JPH02218388A - 縫製生地端制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は縫製生地端制御装置に関するものである。

〔従来の技術〕

第６図、第７図は従来の縫製生地端制御装置を示し、ｌ
はミシンのアーム、２は針、３は上生地及び下生地、４
は生地３を生地端に対し掻き込み・掻き出すため上生地
の上面及び下生地の下面に夫々対接せしめた移動ローラ
、５はこの移動ローラ４の駆動用傘歯車、６はその駆動
軸、６ａはモータ、７は生地端センサ、７ａはその基準
点、８は布押え、９は上生地・下生地間に介挿された分
離板である。

このような従来の縫製生地端制御装置では生地３の布送
り線ＮＬ上に位置する移動ローラ４は、生地端センサ７
の生地端検出情報に基づいて、傘歯車５及び駆動軸６を
介してモータ６ａにより時計方向若しくは反時計方向に
回転して生地３をミシンの送り歯による生地移動方向と
交差した方向、即ち矢印Ｙ方向又はその反対方向に進退
させて生地の掻き込み・掻き出しを行い、生地端３ａと
針落ち点２ａとの距離（縫い代）を常に所定値に維持し
て適性な縫製を行うようにしている。

即ち、生地端が生地端センサ７上の基準点７ａに達して
いない場合には、移動ローラ４は生地端を基準点７ａに
位置させるべく反時計方向に回転して生地３を図中上方
へ移動させる。

又、生地端が生地端センサ７の基準点７ａを越えている
場合には、前述とは反対に生地端が基準点７ａに来るま
で移動ローラ４を時計方向に回転して生地３を図中下方
へ移動させる。

〔発明が解決しようとする課題〕

然しなから上記のような従来の装置では生地の掻き込み
・掻き出しを行う移動ローラ４が常時生地３に接触して
おり、これら移動ローラ４はその周面に軸方向のギザを
付ける等によってミシンの送り歯による生地移動方向と
交差する方向に生地を積極的に進退せしめるものであり
、ミシンの送り歯による生地移動に対してはこれを阻止
する働きをする。従ってミシンの送り歯によって生地が
移動された場合送り歯と移動ローラの引き合いによる生
地の伸びで上下の生地が上記移動方向に互いに相対的に
ずれる傾向（イサリ）を生じ、且つ縫い代精度が低下す
るようになる。

本発明は上記の欠点を除くようにしたものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の縫製生地端制御装置は縫製生地を生地端に対し
掻き込み・掻き出すための移動ローラと、この移動ロー
ラの回転機構と、生地送り歯による生地送り方向以外の
生地の移動を阻止するための生地保持輪と、上記移動ロ
ーラと生地保持輪を生地送り歯の上下進退運動に同期し
て交互に生地に対し離、接せしめる機構とより成ること
を特徴とする。

〔作　用〕

本発明の縫製生地端制御装置においては生地送り歯によ
って生地が送られるとき生地を生地端に対し掻き込み・
掻き出すための移動ローラが生地から離れ、生地送り歯
によって生地が送られないときのみ移動ローラが生地に
接するようになる。

〔実施例〕

以下図面によって本発明の詳細な説明する。

本発明においては第１図〜第３図に示すように上生地３
のための移動ローラ４をヘッド１０によって回転自在に
支持し、このヘッド１０を例えばバイモルフ電歪素子１
１によって支持せしめ、この電歪素子１１を第４図、第
５図に示すようにミシンの生地送り歯１２の上下進退運
動に同期する同期駆動機構１３によって附勢し、生地送
り歯１２が下生地３に接するときは移動ローラ４が上方
に移動されて上生地３から離間し、生地送り歯１２が下
生地３から離間するときは移動ローラ４が下方に移動さ
れて上生地３に接するようにする。

尚、上記移動ローラ４は従来装置と同様駆動軸６によっ
て駆動しても良いが上記第１図〜第３図に示すようにベ
ルト１４によって駆動しても良い。

又、本発明の縫製生地端制御装置においては移動ローラ
４が上生地３から離間したとき上生地３がずれるおそれ
があり、これを防ぐため第４図、第５図に示すように移
動ローラ４が上生地３に接したとき上生地３から離間し
、移動ローラ４が上生地３から離間したとき接するよう
にした生地保持輪１５を例えば上記ヘッド１０によって
支持し、生地送り歯１２による生地移動方向にのみ回動
自在ならしめる。

尚、上記移動ローラ４と生地保持輪重５の相対運動を実
現するためには例えば上記へラド１０を軸１６を中心と
して揺動自在ならしめ、この軸１６の左右に移動ローラ
４と生地保持輪１５を配置し、上記バイモルフ電歪素子
１１によって上記ヘッド１０を上記軸１６の周りに交互
に揺動せしめるようにすれば良い。

上記生地保持輪１５の外周には移動ローラ４と同様軸方
向のギザを設けることが出来る。

又、上記移動ローラ４と生地保持輪１５の生地に対する
押し正量は２００〜３００ｇＦで十分なことが実験的に
知られており、上記電歪素子１１自体の作動力で十分で
あるが必要に応じてはスブリングを用いることが出来る
。又、電歪素子１１による上下動のストロークは０．５
〜ｌｌｌｌ１１であり、市販のもので十分対応可能であ
る。

尚、下生地３のための移動ローラ４に対しても上記と同
様の構成を附加出来ることは勿論である。

〔発明の効果〕

本発明の縫製生地端制御装置は上記のような構成である
から生地の掻き込み・掻き出しを確実に行うことが出来
、イサリを発生することなく、且つ縫い代精度を向上す
ることが出来る。

歯車、６・・・駆動軸、６ａ・・・モータ、７・・・生
地端センサ、７ａ・・・基準点、８・・・布押え、９・
・・分離板、１０・・・ヘッド、１１・・・バイモルフ
電歪素子、１２・・・生地送り歯、１３・・・同期駆動
機構、１４・・・ベルト、１５・・・生地保持輪、１６
・・・軸。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の縫製生地端制御装置の平面図、。 第２図はその正面図、第３図はその一部の詳細図、第４
図、第５図はその動作説明図、第６図は従来の縫製生地
端制御装置の正面図、第７図はその一部の平面図である
。 １・・・ミシンのアーム、２・・・針、２ａ・・・針落
ち点、３ａ・・・生地端、３・・・上生地及び下生地、
４・・・移動ローラ、５・・・全集　４　菌 島５［株］ あ　６目

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）縫製生地を生地端に対し掻き込み・掻き出すため
   の移動ローラと、この移動ローラの回転機構と、生地送
   り歯による生地送り方向以外の生地の移動を阻止するた
   めの生地保持輪と、上記移動ローラと生地保持輪を生地
   送り歯の上下進退運動に同期して交互に生地に対し離、
   接せしめる機構とより成ることを特徴とする縫製生地端
   制御装置。
2. （２）上記移動ローラと生地保持輪を交互に生地に対し
   離、接せしめる機構が上記移動ローラと生地保持輪を揺
   動軸の両側に配置したヘッドと、このヘッドを上記揺動
   軸を中心に揺動せしめるバイモルフ電歪素子と、このバ
   イモルフ電歪素子を生地送り歯の上下進退運動に同期し
   て駆動せしめる機構とより成る請求項１記載の縫製生地
   端制御装置。