JPH02217604A - アンカーボルト固定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はアンカーボルトの固定方法に関するものである
。

（従来の技術及びその問題点） アンカーボルトには、基端が１字状に湾曲し、コンクリ
ート層に埋設して固定されるもの、及びアンカーボルト
打込み穴内にて、該ボルトの軸部を開き、穴を内面から
突っ張って固定するもの等がある。

アンカーボルトをコンクリートによって固定する場合、
アンカーボルトを埋設する穴を相当大きく開設する必要
があり、手間がかかり、又、コンクリートが完全に固化
するまで使用出来ない不便がある。

又、打込み穴を内面から突っ張って固定するアンカーの
場合、軸部に切割り溝を施し、又、打込み力を軸の開き
力に変換するためのテーパ部材を内蔵しなければならず
、構成が複雑となりアンカーボルトのコストが高くなる
。

本発明は、構成簡単にして、打ち込み後は直ちに使用で
きるアンカーボルトの固定方法を明らかにするものであ
る。

（課題を解決する手段） 上記目的を達するために本発明のアンカーボルトの固定
手段は、アンカーを打込むべき地盤、壁面等の打込み面
に打込み穴（６）を開設し、該打込み穴（６）に、埋設
軸部（１）の最大径が前記打込み穴（６）の直径と同じ
或は該直径よりも少し大きなアンカーボルトを打ち込み
、アンカーボルトを打込み穴（６）に圧入状態で固定す
ることを特徴とする。

（作用及び効果） アンカーボルトを圧入状態に、穴に打ち込むため、打込
み穴（６）はアンカーボルトの軸径程度の大きさでよく
、穴明は作業はドリル等にて簡単に行なうことができる
。

アンカーボルトを穴に圧入して固定するため、アンカー
ボルトの打込み後、ただちに該ボルトを使用できる。

アンカーボルトは真直軸部の単純な形状で可く、従来の
軸部開き型のアンカーボルトに比べて、ボルト自体の製
造コストを低減できる。

（実施例） 以下、実施例に基づいて本発明を具体的に説明する。

第１図に示すアンカーボルトは、地盤に埋設される埋設
軸部（１）と、地盤から臨出するネジ軸部（２）とが一
体に繋がり、真直軸体に形成されている。

埋設軸部（１）の外周面には軸方向に延びる突条（３）
と溝条（４）とが、周方向に交互に形成されており、該
埋設軸部（１）の先端部は先細に形成されている。

ネジ軸部（２）の上端には、該ネジ軸部（２）よりも小
径の叩き部（７）が隆起形成されている。

然して、ドリル等にてアンカーボルト固定地盤にアンカ
ーボルト打込み穴（６）を開設する。

打込み穴（６）の穴径は、アンカーボルトの埋設軸部（
１）の最大径よりも僅か小さく、穴深さは該埋設軸部（
１）の長さよりも少し大である。

アンカーボルトの叩き部（５）をハンマーで叩いて、或
は動力式ボルト打込み機によって、アンカーボルトの埋
設軸部（１）を打込み穴（６）に打ち込む。

埋設軸部（１）の最大径は、打込み穴（６）の径よりも
僅か小さいため、埋設軸部（１）が圧入状態に穴に嵌合
し、アンカーボルトは強固に係止される。

アンカーボルトが穴に打込まれる際、大面がボルトの埋
設軸部（１）によって削られると共にボルトの埋設軸部
（１）が変形するが、埋設軸部（１）には周方向に突条
（３）と溝条（４）が交互に形成されており、溝条（４
）と大面との間に埋設軸部（１）の変形を許容する隙間
が生じるので、アンカーボルトの打込みによって、地盤
が割れることは防止される。

又、埋設軸部（１）の全長に亘って打ち込み穴と強固に
係合しているため、アンカーボルトの取付は安定性は良
好である。

尚、埋設軸部（１）は、軸心に直交する断面形状が略三
角形、楕円径、矩形等種々の形状で実施可能である。

又、アンカーボルトの埋設軸部（１）の最大径と、打込
み穴（６）の穴径とが等しい場合でも、上記同様の効果
を奏する。

又、アンカーボルトの埋設軸部（１）をバイブ状に形成
することにより、アンカーボルト打込み時の埋設軸部（
１）の変形が容易となり、楽に打込みできる。

第３図は、アンカーボルトの埋設軸部（１）に複数の横
穴（１１）を開設し、アンカーボルト打込み時に、予め
該横穴に接着剤（８）を充満させておき、打込み穴（６
）内での接着剤の流出によって、接着効果を期待できる
ものである。

第４図は、接着剤（８）を充満したカプセル（９）をア
ンカーボルトの先端に接着剤等により取り付け、或は該
カプセルを前記打込み穴（６）に沈めておき、アンカー
ボルトの打ち込みによって、カプセルを破壊し、接着剤
を穴とボルトとの間の隙間に充満させて接着効果を得る
ものである。

アンカーボルトの埋設軸部（１）に孔（１２）を開設し
ておけば、該孔に接着剤が侵入して、−層接着効果が高
まる。

第５図は、２液温合式の２つの接着剤カプセル（９１）
　（９２）をアンカーボルト先端に取り付けたものであ
る。

アンカーボルト打込み時、２つのカプセルが割れて、夫
々のカプセルに収容されていた液が混ざって所期の接着
効果を得ることができる。

２つのカプセルの一方にセメント、他方のカプセルに水
を収容しておくと、カプセルの破壊によってセメントと
水が混じりあって硬化し、接着効果が得られる。

本発明は上記実施例に限定されることはなく、特許請求
の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図はアンカーボルトの一実施例の正面図、第２図は
第１図ｎ−ｎ線に沿う断面図、第３図は他の実施例のア
ンカーボルトの基端の断面図、第４図は接着剤入りカプ
セルを具えたアンカーボルトの基端の断面図、第５図は
２液温合式接着剤カプセルを具えたアンカーボルトの基
端の断面図である。 （１）・・・埋設軸部　　　　（２）・・・ネジ軸部（
６）・・・打込み穴

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）アンカーボルトを打込むべき地盤、壁面等の打込
   み面に打込み穴（６）を開設し、該打込み穴に、埋設軸
   部（１）の最大径が打込み穴（６）の直径と同じ或は該
   直径よりも少し大きなアンカーボルトを打ち込み、アン
   カーボルトを打込み穴（６）に圧入状態で固定すること
   を特徴とするアンカーボルト固定方法。