振周波数は平均的に低減されている。した
がって、各無端歯付ベルトの振動が起き難く、それに起
因する無端歯付ベルトの歯飛び、外れが生じ難いととも
に、ロボットの騒音が小さい。
第三に、第2アーム6は第1アーム4に片持状に取り付
けられているため、第2アーム6が大きく回動しても第
1アーム4と第27−ム6の干渉が起こらない。また、
第4図に示すように、第1アーム4と第2アーム6とが
一直線上に配されるように第2アーム6が回動しても、
前記ケース17と第1アーム4は干渉しない。このため
、前記アーム上下動作の動作範囲を従来よりも大きくす
ることができる。
第四に、前記アーム上下動作9手首曲げ動作。
手首振り動作において回動する部材(それぞれ、第2ア
ーム6、ケース10.ケース11)は、それらを支持す
る部材(それぞれ、第1アーム4゜第2アーム6、ケー
ス10)に片持状に取り付けられている。これにより、
例えば手首曲げ動作軸では第3図において符号Yで示す
ような狭あい部が、前記各軸部に一箇所のみとなる。こ
のため、構造が簡単で組立作業がし易く、またメンテナ
ンスが容易である。
第五に、手首機構9駆動用モータ14,15゜16と手
首機@9は、第2アーム6の側面から第1アーム4の方
に伸びるように配設されている。
このため、モータ14,15,16と手首機構90重量
は、第2アーム6等の重量により第2アーム6を支持す
る軸受に加わる負荷モーメントを打ち消すように作用す
る。これにより、前記軸受の寿命が長い。
第六に、モータ14,15.16の駆動力を手首機構9
まで伝達する手段としては取り付け、取り外しが容易な
ベルトが用いられている。このため、第2アー八6の組
立作業が容易で分解点検等のメンテナンス作業が容易で
ある。
なお、本実施例においては、巻掛部材として、歯付ベル
トを使用したが、これに限るものでなく、たとえば、平
ベルトやチェーン等を用いても同様の効果が得られる。
また、本実施例では、減速プーリ(プーリ車20.25
.30)は、各伝達機構毎に一つ設けたが、同様の減速
グーりを複数設けて、さらに多段階に伝達が行われる構
成としてもよい。
「 発明の効果 」 本発明の工業用ロボットは、モータの駆動力を手首機構
に伝える伝達機構が減速機能を有しているため、減速機
をもうける必要が無い。したがって、ロボットのコスト
を低減できるとともに、伝達系のエネルギー損失が減り
手首機構を駆動するモータの容量を低減することができ
るという効果を有する。
また、モータの駆動力を手首機構に伝える伝達機構にお
いて、ベルトの固有振動数が高く、加振周波数が平均的
に低減されているので、ベルトの振動が起き難い。した
がって、これに起因する、ベルトのすべり及び外れが生
じ難いという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示す図である。 第1図は工業用ロボット本体全体の斜視図であり、第2
図はロボットの姿勢を示す図であって、ロボットを側面
より見た図である。 また、第3図は手首駆動部と手首機構の水平断面図であ
って、後述の第4図のI−I断面視図である。さらに、
第4図は第2アームの縦断面図である。 6・・・アーム(第2アーム)、 9・・・・・・手首機構、 !4.Is、16・・・・・・モータ、14 a、 1
5 a、 16 a−=−・−出力軸、10a・・・・
・・入力軸(軸部)、 43.46・・・・・・入力軸(軸)、18.19.7
0・・・・・・第一の巻掛部(プーリ)20.25.3
0・・・・・・減速プーリ(プーリ車)21.26.3
1・・・・・・第三の巻掛部(プーリ)22.27.3
2・・・・・・第四の巻掛部(プーリ)36.37.3
8・・・・・・第二の巻掛部(プーリ)Ol 2・・・・・・第一のベルト(無端歯付ベルト)、 65゜ 66 。 7・・・・・・第二のベルト(無端歯付ベルト)、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 回動自在に設けられたアームと、該アームの先端部に設
    けられた手首機構と、前記手首機構を駆動するモータと
    、該モータの駆動力を手首機構に伝達するための伝達機
    構とを具備する工業用ロボットにおいて、 前記伝達機構は、前記モータの出力軸に設けられた第一
    の巻掛部と、前記手首機構の入力軸に設けられた第二の
    巻掛部と、前記出力軸と入力軸との間に位置され、第三
    の巻掛部と該第三の巻掛部より小径となって前記第三の
    巻掛部と同期して回転される第四の巻掛部とを有する減
    速プーリと、前記第一の巻掛部と第三の巻掛部とを連結
    する第一のベルトと、前記第二の巻掛部と第四の巻掛部
    とを連結する第二のベルトとより構成したことを特徴と
    する工業用ロボット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106965204A (zh) * 2017-05-20 2017-07-21 重庆卓来科技有限责任公司 一种工业机器人

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